戦後日本における教育の変化についての多変量解析
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(2) 清水. 176. 利信・永村. 寧-・千村. 泰子. よび今回の改訂というように,学習指導要領に盛られている目標や内容を,質的に分析す ることによっても大まかに捉えることができるであろう。あるいは,新聞などのマスコミ で騒がれている教育的現象(たとえば,昭和20年代の学力低下論,昭和30年代の学力向上 対策,昭和40年代の受験過熱など)を社会心理学的視点から分析することによっても,そ の変化の過程を知ることができよう。 しかしながら,筆者らは客観的な各種の統計資料に基づき,これに数量的操作を加える ことによって,換言すれば,従来からの視点とは異なった立場から,戦後30年にわたる教 育の変化を明らかにしようとして,この研究を試みたのである。 そして,この種の研究方法は,古くはR.B. 変化について1),引き継いで,. Cattelらが1951年にアメリカにおける社会的. 1953年にはイギリスにおける文化的パターンの変遷につい. C.A.Gibbが1956年にオーストラリアの文化的パターンの変遷について3),. て2),そして,. 因子分析のIL技法によって行なっていた。また最近では, 日本を含めたアジアの21か国について,. Tong-WhanParkが1973年に. 1949年から1968年にかけて,それぞれの国の発展. の過程をSuper-P-技法によって明らかにしている5).参考までに,わが国についての結 Fig.1のとおりである。そして,このわが国についての結果を他のアジア諸. 果を示すと,. 国の結果と比較すると,わが国のグラフは非常に変化に富んだグラフであり,. 1963年以降. の貿易の伸びは急上昇であり,国の発展という視点から見ると,日本は地理的にアジアに 位置しているという点を除くと,日本はアジアにおける国ではないといっても何ら驚くペ. TRADE. I 0 JAPAN. 9 8 ア. ∽ uJ α:. 6. O. 読 凸::. 5. く⊃ ト く). 4. 正. I. ∫, DIP/TRAMS. 3. J′ J′. 2. .'I. 1. ●′. 、㌔、_. ●●●-■一●-■■、--●---‥…”‥. POWER. ::.:r.丁.I.:5i ′′. ヽ. 0 -. ′. 、・-・-._._._.メ. 1 一一一------メ. -. WEALTH. 2. 49. 50. 51. 52. 53. 54. 55. 56. 57. 58. 59. 60. 6]. 62. 63. 64. 65. 66. 67. YEARS Fig.. 1. Tong・Wban. Park. (1973)の分析による日本の発展の過程. 68.
(3) 177. 戦後日本における教育の変化についての多変量解析 きことではない,とも述べている。. そこで筆者らは,これらの研究の成果や方法を参考にして,戟後30年にわたるわが国に おける教育の変化の過程をグラフに措くことができ,また,主要な因子を見つけることが. できたならば,これは質的に分析・記述されている戦後め教育における変化の過程を,棉 足的に貌明することのできる資料が得られるのではないだろうか,あるいは,今まで気付 かなかった新しい側面が明らかにされるのではないだろうかと考えて,この研究を試みた のである。. 分. 析. I. 的. 1.目. 戦後の日本における教育が,どのようなパターンで変化してきたかを,教育人口・進学. 率・教育財政・家計支出などの統計資料から分析する。 2.デ. ー. タ. F地方教育費の調査。およぴ,総理府F家計調査。. データは,文部省p学校基本調査。. の3つの調査資料にもとづく21項目(Tab.. 1)を使用した。これら21項目の内容は,次の. 4つに分けることができる。. 1)教育人口に関する項目(No.1-7) 2)義務教育以外の教育の就学や進学状況に関する項目(No. 3)公教育財政に関する項目(No.. 8-13). 14-19). 4)家計支出の教育費に関する項目(No.20-21) 分析の対象とした期間は,. 1950年(昭和25年)から1974年(昭和49年)までの25年間で. ある。 3.方. 法. (1)各項目ごとに変化のようすをグラフに表した。. (分析では,すべてZスコアに変. 換した数億を用いている。) (2)データ行列(21項目×25年)から項目間の相関行列を求め,主成分分析を行なっ. た。主成分分析法とは,外部基準のないとき,♪個の特性間の相関を考慮して,情報をでき るだ抄多く汲みとるような重みづけを行なう手法であるoすなわち,. p個の互いに相関の. ある変量のもつ情報もm(<p)個の互いに無相国な主成分に要約するときに,情報のloss を最小にしようとするものである。固有値と固有ベクトルはヤコピ法により計算し,固有. ベタT.}t,は二乗和が固有偉に等しくなるよう基準化した4)o (3)求められた各主成分の負荷量(固有ベク[}レ)と標準化したデータ行列から,各 主成分の主成分値を求めた。 (4)主成分分析の結果と, パターンの分析を試みた。. (1)のグラフの視覚的な分類から,教育についての変化の.
(4) 清水. 178. 利信・永村. 泰子. 寧-・千村. 4.結果と考察 相関行列と主成分分析の結果は,付表1とTab.. 1のとおりである。各主成分の全体へ. の寄与率は,第1主成分56.8%,第2主成分11.5%,第3主成分9.4%,第4主成分5.5% となっているので,第3主成分までを考察の対象とした。 Tab.. 1分析Ⅰで使用した21項目と各項目に対する負荷畳. Item. 負. No.. 教育人口/人口. 2. 小学校児童数/教育人口. -.956. 3. 中学校生徒数/教育人口. -.603. 高等学校生徒数/教育人口. 5. 大学学生数/教育人口. 6. 各種学校在学者数/教育人口. 7. 特殊教育在学者数/教育人口. 8. 幼推園就園率. 9. 高等学校進学率. 10. 高等学校入試競争率. ll. 大学進学率. 12. 大学人試競争率. 13 14 15. -.527. .. .. .. 945 863. .956 977 .. .. 971. .818. .. 予備校在学者数/各種学校在学者数. 17. 高等学校教育費/公教育費絵額. 18. 高等教育教育費/公教育費絵額. 868. .367. 公教育費絵額/絵行政費. 16. .. 259. 公教育費総額/国民所得 家計支出. 教育関係費/消費支出絵額. 家計支出. 学校教育費/教育関係費. 339. 953. -.215 ll.922. 値. 寄与率(%). .. .. 56.8. .219. 186. -.180. .461 -.242. -.098 -.163 294. -.646. .219 -.812 .. 300. -.430. -.290. .. .. 438. 747. -.028. .. 有. -.130. -.879. .. 固. 752. -.137. .. 19. .. -.540. .815 609. 20 21. 928. .514. 小学校教育費/公教育費絵額 中学校教育費/公教育費捻額. 量. 第1主成分l第2主成分I第3主成分. 1. 4. 荷. .. .. 058 036. -.087 .. 042. -.000 .. 256. -.432 .. 244. .. 242. .. 484. .. 780. -.413. .431. -.029. 593. -.376. .. -.420 .. .. .215. 260. .019 867. 4.523 ll.5. -.172. 1.970 9.4. 第1主成分:義務教育以外の教育の成長を示す因子 第1主成分は,固有値が11.922,寄与率が56.8%とかなり大きい。第1主成分の負荷量 の高い項目は,. Tab.2のとおりであり,. 13,. 14,. 19,. 21を除いて,ほぼ全体に高い負荷. 量をもっている。そして正の負荷量の高い項目は,項目20を除くすべてが義務教育以外の 教育に関するものであり,負の高い負荷量をもつ項目は,義務教育に関係するものである。 Tab.2の主な項目の変化のようすをグラフに表したものがFig.. 2である。第1主成分. では,年ごとにほぼ直線的に増加する項目に正の高い負荷量がみられ,他方,年ごとに減.
(5) 戦後日本における教育の変化についての多変畳解析. 179. 2・0. z. 9.. ス コ. 8.  ̄ヽ. ア. ア.. ヽ. \、、. l.0. 1 ′′-. ヽ ヽ「. 1. _メ. _∼..1r. I. I I I I. l. I ヽ. ヽ ヽ. ㌔. 、、、L______・・・・-ーー-・●・・-・一2. -I.0. -2.0 I95O. 55. 60. 65. 70. ア5. 辛 ■Fig.2. 第1主成分で高い負荷皇をもつ項目の変化のようす Tab. 2. No. 8. 9 7 20. 負. 荷 .. .. .. .. 第_1主成分の負荷皇の高い項目 豊. 萌. 977. 幼堆園就園率. 971. 高等学校進学率. 956. 953. 特殊教育在学者数/教育人口 家計支出 教育関係費/消費支出絵額. 5. .. 945. 大学学生数/教育人口. 4. .. 928. 高等学校生徒数/教育人口. 868. 大学人試競争率. 863. 各種学校在学者数/教育人口. 12 6. .. .. 10. .818 17 .815. 18 ll 2 16 3 15 1. .. 609. .514. 高等学校入試競争率 高等学校教育費/公教育費総額 高等教育教育費/公教育費総額 大学進学率. -.956. 小学校児童数/教育人口. -.879. 中学校教育費/公教育費総額. -.603. 中学校生徒数/教育人口. -.540. 小学校教育費/公教育費鎗額. -.527. 教育人口/人口.
(6) 1'8O. ,清水. 利倍・永村. 泰子. 寧-・千村. 少する傾向の項目に負の負荷量がみられている。これらの負荷量を用いて各年ごとに計算. した主項分値(Tab・4参照)の変化も, Fig・5に示すように,年ごとに増加する傾向を示 している.以上のことから,第1主成分は教育における"成長”Lを示すものと考えられる.正の負. 荷量の高い項目は,どれも義務教育以外の,就学歯教育,後鼠中等教育,高等教育などに 関するものであり,義務教育に関する項目は,いずれも負の負荷量を示している。このこ. とから,第1主成分は,特に,義務教育以外の教育の成長を示すものであるといえよう。 しかし,どの項目もある基準に対する此率をデータとしていることから,換言すれば,坐 の統計資料ではないから,この成長は単なる量的な増加として解釈するのではなくて,相. 対的な増加として考えたほうがよいように思われる。つまり,教育の中で義務教育の占め るウェイトが減少し,義務教育以外の教育のウェイトが相対的に増加してきていることを 示しているのではないかと考えられるのである。. 第2主成分:豊かさに伴う教育への関心の変化を示す由子 ′. ll.. ′ ′. z2・0. ●′ / ∫. ス /. コ. ′ ′. ア. メ L ′ ′. I ′. こ1.0. ′. † ∫. 4 ∫. J. ∫. l ′. /. ヽヽ. __J. I. ∫ ∫ ′. 一し. 1. / I. ′. / ヽ. ヽ. 1 I. -l.0 _●′ .b-. し_ノー. I.. 一. 21.. -2.0. -3.0 1950. 55. Fig.3. 60. 65. 第2主成分で高い負荷皇をも?項目の変化のようす. ア0. ア5 年.
(7) 18Ⅰ. 戦後日本における教育の変化につわての多変量解析 Tab.. 第2主成分で負荷量の高い項目は, Tab.3のようになっており,その主 なものの変化のようすは. 21. .. 1. わかるように,第2主成分では,中 央にいくほど高い債を示す山型の変. .. 家計支出. 752. 教育人口/人口. 学校教育費/教育関係費. 公教育費総額/絵行政費. 18. .. 593. 高等教育教育費/公教育費絵額. 461. 各種学校在学者数/教育人口. 438. 中学校生徒数/教育人口. 谷型の変化を示す項目は負の負荷量. .. .. 13. -.821. 高等学校教育費/公教育費給額 予備校在学者数/各種学校在学者数. ll. -.646. 大学進学率. 19. -.420. 公教育費総額/国民所得. 17. 1964. 867. 747. 3. との主成分値を計算した結果も,. 目. .. 6. で重みづけがなされている。各年ご. 項. 14. 化の項目は正の負荷量をもち,逆に. 5に示したように,. 第2主成分の負荷量の高い項目. ・o・l負荷量I. Fig.3に. 示したとおりである。この図を見て. Tab.4,Fig.. 3. .431. 年(昭和39年)をピークとする山型 の変化を表している。 正の負荷量の最も高い項目は,. No.21の家計支出における"教育関係費の中で学校教育. 費の占める割合”である。これは学校教育期間の延長とともに増加していくと思われるが,. また学校数育への財政的援助の増大や,家計支出自体の増大によってもその比率が低下し ていくことが考えられるのである。言い換えれぱ,家計が豊かになるにしたがって他の教 養娯楽費の比率が増大するのであって,この家計における学校教育費の比率の低下は,豊 かさの反嘩丸というてとができるのではなかろうか.づいで,正の負荷量がかなり高い項目 には,. No.1の"教育人口の人口に対する比率”とNo.. 14の"公教育費給額の練行政費. に対する比率”がある。これらはどちらも義務教育がその60%以上を占めているので,義. 務教育に左右されるとこ.ろが大きいと考えられさらに,公教育費は,昭和40年ごろまで に,ある程度基本的な教育環境が充実されたために,その後は比率が低下してきたと考え ることができるのである。 このように,正の負荷量の高い項目が,増加の傾向をたどっていたのを減少の傾向に転. じさせているその背景には,豊かさというものが存在しているように思われる。負の負荷 量の高い大学進学率が示す逆の変化のパターンもそれを基づけているように考えることが できるのである。さらに第2主成分値(Fig.5)の増加傾向から減少傾向への転換点が1964 年(昭和39年)というのも象徴的であるo. 1964年嘩,新幹線が閑適し,一束京オリンピック. が開催された年であり,このことも豊かさとの関連を暗示しているように思われる。 以上のことから,第2主成分は,増加傾向が学校教育における基本的な充実を示し,・減 少傾向が,豊かさに伴って教育への関心のもち方が多面的に変化してきたことを示してお・ &・, "教育に海ける豊かさとゆとりを示す因子”として解釈できる・のであるo一 幕3主成分:'義務教育に対する関心の変化を示す因子 第3主成分で正の高い負荷量をもつ項目は, い項目にNo.. 14があり,負で比較即こ高い項目は,. No.15の項目だけであり,正で比較的に高 No.3,No.. ll,No.. 16である(Tab.1)。. これらから初等教育に関する項目か正◆に、,■中等教育や高等教育に関する項目が負に重みづ.
(8) 清水. 182. けられているようである。. 専一・千村. 利借・永村. 泰チ. Fig.4は,項目No.15の"小学校教育費/公教育費”とNo.. 16の"中学校教育費/公教育費”の変化のようすを示している。このグラフを見てもわ かる、ように,小学校教育費と中学校教育費の比率というのは,ほぼ逆のパターンで変化し ている。. 3.0 Z I I 1 I I. ス コ. ア. 1. 1. 2.0. I. I I I t l. I l 1 1. 一1t l. 1. 0. ′. I. ′. i. J /. I. /. l. l. 一. l l 1. \ 一 一. 一. 汁.-、. 一 I. ヽ. I. i ヽ ヽ. I ヽ. \、. I. /. ヽ、. ヽ. メ 、. I. ′′. 15.. ヽ. }. ヽ. ヽ ヽ ヽ. ヽ、. lヽ. ヽ. 、・l--/-、I-・ー_一16・. -7.0. -2.0 I950. 55. 60. 65. ア0. ア5 年. Fig.4. 第3主成分で高い負荷畳をもつ項目の変化のようす. これらのことから,第3主成分は,義務教育に対する関心の変化を表しているように思. われるoそして,義務教育の中でも,小学校教育と中学校教育に対するウェイトのおき方 紘,ほぼ相対的に逆の関係があるようである.したがって,第3主成分の変化(Fig.4, Fig・. 5)描,主として,初等教育と中等・高等教育とを対比してみた場合の初等教育につ. いての重点のおき方の変化を示す因子であるということができるのである。 以上,. 3つの教育に関する主成分の変化をまとめて示したのが,. る。 (Fig・ 5では,. Tab.. Tab.4とFig.. 4の主成分値をそれぞれの固有億で割った債を用いている。)す. 5であ.
(9) 183. 戦後日本における教育の変化についての多変畳解析 Tab.. JS 1 l. a. 第l主成分. ス. 年. \. コ ア. tt・. //. /rkl. I. 1. ./. rt/ /. / ∫ I. I,)/. J J. ∼. /. (・/. \. /、、ノ\ t*/・'第3主成分. ナ ノ. ∫. /. l. I 一. I I. ∫. ′ ′. -6.127. -5.546. -18.127. -6.434. -2.066. 1952. -13.276. -4.803. -0.253. 1953. -ll.514. -2.748. 1954. -ll.662. -1.221. 1955. Ilo.802. 0. 983. 1.940. -10.750. 1.661. 2.304. 9.238. 2.243. 3.131. 7.831. 2.200. 3.498. 7.569. 3.727. ∫. 2.406. ′′. し. 、--I--^、<′. /. 3.737. 0.701. 1957. 1959. \ r/㌔ ㌔. 1960 1961. ∼. -I.0. 1956. 1958. ,,t.. /. I. -22.691. 1951. I. ∼. y'. ∫. ∫ l. ㌔. メ. ∫ ∫. 俸1主成分桓2主成分桓3主成分. 1950. I. 1.. 0. † J. 各主成分の主成分倍の変化. 4. 1962. ∼ ▲ゝ. 「. -. -. -. -6.916 -6.348 -1.204. 4.424. I950. 60. 55. 65. 70. Fig. 5. 各主成分の主成分債の変化. -0.994 -1.414 -1.521. 1963. 3.562. 5.576. 1 964. 6. 086. 5.770. 1965. 8.536. 5.645. -1.493. -1.553. 1966. ll.133. 4.565. -1.577. 1 967. ll.755. 3.325. -1.382. 1968. 12.387. 1.782. -1.272. 1969. 12.815. 1970. 13.185. 1971. 13.490. 1972. 13.509. 1973. 14. 460. 1974. 17.012. 75. 辛. 1.485. 4. 752. 第2主成分. -2.0. 0.510. -0.662. -2.074 -4.398. -6.405 -7.615 -7.さ99. -0.582 0. 089 0.369 0. 263. 0. 697 2.262. なわも,第1主成分は,教育の成長を,特に義務教育以外の教育の成長を示す因子であり, 第2主成分は,. 1964年(昭和39年)ごろまでの増加傾向は,学校教育における基本的な充. 実を示し,それ以後の減少傾向は,高度成長による豊かさに伴って,教育への関心のもち 方が多面的に変化してきたことを示す因子であり,そして第3主成分は,義務教育に対す るウェイトのおき方の変化を示す因子であると考えられるのである。. 分 1.目. 析. ⅠI. 的. 分析Ⅰで見出された3つの教育に関する主成分の変化と,他の社会・経済・文化などに. お汁る変化との関係をいろいろな統計資料に基づいて分析し,教育と社会との関連を検討.
(10) 清水. 184. 寧-・千村. 利信・永村. 泰子. する。 2.デ. ー. タ. (1)教育の変化に関する資料 分析Ⅰで求められた3つの主成分の主成分債(Tab.4)をそのまま利用する。. (2)社会・経済・文化などにおける変化に関する資料 新たにそれぞれの視点から,分析Ⅰと同様に, 目の内容は,. 21項目の統計資料を選んだ。使用した項. Tab.5のとおりであり,これら21項目の内容は,次の6つに分秒ることが. できる。. 1)人口変化に関する項目(No.22-24) 2)国の財政に関する項目(No.25-26) 3)経済および産業の変化に関する項目(No.. 27-33). 4)労働力状態に関する項目(No.34-36) 5)マス・コミュニケーションに関する項目(No.37-三埠). 6)社会のひずみの現われと考えられる項目(No.39-42) 分析の対象とした期間は,分析Ⅰと同じく,. 1950年(昭和25年)から1974年(昭和49年). までの25年間である。 3.方. 法. (1)教育に関する各主成分と,社会・経済・文化などの項目との間の相関係数を求め た。. (2)教育に関する主成分を基準変量に,社会・経済・文化などの項目を予測変量とし て,正準相関分析(canonical. correlation. method)を行なったo. 正準相関分析法とは,基準変量が2つ以上ある場合に,基準変量と予測変量とを共に重 みづけをして,基準合成変量と予測合成変量の間の相関が最大となるような解を得ようと する手法である。このとき最大にされた相国係数を正準相関係数とよぶ。また,両変豊か ら作られた合成変量と,それを構成したもとの各変量との単相関係数ベクトルを構造ベク トルとよぶ4)0 4.結果と考察. (1)相関係数 各主成分と社会・経済・文化などの各項目との相関係数は,. Tab.5のようになっている。. 第1主成分 第1主成分は,ほほどの項目とも高い相関を示しており,教育の成長が社会全休の成長 と深い関係をもっていることを裏づけている。 第2主成分 第2主成分は,. No・24の人口増加率,. No.. 22の出生率,. No.. 25の国の財政規模,. 26の租税負担率と高い負の相関をもっている。したがって第2主成分は,人口構造の変 化や国の財政といったものと薙い関連があるように思われる。. 第3主成分. No..
(11) 185. 戦後日本における教育の変化についての多変量解析 Tab.. 5. 分析Ⅱで使用した21項目と各主成分との相関係教. 育. 相. 国. 係. 数. 第1主成分1第2主成分t第3主成分. 22. 出生率. I.513. -.649. -.417. 23. 死亡率. -.881. -.277. -.309. 24. 人口増加率. -.132. -.841. -.387. 25. 国の財政/国民総生産. -.295. -.724. -.387. 26. 租税負担率. -.320. -.727. -.300. 27. 実質国民捻生産成長率. -.068. 28. 産業総合生産指数. 29. 農業生産掃数. 30. 卸毒物価揖数. 31. 消費者物価掃数. 32. 人口ひとりあたりの実質国民所得. 33. エンゲル係数 労働力率. -.954. 34 35. 失業率. -.502. 36. 農林業従事者数/就業者数. -.982. 37. 出版点数児童書・学習参考書/総数. -.850. 38. テレビ普及率. 39. 交通事故死者数. 40. 自殺率. 41. 自殺者. 42. .913 958. -.399. -.354. .031. 074. .. .011 399. .. .. .. .. 660. -.367. 895. -.364. 932. -.297 -.124. -.648. .161 023 .. .. .. .. 24歳以下の者/給数. .. -.858. .. .841. .110 025 .. -.155. 074 275. 526. .. .713. -.068. 446. .. -.717. .. 449. .. .955 856. 少年刑法犯人口比. 第3主成分は,. 336. .. 127. .. -.227. -.106. 035 235. -.174. .. 627. .431. -.295. No.35の失業率・No.40の自殺率・No・34の労働力率とかなり高い正. の相関を示している。このことば,第3主成分の変化が,何か社会の暗い側面と関係して. いることを推細させる。 (2)正準相関係数 教育に関する3つの主成分を基準変量とし,社会・経済・文化などに関する21項目を予 測変量として行なった正準相関分析の結果は,付表2のようになっている。正準相関分析 では,基準変量の数と同じだけの合成変量が求められるが,今回の分析では,正準相関係 数の大きさから第2までを考察の対象とした。 1)第1正準相関係数 第1正準相関係数は,. .999とほぼ1に近い。構造ベクトルの内容を見てみると,まず基 準変量では,第1主成分が-.000,第2主成分が-.884,第3主成分が-.469であるから, 第2主成分と深い関係をも・つ尭合成変量が作られでいる-ことがわかる。予測変量で構造ベ クトルの値が高いものは,. Tab.6のようになっている。これらのうちの上位の4つば,. No.24,No.25,No.26,No.22であり,. ・この4つば,.. .(1)相関係数のところで検討した第.
(12) 186. 清水. Tab.6. 第1正準相関係数の構造ベクトルの高い項目. 警菅,? L No・E 24. .. 25. .. 26. .. 22. .. 34. 項. 目. 人口増加率. 822. 国の財政/国民塩生産. 784. 租税負担率. 770. 出生率. -.644. 35. -.477. 失業率. 37. -.454. 出版点数. -.ilo. 自殺者. 寧-・千村. 泰子 2主成分と相関の高かった項目と一 致している。これらのことから,こ の分析で得られた第1合成変量は,. 925. 労働力率. 41. 利信・永村. 第2主成分の変化を主として反映し ていることが考えられる。. Fig・6は,基準変量から作らFLた 合成変量の変化のようす(正準相関 係数がほぼ1.0であるので予測合成 児童書・学習参考書/絵数. 変量ともほぼ等しい)と,構造ベク. 24歳以下の者/総数. トルの高い2つの項目の変化を示し ている。基準合成変量の変化のよう. z. 3・0. ス. ∼. コ ア. 2.0. 合. 0. 皮. ミー1. ー㌔ー 変 量. / ′・. ∼ †\ /. 0. V. i. y. 又. I/藷. i/ /. い・・-・・j. /I(∨. l/. y -2.0 I950. 55. 60. 65. ア0. ア5 ま. Fig・6◆第・1合成変量と構造ベクトルの高い項自の変化のようす.
(13) 187. 戦後日本における教育の変化についての多変量解析 すは,第2主成分とはやや異なっているが(逆のパターンになっていることば別にして), 1965年ごろから,それまでの減少傾向が本格的な増加傾向に転じている点は共通している といえる。 これらのことから,分析Ⅰで見出された第2主成分は,前述したように,人口構造や国 の財政の変化と深い関係をもっていると思われる。. 2)第2正準相関係数 第2正準相関係数も.989とほほ1に近い値を示している。第2合成変畳の構造ベクトル をみると,基準変量では,第1主成分とは.000, 第2主成分とは.468,第3主成分とは. Tab.. クトルの高い項目. -.883と. なっており,したがって,第3主成分と深い関係. Iクトル. 35. -.561. 失業率. -.543. 自殺率. -.530. 卸亮物価指数. Fig.7に示すとお. 40. り,第3主成分とほぼ同じパターンになっている. 30. また,予潤. (これも逆のパターンになっているo. 構造ベ. No・. にある合成変量であることがわかるo. 基準変量の変化のようすは,. 項. 実質国民絵生産成長率. 27 .516. 合成変畳も正準相関係数が高いので,これとほぼ. J. 第2正準相関係数の構造ベ. 7. A.. z2・0 ●. ス. 1. 1 1. コ. ア. 〟 /・f,・ ダ. 1.0. 0 A. ゝ・. \ ∼1.. ∫. 1. i:1. 、頂Itk′ヽ. /. \. I.p*,.へ. ・J. -l.0. f・S-・稲. t・. A.d. ゝ_メ 第 2 A. 最 密 室. -2.0 1950. 55. Fig.7. 60. 65. アO. 第2合成変量・と構造ベクトルの高い項目の変化のようす. ア5. 年.
(14) 188. 同じであろう)0. -清水 Fig.7. 利信・永村. 寧-・千村. 泰子J. には高い構造ベクトルの値をもつ項目(Tab.7)の変化めようす. もいっしょに示してある。このように,第2合成変量は,第3主成分との関係が深く,ま た,失業率・自殺率・卸売物価指数・実質国民姶生産成長率といった好景気と不況,ある いは社会の安定・不安定といったようなものを含んでいる項目と関係している。このこと. ば,第3主成分の負荷量が公教育費総額の比率や,大学進学率にも高かったことと関係し ているのかもしれない。. 考. 察. 分析Ⅰで見出された教育に関する3つの主成分のうち,第1主成分である"成長”の因 子は,他の論文でもしばしば見出されている意味の明らかな成長の因子である。 第2主成分は教育への関心の変化を示す因子であり,それは豊かさを反映した変化では. ないかと考察してきた。そして社会・経済・文化などとの関連でみた分析ⅠⅠの結果から 考察すると,第2主成分の変化は,人口構造の変化や国の財政の変化などの要因が深く関 係しているように思われるのである。 第3主成分は,初等教育と中等教育・高等教育とを対比してみた場合の初等教育につい ての重点のおき方の変化を示す因子として考察した。そして,これを分析ⅠⅠの結果とあ. わせ考察すると,第3主成分の変化は好景気・不景気,あるい卓ま安定・不安定といったも のと関係が深いように考えられるのである。 第2主成分でも第3主成分でも,. 1965年(昭和40年)前後に変化の転換が起きてい'る。そ. してこの1965年という年を境にして, _日本の経済に何らかの変化が生じているということ がいわれているが,今回の分析の療果である教育の分野においても,ちょうど同じころを 境にしてやはり変化があったということが見出されたのである。その変化がどういうもの であるか,あるいはどうしてそういう変化が生じたのかという点は,この分析では十分に 明らかにできなかったが,分析Ⅰの結果では豊かさが,そして分析ⅠⅠの結果では人口動 態の変化が,その基底にあるかもしれないと推定されるのである。 経済の分野では,また1972-3年(昭和47-8年)以後に急激な変化があった。いわ ゆるオイル・ショックなどである。しかし,教育に関する主成分の変化では,本研究では 1974年(昭和49年)までしかデータが確実に人手できなかったこともあって,その変化は あまりはっきりあらわれていないように思われる。これも検討してみる必要があるといえ よう。 最後に,本研究で用いた方法が有効であるかどうかということに少しふれておきたい。 本研究では,戦後日本の教育に関する基本的な変化のパターンがある程度抽出されたとい. えるかもしれない。しかし,それが現実の教育社会をどの程度如実に反映しているかとい うこと転関しては,実質的な他の側面からの吟味が必要であろうoなぜならば,人手できた. 統計資料も限られた,大ぎっぼな車のであったし,何よりも見出・rL,たいと思っていた変化 の情報を確実に引き出し得るものとは限らなかったからであるoまた,項月間の相国行列.
(15) 189. 戦後日本における教育の変化についての多変量解析 をもとにした多変量解析では,生のデータをすべて標準化した上で分析することになるの. で,生のデータが持っている情報が分析にその早ま反映されるとは限らないからであるo さらに,その適用や解釈の上で参考になるような正準相関分析を実際に用いた論文が少な く,したがって,本研究,特に分析ⅠⅠは1つの試みとして発表するものであるo. 1). Cattel, R.B.. 2). by p・teclmique. mined Cattel, R.B. (1953) : Britain. 3). Gibb,. M.. 皮 Adelson,. (1951) :. 参. 考. 文. The. dimensions. 献 of social change. in the U・ S・ A・. as. deter・. Soc・ For・ 30, 190-201. in the culture quantitativeanalysis of the changes by p・technique. Acta Psychol・ 9, 99-121 C. A. (1956) : Changes in the cu血re pattern of Australia, 1906-1946, A. of Great. pattern. 1837-1937,. p-technique.. 4). 介あり) 芝 御庶. 5). Tong・Whan 1949-1968.. J. Soc. Psychol,. 43, 225-238. (清水著(1978),学力構造の心理学,. 行動科学における相関分析法〔第2版〕東京大学出版会1975 Park (1973) : Measuring patterns the dynamic of development: Multivariate. Beha2)iwal. Resewch,. 8, 227-251. as. determined p・. The. by. 223-224に紹. case. of Asia.
(16) 190. 清水. 利倍・永村. 泰子. 寧-・千村. CO Cq l=〉. O Cq. qDy∼ のCO Cq亡り. の y∼. I T・づLL)∝) ▼{く⊃O) Cqト寸. CO T-ヰ. I t♪⊂)t-qD くっサトCq トeqCO▼・{. tヽ I-ぺ. ヨ謡苛等巴 ト・ヽ申CY)-COCq. tD I.∼. Flll LDく=)亡つg)■}寸. ヨ票cqqD苫講箸. LL} I,∼. (flll. 悪習遊芸・認諾ヨ. 寸. 1=〉寸LO的○寸LD. r・イ. l LL)LOeq亡-①亡巧CO亡q. 謁醤罵言辞岳ヨ詔. 亡ウ I-イ. IllI] く凸CDLL)く⊃G)QO-{LDト く=〉亡ヽ¢tDLE)¢lLDtヽ0) Cq寸CqqトLL)▼イCQく⊃. eq ▼・・・づ. l[l ”LL)亡巧▼イCqのqトート寸. コ票等詔謁ヨ苫誤記等. ■-I I-1. 1tll ⊂)1L)eqI{くわ▼+tD亡ヽLL)O)∼. 罵だf3誤記毒詔等g;岳誓. く=〉 y-J. a 準 監. ll. 巨富笠琵琶§器買苛琵嘉琵. ¢. III. 守 Q 醍. 寸的の⊂〉亡一亡r)寸qDCOくっくDtDtD. 栗毛諾品等巴等謁cq[t等蒜宗宗. CO. (暮F. E=. 好. G)の¢く¢トLL)⊂)LOトtDサーqCO寸 -ES諾冨欝謁筆写Si宗等冨筈等告. tヽ-. 一申. IJII. ∼ 監 盟. ∈〉亡qCq,+COく⊃0)亡巧く⊃¢の■+く⊃CY?く⊃. 巴毒琵毒害宗苫宗等巴誌詔書袋巴. く凸. l‡lI. 恥 a LL?. o:護琵琶cqs冨冨監遷冒諾冨gS義軍 lll. ∼. 蛋 *. 寸. 巨富冨冨■冨買誓∈喜弐昌運琵ヨ呂s!hg 1l. ▼・・+. eQ. 哨 を. S喜琵琶芸冨寄書ヨ藁葺琵琵琶害眉.冒璽 1111FllJrFl‡111. N. 琵琶冨霊議書芸巨書芸買呂琵買嘉琵罵■琵琶 IJflllllIIlllIJ. I-+. 誓書.§琵ヨcqS蓋芸軍記詔書ヨ買琵琶誓琵義臣 [l・[111Illll[lI. 0. Z. Cqの寸LL)tOトPO¢lく〉.・1■cq亡巧寸LDtO亡ヽCOO)∈〉,{ Tl▼ぺ▼イーづ▼{-イ■+7{71▼,<CqCq.
(17) 191. 戦後日本における教育の変化についての多変量解析 付表2. 分析Ⅱ. 正準相関分析の結果. Item. 構. 標準重みベクトル. No.. 1. 22. .. 23. .. 24. 1. 2 099. √. .202. 072. 25. .110 041. 26. .. 1.014. .. 387. .. 27. 576. 29. 138. 30. .. 37.. -4.013. .. .. 922. 2. 885. 32. 1.812. 2.336. 33. 2.005. 2.016. 34. 278. .. 36. .. 38. .. 259. -. .558. .115 428 .. 42. .. 第1主成分. -. 第2主成分. 309. 105. -. .. .469. 1 .. .. 3. 065. .031. 145. .014. -.053 .. .017 020. 003. .. -.077. .013. .516. .015 005. -.195 .. .. 026. .. 137. -.530. -.014. 270. -.271. -.008. 251. -.164. -.007. 183. .. 080. .. -.256. -.029. -.477. -.561. -.038. .. 041. .. .. 071 098. .. -.004. 238. .. 225. -.030. -.410. -.274. -.001. .883. .292. .. .. .181. -.000. .. 000. 000. -.884. .. 468. 000. -.469. -.883. データ出典 文部歳計要覧 昭和51年, 52年版 学校基本調査報告書 各年度. 5). 文部省. 文部省年報. 昭和41年 累年編 昭和45年 各年度. 6) 7). 文部省 文部省. 昭和50年度. 我が国の教育水準. 日本の教育統計. 8) 9). 昭和51年. 地方教育費の調査報告書 各年度 各年度 捻理府統計局 家計調査年報. 以上,項目No.1-13. 項目No.14-19. 総理府統計局. 戦後10年の家計. 10). 絵理府統計局. 家計調査20年の品目別消費系列. ll). 捻理府. 日本続計年鑑. 昭和31年. 昭和50年版. 006. -.543. 469. 教育統計資料集. 003. -.325. 000. 文部省. 003. 7.115. 000. 4). 008. -.644. l正準相関係数1 1999l ・989】 1) 文部省 2) 文部省 3) 文部省. 000. -.193. -. -. 2. ル. 1.925. .000 .883. 299. -.454. .105 .. 784. ト. .012. 5.720. -. 822. ベク. .. 27. 303. 1.921. -. 第3主成分. -. -1.036. .. 41. .. 7.390. -. 40. .. 1.810. -. .224 2.941. 39. .. 3.927. -. -. 006. .. 1.405. -. 925. -.071. -12.900. -1.042. .051. 37. 586. -ll.893. 678. .. .. -23.790. .442. 770. -.110. -19.847. -. 088. 534. 6. 073. -1.569. 1.860. .. .. 008 .. .301. 31. 35. .. .000. .012 904. .. 4.798. -. -. 28. .. 1.762. 577. 1. .390. 1.196. .680. .. .. .360 8.497. 造. 昭和49年 項目No.22-24. 以上,項目No.20.21.33. .010 .. .. .. 000. 000 000. ・017.
(18) 清水. 192. 利倍・永村. 寧-・千村. 14) 15). 経済統計年報 各年度 日本銀行続計局 週刊東洋経済 経済統計年鑑1976年, 1977年版 縫理府統計局 労働力調査溶合報告書 昭和27年 総理府統計局 15歳以上人口による労働力調査結果. 16) 17). 練理府統計局 出版ニュース社. 18). 日本放送協会 警察庁交通企画課 交通事故統計年報 昭和51年度 厚生省 自殺死亡統計 昭和49年度 項目No.40,41 法務省 犯罪自書 昭和51年版 項目No.42. 12) 13). 19) 20) 21). 労働力調査報告. 各年度. 泰子. 以上,項目No.25-32. 以上,項目No.34-36. 各年度 出版年鑑 項目No.37 放送受信契約数統計要党 昭和50年皮. 項目No.38 項目No.39.
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図
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