『佐賀県版学校事務のグランドデザイン』発表についてのアンケート結果
1.
「はじめに」
・
「目指す目的と学校事務職員像」
・
「佐賀県版グランドデザインの考
え方」について
[質問]
・学校事務と行政が一体化しようとしている中で、目指す方向性・資質・職員像をあげ ても外(行政)側からの人の出入りが続けば、いつか必ずまぼろしとなっていくと思 います。組織内での温度差が大きくなればなるほど、共通理解すら危うくなります。 すでに対策など行動されていると思いますが、現状をふまえて、このグランドデザイ ンが今後根付き活かされていくと思われますか?【回答】
ご質問の内容のようなことが危惧されます。そこで、「今後根付き活かされる」ため にも今回のグランドデザインを作成しました。個人や共同実施、佐事研や事務長会(佐 事研会員である事務長)などが、危機感をもってそれぞれのグランドデザインを具体 的に実行されることを期待します。《意見》
・「グランドデザイン」って何だろうと思っていましたが最初のこの説明でよくわかり、 興味深く聞くことができました。 ・学校事務職員像が具体的に示されており、自分の立場で業務をこなし、質を向上させ、 信頼される学校事務職員を目指したいと思います。 ・どうしても一般的な表現をしなければならないため、定義がぼんやりとしているので、 従前の「事務職員観」に対して明確な姿を表わせているかというと、そこまでは行け てないような感じがします。※「グランドデザイン」の研究発表なので、そこまでは 求められていないとは思うが概念がはっきりしない「言葉」を並べられてもピンとこ ないところがあります。2.
「学校における『個人』をグランドデザインする」について
《意見》
・職名ごとの詳細な提案やキャリアアップ表についてはとてもわかりやすかった。・自己評価システムの目標等の参考になり大変ありがたいです。 ・学校事務の特殊性が顕著になるとさらに素晴らしいものになると思います。 ・基本的スキルの柱別の段階を表示しているのは良い。段階が重複しているようなとこ ろが散見されるのでもう少し練り込みが必要かも。「基本的スキル」と「キャリアアッ プ」の位置関係が今ひとつ不明。どちらも向上する概念なので。同時進行?できると ころからやる?→評価の観点がよくわからない。
【回答】
「段階が重複しているところ」があるのは作成段階から認識していました。職名間 やキーワード間の重複を全く無くすことは難しく現実的でないと考え、重複している ところもあります。基本的スキルの中には、キーワードの部分も含まれており、佐賀 では、キーワードの「教育理解・積極性・経営的視点」の部分を特に頑張っていこう ということで、個人のグランドデザインを作成しました。 ・学校にいると「先生」と「事務室」という区別をつけられて見られているなと常に感 じます。行事では当然のように「職員」としてあつかわれますが、その他では事務室 はカヤの外だったり…。自分のキャリアップだけではなく、まずは学校の周囲を巻き 込んで事務室に先生方の目を向け、見方を変化させることが必要なのではないかと思 いました。個人的には職名はあまり関係ないのではと思います。【回答】
「学校の周囲を巻き込んで事務室に先生方の目を向け、見方を変化させる」ために も、学校運営支援室を活用して学校事務の確立を目指して下さい。当然職名毎にあげ ているレベルを超えている方もいらっしゃるでしょうが、そうでない方もいらっしゃ るのではないでしょうか。そこで職名にあった基本的能力を身につける目安として活 用して欲しいと思っています。3.
「
『共同実施』をグランドデザインする」について
《意見》
・共同実施の中の立場でどのような行動をとればよいか、そして共同実施の組織が機能 するために必要な制度について整理できました。 ・始まってまだ歴史の浅い共同実施の展望がみれて面白かった。共同実施は今後自分た ちの手で作り上げていく組織だということが改めて分かった。・今の共同実施の回数ではではこのグランドデザインを実現させるためには共同実施を センター化するか支援室主体の勤務で週何回か学校へ行くなど、今の共同実施のやり 方を変えていくことも考えていかなければ変わっていかないと思います。 ・「室長の責任と権限」で、具体的な要求(?)目標を挙げたのは良い。「支援室のコス トパフォーマンス」にも視点を置いてほしい。支援室の規模は様々なので。取り組ん で「意味があること」「~ないこと」があると思う。「人事異動でステージが変わらざ るを得ないこともある」というのはダメなんじゃないだろうか