八戸市の小売商業と都市化についての地理学的考察
ス ー パ … マ … ケ ッ ト の
立地動向と市街化区域
佐々木
し は じ め に
1932
年(昭和
S年)アメリカに出現し発達したス…パーマーケット
CP1Tスーパーとする〉
は ,
1952年日本にもとりいれられ,それ以降急速な発展者?とぜてきた。八戸市においても例 外ではなく近年スーパーの進出が顕著
iとなってきている。そこでソ
j、売業の中で‑も
れに斧う所得の著しい増大を背景
K近年成長が著しい八戸市のス…パーの立地動向を人 口,甫街化区域,立地地域との関連で考察してし九く。
立.人口,市街化区域とス…パー は)人口増滅状況
人口が多しゅ〉らといっ も考えもれる〉人口と
きいと断定することはできないが(所得などの地 との間にはかなり密接な関連があると思われる。そこで
ここで iまその人口の増滅状況を地区別にみて~)く。
八戸市を市役所の行政話分によち
17地区記分類し,昭和3
5年の各地区の人口を
100とし,
昭和5
0,5
5年の人口を指数であらわした均が図
1の人口増減国である。この留から地区別の 人口の増加・減少を概観してみると,三八城・長者・拍鏑なと冶中心市街地の人口と館・豊 崎・南浜などの市街地縁辺部の人口は停滞・減少傾向を示しているが,上長・下長・権域・
是
J11・大館・白銀などの中心指針地
iと隣接した地区の人口が著しく増加している。こ としては,中心市街地は中心題目街を含む地誌で一般住濯がはいりこむ余地がないといった 状態にあり, したがって住宅はその周辺地域に拡大せざる長えず上長・下長などの宅地化が しく,それに伴って人口が増加していると考え込れる。また館・豊崎などは農地がかなり 多く宅地化がほとんど行われていないため人口は停滞していると考えられるの
(2)
市能化区域の拡大
ーノぐ…の分布状況そ杷握するため八戸市役所作成の市街化区域盟を番考にする。これに よると,市
J11・下長・上長・根城・大舘・白銀地区が著しく拡大しているが,これは多賀台 団地(市
J11),是川団地(是
)I!) .姐ケ丘団地(大館) .白銀台団地(血銀)な
されたことなどの宅地化の進行による生主地の局辺地域への拡大によるとにろが大 きいと思われる
‑39
(3)
人口増減状況と市街化区域
スーパーの立地動向の指標として人口と市語化区域とを概観したが, これら
2つの指標に はどのような関連があるのか
ζ ζでみていきたい守層 lで人口 している上長・
どの中心市街地
K鱗接した地区と市街化区械が拡大している地区とは弓ば一致する。これは 市語化区域が拡大している地域は住宅自培造設など宅地化された地域であち,
ζれにより当 然人口が増大したものと患われ,人口増加撞域と市街化区議拡大地域とは街接な関連がある
という
ζと定まうかがえる
(4)
スーパーの立地状況
現在八戸市内
κスーパーがど、のよう しているのかその分布状況を明もかにしてし吋
oその擦,売場耐積
300n f 以上のスーパーと八戸信用金躍で、とりあげているス…パーとを総合 し,八戸車内
14会社
40屈を対象とした。図
2のスーパー立地状況をみると,昭手
1]45年ごろま では三八城・長者・吹上・小中野などの中心市街地への立地がほとんどであったが昭和記年 以蜂は根城・大館・指)
11.下長などの調辺地域への立地がめだってきている。また館・豊騎・
高浜
K'まスーパ…は全く立地しておらず,さらに吹上・柏崎・摂竣地区ではそれぞれ
1庖ず つ計
3Jおのスーパーが昭手
1]50年以降閉庖している。
(5)
人口増加地区・市街化区域拡大地区とスーパ…立場
どのような指標で詰舗を出すの のスーパ
4社の指標を総合すると,人口,モ
留2
ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト 立 地 状 況
41
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同タリゼーション,経済的条件(地錨・設備費など) .地スーパ…との競争条件,多岩舗政 策などがあげられる。国 2 のスーパ…立地状況をみると明らかに人口増加地棋,市街化~域
拡大地域ヘスーパーが進出していることがわかる。これについてスーパ一部の自舗設置の指 標を参考に考察すると,人口増加地区は購買力が大きいと考えられるし,また新しく市街化 区域
i乙編入された地域は都市化がさ法ど進行しておらず油価が安いということや能ス…パー がまだ、進出しておらず,競合する恐れがないなどの理由から近年乙れらの人口増加,市街化 広域拡大地域ヘスーパーが進出しているものと思われる。逆記入口が停滞している中心市街 地へもスーパ…が立地しているが
ζの地域は中心商宮前を含む地域で抱端域か i るも購買客 がかなり集中するためであろう。ま しているスーパー託ついては人口の減少に伴う購 買力の減少. f 出スーパーとの競争の議化などにより くされたものと考えられる
Q議.スーパーの変化
以前記立地したスーパーと近年立地したス…パーとの間には分布地区の他に彰態・様式な どの聞に荷らかの変化があると考えられるが,そのスーパーの変化について自舗語積,営業 時関,駐車場の有無,取扱い商品などを指標に考察してみる。
昭和
45年ごろまでに立地したス…パーのほとんどは小規模で駐車場設識もなし取扱い商 品の積類も少ない。それに対し昭和初年以降は多種頼の高品安扱い駐車場を完備した大型ス
ノぐーの議出がめだってきている。また夜間営業と称し,
22: 00ごろまで営業しているスー ぐーも立地してきている。その的コ?ーシャリズムの金頭により,新聞広告の普及,製造年 月自,単位当たり価格の表示などの普及,自動ドアの導入などの建物そのものの近代化など 清費者の要求の高変化・多様化に伴ったスーパー形態へ変化してきている。
ζれちの変化の として{告には生活水準の向上,共識さ,モータ
1)ゼ…ションの進行さら ι は他ス…パー との競争の激化などがあげられる。
IV.
ス…パーと立培地広
スーパーはその取扱っている高品のほとんどが食料品・日現雑貨などの最寄品であるため 地域と密着した商業活動安行っているように考えられる。そ乙でここで誌.スーパーとその 立培地区との関連を路舗面接,営業時間,駐車場の有無,取扱い蕗品を指標、に考察していく
中心議活街を有する三八域地区i ま抱地域から購買客が集中する地区なので,ニチイ,長崎 屋,イトーヨーカ堂などの衣・食・住を総合的に取扱う大型の全国スーパーが立地している。
吹上増区の市長病院前に立地するスーパ…誌かんづめ, くだものなどを多く扱い,病院の見
舞客などを対象としていると思われる
O柏崎地区で国道沿いに立端しているスーパーと根城
地医,小中野地区のス…パ‑
1は
L、ずれも底舗面積が広く大駐車場を完備し夜間営業を行
っているが,これはそ…タリゼーションに対応し広く題辺の顧客寄集めようとしたものと考 えられる。譲,自鍛,鮫地区は激業地域で鮮魚長取扱っているスーパーが多く,また換船を 対象として船舶食品(かんづめなど) .薬,たばこなどそ扱っているスーパ…もみられる。
また接地区の中でも郊外の大館地区よりに立地しているスーパーと市川地誌に立地している スーパーは中心商活復か色離れているため金料品・衣料・雑笠など総合的な大型スーパ…が している。よ民地区のスーパ…は八戸京前に立地し夜間営業を行っているが,
ζれは釈 を利用している通勤客を対象としていると考えられる
Q地域との関連性がほとんどみられないスーパーも存在しているがこれは大型スーパー 地や人口停滞
i乙対する適慢な打開策がとられていない,チェーン惑の中で利益が多くみ
ζま れる胞にだけ力を入れ 停滞している屈はなおざり記されているなどのスーパー側の嬰思の {告に,生活の一様化などの購買客観の要掘によるものと考えられる。
以上のス…パーと地域との関連は主
ζiス…パー側からみた考薬であり,購買客の動向,さ らにチェ…ン吉をもっスーパーの相宜関連についての調査を加味すればもっと地域性があ主 われたのではなしゅ〉と思われる。
v . おわりに
八戸市のスーパーは地域と密接な関連告もって高業活動会行っており,その成長は急接で ある。しかし最近では食品流通センターなどの凝似スーパ…が進出してきており,
の佑に岩手県,百お問などからも主義での購売客が集中している。これら凝桜スーパーと既存 のスーパーとの今後の対応のしかた,あるいは緩叡スーパーの立地動向などにも興味がもた れる。
本棋を作成するにあたり,御指導・御助言くださいました横山先生,水野先生な込びに資 料収集の際
ζi償宜を計っていただきました八戸市役所器市計画課,八戸信用金庫企画部の方
々に深く感謝致します。
‑資料〉
・ 永 野 元 ( 1
96お
・桑島勝雄(1973)
「小売商閣の講造
i乙対する仮説
j人文地理
円出合の居住地域の拡大と小売寵業
j地理学評論
46‑‑743‑