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泳法からみた心拍数の応答について(第2報)

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泳法からみた心拍数の応答について(第2報)

著者 田村 義男, 冨田 公博, 國井 和彦

出版者 法政大学体育研究センター

雑誌名 法政大学体育研究センター紀要

巻 9

ページ 31‑41

発行年 1991‑03‑20

URL http://doi.org/10.15002/00007622

(2)

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

義男

公博

和彦

(法政大学)

(法政大学)

(法政大学体育研究センター)

村田丼田富国

はじめに

有酸素運動として、健康の維持・増進や心身の回復などに効果があると言われる水泳は、水の抵 抗や浮力を利用して行なわれる全身運動である。

今日では老若男女その目的は様々だが、誰にでもできる気軽なレクリエーションスポーツとして 広く普及している。安全で効果的な水泳の運動負荷強度を究明することはスイマーにとって重要な 要素の一つである。

我々は前ln1(第8号)、非鍛練者として一般愛好者を対象に泳法別運動負荷強度について、心拍 の応答から模索した。そこで今回は、継続研究として鍛練者として、競技選手を対象に同様の方法 で実験を行ない、泳法別による心拍数の応答からその運動負荷強度について-知見を得たのでここ に報告する。

目的

本研究の目的は、水泳の各泳法における心拍の応答から適切な泳法別運動負荷強度を明らかにし、

安全で健康により効果的な目的に適した運動強度(泳速)を設定することにある。

被験者

被験者は法政大学体育会水泳部員6名。身体的特性と競技能力は表-1の通りである。

表-1身体的特性と競技能力

(!;.)(c、)(KL)(lrl/」)(mmllLノール「(k茜IflKき

AL〕17817316122M1372秒0秒070秒O

B201820702(2126/8014秒080秒060秒O C201701780(0112/7414巾1673秒070秒O D201700622(128/61〔8F1066秒080秒O L201692650(0124/7「14MIO80秒07秒0 120185070061120/72128秒069秒067秒0

-31-

被験者 年齢 (歳)

身長 (c、)

体重 (Kg)

安静時心拍数 (柏/分)

平常時」l胚 (mmHg)

経験年数 (年)

泳法別最 _●- 記録

クロール 平泳ぎ 背泳ぎ

19 178.1 73.1 56 122/64 13 55秒0 72秒0 70秒0

20 182.0 70.2 62 126/80 14 55秒0 80秒0 60秒0

20 170.1 78.0 60 112/74 15 54秒6 73秒0 70秒0

20 170.0 62.2 56 128/56 16 58秒0 66秒0 80秒0

20 169.2 65.0 60 124/76 14 58秒0 80秒0 75秒0

20 185.0 70.0 61 120/72 12 58秒0 69秒0 67秒0

(3)

法政大学体育研究センター紀要

方法

○i11'1定期lI11

○測定場所

○illI定種[1

平成元年10月~平成2年5月。

法政大学多摩総合体育館室内プール。

クロール、平泳ぎ及び背泳ぎの3種|]の泳法で距離はそれぞれ100mとし、ス ピードは各人のペースで実施した(最高記録のおよそ80%程度)。、

平常時(3分)、水泳時(各人)lIil復時(8分)の心拍数を記録する。水泳前後 のⅢl圧をillI定する。また’00mの記録を計111Iする。

長時間心拍記録装置HM-10及び長時|川心拍解析装置HC-10(フクダ電子K K製)。」Ⅲ圧計SPHYGMOMAMOMETER(EVERESTINSTRUMENT)。

ストップウォッチ(ALBAWATERRESISTANTW610)。

プールの水温は25℃~27℃で、プールサイドの室温23℃~25℃、湿度74%

~83%であった。

○測定項目

○illI1定器具

○水温及び室温

結果と考察

表-2はクロールにおける心11{1数の変動を示したものである。各通過M1雛での心拍数の平均値は、

25m-172.3拍/分、50m-180.5拍/分、75m-173.8拍/分、100m-177.2拍/分であった。

被験者共通にみられる心拍数の応答は、泳ぎはじめて25mまでに急激な心拍数の増力11がみられた。

この増力11は入水時のおよそ2.2倍に達した。それ以後の心拍数はわずかな1幅ではあるが増減がみら れたが、どの被験者も常に高い心拍数のレベルを維持しながら泳いでおり、生体への運動負荷の強 度は極めて高いことがいえる。|Ⅱ|復時の心'111数は、水泳後1分月で99.5拍という急激な減少がみ られ1~2分月では85.0拍、3~8分'二Iまでは73.3拍/分~67.3拍/分で緩やかな|回|復傾向を示 した。

表-3は平泳ぎにおける心拍数の変動を示したものである。各通過距離での心拍数の平均値は、

25m-161.3拍/分、50m-168.3拍/分、75m-165.3拍/分、100m-166.5拍/分であった。

この心拍数の変動傾向は、被験者''11にはやや異なりがみられるが、全体的には著しい増減を示した。

また、この心拍数の平均|直は、平常時心拍数のおよそ2.4~2.5倍で運動負荷の強度としては高いレ ベルで泳いでいるといえる。1m復時の心拍数は、水泳後1分回で71.5拍減少しこれも急激な回復 傾向がみられ、l~2分月では18.3拍減少し、3~8分'三1までは75.7拍/分~67.8拍/分で緩や かな回復であった。

表-4は背泳ぎにおける心拍数の変動を示したものである。各通過距離での心拍数の平均値は、

25m-183.3拍/分、50m-173.7拍/分、75m-180.7拍/分、100m-184.0拍/分であった。

-32-

(4)

表-2クロールにおける心拍数の変動 ロ」.ナる通過時の`L、拍数入水時心拍数 (柏/数)(/数)(/数)

■■評一望ニニー竪察里竪田男票二黒零碍盛田需男黒 ■■留鵠鵠鵠鵠歸鵠鵠鵠鵠鵠鵠詔 ■Ⅳ-画亟男豐語霊察四ヨ竪塁二塁男平■--- ■■■聟堅塁竪謡悪二竪二二男豊里里■黒雲黒雲墨=■皀彊 ■■鵠竪黒鴎贈纂竪甥鴎鴎霊語竪男鴎竪墨男豊鵠 ■■聟竪黒竪岳豐嘉翌=竪二竪黒盛男鵠霊男悪霊男=男 國回鵠鵠鵠鵠鵠鵠鵠鵠鵠鵠鵠鴎鵠

■、■面■■面■■雨■■、■■、■■、■■丙■-回■■■■ ̄

莫罵ご$出汁」三(一鐸S冨轤-,Jラペー普国鐘I

lいいI

下段の数字は、平常時の心拍数1.00を基準とした変化比である。 表-3平泳ぎにおける心拍数の変動 入水時心拍数 (柏/数)各距離におナる通過時の心拍数平常時心拍数 白/数)

■■■■雷豊雷語呂黒霊異里豐豊鵠畏黒雲留竪黒雲碍豐瘍磨黒呂黒 ■■■盟篝黒豐男笘男竪男呂黒畏ニョ弩召墨竪碍聟呈要■堅黒 ■■ロー皿=函回璽票盛黒黒野一一一一画■ ■■■鵠竪男恕里竪黒髪嘉竪黒堅塁鴎竪ニニニュ里謡鵠 ■■晋一一一一一一一■■--回■- 回■評一堅里四一一一一一一一一一 国■盛竪珸竪碧竪悪霊悪竪男霊語竪語豐碧呈鶏豊里悪号鵠 一■、四田■四面■■厨四四m■■祠訶■耐■■Ⅷヱー

被験者平常時心拍数 (柏/数)入水時心拍数 (柏/数)各距離における通過時の心拍数 25m 50m 75m 100m 回復時の心拍数(柏/分) 1分目2分目3分目4分目5分目6分目7分目8分目 65 78 1.20 177 2.72 168 2.58 187 2.88 162 2.49 84 1.29 65 1.00 67 1.03 64 0.98 65 1.00 65 1.00 64 0.98 64 0.98 66 79 1.20 160 2.42 164 2.48 147 2.23 159 2.41 117 1.77 101 1.53 70 1.06 67 1.02 66 1.00 66 1.00 67 1.02 66 1.00 68 80 1.18 164 2.41 176 2.59 166 2.44 175 2.57 105 1.54 90 1.32 85 1.25 82 1.21 78 1.15 76 1.12 76 1.12 77 1.13 59 76 1.29 169 2.86 197 3.34 198 3.36 216 3.66 79 1.34 75 1.27 56 0.95 65 1.10 54 0.92 74 1.25 53 0.90 54 0.92 66 80 1.21 210 3.18 197 2.98 167 2.53 166 2.52 86 1.30 79 1.20 75 1.14 1.09 76 1.15 70 1.06 69 1.05 68 1.03 67 81 1.21 154 2.30 181 2.70 178 2.66 185 2.76 1.88 100 1.49 87 1.30 87 1.30 85 1.27 86 1.28 83 1.24 75 1.12 平均値65.2 79.0 L22 172.3 2.65 180.5 2.78 173.8 2.68 177.2 2.74 99.5 1.52 85.0 1.30 73.3 1.12 72.8 1.12 70.7 1.08 72.8 1.12 68.7 105 67.3 1.03 標準偏差2.91 1.63 18.30 12.87 16.34 19.40 17.71 13.18 10.62 8.74 10.16 7.08 9.39 7.56 被験者平常時心拍数 (柏/数)

入水時心拍数 (柏/数)各距離における通過時の心拍数 25m 50m 75m 100m 1分目2分目夏時の心拍数(柏/分) 3分目4分目5分目6分目7分目8分目 72 92 1.28 154 2.14 168 2.33 150 2.08 154 2.14 75 1.04 69 0.96 66 0.92 67 0.93 67 0.93 66 0.92 65 0.90 64 0.89 67 80 1.19 133 1.99 142 2.12 145 2.16 147 2.19 101 1.51 65 0.97 67 1.00 70 1.04 70 104 68 1.01 66 0.99 65 0.97 69 83 1.20 146 2.12 159 2.30 162 2.35 175 2.54 98 1.42 95 1.38 83 1.20 83 1.20 78 1.13 81 1.17 78 1.13 78 1.13 63 77 1.22 191 3.03 203 3.22 189 3.00 178 2.83 92 1.46 64 LO2 69 1.10 54 0.86 60 0.95 60 0.95 56 0.89. 54 0.86 71 85 1.20 147 2.07 144 2.03 145 2.04 142 2.00 105 1.48 79 1.11 89 1.25 80 1.13 74 1.04 73 1.03 71 1.00 0.86 72 70 84 1.20 197 2.81 194 2.77 201 2.87 203 2.43 99 1.41 88 1.26 80 1.14 73 1.04 75 1.07 72 1.03 72 1.03 74 1.06 平均値68.7 83.5 1.22 161.3 2.36 168.3 2.46 165.3 2.42 166.5 2.43 95.0 1.39 76.7 1.12 75.7 1.10 71.2 LO3 70.7 1.03 70.0 1.02 68.0 0.99 67.8 0.99 標準偏差2.98 4.65 23.98 23.20 22.01 21.11 9.75 11.73 8.79 9.44 5.93 6.51 6.86 7.88

(5)

表-4背泳ぎにおける心拍数の変動 常時心拍数 (柏/数)入水時L、拍数二距離Lおナろ通過時のし、拍数 ̄@ Ⅲn匹■■■祠旧■田■、旧n円旧■、■■房汀■■m■■観■■房汀■

■■鵠圏器湯鵠鵠霊碍晉黒悪祭鵠竪珸鵠鵠鵠 ■■竪堅黒髪墨堅黒竪嘉盛男畳墨竪墨里黒嬰二堅二二■竪蜀 ■■畏男髪黒髪黒髪黒雲嘉霊男鵠霊詔鵠鵠鵠鵠鵠 ■■鵠=男竪黒盛嘉竪嘉竪男雷黒雲悪夢黒唇黒霊嘉豐男霊男 ■■鵠竪黒豐男竪鑛甥鵠霊男男男巴男鴎盛黒竪碍圏男 ■■鵠竪嘉霊嘉磨嘉竪甥霊黒雲黒雲語霊男男男悪男豐墨悪罵 囹回鵠竪聖豐エェニ響二二雪雲聖璽碆二黒墨窪二塁二男鶚

■耐■■画泪■面■■Ⅵ■ ̄

驚唇片椛宴郵三誇六y魁1議鴎

』」

被験者平常時心拍数 (拍/数)入水時心拍数 (柏/数)各距離における通過時の心拍数 25m 50m 75m 100m 回楢 1分目2分目3分目【時の心拍数(柏/分) 4分目5分目6分目7分目8分目 71 86 1.21 191 2.69 197 2.77 192 2.70 194 2.73 96 1.35 69 0.97 66 0.93 64 0.90 71 1.00 74 1.04 66 0.93 64 0.90 70 84 1.20 160 2.29 160 2.29 156 2.23 159 2.27 86 1.23 68 0.97 74 1-06 73 1.04 76 1.09 72 1.03 69 0.99 69 0.99 74 90 1.22 173 2.34 154 2.08 170 2.30 163 2.20 105 1.42 95 1.28 83 1.12 87 1.18 81 1.09 79 1.07 78 1.05 80 1.08 69 83 1.20 190 2.75 179 2-59 185 2-68 194 2.81 81 1.17 63 0.91 51 0.74 53 0.77 63 0-91 56 081 56 081 54 078 76 93 1.20 200 2.63 155 2.04 176 2.32 192 2.53 105 1.38 95 125 94 1.24 94 1.24 90 1.18 87 1.14 86 1.13 83 1.09 73 84 1.15 186 2.55 197 2.70 205 2.81 202 2.77 112 1.53 85 116 75 1.30 75 1.03 77 1.05 77 1.05 73 1.00 69 0.95 平均値72.2 86.7 1.20 183.3 2.54 173.7 2.41 180.7 2.51 184.0 2.55 97.5 1.35 79.2 1.09 73.8 1.02 74.3 1.03 76.3 1.05 74,2 1.02 71.3 0.99 69.8 0.96 標準偏差2.41 3.64 13.16 18.44 15.72 16.60 11.03 13-07 13.38 13.61 8.32 9.41 9.41 9.69

(6)

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

背泳ぎの心拍数の変動は、25mまでに96.6拍という急激な上昇がみられ、それ以後の心拍数は個 人差により、顕著な増減がみられた。|回1復時の心拍数は、水泳後1分'二|で86.5拍という急激な減 少がみられ、l~2分月では18.3拍減少し、3~8分日までは73.8拍/分~69.8拍/分でやはり 緩やかな回復であった。

図-1各櫛泳法における心拍数の比1校(変化比)

、.

)(

クロール

平泳ぎ 背泳ぎ

)(

)[

図-1は、表-2,表-3,表-4の3泳法における心拍数の平均値の変動を変化比で対比した 図である。各種泳法を分けて比較したが3泳法とも'可じ傾'可を示し、変化比からみて著しい差は表 れていない。水泳中の心拍数は、平泳ぎと背泳ぎには顕著な差はみられないが、クロール泳法が高 い値を示していた。全般的にみて全身運動の負荷として高い運動強度で泳いでいることがうかがえ る。また入水時による心拍数の急激な増力Ⅱは、水洲、水圧、緊張に対してホルモンの分泌が関与し ているものと思われる。クロール泳法の心拍数が他の泳法より高いのは、水中での抵抗やストロー ク動作による筋活動が高いことで、エネルギーの消費量がやや多いことによるものと思われ、更に は11平'吸法による影響も考えられる。25mまでの急激な増力'1は、スタートによる力,,速、ストローク 動作と11乎吸の関連性などがあげられる。

-35-

(7)

法政大学体育研究センター紀要

回復時においては、3泳法とも1分'二|で急激な下降を示している。2~8分月まではこれも3泳 法とも緩やかな下降を示し、わずかではあるが'MII数の変動がみられた。また3泳法とも3~4分

日でほぼ完全に回復している。

表-5各種水泳直後のlil圧(mmHg)

表-5は各種泳法直後の」H1圧を示したものである。泳法別の平均値をみると、クロールでは最高 1,1圧170.7mmHg、最低lil圧81.0mmHg、平泳ぎでは、165.7mm,Hg/76.7mmHg、背泳ぎでは、

161.0mmHg/75.0mmHgとなり顕著な差はみられなかった。

表-6クロールにおける通過時''11

1分06秒 1分12.5秒

-36-

クロール ilz泳ぎ 背泳ぎ

188/84 168/70 196/58

186/88 154/90 140/88

154/78 154/82 140/88

170/66 192/64 158/64

140/84 142/72 144/68

186/86 184/82 188/84

平均I1f[ 170.7/81.0 1657/76.7 161.0/75.0 標準偏差 18.2/7.4 17.6/8.8 22.9/12.1

25m 50m 75m 100m

14秒 32秒 50秒 1分09秒

14秒 31秒 48秒 1分05秒

18秒 39秒 1分00秒 1分22秒

16秒 36秒 55秒 1分15秒

17秒 37秒 57秒 1分18秒

19秒 31秒 51秒 1分06秒

平均値 16.3秒 34.3秒 53.5秒 1分12.5秒

標準偏差 1.9秒 3.1秒 4.2秒 6.3秒

(8)

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

表-7平泳ぎにおける通過時間

1分09秒1分36秒

1分20秒

表-8背泳ぎにおける通過時lIIl

1分19秒

1分28秒 1分31秒 1分24.8秒

表-6,表-7,表-8は、クロール、平泳ぎ、背泳ぎにおける水泳時間を計測したものである。

泳法別から100mの水泳時間の平均化をみると、クロールが1分12.5秒で最も速く、次いで背泳 ぎの1分24.8秒、平泳ぎの1分32.6秒であった。またこれらの記録は被験者各人の最高記録の平 均イ直との割合を算11Iすると、クロールはおよそ78%、平泳ぎは80%、背泳ぎは83%であった。

表-9は各種泳法における入水時から水泳25mまでの心拍数の墹刀Ⅱと水泳時の最高心拍数を示 したものである。入水時の心打1数から水泳25mまでの心l11I数の増力11は、3泳法とも急激な増加が みられるが、最高心拍数をみると緩やかな哨力11となっている。

-37-

25m 50m 75m 100m

20秒 45秒 1分09秒 1分36秒

21秒 44秒 1分08秒 1分33秒

23秒 50秒 1分17秒 1分45秒

20秒 41秒 1分00秒 1分21秒

21秒 48秒 1分11秒 1分38秒

17秒 38秒 58秒 1分20秒

平均イ直 20.3秒 44.3秒 1分07.2秒 1分32.2秒

標準偏差 1.8秒 4.0秒 6.5秒 9.0秒

25m 50m 75m 100m

18秒 37秒 57秒 1分19秒

20秒 42秒 1分05秒 1分22秒

21秒 45秒 1分07秒 1分32秒

19秒 43秒 1分04秒 1分28秒

20秒 43秒 1分07秒 1分31秒

17秒 36秒 56秒 1分17秒

平均値 19.2秒 41.0秒 1分02.7秒 1分24.8秒

標準偏差 1.3秒 3.3秒 4.5秒 5.8秒

(9)

法政大学体育研究センター紀要

表-9各種泳法における入水時から水泳25mまでの心拍数の増力11と水泳時の最高心拍数

()内は数字は入水時の心拍数(平均値)1.00を基準とした変化比である。

図-2鍛練者と非鍛練者における心拍数の比1校(変化比)

クロールの場合

DII

鍛練者 非鍛練者

)0

X]

-38-

泳法

入水時心llL1 数の平均値

(柏/分)

水泳25mまでの 心拍平均イ直

(柏/分)

水泳時の最高 心拍数の平均値

(柏/分)

クロール 79.0(1.00) 172.3(2.18) 180.5(2.28)

平泳ぎ 83.5(1.00) 161.3(1.93) 168.3(2.02)

背泳ぎ 86.7(1.00) 183.3(2.11) 184.0(2.12)

(10)

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

いい

,

鍛練者 非鍛練者

)〔

化比)

江0

, )[

鍛練者 非鍛練者

-39-

(11)

法政大学体育研究センター紀要

図-2,図-3,図-4は、クロール、平泳ぎ、背泳ぎにおける心拍数の平均{直の変動を前回試 みた非鍛練者の心拍数と変化比で対比した図である。3泳法とも非鍛練者の方に高い値がみられ、

回復時においては共に1分|]に急激な減少が表れている。また回復時において非鍛練者は3泳法と も8分|H1では完全に|Ⅱ|復していないことがわかり、鍛練者はすでにほぼ平常時に戻っていることが うかがえる。

表-10鍛練者非鍛練者の種目別泳法における記録

()内は数字は標準偏差である。

表-10は、鍛練者と非鍛練者の種目別泳法における記録を示したものである。一般愛好者(非 鍛練者)の健康をねらいとしたスイミングでは、各々被験者のペースで泳がせ、競技選手(鍛練 者)としてのスイミングでは最高記録のおよそ8割程度の速さで泳いでいるが、記録としては当然 ながら2倍以上の差が表れている。

まとめ

今回の実験では、鍛練者の競技選手を対・象にクロール、平泳ぎ、背泳ぎの3泳法からみた心拍数の 応答についてillI定を試みた。泳法別の心打I数の実数からみると、背泳ぎが184.0打1/分(標準偏差 16.60)で最も高く、次いでクロールの180.5拍/分(標準偏差12.87)、平泳ぎの168.3拍/分

(標準偏差23.20)であった。これらを平常時(1.00)の変化比からみると、クロールが2.78倍、

次いで背泳ぎの2.55倍、平泳ぎの2.46倍となり、これは平'iir時の心拍数が少なく、それを基準と した結果によるものと考えられる。設定した80%程度のペースで泳いだにもかかわらず心拍数か らみると、このように高い迦動負荷強度を示していることがうかがえる。また心拍数の増加は25 mまでに急峻的な上昇を示し、|Ⅱ|復時では1分|]で急激な減少を示した。これらの資料を基礎と

して今後更に、水泳の適切な負荷強度を究|川していきたい。

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泳法 鍛練者 非殿練'者

クロール 1分12.5秒

(6.3秒)

2分42.2秒 (16.7秒)

平泳ぎ 1分32.2秒

(9.0秒)

3分08.4秒 (39.5秒)

背泳ぎ 1分24.8秒

(5.8秒)

3分18.0秒 (24.8秒)

(12)

泳法からみた心拍数の応答について-第2報一

参孝文献

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

フィットネスNEWSSONY企業

スポーツによる健康づくり運動カルテ体育科・学センター 運動処方のための心拍数の科学大修館

運動処方朝倉書店 水泳不I床堂出版

法政大学体育研究センター紀要第8号法政大学体育研究センター

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参照

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