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職場の定期健康診断における血清LDLコレステロール測定の試み LDLコレステロール直接測定法 (コレステストLDL) を用いて

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原 著

職 場 の 定 期 健 康 診 断 に お け る 血 清LDLコ

レ ス テ ロ ー ル 測 定 の 試 み

―LDLコ

レステ ロール直接測定法(コ レステス トLDL)を

用 いて

吉 田 典 子*  豊 増 功 次* 要 約 血 清LDLコ レ ス テ'ロー ル(LDL-C)を 直 接 法 に よ り測 定 し,高 脂 血 症 の ス ク リー ニ ン グ と して の 有 用 性 を検 討 した 。久 留 米 大 学 に お け る定 期 健 康 診 断 受 診 者842名(男 性280名, 女 性562名) を対 象 と し て,コ レ ス テ ス トLDL(第 一 化 学 薬 品)を 用 い てLDL-Cを 測 定 し た(dLDL-C)。 dLDL -Cの 平 均 値 は116 .3±31.3mg/dlで あ った 。Friedewald 法 のLDL-C(fLDL-C)の 平 均 値 は 105.6± 30.1mg/dlで あ り,dLDL-Cの 方 が10.1%高 値 だ った 。 fLDL-CとdLDL-Cは,極 め て 良 い相 関 (r= 0.962,p<0.001>を 示 した。 日本 動 脈 硬 化 学 会 高 脂 血 症 診 療 ガ イ ドライ ン に基 づ い て,dLDL-C値 を基 準 に薬 物 療 法 適 用 の判 定 を試 み,血 清 総 コ レス テ ロー ル値(T-cho)に よ る判 定 と比 較 した 。 動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 し な い418名 に お い て, dLDL-C≧160mg/dlま た はT-cho≧240mg/dl を薬 物 療 法 適 用 とす る と,dLDL-Cで 薬 物 療 法 適重用 と判 定 され た者 は25名(6.0%)で,そ の う ちT-cho で は薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ な か っ た 者 は6名(1.4%)だ った 。T-choで 薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ た 者 は24名(5.8%)で,そ の うちdLDL-Cで は薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ な か った 者 は5名(1.2%) だ った 。この よ うに,動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 し な い集 団 に お い て は,dLDL-C値 に よ る判 定 と T-cho に よ る判 定 に 大 き な差 は認 め な か った 。少 な く と も1つ 以 上 の動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 す る424名 にお い て,dLDL-C≧140mg/dlま た はT-cho≧220mg/dlを 薬 物 療 法 適 用 とす る と,dLDL-Cで 薬 物 療 法 適 用 と判 定 され た者 は119名(28%)で,そ の う ちT誌choで は薬 物 療 法 適 用 と判 定 され な か っ た 者 は40名(9.4%)だ っ た 。T-choで 薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ た 者 は97名(22.8%)で,そ の う ち dLDL -Cで は薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ な か った 者 は18名(4 .2%)だ っ た。 動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 す る集 団 に お い て 高 脂 血 症 の判 定 を行 っ た 場 合,dLDL-C値 に よ る判 定 はT-cho値 に よ る判 定 に比 較 し薬 物 療 法 適 用 とさ れ る人 数 が 多 く,両 者 の判 定 結 果 の違 い も大 きか っ た 。 以 上 よ り,定 期 健 康 診 断 に お い て 高 脂 血 症 の ス ク リー ニ ン グ とし てdLDL-Cを 使 用 す る た め に は,dLDL-Cの 適 切 な治 療 開 始 基 準 値 や 治 療 目標 値 の 設 定 が 必 要 と考 え られ る。 キ ー ワー ド:LDLコ レス テ ロ ー ル,健 康 診 断,動 脈 硬 化 危 険 因 子,生 活 習 慣 病 (日循 協 誌35:191-169, 2000) I 緒 言 近 年,本 邦 で は動 脈 硬 化 危 険 因 子 と して 増 加 傾 向 に あ る 高 脂 血 症 の 対 策 が 重 要 視 さ れ て い る。 1997年 動 脈 硬 化 学 会 は,高 脂 血 症 診 療 ガ イ ドラ イ ン に お い て,動 脈 硬 化 の 進 展 に お け るLDLコ レ ス テ ロ ー ル(LDL-C)の 重 要 性 を考 慮 し,総 コ レ ス テ ロ ー ル(T-Cho)値 よ りむ し ろLDL-C値 を 生 活 指 導 や 薬 物 治 療 の 開 始 基 準 や 治 療 目標 と して 導 入 し て い る1)。LDL-Cの 正 確 な測 定 に は超 遠 心 法 とデ ィス ク電 気 泳 動 法 が あ るが,高 価 で 時 間 もか か る こ と よ り 一般 臨 床 にお い て はT-Cho,中 性 脂 肪,HDL-コ レ ス テ ロ ー ル 値 か らFriedewald 換 算 式 を 用 い て 求 め られ て い た。 この 方 法 で は換 算 * 久 留 米 大 学 健 康 ・ス ポ ー ツ 科 学 セ ン ター (〒839-0851福 岡 県 久 留 米 市 御 井 町1635) 受 付 日2000年6月12日 ・ 受 理 日2000年8月11 日

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式 に 中性 脂 肪 の値 を用 い る た め 食 事 の影 響 を受 け る こ とが 多 く,計 算 値 の 信 頼 性 に は限 界 が あ っ た 。 し た が って,労 働 安 全 衛 生 法 の も とに行 わ れ る職 場 の定 期 健 康 診 断 な どに お け る高 脂 血 症 者 に対 す る精 査 勧 告 や 治 療 開 始 の判 定 基 準 に は,T-Cho値 が 用 い られ て い るの が 現 状 で あ る。 近 年,LDL-C直 接 測 定 キ ッ トが 開 発 さ れ,自 動 分 析 装 置 に よ っ てLDL-Cを 測 定 す る こ とが で き る よ う に な っ た。 従 来 の超 遠 心 法 に比 べ 安 価 か つ 簡 便 で あ り,食 事 に よ る影 響 が な い こ とか ら健 康 診 断 や 医 療 の 現 場 で の 実 用 が 期 待 さ れ て い る2)∼4)。 そ こで,職 場 の 定 期 健 康 診 断 に お い て,直 接 法 に よ り血 清LDL-Cを 測 定 し,危 険 因 子 保 持 者 の ス ク リー ニ ン グ と し て の そ の 有 用 性 を検 討 し た。 さ ら に,直 接 法 に よ る血 清LDL一 コ レ ス テ ロー ル 値(dLDL-C)と 他 の 動 脈 硬 化 危 険 因子,既 往 歴 と の 関連 を検 討 した の で 報 告 す る。 II 方 法 平 成11年 度 の 久 留 米 大 学教 職 員 の 定 期 健 康 診 断 受 診 者 で,採 血 時 に本 研 究 の 目的 と意 義 につ い て 説 明 し,同 意 の 得 られ た もの を対 象 と した 。 従 来 の 検 診 項 目 に 追 加 し てLDL-C直 接 測 定 キ ッ ト (コ レ ス テ ス トLDL:第 一 化 学 薬 品)を 用 い て血 清LDL―C濃 度 を測 定 し た。 採 血 は 空 腹 時 を原 則 と し,食 後8時 間 以 内 の例 は除 外 した 。 同 時 に 高 脂 血 症,高 血 圧,糖 尿 病,高 尿 酸 血 症 に対 す る薬 物 治 療 の有 無,既 往 歴,喫 煙 に 関 す る記 名 自記 式 の ア ン ケ ー ト調 査 を施 行 した 。 血 清LDL-C 濃 度 と関 連 が あ る と思 わ れ る項 目 と して Body Mass Index,血 圧,血 液 生 化 学 検 査 に お け るT-Cho (酵 素 法),HDL一 コ レス テ ロ ー ル(酵 素 法),中 性 脂 肪 (酵素 法),グ ル コー ス(酵 素 法),尿 酸(ウ リカ ー ゼPOD法)を 用 い た。 血 圧 は全 自動 血 圧 計(日 本 コー リン社 製,BP-203RVIIB)に よ る1回 目 の 測 定 で 正 常 高 値(130/85mmHg)以 上 で あ っ た場 合 に は看 護 婦 が標 準 水 銀 血 圧 計(ヤ ガ ミ)を 用 い再 検 し,そ れ で も正 常 高 値 以 上 の場 合 に は別 の 日 に 再 測 定 を行 い,最 も低 い値 を用 い た 。 dLDL-Cの 測 定 結 果 は 通 常 の 検 診 項 目 と は 別 に 文 書 で 本 人 に報 告 し,必 要 な場 合 に は生 活 指 導 や 受 診 指 導 を行 った 。 統 計 処 理 は,平 均 の 比 較 に は unpaired Student t-testお よ び 一 元 配 置 分 散 分 析 法 を 用 い た 。LDL-Cと 各 動 脈 硬 化 危 険 因 子 の 関 連 に はPearsonの 相 関 係 数 お よ び 年 齢 の 補 正 の た め に偏 相 関 係 数 を 求 め,t一 検 定 を 行 っ た 。有 意 水 準 は,5%未 満 と し た 。 本 研 究 は,久 留 米 大 学 医 学 部 倫 理 委 員 会 の 審 査, 承 認 を 得 て 行 わ れ た 。 III 結 果 同 意 が 得 ら れ,空 腹 時 採 血 が 確 認 で き た も の は 862名 で,そ の う ち 高 脂 血 症 の 薬 物 治 療 中 で あ っ た 20名 を 除 外 し,842名(男 性280名,女 性562名,平 均 年 齢43.9±10.6歳)に つ い て 解 析 を 行 っ た 。 1. 血 清LDL―C値 お よ び 他 の 検 診 項 目 の 結 果 主 な 検 診 項 目 の 男 女 別 の 平 均 値 を 表1に 示 す 。 BodyMassIndex,血 圧,dLDL―C,中 性 脂 肪, 空 腹 時 血 糖,尿 酸 は い ず れ も女 性 に 比 べ 男 性 が 有 意 に 高 値 で,HDLコ レ ス テ ロ ー ル は 有 意 に 低 値 だ っ た 。Friedewald法 に よ るLDL-C, T-Cho 値 に は 有 意 な 性 差 は 認 め な か っ た 。dLDL-C の 年 齢 別 の 平 均 値 を 男 女 別 に 示 し た(図1)。 年 代 別 に 比 較 す る と 全 体 で はdLDL-Cは90歳 代 ま で は 高 齢 に な る ほ ど 高 値 を 示 し た 。 性 差 で は20歳 代 お よ び 30歳 代 で は 女 性 よ り 男 性 の 方 が 高 値 で あ っ た が, 50歳 代 で は 女 性 の 方 が 高 値 で あ っ た 。50歳 代 の 女 性 のdLDL―Cの 平 均 は132.3±33.7mg/dl で あ り,性 別 と 年 代 別 の す べ て の 群 で 最 も高 値 で あ っ た 。40歳 代 お よ び60歳 代 で は 性 差 は 認 め な か っ た 。 2. 直 接 法 とFriedewald法 に よ る 血 清 LDL-C 値 の 比 較 dLDL-Cの 全 体 の 平 均 値 は116.3± 31.3 mg/ dl,男 性120.1±27.3mg/dl,女 性 114.5±33.O mg/ dlで あ っ た 。Friedewald法 に よ るLDL-Cの 平 均 値 は105.6±30.1mg/d1で あ り,dLDL-Cの 方 が 約10.1%高 値 で あ っ た 。dLDL―Cと Friedewald 法 に よ る 計 算 値 は,相 関 係 数0.962(p〈0.001) と, ほ ぼ 直 線 の 極 め て 良 い 相 関 を 示 し た(図2)。 図 中 で 直 線 よ り上 方 に 大 き く偏 位 し て い る 例 の 多 く は 血 清 中 性 脂 肪 が400mg/dl以 上 の 例 で あ っ た 。 3. 高 脂 血 症 の 薬 物 療 法 適 用 の 判 定 基 準 と し て のT-Cho と の 比 較 高 脂 血 症 の 薬 物 療 法 適 用 の 判 定 に お い て,

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dLDL-Cを 用 い た 場 合 と従 来 よ り健 康 診 断 で 用 い ら れ て い るT一Choを 用 い た 場 合 と を比 較 し た 。本 研 究 で は,dLDL-Cを 使 用 して 高 脂 血 症 を 判 定 す る に あ た り,そ の 基 準 値 が な い た め,日 本 動 脈 硬 化 学 会 高 脂 血 症 診 療 の ガ イ ド ラ イ ン1)の Friedewald法 に よ る 算 出 値 を 使 用 し た 場 合 の 基 準 値 に も とつ い て判 定 を試 み た。 判 定 基 準 を以 下 に示 す 。 冠 動 脈 疾 患 や 動 脈 硬 化 危 険 因 子 の な い 場 合 に はdLDL-Cで は160mg /dl 以 上,T-Choで は240mg/dl以 上 を 薬 物 療 法 適 用 と し,動 脈 硬 化 危 険 因 子 が1つ 以 上 あ る 場 合 は dLDL-Cで は140mg/dl以 上,T―Choで は220mg/ dl以 上 を 薬 物 療 法 適 用 と し た 。 動 脈 硬 化 危 険 因 子 は1)加 齢(男 性;45歳 以 上,女 性;50歳 以 上) 2) 喫 煙 習 慣 あ り,3)高 血 圧(140 and/or 90 mmHg以 上)4)肥 満(BMI26.4以 上)5) 耐 表 1 血 清L、DLコ レス テ ロ ール 値 と主 な検 診 結 果 数 値 は 平 均 ± 標 準 偏 差,*p<0.05,**p<0.001vs男 性 図 1 直接 法 に よ る血 清LDLコ レス テ ロ― ル 値 の 性 ・年 代 別 の比 較

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糖 能 異 常(空 腹 時 血 糖110mg/d1以 上)6)高 ト リ グ リセ ラ イ ド血 症(150mg/dl以 上)7)低 HDL コ レ ス テ ロー ル 血 症(40mg/d1未 満)8)冠 動 脈 疾 患 以 外 の 動 脈 硬 化 性 疾 患 を有 す る者 と した 。 冠 動 脈 疾 患 や 動 脈 硬 化 危 険 因 子 の な い 群418名 (49.6%(に お い て,dLDL-Cに よ る判 定 で薬 物 療 法 適 用 と され た 者 は25名(6.0%)で,そ の うち T -Choに よ る判 定 で は薬 物 療 法 適重用 と さ れ な か っ た 者 は6名(1.4%)で あ った 。 一 方,T一Cho に よ る判 定 で 薬 物 療 法 適 用 とされ た 者 は24名 (5.8%) で,そ の うちdLDL-Cに よ る判 定 で は薬 物 療 法 適 用 と され なか っ た 者 は5名(L2%)だ っ た(図 3 4)。 動 脈 硬 化 危 険 因 子 が1つ 以 上 あ る群424名 (50.4%)に つ い て は,dLDL-Cに よ る判 定 で薬 物 療 法 適 用 とさ れ た 者 は,119名(28%)で,そ の う ちT-Choに よ る判 定 で は薬 物 療 法 適 用 と され な か っ た 者 は40名(9.4%)だ っ た 。 一 方,T-Cho に よ る判 定 で 薬 物 療 法 適 用 と され た者 は97名 (22.8 %)で,そ の う ちdLDL一Cに よ る判 定 で は薬 物 療 法 適 用 とさ れ な か った 者 は18名(4.2%)だ っ た(図 3-2)。 4. 他 の 動 脈 硬 化 危 険 因 子 と直 接 法 に よ る血 清 LDL-C値 高 脂 血 症,高 血 圧,高 尿 酸 血 症 で薬 物 治 療 中 の 例 を除 外 し た740名 につ い て,他 の動 脈 硬 化 危 険 因 子 とdLDL-C値 の 関 連 を検 討 した(表2)。 dLDL -Cは 年 齢 と有 意 な正 の相 関 関 係(R=0 .308, p< 0.001)を 認 め た た め,dLDL℃ と動 脈 硬 化 危 険 因 子 の 関 連 は す べ て 年 齢 で 補 正 し て 検 討 し た 。 dLDL-Cは,BodyMassIndex,血 圧, T-Cho, 中性 脂 肪,空 腹 時 血 糖,血 中 尿 酸 値 と有 意 な正 の 相 関 関 数 を,HDLコ レス テ ロー ル とは 負 の 相 関 関 係 を認 め た 。 5. 生 活 習 慣 病 と直接 法 に よ る血 清LDL-C 値 対 象 者 の な か で ア ンケ ー トに よ り既 往 歴 お よび 図 2 直 接 法 とFriedewald法 に よ る 血 清 LDL コ レス テ ロ ー ル 値 の 相 関 図 3- 1 動 脈硬 化 危 険 因 子 が な い 場 合 図 3- 2 動 脈 硬 化 危 険 因 子 が あ る場 合 図 3 薬 物 治 療 適 用 の 判定 のdLDLコ レス テ ロ ール と総 コ レス テ ロー ル の比 較 dLDLコ レス テ ロー ル:直 接 法 に よ る血 清LDLコ レス テ ロー ル 値

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現 病 歴 の 明 ら か な774名 に つ い て 生 活 習 慣 病 の 有 無 に よ りdLDL-C値 お よ びT-Cho値 を 比 較 し た (表3)。dLDL-Cは,脂 肪 肝 ま た は そ の 既 往 の あ る 者 で は 平 均129.8±34.3mg/d1で,有 意 に 高 値 だ っ た(P<0.05)。 高 血 圧,糖 尿 病,高 尿 酸 血 症, 狭 心 症 また は それ らの 既 往 の あ る者 で は, dLDL-Cは 高 値 を 示 し た が 統 計 的 有 意 差 は 認 め な か っ た 。 一 方,T―Cho値 は,高 血 圧,脂 肪 肝 また は そ 表 2 直 接 法 に よ るLDLコ レス テ ロ一 ル 値 と他 の 動 脈 硬 化 危 険 因 子 の 相 関(年 齢 で 補 正) n= 740:高 血圧,高 脂 血症,高 尿酸 血 症 の薬 物 治 療 中 の例 は除 く 表 3 生 活 習 慣 病 と直 接 法 に よ るLDLコ レス テ ロー ル 値 数 値 は 平 均 ± 標 準 偏 差,** p<0.001,* p<0.05v s(―)

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れ らの既 往 の あ る者 で 有 意 に 高 値 だ っ た 。 高 脂 血 症 ま た は そ の 既 往 の あ る者(測 定 の時 点 で 薬 物 治 療 は受 け て い な い)は,dLDL-C,T―Choと もに 有 意 に 高値 だ っ た。 IV 考 察 コ レ ス テ ス トLDLは 第 一 化 学 薬 品 に よ り近 年 開 発 さ れ たLDL-C直 接 測 定 キ ッ トで あ り,自 動 分 析 器 を 用 い て 簡 便 に測 定 す る こ とが 出来 る。 基 礎 的 検 討 に よ り測 定 値 の 再 現 性 お よ び希 釈 直 線 性 が 良 好 で あ る こ と,共 存 物 質 の影 響 は ほ とん ど な い こ と,超 遠 心 法 との極 め て良 好 な 相 関 性 な どが 確 認 され て い る2あ5)∼7)。また,中 性 脂 肪 の影 響 を ほ とん ど認 め な い こ と よ り食 事 に対 す る影 響 が な い と され て い る。 本 法 に よ り測 定 さ れ るLDL―C は 広 義 の β-Quantification8)に よ るLDL(比 重: 1.006-1.063)に 近 い もの で,狭 義 のLDL分 画 に 加 えて 動 脈 硬 化 惹 起 性 を もっVLDLレ ム ナ ン ト, 中 間 型 リボ 蛋 白,Lp(a)な どが 含 まれ る可 能 性 が あ る9Llo)。した が っ て,狭 義 のLDL-Cだ け で な く, 他 の 動 脈 硬 化 惹 起 性 を もつ コ レ ス テ ロー ル も含 め て測 定 し た値 で あ る と考 え られ る。 LDL-Cは,男 女 と も に高 齢 にな る ほ ど高 く,こ れ は 同 じ試 薬(コ レ ス テ ス トLDL)を 用 い た 清 瀬 ら3)の報 告 に一 致 し て い た 。 しか し,平 均 値 は,清 瀬 らの 「健 常 人 と して の定 義 な し」 す な わ ち病 気 の例 も含 ま れ た 集 団 で 測 定 し た7452例 の 平 均 値 126.4±34.6mg/dlに 比 較 し低 値 で あ っ た 。 また, T-Choに つ い て み て も,1990年 の 循 環 器 疾 患 基 礎 調 査 に よ る 日本 人 のT-Choの 平 均 値 204mg/dl と比 較 す る と本 研 究 で は平 均 値 は191.7mg/dl と 低 値 で あ った 。 この よ うに,T―ChoとLDL―C が と もに低 値 で あ っ た の は,本 研 究 の対 象者 の 性 ・ 年 齢 構 成 が 偏 っ て お り,T-Choお よびLDL-C の 低 い20代 か ら30代 の 女 性 が 他 の 年 代 に比 べ て 多 か った こ とが 一 因 と考 え られ る。LDL-C 値 は40歳 代 まで は男 性 の 方 が 高 い が50歳 代 で は 性 差 は な く,60歳 代 で は逆 転 し女 性 の方 が 高 値 で あ った 。 す な わ ち,女 性 は男 性 に比 べ50歳 代 か らLDL-C 値 が 急 激 に 高 くな る傾 向 が あ っ た 。 これ は 閉 経 期 や 女 性 の動 脈 硬 化 性 疾 患 が 増 加 して くる時 期 と一 致 して お り,女 性 ホ ル モ ン とLDL-C・ 動 脈 硬 化 性 疾 患 の 関 連 を示 唆 して い るの か も しれ な い。 LDL-C値 の 直 接 法 とFriedewald法 と の 比 較 で は,両 者 は極 め て 良 い相 関 を示 した が,直 接 法 の 方 が 約10%高 値 で あ っ た 。Friedewald法 で は, 高 中 性 脂 肪 血 症,レ ム ナ ン トや 中 間 型 リボ 蛋 白の 増 加,β 一VLDL血 症 で は正 し い値 が 得 ら れ な い と され,空 腹 時 採 血 が 原 則 で あ る。 本 研 究 に お い て も中 性 脂 肪400mg/dl以 上 の 例 で は 相 関 図 の 直 線 関係 の 上 方 に偏 位 す る例 が あ り,Friedewald法 の 限界 を示 し て い た 。 さ らに,本 研 究 で対 象 と した 健 康 診 断 で は夜 間 勤 務 な どの 関 係 で空 腹 時 採 血 の 徹 底 が 不 十 分 な場 合 が あ り,135名 が食 後8時 間以 上 経 過 して い な か った た め,除 外 症 例 と な っ た 。 この 点 で は,食 後 時 間 に影 響 され に くい dLDL- C の測 定 の 有 用 性 が 期 待 され る。 高 脂 血 症 の 薬 物 療 法 適 用 の 判 定 に お い て, dLDL―Cを 用 い た 場 合 と現 在 健 康 診 断 に お い て 一 般 的 に 用 い られ て い るT―Choを 用 い た 場 合 を 比 較 した 。 図3に 示 した よ う に,動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 しな い集 団 に お い て は,T-Choに よ る判 定 とdLDL-Cに よ る判 定 で は薬 物 療 法 適 用 と判 定 され る人 数 に大 きな 差 は認 め な か った 。 しか し, 動 脈 硬 化 危 険 因 子 を 有 す る 集 団 に お い て は, dLDL-Cに よ る判 定 で は119名(28%)が 薬 物 療 法 適 用 と判 定 され,T-Choに よ る判 定 の97名 (22.8 %)と 比 較 し多 か っ た 。対 象 者 全 体 で は, T-Cho に よ る判 定 で は121名(14.4%),dLDL-C に よ る 判 定 で は144名(17.1%)が 薬 物 療 法 適 用 と判 定 さ れ た 。 した が っ て,経 済 効 果 の面 か ら は, dLDL-Cに よ り判 定 す る と,T-Choに よ る判 定 に比 べ て 治 療 に 要 す る コ ス トは23名 分 高 くな る こ と に な る。一 方,T-Choに よっ て 判 定 す る と, dLDL- C が 高 値 で あ りな が ら要 治 療 と判 定 され なか っ た 者 が全 体 で46名(5.5%)あ っ た 。 そ の う ち,動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 す る者 は40名 で あ っ た 。46名 につ い て,他 の健 診 項 目 の結 果 を み る と,糖 尿 病 疑 い (空腹 時 血 糖110mg/d1以 上)で 要 受 診 とな っ た 者 が5名,高 血 圧 治 療 中3名,軽 症 高 血 圧 の た め 要 経 過 観 察9名,高 尿 酸 血 症 の た め 要 経 過 観 察1名, 肥 満8名(文 書 で の 指 導 の み)で あ っ た 。 他 の 20 名 はdLDL-C以 外 に は健 診 項 目 に 異 常 所 見 は認 め な か った 。 す な わ ち,糖 尿 病 疑 い例 と高 血 圧 治 療 中 の例 を除 く38名 は医 療 機 関 を受 診 す る機 会 は な く,高 脂 血 症 に対 す る十 分 な 生 活 指 導 や 必 要 に

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応 じた 薬 物 療 法 が 行 わ れ な い こ とに な る。 これ ら の判 定 結 果 の 違 い は,動 脈 硬 化 性 疾 患 の 予 防 の た め に は 従 来 のT-Choに よ る判 定 基 準 が 甘 く,さ ら に厳 し くLDL-Cを コ ン トロー ル す る必 要 が あ る こ とを 示 して い る の か,あ るい はdLDL-C の 治 療 開 始 基 準 値 の 設 定 が厳 しす ぎ るた め な の か は本 研 究 か ら は判 断 で きな い 。 今 回 は便 宜 上,薬 物 療 法 適 応 基 準 値 と し てFriedewald法 に よ る LDL-Cの 基 準 値 を 用 い て 判 定 を試 み た 。しか し, Fried-ewald法 に よ るLDL-Cの 基 準 値 が 直 接 法 に よ る LDL-C値 の 判 定 に そ の ま ま で 適 当 で あ る とは 考 え に くい。 本 研 究 で はFriedewald法 に比 較 し直 接 法 の 平 均 値 が 約10%高 値 で あ った 事 を考 慮 す る と,薬 物 療 法 適 用 の 最 低 基 準 値 を直 接 法 の 場 合 に は あ る程 度 高 く設 定 す る必 要 が あ る の か も しれ な い。 欧 米 の 大 規 模 な 疫 学 研 究 に よ り,T-Cho 値,特 にLDL-C値 は冠 動 脈 疾 患 の 発 症 と よ り強 い 因 果 関係 が あ る こ とが 明 らか に され て い る11)∼15)。本 研 究 にお い て薬 物 療 法 適 用 の判 定 を行 っ た 結 果, T-Choを 用 い た 場 合 とdLDL-Cを 用 い た 場 合 で は, そ の 人 数 や判 定 にか な りの 違 い が あ り,特 に他 の 動 脈 硬 化 危 険 因 子 を有 す る集 団 に お い て そ の差 が 大 きか っ た 。こ の こ と は,本 研 究 で 用 い た dLDL-Cの 判 定 基 準 値 に問 題 が 残 る も の の,従 来 の T-Choを 用 い た 判 定 が 動 脈 硬 化 危 険 因 子 保 有 者 の ス ク リー ニ ン グ と して は十 分 で は な い可 能 性,す な わ ち,健 康 診 断 に お い てdLDL-Cを 測 定 す る必 要 性 を示 唆 し て い るの か も しれ な い 。dLDL-C の 適 切 な 治 療 開 始 基 準 値 や 治 療 目標 値 の設 定 の た め に は,今 後 さ ら に多 くのdLDL-Cの デ ー タ の 積 み 重 ね と前 向 きの疫 学 的 検 討 を 要 す る と思 わ れ るo LDL-Cは 年 齢 補 正 後 も,BMI,血 圧,血 糖 値, 血 中 尿 酸 値,HDLコ レ ス テ ロ ー ル な ど の 主 な 動 脈 硬 化 危 険 因 子 と有 意 な相 関 を認 め た。 また,生 活 習 慣 病 との 関連 で は,高 血 圧,糖 尿 病,高 尿 酸 血 症,脳 梗 塞,狭 心 症,脂 肪 肝 で はい ず れ も LDL -Cは 高 い傾 向 に あ った。これ は動 脈 硬 化 と LDL-C,ま た,高 脂 血 症 以 外 の 生 活 習 慣 病 とい わ れ る疾 患 群 とLDL-Cの 病 態 上 の関 わ りを 示 唆 す る もの と考 え られ た 。 ま と め 定 期 健 康 診 断 に お い て,直 接 法 に よ り血 清 LDL -Cを 測 定 し,そ の有 用 性 を検 討 した 。従 来 用 い ら れ て き たFriedewald法 と直 接 法 との比 較 で は, 両 者 は極 めて 良 い相 関 を示 した が,直 接 法 の 方 が 約10%高 値 で あ っ た 。 高 脂 血 症 診 療 ガ イ ドラ イ ンの 基 準 に も とつ い て dLDL-Cを 用 い て 薬 物 療 法 適 用 の判 定 を試 み, T-Cho値 を 用 い た 判 定 と比 較 す る と,動 脈 硬 化 危 険 因 子 の な い群 に お い て は,薬 物 療 法 適 用 と され る 人 数 や 判 定 結 果 に 大 き な差 は認 め な か っ た 。 しか し,動 脈 硬 化 危 険 因 子 の あ る群 に お い て は,薬 物 療 法 適 用 とさ れ る人 数 や判 定 結 果 の違 い が 大 きか っ た 。 本 研 究 で 使 用 し た 直 接 測 定 キ ッ ト を 用 い た LDL-Cの 測 定 は,Friedewald法 に比 べ 食 事 時 間 に 影 響 さ れ な い 点 よ り,大 き な集 団 を対 象 とす る 健 康 診 断 や 疫 学 調 査 に お け る有 用 性 が 期 待 さ れ る。しか し,健 康 診 断 で の 実 用 に際 して は, dLDL -Cの 適 切 な 治 療 開 始 基 準 値 や 治 療 目標 値 の 設 定 が 必 要 で あ り,今 後 さ らに 多 くのdLDL-Cの デ ー タの 積 み 重 ね と前 向 きの 疫 学 的検 討 を要 す る と思 わ れ る 。 謝 辞 本 研 究 に あた り,多 くの方 々 に ご協 力 を賜 りま し た こ と を深 謝 い た し ます 。 文 献 1) 日 本 動 脈 硬 化 学 会 高 脂 血 症 診 療 ガ イ ド ラ イ ン 検 討 委 員 会.高 脂 血 症 診 療 ガ イ ドラ イ ンI成 人 高 脂 血 症 の 診 断 基 準,治 療 目 標 値.動 脈 硬 化,1997; 25 (1.2): 1-34. 2) 余 吾 ユ カ リ,他.コ レ ス テ ス トLDL(低 比 重 リ ポ 蛋 白)液 状 試 薬 の 基 礎 的 検 討 お よ び 臨 床 的 評 価.医 学 と薬 学, 1999; 41: 137-144. 3) 清 瀬 闊,他.LDL-Cの 直 接 法 に よ る 基 準 値 と生 活 習 慣 関 連 項 目 と の 関 連 に つ い て.日 本 総 合 健 診 医 学 会 誌, 1999; 26: 11-17. 4) 芳 野 原,平 野 勉,鹿 住 敏,LDL-コ レ ス テ ロ ー ル 直 接 測 定 法 と そ の 臨 床 的 意 義.日 本 臨 床,1999; 57: 109-117.

(8)

5) 菅 野 剛 史,他.新 し く開 発 さ れ たLDL-コ レ ス テ ロ ー ル 測 定 試 薬 の 評 価.医 学 と薬 学, 1997; 37: 635-644. 6) 佐 々 木 弘 子,他. LDL-コ レ ス テ ロ ー ル 測 定 用 紙 薬 の 特 異 性 の 検 討.生 物 試 料 分 析, 1998; 21: 329-336. 7) 芳 野 原,他. LDL-コ レ ス テ ロ ー ル 直 接 測 定 法 の 臨 床 応 用 の 新 た な 展 開.生 物 試 料 分 析, 1998 ; 21 : 373-378.

8) Manual of laboratory operations : Lipid

Research Clinics Program, vol. 1 (DHEW

pulication no. (NIH) 75-628) , Department of Health, Education, Welfare, Washington DC, 1974.

9) 岡 田 正 彦.LDL-コ レ ス テ ロ ー ル の 実 用 的 測 定 法.ProgMed, 1998; 18: 1921-1924. 10) Okada M, et al. Low density lipoprotein

can be chemically measured : A new supe-rior method. J Lsb Clin Med 1998 ; 132 : 195-201.

11) Scandinavian Simvastatin Survival Study

Group : Randomised trial of cholesterol lowering in 4,444 patients with coronary heart disease ; The Scandinavian Simvas-tatin Survival Study (4S), Lanset 1994 ;

344 : 1383-1389.

12) Sacks FM, et al. The effect of pravastatin

on coronary events after myocardial

infarction in patients with average choles-terol levels. N Engl J Med 1996 ; 33 : 1001- 1009.

13) Prevention of cardiovascular events and

death with pravastatin in patients with

coronary heart disease and a broad range of initial cholesterol levels ; The long-Term Intervention with Pravastatin in

Is-chaemic Disease (Lipid) Study Group. N

Engl J Med 1998 ; 339 : 1349-1357. 14) Shepherd J, et al. Prevation of coronary

heart disease with pravastatin in men with

hypercholesterolemia. N Engl J Med

1995 ; 333 : 1301-1307.

15) Downs JR, et al. Primary prevention of

acute coronary events with lovastatin in

men and women with average cholesterol

levels ; Results of AFCAPS/TexCAPS ;

Air Force/Texas Coronary

Atheroscler-osis Prevention Study. JAMA 1998 ; 279 : 1615-1622.

(9)

ABSTBACT

Direct Measurement of Low Density Lipoprotein Cholesterol Concentration in Serum in Periodic Health Examination

at the Workplace

Noriko Yoshida*1, Kouji Toyomasu*1 *1 Institute of Health and Sports Science

, Kurume University

The purpose of the present study was to assess the clinical usefulness of direct measurement of serum low-density lipoprotein cholesterol (LDL-C) concentrations in screening for hyperlipidemia. Subjects were 842 staff of Kurume University (280 men and 562 women) who had periodic health examination. LDL-C was measured with a commercially available kit ("Cholestest LDL"), a new direct assay system for chemical measurement of LDL-C (dLDL). LDL-C was also estimated by the Freidewald calculation (fLDL). The mean value of dLDL (116.3 •} 31 .3mg/dl) was 10.1% higher than that of fLDL (105.6•}30.1mg/dl). There was a significantly close correlation between dLDL and fLDL (r =0 . 962, p< 0.001) . Based on the "Guidelines for treatment of hyperlipidemia" by the Japan Atherosclerosis Society, indication for medical treatment of hyperlipidemia by dLDL and by total-cholesterol (TC) were compared. When the criteria of dLDL•†160mg/dl or TC•†240mg/dl were used in 418 subjects who had no coronary risk factors. 25 subjects (6.0%) showed dLDL_•†160mg/dl. Of these, 6 subjects (1.4%) showed TC < 240mg/dl. Twenty-four subjects (5.8%) showed TC•†240mg/dl. Of these, 5 subjects (1.2%) showed dLDL<160mg/dl. The number of subjects considered as indication for medical treatment by dLDL was comparable to the number of those by TC. When the criteria of dLDL _•†140mg/dl or TC•†220mg/dl were used in 424 subjects who had one or more coronary risk factors, 119 subjects (28.0%) showed dLDL •†140mg/dl. Of these, 40 subjects (9.4%) showed TC <220 mg/dl. Ninety-seven subjects (22.8%) showed TC •†220mg/dl Of these, 18 subjects (4.2%) showed dLDL<140mg/dl. The number of subjects considered as indication for medical treatment by dLDL was greater than the number of those by TC. In conclusion, to screen subjects for hyperlipidemia using dLDL measurement in periodic health examination, the appropriate standard level of dLDL are needed for diagnosing hyperlipidemia and initiating medical therapy.

Key Words : low-density lipoprotein cholesterol, the periodic health examination, coronary risk factor

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