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NaoyukiSIJZtJKIand Nobuko TÅBATA Faculty Bioresources,Mie University,Tsu Mie514−8507

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Academic year: 2021

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全文

(1)

論   文  

式く賢ボ…ド矧ミミー旺岬ミキき‥「ご栂駐已こん粧肺(賃貸輔)  

禽有水労謬芸遮る寒露ボ㈱鰐⑳破壊隠ゐ鰻健の変動  

鈴木直之*1。田畑暢子*l・2  

Fracture toughness ofWood−based composite boardsin Opening ModeⅡ   Variation offracture toughness ofwood・based composite boards  

with moisture content  

NaoyukiSIJZtJKIand Nobuko TÅBATA  

Faculty Bioresources,Mie University,Tsu Mie514−8507  

要   

3種類のファイバーボード(インシュレーションボード、MDF、ハードボード)について含有水分が  

破壊じん性様に与える影響を調べた。コンパクト引張試験体の含水率を吸湿、吸水、脱湿、乾燥器によ   る全乾の4通りの方法で変化させ、ASTMのコンパクト引張試験により破壊じん性條を測定した。イン  

シュレーションボードでは破壊じん性健の低下率は吸湿の方が吸水より大きかったが、ハードボ←ドで   はほとんど差はなかった。これらは、ボードの空隙率の適いで説明できる。吸湿の粉食は含有水分が結   合水としてすべてファイバーボードの膨潤に寄与しているのに対して、同一含水率における吸水の場合、  

空隙に自ぬ水として含まれる水分は膨潤に直接関係しないため、吸湿の方が吸水より膨潤盈が大きく、  

破壊じん性健の低下が大きかった。したがって、吸湿と吸水における破壊じん低値の低下率の差は空隙   率の大きなインシュレーションボードで大きかった。どのボードにおいても気乾時の破壊じん性値が最  

も大きかった。  

キーワードニファイバーボ…ド、破感じん鮭膚、含水率、膨潤  

*1三重大学生物資源学部 FacultyofBioresources,MieUniversity,Tsu,Mie514卜8507  

*2 現在:河芸建設㈱ KawageKensetsu K.K.,Age・gun,Mie510−03   

(2)

鈴木 直之・田畑 暢子   108  

ABSTRACT  

Theinfluenceofcontainedwateronthefracturetoughnesswasinvestigatedinthreekinds  

Offiberboards(insulationboard,MI)F and hardboard).Moisturecontentofcompacttension   SpeCimenswerevaried byfolユrmethods;Water−adsorption,Water−absorption,Water−desorption  

and oven−drying.Fracturetoughnessofthesespecimensweremeasured byASTMcompact   tensiontest.The degreeofdeclineoffracturetoughnessinwater・adsorptionwerebiggerthan   thoseinwater−absorptionininsulationboards,butthedifferenceswerenotobseⅣedinthede・  

greeofdeclineoffracturetoughnessbetweeninwateトadsorptionandinwater−absorptionin   hardboards.Thesecanbeexplainedbythe differencesofvoidvolurneofboards.Whileall   moisturecontainedin fiber−boards as boundwatercontributed to swe11ingoffiberboardsin  

Water−adsorption,SOmemOisturecontainedinporesoffiberboards asfreewaterdidnotcon−  

tribute to swelling of fiberboardsin water−absorption.As swe11ing of fiberboardsin   Water・adsorptionwasbiggerthanthatinwater−absorption,reductionsoffracturetoughnessof   fiberboardsinwater−adsorptionwerebiggerthanthoseinwater−absorptionatthesamemois−  

turecontent.Accordingly,thedifferencesofthedegreeofdedineoffracturetoughnesswere   thebiggestininsulationboardswithlargevoidvolume.Fracturetoughnessoffiberboardswere  

thelargestin air−dry moisture content.  

KeyⅣOrぬご戸胎e痛0∂r鴎打∂Cれノ柑ねU9加郎S,朋0′古君Ure CO′1胞鳩ぶ購曲咽  

1.緒   ロコ   

前報(刀で、市販木質ボードの開口型モード破壊じん性催の測定を行った。その結果、木質ボードを構   成しているエレメントの形状が破壊じん低値に影響を及ぼしており、同一のエレメントのボードでは比   重と強い正の相関がみられるため、比盛により破壊じん性健の予測が可能であることがわかった。木褒   ボードを実際に使用する場合、使用条件によっては吸水や吸湿などにより他の強度と同様に破壊じん低   値も低下することが考えられる。そこで、本研究では、材質のばらつきの少ないファイバーボードを用   いて種々の方法で含有水分を変化させ、含有水分がどのように破壊じん低値に影響を及ぼすかを調べた。  

2.衆   験  

2.1 試験体  

試験に供したファイバーボードは比塵0.26のインシュレーションボード(IFB〉、0.66の中比重ファイ  

パ}ボード(MDF)、1,03のハードボード(HB)の3種類である。   

(3)

荷哨1、〕  

試験体形状を図−1に示す。水分変化させることによる   含水率傾斜を少なくするた捌こ寸法をできる限り/トさくし   た。   

2.2 試験方法  

以下の4通りの方法でボードの含永率を変化させた。  

a.吸水;水中に浸せき  

b.吸湿;水を入れたデシケ}ター単に放置  

c.脱湿;シリカゲルを入れたデシケ一夕ー中に放置   d.全乾;恒温器で乾燥   

含水率変化処理前彼の試験体の盛盈および厚さを測定し、  

インストロン1000型万能試験機により毎分3mmのクロスヘッ  

ドスピ}ドで引張破壊試験を行った。   P 

図−1 破壊じん性値測定用試験体  

′r:】FIi:15nlm Ml)F:12mml HB:5m   

3鼻 緒果および考察  

試験体の含水率の増加にともない荷重一変位曲線に非線形部分が現れはじめた。そこで、5%1ess絵  

(易により線形性の検討を行った。この方法は図−2に示すように荷重一変位曲線の初期の線形部分に直   線を引き、この傾きの95%の直線が荷歪一変位曲線と交わったところの荷塵をP5とした。(Ⅰ)はぜい   性破壊の場合でP5は存在しないので最大荷蛮骨maxを破壊じん性條の算出に用いる。川)は延性破壊の   場合で最大荷盈PlnaXとp5の比PlnaX/P5が1.10より小さいときP5を用いて破壊じん性倍を算出する。こ   の比が1に近いほど線形性が強い。(Ⅲ)はポップイン現象を伴う場合の破壊である。木質ボードの破壊   は(Ⅰ)および(Ⅱ)のタイプであった。図−3は比Pmax/P5と含水率との関係を示したものである。  

図−2 5%1ess法による非線形性の検出   P5:初期の線形部分に接線を引き、この傾きの  

95%の直線が荷盛一変位曲線と交わった所   の荷蕊  

(Ⅰ):ぜい性破頗の荷盛【変位曲線  

(Ⅱ):延性破壊の荷蕊一変位曲粛  

(Ⅲ):ポップイン現象を伴う場合の荷重一変位   曲線   

変位  

(4)

鈴木 直之・田畑 暢子   110  

′l  

Å Å  

ÅÅÅ   Å  

碩感Åg Å△ Å  

‥二_′、=㌔藻  ×Å  

IFf3 

0   20    40    60    80    柑0 †20   含水率(%)  

ト4  

1.2  

uつ   l   

P」0.8   

\   

× 0.6  

sf 

∈  0.4  

Pっ  

0.2  

0  

,I  ∫手∴lご:∴∴−−ゝ・∴∫・、∴−こ ∴二・  

MD F  

0   20    40    60    80   100   120  

含水率(%)  

0   10   20   30   40   50   60  

含水率(%)   

図−3 荷霊…変位曲線の線形性の含水率による変数    P5: 5%less法により求めた破壊じん性億算出  

荷蕊 (囲−2参照)   

(5)

︵辞︶ 櫛 養 郎  

霊   芝  

く=>  

冨  

り>   −コー     ぐつ  

些攣9霊慧警占南東ふ掛学習繋†走−て†トトQ麒酵C 寸さ図  

(9・。u・℃d机)別報γつ鮮黎   壁拙戦鵠掛(辞)  

墜荘e刃掛蟻蛍≠壁刃繚嘗躯eヒ一驚−て†トトQ斬酔m ∽−囲  

︵辞︶ 隠 塞 餌  

0⁝− 冨− 冨  芝  OW  冨  0  

︵辞︶隠 者 餌  

∵⁚∵⁚ご ・∵ ∵ ・∴  

⊂⊃   ヽノつ  

t=>  

く⊃  

<⊃   Q   q>  

M  N 

◆..可  

(§・。Ⅶ・管d机)談判ヤつ騎暑   壁勅蛍鵠掛(求)  

︵辞︶櫛 満 車   

琵−冨叫 冨  冨  0サ 冨  Q   ︵辞︶掛 登 餌   ≡− 冨叫  冨  冨  等   

●詩  

心   くか    O  <⊃  <:>  く⊃  

(s・。Iu・℃d汎)瀞剥γつ箪猫    馳勅塾怯胤(暴)  

(6)

鈴東 経之・田畑 綾子   112  

︵求︶ 掛幾鞄袖牡   

0   芝   ︵辞︶隠蟻飴勅馳   攣厨払e撃麗々山脇感古癖森厳\撃   悪べ日華悩ゆ恕罵り船隊蟻餞勅級車⁚輩べD肇髄萩螢  

墜攣誓謡警岩東森衰藤ヤ鞄警讐慧賢這−驚−て†トトe限健∽ 卜−臨  

墜経e刃増悪べじ蝉礎刃掛蟻餞朝晩Qじ一驚−て†トトe歌碑m  

︵求︶掛蟻染袖壁  

l∫)  

d   覇ヤ○箪認撞録  

lの.叫  

→汀■   小り  

(9・。tu・官dm)選一覇γつ騎凝  

雲.   

こ   ¢   m   ︵求︶ 櫛幾鞄勅敬  

ON  

O︻  

○  

覚鴨場避揖  

璧8謬乎奨    首   

鑓  

Ln  

⊂〉  

封γ鏑網摘瑚  

︵求︶ 掛蟻態勅馳  

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O︻  

○  

∽−囲   

︵辞︶掛肇蛍殉敬   

三   ¢  

¶■   m   N   <〇  

くp 

くっ  く=> 

<⊃  

(§・。tu・12dm)瀞利γつ欝敬   

0  

計γ摘網摘瀾  

(7)

全乾、脱湿、気乾の場合、比は1.1以下で破壊じん性倍算出に問題ないが、吸湿、吸水では非線形のも   のが多くなる。この場合、厳密にほ破壊じん性格を求めることはできないが、便宜的に符盛P5をき裂先   端近傍が塑性状態にはいる限界値と仮定しP5を用いて破壊じん低値を算出した。   

図−4は含水率と破壊じん性値との関係を示したものである。各ボードとも気乾時の破壊じん性偲が   最も大きく、含水率の増加または減少とともに破壊じん低値は低下していった。その理由として、含水   率の増加の場合は、結合水の吸潜による膨張が繊維問の凝集力低下を引き起こしたため、含水率10%以   下への過乾燥の場合は、結合水の脱離部分の再結合が起こらないための強度低下と考えられる。また、  

ボードの種類により吸湿と吸水の破壊じん低値への影響の現れ方が異なる。同一含水率のボードで破壊   じん性値の低下を比較してみるとインシュレーションボードでは吸湿の方が吸水よりも低下が著しい。  

一方、ハードボードでは両者に差は見られない。MDFはこれらの中間的な挙動を示した。このことは、  

図−5の含水率と膨張率との関係をみると理解できる。インシュレーションボードの場合、同一含水率のと  

き厚さ膨張率は吸湿の方が明らかに大きい。すなわち、含水率が同じとき吸湿は吸水の場合より凝集力   が低下することになる。MDF、ハ}ドボードへと比重が大きくなるほどこの差は小さくなる。このこと   は、ボード中に存在する空隙や按溶剤の盛が関係しているものと思われる。破壊じん性偲と厚さ膨張率   をプロットすると図−6のようになり、吸湿と吸水の適いはほとんどなくなる。   

木質ボート間の破壊じん性格変動の比較を容易にするため、各種含水率時の破壊じん性健を気乾時の   破壊じん性値で除したものを相対破壊じん性と定盤し、これと厚さ膨張率との関係を図−7に示した。  

MDFとハードポー傭ドではほぼ同じ割合で破壊じん性偲が低下しているのに対し、インシュレーションボー   ドでは低下の割合が大きかった。  

4.緒   

吸水、吸湿など種々の方法でファイバ←ボードの含水変化をさせたところ、インシュレーションボー   ドで、結合水による膨張のため、吸湿のときの方が吸水より破壊じん性倍の低下が大きかった。一方、  

ハードボードでは両者にほとんど差はなかった。MDFはインシュレーションボードとハードボードの中   間的な挙動を示した。含水盈の増加による破壊じん性情の低下はインシュレーションボードが最も大き   かった。   

本研究を行うにあたり、ニチハ㈱、㈱ノダより実験試料を提供していただいた。ここにつつしんで感   謝の藩を表する。  

引 用 文 献  

(1)鈴木直之、松下由香:(1998)、三重大学生物資源学部演習林報告第22骨、101−106  

(2)白鳥正樹、三好俊郎、松下久雄:(1980)、数値破壊力学、222−223、実教出版、東京  

Received October22,1997   

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