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中高齢寡婦加算に関する考察 のとおり 死亡した者の妻のみである 加算の 条件としては 前述のとおり子がいないことで あるが 子がいることが支給条件となっている 遺族基礎年金とはこの点が大きく異なる より詳しく見ていくと 中高齢寡婦加算の受 給のイメージは図表 1 図表 2 のとおりとなっ ている 夫

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(1)

自 由 論 題

1 . 公的年金における遺族給付

(1) 遺族給付とその支給 日本の公的年金制度における遺族給付は、死 亡した被保険者である一家の働き手や老齢年金 の受給権者等によって生計を維持されていた遺 族のその後の生活を保障するものであり、その 趣旨に基づく代表的な制度として、国民年金法 の遺族基礎年金と、厚生年金保険法の遺族厚生 年金がある。 公的年金の老齢給付については在職老齢年金、 特別支給の老齢厚生年金と雇用保険との調整等 が制度化されているが、遺族給付については、 遺族の年齢、受給権者の行方不明、他年金との 併給調整、労働基準法の遺族補償受給等による 支給停止、婚姻等による失権はあるものの、老 齢給付のような受給開始後の収入・所得を理由 とする調整の仕組みがないと言える。 しかし、そうした調整の仕組みがないと過剰 給付になる可能性もあると考え、遺族給付のあ り方と支給調整の仕組みを模索したいと考える。 (2) 遺族厚生年金に加算される中高齢寡婦加算 これまで、遺族給付の支給のあり方に関して、 非課税の遺族給付に対する課税についての研究 もなされている1が、厚生年金保険法では、夫 の死亡による遺族厚生年金の受給権者である 妻のうち、一定の条件を満たした40歳以上65 歳未満の者に中高齢寡婦加算が加算されること となっており(厚生年金保険法62条)、今回 はこの中高齢寡婦加算に着目したい。 * 特定社会保険労務士  E-mail: skyblue.inouchi@gmail.com 1  例えば、下野恵子・竹内滋子(2011) 厚生年金保険法の制度である中高齢寡婦加算 は、母子家庭の生活を保障するための「子育て 年金」とも言われる遺族基礎年金2を受給しな い妻に対して加算されることになっている。つ まり、死亡した被保険者等の、18歳到達から 最初の3月末日を迎えていない子、一定の障 害の状態にある20歳未満の子(以下、両者を 合わせて単に「子」とする。)がいない場合に、 金額として584,500円(平成29年度年額)が 加算されるものである。 遺族基礎年金失権後の、急激な年金の減少を 防止することから加算が行われるが、既に子育 ては終了していることになる。子が自立してい る以上、あるいは子がいない以上、子育てに費 用がかからないはずであり、何ら制限もなく遺 族基礎年金に代わる給付を行うことが妥当では ない場合もあると考えられる。 日本の公的年金制度は、夫が会社員で妻が専 業主婦である世帯をモデルとして作られたが、 新法の年金制度が実施されてから既に30年以 上が経過している。この間、家庭や就労の状況 にも大きな変化が生じており、しばしば議論さ れる第3号被保険者の問題以外に遺族給付の支 給についても議論する必要があると考えている。 本研究では、中高齢寡婦加算から遺族給付と支 給調整のあり方について考察する。

2 . 中高齢寡婦加算の特徴

(1) 中高齢寡婦加算とは? ①基本的な受給のイメージ 中高齢寡婦加算が加算される遺族は、その名 2  改正により平成26 年 4 月 1 日からは母子家庭だけでなく父 子家庭も遺族基礎年金の対象となった(国民年金法37 条)。

中高齢寡婦加算に関する考察

井内 義典*

(2)

自 由 論 題

1 . 公的年金における遺族給付

(1) 遺族給付とその支給 日本の公的年金制度における遺族給付は、死 亡した被保険者である一家の働き手や老齢年金 の受給権者等によって生計を維持されていた遺 族のその後の生活を保障するものであり、その 趣旨に基づく代表的な制度として、国民年金法 の遺族基礎年金と、厚生年金保険法の遺族厚生 年金がある。 公的年金の老齢給付については在職老齢年金、 特別支給の老齢厚生年金と雇用保険との調整等 が制度化されているが、遺族給付については、 遺族の年齢、受給権者の行方不明、他年金との 併給調整、労働基準法の遺族補償受給等による 支給停止、婚姻等による失権はあるものの、老 齢給付のような受給開始後の収入・所得を理由 とする調整の仕組みがないと言える。 しかし、そうした調整の仕組みがないと過剰 給付になる可能性もあると考え、遺族給付のあ り方と支給調整の仕組みを模索したいと考える。 (2) 遺族厚生年金に加算される中高齢寡婦加算 これまで、遺族給付の支給のあり方に関して、 非課税の遺族給付に対する課税についての研究 もなされている1が、厚生年金保険法では、夫 の死亡による遺族厚生年金の受給権者である 妻のうち、一定の条件を満たした40歳以上65 歳未満の者に中高齢寡婦加算が加算されること となっており(厚生年金保険法62条)、今回 はこの中高齢寡婦加算に着目したい。 * 特定社会保険労務士  E-mail: skyblue.inouchi@gmail.com 1  例えば、下野恵子・竹内滋子(2011) 厚生年金保険法の制度である中高齢寡婦加算 は、母子家庭の生活を保障するための「子育て 年金」とも言われる遺族基礎年金2を受給しな い妻に対して加算されることになっている。つ まり、死亡した被保険者等の、18歳到達から 最初の3月末日を迎えていない子、一定の障 害の状態にある20歳未満の子(以下、両者を 合わせて単に「子」とする。)がいない場合に、 金額として584,500円(平成29年度年額)が 加算されるものである。 遺族基礎年金失権後の、急激な年金の減少を 防止することから加算が行われるが、既に子育 ては終了していることになる。子が自立してい る以上、あるいは子がいない以上、子育てに費 用がかからないはずであり、何ら制限もなく遺 族基礎年金に代わる給付を行うことが妥当では ない場合もあると考えられる。 日本の公的年金制度は、夫が会社員で妻が専 業主婦である世帯をモデルとして作られたが、 新法の年金制度が実施されてから既に30年以 上が経過している。この間、家庭や就労の状況 にも大きな変化が生じており、しばしば議論さ れる第3号被保険者の問題以外に遺族給付の支 給についても議論する必要があると考えている。 本研究では、中高齢寡婦加算から遺族給付と支 給調整のあり方について考察する。

2 . 中高齢寡婦加算の特徴

(1) 中高齢寡婦加算とは? ①基本的な受給のイメージ 中高齢寡婦加算が加算される遺族は、その名 2  改正により平成26 年 4 月 1 日からは母子家庭だけでなく父 子家庭も遺族基礎年金の対象となった(国民年金法37 条)。

中高齢寡婦加算に関する考察

井内 義典* のとおり、死亡した者の妻のみである。加算の 条件としては、前述のとおり子がいないことで あるが、子がいることが支給条件となっている 遺族基礎年金とはこの点が大きく異なる。 より詳しく見ていくと、中高齢寡婦加算の受 給のイメージは図表1、図表2のとおりとなっ ている。 夫死亡時に妻が40歳未満で、40歳以降も遺 族厚生年金(死亡した夫の平均標準報酬月額や 平均標準報酬額に乗率や被保険者月数を掛け合 わせた額の4分の3に相当)と併せて遺族基礎 年金を受給していた場合、遺族基礎年金(平成 29年度年額:779,300円+子の加算分(平成29 年度年額は第1子、第2子が各224,300円。第 3子以降が各74,800円。))受給中は中高齢寡 婦加算が支給停止となるが、子の18歳年度末 到達あるいは20歳到達による遺族基礎年金の 失権後は、子の加算分のない遺族基礎年金(平 成29年度年額:779,300円)の4分の3(前述 の平成29年度年額584,500円)が中高齢寡婦 加算として加算されることとなる(図表1)。 また、夫死亡時に40歳以上で、子のいない 遺族厚生年金受給権者である妻にも加算される (図表2)。 図表1、図表2いずれの場合についても、当 該妻が自ら老齢基礎年金を受給できる65歳に なると、中高齢寡婦加算の受給は終わる仕組み となる3 図表1 中高齢寡婦加算のイメージ図 (子がいる場合) 3  65 歳以降は、生年月日により、経過的寡婦加算が加算され るが、妻が昭和31 年 4 月 1 日以前生まれであることが加算 条件であるため、制度改正を行わなくても、加算される受給 権者の数は将来的に減少していくこととなる。 図表2 中高齢寡婦加算のイメージ図 (子がいない場合) 遺族基礎年金の対象となる子がいない妻が夫 死亡時に40歳未満である場合や、遺族基礎年 金を受給していた妻が遺族基礎年金失権時に 40歳未満である場合、遺族厚生年金の受給に 関する死亡した者の要件が長期要件で、死亡し た夫の厚生年金被保険者期間が原則240月以 上ない場合は加算されないこととなる。 ②中高齢寡婦加算の受給状況 中高齢寡婦加算が加算されている受給者数は 259,389人(平成26年度末時点)となっている4 実際の支給は月単位ではあるが、約26万人 に単純に約58万円を掛け合わせると、年間総 額で約1,500億円が当該加算分として支給され ている計算となる。 (2) 中高齢寡婦加算が加算される妻 遺族厚生年金は、遺族基礎年金と異なり、同 時に子がいることが妻の受給のための必須条件 となっていないため、(1)の中高齢寡婦加算 の加算条件を満たせる妻も当該加算を除いた原 則額の遺族厚生年金を受けることができれば、 当該原則額のみでもって十分生活を保障される とも解釈できる。 母子家庭に対しては、遺族基礎年金を支給す ることによって手厚く保障する必要はある。しかし、 子がいない場合は、本来、子育ての費用はかから ず、育児や家事の負担も子がいる場合より少なく なる。にもかかわらず、子の加算分のない遺族基 礎年金の4分の3に相当する額が65歳になるま で加算され続けるということになる。 4  厚生労働省(総務省統計局)(2016)『平成 26 年度 厚 生年金保険・国民年金事業年報』「17 加給年金対象者数」。 なお、平成26 年度の中高齢寡婦加算は年額579,700 円で ある。

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(3) 遺族厚生年金の受給要件 中高齢寡婦加算が加算されるには遺族厚生年 金の受給権者であることが条件であり、遺族厚 生年金を受けることができる遺族は、被保険者 又は被保険者であった者の死亡の当時(失踪の 宣告を受けた被保険者であった者にあっては、 行方不明となった当時)、つまり遺族厚生年金 の受給権の発生時、その者によって生計を維持 した配偶者、子、父母、孫、祖父母である(厚 生年金保険法59条)。この遺族の中で妻だけ は年齢による制限がないこととなっており、優 遇されている。 ここで、生計を維持したということだが、生 計維持の認定については「生計維持関係等の認 定基準及び認定の取扱いについて(平成23年 3月23日年発0323第1号)(日本年金機構理 事長あて厚生労働省年金局長通知)」に規定さ れている。 同通知によると、生計維持があるかどうかの 認定は、被保険者等の死亡当時(遺族厚生年金 の受給権発生日)において、①生計同一要件、 ②収入要件の2つを満たすことでなされるとさ れている5 (4) 生計維持認定要件と遺族給付の支給 ①収入要件について 前述の通知によると、生計維持の認定要件の 中に遺族の収入に関する認定要件があり、それ は年額850万円以上の収入を将来にわたって 有すると認められる者以外の遺族のことである が、前年の収入(前年の収入が確定しない場合 は前々年の収入)が850万円未満、あるいは前 年の所得(前年の所得が確定しない場合は前々 年の所得)が655万5千円未満であれば、収 入による認定要件は満たされることとされる6 また、死亡時点で、前年(あるいは前々年) の収入・所得がその基準額を超えていても、お おむね5年以内に収入が年額850万円未満、あ 5  厚生労働省(2011)「生計維持関係等の認定基準及び認定 の取扱いについて(平成23 年 3 月 23 日年発 0323 第 1 号)(日 本年金機構理事長あて厚生労働省年金局長通知)」 6  厚生労働省(2011)前掲通知 るいは所得が年額655万5千円未満になるこ とが認められれば収入要件は満たされることと される7 ②生計維持認定の実態 以上の収入要件を満たし、生計同一要件も満 たせば、生計維持は認定され、支給が開始され ることになる。この要件に基づいた生計維持の 認定に当たって、同通知の但し書きは「生計維 持関係の認定を行うことが実態と著しく懸け離 れたものとなり、かつ、社会通念上妥当を欠く こととなる場合にはこの限りでない」8とはして いるものの、具体的な生計維持関係が必要な場 合の事例については厚生労働省より示されてお らず、事務を行う日本年金機構も提出された添 付書類のみで支給決定への審査を行っているの が現状であるとされる9 この但し書きについても実質的に意味を成し ていないことになり、結局のところ、仮に死亡 日以降に、遺族厚生年金を受給している遺族の 年収や所得が前述の金額を大幅に超えたとして も、厚生年金保険法に規定する失踪による支給 停止事由や婚姻等の失権事由に該当しない限り、 遺族が死亡するまで支給され続けることとなる。 また、生計維持認定に当たっての収入要件は 遺族の収入・所得についてであり、死亡した者 の収入・所得あるいは資産状況については考慮 されていないのである。 そして、本研究の対象である中高齢寡婦加算 についても、遺族厚生年金の受給権発生時(夫 の死亡時)の生計維持要件と本加算の加算要件 を満たせば、同様に先述の支給停止事由や失権 事由に該当しない限り、65歳まで加算され続 けることとなる。

3 . 遺族給付の支給に関する公平性

(1) 遺族給付受給者と就労 7  厚生労働省(2011)前掲通知 8  厚生労働省(2011)前掲通知 9  健康と年金出版社 (2016)『2016 年版 公的年金給付の総解 説』282 ~ 283 頁。

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(3) 遺族厚生年金の受給要件 中高齢寡婦加算が加算されるには遺族厚生年 金の受給権者であることが条件であり、遺族厚 生年金を受けることができる遺族は、被保険者 又は被保険者であった者の死亡の当時(失踪の 宣告を受けた被保険者であった者にあっては、 行方不明となった当時)、つまり遺族厚生年金 の受給権の発生時、その者によって生計を維持 した配偶者、子、父母、孫、祖父母である(厚 生年金保険法59条)。この遺族の中で妻だけ は年齢による制限がないこととなっており、優 遇されている。 ここで、生計を維持したということだが、生 計維持の認定については「生計維持関係等の認 定基準及び認定の取扱いについて(平成23年 3月23日年発0323第1号)(日本年金機構理 事長あて厚生労働省年金局長通知)」に規定さ れている。 同通知によると、生計維持があるかどうかの 認定は、被保険者等の死亡当時(遺族厚生年金 の受給権発生日)において、①生計同一要件、 ②収入要件の2つを満たすことでなされるとさ れている5 (4) 生計維持認定要件と遺族給付の支給 ①収入要件について 前述の通知によると、生計維持の認定要件の 中に遺族の収入に関する認定要件があり、それ は年額850万円以上の収入を将来にわたって 有すると認められる者以外の遺族のことである が、前年の収入(前年の収入が確定しない場合 は前々年の収入)が850万円未満、あるいは前 年の所得(前年の所得が確定しない場合は前々 年の所得)が655万5千円未満であれば、収 入による認定要件は満たされることとされる6 また、死亡時点で、前年(あるいは前々年) の収入・所得がその基準額を超えていても、お おむね5年以内に収入が年額850万円未満、あ 5  厚生労働省(2011)「生計維持関係等の認定基準及び認定 の取扱いについて(平成23 年 3 月 23 日年発 0323 第 1 号)(日 本年金機構理事長あて厚生労働省年金局長通知)」 6  厚生労働省(2011)前掲通知 るいは所得が年額655万5千円未満になるこ とが認められれば収入要件は満たされることと される7 ②生計維持認定の実態 以上の収入要件を満たし、生計同一要件も満 たせば、生計維持は認定され、支給が開始され ることになる。この要件に基づいた生計維持の 認定に当たって、同通知の但し書きは「生計維 持関係の認定を行うことが実態と著しく懸け離 れたものとなり、かつ、社会通念上妥当を欠く こととなる場合にはこの限りでない」8とはして いるものの、具体的な生計維持関係が必要な場 合の事例については厚生労働省より示されてお らず、事務を行う日本年金機構も提出された添 付書類のみで支給決定への審査を行っているの が現状であるとされる9 この但し書きについても実質的に意味を成し ていないことになり、結局のところ、仮に死亡 日以降に、遺族厚生年金を受給している遺族の 年収や所得が前述の金額を大幅に超えたとして も、厚生年金保険法に規定する失踪による支給 停止事由や婚姻等の失権事由に該当しない限り、 遺族が死亡するまで支給され続けることとなる。 また、生計維持認定に当たっての収入要件は 遺族の収入・所得についてであり、死亡した者 の収入・所得あるいは資産状況については考慮 されていないのである。 そして、本研究の対象である中高齢寡婦加算 についても、遺族厚生年金の受給権発生時(夫 の死亡時)の生計維持要件と本加算の加算要件 を満たせば、同様に先述の支給停止事由や失権 事由に該当しない限り、65歳まで加算され続 けることとなる。

3 . 遺族給付の支給に関する公平性

(1) 遺族給付受給者と就労 7  厚生労働省(2011)前掲通知 8  厚生労働省(2011)前掲通知 9  健康と年金出版社 (2016)『2016 年版 公的年金給付の総解 説』282 ~ 283 頁。 ①就労の可能性 遺族給付は前章の(4)での要件により、支 給されるが、遺族給付の支給調整を模索するに あたっては、まず、妻の就労の可能性を考える 必要がある。 前章で述べたとおり、遺族厚生年金の受給権 者となるのは死亡時点で生計を維持されていた 遺族であるため、その後の遺族の収入がどれだ け多くなっても支給制限はかからず、中高齢寡 婦加算についても同様となるのだが、子育て中 はともかく、遺族基礎年金受給者より育児・家 事の負担の少ない中高齢寡婦加算受給者ならば、 就労によって収入を得ることも十分可能である。 ②妻の実際の就労について 実際、遺族年金受給者のうち、40歳~64歳 の年齢階級別の就業状況を見ると、受給が厚生 年金のみで「仕事あり」と答えた割合は、40 歳 ~44歳 は83.3%、45歳 ~49歳 は77.4%、 50歳~54歳は80.3%、55歳~59歳は67.1%、 60歳~64歳は50.7%となっている10。この数 値は男女別・続柄別に集計されたものではない が、遺族基礎年金がなく遺族厚生年金のみの 受給の場合、夫・父母・祖父母の受給は60歳 から(厚生年金保険法59条、65条の2。)で あるため、この数値はほぼ女性・妻のものと なり11、中高齢寡婦加算を受給できる年代では、 就業している妻も多いと言える。 就労は十分可能であるということになり、場合 によっては、働いて得た収入をもって、遺族給付 に依存しないまま、生活できることにも繋がる。 (2) 30 歳未満の遺族厚生年金と中高齢寡婦 加算 遺族厚生年金の受給権取得時、遺族基礎年金 の受給権のない30歳未満の妻については、当 10  厚生労働省(総務省統計局)(2015)『年金制度基礎調査(遺 族年金受給者実態調査)平成26 年』「第5表 受給者の 年齢階級別・就業状況別 受給者割合」 11  遺族厚生年金受給者の40 歳から59 歳は妻が100%、60 歳から64 歳についても妻が95.5%である。厚生労働省(総 務省統計局)(2015)『年金制度基礎調査(遺族年金受給者 実態調査)平成26 年』「第2表 受給者の年齢階級別・被 保険者との続柄別 受給者数/受給者割合」 該遺族厚生年金が5年間の有期年金となってい る(厚生年金保険法63条)。子のない30歳未 満の妻の場合、5年で遺族厚生年金そのものの 受給権がなくなることとなる。 しかし、一方、中高齢寡婦加算については、 平成18年4月に支給開始年齢の35歳から40 歳への引き上げが行われたものの、その後は これといった改正は行われておらず、40歳の 妻であれば最大25年間加算され続けるまま となっている。当然、25年の長期間に渡ると、 収入も増減しうるし、生活状況も変わるものと 考えられる。 同じ子がいない妻でも、30歳未満と40歳以 上では給付の条件に大きな差があるということ が言える。 (3) 障害給付とのバランス 遺族給付と障害給付との給付のバランスにつ いても考慮する必要がある。 遺族である妻の就労状況については(1)で も述べたが、一方、障害年金受給者は就労が難 しい場合も多く、例えば、障害年金受給者の約 4割が、障害のため働けず、「仕事なし」とし ている12。障害年金受給者よりも、健康で、子 のいない遺族年金受給者のほうが就労可能であ ると言える。 また、障害年金受給者には障害状態軽快(障 害等級3級に達しない状態)による支給停止制 度のほか、20歳前傷病による障害基礎年金の 所得による支給停止制度があるが、遺族給付に は受給し始めて以降の収入・所得による支給調 整がないため、障害給付と遺族給付の間に支給 停止制度の不均衡があるとも言える。

4 . 中高齢寡婦加算の支給調整の模索

(1) 中高齢寡婦加算の支給調整の可能性 では、本研究で扱う中高齢寡婦加算に対して、 どのような支給調整をかけていくべきであろうか。 12  厚生労働省(総務省統計局)(2014)『年金制度基礎調査(障 害年金受給者実態調査)平成26 年』「第16 表 性別・制度別・ 障害等級別・年齢階級別・仕事の状況別 受給者割合」の「厚 生年金・国民年金計 男女計」

(5)

①妻の収入・所得による調整 原則額の遺族厚生年金について、受給権発生 以降の収入により支給停止をする議論もある が13、これまで述べた他の給付との間の公平性 を考え、中高齢寡婦加算についても受給権発生 後の収入・所得に応じた支給調整制度を検討す る必要がある。 一例ではあるが、中高齢寡婦加算を受給し始 めて以降65歳になるまでの間、厚生年金被保 険者として就労している場合に標準報酬月額や 標準賞与額により段階的に支給停止をかける方 法などが考えられる。60歳台前半の老齢厚生 年金の、基本月額(年金の月額)と総報酬月 額相当額(給与、直近1年の賞与の12分の1) を用いた在職老齢年金制度(図表3)と似たよ うな仕組みを採用することについて検討してみ る余地がある。 図表3 60 歳台前半の在職老齢年金・月額の  支給停止額(平成 29 年度) 有配偶者である妻で、仮に夫が死亡した場 合に中高齢寡婦加算の支給される年代(40歳 から65歳未満)のいずれの労働力率も平成26 年は昭和50年より高く、就労への意欲も高まっ てきており14、また、厚生年金保険法改正によ る新法での中高齢寡婦加算の制度が施行された 昭和61年に952万世帯だった専業主婦世帯が 平成26年には約720万世帯まで減少した一方、 13  健康と年金出版社(2016)前掲書、284 頁。 14  内閣府男女共同参画局(2015)『男女共同参画白書 平成 27 年版』「配偶関係・年齢階級別女性の労働力率の推移」 で平成27 年の当該労働力率を昭和50 年のものと比較する と、40 歳~ 44 歳は57.7%から69.3%へ、45 歳~ 49 歳は 59.1%から73.8%へ、50 歳~ 54 歳は54.3%から73.3%へ、 55 歳~ 64 歳は42.6%から55.5%へそれぞれ上昇している。 反対に昭和61年に約720万世帯だった共働き 世帯は平成26年には約1077万世帯まで増加 しており、共働き世帯のほうが多くなっている (図表4)15 妻自身が夫との婚姻から夫の死亡時まで継続 してフルタイムで勤務している場合などは、夫 死亡後も妻に継続して収入が見込めるため支給 調整を適用しやすいと言える。 図表4 専業主婦世帯と共働き世帯 ※ 2011 年は岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果。 出典:内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書 平成 27 年版』、厚生労働省『平成 26 年版 厚生労働白書』 本来、公的年金制度は、老齢、障害、死亡な どにより収入が得られないような場合の所得保障 ための制度である。老齢厚生年金の在職老齢年 金制度が、老齢であるにもかかわらず、就労して 十分な収入を得られる場合に支給停止をかけてい るとすると、就労可能な中高齢寡婦加算受給者に ついても同様の停止制度が存在することについて は合理性があるものと考えられる。 ②死亡した夫の収入・所得や夫婦の資産 また、遺族の生活を保障できるかどうかは遺 族本人の収入や所得だけでなく、死亡時の夫の 収入や所得も考慮に入れる必要があり、その結 果として、中高齢寡婦加算の支給決定や支給調 整の仕組みを取り入れてみる必要がある。 夫の生前の標準報酬月額、標準賞与額も高く、 厚生年金被保険者期間が長い場合は、夫死亡に よる原則額の遺族厚生年金の額が大きくなる。 基準となる具体的な金額や①で述べた在職によ る調整との併用については、今後より詳細な議 論が必要であるが、原則額の遺族厚生年金の額 15  内閣府男女共同参画局(2015)前掲書 前提条件:基本月額と総報酬月額相当額の合計額 28万円超 ①総報酬月額相当額46万円以下  基本月額28万円以下 (総報酬月額相当額+基本月額-28万円)   ×1/2 ②総報酬月額相当額46万円以下  基本月額28万円超 総報酬月額相当額×1/2 ③総報酬月額相当額46万円超  基本月額28万円以下 (46万円+基本月額-28万円)×1/2 +(総報酬月額相当額-46万円) ④総報酬月額相当額46万円超  基本月額28万円超 (46万円×1/2)+(総報酬月額相当額 -46万円)

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①妻の収入・所得による調整 原則額の遺族厚生年金について、受給権発生 以降の収入により支給停止をする議論もある が13、これまで述べた他の給付との間の公平性 を考え、中高齢寡婦加算についても受給権発生 後の収入・所得に応じた支給調整制度を検討す る必要がある。 一例ではあるが、中高齢寡婦加算を受給し始 めて以降65歳になるまでの間、厚生年金被保 険者として就労している場合に標準報酬月額や 標準賞与額により段階的に支給停止をかける方 法などが考えられる。60歳台前半の老齢厚生 年金の、基本月額(年金の月額)と総報酬月 額相当額(給与、直近1年の賞与の12分の1) を用いた在職老齢年金制度(図表3)と似たよ うな仕組みを採用することについて検討してみ る余地がある。 図表3 60 歳台前半の在職老齢年金・月額の  支給停止額(平成 29 年度) 有配偶者である妻で、仮に夫が死亡した場 合に中高齢寡婦加算の支給される年代(40歳 から65歳未満)のいずれの労働力率も平成26 年は昭和50年より高く、就労への意欲も高まっ てきており14、また、厚生年金保険法改正によ る新法での中高齢寡婦加算の制度が施行された 昭和61年に952万世帯だった専業主婦世帯が 平成26年には約720万世帯まで減少した一方、 13  健康と年金出版社(2016)前掲書、284 頁。 14  内閣府男女共同参画局(2015)『男女共同参画白書 平成 27 年版』「配偶関係・年齢階級別女性の労働力率の推移」 で平成27 年の当該労働力率を昭和50 年のものと比較する と、40 歳~ 44 歳は57.7%から69.3%へ、45 歳~ 49 歳は 59.1%から73.8%へ、50 歳~ 54 歳は54.3%から73.3%へ、 55 歳~ 64 歳は42.6%から55.5%へそれぞれ上昇している。 反対に昭和61年に約720万世帯だった共働き 世帯は平成26年には約1077万世帯まで増加 しており、共働き世帯のほうが多くなっている (図表4)15 妻自身が夫との婚姻から夫の死亡時まで継続 してフルタイムで勤務している場合などは、夫 死亡後も妻に継続して収入が見込めるため支給 調整を適用しやすいと言える。 図表4 専業主婦世帯と共働き世帯 ※ 2011 年は岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果。 出典:内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書 平成 27 年版』、厚生労働省『平成 26 年版 厚生労働白書』 本来、公的年金制度は、老齢、障害、死亡な どにより収入が得られないような場合の所得保障 ための制度である。老齢厚生年金の在職老齢年 金制度が、老齢であるにもかかわらず、就労して 十分な収入を得られる場合に支給停止をかけてい るとすると、就労可能な中高齢寡婦加算受給者に ついても同様の停止制度が存在することについて は合理性があるものと考えられる。 ②死亡した夫の収入・所得や夫婦の資産 また、遺族の生活を保障できるかどうかは遺 族本人の収入や所得だけでなく、死亡時の夫の 収入や所得も考慮に入れる必要があり、その結 果として、中高齢寡婦加算の支給決定や支給調 整の仕組みを取り入れてみる必要がある。 夫の生前の標準報酬月額、標準賞与額も高く、 厚生年金被保険者期間が長い場合は、夫死亡に よる原則額の遺族厚生年金の額が大きくなる。 基準となる具体的な金額や①で述べた在職によ る調整との併用については、今後より詳細な議 論が必要であるが、原則額の遺族厚生年金の額 15  内閣府男女共同参画局(2015)前掲書 前提条件:基本月額と総報酬月額相当額の合計額 28万円超 ①総報酬月額相当額46万円以下  基本月額28万円以下 (総報酬月額相当額+基本月額-28万円)   ×1/2 ②総報酬月額相当額46万円以下  基本月額28万円超 総報酬月額相当額×1/2 ③総報酬月額相当額46万円超  基本月額28万円以下 (46万円+基本月額-28万円)×1/2 +(総報酬月額相当額-46万円) ④総報酬月額相当額46万円超  基本月額28万円超 (46万円×1/2)+(総報酬月額相当額 -46万円) に応じて段階的に中高齢寡婦加算に調整をかけ る仕組みを導入するのが1つの方策である。 同時に、夫の生前の給与や賞与が高いとなる と、貯蓄による資産も多くなりうる。夫の死亡 当時、夫に貯蓄その他莫大な資産があれば、妻 の年収・所得が少なくとも生活は保障されうる ため、中高齢寡婦加算の支給調整はしやすく、 場合によっては不支給とすることにも繋がる。 相続税の負担等も考慮する必要があるが、資産 があれば、加算の必要性は少なくなる。妻自身 にそのような資産がある場合も同じように考え ることができる。 このように資産がある場合についても、妻が 就労できる場合と同様に、死亡という保険事故 に対して、公的年金制度で保障する必要性が減 るであろう。 (2) 支給停止の緩和 ただし、支給調整の制度については、そのま ま単純に適用すると、遺族の生活が保障されな いこともありうるため、支給停止の緩和措置も 十分検討する必要がある。 ①大学等進学率と子の進学 まず、18歳年度末を迎えた子が自立してい るかどうかについては、大学等への進学状況を 考慮する必要がある。 図表5のとおり、新法が施行された昭和61 年当時は、高校を卒業した者の大学・短大への 進学率(過年度高卒者等含む)が30%台だっ たのに対し、平成27年の当該進学率は約55% まで上昇している16 図表5 大学等への進学率 16 文部科学省(総務省統計局)(2016)『学校基本調査』「4 進学率」 出典:文部科学省(総務省統計局)(2016)『学校基本調査』 母子家庭でも大学等への進学を希望する子も 多いはずであり、子が高校を卒業し、遺族基礎 年金が失権した後も教育費がかかることもある。 短期大学(本科)進学者は減少傾向にある一方 で、4年生の大学(学部)への進学率は上昇傾 向にあるので、当然、学費のかかる期間も長く なることになる。 近年、特に問題となっている大学卒業後の奨 学金返済の負担のことも考慮すると、学費負担 の軽減を図る必要もあり、妻の収入が少ない場 合や教育に資金が必要な場合の支給停止緩和措 置も残しておく必要がある。 ②夫の標準報酬と原則額の遺族厚生年金 また、夫婦共働き世帯が増えていることは前 述の通りであるが、女性の社会進出により、妻 が働ける一方、共働きをしなくては生活が成り 立たない場合もある。妻が働くのは夫の給与(標 準報酬月額)や賞与(標準賞与額)が少ないこ とが理由となっている場合、その夫が仮に死亡 した場合、原則額の遺族厚生年金が少なくなる こともある。 そうなると、遺族の生活を保障する給付の中 で、中高齢寡婦加算の占める割合が高くなり、 同加算がない場合には遺族である妻の生活の保 障が難しくなる可能性もある。原則額の遺族厚 生年金の額は中高齢寡婦加算の調整緩和におい てやはり考慮に入れる必要がある。 (3) 支給調整の効果と意義 制度改正のための例もいくつか述べてきた が、平成26年度の公的年金受給者の年金総額 は約53兆円となっている17。中高齢寡婦加算の 支給額が年間約1,500億円となる計算であるた め、これまで述べた支給調整がかかる対象者も 限られた場合は、年金財政に与える影響は限定 的なもので終わる可能性もある。 もっとも、子のある妻と子のない妻との給付 のバランス、妻の就労状況、年齢による遺族給 付の差、障害給付受給者とのバランスを総合的 17  厚生労働省(2015)『平成 26 年度 厚生年金保険・国民 年金事業の概況』

(7)

に考慮すると、やはり現行の制度のままで支給 し続けるのは時代にそぐわないことになる。 従って、中高齢寡婦加算から支給調整の仕組 み自体は整える必要があると考える。

5 . 終わりに

夫=会社員、妻=専業主婦をモデルとしていた 日本の公的年金制度であるが、共働き世帯の増 加など家庭や就労が変わりつつある中、中高齢寡 婦加算を中心として遺族給付のあり方を検討した。 本研究で述べた中高齢寡婦加算の段階的な支 給調整の仕組みを制度として実施した場合、受 給者である妻が、支給停止がかからないよう就 労調整を行う可能性もあり、制度を効果的に実 施するためには受給者の就労への支援と企業側 の受給者の採用への支援なども必要になる。 また、マイナンバー制度により行政側から 個々人の収入・所得、資産の把握が容易にはな るが、死亡した夫や受給する妻の収入や資産を 要件とする停止制度を検討するのであれば、そ の事務処理上のコストも考慮に入れなければな らない。 さらに、そもそも遺族基礎年金失権時に40 歳以上かどうかによって受給可能かどうかが決 まるという、年齢による線引きのあり方につい ての議論も出てくるであろうし、父子家庭にも 支給される遺族基礎年金と異なり、寡婦には支 給されて、寡夫には支給されないなど、中高齢 寡婦加算の支給を巡る問題は他にもある。遺族 給付を議論するのであれば、年金財政により大 きな影響を与える、中高齢寡婦加算を除いた原 則額の遺族厚生年金の支給についても考察する 必要もあるだろう。 新法の年金制度となって30年以上が経過し た今、遺族給付を巡る制度上の問題点は次々と 出てくるが、これらを含め今後の議論のための 研究課題とする。 <参考文献> [1] 健康と年金出版社(2016)『2016年版 公的年 金給付の総解説』 [2] 厚生労働省(2011)「生計維持関係等の認定基準 及び認定の取扱いについて(平成23年3月23 日年発0323第1号)(日本年金機構理事長あて 厚生労働省年金局長通知)」 [3] 厚生労働省(2014)『平成26年版 厚生労働白書』 http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/ [4] 厚生労働省(2015)『平成26年度 厚生年金保険・ 国民年金事業の概況』 http://www.mhlw.go.jp/file/06 -Seisakujouhou-12500000-Nenkinkyoku/H26.pdf [5] 厚 生 労 働 省( 総 務 省 統 計 局 )(2016)『 平 成 26年度 厚生年金保険・国民年金事業年報』 https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103. do?_toGL08020103_&listID=000001148498&reque stSender=estat

[6] 厚生労働省(総務省統計局)(2014)『年金制度 基礎調査(障害年金受給者実態調査)平成26年』 https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103. do?_toGL08020103_&listID=000001142349&disp =Other&requestSender=estat

[7] 厚生労働省(総務省統計局)(2015)『年金制度 基礎調査(遺族年金受給者実態調査)平成26年』 https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103. do?_toGL08020103_&listID=000001157844&disp= Other&requestSender=estat [8] 下野恵子・竹内滋子(2011)「遺族厚生年金の課 税化による税・社会保険料収入増の試算―非課 税所得と租税・社会保険料負担の公正性」『日本 経済研究』№65,2011.7 [9] 内 閣 府 男 女 共 同 参 画 局(2015)『 男 女 共 同 参 画 白 書  平 成27 年 版 』 http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/ h27/zentai/index.html [10] 文部科学省(総務省統計局)(2016)『学校基本調査』 h t t p : / / w w w. e - s t a t . g o . j p / S G1/ e s t a t / L i s t . do?bid=000001015843

参照

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