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大動脈遮断・解除に伴う脳・脊髄微小循環の変動とそのメカニズム

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Academic year: 2021

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Title

大動脈遮断・解除に伴う脳・脊髄微小循環の変動とそのメ

カニズム( はしがき )

Author(s)

飯田, 宏樹

Report No.

平成13年度-平成15年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号13671570) 研究成果報告書

Issue Date

2003

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/659

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はしがき 胸・腹部大動脈癖字術に際して大動脈遮断・解除に伴う対麻痔を含む周術期中 枢神経系合併症は臨床上重要な課題である。大動脈遮断時には脳血管には血圧 上昇に伴う負荷がかかり,脊髄血管は虚血に陥る。それが一旦速断解除される と,遮断部以下を濯流した生理学的活性物質を多く含む血液が脳血管を濯流し, また脊髄血管でも同様に活性物質を含む血液で虚血後の再濯流がおこる。この ため脳と脊髄血管では異なった微小循環障害が引き起こされる可能性がある。 脳・脊髄血管が二酸化炭素分圧およびpHによって化学的調節を受けているこ と,血圧の変動に対しても神経性調節を受けていることは古くから知られてい る。しかし,脳脊髄血管床の各種化学的,生理学的刺激あるいは薬物に対する 反応,また化学的ないし神経学的調節に対する研究は,正常血管床に対するも のが主であり,虚血・再濯流後のような病的血管床における検討は充分になさ れているとは言い難い。 生体顕微鏡下に脳軟膜血管を血l血相の状態で直接観察する手技によって,摘 出血管での観察と異なり,血管がrestingtoneを有した状態からの反応,なら びに生体の反射的な調節性を含めての検討が可能となる。大動脈遮断・解除に 伴う脳・脊髄微小循環障害を検討し,その微小循環の変化のメカニズムを解明 することを目的とする。さらに,薬理学的(各種血管作動薬の投与)な刺激が 加わった場合の血管反応を評価し,大動脈遮断・解除に伴う虚血・再濯流障害 の周術期管理の際の,中枢神経障害を軽減する方法を探ることを目的とした。 今回の科学研究費,基盤研究(C)(2)による「大動脈遮断・解除に伴う脳・ 脊髄微小循環の反動とそのメカニズム」の研究成果報告書はこれらのことに基 づいて,平成13年度から平成15年度の3年間にわたって行った成果である。

参照

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