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ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質

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ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質

その他のタイトル Characteristics of the Agrarian Structure in Latin America

著者 木田 和男

雑誌名 關西大學商學論集

巻 9

号 1

ページ 59‑84

発行年 1964‑04‑08

URL http://hdl.handle.net/10112/00021607

(2)

59 

ラ テ

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ア メ

リ カ

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土 地

所 有

形 態

の 特

質 ︵

木 田

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の指導のもとに︑

で も

にいたるまで一種の﹁タプー﹂とされていた︒しかしながら︑

五 九

﹁ 進 歩 の た め の 同 盟 ﹂

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一九五九年にバチスタ

ラ テ ン

第二次世界大戦後︑

・ ア

メ リ

カ で

は ︑

土 地 所 有 形 態 の 特 質

アジアおよびアフリカの多数の国々で︑あいついで土地改革がおこなわれてきたが︑ラテン

メキシコ︑ボリビア︑あるいはグァテマラのようなごく一部の国をのぞいて︑土地問題は︑最近

成功したキューパのカストロ

Ca

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政 権

が ︑

いちはやく徹底的な土地革命に着手していらい︑ラテン・アメリカ

にわかに土地問題が活澄に論議されるようになり︑今日ではむしろ︑

Ba

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a

独裁政権の打倒に

土地をめぐる矛盾の激化を﹁上から﹂の改革によって緩和しようとする傾向がとくに

強くなっている︒

本稿は︑こうした自由主義的な土地改革案をあますところなく検討・批判し︑土地革命の目標を明らかにするた

めの準備段階として︑まず︑ラテン・アメリカの土地所有形態の特質を歴史的発展過程のなかに位置づけながら分

析し︑土地問題の真の所在をつきとめようと試みるものである︒

は し が

き .  アメリカにおける

(3)

数の上では一・五劣にしか相当しないのに︑ 農地総面積の仕ば三分の二ちかくを占めていたことにな

ラ テ ィ フ ン デ ィ オ

ラテン・アメリカにおける土地所有の形態には︑日ラティフンディオ

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1 1 巨 大 土 地 所 有 ︑

地所有の集中状況に端的に示されている︒たとえば︑面積一︑

000

ヘクタール以上の大農場が︑

総数の三彩にみたないにもかかわらず農地総面積の八〇彩を︑ヴェネズェラでは︑ 口ミニフン

ディオ

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1 1

零細土地所有︑

るが︑そのうちでもっとも支配的なのはラティフンディオである︒その強大な地位は︑ラテン・アメリカ諸国の土 国コムニダー

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d 1

1 共同体的土地所有の三つの基本的な形態があ

チリでは︑農場

四%を占め︑また︑グァテマラでは︑農場総数のわずか

O ・

一五彩にしか当らない五一六の大農場が農地全体の四

ェ ク ア ド ル で は ︑

O ・

︱七形にしか相当しない七

0

五の大農場が一デ七彩を占めている︒さらに︑プラジル

においては︑農地所有者の一・六形の手中に全農地のおよそ半分が集中し︑ニカラグァでも︑三六二人の大地主が

農地全体のゆうに三分の一以上を所有している︒同じような数字が土地改革前のボリビア︑キューバについてもみ

一 九

0

年に農場総数の六形たらずにしか当らない︑面積一︑

000

ヘ ク

ク ー

ル以上の大農場約五︑

000

で︑全農地の実に九二形を占めていたのである︒いま︑これをラテン・アメリカ全体

についてみると︑次頁第一表のようになる︒すなわち︑一九五

0

年 頃

に は

︑ 一

000

ヘクタール以上の規模を有する

大 農

場 が

る ︒

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単位

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によらず経営単位

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これらの土地所有の集中度をあらわす数字は、ラテン・アメリカの統計資料の往とんどすべてが所~

⑱ 

によっているので︑実際は︑もっと高くなるはずである︒

それにしても︑ ここに示されているような︑ラティフンディオのもとにおける高度の土地所有の集中は︑同じ規模

i

別統計をとるかぎり︑世界の他の地域において類例をみいだすことができないであろう︒ られるが︑とりわけボリピアでは︑ 一

彩 を

-•六彩にしかすぎないのに七

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六 〇

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木 田

大され︑それと同時に︑

I

 

進行した

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1表 ラテン・アメリカにおける土地保有の分配推計 (1950年中心)

農場規模 (ha)  農 場 数 ( % ) 農地面積   0‑20  72.6  3.7  20‑100  18.0  8.4  100‑1,000  7.9  23.0  1,000以上 1.5  64.9 100.0  100.0  Oscar Delgado, Estructura reforma agraria en  Latinoamerica.  (A.O. Hirschman, Latin American  Issues, p.  165より引用)

るエンコミェンダのもとでは︑

が︑共同体の土地を盗食しながらしだいに拡 本来︑ 原住民のインディオは︑ 領地にぞ

である︒スペインが新大陸に移植した﹁封建的植民形態﹂

︵ウェーバ︶であ

ところで︑同じ巨大土地所有のなかに︑股粟進化の地主的系列において発展 段陪を巽にする二つの類型がある︒すなわち︑半股奴制的な地主経営がおこ

ラティフンディオと︑大規校な

殺本主義的経常がおこなわれているプランテーション型

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ティフンディオとである︒

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アシェンダ型は︑植民時代にスペイン領アメリカでエンコミエンダ︑

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︑プラジルでセズマリア

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と称された植民制度に由来す

る封建的大土地所有が︑商品生産の発股に対応して﹁上から﹂再編・強化さ れた︑すぐれて過渡的な土地所有形態であり︑領主経営の●凪接的な転化形態

くする村落共同体

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内で土地を保有し︑領主より魂の救済と保幽をう

けるかわりに一定の直納

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と賦役

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身分であったが︑十六枇紀後半より︑低糖︑棉花︑獣皮︑

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の綸面が増大しはじめるとともに︑領主直営の股場

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一時的な賦役の位かに永続的な製場労働力を確保するために︑

の義務を負う農奴

タバコ︑カカオなどのいわゆる植民地物産

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インディオの債務奴隷化が

その後十八世紀の末期に︑あいつぐ戦争で窮乏した王財政の再建をはかろうとするスペイン絶対王政

なわれているアシェンダ型

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(5)

許されるかわりに︑ アシエンダ型ラティフンディオは︑ が︑エンコミエンダのなかに残存する共同体農民の貢納を直接に収取するために︑

廃止したことにより︑従来のエンコミエンダにおける封建的諸義務は完全に消滅し︑

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にもとづく地主経営への転化を完成した︒このようにして︑封建的エンコミエンダから半封建的アシェン

ダヘの推転がなしとげられたが︑ アシエンダの発展のためには︑インディオ共同体をみずから掌握し︑植民地貿易

を制限している本国絶対王政の植民地支配からの解放が︑必要であった︒十九世紀初頭にナボレオンのイベリア半

島侵入を契機としておこった︑スペイン領アメリカにおける独立運動は︑いかに民主主義的理念によって粉飾され

ていても︑本質的にはアシエンダの進展に道を清掃するための地主クリオーリョ

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の運動に低かならず︑﹁

1 9 1  

支配的な社会制度の変革︑階級諸関係の変更あるいは生活様式の改善﹂をともなうような︑プルジョア革命ではけ

っしてなかった︒したがって︑独立達成後の地主的農業は︑

におうじて︑絶対王政の支配をはなれたインディオ共同体の土地をきわめて広大な規模で収奪し︑債務奴隷制を強

化しながら発展した︒このアシェンダヘの土地集積の過程は︑帝国主義段階にはいって︑農産物の供給源としての

ラテン・アメリカ地域の重要性がいっそうたかまるにつれ︑跛行的なモノカルチュア経済を拡大再生産しつつますま

す 促

進 さ

れ ︑

イギリス産業革命を起点とする世界貿易の飛躍的増大

ここに︑異常なまでに巨大な土地所有が生ずることになった︒ 債務奴隷制

今日においてもなお︑

れている前資本主義的な搾取形態に立脚しているが︑そこには︑事実上の債務奴隷制である雇役借地と分益小作の

二つの形態がみられる︒雇役借地は︑ コロノ制度

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と総称さ

アシエンダに定着した農業労働者が︑そこでごく小面積の自給農地の耕作を

一週あるいは一年の一定日数を祖とんど無給で労働する義務を負うような︑﹁土地の代償として

の雁役﹂であり︑ラテン・アメリカの多くの国々において特有の制度となっている︒たとえば︑ペルーの典型的な

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土 地

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木 田

基 本

的 に

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領 主

経 営

は ︑

エンコミェンダ制度を究極的に

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土 地

所 有

形 態

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質 ︵

木 田

グァテマラのコーヒー農園の

労働力構成 1950

農場規模 C  ー農場当り平均

(カバリエリア) コロノ数 移動労働者数 1以下 18  1‑49  55  69  50‑99  214  164  100以上 280  208 

年間コーヒー生産量200キンタル以上の

も の 。

一年間の雇用労働数最高時における数字 1カバリエリア(caballeria)111. 5エーカ

Censo cafetalero,  1950,  p.149. (N.L.whett en,  Guatemara, The Land and the People,  p.101)の引用による

a, 

b•`•

c  

繁忙な時期においてさえ︑

その過半をコロノまたはモソ

グァテマラでは︑

その主要輸出商品であるコーヒーを栽培

動の自由を認められているものの︑実際には︑父祖代々アシ.エンダ内に住み︑分与地を耕作しながら︑とるにたら

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﹁日出から日没まで﹂地主のために労役を提供しなければならない︒こうし ない報酬をうけて一年に約一六

0

日 ︑

意志で土地をはなれることができず︑ アシエンダにおいては︑屈役は︑

﹁日地主側の賃金その他の義務が明示されない片務契約︒口労働者が自己の自由

︵農場の︶売却のさいには土地とともに譲渡されるような状態︒国一日一六 時間労働ーー八時間労働の規定に違反して︒四農場内で小面積の自己の土地を保有し︑週三日ないし四日地主のた めに働く労働者︒国ときには農場付属の店で掛買いした結果おこる債務奴隷制︒﹂によって特徴づけられるが︑なお そのほかに︑労働者が農監物を無償で運搬し︑その家族がほとんど︑あるいは全く無給で下婢

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として奉仕

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することを要求される場合がある︒またチリでインキリノ

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と呼ばれている農業労働者は︑形式的には移 た屈役は︑しばしば︑農繁期に﹁自由な﹂移動労働によっ

て補われることがあるが︑第二表に示されているように︑

している面積五〇カバリェリア︵約二︑

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ヘ ク タ ー ル

︶以上のフィンカ

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アシェンダの労働力は︑もっとも

の支払をうけることは︑ コ

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といわれる定着労働者の︑自給農地

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の代償としての役務に依存している︒この場合︑﹁自由な

﹂移動労働者

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のほうがコロノよりも高い労働

いうまでもない︒ここからも明ら

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で生活必甜品を市価よりも高く買い︑ かなように︑雁役借地は︑本来の債務奴隷制と同様︑

アシエンダ型ラティフンディオのもとにおける分益小作は︑ アシエンダに安価な労働力を確保するための一手段であり︑

つねに︑土地の分与による︑またときには債務による︑労働者の地主にたいする人格的隷属を前提としている︒

この雇役借地の派生的形態であり︑借地農業者が労

働のほかに経営資本の一部分を提供し︑﹁労働用具の一部分の所有者として︑自分自身の資本家として︑生産物の

一部分にたいする請求権をもつ﹂ような︑いわば︑地主経営になかば対立した分益制度とは異なり︑アシエンダの

縮小をではなく拡大を︑哀退をではなく発展をあらわすものである︒したがって︑アシエンダ型の分益小作は︑南

北戦争以前のアメリカ南部の奴隷経営における刈分小作share

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な前期狡本的性格をとくにはっきりとうきぼりしている︒分益小作形態は︑ラテン・アメリカでもとりわけ棉作地

帯に広範にみられるが︑棉花生産の発達したペルーの沿岸地方における分益小作制ygaconajeを例にとれば︑そ

こでヤナコナyanaconaと称せられている小作人は︑地主より農具︑役畜︑種子︑肥料その他生産に必要な﹁要具

一式﹂habilitacionの前岱しをうけ︑収穫時に生産物をもって︑地代とともに前借り分を利子をつけて支払う

が︑地主によって一方的にきめられた地代は高く︑不作の年には全収穫泣を吸収しつくし︑また︑﹁要具一式﹂に

たいして課せられる利子は︑法外な科利であることが多い︒さらに︑小作人は︑地主がアシエンダに経営する商店

﹁翌年の小作契約を確保するために﹂︑手元にのこされた作物を

市価よりも安く光ることをよぎなくされる︒なおその上に︑ ﹁かれは︑ふつう︑農道の保存︑灌漑溝の清掃︑その

仕かかれの栽培地の維持に必要な雑用をおこなうものと期待される﹂が︑もし︑地主が分益小作制による経営のか

たわら直営をおこなっているならば︑毎月一定の日数を無償で︑あるいは一般よりも低い賃金で麗役にしたがわね

ばならないだろう︒このようなヤナコナが凶年に背負うにいたった債務によって︑長期間アシェンダに緊縛される

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コロノ制度一般に固有

六 四

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は︑地主より耕作の譲許

六 五

︐  ことも少くない︒プラジルでも地主経営のも︑とで分益小作をおこなっているパルセイロ

P

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0 と呼ばれる階層

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をうけた土地に指定された作物を栽培し︑収穫物の一半を地代として納める

が︑地主との関係は﹁主従関係﹂にちかく︑日のこりの作物の売却は祖とんどすべて地主に委ねられ︑口契約の履

行が当事者ばかりではなくその家族にも強制され︑国バルセイロが譲許時の契約どおりの実績をあげえない場合に

は︑地主が︒ハルセイロの負担において他の労働者を雇用することができ︑国地主の承諾なしに土地を離脱したり︑

農場

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以外で労働することを禁ぜられており︑国譲許地の土地および設備の改善に要した費用の補償を認 g  められず︑大抵は無償で一定の雇役に従事する義務を負わされている︒

このような雇役借地と分益小作とによって特徴づけられるコロノ制度のもとでの労働は︑労働地代あるいは生産

物地代に制約される農奴の労働にちかく︑直接生産者にたいする﹁増産の刺戟﹂が祖とんどないために︑生産性も

きわめて低いが︑ アシエンダのおそろしく安い労働の価格と高い貸付金の利子とが︑土地の改良︑農業機械の導入

などの農場投資を妨げる結果︑労働生産性向上の可能性がとりのぞかれ︑﹁技術の停滞と生産者の債務奴隷化﹂とが

永続させられる︒コロノ制度の農業進化にたいする阻止的作用はさらに︑アシエンダ型ラティフンディオには一般

に不在地主制が支配的であり︑そのもとでは︑﹁首都で︑あるいはパリで豪奢な生活をすることができるような収

益だけを望む﹂地主から農場の管理を命ぜられたものが︑﹁長期的には重要な改良よりも︑さしあたり現金を必要

とする地主の要求に応ずるために︑目先の生産に集中せざるをえなくなる﹂ゆえに︑いっそう拍車をかけられるこ

とになる︒したがって︑この種の農業構造のもとで︑

い﹂ことは言うまでもなかろう︒

ラテン・アメリカの巨大土地所有のうちの大部分がなお依然として︑ ﹁高水準の生産能率と生活水準の向上が達成される見込がな

こうした半農奴制的なコロノ制度に基礎を

(9)

集中をもたらすけれども︑ ﹁経済的効果﹂に関しては大いに異なり︑

こ の

た め

一単位面積あたり収量︑および一労働者あたり収量は︑もちろん︑ア

シエンダ型にくらべてかなり高く︑平均水準を上回っている︒

は︑その﹁社会的効果﹂に関しては︑ プランテーション型ラティフンディオ

アシエンダ型と同じく土地独占の性格を有し︑富の集中を︑したがって権力の

一般に﹁経済開発を阻害するものとは言い得 の組織化と機械化が比較的に進んでいるため︑ プランテーション型ラティフンディオでは︑ コロノの労働よりも生産的な自由煎用労働に基礎をおき︑農業労働 るプランテーション型も存在する︒ 雇役借地および分益小作を徐々に純粋な賃労働におきかえながら︑近代的・ブルジョア的経営に脱皮した地主経営 の完成形態であり︑農業のプルジョア的発展の﹁プロシア型の道﹂における終極的形態である︒しかしながら︑ラ テン・アメリカにおいては︑ この半封建的アシェンダから資本主義的プランテーションヘの転化も自生的にはおこ

なわれず︑ラテン・アメリカ農業にたいする外国資本︑とりわけ︑アメリカ資本の浸透を主要な契機としなければ

ならなかった︒十九世紀の末よりアメリカの対ラテン・アメリカ投資が活澄になるとともに︑アメリカ資本の掌握

するところとなったアシエンダが少くないが︑新たな農場主は︑そこで旧来の半農奴制的な搾取方法を最大限に利

用しながらも︑農産物輸出の急激な上昇に応じて生産を拡大するために︑他方では︑自由な賃労働者を雇用して﹁

⑳ 

安価な単純労働の大量投入と結びあった基幹過程での相対的に高水準の資本投下﹂をおこない︑アシエンダをなし

くずし的にプランテーション型に成長転化させるにいたった︒やがて地主クリオーリョのなかからも︑これに刺戟

されて︑地主経営に資本主義的改造を施し︑増産を図ろうとするものがあらわれ︑アシエンダの一部にプランテー

ション型への漸次的な移行がみられるようになった︒ プランテーション型ラティフンディオは︑ アシェンダにおける半農奴制的な おくアシェンダ型に属しているが︑ 一部には︑賃労働にもとづいて︑大規模な資本主義的農場経営をおこなってい

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六 六

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ない﹂と考えられている︒しかしながら︑

六 七

アシエンダの漸進的改良によるプランテーション型への推転は︑地主経

営に固有の半農奴制的搾取方法を徹底的には払拭しきれず︑つねに︑﹁アシエンダの所得分配パターンを再生産す

るとともに︵増産の︶刺戟の分配にたいして圧縮的な影響をくりかえそうとする傾向﹂︵括弧内は筆者︶をもって

おり︑農業労働者のもっとも良い生活条件を保証することができないばかりではなく︑生産力のもっとも急速な発

展をも保証することができない︒なる仕ど︑プランテーション型の農場では︑労働者にたいして支払われる報酬は

アシエンダ型に比していくらか高いとはいえ︑絶えずコロノ制度の水準ちかくに固定されがちであるため︑労働者

の課業

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の増強にともなって︑労働条件はかえって悪化し︑労働者の不満の増大がいたるところでサボター

ジュ︑あるいはストライキとなってあらわれ︑生産性の低下をひきおこしている︒さらにまた︑この低賃金労働に

よって︑技術的に可能な機械の使用も一定の限度以上には発展し難くなっている︒たとえば︑ラテン・アメリカ股

業における﹁進歩勢力﹂をもって自任する︑グレース商会

Ca

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Gr

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の甘庶プランテーションでは︑甘庶の植

付け過程を機械化すれば︑労働能率を五倍に高めうることがすでに実験済みであるにもかかわらず︑機械化は一向

に進捗せず︑いまなお︑もっぱら手による植付けがおこなわれているのである︒

以上︑ラティフンディオのアシエンダ型とプランテーション型を歴史的発展過程のなかで位置づけ︑それぞれの

特質を明らかにしたが︑現在︑ラテン・アメリカのいくつかの国でプンタ・デル・エステ憲章

Ch

ar

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Pu

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de

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Es

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にのっとって準備されている自由主義的土地改革案は︑大体︑アシエンダの土地の一部を再分配すること

によって︑﹁手にあまる農民﹂をしずめながら︑国家的補償をもってプランテーション型への推転を速めようとする

ものであり︑そのかぎりにおいて︑﹁純粋にブルジョア的な精神﹂によって貫かれており︑資本主義的進化の線にそ

っているといえるが︑このような国家による﹁上から﹂の改革によっては︑農民大衆の福祉と生産力の発展とを最

(11)

を再分配することによって︑﹁農業問題の合理的解決

11 自由で平等な生産者によって運営される協同的な︑技術的

にも進んだ農業経営﹂に接近するための諸条件をつくりだす必要があるが︑プランテーション型では︑資本主義的

経営を即時に︑直接にいっそう高次の国営形態に移すことによって︑きわめて大規模な︑高度に機械化された農業

企業に変革するための措置が講ぜられねばならないであろう︒

註山ラテン・アメリカ協会︑資料四一号﹁ラアン・アメリカ農業の経済的考察﹂二八頁︒

Th om as   F.   C a r ro l T1   he   La nd   Re fo rm   Issue

  in   La ti n  A me ri ca   (ALatin 

me ri ca n  Is su es  E ss ay n  a d  C om me nt s,   ed it ed  b y  A lb er t 

0•Hirschman,

19 61 )  p .   1 63 ,   i bi d .  

これらの用語は必ずしも適当と思われないが︑かなり一般に用いられているので︑ここでも便宜上︑それに従うことにし

た︒たとえば

C ar r o l, o p.   c i t . ,   p .   1 64 .   Wi ll ia m Glade, 

S oc i a l  B ac kw ar dn es s̀ So ci al   Re fo rm ,  a nd   Productivity 

i n  La ti n  A me ri ca   (I nt er

A me ri ca n  E co no mi c  A f fa i r s,   V ol .   1 5 ,  N o.   3) 

p .1 254やム心のヤ2 ~,:(;s-1-60込}につけッ/‘4ャろ~スi

らば︑ラティフンディオ︑すなわち大エステートは︑メキシコ︑コロンビア︑ペルー︑チリ等ではアシエンダ

ha ci en

da

グァテマラ︑キューパではフィンカ

f in c

︑アルゼンチンではエスタンシアa

es ta nc ia

︑プラジルではファゼンダ

fa ze nd a

とさまざまな名をもって呼ばれているが︑その中に粗放農業型と集約農業型とがあり︑前者をアシエンダ型︑後者をプラ

ンテーション型と名づけている︒したがって︑アシエンダと呼ばれる農場の中にも︑ここでいうところのプランテーショ

ン型に属するものがあることはもちろんである︒

エンコミエンダ︑セズマリアは︑ともにスペイン︑ポルトガル本国において発達していた制度であり︑いわば︑イベリア

的母斑である︒エンコミエンダは︑元来︑スペインの封建制形成期に︑小貴族が大貴族または国王の庇護をうけるかわり

(5)  (4)  (3) 

大限に保証できないことは明白である︒これにたいして︑

ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質︵木田︶

すなわち︑ごく一般的にいえば︑ とプランテーション型の発展段階の相違に対応して︑土地革命の当面の目標も二面的でなければならないだろう︒

アシエンダ型では︑まず︑半農奴制的な巨大土地所有を解体し︑勤労農民に土地

﹁下から﹂の農民的土地革命においては︑

六 八

アシエンダ型

(12)

69 

UO)  (9)  (8)  (7)  (6) 

ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質︵木田︶

六 九

に軍役奉仕をおこなうような︑臣従の状態を指していた言葉であるが︑のちにひろく︑国王が臣下にたいしてあたえる種

々の特権の授与にたいしても用いられるようになった︒この点に関しては︑

Ch ar le s E .  Ch ap ma n,

  A 

Hi st or y  o f  Sp ai n,  

p , 

6 0  

138

を参照せよ︒また︑セズマリアは︑ボルトガルにおいて︑もと︑未利用の状態に放置されている耕作可能地 を所有者から収用した古い慣行の法制化︑セスマリアシュ︑すなわち土地開墾法に由来し︑広大な未占有地のあるプラジ ル植民にさして︑とくに急速に発展した︒高橋伊一郎・持田恵三共訳︑リーン・スミス﹁プラジル住民と制度﹂

2

10

ニー三頁︑およびアジア経済研究所﹁ブラジルの経済構造﹂八

0 エンコミエンダは︑形式上は土地の下付をともなっていなかったが︑実質上は荘園制にほかならなかったと考えられる︒

なお︑エンコミエンダに関する勅令︑法令は︑朝令暮改をくりかえし︑きわめて錯雑であるが︑この点については︑

C•H•Haring,

Th e  S pa ni sh   Em pi re n     iA me ri ca ,  p p.  

26

74

~~\昭裳りこと。

﹁農場主たちは︑土地に労働力を確保するために︑ありとあらゆる手段をつくして︑インディオが家族とともに︑郷里を 離れて胆場に永住するよう誘いかけるのに努めた﹂︵ヘアリング︶が︑一般にとられたのは︑わずかばかりの金あるいは品 物を貸しあたえて︑一生ぬけだすことのできない債務を負わせる方法であった︒ここでは︑マルクスが指摘しているよう に︑ビオネージの形態のもとに奴隷制が隠蔽されているのであるが︵﹁資本論﹂第二篇第四章第三節註四

0 )

︑これは再

編農奴制の必然的結果である︒

Ha ri ng , o pc i t .,   p .  

68, 

Da na   Mu nr o, h  T e  L at in   Am er ic an   Re p u bl i i :s  

Hi st or y,   p .  

65. 

このような傾向は︑すでに︑エンコミェンダが実施された初期からあり︑王財政が窮乏するにしたがって︑しだいに強く

Ha ri ng , o p.   c i t . ,   p p.  

7 2

73.

Do na ld   Ma rq ua nd   Do ze r,  L a t i ! l A.   me ri ca

 An 

In te rp re ti ve  H is to ry ,  p p.  

234235.

ここで︑コロノは半農奴的農民を︑コロノ制度は半農奴的搾取形態を指している︒半農奴的農民は︑国によって︑また地

方によって種々な名称をもち︑たとえば︑ペルーではヤナコナ

ya na cona

︑チリではインキリノ

i nq u i li n

︑エクアドルo

ではワシプンゴ

hu as ip un go

︑ヴェネズェラではコヌケロ

co nu qu er o

と呼ばれることが多いが︑いずれも同一範略に属

する︒また︑逆に︑ひとしくコロノと呼ばれていても︑ブラジルのサンパウロ州では大股園の賃金労働者を指し︵﹁プラ

ジルの経済構造﹂九OI

九一頁︶︑革命前のキューパでは﹁セントラル﹂︵近代的大製柄工場︶との契約のもとに︑自ら の危険負担において荒作に従事する農民一般を意味した︵楊井克巳﹁アメリカ帝国主義論﹂五一頁註一︶︒

(13)

(16)  (15)(14)  (13)  (12)  (1

Ca rr ol ,0 p.  c i t : ,   p p.   16 8

1 6

9 .

国際連合事務局﹁土地改革﹂一七ー一八頁︑ニー頁︒なお︑﹁土地の代償としての雇役﹂は︑農奴制のもとにおける本来

の労働地代とは異なり︑そこでは︑直接生産者が土地だけではなく︑生産用具そのものからも分離されたものとしてあら

われるため︑直接生産者の小経営的発的を導かず︑所有地経営の資本主義的進化を導くことになる︒この点に関しては︑

マルクス﹁資本論﹂第六篇第四七章︑レーニン﹁ロシアにおける資本主義の発展﹂第一一︳章︑栗原百寿﹁農業問題入門﹂第

三章第三節等を参照されたい︒

We nd el l  C '.   Go rd on ,  T he   Ec on om y  o f  La ti n A me ri ca

̀1 95 3, pp .  36

3 7

. Th om as  R .   F or d,

an  a  M

nd a  L nd   in  Peru, 

1 95 5 ,   p .   9 4.   Ge or ge y  W th e,

  An 

Ou tl in e  of  L at in  A me ri ca n  E co no mi c  Dev el op me nt ,  19 46 ,  p .   8 3.   Na th an .  L  W he tt en ,  G ua te ma la  T he   La nd   an d  t he   People, 

19 61 ,  p p.   98

1 02 . 

~~、r)こでは、コロノについて、つ

ぎのような興味ある叙述があるので︑少し長いが引用しておく︒﹁コロノ︑すなわち︑フィンカでふつういうところのモ

ソ・コロノは︑本来︑農場労働者であるが︑大抵は自分で耕作をおこなうための小片の土地を与えられているという点に

おいて︑二重の機能を果す︒この土地で︑かれは︑わずかばかりの食糧︵玉蜀黎や豆類︶︑その他生活に必要なものを作

ることができる︒この意味では︑かれは小型の農場経営者であり︑農業調査でもそのように分類されている︒この小片の

土地のお返しに︑定められた時間︑通例︑一週間のほとんど毎日︑一カ月間の仕とんど毎週︑あるいは一年間の仕とんど

毎月︑定められた労働に従事することを要求される︒コロノ制度は︑農繁期︑とくに収穫期に︑季節労働または移動労働

によって補われるところの︑フィンカにおける最小限の労働供給を保証している︒

コロノは︑家族とともに農場に住んでおり︑小屋

ra nc ho

を自分で建てていることもあるが︑大抵は貸し与えられてい

る︒いずれの場会も︑一部屋造りで︑それに炊事場をさしかけていることがよくあるようである︒⁝⁝小屋の低かに︑か

れは、簡単な医療、主として応急手当をうけ、農場の森林地で薪をとる権利を認められている。…•••コロノの家族内部で

は︑ふつう︑息子が父親のあとをついでその土地を使用し︑とりきめられた労働をおこなう︒﹂

これらの労働者は︑出来高払い賃金をうけとるが︑﹁移動労働者は︑収穫期にさしせまって人手を要するため︑また提供

される仕事が一時的な性質のものであるため︑定着労働者よりもいくらか高率の支払をうける︒﹂

i bi d .

ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質︵木田︶

(14)

71 

ラテン・アメリカにおける土地所有形態の特質︵木田︶ (30) (29)(28)(27) (26) (25) 

長谷部文雄訳﹁資本論﹂青木文庫版第三部第六分冊︱一三一頁︒︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑﹁地主の私有地における自家耕作が発展するにつれ︑必要なときに労働者を確保することを要するようになる︒そこで︑

多くの地方では︑彼らのあいだに︑雇役で︑あるいは雇役とともに農産物の折半ということで︑土地を農民に分与しよう

とする傾向が発展してくる⁝⁝﹂のであるが︑﹁それは︑地主による自家経営の拒否ではなく︑私有地耕作の発展をあら

わすものであり︑また︑農民の土地所有の拡大による農民経営の強化をではなく︑農民の農村労働者への転化をあらわす

ものである︒﹂豊田四郎・飯田貫一訳︑レーニン﹁ロシアにおける資本王義の発展﹂国民文庫版二三三頁︒

Fo rd ,  o p .  c i t . ,   pp . 

84186. 

⑳前掲コノラジルの経済構造﹂八九ー九0

頁 ︒

皿前掲﹁土地改革﹂l

Go rd on , o p.   c i t . ,   p .  

37. 

閲前掲﹁土地改革﹂ニ︱頁︒

U8)  U7) 

G la d

̲ e,   o p.   c it .

̀ p.  

12 

n .  

13. ソ同盟科学アカデミー歴史科学研究所植民地・従属国の歴史部会編︑園部四郎訳︑﹁植民地・従属国の歴史﹂︵皿︶九四七頁︒

C ar r o l,   o p.   cit••p.

164. 

前掲﹁土地改革﹂二三頁︒

G la d e ,  o p.   c i t .

pp. 

1213. 

この点に関しては︑周知のレーニン﹁社会民主党の農業綱領﹂第一章を参照されたい︒

たとえば︑グァテマラ︑ホンジュラス︑コスタ・リカ︑︒ハナマ︑コロンビア︑エクアドルの六カ国に﹁バナナ帝国﹂を樹

立している連合果実会社

Un it ed Fr ui t  Co mp an y

では︑打撃的なストライキの頻発によってようやく︑﹁罷業︑閉鎖あ

るいは生産性低下をまねくおそれのある労働者のなかの不満をのぞくために﹂︑会社は︑労働問題にたいする﹁公正で建

設的な政策を発展させ︑労使関係を﹁近代化﹂する必要性を悟らされるにいたっている︒

St ac y Ma y a nd   Ga lo   Pl a g a,   Th e  U ni te d  F ru it  C om pa ny n  i  L at in   Am er ic a,

 1958. pp. 

200205.

g

I﹂ニニ五ー七頁を参照︒

参照

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