第404回集談会 日時:2008年12月22日(月)16:30~
場所:5階カンファレンスルーム
座長:臨床薬剤学教室准教授 中村 仁先生(内線 4410)
演者:薬剤学教室助教 林 貴史先生(内線 3407)
演題:専門薬剤師の認定と今後の可能性
要旨:薬剤師はすべての処方せんについて、調剤およびその患者の薬学的管理を行う能力を 持ち、患者、医師、看護師などと十分にコミュニケーションをとりながら実践できなけれ ばなりません。薬剤師業務は、近年、調剤業務から薬物療法の積極的な参画へと変遷して きた中で、各団体が専門薬剤師制度を創設しました。
中でも薬剤師の会員数が多い日本病院薬剤師会が認定する専門薬剤師制度は、がん、感 染制御、精神科、妊婦・授乳婦、HIV感染症の薬物療法に関する高度な知識と技術を兼ね 備えた薬剤師を認定するものです。すでに平成17年度より全国で、がん、感染制御、精 神科の各専門薬剤師が認定されており、今後、妊婦・授乳婦やHIV感染症の専門薬剤師認 定も順次進められることになっています。医療費の削減や医師不足について警鐘が鳴らさ れている中で、専門薬剤師が、各専門領域においてエビデンスに基づいた薬物療法を安全 かつ適切に提供し、チーム医療の一員として活躍することが期待されています。
薬学教育6年制のもと誕生する薬剤師の中には、日々の業務の中で研究を重ねて研鑽を 積み、得意な疾患領域での専門性を高めてスペシャリストとして活躍する薬剤師が誕生す るものと考えます。本集談会が、専門薬剤師の認定取得までに薬科大学として関与するこ とは何かを考える機会になればと思います。