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関西学院大学

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(1)

関西学院大学

2012年度

自己点検・評価報告書

(付:大学基準協会認証評価結果)

言語コミュニケーション文化研究科

2014年3月

(2)

本 書 は 、大 学 評 価 ( 認 証 評 価 )の た め に 本 学 が 大 学 基 準 協 会 に 提 出 し た「 関 西 学 院 大 学 2012 年 度 自 己 点 検・評 価 報 告 書 」( 2013 年 3 月 )と 大 学 基 準 協 会 の 評 価 結 果( 2014 年 3 月 ) で あ る 。

構 成 は 、 大 学 基 準 協 会 の 評 価 結 果 ( 結 果 と 総 評 の 前 文 )、 各 章 の 報 告 書 に お け る 本 学 の 記 述 ( 1 ~ 3 ) と 大 学 基 準 協 会 の 評 価 結 果 で あ る が 、 章 に よ っ て は 評 価 結 果 が な い も の が あ る 。

評 価 結 果

評 価 の 結 果 、貴 大 学 は 本 協 会 の 大 学 基 準 に 適 合 し て い る と 認 定 す る 。 認 定 の 期 間 は 2021( 平 成 33) 年 3 月 31 日 ま で と す る 。

総 評

貴 大 学 は 、1889( 明 治 22) 年 に キ リ ス ト 教 主 義 教 育 と い う 理 念 の も と 、 神 学 部 と 普 通 学 部 を 持 つ 「 関 西 学 院 」 と し て 創 立 さ れ た 。1932( 昭 和 7 ) 年 に 「 大 学 令 」 に よ る 旧 制 大 学 へ と 移 行 し た 後 、1948( 昭 和 23) 年 に 学 校 教 育 法 に よ り 新 制 大 学 と な り 、 学 部 ・ 学 科 お よ び 研 究 科 の 改 組 、 キ ャ ン パ ス 開 設 を 経 て 、 現 在 は 11 学 部 ( 神 学 部 、 文 学 部 、 社 会 学 部 、法 学 部 、経 済 学 部 、商 学 部 、理 工 学 部 、総 合 政 策 学 部 、人 間 福 祉 学 部 、教 育 学 部 、 国 際 学 部 )、13研 究 科( 神 学 研 究 科 、文 学 研 究 科 、社 会 学 研 究 科 、法 学 研 究 科 、経 済 学 研 究 科 、 商 学 研 究 科 、 理 工 学 研 究 科 、 総 合 政 策 研 究 科 、 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科 、 人 間 福 祉 研 究 科 、 教 育 学 研 究 科 、 司 法 研 究 科 、 経 営 戦 略 研 究 科 ) を 擁 す る 総 合 大 学 へ と 発 展 し て い る 。 キ ャ ン パ ス は 、 兵 庫 県 西 宮 市 の 西 宮 上 ケ 原 キ ャ ン パ ス の ほ か 、 隣 接 す る 西 宮 聖 和 キ ャ ン パ ス 、 同 県 三 田 市 に 神 戸 三 田 キ ャ ン パ ス と 3 キ ャ ン パ ス を 有 し 、 キ リ ス ト 教 主 義 に 基 づ く 教 育 ・ 研 究 活 動 を 展 開 し て い る 。

な お 、経 営 戦 略 研 究 科 経 営 戦 略 専 攻 は 2009( 平 成 21)年 度 に 特 定 非 営 利 活 動 法 人 A B E S T21 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 け て お り 、 そ れ 以 降 の 改 善 状 況 を 踏 ま え て 、 大 学 評 価 ( 機 関 別 認 証 評 価 ) の 観 点 か ら 評 価 を 行 っ た 。 司 法 研 究 科 は 本 年 度 に 公 益 財 団 法 人 日 弁 連 法 務 研 究 財 団 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 、 経 営 戦 略 研 究 科 会 計 専 門 職 専 攻 は 本 年 度 に 特 定 非 営 利 法 人 国 際 会 計 教 育 協 会 会 計 大 学 院 評 価 機 構 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 け て い る た め 、 基 準 4 「 教 育 内 容 ・ 方 法 ・ 成 果 」 に つ い て 、 そ れ ぞ れ の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 結 果 に 委 ね る 。

(3)

第1章 理念・目的

現 状 の 説 明

(1) 大 学 ・学 部 ・研 究 科 等 の理 念 ・目 的 は、適 切 に設 定 されているか。

言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科 は 、 関 西 学 院 大 学 の 基 本 理 念 の も と に 、 高 度 な 言 語 コ ミュニケーション能 力 を備 え、建 学 の精 神 に基 づく豊 かな人 間 性 と国 際 的 ・文 化 的 視 野 をもった、

高 度 の学 問 的 専 門 性 を備 えた人 材 を輩 出 し、社 会 に貢 献 することを理 念 として掲 げている。

上 記 の 理 念 実 現 の ため 、 博 士 課 程 前 期 課 程 で は、 高 度 な 言 語 コミ ュ ニケー ション 能 力 を養 成 し、その基 盤 の上 に言 語 および言 語 使 用 の実 態 を追 求 する言 語 科 学 、言 語 と深 く結 びついた 文 化 学 、さらに言 語 コミュニケーション能 力 をいかにして効 果 的 に習 得 させるかという方 法 論 を探 究 する言 語 教 育 学 、外 国 語 としての日 本 語 教 育 の方 法 を探 究 する日 本 語 教 育 学 の研 究 を推 進 することによって、言 語 コミュニケーション文 化 を総 合 的 に研 究 することを旨 としてきた。また、博 士 課 程 後 期 課 程 では、前 期 課 程 で培 った幅 広 い知 識 と研 究 能 力 を、言 語 コミュニケーション能 力 の理 論 的 解 明 に特 化 した、高 度 で先 進 的 な研 究 へと結 実 させる。また博 士 論 文 作 成 の指 導 を 通 してさらに総 合 的 、専 門 的 に深 く研 究 し、「言 語 コミュニケーション文 化 学 」の深 化 、発 展 に 努 める。

以 上 は、関 西 学 院 大 学 大 学 院 学 則 第 1章 第 3条 第 3項 (別 表 )「人 材 の養 成 に関 する目 的 その他 の教 育 研 究 上 の目 的 」に記 載 されている。1 - 2 2 )

以 上 のような博 士 前 期 および後 期 課 程 における理 念 ・目 的 をもとに、ネイティブ・スピーカーが中 心 となって言 語 コミュニケーション能 力 養 成 科 目 を担 当 し、授 業 は原 則 として研 究 対 象 言 語 で行 うことによって、大 学 院 レベルの高 い言 語 コミュニケーション能 力 を持 った修 了 生 を養 成 し、同 時 に きめ細 やかな研 究 指 導 により、すぐれた研 究 能 力 を持 った研 究 者 の養 成 を目 指 している。また、特 に、日 本 語 教 育 学 プログラムでは、将 来 日 本 語 教 員 として教 壇 に立 つことを前 提 として、日 本 語 の 授 業 を 実 際 に 観 察 し 、 自 ら 授 業 計 画 を 立 て て実 行 で きる実 践 能 力 を 持 った 修 了 生 を 養 成 す る。

(2) 大 学 ・学 部 ・研 究 科 等 の理 念 ・目 的 が、大 学 構 成 員 (教 職 員 および学 生 )に周 知 され、

社 会 に公 表 されているか。

理 念 ・目 的 を言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 パンフレット1- 8 5 )p . 1 および関 西 学 院 公 式Web

サイト1 - 8 6 ) に掲 載 し、教 職 員 、学 生 、受 験 生 を含 む社 会 一 般 に対 して公 表 している。また、「履 修

心 得 」に「【大 学 院 】履 修 ・学 習 要 覧Webサイトの紹 介 」のページ1 - 87 )p . 2 ・ 9 を設 け、入 学 者 に対 す る研 究 科 の理 念 ・目 的 の周 知 をはかっている。

(3) 大 学 ・ 学 部 ・ 研 究 科 等 の 理 念 ・ 目 的 の 適 切 性 に つ い て 定 期 的 に 検 証 を 行 っ て い る か。

大 学 評 価 に関 連 して、毎 年 「進 捗 状 況 報 告 書 」を作 成 しているが、この作 成 時 に合 わせ、研 究 科 執 行 部 会 において、理 念 ・目 的 が現 状 に適 合 しているかを検 証 している。

その検 証 結 果 のひとつは、2007年 に開 設 した日 本 語 教 育 学 プログラムである。2001年 開 設 当 初 には存 在 しなかったこのプログラムは、徐 々に需 要 が高 ま った外 国 人 への日 本 語 教 育 を 推 進 する教 員 の養 成 を目 指 した改 革 であった。

(4)

もうひとつは、今 年 2012 年 になって行 われた言 語 教 育 学 領 域 ( 言 語 教 育 学 プログ ラム) のカリ キュラム改 革 である。領 域 内 の全 科 目 の科 目 名 称 を検 討 し、より中 身 のはっきりした名 称 に変 更 するとともに、新 たな科 目 を設 置 することになった。1 - 12 6 ) ,1 - 127 )

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 は2001年 の前 期 課 程 の創 設 から2012年 で12年 目 を迎 え たが、前 期 課 程 修 了 者 は、2011年 度 末 ですでに254名 に達 し、その多 くは中 学 ・高 校 ・大 学 およ び専 門 学 校 等 で英 語 教 師 になる者 、企 業 に就 職 した者 、もとの職 場 に復 帰 した者 などである。ま た、博 士 課 程 後 期 課 程 については、2003年 の創 設 から2012年 で10年 目 を迎 えた。これまで博 士 号 ( 課 程 博 士 ) 取 得 者 は 既 に 10 名 に の ぼ って い る 。 以 上 の 成 果 は 、 と り もな お さず 、 言 語 コ ミ ュ ニ ケーション文 化 研 究 科 の理 念 ・目 的 が、大 学 構 成 員 (教 職 員 および学 生 )および社 会 に十 分 に 周 知 され、実 行 に移 されてきた結 果 であると言 える。1 - 13 6 )

(2) 改 善 すべき事 項

まず 、 社 会 人 の た め の カ リキ ュ ラ ム の 提 供 を め ざした 昼 夜 開 講 制 に つ いては 、 学 生 に も 非 常 に 好 評 であるが、その一 方 で課 題 研 究 コースについては、近 年 入 学 者 が少 なくなってきている(2008 年 :3名 、2009年 :3名 、2010年 :0名 、2011年 :3名 、2012年 :0名 )。今 後 実 質 的 な検 討 を開 始 し、課 題 研 究 コースにおける問 題 点 の把 握 と、改 善 の方 策 を打 ち出 していきたい。

また、学 習 環 境 の整 備 ・学 習 支 援 体 制 の充 実 についてもさらに改 善 をしていきたいと考 えてい るが、2012年 9月 より、学 生 共 同 研 究 室 を1室 から2室 に増 やし、さらに実 験 系 の院 生 に必 須 の実 験 用 の部 屋 も、 教 員 共 同 研 究 室 ( 実 験 室 )を 貸 与 す るこ と が 可 能 にな った 。こ の 成 果 を 当 面 は 見 守 りたい。1 - 13 8 )

将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

すでに効 果 の兆 しが見 えるのは、言 語 教 育 学 領 域 のカリキュラム改 革 の第 1弾 として実 施 した、

領 域 科 目 名 称 の変 更 と科 目 の新 設 である。

言 語 教 育 学 領 域 (プログラム)は、2001年 に 言 語 コミュニケー ション文 化 研 究 科 の 開 設 ととも に設 置 され、これまでも多 くの優 秀 な修 了 生 を輩 出 してきた。しかし、その後 、他 大 学 大 学 院 に同 様 の分 野 を扱 う研 究 科 や外 国 語 教 育 学 を専 門 とする研 究 科 などが相 次 いで開 設 され、その結 果 言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 における言 語 教 育 学 プログラムの入 学 生 が減 少 傾 向 にあ る。これに対 し、2011年 7月 にカリキュラム委 員 会 のもとに発 足 した言 語 教 育 学 領 域 カリキュラム検 討 委 員 会 では、プログラムの活 性 化 を図 るためのカリキュラム改 革 の第 1弾 として、既 存 科 目 の科 目 名 称 をすべて見 直 し、さらに新 設 科 目 を設 けた。

また、言 語 文 化 学 領 域 のさらなる充 実 をめざした施 策 として、2012年 度 6月 に、言 語 文 化 学 領 域 カリキ ュラ ム検 討 委 員 会 を 設 置 した。この 委 員 会 にお ける議 論 の結 果 、大 幅 なカリキュラム 改 革 が提 案 できることになった。1 - 127 ) ,1 - 13 9 )

(2) 改 善 すべき事 項

まず、昼 夜 開 講 制 に関 連 して、課 題 研 究 コースについては、近 年 入 学 者 が少 なくなってきてい る点 であるが、その改 善 のためには、次 のような事 項 について検 討 する。

(5)

①課 題 研 究 コースの最 大 の問 題 点 は、アドバイザリーコミッティによる集 団 指 導 において、綿 密 な 研 究 指 導 を受 けにくいという点 にある。まずは、課 題 研 究 生 に対 する研 究 指 導 を充 実 させる取 り組 みを希 求 する。

②上 記 ①の取 り組 みをしても、そもそも課 題 研 究 コースの必 要 性 が減 じている可 能 性 もある。そのた めには、今 後 課 題 研 究 に特 化 したFD研 究 会 を開 催 していくことを計 画 する。

次 に、学 習 環 境 の整 備 ・学 習 支 援 体 制 の充 実 については、現 在 の学 生 共 同 研 究 室 の利 用 状 況 を追 跡 調 査 していくことが重 要 であると思 われるので、これを実 行 していく。

(6)

第3章 教員・教員組織

現 状 の 説 明

(1) 大 学 として求 める教 員 像 および教 員 組 織 の編 制 方 針 を明 確 に定 めているか。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 として求 められる教 員 像 は、明 確 には定 められていない。こ れは、言 語 科 学 、 言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、 日 本 語 教 育 学 という4領 域 にまたがる教 員 像 を 一 律 に規 定 することが不 可 能 であり、またそうすることが適 正 であるとは必 ずしも言 えないことによる。

しかしながら、任 用 等 の運 用 に当 たっては、教 員 選 考 基 準 に則 り、大 学 院 で授 業 や論 文 指 導 担 当 者 として適 任 であるかどうかについて、委 員 会 を組 織 して、厳 正 な審 査 を実 施 することを明 確 に している。3 - 7 )

言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科 の 教 員 組 織 は 、 基 本 的 に は 、 博 士 課 程 前 期 課 程 科 目 担 当 教 員 、博 士 課 程 前 期 課 程 指 導 担 当 教 員 、博 士 課 程 後 期 課 程 授 業 担 当 教 員 、博 士 課 程 後 期 課 程 指 導 担 当 教 員 から構 成 されている。2012年 4月 現 在 の言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の教 員 は各 学 部 (社 会 学 部 ・法 学 部 ・経 済 学 部 ・商 学 部 ・人 間 福 祉 学 部 ・国 際 学 部 ・ 理 工 学 部 ・総 合 政 策 学 部 の各 学 部 )および教 職 教 育 研 究 センターに属 する外 国 語 担 当 教 員 計 41名 から成 っているが、全 員 が上 記 の審 査 基 準 を満 たし、さらに上 述 の4つの研 究 領 域 (言 語 科 学 、言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 )のうちの1~3つの領 域 に属 し、著 書 ・論 文 の執 筆 、学 会 発 表 等 において極 めて活 発 な研 究 活 動 を行 っているものである。3 - 5 8 ) , 3 - 5 9 )

(2) 学 部 ・研 究 科 等 の教 育 課 程 に相 応 しい教 員 組 織 を整 備 しているか。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の 教 員 は、社 会 ・ 法 ・ 経 済 ・商 ・人 間 福 祉 ・ 国 際 ・ 理 工 ・ 総 合 政 策 の各 学 部 および教 職 教 育 研 究 センターに所 属 する言 語 教 育 担 当 教 員 計 41名 である。

そのためそれぞれの教 員 は、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 のほかに各 自 の所 属 学 部 等 でも 授 業 を担 当 している。

さらにまた、その41名 のうち22名 が後 期 課 程 指 導 教 員 となっている。そのほか、言 語 コミュニケー ション文 化 研 究 科 の 専 任 教 員 41 名 の専 門 分 野 は、言 語 科 学 ( 16名 )、言 語 文 化 学 (20名 )、

言 語 教 育 学 (15名 )、日 本 語 教 育 学 (14名 )である。なお、( )内 の人 数 の合 計 が41名 を超 える のは、複 数 の領 域 にわたって担 当 教 員 となっている者 がかなり多 いためである。

以 上 のように現 在 の教 員 組 織 はかなり大 規 模 なものであるが、言 語 科 学 、言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 という4領 域 を抱 える研 究 科 としては、適 正 な人 数 で、教 員 組 織 は充 実 していると言 える。3 - 5 8 ) , 3 - 67 )

また年 齢 構 成 も、30歳 代 から60歳 代 まで分 散 しており、特 定 の年 齢 範 囲 に著 しく偏 らないよ う に配 慮 している。3 - 9 0 )

(3) 教 員 の募 集 ・採 用 ・昇 格 は適 切 に行 われているか。

開 講 科 目 を 担 当 する 資 格 を 有 す る 教 員 を、 以 下 のよう な 手 続 きを 経 て 研 究 科 委 員 会 にて 任 用 している。

「 大 学 院 教 員 並 び に 大 学 院 指 導 教 員 の 選 考 手 続 き と 基 準 ( 申 し 合 わ せ 事 項 ) 」 に 基 づ き 、 大 学 院 教 員 に ついて は、 任 用 審 査 委 員 会 で 候 補 者 を 選 出 し、 研 究 科 委 員 会 で 提 案 の あ と 、 審 査 委 員 (3名 )による審 査 を経 て、研 究 科 委 員 会 で審 査 結 果 を報 告 し、投 票 によって決 定 して いる。また、大 学 院 指 導 教 員 については、任 用 審 査 委 員 会 で候 補 者 を選 出 し、指 導 教 員 会 で

(7)

候 補 者 の 提 案 のあ と、 審 査 委 員 ( 3 名 ) によ る 審 査 を 経 て 、 指 導 教 員 会 で 審 査 結 果 を 報 告 し、

投 票 によって決 定 している。3 - 10 8 ) , 3 - 10 9 )

なお、大 学 院 教 員 、指 導 教 員 の任 用 は、ステータスに関 わりなく必 要 な授 業 科 目 を担 当 でき る者 とし、予 定 の科 目 適 合 性 や専 攻 領 域 に関 する研 究 業 績 の数 などを勘 案 して選 考 する。なお、

指 導 教 員 については、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 において大 学 院 教 員 として2年 以 上 担 当 の者 としている。

(4) 教 員 の資 質 の向 上 を図 るための方 策 を講 じているか。

以 下 の3つの方 策 を現 在 講 じている。

①大 学 院 の課 程 におけるファカルティ・ディベロップメント(FD)の実 施

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 では、院 生 会 の幹 部 を迎 えて、教 員 と院 生 とのFDワー クショップを2011年 12月 14日 に、授 業 方 法 、オムニバス科 目 、研 究 会 、言 語 コミュニケーション 文 化 学 会 フォーラム、研 究 科 への要 望 等 というテーマで開 催 した。3 - 14 3 )

②授 業 改 善 をめざしたアンケートの実 施

毎 年 春 学 期 末 および秋 学 期 末 の 年 2 回 、 学 生 による授 業 改 善 アン ケートを実 施 している。

アンケート結 果 は、科 目 、演 習 の別 を問 わず、担 当 教 員 にフィードバックをしている。3 - 14 4 )

③研 究 業 績 一 覧 および研 究 成 果 の公 開

研 究 活 動 については、各 教 員 が研 究 業 績 データベースを所 定 の時 期 までに更 新 することで、

研 究 業 績 の社 会 への公 開 に努 めている。3 - 5 9 )

また、専 任 教 員 の教 育 研 究 業 績 発 表 の場 として、『言 語 コミュニケーション文 化 』という雑 誌 を 発 刊 している。3 - 14 5 )

さらに、教 員 の研 究 活 動 の評 価 については、大 学 院 教 員 に新 たに任 用 する、あるいは昇 任 す る際 の審 査 が、研 究 業 績 についての審 査 委 員 会 による審 査 を踏 まえて、研 究 科 委 員 会 によって 行 われている。

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

①FDワークショップの実 施 、②授 業 改 善 をめざしたアンケートの実 施 、③研 究 業 績 一 覧 および 研 究 成 果 の公 開 については、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 開 設 以 来 、実 施 してきたもので ありこれまでも授 業 の改 善 や研 究 指 導 において効 果 が上 がっていると言 える。

特 に、①のワークショップは、大 学 院 執 行 部 と院 生 会 幹 部 とが合 同 で実 施 したものであるが 、 各 授 業 の や り 方 は 適 正 であるか、 複 数 の 担 当 者 によるオ ム ニ バス 科 目 、 院 生 の 自 主 的 な 研 究 会 、言 語 コミュニケーション文 化 学 会 フォーラムへの出 席 の状 況 など、さまざまな点 について率 直 な意 見 交 換 が行 われた。3 - 14 3 )

(2) 改 善 すべき事 項

授 業 改 善 を めざしたアンケートの実 施 であるが、 2012 年 度 より、「 シラバス の記 載 通 り に授 業 が 運 営 されていたか」「シラバスの内 容 について、初 回 に説 明 があったか」という2点 が新 たに加 えられ た。3 - 14 4 )

さら に、 毎 年 、 数 名 の 他 大 学 の 研 究 科 の 教 員 も 兼 任 教 員 と して授 業 を 担 当 してお り 、 学 内 、 学 外 との人 的 な交 流 があるが、まだ十 分 ではない。授 業 を離 れての談 話 や研 究 会 の場 を密 にす ることが、教 員 の研 究 活 動 等 の評 価 の観 点 からも必 要 となる。

(8)

将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

①FDワ ー ク シ ョ ッ プ の 実 施 、② 授 業 改 善 を め ざ し た ア ン ケ ー ト の 実 施 、③ 研 究 業 績 一 覧 お よ び 研 究 成 果 の 公 開 に つ い て は 、 授 業 の 改 善 や 研 究 指 導 に お い て 効 果 が あ が っ て い る の で 、今 後 も 継 続 し て い く 。今 後 、①FDワ ー ク シ ョ ッ プ に つ い て は 、今 後 そ の 内 容 を 精 査 し 、 こ れ ま で 実 施 し た テ ー マ ・ 内 容 を さ ら に 拡 大 し 、 深 化 し て い く 。 ま た 、 ② ア ン ケ ー ト も 継 続 実 施 し て い く の は も ち ろ ん で あ る 。 さ ら に 、 ③ に つ い て も 、 今 後 継 続 的 に 実 施 し て い く 。

(2) 改 善 すべき事 項

授 業 改 善 を め ざ し た ア ン ケ ー ト に つ い て は 、 こ れ ま で の 紙 ベ ー ス の 記 述 に 加 え 、 今 後 は イ ン タ ー ネット等 を活 用 して、パソコンで入 力 できるような仕 組 みに改 善 する。

また、学 内 、学 外 の他 の研 究 科 との人 的 な交 流 もさらに促 進 する。学 会 ・研 究 会 ・セミナー等 の開 催 も、教 員 の研 究 活 動 等 の評 価 のためにも、さらに積 極 的 に推 し進 めていく。

評 価 結 果

総 評

教 員 組 織 の 編 制 方 針 は 明 確 に 定 め ら れ て い な い が 、 担 当 教 員 の 年 齢 構 成 の バ ラ ン ス も と れ て お り 、 充 実 し た 教 員 組 織 と な っ て い る 。

研 究 科 教 員 と し て の 任 用 に つ い て は 、「 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科『 大 学 院 教 員 及 び 大 学 院 指 導 教 員 選 考 基 準 』 内 規 」「 大 学 院 教 員 並 び に 大 学 院 指 導 教 員 の 選 考 手 続 き と 基 準(申 し 合 わ せ 事 項)」 に 基 づ い て 行 わ れ て お り 、 適 切 で あ る 。

教 育 ・ 研 究 業 績 の 発 表 の 場 と し て 『 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 』 の 発 刊 、 年 3 回 開 催 し て い る 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 セ ミ ナ ー で の 講 演 会 実 施 な ど に よ り 、 教 員 の 資 質 向 上 が 図 ら れ て い る 。

教 員 組 織 の 適 切 性 に つ い て は 、 研 究 科 執 行 部 が 検 証 を 行 い 、 必 要 に 応 じ て 「 研 究 科 委 員 会 」 に 諮 ら れ て い る 。

(9)

第4章 教育内容・方法・成果

1.

教 育 目 標 、 学 位 授 与 方 針 、 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 方 針

現 状 の 説 明

(1) 教 育 目 標 に基 づき学 位 授 与 方 針 を明 示 しているか。

言 語 コ ミ ュ ニケー ショ ン 文 化 研 究 科 に おいて 修 得 すべき 成 果 は 基 本 的 に 次 に 掲 げ る 通 りで あ る。

①高 度 な言 語 コミュニケーション能 力

②高 水 準 の研 究 能 力

③実 践 的 な言 語 教 育 能 力

上 記 ①~③を達 成 するため、下 記 の通 り学 位 授 与 方 針 を設 定 している。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 は、本 学 の基 本 理 念 のもとに高 度 な言 語 コミュニケーション 能 力 を 備 え 、 建 学 の 精 神 に 基 づ く 豊 か な 人 間 性 と 国 際 的 ・ 文 化 的 視 野 を も ち 、 高 度 の 学 問 的 専 門 性 を備 えた人 材 を養 成 し、社 会 に貢 献 することを理 念 とする。前 期 課 程 では、高 度 な言 語 コ ミュニケーション能 力 を養 成 し 、その基 盤 の 上 に、 言 語 科 学 、 言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 の研 究 を推 進 することによって、言 語 コミュニケーション文 化 を総 合 的 に研 究 することを 目 的 とする。後 期 課 程 では、前 期 課 程 で培 った幅 広 い知 識 と研 究 能 力 を、言 語 コミュニケーショ ン能 力 の理 論 的 解 明 に特 化 した、高 度 で先 進 的 な研 究 へと結 実 させる。また博 士 論 文 作 成 の 指 導 を通 してさらに総 合 的 、専 門 的 に深 く研 究 し、「言 語 コミュニケーション文 化 学 」の深 化 、発 展 に努 める。

前 期 課 程 に お け る 、 言 語 科 学 、 言 語 文 化 学 、 言 語 教 育 学 、 日 本 語 教 育 学 の 目 標 は 次 の 通 りである。

言 語 科 学 :言 語 及 び言 語 使 用 の実 態 を追 求 し、言 語 のメカニズムを明 らかにするための幅 広 い知 見 を得 ることを目 指 す。

言 語 文 化 学 :英 語 圏 ・フランス語 圏 ・ドイツ語 圏 ・東 アジア言 語 圏 等 の文 化 研 究 や異 文 化 理 解 を探 求 し、そのメカニズムを明 らかにするための幅 広 い知 見 を得 ることを目 指 す。

言 語 教 育 学 : 言 語 コミ ュニケー ショ ン能 力 をい かにして 効 果 的 に 習 得 させる かと い う方 法 論 を 探 究 し、教 材 や教 授 法 の開 発 を含 め第 二 言 語 習 得 のメカニズムの解 明 のための幅 広 い知 見 を 得 ることを目 指 す。

日 本 語 教 育 学 :日 本 語 非 母 語 話 者 を対 象 にいかにして効 果 的 に日 本 語 を習 得 させるかとい う方 法 論 を探 求 し、日 本 語 の研 究 、日 本 語 の習 得 の研 究 、教 材 教 授 法 の研 究 、言 語 と文 化 との関 係 の研 究 を含 め 日 本 語 習 得 のメカニズムを解 明 するための幅 広 い知 見 を得 る ことを目 指

す。4 .1- 5 )

(2) 教 育 目 標 に基 づき教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 を明 示 しているか。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の教 育 目 標 にもとづき、以 下 のような教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 を設 定 している。

言 語 科 学 、 言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 の 四 領 域 のうちから一 つを選 ぶが、

他 の 領 域 の 科 目 も 自 由 に 履 修 で き る よ う な 柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム を 設 定 し て い る 。 ネ イ テ ィ ブ ・ ス ピ ー

(10)

カーが中 心 となって言 語 コミュニケーション能 力 養 成 科 目 を担 当 し、原 則 として授 業 を研 究 対 象 言 語 で行 うことによって、高 度 な言 語 コミュニケーション能 力 を養 成 する。また日 本 語 教 育 学 プロ グラムでは、実 習 科 目 を通 して実 践 能 力 を養 成 する。

これらの履 修 ・指 導 を通 じて、高 度 な言 語 コミュニケーション能 力 を基 盤 とした言 語 コミュニケー ション文 化 の総 合 的 な研 究 が行 えるようにカリキュラムを配 置 する。

後 期 課 程 では個 別 指 導 (インディペンデント・スタディ)と集 団 指 導 (言 語 コミュニケーション文 化 セ ミナー)によって博 士 論 文 執 筆 を指 導 し、独 立 した研 究 者 を育 成 することを目 指 す。

以 上 の 方 針 に も と づ き 、 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科 で は 教 育 課 程 を 提 供 し て い る。 4 .1 - 5 )

(3) 教 育 目 標 、 学 位 授 与 方 針 および 教 育 課 程 の編 成 ・ 実 施 方 針 が、 大 学 構 成 員(教 職 員 および学 生 等)に周 知 され、社 会 に公 表 されているか。

教 育 目 標 、学 位 授 与 方 針 や教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 について、以 下 のようにWebサイト などにおいて、具 体 的 な形 で、教 職 員 および学 生 に周 知 されている。

①理 念 ・目 的 ・教 育 目 標 については、関 西 学 院 公 式Webサイトの言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 のページに記 載 されている。4 .1 - 9 2 ) また、本 研 究 科 パンフレットにも記 載 している。

②学 位 授 与 方 針 および教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 については、関 西 学 院 公 式Webサイトに 記 載 されている。4 .1 - 5 )

(4) 教 育 目 標 、学 位 授 与 方 針 および教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 の適 切 性 について定 期 的 に検 証 を行 っているか。

教 育 目 標 、学 位 授 与 方 針 や、教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 については、毎 年 の自 己 点 検 ・ 評 価 において検 証 を行 うとともに、月 1回 の研 究 科 執 行 部 会 、研 究 科 委 員 会 、後 期 課 程 指 導 教 員 会 、カリキュラム委 員 会 、国 際 交 流 委 員 会 、さらにはカリキュラム委 員 会 のもとに設 けられた 領 域 毎 のワーキンググループ等 を通 じて、適 切 であるかどうか検 証 を行 っている。 4 .1 - 114 )

以 上 の結 果 、前 回 の認 証 評 価 後 の6年 間 に実 施 された主 な新 設 ・改 革 を挙 げると次 のように なる。

①日 本 語 教 育 学 プログラムの設 置4 .1 - 115 )

②言 語 文 化 学 プログラムにおける語 種 別 再 編4 .1 - 116 )

③博 士 学 位 論 文 の審 査 方 法 改 革4 .1 - 117 )p . 1 6 8 ・ 1 7 4 ・ 1 7 8

(より客 観 性 を増 すため、内 規 に基 づき、原 則 として言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 教 員 以 外 からの外 部 審 査 員 を招 聘 した。)

④言 語 教 育 学 プログラムの科 目 名 称 変 更 および科 目 の新 設4 .1 - 118 )

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の教 育 目 標 、教 育 課 程 を踏 まえて、学 位 授 与 方 針 におい て、以 下 の諸 点 は効 果 が上 がっていると考 えられる。

①修 士 学 位 の授 与 に関 しては、提 出 された修 士 論 文 や課 題 研 究 論 文 ごとに、学 位 規 程 に基 づ き3名 が内 容 を精 読 し、口 頭 試 問 を行 って精 査 していることから、修 士 論 文 、課 題 研 究 論 文 と もに修 士 学 位 論 文 としてのレベルが確 保 されている。

② 博 士 学 位 に つい ては 、 2006 年 の 後 期 課 程 完 成 年 次 以 降 、 博 士 論 文 作 成 に 向 けて の 研 究

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指 導 をきめ 細 かく 実 施 し 、学 位 請 求 論 文 提 出 後 、 学 位 を 所 定 の 期 間 内 に 出 せる ような指 導 体 制 が備 わっている。

③博 士 候 補 者 資 格 要 件 、博 士 論 文 の提 出 要 件 が明 確 に内 規 で示 されているため、学 生 にとっ て十 分 透 明 性 がある。4 .1 - 7 ) , 4 .1 - 124 )

(2) 改 善 すべき事 項 な し

将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

修 士 論 文 コ ースおよび博 士 課 程 後 期 課 程 についても、論 文 作 成 に 向 け ての研 究 指 導 体 制 が概 ねうまく機 能 しており、今 後 も現 体 制 を堅 持 することが必 要 である。また、研 究 科 の学 生 と教 員 を 構 成 員 として、 言 語 コミュニケー ション文 化 に 関 わ る 学 術 研 究 を 行 い 、会 員 相 互 の 学 問 的 発 展 を図 る、言 語 コミュニケーション文 化 学 会 についても、年 2回 のフォーラムの開 催 や、年 1回 の 講 演 会 の開 催 、さらには機 関 誌 の発 行 は今 後 とも堅 持 していく。さらに、課 題 研 究 についても、平 日 の昼 間 授 業 の履 修 が困 難 な社 会 人 のために、夜 間 に大 阪 梅 田 キャンパスで授 業 を行 うことに よって、社 会 人 の学 習 を支 援 する昼 夜 開 講 制 を維 持 する。

(2) 改 善 すべき事 項 な し

評 価 結 果

総 評

学 位 授 与 方 針 に は 、 修 得 し て お く べ き 学 習 成 果 と し て 「 高 度 な 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 」「 高 水 準 の 研 究 能 力 」 な ど を 定 め て い る 。 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 方 針 で は 、 言 語 科 学 、 言 語 文 化 学 、 言 語 教 育 学 、 日 本 語 教 育 学 の 4 領 域 を 設 置 し 、 ネ イ テ ィ ブ ・ ス ピ ー カ ー が 中 心 と な っ て 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 養 成 科 目 を 担 当 す る こ と な ど を 定 め て お り 、 学 位 授 与 方 針 と 連 関 し て い る 。 博 士 課 程 後 期 課 程 で は 個 別 指 導 と 集 団 指 導 に よ っ て 博 士 論 文 執 筆 を 指 導 す る こ と が 示 さ れ て い る 。

学 位 授 与 方 針 、 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 方 針 の 適 切 性 に つ い て は 、 毎 年 の 自 己 点 検 ・ 評 価 に お い て 検 証 を 行 う と と も に 、 月 1 回 の 「 研 究 科 執 行 部 会 」「 研 究 科 委 員 会 」「 後 期 課 程 指 導 教 員 会 」「 カ リ キ ュ ラ ム 委 員 会 」「 国 際 交 流 委 員 会 」 さ ら に は 「 カ リ キ ュ ラ ム 委 員 会 」の も と に 設 け ら れ た 領 域 ご と の ワ ー キ ン グ グ ル ー プ な ど を 通 じ て 検 証 を 行 っ て い る 。

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第4章 教育内容・方法・成果

2.教 育 課 程 ・ 教 育 内 容

現 状 の 説 明

(1) 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 方 針 に 基 づき、 授 業 科 目 を 適 切 に 開 設 し、 教 育 課 程 を 体 系 的 に編 成 しているか。

前 期 課 程 で は、2つ のコ ース< 修 士 論 文 コース 、 課 題 研 究 コース> と7 つのプ ログ ラ ム・研 究 領 域 <言 語 科 学 、言 語 文 化 学 (英 語 )、言 語 文 化 学 (フランス語 )、言 語 文 化 学 (ドイツ語 )、言 語 文 化 学 (東 アジア)、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 >を設 置 している。ただし、言 語 文 化 学 (フ ランス語 )、言 語 文 化 学 (ドイツ語 )、言 語 文 化 学 (東 アジア)および日 本 語 教 育 学 プログラムは修 士 論 文 コースのみ設 置 している。また、日 本 語 教 育 学 プログラムは2010年 度 と2011年 度 の科 目 新 設 の後 、2011年 度 より実 習 を必 修 とするプロフェッショナルと実 習 を必 修 としないアカデミックに 細 分 されている。

これらの7つのプログラムにそれぞれ領 域 研 究 科 目 を配 置 している。これらは、相 互 に関 連 しあっ ており、プログラムをまたがって横 断 的 に履 修 することが認 められている。そして、課 程 修 了 にはこれ ら の領 域 研 究 科 目 か ら コー ス・プ ロ グ ラ ム ごと に 定 め られ た 必 要 単 位 数 を 修 得 す る こ と が 条 件 と なっている。

実 習 科 目 としては、先 述 の日 本 語 教 育 学 (プロフェッショナル)専 用 の必 修 科 目 として、理 論 を 学 びながら教 壇 に立 って実 習 する「日 本 語 教 育 研 究 (実 践 )」を開 講 している。

また、高 度 な言 語 運 用 能 力 の養 成 のために、言 語 科 学 、言 語 文 化 学 (英 語 )、言 語 文 化 学 (フランス語 )、言 語 文 化 学 (ドイツ語 )、言 語 文 化 学 (東 アジア)、言 語 教 育 学 プログラムの6領 域 において、必 須 科 目 である言 語 コミュニケーション能 力 養 成 科 目 を設 置 している。これらは、言 語 コミュ ニケー ション 文 化 に 関 す る 基 礎 知 識 の 習 得 を目 指 す 基 礎 科 目 と 運 用 能 力 養 成 科 目 の 2 種 類 に分 かれる。

演 習 科 目 としては、修 士 論 文 コースでは毎 週 開 講 される「研 究 演 習 」、課 題 研 究 コースにおい ては隔 週 開 講 される「課 題 研 究 」があり、学 生 の研 究 指 導 を行 っている。4 . 2 - 4 6 )p . 3

修 士 論 文 コ ー スで は 、 出 願 時 に 提 出 し た 研 究 計 画 書 に 基 づ き 、 指 導 教 員 ( 研 究 演 習 担 当 教 員 ) か ら「 研 究 演 習 」 を 通 じ て 研 究 指 導 を 受 け る 。 各 自 が 研 究 計 画 を 立 て 、 積 み 上 げ 式 に 研 究 を進 めて行 きながら、最 終 的 に修 士 論 文 の作 成 に臨 む。

一 方 、課 題 研 究 コースでは、入 学 後 に指 導 教 員 を中 心 とするアドバイザリー・コミッティが構 成 される。 指 導 教 員 との 個 別 指 導 およ びアド バイザ リー・ コミッテ ィとの 年 2 回 の 相 談 会 を 通 して 各 学 生 が課 題 について研 究 計 画 を立 て、課 題 研 究 論 文 の作 成 に取 り組 む。4 . 2 - 4 6 )p . 5

一 方 、 後 期 課 程 につい ては、指 導 教 員 が 週 に 1回 実 施 す る個 人 指 導 と、指 導 教 員 を 含 む 3 名 の教 員 による集 団 指 導 がある。4 . 2 - 4 6 )p . 8

(2) 教 育 課 程 の編 成 ・実 施 方 針 に基 づき、各 課 程 に相 応 しい教 育 内 容 を提 供 している か。

言 語 科 学 プログラムにおいては、語 彙 や文 構 造 の研 究 に加 え、言 語 と認 知 あるいは心 理 との 関 係 を研 究 するための教 育 内 容 も提 供 している。さらに、コミュニケーション体 系 としての言 語 の普

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遍 的 ・個 別 的 研 究 を行 うため、音 声 ・音 韻 ・形 態 論 、統 語 論 、意 味 論 といった分 野 や、言 語 語 用 論 、社 会 言 語 学 、コーパス言 語 学 といった分 野 の教 育 内 容 も提 供 している。

次 に、計 4つに亘 る言 語 文 化 学 プログラムにおいては、各 言 語 の背 景 にある地 域 的 、文 化 的 、 社 会 的 な側 面 に焦 点 を当 てた研 究 を行 うための科 目 を提 供 している。

言 語 教 育 学 プログラムでは、学 際 的 かつ実 証 的 な言 語 教 育 方 法 を探 求 することを主 な狙 い とし、実 践 的 な言 語 教 育 法 を考 えるための教 育 を提 供 する。さらに、関 連 分 野 を巻 き込 んだ学 際 的 な言 語 教 育 法 の研 究 に重 点 を置 いた教 育 内 容 も提 供 する。加 えて、現 職 言 語 教 員 のリカレ ント教 育 のため、教 育 現 場 のニーズに合 った言 語 教 育 方 法 に関 する内 容 も提 供 している。

最 後 に、日 本 語 教 育 学 プログラムでは、外 国 語 としての日 本 語 教 育 を総 合 的 に行 うための教 育 内 容 を提 供 する。4 . 2 - 4 6 )p . 4

後 期 課 程 については、言 語 科 学 、言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 の4つの領 域 を超 え、幅 広 い視 点 からの総 合 的 、統 合 的 な指 導 を実 現 するため、上 述 のとおり、指 導 教 員 の 個 人 指 導 以 外 に、複 数 領 域 の教 員 から構 成 される集 団 指 導 の体 制 により研 究 指 導 を行 ってい る。4 . 2 - 4 6 )p . 8

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の教 育 課 程 の特 徴 のひとつは、受 講 生 に対 して、各 領 域 にとらわれない横 断 的 な 履 修 を可 能 としていることである。この目 的 のために、幅 広 く様 々な科 目 が提 供 されている。特 に、言 語 教 育 学 の領 域 において、これまで以 上 に教 育 現 場 の ニーズに応 えるために、幅 広 い視 野 を持 ち、豊 かな学 問 的 知 識 を備 えた教 員 を養 成 すべく、カリキュラムを改 善 することが決 定 されている。4 . 2 - 9 5 )

(2) 改 善 すべき事 項

言 語 コミュ ニケーション文 化 研 究 科 を 構 成 する 7つ の領 域 のうち の4つの 領 域 を 含 むの が言 語 文 化 学 領 域 である。言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 開 設 当 初 はこの領 域 を志 望 する入 学 生 も数 多 くいたが、ここ4年 ほどは減 少 が目 立 ち、本 年 度 も十 分 な入 学 生 を受 け入 れることが出 来 て いない。言 語 文 化 学 (東 アジア)プログラムを2011年 に開 設 し、計 5科 目 を新 設 するなどカリキュラ ム内 容 改 善 の努 力 にもかかわらず、言 語 文 化 学 領 域 全 体 を巡 る状 況 は大 きく変 わっていない。

以 上 が改 善 すべき事 項 である。4 . 2 - 9 9 )

将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 教 育 学 の 領 域 に お い て カ リ キ ュ ラ ム を 改 善 す る こ と が 決 定 さ れ て い る こ と は 前 に 述 べ た 。 2011年 度 より年 次 進 行 で始 まった小 学 校 から高 等 学 校 にかけての学 習 指 導 要 領 改 訂 に沿 った 形 で、特 に 教 育 現 場 と の関 係 が 深 いこの分 野 においてカリ キュラムを改 訂 し、これまで以 上 に 教 育 現 場 のニーズに応 えることが出 来 るようにする。これにより、実 践 的 指 導 能 力 を備 えた言 語 教 員 を養 成 するという言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の果 たす役 割 がさらに発 展 することになる。

(2) 改 善 すべき事 項

言 語 文 化 学 領 域 カリキュラム検 討 委 員 会 を設 置 し、科 目 名 称 の変 更 と科 目 の新 設 といった 大 幅 なカリキュラム改 革 について提 案 することになった。

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評 価 結 果

総 評

博 士 課 程 前 期 課 程 で は 、 2 つ の コ ー ス ( 修 士 論 文 コ ー ス 、 課 題 研 究 コ ー ス ) と 7 つ の プ ロ グ ラ ム ( 言 語 科 学 、 言 語 文 化 学(英 語)等 ) を 開 設 し 、 そ れ ぞ れ 領 域 研 究 科 目 を 配 置 し て い る 。 こ れ ら の 科 目 は 相 互 に 関 連 し て お り 、 プ ロ グ ラ ム を 横 断 的 に 履 修 す る こ と が 可 能 に な っ て い る 。 具 体 的 に は 、 理 論 を 学 び な が ら 教 壇 に 立 っ て 実 習 す る 「 日 本 語 教 育 研 究(実 践)」、言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 養 成 科 目 な ど を 必 修 科 目 と し て 開 設 し て い る 。 修 士 論 文 コ ー ス で は 毎 週 開 講 さ れ る「 研 究 演 習 」、 課 題 研 究 コ ー ス に お い て は 隔 週 開 講 さ れ る 「 課 題 研 究 」 の 演 習 科 目 を 開 設 し 、 研 究 指 導 を 行 っ て お り 、 教 育 課 程 の 編 成 ・ 実 施 方 針 に 基 づ い た 教 育 課 程 で あ り 、 適 切 で あ る 。

博 士 課 程 後 期 課 程 で は 、 指 導 教 員 が 週 に 一 度 実 施 す る 個 人 指 導 と 集 団 指 導 が あ る が 、 コ ー ス ワ ー ク が 開 設 さ れ て い な い の で 、 課 程 制 大 学 院 制 度 の 趣 旨 に 沿 っ て 改 善 が 望 ま れ る 。

教 育 課 程 の 適 切 性 の 検 証 は 「 研 究 科 委 員 会 」 お よ び 「 言 語 文 化 領 域 カ リ キ ュ ラ ム 検 討 委 員 会 」 に て 行 い 、 改 善 に つ な げ る よ う 取 り 組 ん で い る 。

大 学 に 対 す る 提 言

○ 努 力 課 題

* 対 応 状 況 を 「 改 善 報 告 書 」 と し て と り ま と め 、 2017( 平 成 29) 年 7 月 末 日 ま で に 本 協 会 に 提 出 す る こ と を 求 め る 。

1 ) 大 学 院 博 士 課 程 後 期 課 程 に お い て 、 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 文 化 研 究 科 は 、 コ ー ス ワ ー ク を 適 切 に 組 み 合 わ せ た カ リ キ ュ ラ ム と は い え な い の で 、課 程 制 大 学 院 制 度 の 趣 旨 に 照 ら し て 、 同 課 程 に ふ さ わ し い 教 育 内 容 を 提 供 す る こ と が 望 ま れ る 。

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第4章 教育内容・方法・成果

3.教 育 方 法

現 状 の 説 明

(1) 教 育 方 法 および学 習 指 導 は適 切 か。

前 期 課 程 での学 位 論 文 作 成 に関 する指 導 は指 導 教 員 が担 当 する研 究 演 習 を中 心 として、2 年 間 で研 究 計 画 の作 成 、実 験 やフィールドワークの計 画 ・実 施 、データの分 析 、結 果 の考 察 が 行 えるようになっている。このような学 位 論 文 作 成 完 了 までの一 連 の作 業 段 階 は、履 修 心 得 に記 載 され、研 究 の進 め方 が把 握 できるようになっている。4 . 3 - 6 8 )p . 2 1 ~ p . 2 2 ・ p . 2 5 ~ p . 2 6 指 導 教 員 による研 究 演 習 は少 人 数 で開 催 されることが多 く、学 位 論 文 作 成 に適 切 な教 育 方 法 であると言 える。

また学 位 論 文 作 成 のための研 究 に際 して、先 行 研 究 の理 解 、研 究 計 画 の作 成 、データの分 析 結 果 の考 察 を行 うために、専 門 的 知 識 が必 要 である。専 門 知 識 の獲 得 や充 実 のためには言 語 科 学 、言 語 文 化 学 、言 語 教 育 学 、日 本 語 教 育 学 に関 する多 数 の領 域 研 究 科 目 が用 意 さ れているほか 、言 語 教 育 の実 践 に 基 づく研 究 のた めに「 日 本 語 教 育 研 究 ( 実 践 )」 などが設 け ら れている。4 . 3 - 6 8 )p . 1 6 学 生 が希 望 すれば必 要 な科 目 を他 研 究 科 、及 び他 大 学 で履 修 することもで きるようになっている。4 . 3 - 6 8 )p . 1 3 ~ 1 4 PCを利 用 したデータの収 集 や統 計 分 析 を学 ぶため「コーパス言 語 学 特 殊 講 義 」「言 語 教 育 研 究 法 特 殊 講 義 」などが設 けられている。外 国 語 で論 文 を執 筆 す る学 生 のた めに「 英 語 ア カデミッ ク・ ラ イティング」 「 フランス語 論 文 作 成 」 「ドイツ 語 論 文 作 成 」「中 国 語 論 文 作 成 」などが用 意 されている。4 . 3 - 6 8 )p . 1 6 学 術 論 文 には準 じるべき書 式 があるが、その指 導 のために毎 年 「修 士 論 文 ・課 題 研 究 論 文 作 成 要 項 」及 び「修 士 学 位 論 文 サンプル集 」が全 ての修 士 課 程 の学 生 に配 付 される。4 . 3 - 6 9 ),4 . 3 - 7 0 ) 学 位 論 文 作 成 のための研 究 の途 中 段 階 では、

各 学 期 末 に開 催 される言 語 コミュニケーション・フォーラムでその成 果 について報 告 を行 い、複 数 の教 員 や学 生 からコメントをもらうことができる機 会 が設 けられている。

完 成 した修 士 論 文 は、主 査 1名 、副 査 2名 の計 3名 の論 文 審 査 と口 頭 試 問 によって評 価 され ることになっている。4 . 3 - 71 )第 1 0 条 口 頭 試 問 の終 了 時 には各 査 読 者 からのコメントが記 入 された論 文 を受 け取 って、修 正 する機 会 が与 えられている。上 記 のような科 目 群 や研 究 に対 するフィードバック を得 る機 会 等 は学 位 論 文 作 成 のための適 切 な学 習 指 導 体 制 と言 える。

後 期 課 程 では、後 期 課 程 指 導 教 員 とその他 2名 の教 員 (サブ・アドバイザー)によって、3名 の教 員 からアドバイザリー・コミッティが構 成 される。サブ・アドバイザーは指 導 教 員 と密 に連 絡 を取 りなが ら研 究 計 画 に基 づいて博 士 論 文 作 成 のための研 究 を進 められるよう研 究 指 導 の補 助 的 役 割 を はたしている。入 学 してから学 位 論 文 作 成 完 了 までの流 れは履 修 心 得 に記 載 され、研 究 経 過 の 概 要 が把 握 できるようになっている。また複 数 の博 士 課 程 後 期 課 程 在 籍 の学 生 と教 員 が意 見 を 交 換 できるような教 育 体 制 も受 けられるように、「言 語 コミュニケーション文 化 インディペンデント・スタ ディ」(個 人 指 導 )と「言 語 コミュニケーション文 化 セミナー」(集 団 指 導 )が設 けられている。このように 研 究 内 容 の充 実 化 が図 れるような体 制 が設 けられており、博 士 課 程 後 期 課 程 の指 導 体 制 として は適 切 である。4 . 3 - 6 8 )p . 2 8 ~ p . 2 9

(2) シラバスに基 づいて授 業 が展 開 されているか。

2012年 度 より学 生 による授 業 アンケ ートの調 査 の中 に、全 学 共 通 のWebシラバスの記 載 通 り

(16)

に授 業 が運 営 されたか、初 回 の授 業 でシラバスについての説 明 を行 っているかどうかの項 目 が加 えられたが、その結 果 はまだ出 ていない。4 . 3 - 97 ) , 4 . 3 - 1 )

(3) 成 績 評 価 と単 位 認 定 は適 切 に行 われているか。

学 位 取 得 のための単 位 認 定 から学 位 授 与 認 定 のプロセスについては、前 期 課 程 では言 語 コ ミュニケーション能 力 養 成 科 目 と領 域 研 究 科 目 を中 心 に30単 位 以 上 の単 位 修 得 および論 文 審 査 の合 格 を 果 たした 後 、 修 士 学 位 が 授 与 さ れ る こ と にな ってい る 。 そ のプ ロ セスは 履 修 心 得 に 明 記 されている。4 . 3 - 6 8 )p . 1 6 ~ 1 9 前 期 課 程 における毎 年 の修 了 者 率 も高 く、その修 士 論 文 の質 の高 さ を成 績 分 布 に見 ることができ、適 切 な教 育 ・学 習 指 導 及 び成 績 評 価 と単 位 認 定 の証 ということ ができる。4 . 3 - 12 3 ) , 4 . 3 - 124 )

後 期 課 程 では前 期 課 程 の2年 を含 む5年 以 上 在 学 して研 究 指 導 を受 けるほか、博 士 候 補 者 資 格 試 験 の合 格 、博 士 論 文 の提 出 ・審 査 、最 終 試 験 の合 格 が要 件 となっている。博 士 学 位 に ついては、後 期 課 程 指 導 教 員 会 で審 議 され、その授 与 が決 定 される。これら一 連 のプロセスを経 なければ学 位 授 与 に至 らないシステムになっており、適 切 に行 われているといえる。2011年 度 末 ま でに10名 の博 士 学 位 (甲 号 )取 得 者 を輩 出 しており、教 育 ・研 究 成 果 の証 しということができる。

(4) 教 育 成 果 について定 期 的 な検 証 を 行 い、 その結 果 を 教 育 課 程 や教 育 内 容 ・ 方 法 の 改 善 に結 びつけているか。

組 織 的 な研 修 の機 会 としては、2011年 12月 開 催 の学 生 参 加 のFDワークショップが挙 げられる。

学 生 (各 研 究 領 域 からの代 表 7名 )と教 員 (7名 )が授 業 方 法 や研 究 会 の実 施 などについて活 発 に話 し合 った。学 生 の率 直 な意 見 を反 映 するこのワークショップの概 要 と成 果 は、研 究 科 委 員 会 で報 告 、検 討 された。また、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の教 育 課 程 については、カリキュ ラム委 員 会 が設 けられており、そこで頻 繁 に検 討 されている。4 . 3 - 1 5 8 ) 全 科 目 において学 期 末 に学 生 による授 業 評 価 を実 施 している。授 業 評 価 の回 答 は、教 員 による学 生 の評 価 に影 響 が出 ない ように、成 績 の提 出 が終 わった後 で各 教 員 に渡 される。また、回 答 は教 務 学 生 委 員 が チェックを 行 っている。このような活 動 から教 育 内 容 ・方 法 等 の改 善 を図 ることを目 的 とした研 修 の機 会 が設 けられていると言 える。4 . 3 - 15 9 ) また、毎 年 の自 己 点 検 ・評 価 においても検 証 を行 っている。

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

学 生 の 自 主 的 な 研 究 活 動 を 促 す こ と は 、 研 究 能 力 の 伸 長 に 欠 か せ な い 事 項 で あ る 。 こ れ を 促 進 するための手 段 として、研 究 科 内 に言 語 コミュニケーション文 化 学 会 を設 け、年 2回 発 表 の 機 会 を提 供 している。また、学 外 での研 究 発 表 促 進 のために交 通 費 補 助 の制 度 を設 けているが、

過 去 3年 間 の申 請 者 は2009年 度 14件 、2010年 度 9件 、2011年 度 10件 であり、一 定 の効 果 があ ることがわかる。4 . 3 - 17 3 )

(2) 改 善 すべき事 項

2013年 度 より小 学 校 英 語 教 育 にかかわる科 目 が設 置 されることになった。新 たな科 目 も含 めて カリキュラム改 正 を行 った科 目 について授 業 評 価 のアンケートを通 して検 証 していく必 要 がある。

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将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

学 生 の研 究 活 動 をさらに促 すために、学 内 や国 内 のみならず海 外 でも学 生 が研 究 や発 表 の 機 会 が持 てるよう、協 定 を結 んだ大 学 と学 術 的 な交 流 をはかる。

(2) 改 善 すべき事 項

2013年 度 より設 置 された新 たな科 目 やカリキュラム改 正 を行 った科 目 全 般 について授 業 評 価 アンケートを実 施 して検 証 する。

評 価 結 果

総 評

博 士 課 程 前 期 課 程 で は 、指 導 教 員 が 担 当 す る「 研 究 演 習 」を 中 心 と し て 、実 験 や フ ィ ー ル ド ワ ー ク の 計 画 ・ 実 施 、 デ ー タ の 分 析 、 結 果 の 考 察 が 行 え る よ う に な っ て お り 、 研 究 指 導 計 画 に 基 づ い た 研 究 指 導 が 行 わ れ て い る 。 ま た 研 究 の 途 中 段 階 で は 、 成 果 報 告 の 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ フ ォ ー ラ ム が 開 催 さ れ 、 複 数 の 教 員 や 学 生 か ら コ メ ン ト を 得 る 機 会 と な っ て い る 。 博 士 課 程 後 期 課 程 で は 、 指 導 教 員 と そ の 他 2 名 の 教 員 ( サ ブ ・ ア ド バ イ ザ ー ) に よ る 「 ア ド バ イ ザ リ ー ・ コ ミ ッ テ ィ 制 度 」 に よ り 、 指 導 教 員 と 密 に 連 絡 を 取 り な が ら 、 研 究 計 画 に 基 づ い た 博 士 論 文 作 成 が 進 め ら れ て い る 。

教 育 内 容 ・ 方 法 な ど の 改 善 を 図 る こ と を 目 的 と し た 研 修 の 機 会 と し て 、 学 生 の 率 直 な 意 見 を 反 映 す る 学 生 参 加 の 「 F D ワ ー ク シ ョ ッ プ 」 が あ り 、 ま た 、 全 科 目 に お い て 学 期 末 に 学 生 に よ る 授 業 評 価 ア ン ケ ー ト を 実 施 し て い る 。

教 育 内 容 ・ 方 法 の 適 切 性 の 検 証 は 、「 カ リ キ ュ ラ ム 委 員 会 」「 F D ワ ー ク シ ョ ッ プ 」 で 検 討 さ れ る と と も に 、 毎 年 の 自 己 点 検 ・ 評 価 お よ び 「 研 究 科 委 員 会 」 に お い て 行 わ れ て い る 。

(18)

第4章 教育内容・方法・成果

4.成 果

現 状 の 説 明

(1) 教 育 目 標 に沿 った成 果 が上 がっているか。

教 育 成 果 を 知 る 一 つ の 方 策 とし て、 言 語 コミュ ニケーショ ン 文 化 研 究 科 で は、 2001 年 の 開 設 当 初 より毎 学 期 終 了 時 に授 業 評 価 を実 施 している。4 . 4 - 54 ) アンケートの中 には「この授 業 に積 極 的 に取 り組 みましたか」という項 目 が あり、学 生 の 自 己 評 価 を促 すことにも寄 与 している。また、博 士 課 程 前 期 課 程 、後 期 課 程 の修 了 者 に対 しても包 括 的 なアンケート調 査 を修 了 時 に行 ってい

る。 4 . 4 - 5 5 ) 「在 学 期 間 を通 して一 番 勉 強 になったことは何 ですか」という質 問 に対 する前 期 課 程 の

学 生 の回 答 には、「研 究 の手 法 ・手 順 がわかった」、「研 究 の仕 方 やこれから教 員 として働 くため の知 識 を得 ることができた」などがあり、教 育 内 容 に関 して概 ね良 い評 価 を受 けている。これらの調 査 結 果 は、FD委 員 会 で検 討 するとともに、修 了 者 へのアンケートについては、毎 年 4月 の研 究 科 委 員 会 で公 表 し、学 生 への教 育 成 果 の 現 状 把 握 や教 員 の 授 業 や 指 導 の改 善 のために役 立 てている。さらに、前 期 課 程 修 了 者 への質 問 項 目 の中 には、進 路 調 査 も含 まれており、2011年 度 の結 果 は、就 職 (高 等 学 校 を含 む)6名 、勤 務 継 続 または復 職 (すべて教 職 )3名 、進 学 (関 西 学 院 大 学 大 学 院 後 期 課 程 )3名 などであった。

また、学 生 の学 習 成 果 を知 る指 標 の一 つとして、在 学 時 の学 会 、研 究 会 活 動 を挙 げることが できる。言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の学 生 は、学 外 での各 専 門 分 野 の研 究 会 や全 国 ・ 関 西 支 部 等 の学 会 、国 際 フォーラムにも積 極 的 に参 加 し、研 究 成 果 を発 表 している。毎 年 9月 と 2 月 に 行 わ れ る 学 内 の 「 言 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ フ ォ ー ラ ム 」 で の 発 表 者 数 ( 修 了 生 を 含 む ) は 、 2009年 度 20名 、2010年 度 19名 、2011年 度 16名 であり、年 間 約 20名 の発 表 者 を維 持 している。

ま た 、 学 内 の 研 究 紀 要 『 言 語 コ ミ ュ ニケ ー シ ョン 文 化 』 への 投 稿 者 数 ( 修 了 生 を 含 む) は 、 2009 年 度 10名 、2010年 度 11名 、2011年 度 5名 であった。

(2) 学 位 授 与 (卒 業 ・修 了 認 定 )は適 切 に行 われているか。

博 士 課 程 前 期 課 程 、博 士 課 程 後 期 課 程 共 に、毎 年 4月 に配 付 される「履 修 心 得 」 によって 修 了 要 件 を学 生 に明 示 している。4 . 4 - 9 2 )p . 1 6 ~ 1 8 ・ 2 8 また、修 士 論 文 ・課 題 研 究 論 文 と博 士 論 文 甲 号 (課 程 博 士 )の作 成 要 項 も年 度 はじめに学 生 に配 付 している。さらに、「修 士 論 文 ・課 題 研 究 論 文 作 成 要 項 」の中 には「学 位 論 文 審 査 基 準 」 を明 らかにする「 修 士 論 文 の審 査 ・ 評 価 」 およ び「課 題 研 究 論 文 の審 査 ・評 価 」という項 目 がある。「研 究 課 題 について」、「構 成 ・表 現 につい て」、「議 論 ・結 論 について」、「調 査 ・実 験 について」という4つの点 について詳 細 な審 査 ・評 価 基 準 が具 体 的 に挙 げられている。4 . 4 - 9 3 ) ただし、博 士 論 文 については、審 査 基 準 を明 示 ・ 公 表 し て いない。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 開 設 以 来 、2011年 度 末 で修 士 号 取 得 者 は254名 、博 士 号 (課 程 博 士 )取 得 者 は10名 となっているが、学 位 授 与 の手 続 きは、次 のとおりである。修 士 号 については、博 士 課 程 前 期 課 程 に2年 在 学 し、所 定 の単 位 を修 得 して外 国 語 学 力 の認 定 を受 け、修 士 論 文 もしくは課 題 研 究 論 文 を提 出 する。その論 文 審 査 に合 格 した者 に学 位 が授 与 され る。提 出 された修 士 論 文 、課 題 研 究 論 文 は、主 査 1名 (指 導 教 員 )、副 査 2名 が精 読 し、口 頭

(19)

試 問 を行 って厳 格 に審 査 している。さらに、修 士 論 文 および課 題 研 究 論 文 提 出 者 は、定 められた 時 期 までに、論 文 予 定 題 目 、仮 論 文 (15枚 程 度 )の提 出 が義 務 づけられている。

後 期 課 程 の博 士 論 文 甲 号 (課 程 博 士 )に関 しては、博 士 課 程 後 期 課 程 に標 準 3年 在 学 し、

研 究 指 導 に基 づいて博 士 論 文 を提 出 して審 査 に合 格 した者 に博 士 学 位 が授 与 される。博 士 論 文 の質 を確 保 するために、厳 格 な博 士 候 補 者 資 格 試 験 を実 施 している。また、博 士 論 文 提 出 に 先 立 って、学 会 で研 究 発 表 を2回 以 上 行 うとともに、学 会 誌 に論 文 を2編 以 上 発 表 していなけれ ばならないという内 規 を設 けている。4 . 4 - 94 )

点 検 ・ 評 価

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 後 期 課 程 で は、「 個 人 指 導 」と指 導 教 員 を含 む 3 名 の 教 員 が実 施 する「集 団 指 導 」によって、きめ細 かい研 究 指 導 が行 われている。「集 団 指 導 」では、学 生 が 現 在 の 研 究 内 容 を 教 員 の 前 で 発 表 す る こと が 義 務 づけ られ、 学 会 発 表 や 学 会 誌 への 投 稿 、および博 士 論 文 執 筆 の準 備 を促 進 する機 会 となっている。こういった研 究 指 導 の結 果 、学 内 外 での研 究 会 、学 会 、フォーラムにおいて学 生 が積 極 的 に研 究 成 果 を報 告 しており、2012年 3月 に北 京 第 二 外 国 語 学 院 で行 われた日 本 語 フォーラムでは学 生 8名 が、英 語 フォーラムでは学 生 4名 が研 究 発 表 を行 った。4 . 4 - 112 ) , 4 . 4 - 113 )

また、数 年 ごとに学 位 に関 する内 規 を整 備 してきており、2010年 10月 には、博 士 論 文 甲 号 (課 程 博 士 )の提 出 締 切 日 の改 正 を行 った。4 . 4 - 114 )

(2) 改 善 すべき事 項

博 士 論 文 の審 査 基 準 を明 示 ・公 表 すべきである。また、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の 学 生 の 学 習 成 果 、 研 究 活 動 を よ り 明 確 に 把 握 す る た め に 、 現 在 行 っ て い る 博 士 課 程 前 期 課 程 ・後 期 課 程 修 了 者 へのアンケートの項 目 を再 検 討 する必 要 がある。

将 来 に 向 け た 発 展 方 策

(1) 効 果 が上 がっている事 項

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 は完 成 年 度 の2005年 度 以 降 、10名 の課 程 博 士 を出 し て いるが、今 後 は「個 人 指 導 」および「集 団 指 導 」による指 導 体 制 をさらに強 化 し、毎 年 2名 以 上 の 課 程 博 士 を出 すことを目 標 とする。また、研 究 上 の刺 激 を受 ける機 会 を増 やすため、学 生 の学 内 外 の学 会 および研 究 会 、フォーラムへの積 極 的 な参 加 をこれまで以 上 に促 す。2013年 3月 にも北 京 第 二 外 国 語 学 院 にて日 本 語 と英 語 の国 際 フォーラムが行 われ、8名 (日 本 語4名 、英 語4名 ) の学 生 が研 究 発 表 を行 う予 定 である。さらに、今 後 も状 況 に応 じて学 位 授 与 に関 する内 規 の見 直 しを継 続 的 に行 い、学 位 審 査 および修 了 認 定 の客 観 性 ・厳 格 性 を維 持 していく。

(2) 改 善 すべき事 項

博 士 論 文 の 審 査 基 準 を 明 文 化 し、2013年 度 より公 表 する 予 定 である。 ま た、学 生 の 学 習 成 果 、研 究 活 動 を把 握 する具 体 的 な方 策 の一 つとして、前 期 課 程 修 了 時 のアンケートに、在 学 中 に行 った学 内 外 での研 究 発 表 や論 文 投 稿 の詳 細 (タイトル、発 表 年 月 、研 究 会 、学 会 名 など)

を記 載 する項 目 を設 ける。

(20)

評 価 結 果

総 評

単 位 取 得 お よ び 学 位 授 与 の プ ロ セ ス に つ い て は 、『 履 修 心 得 』 に 明 示 さ れ て い る 。論 文 の 審 査 プ ロ セ ス に つ い て は 、 修 士 論 文 、 課 題 研 究 論 文 は 、 主 査 1 名(指 導 教 員)、 副 査 2 名 が 精 読 し 、 口 頭 試 問 を 行 っ て 厳 格 に 審 査 し て い る 。 ま た 修 士 論 文 お よ び 課 題 研 究 論 文 提 出 者 は 、 論 文 予 定 題 目 、 仮 論 文 の 提 出 が 義 務 付 け ら れ て い る 。

博 士 学 位 に お い て は 、 博 士 論 文 の 質 を 確 保 す る た め に 、 厳 格 な 博 士 候 補 者 資 格 試 験 を 実 施 す る と と も に 、 博 士 論 文 を 提 出 す る 業 績 要 件 を 明 確 に 定 め て い る 。

学 位 論 文 審 査 基 準 に つ い て は 、修 士 論 文 の 基 準 の み 策 定 さ れ て い た が 、2012( 平 成 24)

年 度 に は 博 士 論 文 の 基 準 も 定 め ら れ て い る 。

(21)

第5章 学生の受け入れ

現 状 の 説 明

(1) 学 生 の受 け入 れ方 針 を明 示 しているか。

言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の学 生 の受 け入 れ方 針 は次 の通 りである。

言 語 コミュ ニケーション 文 化 研 究 科 は 、高 度 な 言 語 コミュ ニケ ーション能 力 を備 え 、 建 学 の精 神 に基 づく豊 かな人 間 性 と国 際 的 視 野 をもった、高 度 の学 問 的 専 門 性 を備 えた人 材 を輩 出 し、

社 会 に貢 献 することを理 念 としている。その理 念 を実 現 するために、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 では次 のような人 材 を求 め、入 学 試 験 要 項 に定 める試 験 科 目 を設 定 し、入 学 者 選 抜 を行 う。

・ 高 度 なコミュニケーション能 力 を身 に付 け、研 究 やビジネスにおいて国 際 的 に活 躍 したいと考 え ている人

・ 異 文 化 理 解 をベースとしたグローバルな視 野 を持 ちたいと考 えている人

・ 国 際 的 に活 躍 できる英 語 および日 本 語 教 員 を目 指 している人

・ 言 語 の実 態 を研 究 する言 語 科 学 、各 言 語 (英 語 、フランス語 、ドイツ語 、中 国 語 など)の背 景 にある文 化 を研 究 する言 語 文 化 学 、実 践 的 な言 語 教 育 方 法 を探 求 する言 語 教 育 学 、外 国 語 としての日 本 語 教 育 を探 求 する日 本 語 教 育 学 の研 究 をしたいと考 えている人

以 上 の受 け入 れ方 針 は、毎 年 入 学 試 験 要 項 に明 示 されるとともに、関 西 学 院 公 式Webサイ トにも明 示 されている。5 - 4 6 ) , 5 - 47 )

また、大 阪 梅 田 キャンパスにおいて、6月 、10月 、1月 の年 に 3回 、言 語 コ ミュニケーション文 化 研 究 科 への入 学 説 明 会 を実 施 し、言 語 コミュニケーション文 化 研 究 科 の学 生 受 け入 れ方 針 を 詳 細 に説 明 している。なお、全 体 説 明 会 のあとには領 域 毎 に相 談 受 付 窓 口 を設 け、入 学 方 針 に関 する個 別 の質 問 や疑 問 にも対 応 している。5 - 4 8 ) , 5 - 4 9 )

以 上 の他 に 、学 内 推 薦 者 を対 象 とした学 内 説 明 会 を毎 年 3回 実 施 し、その際 に受 け 入 れ方 針 を説 明 している。またこの際 にも、教 学 補 佐 を中 心 とする在 籍 学 生 が個 別 の質 問 に対 応 するよ うにしている。5 - 5 0 )

(2) 学 生 の受 け入 れ方 針 に基 づき、公 正 かつ適 切 に学 生 募 集 および入 学 者 選 抜 を行 っ ているか。

学 生 募 集 は 一 般 と 社 会 人 2 つ に 分 け て 行 っ て い る 。 学 内 外 に お い て 説 明 会 を 年 間 3 回 に わ たって実 施 し、受 け入 れ方 針 を説 明 するとともに、毎 回 研 究 科 教 員 と在 籍 学 生 による入 学 相 談 会 を実 施 し、個 別 の相 談 にも応 じている。また、入 試 要 項 や関 西 学 院 公 式Webサイト上 でも受 け 入 れ方 針 を明 確 にすることで、公 正 かつ適 切 な学 生 募 集 を心 がけている。

次 に公 正 かつ適 切 な入 学 者 選 抜 については、年 間 4回 行 われる選 抜 試 験 に際 して拡 大 入 試 実 行 小 委 員 会 が招 集 され、選 抜 過 程 に係 わるすべての教 員 に対 して選 抜 方 針 が確 認 ・徹 底 さ れ、選 抜 の 手 順 が 説 明 される。また、 出 願 書 類 の 1つである課 題 論 文 の 評 価 に 当 たっては複 数 の教 員 が評 価 することで公 正 かつ適 切 な判 断 が出 来 るように努 めている。

(3) 適 切 な定 員 を 設 定 し、学 生 を 受 け入 れるとともに、 在 籍 学 生 数 を 収 容 定 員 に基 づき 適 正 に管 理 しているか。

言 語 コミュニケーション研 究 科 の定 員 については、2001年 度 の開 設 当 初 より前 期 課 程 につい

参照

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