人日本語学習者を中心に
著者 徐 潤純
雑誌名 同志社大学日本語・日本文化研究
号 15
ページ 1‑16
発行年 2017‑03
権利 同志社大学日本語・日本文化教育センター
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000015470
要 旨
本研究では、日本語の「〜てください」とその韓国語訳の「〜해 주세요」が上下 関係において実際に「依頼」「命令」「勧誘」のどのような意味で表われるのかを 知るため、日韓のドラマを調査資料として観察することにした。そして、それら を分析することで、韓国人日本語学習者が「〜てください」を適切に使用するこ とができる術を模索することに努めた。
調査結果によると、「〜해 주세요」は、「上→下」関係では、付加される言葉もなく、
ほとんどそのままの形で「命令」として用いられている。そして「下→上」関係 では「좀(ちょっと)、저(あの)、잘(どうぞ)、미안한데(すみませんが)、제 발
(どうか)」等といった言葉を同伴して「依頼」として用いている。また「〜てく ださい」は、「同輩」でも「下→上」の関係においてもほとんどの場合、「ちょっと、
すみません、どうか、あのう、よかったら」などといった表現を付け足して「依頼」
として用いる傾向が強い。
つまり、韓国人日本語学習者が「〜てください」のみを使用することで相手へ の強制性が高まり、「依頼」としてではなく「命令」として作用してしまうことを まず理解させる必要がある。また、それと共に、「〜てください」を使用して依頼 を行う際には、その強制性を弱める言葉を共起させることで、誤解や一瞬の気ま ずい雰囲気を回避させることができることも知らせるべきである。従って、「〜て ください」の学習時には、そのような補足の言葉と共に使用するほうが良いとい うことを情報として十分に導入しなければならない。
キーワード
日本語 〜てください 〜해 주세요 依頼 命令 勧誘 上下
1 はじめに
人に何かを頼んだり、依頼したりする言語表現に「〜てください」というものがあ るが、韓国語と日本語が文法的に似ている点が多いため、この依頼の表現も類似する
依頼表現「〜てください」に関する一考察
−韓国人日本語学習者を中心に−
A Study about the Request Expression ~ te kudasai - Focusing on Korean Japanese Learners -
徐 潤純
と思われがちである。ある時、筆者のもとに二人の学生がやって来て、その日の午後 に開かれる集まりのことを知らせようと日本語で「先生、今日の 3 時に視聴覚室に来 てください」と言って、いそいそと帰って行った。おそらく、筆者の所に来る前に二 人で日本語で何と言うかを相談し、そしてその考え出した文章を一生懸命覚えて来て 言ったのだろうというのが窺えた。しかしその時、筆者はすこし当惑したと同時に、
思わず「はい、行かせていただきます」と言いそうになった。
このような例は、韓国で日本語を教えている教師たち、或いは韓国人日本語学習者 に接したことのある教師たちの間でよく聞かれることで、この「〜てください」は学 習者の実際の発話や作文などに頻繁に現れるフレーズでもある。学生が心を込めて言っ た「〜てください」は、聞く側の相手にとっては心ない不躾な「〜てください」に変 化してしまい、伝えたい意図とは異なった残念な結果となっている。では、このよう な現象が起こるのはなぜだろうか。
依頼は、その強制性の強弱によって「依頼」「命令」「勧誘」と表現される一直線上 のものであるが、この境界線というものは曖昧且つ不明瞭である。また、日本語の「〜
てください」には、それに対応する韓国語の「〜해주세요」が当てはめられる場合が ほとんどである。
本研究では、両言語においてこの「〜てください」と「〜해 주세요」がどのような 意味をもって実際に発話の中で現れるのかを日韓のドラマを通して調査 ・ 分析し、ど のような状況において「〜てください」を使用するべきなのかを明らかにしようと考 える。
2 テキストにおける「~てください」の解釈
上記のように学生が筆者に「〜てください」を使って依頼したのは、彼らが授業を 通してそのように習ったというのが一番大きな原因であると言えるだろう。
〈表 1〉初級日本語教材での「~てください」の韓国語解釈 単位:延べ数(%)
韓国語解釈
(日本語訳) 〜해주세요
(〜てください)
〜해주십시오
(お〜なさって ください)
〜하세요
(お〜なさいませ) なし
(%)数 22
(51.2) 13
(30.2) 3
(7.0) 5
(11.6)
「なし」を除外し
た場合の% 57.9 34.2 7.9 −
そこで、2014 年 1 月に韓国国内の書店で販売されている初級日本語のテキストを無 作為に 40 冊選択し、その 40 冊1の中で「〜てください」がどのように紹介されている のかを調べてみた。結果は〈表 1〉のようである。
〈表 1〉のように、「〜てください」が出てきた時には、半数以上のテキストで「〜
해주세요(〜てください)」という韓国語の解釈を対応させている。また、3 分の 1 の テキストでは、「〜해 주 십 시오(お〜なさってください)」が単独で、或いは「〜해 주세요」とともに出てきている。そして 11.6%は何も書かれておらず、「〜てください」
のみが書かれている。韓国語解釈「なし」を除くと「〜해 주세요」と「〜해 주 십시오」 のこの二つが、「〜てください」の代表的な解釈として用いられていることがわかる。
「〜해주세요」は、「하다(する)」という動詞の連用形に「주다(くれる・あげる)」
の語幹「주」を接続させ、さらに丁寧な命令を表す「〜세요([なさい]ませ)」を付け たものであるが、「하다(する)」動詞を用いているので、日本語では厳密には「〜し てください」になる。2しかし、多くのテキストでは日本語の文型を紹介する時に、こ の「하다(する)」動詞を用いて解釈が提示されている場合が一般的である。例えば、
「〜なければならない」なども「〜해야한다(〜しなければならない)」というように、
「하다(する)」を含めた形で説明が行われている。この「〜해 주세요」は、韓国語では 日常的な場面で、同年輩の知り合いや、ある程度親しい目上の相手に使う表現である。
「〜해주십시오」は、前述の「〜해주다(〜てくれる)」に、敬意のこもった「命令・
要求・促し」を表す終止形の語尾「〜십시오(なさってください)」が付いたものである。
演説や会議での報告、客への対応などといった公式的な状況で多く使われ、相手が同 年輩であっても、初対面であったり、一定の礼儀を守るべきと思われる場合に使われる。
また、「주다(くれる・あげる)」が含まれない形の「〜하세요」は、上述したように、
もともと「〜세요([なさい]ませ)」が丁寧な命令を表すため、他の動詞の語幹に付い て語を構成する時も「命令」というニュアンスはなくならない。けれども、日本語の 「〜
[なさい]ませ」ほどの「強制性」はなく、どちらかと言えば、「促し」や「勧め」の 要素が強いと言える。
以上のように、「〜てください」に対する韓国語解釈を確認してみたが、韓国語の「〜
해 주세요」や「〜해 주 십시오」、「〜하세요」が非常に丁寧な表現であるため、学習者は その韓国語訳である「〜てください」も同等の丁寧さを持った表現であると思い込ん でしまっているのではないだろうか。その丁寧さの度合いのギャップ、つまり待遇レ ベルのずれが、あの気まずい失敗を招く原因の一つとも考えられるかもしれない。
次に、テキストにおける「〜てください」に関する説明については、〈表 2〉からも 明らかなように、「なし」が 47.9%で最も多く、続いて「依頼(22.9%)」、「命令(16.7%)」
となっており、他にも「要求」「要請」「指示」「勧誘」などが低い割合ではあるが出現 している。ここでも「なし」を除くと、「依頼」が 44.0%となり、32.0%の「命令」よ りも 12.0%高い割合を示している。
〈表 2〉初級日本語テキストにおける「~てください」の説明(延べ数)
説明内容 依頼 命令 要求 要請 指示 勧誘 なし
(%)数 11
(22.9) 8
(16.7) 2
(4.2) 2
(4.2) 1
(2.1) 1
(2.1) 23
(47.9)
「なし」を除外
した場合の% 44.0 32.0 8.0 8.0 4.0 4.0 − 要するに、この二つの表の結果からも分かるように、
「〜てください」=「〜해 주세요」=「依頼」
という式が成り立つと言え、韓国人日本語学習者の頭の中にもこのような式がインプッ トされていると言えるだろう。
上記のものの内で 3 冊に関しては、説明の文章を用いて「〜てください」について 補充して注意点を示しているものがあった。例えば、「의뢰의 뜻으로 사용하지만 윗사람 한테는 직접 명령하는 듯한 느낌이 있으니 조심하자 .(依頼の意味で使用するが、目上には 直接命令するような感じがするので気をつけよう。)」のように、3 冊ともに特に目上に 対して使用する時の注意点について言及していた。さらに、目上には「〜てください ませんか」を使う方がよいというアドバイスが含まれているものもあった。
一方、残りの 37 冊については、説明がなかったり簡単に意味だけ書かれており、そ の部分は教師の技量と能力にまかされていると言えよう。テキストの中で「〜てくだ さい」が現れるのはほとんどの場合、動詞が登場してその動詞の活用形である連用形、
つまり「て」形について学ぶときである。従って、「〜てください」の他にも状態 ・ 進 行を表わす「〜ている」や、動作の順序を表わす「〜てから」、そして禁止を表わす「〜
ないでください」などとともに登場する。学習者は「て」形を学んですぐに多くの文 型に遭遇することになり、一つ一つの文型について割り当てられる時間もそれほど長 くないため、手っ取り早く韓国語にした「〜해주세요」「〜해주십시오」といっしょに 覚えることで済ませてしまう場合が多いと考えられる。
3 先行研究
日韓の言語行動としての「依頼」に関する研究は、様々な観点から広く行われている。
対人行動としての依頼行動を対象とした尾崎(2008)や、依頼談話を構造・ストラテジー の観点から追究した柳(2012)などがあるが、「〜てください」にのみ特化したものは それほど多くない。
萩野他(1990)では、敬語体系の異なる日本語と韓国語の聞き手に対する用法の調 査の中で、「道を教えてくれ」という時の「教えてくれ」をどのように言うかという調 査をしている。日本語、韓国語ともに相手によって様々な言い方が出てきているが、
日本語の「教えてください」は「大学の上級生」と「50 才の初対面」に対してそれぞ れ 20%の割合で用いられ、続いて「初対面の中高生」や「父母」に対して 10%弱の割 合が見られた。そして、それ以外の相手にはほとんど使われていない。日本語では目 上には「教えていただけませんか」の割合が最も多くなっている。
また、韓国語の「가르쳐 주세요(教えてください)」は最も高いのが「父親」で約 65%、「母 親」には約 45%、「50 才の知人」「大学の上級生」には約 35%、「大学の先生」には約 20%などというように、用いられる相手の範囲も広く、割合も「教えてください」よ りもずっと高くなっている。このように、「〜해주세요」が目上によく使われるのに対し、
「〜てください」は使える相手が限られている。
また、河村(1999:49)では、日本語の「〜てください」の韓国語解釈について次の ように述べている。
日本語の「〜テクダサイ」に当たる朝鮮語は大きく二つの文型に分けられる。話者の利益 を目的とした依頼の場合には「〜아/어 주세요(〜てください)」のような授受動詞「주다」 を含んだ表現を使い、指示や勧めといった話者の利益と無関係な場面では授受動詞を含まな い丁寧な命令形「〜세요(お〜なさいませ)」を使うという説明が広くなされている。
つまり、「〜てください」は韓国語で理解するとき「依頼」としてだけではなく、「指示・
勧め・命令」としても機能するということを明示している。
次に、中道・土井(1995:86)では、初級教材における依頼表現の扱いについて、次 のように述べている。
「[動詞]テクダサイ」という形は、多くの教材がごく早い段階で提示している。教室での 指示表現として「読んでください/言ってください」などが有用であるため、コースの最初 に文法構造の分析を度外視して、単に覚えさせてしまうことが多い。そして、初級前半の最 大の難関である動詞のテ形を学習するときに、この形を思い出させてスムーズな導入を狙う 教材も多い。そして、〜テクダサイ以外に、あらためて依頼の表現をまとめて扱う教材は少 ない。
彼らが指摘しているように、最初は教室での指示表現として「〜てください」が学習 者に接近しているにもかかわらず、後には依頼という意味で学習者に紹介されること になる。しかも上述のように、「〜てください」を用いた例文というのはそれほど提示 されておらず、せいぜい教材にあるいくつかの例文だけにとどまっている。
また、中道・土井(1995)は、国際交流基金発行の『テレビ日本語講座 初級I スキッ ト ヤンさんと日本の人々』と『テレビ日本語講座 初級Ⅱ 続スキット ヤンさんと日本 の人々』から「〜てください」の約 20 の出現例を収集している。「〜てください」の
使用例は「ぜひみなさん遊びに来てください(第 25 話)」のような勧めが半数以上で、「こ の書類に書き込んでください(第 4 話)」のような指示が数例で、全体的には指示より も勧めが多いと言っている。そして、肝心な依頼についてはごくわずかしか見当たら ないことも明らかにしている。つまり、「〜てください」を実際の談話において使用す るときには、ほとんどが指示であって、依頼として用いる状況はそれ程多くないこと が分かる。
このように、実際の談話と教材での「〜てください」の意味のギャップがあること を認識したうえで、この「〜てください」を依頼として学習者に教える時にはどのよ うにすべきであろうか。以下の調査を通して考えてみたい。
4 調査の概要
国立国語研究所(1994)は、他者に働きかけて行為をさせる行為要求の談話を次の 5 つに分類している。
指示…然るべき立場にある人が当然の資格・権限をもって行為を要求する談話 注文…業務など、その行為を当然行うべき立場にある相手に行為を要求する談話 依頼…相手の好意に期待して行為を行うよう求める談話
勧め…相手自身の利益になる行為を行うよう求める談話
勧誘…自分が行おうとしている行為をいっしょに行うよう求める談話
ここでは、行為をするのは誰なのか、それによって利益を受けるのは誰なのか、そ して相手に対して強制力はあるのかどうかによって、上記のように分類している。要 するに、発話・談話の目的という点に焦点を当てて考えてみると、「依頼」というのは「話 し手が聞き手へ発話する行為を成立せしめる」ことで、様々なストラテジーを用いて 目指した行為を誘発させる強制性(power)を含むこととなる。依頼は、先にも述べた ように、その強制性の強弱によって「依頼」「命令」「勧誘」と表現される一直線上の ものである。この「依頼」「命令」「勧誘」を区別する最大の要因は、次の図のように 当該権力を持っているかどうか、つまり強制性が強いのか弱いのかによって弱い方を
「勧誘」、強い方を「命令」、中間を「依頼」とし、以下のような一直線上のものとして 想定できる。
〈図 1〉「勧誘」「依頼」「命令」の関係図(筆者作成)
本研究では、日本語の「〜てください」と、多くのテキストで「〜てください」の 韓国語訳として出現していた「〜해주세요(〜てください)」「〜해주십시오(お〜なさっ てください)」「〜하세요(お〜なさいませ)」が、強制性の強弱によって一直線上でつ ながる「依頼」「命令」「勧誘」の内のどの意味表現として表われるのか、特に上下関 係を中心に日韓のドラマを通して観察してみることにする。調査資料は次の〈表 3〉の 通りである。
〈表 3〉日本語と韓国語の調査資料 タイトルと分量 日本語資料
『結婚できない男』全 12 話
『ドラゴン桜』全 11 話
『愛なんていらねえよ、夏』全 10 話 韓国語資料
(日本語訳)
『결혼 못하는 남자(結婚できない男)』全 16 話
『공부의 신(勉強の神)』全 16 話
『그겨울, 바람이분다(その冬、風が吹く)』全 16 話
上記のドラマは、元々日本で放映されて話題となった人気ドラマと、その韓国リメ イク版である。ドラマのあらすじや設定、登場人物のキャラクターなど、ほぼ原本に従っ ている。『結婚できない男』と『결혼 못 하는 남자(結婚できない男)』では、仕事の評 価は高く、ルックスも悪くないが、皮肉屋で偏屈な性格から女性や結婚に対して嫌悪 感を示している男性建築家が主人公である。40 歳になるまで独身で気ままな独身生活 を楽しんではいるが、どこか空しさを感じながら、同じように結婚できない女性医師 や隣家に住む今時の若者に出会うことで、主人公の内面が少しずつ変化していく姿を 描いている。
次に、『ドラゴン桜』および『공부의신(勉強の神)』の原作は漫画である。元暴走 族の駆け出し弁護士が、経営破綻状態となった落ちこぼれの私立高校の運営問題を請 け負うこととなり、経営破綻を回復するために、5 年後に東大(ソウル大)合格者 100 人を出す計画を考案する。かつて受験指導に大きな実績を上げた教師を集めて、特別 進学クラスを開設し、落ちこぼれ学生らに様々な受験テクニックや勉強法を教えてい くというあらすじである。
そして、『愛なんていらねえよ、夏』と『그 겨울, 바람이 분다(その冬、風が吹く)』
は日韓ではタイトルが全く異なる。生きていくために愛を捨て、金だけを信じながら ホストクラブを 4 軒経営する売れっ子ホストである男性と、父親から愛情を受けずに 育てられた大富豪の娘で盲目の女性の、一つの嘘から始まった出会いによって、男性 が大きく変えられていくという内容である。何れの資料も、職場や学校などにおける 上下関係、そして同輩の同僚との横の関係などがあり、興味深い結果が出るのではな
いかと期待される。
ドラマを調査資料として扱うことに対しては、「現実離れしている」「適当ではない」
「不自然だ」など、様々な意見がある。しかし、熊谷(2003)が言うように、「『つくり もの』とはいえ、ドラマには毎日の暮らしや人生の一コマが描かれている。その意味 では、ドラマにあらわれる場面や言語行動のバリエーションは他の種類のテレビ番組 に比べてずっと日常に近いもの、という見方もできる。」ことから、調査資料として不 足はないと判断した。
職場や学校、家庭が舞台となるドラマで、先輩 ・ 後輩、上司 ・ 同僚、家族などが 中心を担う登場人物となるため、上下関係を中心に「〜てください」あるいは「〜해 주세요」「〜해 주 십시오」「〜하세요」が「依頼」「命令」「勧誘」のうちのどのような形 で表われるのか観察してみた。
5 調査の結果と考察
調査の結果は、依頼の強制性の強弱と上下関係によって分析し、〈表 4〉のような結 果となった。依頼の表現を分析するにあたって、日本語では「〜てください」のよう にテ形「〜て」を含む表現を、また韓国語では、上述した「〜해주세요」のように「주 다(くれる・あげる)」が含まれるものや、テキストで韓国語解釈として出現していた「〜
해주십시오(お〜なさってください)」と「〜세요([なさい]ませ)」が含まれる表現を 中心に収集している。
発話における場面をよく観察し、次のような分類に従ってドラマ中の表現を「依頼」
「命令」「勧誘」に分析する。分類は、基本的に前述の国立国語研究所(1994)の分類 に従うが、細分化されている「指示」「注文」をここでは「命令」とし、「勧め」「勧誘」
を同じく「勧誘」としてひとまとめにして、大きく「依頼」「命令」「勧誘」の三つに 分類する。
〈表 4〉からも明らかなように、「依頼」「命令」「勧誘」のそれぞれの合計を見てみると、
日本のドラマではテ形「〜て」を含む表現は「依頼(68.6%)」で圧倒的に多く、その 次に「命令(30.3%)」、そして「勧誘(1.2%)」となっている。一方、韓国ドラマでは、
「주다」や「〜세요」の含まれる表現は「命令」が 72.3%で最も多く、続いて「依頼(25.2%)」、
「勧誘(2.6%)」となっている。
それぞれの関係における結果では、日本語の「〜てください」は「上→下(26.3%)」
の関係で最も高く使用され、「下→上」の関係では 5.7%を示しており、「同輩」ではご くわずかな割合である。ということは、つまり、「〜てください」は「上→下」や「下→上」
では使用可能な表現であるのに対し、「同輩」ではあまり使用しないことが見て取れる。
〈表 4〉日・韓ドラマの依頼表現比較表 単位:個(%)
分類 関係
日本語資料 韓国語資料
表現 勧誘 依頼 命令 合計 表現 勧誘 依頼 命令 合計
上↓下 −てください − 23
(6.9) 65
(19.5) 88
(26.3) −해 주세요 − 29
(6.2) 24
(5.1) 53
(11.3)
−て − 26
(7.8) 22
(6.6) 48
(14.4) −세요 6
(1.3) − 206
(43.9) 212
(45.2)
小計 − 49
(14.7) 87
(26.1) 136
(40.7) 小計 6
(1.3) 29
(6.2) 230
(49.0) 265
(56.5)
同輩
−てください − 3
(0.9) − 3
(0.9) −해 주세요 − 6
(1.3) − 6
(1.3)
−て − 160
(47.9) − 160
(47.9) −세요 6
(1.3) − 16
(3.4) 22
(4.7)
小計 − 163
(48.8) − 163
(48.8) 小計 6
(1.3) 6
(1.3) 16
(3.4) 28
(6.0)
下↓上
−てください 4
(1.2) 12
(3.6) 3
(0.9) 19
(5.7) −해 주세요 − 41
(8.7) 8
(1.7) 49
(10.4)
−て − − 11
(3.3) 11
(3.3) −세요 − − 85
(18.1) 85
(18.1)
−ていただけ
ませんか − 5
(1.5) − 5
(1.5) −해 주십시오 − 42
(8.9) − 42
(8.9)
小計 4
(1.2) 17
(5.1) 14
(4.2) 35
(10.5) 小計 − 83
(17.7) 93
(19.8) 176
(37.5)
合計
−てください 4
(1.2) 38
(11.4) 68
(20.4) 110
(32.9) −해 주세요 − 76
(16.2) 32
(6.8) 108
(23.0)
−て − 186
(55.7) 33
(9.9) 219
(65.6) −세요 12
(2.6) − 307
(65.4) 319
(68.0)
−ていただけ
ませんか − 5
(1.5) − 5
(1.5) −해 주십시오 − 42
(8.9) − 42
(8.9)
小計 4
(1.2) 229
(68.6) 101
(30.3) 334
(100.0) 小計 12
(2.6) 118
(25.2) 339
(72.3) 469
(100.0)
*( )内の数値は、日韓それぞれの資料の全体数から見た割合(%)。
(1)上→下:先生方、落ち着いてください。〈日(ド)1〉3
(2)同輩:もう、急に居ないでください。何度も。〈日(結)3〉
(3)下→上:どこでもいいです。早く行ってあげてください。〈日(結)2〉
これに対し、韓国語訳の「〜해 주세요」「〜세요」は、「上→下(56.5%)」として最 も多く用いられ、その次に「下→上(37.5%)」の関係で用いられている。日本語では「下
→上」の関係では「〜てください」をわずかしか用いないが、韓国語では「〜てください」
の韓国語解釈として使われる「〜해주세요」「〜세요」が多く用いられるところに大き なずれが見られる。
関係性の面から見てみると、「上→下」の関係では、日本語では「命令(19.5%)」が 最も多く、「依頼(6.9%)」の約 3 倍の割合である。従って、「〜てください」が「上→下」
関係では「依頼」としても「命令」としても使用されるが、「命令」としてより使用度 が高いと言えるだろう。さらに、その内訳では、「依頼」においてでも「〜てください」
と「〜て」の使用頻度がほぼ同等を示しているのが興味深い。これは、ドラマの場面 が会社や学校といった公の場であるがため、このような結果になったと考えられる。
韓国語の「上→下」の関係では、「〜해주세요」「〜세요」が合わせて 56.5%を示している。
共に、「命令(49.0%)」として最も多く出現し、そのほとんどが「〜세요」の形である。
絶対敬語の存在する韓国語では、「上→下」の関係では恩恵を意味する「주다(くれる・
あげる)」を省いた「〜세요」を用いるため、当然の結果とも言えよう。
次に、「同輩」の関係では、「〜てください」が「依頼」としてのみ極少数使われ、(4)
のように、「ください」を省略した「〜て (47.9%)」の形でほぼ用いられている。また、
(5)や(6)のように、「上→下」ではほとんど見られなかった「〜て+ね・よ」の形 でしばしば出現している。
(4)ねえねえねえ、これ教えて。〈日(結)4〉
(5)後でちゃんと顔出してね。〈日(愛)1〉
(6)じゃあ取ってよ、自分で。世界で一番嫌いなんだって、みみず。〈日(愛)3〉
韓国語では、同輩に対して、「〜해 주세요」や「〜세요」の使用頻度は低く、最も割 合の高い「命令」でもわずか 3.4%にしか過ぎない。「同輩」の関係では大げさな、そ して水臭い「〜해 주세요」「〜세요」などはほとんど考えられない表現であることが分 かる。
そして、「下→上」の関係では、次の(7)のような「〜ていただけませんか」とい う相手に配慮した表現が「依頼」の場面で初めて出現している。しかし、目立った割 合ではなく、「〜てください」の方が 2 倍強の割合を見せている。
(7)ユニークと奇抜の定義の違いを教えていただけませんか。〈日(結)1〉
この「下→上」の関係において、思ったほど「〜てください」が用いられなかった のには他の理由があるようだ。日本語では目下から目上に依頼をする時に、「〜てくだ さい」では直接的で失礼だと感じるせいか、(8)〜(12)のような「よろしく」や「ちょっ と」、「〜てもらえませんか」、「どうぞ」、「お願いします」などといった表現にシフト したり、「〜てください」と共起する場合が多い。
(8)小林まさ子と申します。よろしくお願いいたします。〈日(結)4〉
(9)ちょっと待ってください。〈日(結)2〉
(10) ああ、すいません。吉井での図面が必要なんですけど、メールで送ってもら えませんか。〈日(結)4〉
(11)拭くの、お願いしますね。僕だとしまう場所、分からないですから。〈日(愛)1〉
(12)お願いしますよ。俺、金が要るんですから。〈日(ド)1〉
これに対し、韓国語の「下→上」では、「依頼(17.7%)」や「命令(19.8%)」とし ての使用が見られる。とりわけ、「依頼」では、これまで出現しなかった非常に丁寧な「〜
해 주십시오(お〜なさってください)」が 8.9%出現しており、相手への配慮が窺える。
(13) 여기 벽지 감 떨어진다고 부원장님한테 전해 주십시오 .(ここの壁紙、センスが悪 いって副院長にお伝えになってください。)〈韓(結)2〉
(14) 두 번째 약속은 당분간 이사장과 나만 아는 것으로 해 주십시오 .(二つ目の約束は、
暫くは理事長と私だけの秘密になさってください。)〈韓(勉)2〉
「下→上」の関係で「〜해주세요」などが出現する時には、(15)〜(17)のように、
「좀(ちょっと)」、「저(あの)」、「잘(よろしく)」、「미안한데(すみませんが)」、「죄 송 합 니다만(申し訳ありませんが)」、「제발(どうか)」などといった「〜해주세요」単独 で使用する時の不躾な感じを緩和させるような言葉や表現を同伴して出てきているの が特徴である。これは、先述した日本語でも確認した現象で、共に類似した傾向を見 せている。
(15)이 편지 좀 읽어봐 주세요.(この手紙、ちょっと読んでみてください。)〈韓(冬)1〉
(16) 죄송합니다만 제 동생이 시각장애인입니다. 길 좀 비겨 주세요.(申し訳ありませ んが、妹は視覚障がい者です。道をちょっとあけてください。)〈韓(冬)2〉
(17)저, 물 한 장만 주시겠어요.(あの、お水を一杯だけいただけますか。)〈韓(結)5〉
要するに、上記の結果からも明らかなように、日本語でも韓国語でも、目下が目上 に何かを頼んだりするとき、やはり相手の気分を損ねないような待遇表現が必要であ るということになる。日本語では「〜てもらえませんか」、「お願いします」、「ちょっと」
など、そして韓国語では「좀(ちょっと)」、「저(あの)」、「죄송 합니다만(申し訳あり ませんが)」、「제발(どうか)」などが潤滑油の役割を果たしていると言えるだろう。
ただ、日本語と韓国語とで異なる点は、「下→上」の関係において、日本語では「〜
てください」の使用率がかなり低いにもかかわらず、「〜てください」の韓国語解釈で ある「〜세요」の使用がしばしば見られるという点である。(18)〜(20)の例文で確 認できるように、「命令」の時に出現している。この結果から憂慮されるのは、先にも
述べたように、テキストにある韓国語の解釈によって、学習者の頭の中には「〜てく ださい」=「〜(해 주)세요」=「依頼」という式がインプットされているため、韓 国語で「〜세요」が使用できる「下→上」の関係では、当然日本語においても「〜てく ださい」が使用できると無意識のうちに思い込んでいる可能性がかなり高い。韓国語 では「命令」として使用されているにもかかわらずである。
(18)가만 좀 계세요.(動かないでください。)〈韓(結)5〉
(19) 아버지 아직 살아 계세요.말씀 함부로 하지 마세요.(父はまだ生きています。勝 手なことをおっしゃらないでください。〈韓(冬)1〉
(20) 소장님이나 실장님이나 제발 결혼들 좀 하세요.(所長か室長か、どうか結婚して ください。)〈韓(結)2〉
しかし、ここでも、多くの場合で、上述した「좀(ちょっと)、저(あの)、잘(よろ しく)、미안한데(すみませんが)、제발(どうか)」を同伴していることを明記したい。
6 おわりに
以上のように、日韓のドラマを通して「〜てください」と「〜해 주세요」がどのよ うな状況で表われているかを探ってみた。「〜てください」はやはり「上→下」関係の「命 令」の表現としては非常に有用である。そして目上の人に対しては「よろしく」や「お 願いします」、「〜てもらえませんか」、「どうぞ」、「ちょっと」などの表現にシフトし たり、これらを「〜てください」に同伴させることで、失敗せずに「依頼」という目 的を果たせるようだ。目下への使用では、(21)のように、ほぼそのままの形で使用で きるが、抑揚によって命令とも受け取られかねないので注意が必要である。(21)の発 話は学校の理事長が高校の生徒たちの前で放ったものである。講堂に生徒を集め、今 後の学校経営について話をしようとする場面であるが、落ち着いたた且つ慎重な話し 方であるが、もしこれが相手に詰め寄るようなイライラした口調であったなら、「〜て ください」は「依頼」の意味を失い「命令」として働くことになる。
(21)今日はみなさんに大事なお話があります。静かに聞いてください。〈日(ド)1〉
韓国語の「〜해주세요」が使用できる範囲は、依頼の場面では目上・目下ともに使 用はできるが、目上に対しては、日本語のように「좀(ちょっと)」、「저(あの)」、「잘(よ ろしく)」、「미안한데(すみませんが)」、「제발(どうか)」などの表現を和らげることばや、
相手に配慮した待遇表現が必要になってくる。特に、待遇表現である「〜세요」に関し ては、どのような相手にも使用できるが、命令の意味合いがかなり強いので注意する 必要があるだろう。このように、「〜세요」が比較的広範囲で使用できるため、「〜てく
ださい」の韓国語訳として用いた場合、「〜てください」を同じように失礼のない誰に でも使用できる丁寧な表現として認識してしまう恐れがある。従って、この点につい ては十分な説明が必要だろう。
筆者が冒頭で感じた当惑は、おそらく学生たちが「〜てください」を「〜해주세요」 を使うときのように、ある程度の丁寧さが含まれている表現と思ってしまい、何の飾 りもなくストレートな形で使用していたことにあると考えられる。それによって強制 性が高まってしまったのであろう。もう少しその意味を弱める言葉を補充していれば、
一瞬の気まずい雰囲気はなかったと思われる。言語行動においては、このような何で もないようなことから誤解が生じやすく、間違いにずっと気づかずにいる場合が多い。
教師のたゆみ無い努力と指導が必要とされる部分である。
今回の調査では上下関係にだけ注目して行ったが、調査を進めるに当たって親疎関 係や直接依頼 ・ 間接依頼にも分けて分析する必要性が感じられた。今後の課題として いきたい。
注
1 初級日本語のテキストを出版年度の新しい物から以下に挙げることにする。
・ 최광준 , 이분우 , 마노 토모에(2014)『신 뉴라인 일본어. 1』다락원 ・ 박전열 , 임영철 , 김태희(2013)『하마루 일본어』시사일본어사
・ Bunka Institute of Language(2013)『All new Bunka 문화 일본어. 1 : 일본어 회화』 바이블시사일본어사
・ 이정희 , 나스 치카코(2013)『기초부터 배우는 관광일본어. 1: 일본편』다락원 ・ 정의상(2013)『쉽게 배울수 있는 일본어뱅크 New스타일 일본어문법』동양북스
・ 김희성 , 박지현 , 여태엽 , 황경자(2012)『스트라익 일본어 Basic. 1 : 집중 2개월 코스 대한 민국 가장 쉬운 기초 일본어』시사일본어사
・ 영남 , 아이자와 유카 , 나카자와 유키(2012)『다락원 뉴코스 일본어 Step. 1 : 일본어 마스터 로 가는 신개념 코스북』다락원
・ 오현정 , 도이 미호 , 이시야마 데쓰야(2012)『다락원 다이나믹 일본어 작문(초급)』다락원 ・ 이나가와 유우키(2012)『네이티브처럼 생각하고 말하는 타노시이 일본어 회화 1단계』넥서
스 JAPANESE
・ 문선희 , 유창석 , 김영(2012)『귀와 입이 저절로 열리는 일본어뱅크 감바레 일본어 Step. 1』
동양북스
・ 강경자 , 김성경 , 정희순 , 유혜경 , 박영숙(2012)『두 권으로 끝내는 일본어뱅크 톡톡 도모다 찌(상)』동양북스
・ 이즈하라 쇼오지 , 박세영 , 백송종(2012)『일본어뱅크 포커스 일본어. 1』동양북스 ・ 최성옥 , 이현진 , 최윤정(2012)『일본어뱅크 쉽게 말할 수 있는 New 스타일 일본어. 1』동
양북스
・ 한국일본어학회(2011)『오모시로이 일본어. 1』시사일본어사
・ ERI BANNO(2011)『순기초 일본어 겡끼 1:회화 . 문법 』시사일본어사
・ 김희성 , 전연소자 , 도태미보 , 황경자(2011)『신개념 일본어: 초급편』시사일본어사 ・ 김정은(2011)『기초를 확실하게 일본어 문법 트레이닝』넥서스JAPANESE ・ 강경자(2011)『가장 쉽고 가장 빠른 일본어 첫걸음』넥서스JAPANESE
・ 성해준 , 박은희 , 문선희 , 나카야마 다츠나리(2011)『일본어뱅크 다이스키 STEP. 1』동양 북스
・ 나가하라 나리카쓰(2011)『일본어뱅크 Open 일본어 회화. 1 : 한국과 일본의 문화 차이를 재미있는 대화로 구성』동양북스
・ 시사일본어사 편집부(2010)『일본어 생중계 : 듣고 익히는 말하기 법』시사일본어사 ・ 박나리 , 김선혜 , 김선리(2010)『EASY ICHIBAN 일본어 DIRECT INTERMEDIATE. 1』
시사일본어사
・ 박지현(2010)『손쉽게 떠먹는 일본어 첫걸음』시사일본어사 ・ 3A CORPORATION(2010)『민나노 일본어 초급. 1』시사일본어사
・ 김정미(2010)『현장에서 바로 통하는 비즈니스 일본어 회화: 중급』넥서스 제페니즈 ・ 넥서스 콘텐츠개발팀(2010)『즐거운 일본어 수업을 위한 타노시이 일본어(상)』넥서스제
페니즈
・ 문선희 , 나카야마 다츠나리 , 성해준(2010)『스마트 일본어 Level. 1』일본어뱅크 ・ 박정희 , 송미혜(2009)『NEW TOP 일본어 첫걸음 초급 』시사일본어사 ・ 강석우(2009)『표준일본어. 1(초급)』시사일본어사
・ 신혜경 , 노하라 가요코 , 김계연 , 송현아 , 최은희(2009)『최상의 일본어 학습을 위한 TOP CLASS 일본어. 1』다락원
・ 정의상 , 정일영(2009)『하지메테노 일본어 STEP. 1』다락원 ・ 일본어ED(2009)『뱅크 일본어 문법』일본어뱅크
・ 서승철(2009)『다시 시작하는 일본어 첫걸음 : 첫걸음부터 중급까지』동양문고 ・ 강석우 외(2008)『다이어트 초급일본어』시사일본어사
・ 정선영(2008)『혼자서도 너무 쉬운 넥서스 독학 일본어 첫걸음』넥서스 제페니즈 ・ 임창규(2007)『일본어 첫걸음 짱(e-BANK)』일본어뱅크
・ 기타지마 치즈코 지음 하영애 , 노지영 , 장혜정 옮김(2007)『초 다이스키 일본어. STEP 1』
동양문고
・ 김희성(2006)『NEW CONCEPT JAPANESE 신개념 일본어 초급편』시사일본어사 ・ 최충희 , 마치다 고유키 , 박민영(2006)『New 다락원 일본어 STEP 1』다락원
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2 「〜てください」と「〜해 주세요」がきちんと対応していないということから、論文な どでは動詞の語幹に「〜아/어 주세요」という形で表記される場合が多い。
本文中からの例文を取り扱う際、出典を明らかにするために、それぞれ次のように表 記する。日本語のドラマの場合は「日」、韓国語のドラマの場合は「韓」とする。そし て、『結婚できない男』:(結)、『ドラゴン桜』:(ド)、『愛なんていらねえよ、夏』:(愛)、
『결혼 못 하는 남자(結婚できない男)』:(結)、『공부의 신(勉強の神)』:(勉)、『그 겨 울, 바람이 분다(その冬、風が吹く)』:(冬)と明記し、最後に第何話で出現するのか を数字で表すことにする。
参考文献
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調査資料 日本語
『結婚できない男』全 12 話
『ドラゴン桜』全 11 話
『愛なんていらねえよ、夏』全 10 話
韓国語
『결혼 못 하는 남자(結婚できない男)』全 16 話
『공부의 신(勉強の神)』全 16 話
『그 겨울, 바람이 분다(その冬、風が吹く)』全 16 話