建設廃材微粉末のコンクリート混和材としての有効利用
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(2) 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 圧縮強度(N/mm2). 60 50 40 30 20 10 0. 0:100. 10:100. 図−3. 20:100. 70. 圧縮強度(N/mm 2). 3日材齢 7日材齢 28日材齢. 70. 30:100. 3日材齢 7日材齢 28日材齢. 60 50 40 30 20 10 0. 0:100. 10:100. 20:100. 70. 3日材齢 7日材齢 28日材齢. 60. 圧縮強度(N/mm2). V‑257. 50 40 30 20 10 0. 30:100. 0:100. 廃瓦微粉末を使用したセメント硬化体の圧縮強度 (左:水中養生. 中:蒸気養生. 10:100. 20:100. 30:100. (W/C=0.5). 右:オートクレーブ養生). 3. 実験結果及び考察 圧縮強度. 養生条件に拘らず、コンクリート微粉末の混入する割合が増加する とともに圧縮強度は減少している。これはコンクリート微粉末には 強度増進を促すような未水和のセメント粒子がなく、ポゾラン反応. 20 15 10. に携わる成分もほとんど含まれてないことを示している。一方、廃. 5 0. 0 10 20 30. 瓦微粉末の場合、図−3 に示すように、材齢に伴うセメント硬化体の. 0 10 20 30. 水中養生. 図−4. 顕著な強度増加が確認された。特に、オートクレーブ養生において. 7日材齢 28日材齢. 廃瓦微粉末. 25. 図−2 に示すように、コンクリート微粉末の場合、 結合水量(%). 3 .1. 蒸気養生. 0 10 20 30. オートクレーブ養生. セメント硬化体の結合水量 (W/C=0.5). は、廃瓦微粉末の混合比に比例して初期強度が大きく増加しており、 混合比 30%では約 40%の圧縮強度の増大が得られた。 3.2 結合水量. コンクリート微粉末は混入率や養生条件に関係. なく同程度の結合水量が確認された。一方、図−4 に示すように、廃 瓦微粉末では材齢の経過に伴い結合水量が増加した。これは、廃瓦 微粉末に含まれる焼成カオリン粘土鉱物のポゾラン反応により C-S-H ゲル、エトリンガイト、モノサルフェート水和物などが多数 生成したことによるものだと考えられた(写真-1 参照)。 3.3 水 和 生 成 物 の 特 徴. コンクリート微粉末を混入した場合、主. 成分である炭酸カルシウムと石英がそのまま残存していることが確 認された。これはコンクリート微粉末自身の水和反応が蒸気養生及. 写真−1. 廃瓦微粉末を使用したセメント. 硬化体の内部組織(28 日材齢、蒸気養生). び、オートクレーブ養生においても進行していないことを示してい. Q. 廃瓦微粉末. る。一方、図−5 及び図−6 に示すように、廃瓦微粉末は混合比が大. CH. CH. きなものほど水酸化カルシウムの生成量が材齢とともに減少し、. Q. C-S-H ゲルの生成量の増大が確認された。. C K :C. C3S. CH. CSH. 4.あとがき 0. 今回の試験結果より、コンクリート微粉末には未水和のセメント粒 子が残存していないために、コンクリート用混和材としての強度発 現の効果はほとんど期待できないことが確認された。またコンクリ. 図−5. 10. 30:100. 20. 0:100 30. 2θ. 40. 50. 蒸気養生 W/C=0.5. セメント硬化体の X 線回折図. カとしての役割は期待できず、強度増加には貢献しなかった。一方、 廃瓦微粉末はポゾラン反応性を有する焼成カオリン粘土鉱物を含有 しており、材齢経過に伴う顕著な強度増加が認められた。 【 参 考 文 献 】コンクリートへのリサイクル資材活用技術の標準化に関する調査研. Heat Flow (mW). ート微粉末中の石英は、オートクレーブ養生した場合でも活性シリ. 究委員会、リサイクル資材のコンクリートへの活用技術の標準化、コンクリート 工学、Vol.39,No,pp53‑59,2001.. 図−6 ‑514‑. セメント硬化体の DSC 曲線.
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