近鏡大典紀欝 Fac gA . .
Men nklU tnv.20: 13‑23 (1987) 0: 1 3 ( 7)
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雑草の発育生理学的研究 ( 第 2報)
アメ リカセ ンダングサの短 日お よび長 日に対す る花成反応
杉野 守 ■・芦 田 学 事
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Bi S / G LI ・ は全国的 に広 く分布 す る帰化雑貨 であ り,
アメ リカセ ンダ ングサ れ る厄介 な雑草 であ る. しか し.本植物 は身近 にあ って容易 に入手 で き, 多数 の種 子 が得 られ, その生 耕
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地 にはむ しろ少 ないが,路傍 や空地, ゴ ミ捨場, 水 育 がすみやかで丈夫 であ り, また, 切枝 に よ って も 湿地 な どに 多 く発 生 す る キ ク科 の 1年 生 植 物 で あ 容易 に生長,繁殖が可 能 な点 な どか ら.植物 の実験
る. その花 は目立 た ないが,種 子 (そ う果) は逆 と 材料 としては好都合 であ る.
げが あ り,結実期 には その茂 みにふれた人 々の衣服 さ らに,本楯物 は季節的 に斉一 に開花結実 し,輿
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第 2号
型的な短 日性花成 を示す ことか ら,筆者 らは特 に, 実験植物 の栽培 のために,楯物体 の大 きさによっ 0
2c て園芸用の プラスチ ックポ ッ ト (9‑1
) 7 8 9 1 ( 4
1
m), プラ 近畿大学農学部紀要
その光周的花芽分化反応 について実験観察 を行 い,
ンター ( ×3 ×1 m)お よび,特 に子葉植物 の実 は,本楯物 の短,長 日お よびその組合わせ刺激 に対 験 では,代用 プランター として市販 のイチ ゴケース
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m)を用 いた.これ らの中に砂 またはバ c
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た種子 より得た幼植物 を移植 した もの を用 いた. または暗箱 で覆 った.長 日処理 として ,0W または
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次 に短 日処理 として,午後 5時か ら翌 日の午前 9 時 まで (8時間短 日),実験植物 を暗室 に入れるか, その結果の一部 については先 に報 告lIしたが,今 回
する花芽分化反応 について報告す る.
O
ⅠⅠ 実験材料 と方法
実験植物 として,本字近辺 にあるアメ リカセンダ ングサの野外群落 よ り,群落別 に均一 な幼植物 を横 堀 りして移植 した ものか, または,前年秋 にそれ ら の群落 よ り完熟 した種子 を集 め,室 内で風乾貯蔵 し
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10 杉野 ・芦田 :アメ リカセ ンダングサの花成反応 15 60W の白熱'屯球 によ って終夜照明 (植物 体 レベ ル
で約50-80ル クス) を した. なお, これ らの実験期 間 を通 じて,柏物 は外気温 に開放 され,生育温度 は 一定 に調節 されなか った. また,特定の 日長処理の 前後の期間,植物 はすべてその花成 に対 して非誘起
El長, すなわ ち長 日条件下 に置かれた.
花芽 分化反応 は,各個体の主軸頂芽 を観察 し,花 芽分化発達の状態 を Fig.1に示 す ように, 0 :未分
この結果, 当地方でのアメ リカセ ンダ ングサの野 外群落 は 8月下旬 よ り花芽分化が始 ま り, 9月下旬 に開花 した. この場合,東大阪市内群落の花成がや や遅 れたのは,奈良市,八尾市の群落 に比 べて,東 大阪市の場合 は市街地 内の夜間照明の形坪 を, よ り 受 けやすい立地条件 が原因 したのか も知れない.
2.
自然短 日日長 に対 す る花芽分化反応種子 よ り発芽 させ,長 日下 で育 てた 1節 (2矧 再 開)植物 を用 いて, 1974年 10月 7日か ら, 1, 2, 化 か ら 6 :閥的終 了 までの花成段 階値 (flower gin
10 (1
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して,通常,明 らかに花芽の識別の可能 な (+)段 区および対照 として長 日処理 (終夜照明 )区 に分け 階値以上の花芽 を もつ個体のバ-セ ン トで示 した。 た.各区の個体 につい て処理開始後60日間, 5□ご とに花芽形成 率 を観察 した結果 を Fig.3に示 した.
taes)を設定 して測定す るか,または花芽分化率 と 3, 4週間の 自然 日長 1時間37分~ 5分)
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llI 実 験 結 果 本実験 では li郡hの 自然短 REl数でわずかなが ら 1. アメ リカセ ンダングサの野外群落の花成 の進 花芽分 化反応がみ られ
,3
1那 月以 上では払 塙の反応行 値が,また 2週間では このほぼ中間の値が示 された.
本学近辺の野外群落 における本植物の花成状態 を この ように自然短 ∩口数が増加1す ると
,
花芽分化反 調べ るために,東大阪お よび隣接す る八尾市,奈良 応の時期が 早 くな り,分化率が大 とな った.市内の 3箇所の路傍の本植物群落 について,1976年 '-
8月上旬か ら 9月下旬 まで, 10EIIださに, それ ぞれ :hlrJ\\・eeks
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⊂ 亡ト・トー の群落 か ら,生育の点 い30個体 ずつを選 び, それ ら ロー亡卜{ト 亡ト{ト -トー ⊂ ロ の茎頂芽 の花成 段 階値 を Fig.1に したが って求 め
た. これ ら異な った3箇所の野外群落の 花成進 行状
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態 について Fig.2に示 した. - eks
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, 1, 1お よび 時間の明期 を持つ E]長刺激 を与 えた.各 E]畏実験
を誘起せず, 12時間以下 で顕著 な花成進効果がみ ら れた. また,"短 日"刺激 による花芽分化は 8時間 日
8
本実験 では1時間以上の 日長は まった く花芽分化 を日長処 理 後 10日 ご とに求 め た. それ らの結 果 を
4
区の1個体 の植物 について花芽分化率,花成段階値
Fig.4に示 した.
2
長がやや速 やかであ ったが, 10時間, 1時間 日長 は ほ とん ど変わ らなか った.一方,花成段階値 につい
lo ( 薬 展開)植物 について 8時間明期の短 日処理 を, 1,
年 4月15日か ら1週間, 8, 10 6
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展開)状態 に生長 した植物 をプランター に移植 した.
時間 日長の順 にその値が低下 す る傾 向がみ られた. なお.前 2者 については小差
短 日日数 に対 する花成反応
本植物の花成 を刺激す る短 日日数 (回数)の効果 を調 べ るために,生育段階の異 なる 2群 の楕物体, すなわ ち,子葉植物 (発芽後 7日目) と 5節
3, 5, 7日行 う区 と対照 としての長 日処理区に分
年 5月23日か ら実験 を行 った.子葉植物 197J ong-ady H- - i tca idn days F ero d
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区については各区2個体, 5節菓植物 区については 各区1個体 の花芽分化率 を,処理開始後10日ご とに
0日間計測 し, その結果 を Fi に示 した. また,
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年 6月1日か ら, 3, 4, 5, 6, 7
8, 9お よび10日の短 日処理 を行 い,花芽形成率 を 植物 に対 し花芽分化 を訣起 す るに至 らなか った. ま le
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測定 した. その結果 を Ta lに示 した.
これ らの実験結果か ら,短 日刺激 に対す る花芽分 化反応 は,短 日処理 日数の増加 に伴 い,よ り早期 に,
よ り高 い分化率 を示 した. しか し, その程度 は,植 物 の生長段階や処理時期 によってかな り大 きな差異 がみ られた.
5月23日か ら行 った実験 では,子葉楕物 区は 5節 菓植物 区に比べ,明 らかに商 い花芽分化反応 を示 し
9 (発芽後55日) を用い,1 0
0 0
た.特 に, 3日の短 日処理 によ り,前者 では6 %の 花芽分化 を示 したの に対 し,後者では まった く花芽 誘起 がみ られなか った. また,7日の短 日によ り子 葉植物 区は1
同様 な実験 として,子葉植物, 3節展開葉植物 につ 6月19日か ら始 めた子葉植物 と 3節薬植物 に対 す る短 日処理実験結果 では, 3日の短 日処理 は両群の た,子葉植物 は 3節葉植物 に比 べ,比較的少 ない処
%の花芽 分化がみ られたが,5節葉植
8 7 理 日数の場合 はやや早期 に花芽分化 を示 した. しか し, 日数 が多 くなる と,両者の差 はほ とん どな くな るか. または 3節薬植物 の方が よ り早期 に高い分化 を示 した.
次 に, この ような生育段階の違 いに よる短 日日数 に対 す る花成 反応 を, さらに詳 しく調べ るため実験 を行 った.長 日下 で育 てた若 い 2節秦植物 (発芽後
10および30日の短 日 処理 を行 い,処理開始後88日まで,頂芽の花成段階
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値 を測定 した. その結果 を Fi に示 した.
本実験 の場合,生育段階の異 な る老若植物群 は と 物 区では約6 %であ り,花芽分化時期 も子葉植物 区
の 3日短 日処理の もの よ りかな り遅 れた. もに,短 日処理の 日数の増加 につれて花成段階値 の 0
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近 畿大学 農学 部紀 要
5
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早期増加がみ られたが,少 ない短 日E]教 では,若い 日数内に与 え られた長 日が,花成反応 に どの ように 彩岬 するか を調べ るために,次の ような実験 を行 っ
日ETにすべての植 物が開花 1日ごとに計 9臥 2Elごとに計 4臥 3日ご とに 0 7
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も速 やかに花成が進行 した. ちなみに,5,1E 年 6月1日か ら計 1 よび3日の短 日処理 に対 して, 2節薬植物 ではそれ 日の短 日を与 え, この処理期間中に 1日の長 日を,
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し, これ に対 して,8節薬億物 では. それぞれ88日 計 3臥 4回 ごとに計 2回, 5E7毘いて 1回与 えた 0
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区, および対照 として連続 1日垣 E7処理 を した実験 区 を設 けて,各区それぞれ2個体の植物の花芽 分化
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の連続短 日処理では,老若植物の区別な く,両者 と た.
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率 を測定 した. その結果 を Fi に示 した.
本植物の花成 を誘起 する短 日刺激 に対 して,誘起 本実験 では.連続 10日短 El処理 区がJlaも速 やかに 6
以上 .79日お よび3日にすべての個体 が開花 した.
短 日処理期間内 に与 え られた長 日の花成 に及 5,
ぼ す影 響
19 杉野 ・芦田 :ア メリカセ ンダングサの花成 反応
中 断 の10日短 日区 ilSD+
次 い で, lEl逝 き良E]
7S D)×10さで,統 いて 7日迎銃 口区 (
lL D),10日短
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た長 日日数が増 す と,花成 反応 は顕帯 に減少 し, lE)や2Elの短 日 後 では2ロの長 日挿 入, 3日の短 日後 では 3Elの長
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‑ た, 一定の短 11口数 直後 に挿 入 さ4
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挿 入 を した場合 は
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花成 反応 が まった くみ られ な か っ(. しか し, 5口の短 E断 した計 10口の短 口処理 区 は,低 い花成反応値 にせ :
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た, その中では 8日短 ロ口数 を lR と 7日 (または その逆 ) に分 けて尾 口で中断 した方が, 5日 と3日 花芽分 化 し, j=ifが挿 入 きれ たl るにつ (また はその逆)に分 けて中断 した場 合 よ りも,花成 礼, したが って全短 日溺起糾問 が艮 び くと, 花芽分 反応値 が よ り大 で あ った.
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次 に, 2ロの
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口で 8日短 日を中断 す る と, 1日 さに良 nを与えた場 合 は,顕著 な花芽分化の遅 延 が認 め られ た. し 長 日中断の場合 よ りも花成 反応値 がすべ ての区 にお Ll!
tr 化等の増 加が過 れ /i.特 に, 1uP か し,いずれの場 合
も
とな った. ∩ (またはその道 ) に分 けて 2日長 日中断 した区に
Fl・終的 には100%の 花芽分化率 いて低下 した. しか し, 8口短 日を 4日, 1日 と 7 97
次 に, 同 L:く子
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植 物 を用 い,16年 5月23EIか おい ては,
なお対照の 8日連続 短 日区 をやや上 回 る か, またはそれ にはは等 しい反応二億 を示 した.2日 jr
ら計1rlまたは9口の短 「
5口間の艮 口刺激 を挿 入 した場 合の 花成 反応 を調べ と 6口に分 けた場合 の 2日艮 日中新 区はなお対照 区 た. この場合 は連続長 口区,連続 5日,7口お よび に近 い反応値 であ ったが, その逆 , すなわ ち 6日 と
】処理好日誹 rl,1,2,3,
短 rl区 を含 め宮十14区の そiLぞれ20供試 個休 につ 2日に分 けて 2日長 口で中断 す る とかな り低 い値 と 10El
いて, 処理開始後20‑60口間の10日ご とに, 花芽分 な り, さらに, 3日 と 5日 (またはその逆 )の場合 化率
,
花成段階値 を計測 した.その結果 は Table2に には,いずれ も対,q区の半分以下の花成値 であった.示 した. 次 に, この よ うな8日短 日処理 にお ける長 日中断
本実験 では,10
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連続短 ET区が全体 として戚 高の 効果 を, 4日 と 4日の短 日口数の間 に, 1, 2, 4 花成反応 を示 したが,計 10円の短 日を2日旺 き1El または 8日間の長 日を挿 入 した場合 について花成 反 の長 日で 4回中断 した区が, ほ とん どそれ に近 い花 応 を調べ た.実験 は 3節 6策植物 を用 いて,1977年 成 反応 を示 した ことは注 目 され る.花成反応の大 き 5月 1日か ら前 と同様 な 日長処理 を行 い, その後 ま0S
さを花芽分化率 と, 花成段 階値の面か ら全体 的 にみ で10日ご とに各 区20個 休 につい て花成 反応 る と, その場 は前2名 11 D,(
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近畿大学農学部紀要 第 20号
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本実験では,いずれの実験区 も比較的速 やかな花 植物の光周反応,特 に, 日長刺激 に対する花成反 )2
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成反応 を示 したが,対照区の8日連続短 日区に比べ, 応 は,GARNERa dALARn
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4に示 した.
1日の長 日で短 E]期間を中断 した方が,む しろ花成 物種 について多数の研究報告が重ね られてきた. そ 進行速度が大であった. 2日以上の長 E]中断では, の結果,楯物種,系統 (品種)によ り, また,温度 その長 日日数が増 す につれて花成 の進 行が遅 れ た その他の外的条件 により多様 な花成反応型が見出 さ が,8日の長 日挿入によって も比較的高い花成反応
8 777
して,当時 までの報告例 を4通 りの型に分け, さら に,理論的 に 通 りの光周反応型の可能性 を示唆 し た3).また,その後の報告 を加 え,研究材料 として代 がみ られた ことは注目され る.
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杉野 ・芦 田 :アメ リカセンダングサの花成反応
か ら初夏 に発芽 し, 8月中旬 ごろまでは旺盛 な栄襲 に示 した ように,8月下旬 に入 モス, アサガオ, タバ コ, ダイズ, トウモ ロコシ ・ る と花芽分化 を開始 して約40日で開花 す る. この間
この ような代表的な実験材料 として一般 に栽培種
易であることな どの利点 を有 す るためであ ろう.
アメ リカセンダ ングサは,短 日植物 として上記の リス トには含 まれていない野生の雑草 であ るが,節
報1)および今回得 られ た実験結果か らも, い くつか 分化がみ られ
,3
週間以上の短 日処理 日数で十分な の典型的な光周花成反応 を示す ことが明 らか となっ 花成刺激 となる.0 2
アオウキクサな ど2柾の短 日植物 については, 8通 時間2 分であるが, りの短 日花成反応型が分類 された. 常用 薄明 の1部 が 日長刺激 として これ に加 わ るの
8 分か ら11時間5
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で, この時間は さらに3‑40 分長 くな ることも考 え が多いのは,野生種 に比 べ,栽培種 は遺伝的 な均一 られ る.
性のほか, それ らの入手,種子発芽,生育管理が容 本植物 の花成 に及ぼす短 日日長の影岬 は,生育時 期 によって もかな り変化 す る と考 え られ るが,Fi
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3に示 した ように,1月下旬か らの 自然 日長 ( 時間 分以下) を用 いた場合 は, 1週間処理 で弱い花芽
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た. また,実験的 に花成刺激の限界 日長 を求め ると,Fi
本植物 の野外群落 は,大阪地方 ( N)では,春 4に示 したよ うに, 4月中旬 か らの戸外実験 で 7日
22 近故大草殿学部紀要 第 20守 (1987)
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の限界がみ られた. しか し,別の実 りt,よ り速 やかな花成反応 を誘耕 した ( be34.Ta l ,) 験結果 ‖ (
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枇 こ限界 口良がみ られ た. 多 くの短 fJlFl(あるいは 2R)の短 El刺激効果 を,*効 にす「I地物では,限界 トUiが13‑ 15時間,例 えばアサガ るが, 31」の短 口効果 を無 には しない. また, 3口 オは15時間 とい3れ る) 5
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この ような実験 的限界 日 述統艮 ロは, その節 に与えられた 3日の短 口効果 を 長 と,野外肝癌の花成
誘起の 自然 日長 とのず1日こつ 無 にする ことがあるが,4Elの短 日刺激効果 を無 に いては,一般 に指摘 され る571ように,他物の生長段 はで きない.階,光周誘起 日数,気温,特 に俊温 または光質な ど 以上 の ことか ら推察す る と, アメ リカセ ンダンブ の藷輿な どに よる もの と考 えられ,今後の検討が必 サの似合,短 rl刺激に よ り生 L:た物質が 花成促進物
要であろう. 質 として畜併 し,安定化す るためには 3‑ 4口以上
次 に,本旭物の花成の短 日刺激感受性 は,
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汚段 の短 日日数 を必要 とする. これ に対 して長 日刺激 に 階 によってかな りの追 いがある.Fig.5,Fig.6お よ よる花成抑制, またはrJj刺激の撫効化は 2‑ 3口 びTablelに示 した ように,〜般 〔, 子葉摘物 や若 以上の連続長 円が必要である. こJuよ長 日刺激 によ 齢植物 は,特 に不十分な短 R‑刺激 に対 し, 老齢植物 り彫成 された物質が.不十分な短 El刺激 (3
口以下)よ りもよ り敏感 に反応す る. これ までの実験結果で に よる不安定な花成促進物質の残留 を阻嘗す るか, は, 8時間短 日 3日が本地物の花芽分化誘導の侶 小 または下安定な花成 前状態 を変 えることによると考 口数であ 1),多 くは 4口の垣 F)で,始めて弱い花成 えられ る. また, 1日お よび場合 によ り2ロの長 日 反応 を示す. しか しなが ら,短 日刺激が20‑ 30日に 刺激 によって形成 された物質, または状態が,短
日
な ると植物の生育段階の適 いに もかかわ らず,同 じ 刺激効果の中に組み入れ らjして花成 を促進す る可能 速度 で速やかに花成が進行 す る (Fig.6). 性 もあ る. この ような短 El刺激 と長 日刺激の物質的 次 に,短 日刺激 にひ きついで与 えられた尾 口刺激 関係については,今後 さらに実験的 に検討 したい.
の花成抑制効果 をみ ると(Fig.7,Table2), 1日の
良H刺激 は,特 にfL1'極的 な抑制効果がな く,前の短 V ま と め
日効果 は残留 して次の短 日刺激効果 と加持的 に働 く わが国の路傍や空地 に普通 にみ られ る帰化雑草の か,場合によっては 8日の短 rlEJ数の間 に与 え られ アメ リカセンyン7'サは.季節的 に斉一に花成 を進
杉野 ・芦 田:アメ リカセ ンダ ングサの花成反応 23 行 させ,東大阪周辺の野外群落の場合 には, 8月下
旬 に花芽分化が始 ま り, 9月下旬 に開花 す る.
この ような花成反応 を茎頂芽の花成発達段階情, 花芽分化撃 によって測定 し,短 日日長,短 日処理 日 数 および短 El刺激 にひ きつづいて与 えられた尖 日刺 激の影響 を調べた.
これ らの結果,本楯 物 は典 型 的 な質的短 日櫓物 (qualitativeshortdayp】ant)であ り,長 日下では長 期間 (少な くとも 7ケ月)栄ヰ生長 を続 ける. しか し,8時間の短 日処理 を 3,4日行 うと,花芽分化 反応が起 こり,連続短 日下では.短 日開始後 10日日 に花芽分化が観察 され,30‑40日後 には開花 す る.
本植物の短 日限界 日長は, 7日処理の場合 は12時間 と14時間 にみ られたが, 自然群落の花成季節 な ど考 慮 すれば14時間前後 と思われ る. また,子葉の展開 した幼植物 は, それ よ りも生長の進 んだ植物体 に比 べて,弱い短 日刺激 に対 してむ しろ敏感 に反応 して 花芽分化 をす る. さらに,短 日による花成反応 は, 戸外実験の場合,季節 によ り差 があ り, 6‑‑7月に は比較的商い反応価 がみ られた.
次 に,花成 を促進 する短 日刺激 に対 して, その直 後 に与 えられた長 日刺激の効果 を調べ ると, 1日ま たは場合 によ り2日の長 日は, その前の短 日効果 を ほ とん ど打 ち消 さず,場合 に よ り短 日刺激効果 を強 めた. 2日または 3日以上の連統長 日刺激 は, その 前 の不 十分 な 日数 の短 日刺激効果 を完 全 に打 消 す か, または低下 させ た. この結果,本植物の花成反 応 において,短 日刺激 による花成促進物質 (または
状態)と長 日刺激 による花成抑制物質 (または状態) の形成が安定状態 に達 するの に, それぞれ 3,LI日
と 2,3日の 日長刺激 日数 を必要 とす ると考 えられ る.
謝 辞
本研究 においては, 当研究室専攻生 であった寺地 裕志,辰 巳晋‑,市川孝席,古野茂 および加 田徳明 の諸氏の熱心 な ご協力 を得 た. ここに心 よ り謝意 を 表 する.
文 献
1) 杉野守 ,芦田替 :本誌, 6, 1‑13 (1973) 2) W . GA N R W . R E a d n H. ALA D:∫AgA, L R . r.
Resリ18,553‑606(1920)
3) F.B.SALISBURY:ThefloweringProcess.Per‑ gamonPress.New York (1963)
4) FB S LSU Y:R so e o Ph tp id., A IB R ep ns t ooero, PhyLlgc Z PlnsOo ia a t E oo y c lg (de . 0
.
L LANGE et al), 135‑167 Spring・Verlag, New York (1981)5)滝本教 :光周性,植物生理学(8)環境情報(古 谷雅樹編),145‑166,朝倉谷店,東京 (1981) 6) S I MU A .MA R a d n A, Tl1TTA(ト0 O,B tMa . o, g
(Tokyo),68.235‑241(1955)
7) 志佐誠.加藤幸雄 :植物生殖生理学,13‑42, 誠文堂新光社,東京 (1963)
(昭和61年 10月25日受理)