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学生と商店街の関係についての調査~船橋通り商店街を対象として~

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(1)学生グループ研究報告. 学生と商店街の関係についての調査 ~ 船橋通り商店街を対象として~. 研究代表者:西村 笙平. 共同研究者:鮎沢 優輝・太田 恭平・角下 龍一郎・小林 亮太. 櫻井 崇智・長野 大地・福田 康人. 第 1 章 研究の背景と目的 第 2 章 天理本通り商店街と近畿大学前商店街でのインタビュー調査 第 3 章 奈良県立大学生へのアンケート調査と船橋通り商店街でのインタビュー調査 第 4 章 船橋通り商店街でのイベント実施 第 5 章 イベントの成果 第 6 章 結論. 第 1 章 研究の背景と目的 かつて商店街は地域社会の拠点とて地域住民の生活を支える機能を果たしてきた。しか し、「シャッター街」などの言葉が一般的となるなど、近代化と経済合理化が進むなかで、 商店街はその機能を失い、衰退の一途を辿ってきた。中小企業庁によると商店街は超広域 型、広域型、地域型、近隣型の 4 つのタイプに分類されるが、主に郊外など、生活者の近 くに立地する地域型、近隣型では空き店舗の増加が目立ち、消滅の可能性がある。(※ 1 ) 奈良市船橋町にある船橋通り商店街は奈良県立大学に隣接している。大学に隣接してい るという特徴から、若者の利用が比較的多く、にぎわっているのではないかという印象を 持たれるかもしれない。しかし、船橋通り商店街も昭和期には栄えたが、店舗数は減少し、 一般歴な商店街の例外ではなく活気を失っている。 商店街は地域のイベントを行う主体や地域住民が行きかう場として、いまだに一定の機 能を持っており、商店街の消滅を見過ごすわけにはいかない。商店街が今後も、存続して いくためには商店街への関心を集めることが必要であり、特に若者の関心が必要である。 若者が寄り付きにくい地域で商店街に若者の関心を集めることは困難であるが、船橋通 り商店街のように大学という若者が集める機関に隣接する商店街で学生が商店街に関心を 持たないのはなぜかという疑問を持った。 本研究では船橋通り商店街を対象に商店街と学生の関係について調査する。調査方法は 奈良県立大学の学生へのアンケート調査、商店主へのインタビュー調査、 「近隣に大学が立 地している」という同じ条件下にある他地域の商店街との比較、学生が商店街に興味を持つ きっかけとなるイベント実施である。. 118.

(2) 学生と商店街の関係についての調査~船橋通り商店街を対象として~. 第 2 章 天理本通り商店街と近畿大学前商店街でのインタビュー調査 奈良県天理市にある天理本通り商店街と大阪府東大阪市にある近畿大学前商店街でイン タビュー調査を行った。天理本通り商店街は天理大学、近畿大学前商店街は近畿大学が近 接して立地しており、船橋通り商店街と同様の条件下にある。 この調査では商店街で店舗を営む店主にインタビューを行った。調査の概要は表 1 の通 りである。 この調査では商店街で店舗を営む店主にインタビューを行った。調査の概要は表 1 の通 りである。 この調査では商店街で店舗を営む店主にインタビューを行った。調査の概要は表 1 の通 (表 1)天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査の概要 (表 1) 天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査の概要 りである。 場所 日時 調査件数 調査件数 (表 1) 天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査の概要 (店舗) (学生) 場所 日時 調査件数 調査件数 調査① 天理本通り商店街 2019 年 9 月 11 日(水) 11 件 2件 (店舗) (学生) 調査② 天理本通り商店街 近畿大学前商店街 2019 2019 年 年 99 月 月 11 17 日(水) 日(火) 8件 12 件 調査① 11 件 件 調査の際の質問内容はあらかじめ統一しておいた。天理本通り商店街、近畿大学前商店 調査② 近畿大学前商店街 2019 年 9 月 17 日(火) 8件 1件 調査の際の質問内容はあらかじめ統一しておいた。天理本通り商店街、近畿大学前商店 街ともにチェーン店ではなく専門店を対象としている。調査をまとめたものが表 2 である。 調査の際の質問内容はあらかじめ統一しておいた。天理本通り商店街、近畿大学前商店 街ともにチェーン店ではなく専門店を対象としている。調査をまとめたものが表 2 である。 街ともにチェーン店ではなく専門店を対象としている。調査をまとめたものが表 2 である。 (表 2) 天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査結果. (表 2 )天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査結果 天理本通り商店街 近畿大学前商店街 (表 2) 天理本通り商店街、近畿大学前商店街での調査結果 質問① 「イベントで関りがある」 (複数) 「学生が多すぎて、一般人は寄り 天理本通り商店街 近畿大学前商店街 学生に対してど 「学生が商店街でサテライトショ 付きにくくなっている」 (複数) 「イベントで関りがある」(複数) 「学生が多すぎて、一般人は寄り 質問① のような印象を ップをしており、つながりを感じ 「イベントを学生が手伝ってくれ (複数) 学生に対してど 「学生が商店街でサテライトショ 付きにくくなっている」 持 っ て い ま す ている」(複数) ることはあるが、身近には感じて のような印象を ップをしており、つながりを感じ 「イベントを学生が手伝ってくれ か? いない」(複数) 持 っ て い ま す ている」(複数) ることはあるが、身近には感じて 質問② 「店の前をよく通るが店には入っ 「ほとんどない」(複数) か? いない」(複数) 「日に数人来るが、大学が近いこ 学生が商店街を てこない」(複数) 「店の前をよく通るが店には入っ 「ほとんどない」(複数) 質問② (喫 (和菓子店、土産店) とのメリットは感じていない」 利用する頻度は 「たまに来る」 「日に数人来るが、大学が近いこ 学生が商店街を てこない」(複数) ど の 程 度 で す 「部活後の学生の利用が多い」 (か 茶店、たばこ店) (喫 (和菓子店、土産店) とのメリットは感じていない」 利用する頻度は 「たまに来る」 らあげ店) か? ど の 程 度 で す 「部活後の学生の利用が多い」 (か 茶店、たばこ店) か? 質問③. らあげ店) 「店の後継ぎがいない」 (複数). 商店街の現状を 質問③ どのように感じ 商店街の現状を ていますか? どのように感じ. 「人通りが少なく活気がない」 (複 「店の後継ぎがいない」 (複数) 数) 「人通りが少なく活気がない」 (複. ていますか? 質問④ 商店街の今後に 質問④ ついてどのよう 商店街の今後に に考えています ついてどのよう か? に考えています. 「大学が長期休暇の際は人通りが. 数). 無くなる」(複数) 「大学が長期休暇の際は人通りが 「学生をターゲットにしたファス 無くなる」(複数) トフード店が増えた」(複数) 「学生をターゲットにしたファス. 「若い人にもっと利用してもらい. トフード店が増えた」(複数) 「若い人にもっと利用してもらい. たい」(複数) 「若い人にもっと利用してもらい 「後継ぎがいないので店舗が激減 たい」(複数) していくと思う」(複数) 「後継ぎがいないので店舗が激減 していくと思う」(複数). たい」(複数) 「若い人にもっと利用してもらい 「昔からある店はつぶれ、学生に たい」(複数) 需要がある飲食店が増えていくと 「昔からある店はつぶれ、学生に 思う」(喫茶店) 需要がある飲食店が増えていくと. か? 思う」(喫茶店) 天理本通り商店街と近畿大学前商店街はともにイベントなどで学生とのかかわりがある。 天理本通り商店街と近畿大学前商店街はともにイベントなどで学生とのかかわりがあ 飲食店など、業態によっては学生が利用する店舗もあるが、ほとんどの店舗で学生が利用 天理本通り商店街と近畿大学前商店街はともにイベントなどで学生とのかかわりがある。 る。飲食店など、業態によっては学生が利用する店舗もあるが、ほとんどの店舗で学生が することはないようであった。両者ともに長い歴史がある商店街なので 50 年以上営む老舗 飲食店など、業態によっては学生が利用する店舗もあるが、ほとんどの店舗で学生が利用 が多く、後継ぎがいないことが現状の課題であり、学生は通学路として利用することが商 することはないようであった。両者ともに長い歴史がある商店街なので 50 年以上営む老舗 奈良県立大学 研究報告第 12 号 119 店街の活気にはつながっていない様子であった。商店街の今後については、共通して学生 が多く、後継ぎがいないことが現状の課題であり、学生は通学路として利用することが商 店街の活気にはつながっていない様子であった。商店街の今後については、共通して学生.

(3) 学生グループ研究報告. 利用することはないようであった。両者ともに長い歴史がある商店街なので 50 年以上営む 老舗が多く、後継ぎがいないことが現状の課題であり、学生は通学路として利用すること が商店街の活気にはつながっていない様子であった。商店街の今後については、共通して や若者の利用が増えることを望む声が多かった。 学生や若者の利用が増えることを望む声が多かった。 天理本通り商店街は天理教の動向にも影響を受けるようで、天理教が衰退すると商店街 天理本通り商店街は天理教の動向にも影響を受けるようで、天理教が衰退すると商店街 の人通りが少なくなり、活気が失われるようであった。近畿大学前商店街は近畿大学の学 の人通りが少なくなり、活気が失われるようであった。近畿大学前商店街は近畿大学の学 生数が多いため、一般人が寄り付きにくくなるという問題が挙げられ、近接する大学の規 生数が多いため、一般人が寄り付きにくくなるという問題が挙げられ、近接する大学の規 模による違いが見られた。 模による違いが見られた。. この調査では各商店の特徴による違いはあるが、大学に隣接する商店街を学生が利用す この調査では各商店の特徴による違いはあるが、大学に隣接する商店街を学生が利用す ることは少なく、大学が隣接することによって商店街に活気が生まれていないという現状 が分かった。商店街を形成する店主は共通して、若者の利用が増えてほしいと考えている ることは少なく、大学が隣接することによって商店街に活気が生まれていないという現状 ことも分かった。 が分かった。商店街を形成する店主は共通して、若者の利用が増えてほしいと考えている ことも分かった。 第 3 章 奈良県立大学生へのアンケート調査と船橋通り商店街でのインタビュー調査 第本研究の対象である船橋通り商店街に対して、隣接する奈良県立大学の学生がどのよう 3 章 奈良県立大学生へのアンケート調査と船橋通り商店街でのインタビュー調査 に考えているのかを探るためにアンケート調査を実施した。調査の概要は以下の通りであ 本研究の対象である船橋通り商店街に対して、隣接する奈良県立大学の学生がどのように る。 考えているのかを探るためにアンケート調査を実施した。調査の概要は以下の通りである。 ● 調査の種類 :船橋通商店街に関する学生の意識調査 ● 調査の種類:船橋通商店街に関する学生の意識調査 ● 調査日 :2019 年(令和元年)7 月 24 日、25 日 ● 調 査 日:2019 年(令和元年)7 月 24 日、25 日 ● 調査対象 :奈良県立大学の学生 1~4 年生 ● 調 査 対 象:奈良県立大学の学生 1 ~ 4 年生 ● 配布数 :95 件 (表 3) 奈良県立大学の学生に対して行っ ● 配 布 数:95 件 ● 回収数 :95 件 たアンケートの回答者内訳 (表 3)奈 良県立大学の学生に対して ● 回 収 数:95 件 :100% ● 回収率 回答 人数 トの回答者内訳 比率 行ったアンケー ● 回 収 率:100% アンケートの回収数の内訳は表 3 の通り 1 年生 49 51.6% 回答 人数 比率 である。 アンケートの回収数の内訳は表 3 の通りである。 2 年生 1 年生 15 15.8% 49 51.6% 学年 3 年生 2 年生 16 16.8% 15 15.8% 1)船橋通り商店街を身近に感じるかどうか 1)船橋通り商店街を身近に感じるかどうか 学年 4 年生 3 年生 15 15.8% 16 16.8% 「そう感じる」が最も多い結果となった。「そう 「そう感じる」が最も多い結果となった。 15 15.8% 男性 4 年生 33 34.7% 「そう感じない」と「船橋通り商店街を知 感じない」と「船橋通り商店街を知らない」を合わ 33 34.7% 女性 男 性 59 62.1% らない」を合わせると「そう感じる」を上 性別 せると 「そう感じる」を上回ることから、学生の大 59 62.1% その他女 性 2 2.1% 回ることから、学生の大半が商店街を身近 性別 半が商店街を身近に感じているとは言えない。 その他 2 2.1% 未回答 1 1.1% に感じているとは言えない。 未回答 1 1.1% (グラフ 1) 1) (グラフ 船橋通商店街を身近に感じますか? 0. 10. 20. 30 37. そう感じる 28. そう感じない 13. どちらでもない. 12. 船橋通り商店街を知らない 無回答. 120. 40. 5.

(4) 学生と商店街の関係についての調査~船橋通り商店街を対象として~. 2)船橋通り商店街の店舗の認知度と利用の有無 船橋通り商店街の店舗の内、22 店舗を回答欄に設け、知っている店舗に印をつけるとい 2)船橋通り商店街の店舗の認知度と利用の有無 う形式でアンケートをとった。 船橋通り商店街の店舗の内、22 店舗を回答欄に設け、知っている店舗に印をつけるとい 「一店舗以上知っている」人が有効回答数 95 件の内、74 件であった。一人当たりに知って う形式でアンケートをとった。 いる店舗数は 3.46 店舗であった。 「一店舗以上知っている」人が有効回答数 95 件の内、74 件であった。一人当たりに知 利用したことがある店舗についても同様の形式でアンケートをとった。 っている店舗数は 3.46 店舗であった。 「一店舗以上利用したことがある」 回答者が有効回答数 95 件の内、37 件であった。一人当 利用したことがある店舗についても同様の形式でアンケートをとった。. たりに利用したことがある店舗数は 0.73 店舗であった。 95 件の内、37 件であった。一 「一店舗以上利用したことがある」回答者が有効回答数 人当たりに利用したことがある店舗数は 0.73 店舗であった。 店舗の認知度が低い現状があること、認知していても、店舗の利用に結びついていない 店舗の認知度が低い現状があること、認知していても、店舗の利用に結びついていない ことが分かった。 ことが分かった。 3)船橋通り商店街と消費活動以外での関わりをもつことへの関心 3)船橋通り商店街と消費活動以外での関わりをもつことへの関心 商店街と学生の関係として、生産者と消費者という関係だけでなく、地域社会の主体と 商店街と学生の関係として、生産者と消費者という関係だけでなく、地域社会の主体と してイベント等での関わりをもつことに対する学生の関心を探る。 してイベント等での関わりをもつことに対する学生の関心を探る。 「関心がある」が全体の約 50%を占めた。学生のなかで、商店街に対して消費者としての 「関心がある」が全体の約 50%を占めた。学生のなかで、商店街に対して消費者として 関わり以外での関わりを持つことへ一定の関心があることが分かった。 の関わり以外での関わりを持つことへ一定の関心があることが分かった。 (グラフ  (グラフ2) 2). (※ 2) (※2). 船橋通り商店街でフィールドワーク活動をすることに関心がありますか? 0. 10. 20. 30. 40. 60. 49. 関心ある 36. 関心ない 無回答. 50. 10. 第 4 章 船橋通り商店街でのイベント実施 第 4 章 船橋通り商店街でのイベント実施 第 3 章までの調査で、学生と商店街に対する心理的距離感があること、商店街に対する 第 3 章までの調査で、学生と商店街に対する心理的距離感があること、商店街に対する 学生の関心が薄いことが分かった。そこで、私たちは商店街に対する学生の関心を高める 学生の関心が薄いことが分かった。そこで、私たちは商店街に対する学生の関心を高める ために、船橋通り商店街の店舗を PR するイベントを実施した。イベントの概要は表 4 の通 ために、船橋通り商店街の店舗を PR するイベントを実施した。イベントの概要は表 4 の通 りである。 りである。 店舗を PR するポスターは船橋通り商店街の街灯柱に展示し、通行者の目に留まるように 店舗を PR するポスターは船橋通り商店街の街灯柱に展示し、通行者の目に留まるよう した。 (※3)YouTube で発信した動画の総再生回数(9 店舗の動画)は 2020 年 1 月 31 日時 にした。 3)YouTube で発信した動画の総再生回数 ( 9 店舗の動画)は 2020 年 1 月 31 日時 点で 250(※ 回だった。商店街のマップは 500 枚印刷し、商店街の店舗に配布したり、大学祭 点で 250 回だった。商店街のマップは 500 枚印刷し、商店街の店舗に配布したり、大学祭で で配布することで学生だけでなく地域住民の手にも渡った。 配布することで学生だけでなく地域住民の手にも渡った。. 奈良県立大学 研究報告第 12 号. 121.

(5) 学生グループ研究報告. (表 4) イベントの概要. (表 4)イベントの概要. 開催期間. 2019 年 10 月 28 日(月)~11 月 3 日(日). 場所. 船橋通り商店街. 実施内容. ①店舗を PR するポスターの展示 ②SNS を利用して、店舗を紹介する動画を発信 ③商店街のマップを作成し、学生に配布. イ ベ ン ト で PR. 「Café こよみ」、 「本と喫茶 月舟町」、 「GLUTEN FREE IS THE NEW BLACK」、. した店舗. 「CAFE&RESTAURANT POOL」 、 「とり清中浦鶏肉店」、 「ベーカリーフジタ」、 「八百又」、 「漢方薬局 香薬房」、 「アイボリー画材」. (写真 1). 商店街で展示したポスター. (写真 3). 店舗を紹介する動画のワン. (写真 2). 船橋通り商店街のマップ. (写真 1)商店街で展示したポスター (写真 2)船橋通り商店街のマップ. シーン. (写真 3)店舗を紹介する動画のワンシーン 第 5 章 イベントの成果 イベントの成果を探るため、イベントの後に奈良県立大学の学生にアンケート調査を行 第 5 章 イベントの成果 った。第 3 章で紹介したアンケート調査と主な質問内容を合わせた。調査の概要は以下の イベントの成果を探るため、イベントの後に奈良県立大学の学生にアンケート調査を 通りである。 行った。第 3 章で紹介したアンケート調査と主な質問内容を合わせた。調査の概要は以下 ● 調査日 :2019 年(令和元年)11 月 14 日、15 日 の通りである。 ● 調査対象 :奈良県立大学の学生 1~4 年生 ● 調 査 日:2019 年 (令和元年)11 ● 配布数 :105 件 月 14 日、15 日 ● 調査対象:奈良県立大学の学生 1 ~ 4 年生 ● 回収数 :105 件 ● 配 布 数:105 件 ● 回収率. :100%. ● 回 収 数:105 件 アンケートの回収数の内訳は表 5 の通りである。 ● 回 収 率:100% アンケートの回収数の内訳は表 5 の通りである。. 122.

(6) 学生と商店街の関係についての調査~船橋通り商店街を対象として~. (表 5) アンケート調査の回答者内訳. 調査の結果をイベントを認知してい 調査の結果をイベントを認知している る者と、認知していない者で比較する 者と、認知していない者で比較すること ことでイベントの成果を探る。. 回答 人数 比率 (表 5)アンケート調査の回答者内訳 1 年生 47 44.8% 回答 人数 比率 2 年生 26 24.8% でイベントの成果を探る。 学年 1 年生 47 44.8% 3 年生 14 13.3% 1)船橋通り商店街を身近に感じるかど 2 年生 26 24.8% 学年 4 年生 18 17.1% 3 年生 14 13.3% うか 1) 船橋通り商店街を身近に感じるかどうか 18 17.1% イベントを知っている回答者の中で 男 4 年生 28 26.7% イベントを知っている回答者の中で「そ 男 性 28 26.7% 「そう感じる」が最も多かった。しか 女 73 69.5% う感じる」が最も多かった。しかし、イベ 性別 女 性 73 69.5% し、イベントを知らない回答者より知 ントを知らない回答者より知っている回 性別 その他 2 1.9% その他 2 1.9% っている回答者のほうが「そう感じな 答者のほうが「そう感じない」が多かった。 無回答 2 1.9% 無回答 2 1.9% い」が多かった。 「どちらでもない」と 「どちらでもない」と「船橋通り商店街を知 知っている 56 53.3% 56 53.3% イベント知っている イベント 「船橋通り商店街を知らない」がイベ らない」がイベントを知っている回答者の の認知 の認知 全く知らない 49 46.7% 全く知らない 49 46.7% ントを知っている回答者のほうが少な ほうが少なかったことが特徴的であった。 かったことが特徴的であった。 学生の船橋通り商店街に対する心理的距離感を縮めたとは言い切れないが、イベントが 学生の船橋通り商店街に対する心理的距離感を縮めたとは言い切れないが、イベントが. 船橋通り商店街に対する関心を高めることに貢献できたと言える。 船橋通り商店街に対する関心を高めることに貢献できたと言える。. (グラフ (グラフ 3) 3) イベントを知っている n=56 イベントを知らない n=49 0.0%. 船橋通商店街を身近に感じますか? 10.0%. 20.0%. 30.0%. 40.0%. 46.4%. そう感じる. 32.7% 32.1%. そう感じない. 24.5% 17.9%. どちらでもない 船橋通り商店街を知らない 無回答. 50.0%. 28.6% 1.8% 10.2% 1.8% 4.1%. イベントを知っている イベントを知らない. 2)船橋通り商店街の店舗の認知度と利用の状況 2)船橋通り商店街の店舗の認知度と利用の状況 店舗以上の店舗を知っている」回答者の割合は、イベントを知っている回答者の内 「「1 1 店舗以上の店舗を知っている」回答者の割合は、イベントを知っている回答者の内 96.4%、イベントを知らない回答者の内73.5%であった。 73.5%であった。 「一人当たりに知っている船橋 96.4%、イベントを知らない回答者の内 「一人当たりに知っている船橋通 通り商店街の店舗数」 はイベントを知っている回答者で平均 店舗であり、イベントを り商店街の店舗数」 はイベントを知っている回答者で平均 5.985.98 店舗であり、イベントを知ら 知らない回答者で平均 2.96 店舗と、約 2 倍の差があった。 ない回答者で平均 2.96 店舗と、約 2 倍の差があった。 「1 店舗以上の店舗を利用したことがある」回答者の割合はイベントを知っている回答 「 1 店舗以上の店舗を利用したことがある」回答者の割合はイベントを知っている回答者 者の内 55.4%、イベントを知らない回答者の内 32.7%であった。「一人当たりに利用した の内 55.4%、イベントを知らない回答者の内 32.7%であった。「一人当たりに利用したこと. がある店舗数」はイベントを知っている回答者で 1.09 店舗イベントを知らない回答者で 0.55 店舗であった。. 奈良県立大学 研究報告第 12 号. 123.

(7) 学生グループ研究報告1.09 店舗イベントを知らない回答者 ことがある店舗数」はイベントを知っている回答者で. で 0.55 店舗であった。. イベントによって店舗の認知度の向上には一定の効果があったが、店舗の利用には結び イベントによって店舗の認知度の向上には一定の効果があったが、店舗の利用には結び つけることができなかった。 つけることができなかった。. 3)船橋通り商店街と消費活動以外での関わりをもつことへの関心 3)船橋通り商店街と消費活動以外での関わりをもつことへの関心 イベントを知っている回答者とイベントを知らない回答者を比較すると、イベントを イベントを知っている回答者とイベントを知らない回答者を比較すると、イベントを知 知っている回答者は「関心がある」が多く、「関心がない」が少なかった。 っている回答者は「関心がある」が多く、「関心がない」が少なかった。 結果に大きな差はなく、イベントの成果と大きく関連しなかったと考える。 結果に大きな差はなく、イベントの成果と大きく関連しなかったと考える。 (グラフ (グラフ 4) 4) イベントを知っている n=56 イベントを知らない n=49 0.0%. 船橋通商店街でフィールドワーク活動 をすることに関心がありますか?. 10.0%. 20.0%. 30.0%. 40.0%. 50.0%. 70.0%. 60.7%. 関心がある. 51.0% 37.5%. 関心がない. 無回答. 60.0%. 44.9% 1.8% 4.1%. イベントを知っている イベントを知らない. 第 第66章 結論 章 結論 船橋通り商店街のように大学と隣接する商店街であっても学生によって商店街が活気づ 船橋通り商店街のように大学と隣接する商店街であっても学生によって商店街が活気づ いているわけではないという現状があることが天理本通り商店街と近畿大学前商店街とい いているわけではないという現状があることが天理本通り商店街と近畿大学前商店街とい う同様の条件下にある商店街と比較することで分かった。このような現状の原因として、 う同様の条件下にある商店街と比較することで分かった。このような現状の原因として、 「商店街に対する学生の関心が薄いこと」が考えられると学生へのアンケート調査から分 「商店街に対する学生の関心が薄いこと」が考えられると学生へのアンケート調査から分 かった。 かった。 そして、商店街に対する学生の関心を高めるために、学生に商店街を PR するイベントを そして、商店街に対する学生の関心を高めるために、学生に商店街を PR するイベント. 実施した。このイベントの結果、商店街の店舗の認知度の向上や心理的距離感が縮まった を実施した。このイベントの結果、商店街の店舗の認知度の向上や心理的距離感が縮まっ ことが学生へのアンケート調査によって観察され、商店街に対する学生の関心が高まる成 たことが学生へのアンケート調査によって観察され、商店街に対する学生の関心が高まる 果が得られた。しかし、店舗を利用することにはほとんど効果が無かった。この原因とし 成果が得られた。しかし、店舗を利用することにはほとんど効果が無かった。この原因と てイベントの周知が充分にできていなかったことでイベントの効果を最大限に発揮できな してイベントの周知が充分にできていなかったことでイベントの効果を最大限に発揮でき かったことも考えられるが、 「店舗を紹介すること」に重心をおいたイベントの特性による なかったことも考えられるが、 結果であったと考えられる。 「店舗を紹介すること」に重心をおいたイベントの特性によ. る結果であったと考えられる。. 学生が主導でイベントを実施したことで学生だけでなく地域社会に対して、商店街と大 学のつながりを示す機会となり、多方面からの関心を高めるきっかけになる可能性を感じ た。店舗の利用促進にもつながり、商店街ならびに地域社会に賑わいを生むために、定期 的に学生と商店街の交流を生む取り組みを続けていくが 1 つの大きな鍵になるはずである。 124.

(8) 学生が主導でイベントを実施したことで学生だけでなく地域社会に対して、商店街と大 学のつながりを示す機会となり、多方面からの関心を高めるきっかけになる可能性を感じ た。店舗の利用促進にもつながり、商店街ならびに地域社会に賑わいを生むために、定期 学生と商店街の関係についての調査~船橋通り商店街を対象として~ 的に学生と商店街の交流を生む取り組みを続けていくが 1 つの大きな鍵になるはずである。. 参考資料 参考資料. 平成 30 年度 中小企業庁委託調査事業 「商店街実態調査報告書」 平成 30 年度 中小企業庁委託調査事業. 「商店街実態調査報告書」. 脚注 脚注 ※ 中小企業庁による商店街のタイプ分け ※11中小企業庁による商店街のタイプ分け 近隣型商店街. 最寄品中心の商店街で地元住民が日用品を徒歩又は自転車等により買い物を行う 商店街. 地域型商店街. 最寄品及び買回り品が混在する商店街で、近隣型商店街よりもやや広い範囲である ことから、徒歩、自転車、バス等で来街する商店街. 広域型商店街. 百貨店、量販店を含む大型店があり、最寄品より買回り品が多い商店街. 超広域型商店. 百貨店、量販店を含む大型店があり、有名専門店、高級専門店を中心に構成され、. 街. 遠 距離から来街する商店街. ※ 2 奈良県立大学では学生の学外での活動をフィールドワーク科目として単位認定する ※2. 奈良県立大学では学生の学外での活動をフィールドワーク科目として単位認定する制度がある。 (令. 制度がある。(令和 2 年 2 月時点). 和 2 年 2 月時点). ※ 3 奈良県立大学の学生が行っている地域活動を紹介するポスター、学生個人の表現に よるポスターも展示した。高津ゼミ、佐藤ゼミ、西尾ゼミ、村瀬ゼミ、なけん広告研究. ※3. 奈良県立大学の学生が行っている地域活動を紹介するポスター、学生個人の表現によるポスターも. 会の学生に協力していただいた。 展示した。高津ゼミ、佐藤ゼミ、西尾ゼミ、村瀬ゼミ、なけん広告研究会の学生に協力していただいた。. 奈良県立大学 研究報告第 12 号. 125.

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