’‘ 当院における肺癌症例の集計及び 胸部レ線上読影困難であった2症例 山梨赤十字病院呼吸器内科 渡辺裕子 穂坂路男 新井理之 石原潤一 /〉回我々は、山梨赤1’字病院において2年間(1992/10∼1994/9)に渡り経験した肺癌 症例にっいて検討し報{1;する。また、胸部レ線ヒ読影困難であった2症例を合わせて報告 する。 原発性肺癌患者28名の患者背景を示す。主,訴は、以ドに小すとうり、検li参発見5名を含 む自覚症状を伴わない方が、12名。咳轍が8名。呼吸困難が3名。Illll炎、胸痛、リンパ
節腫大がそれぞれ1名。喫煙歴は、無い方が14名、あるノiが14名であり、 (Ciga
rcttc
lndex)は、300∼2520、’卜土勾 9770
患者背ill
算齢 6t)9歳(37・86島X) 性別男性21名 刻“1 7名 主訪 なし12名 あり 16名 ’ 咳轍 呼吸困魏血疾
胸痛
リンパ節腫大 その他 喫煙歴 なし }4名 あり 14名(Cl 8名 ∼名 1名 1名 1名 2名 平均9〃}E訴とStage分類を示す。
1期から3a期の9例中、7例が検診発見によるものであり、検診は、丁術fiJ能症例の発
見に有用であると思われた。組織型とStage分類を示します。 組織型としては、腺癌14例。扁平ヒ皮癌11例
であり、NSCLCが約90%を占めております。病期としては、1期7例、2期1例、
3a期1例、3b期7例、4期12例でした。
主訴とStage分類
組織型とStage分類
主 訴
)tage 検診 呼吸 リンパ困難血疲胸痛節腫大その他
健診咳轍
Stage
組織型
Ad. Sq. Sm.合計
I II IIia 川b lv 5 1 1 1 4 、2 1 5 2 1 1 1 1 1 I II IHa IIIb IV 3 1 1 9 3 1 5 2 1 7 1 1 7 12 1合計
14 ll 3 28一25一
NSCLC症例の治療1?、と11」、帰を示します。 なお、外科療法及び放射線療法を行う場合は、他院への紹介によって行っています。
f”術症例は7例であり、1期・2期が6例、扁’1”1:皮癌でT2N2MOの3a期が1例で
一Uた。全例生存中です、,化学療法を施行した症例は6例であり、3b期が2例、4期が4 例です。現在3例が生存中であり、3例が亡くなられ、’ド均生存期間は8か月でした。 無治療例は、9例であり、3例が生存中であり、6例が死亡され、’ll均生存期間は7・5 か月でした。SCLC症例の治療法と転帰を示します。
T2NOMOの1期にて外科療法を施行した症例が1例。15か月後、肺炎にて死亡して
おります。化学療法を2例に施行し1例は10か月後に死亡されており、i例は11月間
生存中です。NSCLCのStagc分類と生存期間を示します。
1期は6例であり、生存は5例・死亡は1例です。死亡例は84才と高齢であり手術は未
施行であり、4か月後、肺炎にて死亡されています。2期1例、3a期1例は、いつれも
生存中です。3b期は5例であり、生存が3例、死亡が2例であり、平均生存期間は9・
5か月。4期は10例であり、生存が3例、死亡が7例であり、平均生存期間は7。5か
月でした。NSCLの治療法と生存期間
SCLCの治療法と生存期間
治療法 総数(名)一転 帰
生存中 死亡(平均生存期間)転 帰
治療法 総数(名) 生存中 死亡(平均生存期間) 手術 化学療法 胸膜癒着術 無治療 7 6 1 9 7 3 3 3(8ヶ月) 1(3ケ月) 6(7.5ケ月) 手術 化学療法 1 2 11(15ケ月l
l日Oケ月}
NSCLCのStage分類と生存期間
転 帰
Stage 総数(名)一互三中 死亡(平均生存期間) I II IIIamb
iv 6 1 1 5 10 5 1 1 3 3 1(4ケ月) 2(9.5ケ月) 7(7.5ケ月)一26一
以1、当院における2fl川の)jrl’liu‘1 t鼻1について集1,1致しました。28例と少ないlli.例数て すが、12例が検診で発見されそのうち7例がr術11∫能例であり早期Ilrl1癌が7例でした。 厚生省の検診による早IO川rl】癌の川標発見率50%には及ばないものの検診の(1’川性も示さ れ、今後検診の定期的受診率の向1なと2次〕フ防の充実が必要と思われま古, 次に胸部レントゲンー1,読影の困難であった2汕例を㌦’小します。 こ[◇° チ1じ伊]Cま52/女†生。 喫煙歴なし。検診にて胸部異常影を指摘され受診。 白覚症状なし。胸部レントゲンt/、ノ1.1肺野・第 一一一
]骨端にmなるように辺縁か 不整形の淡い陰
影を認める。CT上左S3に辺縁イ・幣のnodu
leを認めたためBFSを施Tlしたがnegative
studyであったためCT下肺生検を施行。結果、腺癌と診断し、左上葉切除術が施行されpTl
NOMOで腺癌でした。
一27一
2例t’1は、29才リ1例。 喫煙歴15本〉/10年。左加胸部痛を訴え受診。 胸部レントゲン1、左肺門部の陰影がやや増強し ており、斜位のレノトゲンを撮影D助一一斜位にて