捨石式傾斜提内の砂の透過性に関する実験的研究
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(2) II‑329. 土木学会第58回年次学術講演会(平成15年9月). 0. 0. -2. -5 -6 -7 -8. 岸向き. -9 -10 -0.1. -0.05. 0. 0.05. 0.1. 0.15. 0.2. -5 -6. -5 -6 -7. -8. -8. -9. -9. -10. -10 1000. (波高の影響). 3000. 4000. 5000. 6000. 7000. 8000. 0. 1000. 2000. 3000. 図-4. 4000. 5000. 図-5. (CASE-3;波高 2.8m). 外 T=8.0s港 H=4.9m. Z(m). 尻部に多く堆積している。これは,港外側で巻き上がった れることにより,捨石内を沈降しながら法尻部に着底する Z(m). 5 5. 0 5. ブ. 初期断面 13.0h波作用後 36.8h波作用後 55.3h波作用後. 5 4. 0 4. 5 3. 0 3. 港 10 外. 15. 20. 25. 30. ロッ ク. 40. 45 内 50 港. 55. 初期断面 13.0h波作用後 36.8h波作用後 55.3h波作用後. 上部コンクリート. 堤内. 5. 35. 沖に向かって右断面. ▽. 図-7. 10. 15. 20. 25. 30. 9t 型 消 波. 35. ブ. ロッ ク. 40. 45. 50. 55. 傾斜提内の漂砂堆積状況(CASE-5). きいが,時間の経過とともに堤体内が堆積し,初期段階ほ. 表-2. どの影響がなくなってきたものと考えられる。また,表-2. 堆砂量(現地換算). 実験条件. より港外側前面水深のみを変化させた,CASE-4 と CASE-5. 9t 型 消 波. 沖に向かって左断面 ロッ ク. 傾斜提内の漂砂堆積状況(CASE-1). 現地換算値. 0. 型 消 波 ブ. 上部コンクリート. 5 2. Z(m). 9t. 堤内. 0 2. 5 1. 5. 16 14 12 10 8 6 4 2 0. 差が大きいため,掃流状態による堤体への流入の影響が大. 0 1. では,ほぼ港外側と同程度の水深まで堆積した。表-2 は,. 見られた。これは,実験初期段階は港外側と堤内との水深. 図-6 0. 状態で捨石内に透過する現象が見られ,波作用約 55 時間後. 透過する漂砂量は,時間経過とともに減少していく傾向が. ク ロッ ブ 波 ク 消 ロッ t型 ブ 現地換算値36.8 消波 型 9t. ▽. 沖に向かって 前面 左断面 背面 右断面. 上部コンクリート. T1/3 ▽=8.0s H1/3=4.0m. 5. は,浮遊砂の沈降現象と同時に,港外の底質が徐々に掃流. 16 14 12 10 8 6 4 2 0. 港内. 現地換算値. 0. 一方,図-7 のように港外側の水深を浅くした CASE-5 で. 642086420 1111. 深が同じ場合,傾斜堤内に堆積する漂砂は傾斜堤港内側法. 実測の堆砂量を示したものであるが,堤内および港内まで. 8000. 港内外の浮遊砂濃度比較. (CASE-1;波高 4.9m). ものと思われる。. 7000. (実験初期の時間平均). 港内外の浮遊砂濃度比較. 浮遊砂が透過流とともに流入し,堤体内で流れ場が弱めら. 6000. 浮遊砂濃度 C (g/m3). (実験初期の時間平均). (実験初期の時間平均). 港内透過流速比較. 2000. 浮遊砂濃度 C (g/m3). 港内透過流速分布 u (m/s). 図-3. -4. -7. 0. 港内. -3. -4. 0.25. 港外. -2. 港内. -3. 沖向き. 水深 h (m). 水深 h (m). -4. -1. 港外. -2. CASE-3(波高2.8m). -3. 0. -1. CASE-1(波高4.9m). 水深 h (m). -1. 波浪の種類. 周期 (s) 8.0. 港外側前面 水深(m) -10.0. 波浪 作用 時間 (h) 13. を比較すると,堤内堆砂量の時間変化率は,港外側前面水. CASE-1. 規則波. 波高 (m) 4.9. 深が浅い CASE-5 の方が CASE-4 より約2倍程度の値となっ. CASE-2. 規則波. 4.9. 10.0. -10.0. 13. ているが,港内堆砂量の時間変化率は比較的近い値を示し. CASE-3. 規則波. 2.8. 8.0. -10.0. 13. ている。このことは,嵩上げの効果は堤内での掃流状態の. CASE-4. 不規則波. 4.0. 8.0. -10.0. 13. 進行と浮遊砂の沈降距離が短くなることによる浮遊砂の堆. CASE-5. 不規則波. 4.0. 8.0. -5.0. 18. 積とが原因で堤内での堆砂量は大きくなるが,その影響は. 37. 港内まで及んでいないことを示している。. 55. 4.結論. 堆砂量(t/m・d) (時間変化率) 堤内 港内 63.1 (4.85) 39.6 (3.05) 6.4 (0.49) 8.8 (0.68) 24.8 (1.37) 25.0 (1.32) 21.2 (1.18). 32.3 (2.48) 33.4 (2.57) 1.5 (0.12) 3.6 (0.28) 5.9 (0.33) 4.8 (0.25) 3.2 (0.18). ・波高が大きいほど,港外と港内の浮遊砂濃度の比は大きくなる傾向がある。 ・港内外の海底地盤面が等しい場合,港外で巻き上がった浮遊砂が,静水面付近から流れとともに堤体内に流入 し,堤内で沈降するため,港内側の傾斜提法尻部付近に堆積する。 ・港外側の水深が港内側より浅い場合は,浮遊砂の他に,港外の底質が掃流状態で徐々に流入する。しかし,時 間経過とともに堆積速度は遅くなる傾向が見られた。また,堆砂は堤内で進行し,港内に堆砂する量は小さい。 5.今後の課題 今後は,設置水深や堤体構造の違いによる透過漂砂メカニズムや透過漂砂量への影響についてさらに検討する 必要がある。また,透過漂砂量の定量的な評価を行うためには,これら実験結果を用いて定式化する必要がある。 参考文献 1) 入江功ら:重複波による防波堤前面での2次元的海底洗掘,港湾技術研究所,第 23 巻第1号,pp.3-52,1984. 2) 田中則男:天端幅の広い潜堤の波浪減殺および砂浜安定効果について,第 23 回海岸工学講演会論文集,pp.152-157,1976.. ‑658‑.
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