児童養護施設職員のバーンアウトに対する予防的コーピングとセルフケアの有効性
2
0
0
全文
(2) ②児童養護施設職員の子どもの暴言・暴力に対す. るスキルがバーンアウトおよび予防的コーピ シグやセルブケアに与える影響を調べる。. アとバーンアウトの関係を検討するために,各ス トレス対処の各因子得点を説明変数とし,バーン アウトの各因子得点の合計を日的変数とした重回 帰分析(強制投入法)を行った。. 調査協力者:A県,C県,D県,皿県の児童養護 施設直接処遇職員422名 調査時期:2011年9月中旬∼10月. その結果,「バーンアウト(合計)」に対して,. 調査方法璽閲抵錘査. 事後コーピングの「積極的対処」(β….18),セル. ①フェイスシート(性別,年齢,勤務年数,1年 以内の子どもからの暴言・暴力経験の回数,子 どもの暴言・暴力に関する研修等への参加回数, 子どもの暴言・暴力への対応の自信度) ②予防的コーピングやセルブケア方略,事後コr ビングに関する尺度(予備調査で作成した尺度) ③GHQ・12(中川ら,1981) ④バーンアウト尺度(田尾・久保,2008) 仮説 ①予防的コーピングやセルブケア方略を行ってい る職員は,バーンアウトになりにくい。 ②子どもの暴言暴力への対応スキルが高い職員は, バーンアウトになりにくい。. ブケアの「気分転換をする」(β=.17)は負の影. 4.結果. 予防的コーピングの「子どもへの支援」(β=・.31),. 響力を示した。また,一方で,事後コーピングの r自己内対処」(β=.23)とセルブケアのr身体 を休ませる」(β=.13)は正の影響力を示した(R ・=.33,久6,273)=13.29,一ρく.001)。. ④暴言曇カに関する項目とバーンアウトとの関係. 暴言暴力に関する項目とバーンアウトとの関係 を検討するために,「子どもからの暴言暴力の経験」 「子どもの暴言暴力に関する研修」「子どもの暴言. 暴力に対する自信度」の各項員の得点を説明変数 とし,バーンアウトの各因子得点の合計を目的変 数とした重回帰分析(強制投入法)を行った。 その結果,「バーンアウト(合計)」に対して,. r子どもからの暴言暴力の経験」(β=.21)は有. ①調査協力者:返信のあった302名から(回収率 71.6%),欠損値のある者28名を除き,最終的に. 意な正の影響力を持つ一方で,「子どもの暴言暴力 に対する自信度」(β=一.29)は有意な負の影響力. 274名を分析対象とした(有効回答率64.9%)。. を持っていた(沢2:.16,F(3,273)=12.40,ρく.001)。. ②使用尺度の因子分析 ・予防的コーピング:天井効果の見られた2項目. 5.総合考察. ・事後コーピング:天井効果の見たれた!項目を 除き,因子分析(主因子法,バリマックス回転) の結果,2因子(「積極的対処」α=.78,「自己内. 本調査から,予防的コーピングのr子どもへの 支援」とセルブケアのr気分転換」を多く行うこ とは,バ]ンアウトを抑制する一方で,セルブケ アの「身体を休ませる」はバーンアウトを促進す る可能性が示唆された。また,予防的コーピング の「職員同士の関係作り」はバ]ンアウトとの関 連は見られなかった。よって,仮説①は部分的に. 対処」α=.65)が抽出された。. 立証された。. ・セルブケア尺度:因子分析(主因子法,プロマ ックス回転)の結果,2因子(「身体を休ませる」. 次に,r子どもからの暴言暴力に対する自信度」. α:.87,「気分転換をする」α=.65)が抽出され. しかし,「子どもからの暴言暴力に関する研修の参. を除き,因子分析(主因子法,バリマックス回転) の結果,2因子(「子どもへの支援」α:.85,「職員. 同士の関係作り」α=.83)が抽出された。. は,バーンアウトを低減させることが示唆された。. た。. 加回数」は,バーンアウトとの間に関連が見られ. ・バーンアウト尺度:フロア効果の見られた3項 目を除き,因子分析(主因子法,バリマックス回. なかった。よって,仮説②は部分的に立証された。. 転)の結果,3因子(r脱人格化」α・・.79,r個人 的達成感の後退」α=.76,「情緒的消耗感」α=.78). が抽出された。. ・精神的健康度:因子分析(主因子法・プロマッ クス法)の結果,2因子(「不安・抑うつ」α=.80, 「活動障害」α=.78)が抽出された。. ③各ストレス対処とバーンアウトとの関係 予防的コーピング,事後コーピング,セルブケ. 6.今後の課題と展望 今後の課題として,ストレス場面や職員のタイプ 別による研究モデルの検討があげられる。また,. 今後の研究の展望として,予防的コーピングの変 遷とバーンアウトの関係を明らかにするために, 縦断的研究が考えられる。. 主任指導教員 有園博子 指導教員 有園博子. 一125一.
(3)
関連したドキュメント
3.排出水に対する規制
分類 質問 回答 全般..
However, because the dependent element in (4) is not a gap but a visible pronoun, readers could not realize the existence of relative clause until they encounter the head noun
K4-B1 K4-B10 K4-B9 K4-B8 K4-B7 K4-B6 K4-B5 K4-B4 K4-B3
・ 教育、文化、コミュニケーション、など、具体的に形のない、容易に形骸化する対 策ではなく、⑤のように、システム的に機械的に防止できる設備が必要。.. 質問 質問内容
検討対象は、 RCCV とする。比較する応答結果については、応力に与える影響を概略的 に評価するために適していると考えられる変位とする。
3 学位の授与に関する事項 4 教育及び研究に関する事項 5 学部学科課程に関する事項 6 学生の入学及び卒業に関する事項 7
解体の対象となる 施設(以下「解体対象施設」という。)は,表4-1 に示す廃止措置対 象 施設のうち,放射性