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組織間協同の進展 : 新たな価値・新たな経費・新たな目的

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(1)組織 間協 同 の進展 ① ―新 たな価値・ 新 たな経費・ 新 たな 目的 ― ド  ン. (藤.  ・ 征 ・. キ ャサ. ル リ 山. ジェ ラ. ヘイ グ. &. オル ター. (2). 秀. 訳). 国家 の再建 は,同 じよ うに急速 な企業 の再建 を,特 にアメ リカ合衆国 で不 明瞭 な ものに して しま った。企業 は垂 直的統合 と水平 的統合 か ら分離 す るに したが い,さ まざまな形態 の協 同 ない し組織 間関係 に関与 す るよ うにな って きて い る。共利共生 的 な共 同企業体 (JV)・ ネ ッ トワー ク・ 研究協 同体・ そ の他 の形 態 の組織 間協 同 の数 は,わ ず か 10年 間 の うちに驚愕 す るほど爆発 的 に増力日して い る (Pollack,1992a;Hergert and Morris,1988;Zuckermanand Kuluzny,1991;Nielsen,1988;Powell and Brantley,近 刊)。 このよ うな告J度 的 形態 が,1980年 代以前 には存在 しなか った と言 って いるので はな く,こ のよ うな形 態 が 十分 に発達 し,財 が生 産 され サ ー ヴ ィ スが 提供 され る方策 と し て,支 配 的 な方法 に急速 にな って きた とい う ことであ る。 このよ うな さまざ まな組織 間協 同 は,1980年 代以前 の時期 に優勢 であ った,多 数 の事業部制 を 擁 す る複合企業体. [コ. ング ロマ リッ ド](Aldrich and Mudler,1982,Chandbr,. 1963;Mintberg,1979;Hage,1980)に とって代 わ りつつ あ り,か つ て は最 も成 功 した制度 的編成 であ った, 垂 直的 に統合 された組織 (Chandler,1977)に と って代 わ りつつ あ る。 我 われ は, この会議 のテーマの ひ とつ,つ ま り新 しい価値 に重 点 を置 き. ,. この優勢 な制度 的形態 の急速 な変容 を,錯 綜 した制度 的進化 の理 論 で説 明す るつ もりで い る。 しか し,製 品 の品質・ 顧客 サー ヴ ィスや製品 の差異化 と顧.

(2) 68 客化. 組織間協同の進展 (カ. ス トミゼーション)と い った新 しい消費者価値 の み に焦点 を絞 るよ り. も,む しろ新 しい一 連 の費用. (コ. ス ト),つ ま り取 引費用 の代 わ りに優勢 な力. とな りつつ あ る適応 費用 ,が 存在す ること も提案 した い。 最後 に,国 家 の役割 とそ の政治 的 目的一― 競争力・ 国家安 全保障・ 研究政 策 な どに対す る関心一一 は,組 織形態 にいろいろな種類 の協 同関係 の新生面 を開 く, もうひ とつの重要 な種類 の効用. (ユ. ーティリティ)で あ る。. 選択 に関係 す る新 しい諸効用 を特定化 し,言 うまで もな く, このよ うな新 しい諸効用 の源泉 を説 明す ることによ って,我 われ は変差 と選 択 と制度化 と を説 く単 純 な 人 口生 態学 モ デ ル に,か な りの 内実 を提 供 しつつ あ る (AM― Hch,1979)。 確 か に,我 われ は この モ デ ルの最 も弱 い構成部分 ,つ ま り選択 の. 基礎 をなす諸 効 用 を扱 って い る。 ここにお け る移行過 程 を説 明す る ことに よ ってのみ,我 われが突入 した新 しい歴史的時代 ,つ ま り,若 干 の人 び とが 脱 産 業 化 社 会 と名 づ けた ひ とつ の 時代 を理 解 しうる ので あ る (Bdl,1973; Toffler,1979;Naisbitt,1981;Hage&Powers,1992)。. 協同の進化論】 【 進化論 は, しば らくの間 , も っと もな理 由です たれて いた。 (概 観 としては ,. Collins,1988を 参照。 )西 欧 モ デ ル に基 づ く, 普遍 的 な単線 的 な進歩 とい う 19. 世紀 の前提要件 は,20世 紀 を通 じて評価 が失墜 した。 しか し,あ る理 論 的 な ものの見方 が何十年 も無視 された後 ,変 革 された形 で再現 す るの は,予 測 で きな い ことで はな い。 この 19世 紀 の進化論 的発想 の復活 の最 も劇 的 な実例 が,歴 史 の終焉説 に関す る,F.フ クヤ マの主張 (1991)で あ り,こ こで は 自 由主義 的民主主義 の勝利 は不可避 的 であ ることが基 本的 に論 じられて い る。 さ らにまた,制 度派経済学 の分野 で も (North,1990;Nelson&Winter,1982;. Williamson,1975&1985),政 治社会学 の分野 で も (最 も注目すべ きはCampbdl, Hollingsworth&Lindberg,1991;で. あり, しか しまた同様に,Aldrich&Mueller,. 1932;Hage,1987;Hage&Powers,1992;Burns&Dietz,1991a,1991b),. 追イヒ言 命的.

(3) ジェラル ド・ ヘイグ &キ ャサ リン・ オル ター 藤 山 征 秀. 69. 思考 が再現 しつつ あ る。 これ らの文献 は我 われ の主 要 な争点 ,つ ま り統括方 式 (gOVernance)の 形態 に焦点 を絞 ってい る。 これ らの著作 の多 くは,取 引費 用分析 か ら始 ま り, これが垂 直的 お よび水平 的 に統合 された企 業 の 出現 を理 解 す るための,実 りの多 い 出発点 とな る ことは立 証 され たが,共 同企 業体 (JV)・ 研究協 同体 の よ うな多 くの新 しい型 の協 同 の制度 的形態 を理 解 す る には,そ して また,日 本 の供給者側 の ネ ッ トワー ク (Womack,Jones&Ross,. 1990)に 見 られ, か つ アメ リカの医療・ 福祉 サ ー ヴ ィスの流通 ネ ッ トヮー ク に見 られ るよ うな, システ ム的生産 ネ ッ トワー クを理 解 す るにはあま りに も 適用 しかね る。驚 くべ き ことには, この トピ ックにおそ らく最 も関連 が深 い と思 われ る,人 口生 態学説 (Hannan&Freeman,1989;Carrd,1988)は. ,組 織. 間形態 の問題 を,そ の大部分 が無視 して い るので あ る。 進化論 は通 常 ,単 一 の終点 とこの終点 にいた る唯一 の道 を強調 す る。 (進 化 論 に対す るすぐれた批半1は ,Collins,1988;で 展開されている。 ) 我 われ の仮説 は, この進化 が,多 くの国 ぐにで,あ るい は一 つ の国内 で さ え,い か に異 な った ペ ースで生 起 して いるか を示唆 しよ うと して いる。確 か に, この進化 の多 くは,経 済 のハ イテ ックの終点 に集 中 して い る。 アメ リカ 合衆国 の場合 ,活 動範囲 の専 門特化 に重 点 を置 いて きた とい う歴史的情況 の ために, この進化 は ビジネスの世界 よ りも医療 の分野 と福祉 の分野 で広 く見 られ る。最後 に,進 化 の異 な る シナ リオを認 め ることの ほか に,我 われ の理 論 で は,不 連続 的変化 の性質 の問題 を も取 り扱 いたい。多 くの諸変数 の必要 性 が 同時 に存在 す ることを観察 じ確認 す ることによ って,い か に して管理者 たちが,組 織 の ヒエ ラル ヒー と 自律性 とい う安全性 か ら分離 され,「 制度 的跳 躍」 を して,あ る形態 の協 同的関係 に参入 す るよ うに強制 され るかを説 明 し よ う。. 共利共生的な協力】 【 我 われが最 も関心 を寄 せ るの は共利共生 的 な協力 ,つ ま り, これ は異 な る.

(4) 70. 組織間協同の進展. 活動範囲 あ るい は異 な る部 門す らの企業 間 や機 関間 の協力 であ るか ら,我 わ れ は,Alterと. Hageの 著作 で報告 された,よ リー層複雑 な類型論. (E口. 刷中). の半分 の みを報告 した い。 これ らの組織 間協 同 の形態 は, ビジネ ス関連文献 で はあま り注 目を浴 びて いないが,将 来 ,優 勢 な形態 にな るで あろ うとい う 感触 か ら言及 してみた い。 我 われ は,協 力 は,異 な る活動範囲 と, とりわ け異 な る部 門 の組織 間 で行 なわれ るほ うが よ り緊密 で安定す ると考 え る。 そのよ うな組織 は,類 似 のテ クノ ロジー よ りもむ しろ補完的 なそれを,パ ー トナ ー シ ップや ネ ッ トワー ク に もた らす ので,そ れ らは共利共生 的 な関係 を構築 しやす い。競争者間 の 自 然発生 的 な敵対意識 が ないので,共 利共生 的 な関係 で は,よ りい っそ う頻度 の高 い相互作用 が行 なわれ る傾 向 が あ る (Asuey&Fombrun,1983)。. コ ミュ. ニ ケ ー シ ョ ンの頻度 と密度 が増加 す るに したが い,協 力 の レベ ル も増大す る 傾 向 が あ り,そ のために, この関係 は永続 的 な生 産 パ ー トナ ー シ ップや生産 シス テ ム に進化 す る可能性 が あ る。. 制限 された協力. 部門 を交叉す る義務 的連携 とネ ッ トワー クは,我 われが. 実感 して い るよ り,は るか に広 く行 なわれてい る (Snehota,1990)。 [図. I]の. 最初 の カテ ゴ リー は,最 も優勢 な連結機能 と して下 請 け契約 に焦点 を置 いた. Hollingsworth(1991)に よ って,「 義務」と名 づ け られた。彼 が行 な ったよ う に,運 営 的 ネ ッ トワー クと奨励 的 ネ ッ トワー クとを並 列 す るよ りも, ここで は二 つの次元 を分離 した い。 す なわ ち,関 係す る組織 の数 と協力 の レベ ルで あ る。 したが って,数 個 の企業間 の下請 け契約 のよ うな義務 的連携 と,大 多 数 の企業 や機 関 が 関係 す る義務 的 ネ ッ トワー クが 区別 され (Boje&Whetten, 1981;Lincoln,1985),ま た原材料 を交換す るパ ター ンと も区別 され る。.

(5) ジェラル ド・ ヘ イグ &キ ャサ リン・ オ ル ター. 征. 71. 秀. I]:協 同的組織 間関係 とネ ッ トワー クとの類型論. 紬 酬. [図. 山. 藤. 的ク. 義務 的 ネ ッ トワー ク. :. 醐”. 門ト. 的ネ. 刻 ツ. 複義. ス 0顧 客. 義務 的連携. ィ 的. 制 限 され た協力 : 製 品 0サ ー ヴ ィ. ド携 ァ連. ドな ア的 イ係 ダ関. ラ 赫 ト ・. 異 な る活動範 囲 と異 な る部 門 にお け る組織 間 の共利共生 的協力. :. 選好 された下請 け契約者 の創出. 選好 され た下請 け契約者群. 委託 され た資源. の創 出 顧客委託 的 ネ ッ トワー ク. 権. 力. 重複 的幹部会議. :. 私利私欲 的意思決定 金. 銭. 財政 的連携. :. 連動 的重役会議. :. 私利私欲 的意思決定 財政 的 ネ ッ トワーク. 選好 され た借用者 の創 出. :. 選好 され た借用者群 の創 出 キー ルチ ェ (Kierutze): 株式 と資金 との交換 の促進. 人的資源. 雇用的連携. 人的資源 ネットワー ク 専門職 の教育 と訓練. :. 雇用者創出. :. 奨励的 ネッ トワーク. 奨励的連携 穏健 な協力 技術 的 目的. 企業共 同体. (」. V):. 専 門的知識 と機器備品分有 政治 的 目的. 特別. (Ad Hoc)提 携 :. 超部門的 目標 の達成. 研究協 同体. :. 革新 的施策 の展開 と分有 連盟. :. 政治 的利 己行動 へ の成員 の 動員化. 財政 的 目的. 幅広 い協力 生産 の調整. パ ー トナー シ ップ :相 互貸借. 連合 的組織活動 :資 金調達. 生産上 の提携. 生産上 の ネ ッ トワー ク. 企業共同体. (」. V):. 製 品 ない しサ ー ヴ ィスの産 出. シス テ ム的生産 ネ ッ トワー ク 集合 的生産方法,サ ー ヴ ィ ス流通 シス テ ム.

(6) 72. 組織間協同の進展. 同 じよ うに,交 換 の レベ ル か ら,た いて いの場合 ,超 企業 的 な 目標 を達 成 す るために,よ りい っそ うの協力 を必 要 とす る レベ ル に移行 した奨励 的 ネ ッ トワー ク もまた,複 合的企業 が 関係 す る,同 じよ うな形態 か ら区別 され る。. 穏健 な協力. 義務 的連携 や ネ ッ トワー クが 当面維持 され,企 業間 の トラス. ト (企 業合同)が 確立 され ると,企 業間構造 は,追 加 的 な機能 を獲得す る可能 性 があ る (Johanson&Mattsson,1987)。. 1985年 に科学研究庁 は,同 庁 が調査. した企 業 の うち 20%が ,共 同研究 プ ロジ ェ ク トや委託研究 ,そ の他 の情報交 換 の形態 を含 む ネ ッ トワー クによ って,他 企業 や大 学 ,そ して政府研究機関 と提携 していた と報告 し, そ して, 1990年 には 26%ま で に上 昇 す るであろ う, と予測 した (Aoki,1988)。 製品 お よび市場 の開発 は,技 術 的 パ ー トナー シ ップの最 も広 く知 られた機 能 であ る。 アメ リカ人 は,軍 事 的防衛 のための共利共生 的 な研究 ネ ッ トワー クを 開発 す る ことに成功 して きた。全国製造 業協 会 あ るい は,AoF.L。 一C.. I.O.(米 国労働総同盟産別会議)の よ うな多 くの連盟 は,政 治的 目的,す なわ ち 政府 の立法権 に影響 を及 ぼす とい う目的を も って い る。 これ らは,多 数 の部 門 にまたが って い るの で,同 業組合 また は,労 働組合 と区別 され る。同様 に. ,. ユ ー ナイテ ッ ド・ ウェイのよ うな資金調達組織 は,非 営利部 門 と営利部 門 の 両方 か ら,多 くの組織 の努力. 幅広 い協力. (運 動)を 結合. して い る。. 協力 の制限的 お よび穏健的 レベ ル を必 要 とす る共 利共生 的 な. 組織 間形態 につ いて は既述 した ので,我 われが脱産 業化社会 の 中 で最 も重要 だ と信 じて い る,複 雑 な構造 ,つ ま リ シス テ ム的 な生 産 上 の連 携 とネ ッ ト ワー クにつ いて次 に考察 しよ う。 それ らは,高 度 の協力 の レベ ルーー情報・ 技術・ 金融・ 政治 お よび管理 の側面 にお ける―― を必 要 とす るので,他 との 区別 を示 して い る。 シス テ ム的生産 ネ ッ トヮー クは独特 な論 理 的型 を構成 し,カ テ ゴ リーの全域 にわた って変化 す る構造・ 過程・ 業績. (実 行)の 観点 か. ら描 写 で きる。協 同生産的連携 につ いて は,ほ とん ど議論 の必要 はな く,い.

(7) ジェラル ド・ ヘイグ&キ ャサ リン・ オルター 藤 山 征 秀. 73. た るところに見 られ る現 象 であ る (Pdhck,1992)。 しか しなが ら, シス テ ム的生産 ネ ッ トワー クにつ いて は,い くらか議論 す る必要 が あ る。 それ には, 日本 の供給者 ネ ッ トワー クのよ うに生産 チ ェー ン の全域 にわた って多 くの組織 が 関係 す る (Womack,Roos&Jones,1990)。 価 格設定 お よび生 産 レベ ル を含 む協 同意志決定 と調整 が実施 され,市 場 を形成 す るので もなければ, ヒエ ラル ヒー を形成 して いるので もな い。 す なわち新 しい管 理方式 の形態 なのであ る (Campbell,Hollingsworth&Lindberg,1991;. Alter&Hage;印 刷中)。 我 われが解 明 した いの は,こ の新 しい形態 の出現 であ る。. 制度的進化 の動態】 【 我 われ の議論 を通 じて,多 くの議論 を一 つ にす る主要 なテ ーマがあ り,そ れ は知 識 の増大 によ る衝撃 であ る。現在 まで,進 化論 の ほとん どは,富 や権 力 の拡大 を強調 し,知 識 を生産 の決定要 因 であ るとはみな して こなか った。 近年 ,数 人 の経済学者 (Roemer,1986&1990)が ,諸 国家 の成長 の相違 を説 明 で きるの は,知 識以外 にほか にない と論 じ始 めた。古典 的経済 理論 で は,成 πづ s″ ,January, 長 率 の 収 東 と緩 や か な 減 速 が 予 測 され て い る (動 θECο ηο 4,1992)。. 確 か に我 われ は,加 速度 的 な成長率 とそ の差異 の拡大 を観察 して き. た。 しか し, このよ うな発想 は, どのよ うに して知識 の増大 が諸社会 の制度 的 枠組 か ら徐 々に進行 して い くのか,そ して また, どのよ うに して経済成長 と 適応能率 の改善 を 引 き起 こす のか, とい う点 につ いて は,説 明 のないままで あ る。 これが,我 われ の中心 的 な課題 で あ る。 組織 がその 自律性 を放棄 し,組 織 間 の境界 を超 えた意思 決定 を こころよ く 分有す る以 前 に,[図 Ⅱ]で 明 らかなよ うに,多 くの条件 が満 た されなければ な らな い。 この図 は,分 析 のマ ク ロ レベ ル・ メゾ レベ ル・ ミク ロ レベ ルの統 合 を示 す よ うに整理 されて い る。戦略的 レベ ル,課 業環境 レベ ル,そ して最.

(8) 74. 組織間協同の進展. 後 に,国 民国家 レベ ル ない し社会 的 レベ ルが あ る。 我 われ は,経 営学 の関連文献 で支配 的争点 とな っているとい う理 由 か ら ,. 戦略的 レベ ルか ら始 めよ う。 ここの従属変数 は,協 力 の範囲 であ り,そ れ は 単純 な交換 か ら,[図. I]で 既 に見 たよ うな,全 く広範囲 の協力 まで異 な りう. る。戦略 レベ ルで必要条件 に して十分条件 でない 4つ の条件 は,協 同 へ の意 欲 ,専 門的知識 の必要性 ,金 融的資源 の必要性 ,お よび適応能率 の必要性 で あ る。 これ ら 4つ の条件 がす べ て満 た され ると,共 同企業体 (JV),あ るいは. [図. Ⅱ]:組 織間協同の理論. 歴. 史. 的 体 験. (+あ るいは一). 国民国家 レベル. 課 業 環. 認知的複雑性 ― ― ― 十. → 協同 じようとする 信頼 (ト ラス ト)― 一 ―― +意 の 文 化 欲. 境. 戦. 略. レ ベ. ル. 消費者 の変化 ― ―→ 課 業 の 複 雑 性 一 一→ 学 習 体 験 と学 習 十 品質 と顧客化 + +機 会 の必 要 性 へ の効 用 性. 経済的目的 と一 ― ― 十 組合 わせ た. 市 場 範 囲 の一 ―― 専 門 特 化. → 金融的資源 とリスー ー クの分配 の必要性. 政 治 的 目的. + 知識 の増大 と一 ―― 急激 な技術 の 変. + 単位 の小規模性 一 ―→. 適応 的能 率 の 必 要 性. 化. 親会社単位 の規模 (も しあれば). 共利共生的 協同 の範囲.

(9) ジェラル ド・ ヘイグ &キ ャサ リン・ オル ター・ 藤 山 征 秀. 75. 体系 的 ネ ッ トワー クの形態 の協 同 が よ り構築 されやす い。協 同 へ の意欲 と専 門的知識 の必要性 の み. (あ. るいは資金の必要性のみ)と の組合 わせで は,新 製品. 開発 を 目的 と した研究 協 同体 ,な い し共同企業体 (JV)と い う奨励的 ネ ッ ト ヮー ク,つ ま り協 同 の部分 的形態 の一 つ を産 出す る可能性 が高 い。 もちろん 協 同 へ の意欲 の欠如 は,制 度 的 にいかな る進 んだ形態 の発展 を も妨 げ る。 し たが って,あ る点 において は, これ は最 も重要 な前提要件 で あ る。 進化論 の最 も決定 的 な問題 のひ とつ は,新 たな不連続 的発展 が どのよ うに して達成 され るのか とい う点 で あ る。 これ は, これ ら 4つ の変数 間 の乗数効 果 が存在す るた めに生 ず ると論 じた い。適応費用 の削減 の必要性 ,つ ま り ,. 専 門的技術 ,経 済 的資源 ,お よび リス クの分有 の必要性 の認識 は,さ まざま な程度 で起 こる。 しか し, これ らが相 互 に乗 じられ ると,経 営者 や管理者 に 企業共 同体. (」. V),あ るいは シス テ ム的 ネ ッ トワー クヘ の大 きな歩 みに踏 み 出. させ得 る一 種 の圧力が生 ず る。 これ らの協 同 の 4つ の側面 のす べ てが, シス テ ム的生産 ネ ッ トワー クが 出現 す る以 前 に存在 す べ きだ とい う必要条件 は. ,. ど う して進 化 が 自動 的 に生 じな いのか, とい う理 由を説 明す るのに役立 つ で あろ う。. 信頼. (ト. ラス ト)の 文化. ウ ィ リア ム ソ ン (1975)は. ,取 引費用分析 で,不 信 の問題 を,こ とによると. 強調 し過 ぎて い るか も しれな いが, こころよ く協力 しよ うとす る気持 は,確 か に疑 間 の余地 のない,大 きな問題 であ る。協力 へ の異 な る積極 的 な貢献意 欲 は,信 頼. (ト. ラス ト)の 風土 あ るいは文化 によ って,我 われ は説 明 で きると. 考 えて い る。世界 の異 な る各地一一 北 イ タ リア,西 デ ンマー ク,台 湾 , 日本 な ど―― で は,多 くの歴史的理 由 か ら,よ り高度 の レベ ルの信頼. (ト. ラス ト). を も って い る (Branhard&Eccles,1989)。 稲作 ,漁 業 ,製 材業 ,そ してそ の ほ かの職業 は,協 同的行動 を必 要 と し,何 世紀 に もわた って これ らの職業 が優 勢 な地 域 内 で は,信 頼. (ト. ラス ト)の 風土 が発達 して きた。 アメ リカ合衆国 に. お ける地方 コ ミュニ テ ィの福祉・ 保健 サ ー ヴ ィスの地域 も,同 じよ うな結果.

(10) 76. 組織間協同の進展. を もた らした。 ここで は,職 業 的連帯 と友情 の絆 の弱 い制度 的 ネ ッ トヮー ク を築 いてお り (Granovetter,1973),こ れ によ って過去 20年 にわた って,複 雑 なサ ー ヴ ィスの流通 システ ムの発展 が可能 にな った。 シ リコ ン・ バ レーの よ うに,同 じ目標 を もち,同 じ地 域 に所在 す る企 業組 織 間 の速 い循環性 もまた, この特別 でかな り普通 でない コ ミュニ テ ィで の. ,. 信頼. (ト. ラス ト)の 風土 を生 み 出 して きた。 このよ うな コ ミュニ テ ィは,ほ か. の生態学 的 な地域 で は繰 り返 され る可能 性 のない場所 で あ ろ う. (Ddbecq&. Weiss,1987)。. アメ リカ合衆国,特 に民 間部門 で は異 な るエー トス,つ ま りか な りの不信 の エー トスが支配 的 であ る。 ホ レイ シ ョ・ アル ジ ャー あ るい は,独 立独行 の 人間 の神話 と,利 益 の極大化 を はか る必 要性 とい う致命的 な仮定 に基 づ いた 競争 モ デ ルの優位性. (お. よび,公 共部門における同等の組織上の記述)は ,こ れ ら. の例外 に特 に関心 を 引 き起 こす もの とな って いる。 なぜな ら,多 くの ほかの 国 よ りも,合 衆国 は不信 の風土 を培養 して い る。 したが って,こ の ことか ら ,. ど う して我 われ の心 理 的・ 社会心 理 的・ ミク ロ経 済 的,お よび政治 的理論 が,費 用 と便益 を計算 す る合 理的人間. (男 女)か. ら出発 す るのか とい う理 由を. 説 明 で きる (Collins,1988;Turner,1991;Ritzer,1922,を しか し,信 頼. (ト. 概観 として参照)。. ラス ト)の 風土 を培養す ることを促進 して きた,あ るいは. 妨害 して きた,以 前 の歴史的環境 とは無 関係 に, ここには,よ り大 きな認知 的複雑性 へ の長期 的潮流 が起 こって きて い る。 この潮流 の直接 的原因 は,よ り高次 の レベ ルの職 業 的専 門特 化 とよ り長 期 的 な教育 で あ る。 この結果 と て,個 人 は競争 の長期的費用 と比 較 して,協 同 の長期的便益 をよ り認識 す る 傾 向 を もつ よ うにな った。 これ は費用 ―便益 の視点 の欠如 を意 味す るので は な く,た だよ り長期 的・ 時間的 な視野 で捉 え られ るよ うにな った ことを意味 して い るに過 ぎな い。 よ リー層複雑 な モ デ ル は一―結 局 ,新 古典学派 の競争 モ デ ル は 19世 紀 に さか のぼ るが一一 ,自 己利益 が 何 で あ るのか とい う点 に つ いての,よ り注意深 い熟考 がな された評価 と同 じよ うに,協 同 を どのよ う に して機能 させ るか とい う点 の理 解 に導 くであろ う。.

(11) ジェラル ド・ ヘイグ&キ ャサ リン・ オルター・藤 山 征 秀. 77. 課業 の複雑性 よ り広範囲 の組織 間協 同 へ 向 けて の進化論 の最 も決定 的 な力 は,課 業 の複 雑性 で あ る。 これ は,協 同 へ の意欲 を増大 させ,専 門的知識 の必要性・ 基金 ない し リスクの分有 の必要性 を促進 す る。複雑 な課業 には,技 術 的開発・ 生 産技術 の革新・ 製品 とサ ー ヴ ィスの顧客化. (カ. ス トマイゼーション)・ 多 くの. 問題 をかかえ る顧 客 へ のサ ー ヴ ィス・ 新 しい消費者価値 と い った事 柄 を含 む。たえず我 われ は,柔 軟性 と適応 能率 とが. (多. くの点では同一概念である),か. な りの複雑 な 目標 ,す なわち,前 世紀 の垂 直的 に統合 された組織 ,あ るいは. ,. 今世紀 の多角的部 門 を もつ 巨大複合企業. (コ. ングロマ リッド)が ,直 面 した も. の とは根 本 的 に異 な る 目標 を,組 織 に提 出す る と強調 して きた (Chandbr, 1977;Hage,1980)。. 認知 的複雑性 は,民 間部 門 で あろ うと公共部 門 であろ うと,組 織 によ って 創 られ る新 しい種類 の要求 を 引 き起 こ し, したが って組織 に と っての課業 の 複雑性 を増大 させ る。顧客 が技術 的進歩 や革新 的製品 を,サ ー ヴ ィスの顧客 化. (カ. ス トマイゼーション)や 多 くの問題 をかかえた顧客 に対 す るサ ー ヴ ィス. を要求 しな いな らば,会 社 や機 関 がかかえ るの は,よ リー層単純 な経営 問題 だ ろ う し,ま た全 く異 な る制 度 的編 成 に依 拠 す る こ と もで き るで あ ろ う (Hage,1987)。. 我 われが ユ ー テ ィ リテ ィ. (効 用)の. この変化 を強調 す るの は. ,. この点 が,新 しい時代 にさ しかか った と主 張 したが るあ らゆ る進化論 の 中心 に位 置 して い るか らであ る。 これ らは価値 の変容 を反映 し,そ して これ らの 多 くは論評 されて きて はい るが, ど うして今 ,顧 客 は品質 に興味 を抱 き,環 境 とか社会 の さまざまな部 門間 の相 互依存 関係 に関心 を寄 せ,一 層複雑 な政 治 的・ 経済的態度 な どを もつ のか,を 説 明 しよ うと した もの は少 ない。 に の. ,を 参照)。 以前 の時代 ,つ 点 に関す る詳細 な説明は,Hage&Power,1992;〈 近刊〉 ま り産業化時代 には,大 量生産 と連 関 した資源配分 の効率 へ の関心 が支配 的 であ ったが, 新時代 , つ ま り脱産業化時代 で は, 革新・ 顧客化. (カ. ス トマイ. ゼーション)・ 新製 品 や サ ー ヴ ィスが 開発 され る柔軟性 や ス ピー ドの功利性 によ って統御 されて い る。 これ と同時 に,規 模 ない し範囲 の節約 よ りも効率.

(12) 78. 組織間協同の進展. を達 成 す ること,あ るい は顧客化. (カ. ス トマイゼーション)を 達成 す ることは確. か に は るか に 困 難 で あ る。実 は人 口生 態 学 の 有 名 な 論 文 (Hannan&Free―. man,1984)で は,そ れ はよ り低 い レベ ルの効率 を産 出す ると して変化 に異議 を唱 えて い る。 す なわち,上 記 2人 の筆者 は,安 定性 は, この理 由 か ら適応 上 の有利 な点 を握 って い ると して い る。我 われ は,彼 らの議論 は工 業化 時代 にはほどよ く正 しい と賛 同す るが,競 争 が 自社製品をすばや く変化 させ る能 力 に基盤 を置 く脱産業化時代 で は正 しくない。 しか し,課 業 の複雑性 に肉薄す るの は,製 品 とサ ー ヴ ィスの消費者 の要求 だ けで はない。 同 じよ うに重要 なの は,特 に国家 ,す なわ ち中央政府 によ る もので,競 争 は もはや個 々の企業間で はな く,産 業政策 を経済競争 の重要 な 構成要 因 と して い る国家間 の競争 で あ る, とい う認識 の高 ま りであ る. (具 体. 例 に関 しては,Hdlingsworth,Schmitter,&Streeck,1992)。 「 日本株式会社」と い う用語 は.日 本 の通産省 (M.Io T.I。 )と 産業企業 との間 に存在す る緊密 な 協 同 を描写す るために造 り出 された言葉 で あ り, 日本 の みな らず 西 ヨー ロ ッ パ にお いて も,い か に して政府 が経済発展 を統制 して い るかを描写す る多 く の研究 が存在 して い る 1992)。. (実 例 に関 しては,Strath,1992;Sako,1992;Cawson,. 政府 が失業 を減 少 させ,生 活水準 の 向上 を図 るために,新 興産業 を育. 成 し,斜 陽産業 を保護 しよ うと試 み るにつ れて,経 済的 目的 と政治的 目的 は 分離 し難 くな って い る。 さ らに,国 民 の 税金 に対 す る不 満 が,公 共 部 門 に サ ー ヴ ィスを提供 す るよ うに要請 す ると同時 に,効 率 を達 成 す る問題 にます ます巻 き込 ん で い る。 アメ リカ合衆 国 にお け る現 在 の 医療 費 に関 す る議 論 は, この衝撃 的 な実例 の一 つ に過 ぎな い。 もう一 つの議論 は,福 祉 の費用 と 福祉 へ の依存度 につ いての議論 で あ る。. 知識 の増大 最後 で はあ るが最小 でない ものが,知 識 の増大 の役割 で あ る。単純 な問題 は解決 されて も複雑 な問題 は残 る。我 われ は,幼 児 の疾患 は予防接種 で解決 したが,現 在 で は,高 齢者 の 治療 の 問題 をか か え て い る。 (Hollingsworth,.

(13) ジェラル ド・ ヘイグ&キ ャサ リン 0オ ル ター 0藤. 山 征 秀. 79. Hage,&Hnneman,1990)。 我 われ は大量 中等教育 システ ムを提供 したが,教 育 を何 か意 味 あ る ものにす るために,そ の質 の問題 に手術 を施 さな くて はな らな い。 モ デ ル T[フ ォー ド車 ]を 生産す るの は簡単 で あ るが,個 々の消費 者用 に顧客化 した. (カ. ス トマイズ)自 動車 を生産 す る場合 ,そ の効率 を創 出す. るの は, はるか に難 しい。解決 された問題 の一 つ一 つ が,新 たな問題 を二 つ ず つ生 み出す。つ ま り永続 的 な解決法 なぞあ り得 ないので あ る。 したが って. ,. 知識 の増大 は,部 分 的 に単純 な問題 を排除す るか解決 す るために,あ るいは 部分 的 にその過 程 で解決 され るべ き新 たな問題 を創 り出す ために,不 可避 的 に課業 を複 雑 にす る。再 び 自動車 の例 を続 けよ う。 自動車 の創造 は,乗 り物 の歴史 における偉大 な一 大発見 であ った (Chandbr,1977)が ,自 動車 は事故 を起 こ し,そ のために我 われ には,安 全 な車 に配慮 す ることが必要 とされた。 また, 自動車 は汚染公害 を引 き起 こ し,そ のために我 われ に無公 害車 を造 る ことが要請 された。 また 自動車 は高価 な エ ネル ギ ー を使 い,そ のために我 わ れ は省 エ ネル ギ ー・ カーを組 み立 て ることを必要 と した,な どな ど。我 われ が製品 をそ の外面 的特徴 を基準 に して,特 に安全性 0健 康 お よび環境 を考慮 して評価 す るにつ れて,我 われ は製造者 に,よ リー層複雑 な製品 を造 ること を要求 す るので あ る。 人 口生態 学説 の 中心 的 な発想 のひ とつ は,活 動範囲 の専門特化 の概念 であ る。知識 の増大 は,数 多 くの小 さな活動範囲 を生 み 出 し,次 には協 同 が よ り 一 層必要 とな り可能 とな る。 ち ょうど一 つ の問題 の解決 が二 つ の新 しい問題 を生 み 出す よ うに,新 製品 の開発 も新 たな製 品開発 に結 びつ き,よ り革新 的 になればな るほど, これが市場 を専 門特化 した活動範囲 に細分化 す る傾 向 を もつ ことな る。 自動車産業 の歴史 は,ほ かの産 業 のそれ と何 ら変 わ ると ころ はな く,ま たあ る点 で は確 か に過 程 にお いて歩 みが遅 い けれ ど も,過 去 10年 間 に,大 多数 の専 門特化 した活動範 囲 を創 り出 して きた。専門特化 した活動 範囲 はまた,専 門技術 と資金 あ るい は リスクの分有 の必要性 を増大 させ る。 この点 は,ほ とん ど論理 的 に理 解 す ることがで き,ま た ほとん ど彫琢 を必要 と しな い事柄 で あ る。.

(14) 80. 組織間協同の進展. 我 われ はどこか ほかの論文 で (Hage&Powers,1992),小 規模 ハ イテ ック企 業・ 危機管理 セ ンター・ 収益 セ ンター・ 大学 の学部 な どと呼 ばれ得 るか 否 か にかかわ らず,知 識 の増大 は小規模 の単位 を創 り出す と論 じて い る。最後 に. ,. 単位 の小規模性 は,基 金 の必要性 に影響 を与 え る。 この場合 もまた, ここに は主 要 な限定詞 があ り,そ れ は何 らか の基金 の外部資源 の存在 であ る。 か り に これが大 きければ, 日本 の 〈 系列〉 や アメ リカの投機 的事業 の基金 財源 が 行 な うよ うに資金 を提供 で きる。また,単 位 は企 業共同体 (JV)や ,ほ かの形 態 を 資金面 で 支 え るの に十分 な資本 金 を もつ 親 機 関 な い し親 会社 にな りう る。. 学習 の機会 知識 の増大 を考慮 に入 れ ると,協 同 には議論 の対象 とな るべ き特別 の利得 が含 まれて い る。 つ ま り,学 習 の機会 であ る。 ビジネス関連文献 は, リスク の分有 の重要性 を強調 して い る (ContractOr&Lorange,1988,の 中の多 くの参 考文献を参照)。 製品開発 の費用 が急上 昇 す るにつ れて,最 も中央集権化 した ビジ ネ ス組 織 で さえ も,過 去 10年 間 にお け る 自動 車 産 業 の 提 携 が 3倍 に な った こと (Pdlack,1922)が 示す よ うに,パ ー トナ ー シ ップを余儀 な くされ て きた。 開発費用 は, ご く少数 の産業部 門 でのみ天文学 的数字 にな って い る が,こ の開発費用 よ りさ らに根本 的 なの は,企 業 が革新 を続 け られ るよ うな. ,. 新 しい技術 を学 ぶ べ き必要性 であ る。暗黙 の知識 の レパ ー トリーを広 げ る機 会 は,技 術上 の機密 を盗 まれ る費用 よ りはるか に値打 ちが あ る。技術 や製品 やサ ー ヴ ィスが これ程 まで に急速 に変化 す る時代 に, これ らの機密 の何 が重 要 であろ うか。多 くの産業部門 で,特 許製品 の アイデ ィアヘ の依存度 はほ と ん ど小 さ くな って いる。なぜ な ら,そ の独創性 を検証 す る過 程 の所要時間 が. ,. その寿命 よ り長 いか らであ る。技術革新 の ペ ースがあま りに急速 なので,特 許専門弁護士 へ の投資 は価 値 が な くな って い る。 脱産業化時代 の競争―― 異 な る レベ ル であ って も,競 争 はなお必 要 とされ るが一 ――は, IBM(International Business Machines Corp。 )や GM(General.

(15) ジェラル ド0ヘ イグ &キ ャサ リン・ オルター 藤 山 征 秀. 81. Moters)や GE(GenerJ Ebctric)な どのよ うな私 的部 門 の 巨大企業 で さえ も,現 代 の技術発展 に遅 れな いでつ いて行 き,ま た売 れ る製 品 を作 る唯 一 の 方策 と して,協 同 の道 を歩 まざ るを得 な くな って い る。合 理 的選択 に関す る 議論 の ほとん どは,技 術 的発展 の問題 や革新 へ の必要性 を含 んでな く, した が って,そ れ らが提 出す る特別 の動態 を認知 して きて いない。現代 は,情 報 の分有 とこれが創 り出す適応 とによ って,単 独 で は得 られな い新 しい技術 や 新 しい製 品 とい った,共 有財産 を獲得 す る準備 の段階 にあ る。消費者 の承諾 感 を確実 に して,同 じよ うに,ほ かの製品開発 の努力 において, さ らな る協 同 の基礎 を築 くもので あ る。 ここに,重 要 な点 があ る。特徴 と して は,成 功 すれば,組 織 は協 同 の次 の形態 に向 か って進化 す るだ ろ うと予測 され るとい う ことであ る。 この点 は全然 明 らかで はない。 い ったん新製品 が 開発 され ると,マ ー ケ ッ テ ィ ング技術 や生産技術 は,パ ー トナ ーがそれを も って い るか ら, もはや必 要 ないか もしれ ない。 さ らに い ったん新製品 が 開発 され ると,学 習 が十分 に 行 なわれて しま い,専 門的訓練 の必要性 は消失す るか も しれな い。 [図 Ⅱ]の 変数群 は,静 態 的 な もの と してで はな く,変 化 しうる もの と して受 け とめ ら れ るべ きであ る。我 われ は, ここに関連 す るフィー ドバ ック過程 は勘定 に入 れなか ったが,そ のよ うな過程 は存在 す る。 制限 された協力 を凌 駕す る進 化 の継続 は,適 応能率 へ の圧力 が どの程度強 いか にかか って い る。 そ のよ うな圧力 が強 くなければ,協 力 は多 くの部門. ,. 公共部門 と民 間部 門 でそ うであ ったよ うに,制 限 されたままに とどまる。 し か し, このよ うな圧力が強 まれば,そ のよ うな圧力 は,多 くの組織 にお いて 垂 直的方 向 を分解 して,他 の形態 へ の移行 を余儀 な くさせ るで あろ う。我 わ れ の理論 の真 の検証 は,未 来 の 20年 ,30年 先 にあ り,協 同 の組織 間形態 に起 きる変化 であ る。我 われ は,過 去 の記述 よ りむ しろ,未 来 の理論 を創 出 した ので あ る。.

(16) 組織間協同の進展 )】 新 しい効用 (ユ ーティリティ):価 値0目 的・および費用 (コ スト 【. この会議 の 中心 的 テ ーマ は,価 値 が どのよ うに変 化 して きたか,そ して. ,. これが また, どのよ うに企業 に影響 を与 えて きたか につ いての討論 で あ る。 我 われ はこの議論 の 中 で,多 くの新 しい価値 につ いて論 じて きた。最 も明瞭 な ことは, これ まで多 くの ことが語 られて きた,製 品 とサ ー ヴィス. (Naisbi―. tt,1981;Hage,1987)に 関連 す る消費者価値 の変化 であ る。あま り明瞭でな い の は,よ り大 きな レベ ルの信頼. (ト. ラス ト)に 連 な る認知 的複雑性 につ いての. 我 わ れ の議論 で あ る。 この議 論 と協 同 へ の選好 的態度 の もつ 意 味合 い は. ,. ま った く目新 しく考慮 に値 す る, と我 われ は信 じてい る。 同 じよ うに,統 治構造 の歴 史 的進化 を取 り扱 った多 くの分析 (Campben, HoningSWOrth, &Lindberg, 1991;Hollingsworth, Schnlitter, &5 Streeck,1992;. Chandler,1977)は. ,重 点 を政府 の役割 に置 き始 めてい る。過去 において,政. 治 的 目的 は反 トラス ト法 とカル テルの防止 を強 調 して きた。今 や,ア メ リカ 合衆 国 は他国 の政府 と同 じよ うに,研 究協 同体 や ほかの協 同的行動 の 中核 を 積極 的 に助成 して いる。 アメ リカ合衆国 の情況 において は, この新 しい政府 の集 中力 の最 も興味深 い実例 は,純 粋科学 と応 用科学 と工 学技術 の NoS.F.. [National Science Foundation,全 米科学財団]研 究 セ ンターであ る。 これ は,大 学 の研究 と市場 との間 の よ り緊密 な関係 ,基 本 的 な発想 の手間 のか か らな い急速 な拡散化 ,新 しい形態 の人 的資源 の開発 を創 出 しよ うとす る試 み を表 わ して い る。 しか し,消 費者価値 ,認 知上 の定義 ,お よび政治的 目的 にお ける これ らの 変化 は,効 用 にお ける最 も興味深 い変化 とは関係 がない。統治 理 論 は,取 引 費用 の削減 の観念 に基 づ いて い る。 これ によれば,組 織 は垂 直的 および水平 的統合 が予測 され る。 しか し共 利共生 的 な形態 の発展 によ って,組 織 は反対 の方 向 へ動 きつつ あ る。 [図 Ⅱ]で 我 われ は,適 応能率 の必要性 ,あ るいは適 応費用 の削減 ,な い しは いわゆ る柔軟性 の費用削減 の必要性 を示唆 した。 こ の効用 こそ,脱 産業化 的世界 を駆動 して い る力 であ る。 これ は,新 しい種類.

(17) ジェラル ド・ ヘイグ &キ ャサ リン・ オルター 藤 山 征 秀. 83. の能率 で あ り,新 しい種類 の費用 で あ る。 単純 な実例 が,要 点 を明確 にす る。 もしジェネ ラル・ モー ター社 が,よ く 売 れ る新 しい 自動車 モ デ ル を生産 した とすれば,競 争相手 が反応 す るのに. ,. 時間 がかかればかか るほど,大 きな市場 占有率. (マ. ーケット0シ エア)が 獲得. され顧客 は誠意 に満 ちて くる。 クライ スラーの ミニ 0バ ン [小 型 トラック] の成功 は この適例 で あ り, 日本 の燃料効率 の良 い 自動車 も この適例 であ る。 したが って,問 題 は,い か に早 く, しか もどれ くらいの費用 で,企 業 が競争 に取 り組 め るか, とい う点 であ る。例 えば, 自動車業界 で は,新 しいモデル を生産 す るのに, 日本 のメーカ ー は 46か 月 か けるが, アメ リカの会社 は 60 か 月 か ける。 さ らに, 日本 の メーカーは新 しいモデ ル をよ り低 い費用 で生産 す る。 す なわち 日本 で はおお よそ 110万 作業労働時間 で あ るのに対 して,ア メ リカ 自動車製造業 の平均時間 は,160万 作業労働時間 で あ る。最後 に,日 本 のモデル は,通 常 よ り高 い品質 と, したが って よ り低 い保証費用 で導入 され る。 したが って,3つ の異 な る基 準 で,つ ま り市場 に出す まで の時間 と,開 発 費用 ,お よび新製 品 ない しは新 モ デ ルの初期段階 の品質 とい う点 で, 日本 は 適応性 において効率的 であ る。 取 引費用論 の文献 の議論 (Winhmson,1975)で は,企 業 は, 日和見主義 的 で あ る資産 の特定 した供給者 と関係す るとき,情 報探索 と契約履行 の費用 を 縮小 す るため供給者 を買収 す るのだ とされ る。我 われ の議論 で は,企 業 は市 場 で売買 す るまで の時間 と開発 時間 を削減 し,製 品 が初 めて市場 に導入 され た ときのそ の品質 の 向上 のために, システ ム的 ネ ッ トワー クにお いて供給者 に く 合流 す る〉 のだ と考 え る。 組織 の境界 を超 えた共 同学習 は,企 業 の取 引費用 と適応費用 との両方 で. ,. かな りの削減 に通 じる。集団的問題解決 が よ りよい解決法 へ と導 く, とす る 文献 の数 は多 い。異 な る組織 の境界 スパ ナ ー [=寸 法 を取 る人 ]が ,共 同問 題解決 に乗 り出す とき,そ れぞれ の学習 は もとよ り,彼 らの共 同解決 が,参 加 す る企 業 の実績 も向上 させ る。 スウェーデ ンの研究 (JOhansOn&Mattson, 1987;Laage― H」 lman,1989)で は,企 業共 同体. (JV)に お ける製品開発 で生起.

(18) 84. 組織間協同の進展. す る,学 習過程 ,適 応過程 ,信 頼構築過程 が示 されて い る。 しか しなが ら,共 同学 習 の主 な恩恵 は,柔 軟性 と, したが って適応能率 で あ る。 これ こそ, 日本 の生産 ネ ッ トヮー クの秘訣 であ る。共 同 で問題解決 を 行 な う ことによ って,新 製品 を市 場 へ産 出す るまでの時間 を削減 して い る。 製品 が失敗 だ と分 か ると,そ の開発時間が短 いの で よ りす ばや く誤 りを訂正 す ることがで きる。反対 に,競 争 によ って よ り優 れた製品 を生産すれば,製 品 の ライ フサ イ クルが短 いので,新 しい競争 に取 り組 む ことがで きる。 〈こ の ことは,緩 慢 な企業が徐 々に消失 す る うちに彼 らは生 き残 ること,を 意味 して い る。〉 伝統 的 にアメ リカ企 業 は,規 模 ない し範囲 の経済 が価格 を 引 き下 げ, した が って 企業 の競争 的立場 に影響 を及 ぼ す ため に,市 場 占有率. (マ. ーケット0. シェア)に 関心 を寄 せて きた。同 じよ うに,日 本人 は ドイ ッ人一― 今 ,専 門特 化 した活 動範囲 に関心 を も って い る一― と違 って,類 似 した 目的を も ってい た。製品 の需要 とその技術力 が安定 して い るときには,範 囲 の経済 と長期 的 生産性 を強調 す ることは,意 味 の あ ることであ った。 しか し,需 要 と技術 が 急速 に変化 す る場合 ,市 場 占有率. (マ. ーケット0シ ェア)は ,信 頼 しうる製品 の. 一 級品 にな ること,お よび高度 の革新率 を維持 す ることと,よ り密接 に結 び つ いて い る。 これが コ ンピュー ター にお ける市場環境 の論理 であ り,ほ かの れた ことにな りつつ あ る。 分野 で も,ま す ます あ り応ゝ ど う して垂 直的統合 が適応性 の費用,な い し我 われ のい う適応 能率―― こ れ は反 直感 的 だが―― を削減 しな いのか を考慮す るには,我 われ は ヒエ ラル ヒー内部 で生 ず る情報 の ゆがみを強 調 したい。 中央集権化 した企 業 で は,債 務 あ るいは,心 理 学者 が反応時間 と名 づ ける ことの必要性 を認 識す るのが. ,. 遅 くな る傾 向 が あ る。新 しい解 決 法 よ り,従 来 の解決 法 を好 む 傾 向 の あ る 「 集団思考」 に支配 されて い る。同 じよ うに,中 央集権化 した統制 は,反 応速 度 と解決策 の質 を低下 させ る。非常 に根本 的 な ことは,そ れが解決法 の実行 を遅 らせ ることであ る。アメ リカ企業 の主 要 な弱点 は,反 応 の遅 さの ほか に. ,. 新製品 を完成 す る遅 さであ る。 したが って,生 産性 の向上 が生起 したにせ よ. ,.

(19) ジェラル ド ・ ヘイグ &キ ャサ リン・ オルター 藤 山 征 秀 高 い適応費用 は確 実 な市場 占有率. (マ. 85. ーケット0シ ェア)の 喪失 を意味 し,つ. いに は,企 業 は,垂 直的統合 か ら企 業共 同体 (JV)や シス テ ム的生産 ネ ッ ト ワー クに移行 しな いか ぎ り倒産 す る。 したが って,環 境 には新 しい種類 の効用. (ユ. ーティリティ)を 反映 した 3種. 類 の変 差 が あ り,そ れ は企 業 が 協 同す るか消失 す るか の原 因 とな りつつ あ る。第 1に ,製 品 の価値 に関す る消費者価値 が,高 品質 で環境 に優 しく,安 全 で, しか も顧客化. (カ. ス トマイズ)さ れた製 品 とサ ー ヴ ィスに移行 した。第. 2に ,政 府 がいまや エ ネル ギ ー,競 争力 ,国 家安 全保障 とい った国家 目標 を重 視 し,企 業 に対 して このよ うな 目的 に対応 す るよ う期待 して い る。第 3に. ,. 新 しい種類 の効率性 ,つ ま り適応能率 が 出現 して きた。新 しい企業 は取 引費 用 を削減 す るだ けで はな く,市 場環境 の変化 にす ばや く反応 す ること, これ らの変化 に反応 す る新製品 を能率 的 に開発 す ること, これ らの製 品 の生産 と 市場環境 へ の導入 をす ばや く充足 させ ることで,適 応費用 も引 き下 げな くて はな らな い。 しか し,企 業 は,市 場 に間 に合 うよ うに迅速 でなければな らな いだ けでな く,低 い保証費用 で製品 を流通 し,ま た顧客 の選好 に合 わせ な く て はな らな い。. 【 結 論】 我 われ の 関心 は,過 去 10年 間 に現 われ た さまざまな形態 の組織 間協 同 の 爆発 的急増 を説 明す ることで あ った。 競争相手 間 の企業共 同体 (JV)で さえ そ の数 を驚 くべ き進度 で増加 させて い る。 この論文 は,人 口生態学説 を制度 的進化 の周縁 に構築 す ることにかかわ って きた。 我 われ は,国 家横 断的 に他 と異 な る進 化 を説 明す るために,国 民国家 レベ ルで作用 す る 4つ の主 要 な社会的 な力 を仮定 した。 つ ま り,そ れ らは,認 知 的複雑性 ,消 費者選好 の移行 ,政 治 的 目的 と経済 的 目的 の組 み合 わせ,そ し て,最 後 で はあ るが最重要 な ことなのだが,技 術革新 の急速性 を含 む知識 の 増大 で あ る。最後 の変数 はまた,経 済諸部 門 を横 断す る異 な る進 化 の進度 を.

(20) 組織間協同の進展. も説 明す る。 これ ら 4つ の変数 は,全 体 と して,多 くの企業 の課業環境 の性質 を変 えて きた。 これ は,大 企業 内部 の利益 セ ンターや小規模 ハ イテ ク企 業 のよ うな. ,. 小規模 の単位 の創造 ,高 度 に専 門特化 した活動範囲 の生成 ,お よび課業範囲 の拡大 に連 な りつつ あ る。幸運 な ことに,こ れ はまた,新 しい信頼. (ト. ラス ト). の文化 の生成 を も引 き起 こ して い る。 あ る国,あ るいはあ る産 業界 の特定 の 歴史的情況 や親会社 の性格 が, これ らの過程 を加速 した り減速 した りす る. ,. 調整 的変数 と して働 く場合 もあ る。例 えば,日 本 で は,よ り大 きな信頼. (ト. ラ. ス ト)が あ るの で,協 力的編成 に着手 しやす い。 これ に対 して,ア メ リカ合衆 国 で は,投 機 的事業資本 を広 範囲 に利用 で きるか ら, リス クの分有 の必要性 は低下 す る。 最後 に, これ らの変数 は,協 力 へ の意欲 ,専 門的技術 の必要性 ,学 習 の機 会 ,金 融資源 の需要 , リスクの分有 , とい うよ うな戦略的考察 の枠組 を創 り 出 して い る。 そ して, この 中 で最重要 で あ るのが,柔 軟性 の費用 あ るいは市 場化 へ の時間 の費用 を削減 す るとい う,適 応能率 の必要性 であ る。 これ らの 枠組 は組 み合 わ さ って,我 われが組織間形態 の類型論 の 中 で示 した,協 同 の 度合 いにお ける,急 激 な変化 を説 明 して い る。 我 われの進 化論 は,社 会学 と経済学 の両方 にお ける,数 多 くの現代理論 に 含 みを も って い る。協 同計画 (プ ログラム)や 企業共 同体. (」. V)に つ いての理. 論 の ほか に,我 わ れ の 協 同 の 理 論 は,人 口生 態 学 モ デ ル (AldHch,1979;. Carrd,1988;Hannan&Freeman,1989),. 合理 的選択 モ デ ル (Hechter,1987;. Coleman,1990),取 引費用分析 (WilliamsOn,1975&1985),お よびよ リー般 的 には制度論 に関連 す る。 これ らの枠組 のいずれ も,我 われの提唱す る理 論 に 統合 され るとき,少 なか らず, さ らに拡大 され るであろ うと,我 われ は信 じ て い る。 とりわ け,我 われ の適応能率 と取 引費用分析 ,人 口生 態学理論 ,お よび合 理 的選択理論 との綜合 は,本 論文 の関心 を はるか に超 えた主 要 な理 論 的統合 を示 す もの と,我 われ は信 じて い る。我 われ は制度 的進化 の一 般 的 モ デ ル を,つ ま り社会学者 と経済学者 との両方 の関心 の一 つ を開発 した と,我.

(21) ジェラル ド・ ヘイグ &キ ャサ リン・ オル ター・ 藤. 87. 山 征 秀. わ れ は考 えて い る。 参考文献】 【 ηな。Englewood Cliffs,N.J. づ π)η πθ ο2s αηαEη υ づ Aldrich,H。 (1979).0=ぃ η夕αι ;Prentice Hall.. Aldrich,H.,& Mueller,S。. (1982).The eV01ution of organizational forms:. Technology, coordination and control,Rθ. γ θ ん sθ α. づ οηαι』lθ んα― づ η6)「滲 η夕α′. υづ ογ, イ, 33-87.. Alter,C.,& Hage,J。 ry Park,CA:Sage.. (E日 層J中. んθγo Newbu― づ θηs"b残 勿ば Tq″ ι ).0「sη 夕α′. ηづ ηgづ η 工ゅαηθSθ Eε θηOπ ノ。New York:Cambridge Aoki,M。 (1988).3α「滲 グ Un市 ersity Press.[青 木 昌彦 著『 日本 企 業 の 経 済 学 』 (TBSブ リタ ニ カ,1980 年 )]. Astley,WoG。 ,& Fombrun,C.J。 (1983).Collective strategy:Social Ecology θω,∂ ,576of Organizational environments,ス εααθπノo/Mα ηαgθ πθη′Rθ υづ 587. θ″ 。New ηg o/′ んθPOS′ 巧ηαπs′ παιSο εづ Bell,D。 (1973).Tん θCθ πづ. Books.[ダ. York:Basic. ニ エル・ ベ ル 著 /内 田忠 夫 他 訳『 脱 工 業 社 会 の 到 来 』 (ダ イヤ モ ン ド. 社 ,1975年 )]. Boje,D。. ,& Wlletten,D.A。 (1981).Effects of organizational strategies and. contextual constraints on centrality and attributions of influence in inter¨ θOπ αγttγ り,2δ ,378-395. θηθ づ υθSθ づ ηづ s′ π ι organizational networks.五 απづ. Bradach,J.&Eccles,R。 (1989).Price,authority,and trust:From idealtypes to plural forms.И ηηttα J. Rθ υ づ θω. ogy,ゴ 5。 97-118. θι o/Sο εづ. Burns, T。 .,& Dietz, T。 (1991a, May 27-28)。 2, sθ sys′ θ. づ αJ %ι グ Oη r Sο θ υοι z%α J θ Ca″ ′. ttι. ι θ. づ θ2, αηα ん%παη αgθ ηθ ι θει ノ。Paper presented at the conference,. “ Technology at the Outset'', Wissenschaftszentrum,Berlin.. Burns, T。 , & Dietz, T。 (1991b, July 21-25)。. s f五 %. ε οηαιαノηαπづ Iη sι 夕zι づ. づ υθo Paper presented at the XVth World Congress 復″ づ οηαγ θυθι νpθ rspθ θ′. Θf. the lnternational Political Social Association。. Campbell,」 .L.,HoningSWorth,Jo R.,& Lindberg,L.N。 Tん θGο υ θttα ηθθO/′ んθttπ θπεαηEθοηοπノ。New. (Eds。. )。. (1991)。. York:Cambridge Univer¨. sity Press. Carroll,Go R。 (Ed。. )。. MA:Ballinger.. づ οηs.Cambridge, s o/Oi準 η夕αι (1988).Eθ θJogづ θαιMoα θι.

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