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IRUCAA@TDC : 口腔がん個別検診にて行われた液状化検体細胞診を用いた擦過細胞診の臨床統計学的検討-千葉市における11年間の推移-

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

口腔がん個別検診にて行われた液状化検体細胞診を用い

た擦過細胞診の臨床統計学的検討−千葉市における

11年間の推移−

Author(s)

矢野, 尚; 松坂, 賢一; 坂元, 正樹; 村上, 聡; 秦, 暢

宏; 橋本, 和彦; 薬師寺, 孝; 金子, 充人; 花澤, 康雄;

丹沢, 秀樹; 片倉, 朗; 柴原, 孝彦; 井上, 孝

Journal

歯科学報, 116(4): 332-337

URL

http://doi.org/10.15041/tdcgakuho.116.332

Right

Description

(2)

抄録: 目的:千葉市口腔がん個別検診における液状化検体 細胞診を用いた擦過細胞診の臨床統計学的検討を行 い,その成績を評価する。 方法:2005年∼2015年に実施された口腔がん個別検 診で擦過細胞診を施行された3,172例を対象に結果 を集計した。さらに要精密検査指示例(疑陽性・陽 性例)についてはその細胞採取部位と臨床診断,そ の後の病理組織診断等の結果を集計した。 結果:年齢層別では60歳代が最も多かった。細胞診 の結果は陰性数3,127例で98.58%であった。疑陽性 数は38例で1.20%,陽性数は3例で0.09%であった。 追跡可能であった要精検例は10例であり,そのうち 2例が扁平上皮癌と診断され,2例が上皮異形成症 と診断された。 結論:過去11年間に千葉市口腔がん個別検診で行わ れた細胞診の検出率は0.06%であった。これは他臓 器での検出率とほぼ同等であり,擦過細胞診を用い た口腔がん検診の有用性が示唆された。 緒 言 本邦において口腔癌の患者数は増加傾向を示し ており,その罹患数は1975年には2,100人であった ものが2005年では6,900人へと増加し,2015年には 7,800人にも上っていると予想されている1) 。また口 腔癌および咽頭癌における死亡率も人口10万人に対 して1975年では1.302人,2005年では4.500人であっ たものが2014年では5.912人と増加している2)。この 状況に対応するために千葉県千葉市では1992年から 口腔がん集団検診を行っており,さらに2005年から は講習会を受講した歯科医師の歯科診療所において の口腔がん個別検診も行っている。個別検診におけ キーワード:擦過細胞診,液状化検体細胞診,癌検診,口 腔癌 1)東京歯科大学臨床検査病理学講座 2)東京女子医科大学東医療センター歯科口腔外科 3)東京歯科大学千葉病院臨床検査部 4)東京歯科大学市川総合病院臨床検査科 5)東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座 6)千葉市歯科医師会 7)千葉メディカルセンター歯科口腔外科 8)千葉大学医学部附属病院歯科・顎・口腔外科 9)東京歯科大学口腔病態外科学講座 (2016年3月30日受付,2016年5月17日受理) http : //doi.org/10.15041/tdcgakuho.116.332 連絡先:〒101‐0061 東京都千代田区三崎町2−9−18 東京歯科大学臨床検査病理学講座 矢野 尚

本論文は,Clinical statistical study of exfoliative cytology performed during Oral Cancer Screening in Chiba city in the past 11 years. Journal of Japanese Society for Evi-dence and the Dental Professional, Volume 8, №1, 2016, Page 33−38に掲載された論文を和文により二次出版した ものである。

二次出版

口腔がん個別検診にて行われた

液状化検体細胞診を用いた擦過細胞診の臨床統計学的検討

−千葉市における11年間の推移−

矢野 尚

1)2)

松坂賢一

1)

坂元正樹

1)

村上 聡

1)

秦 暢宏

3)

橋本和彦

4)

薬師寺 孝

5)

金子充人

6)

花澤康雄

7)

丹沢秀樹

8)

片倉 朗

9)

柴原孝彦

5)

井上 孝

1) 332 ― 82 ―

(3)

る擦過細胞診検体数は年々増加しており2015年では 655例であった。東京歯科大学千葉病院臨床検査部 は東京歯科大学千葉病院口腔外科および千葉市歯科 医師会と連携してこの千葉市口腔がん個別検診にお いて行われる擦過細胞診の診断業務を担っている3) 。 今回,過去11年間に同検診において行われた液状化 検体細胞診を用いた擦過細胞診について臨床統計的 検討を行ったので報告する。 対象と方法 1.対 象 2005年1月から2015年12月までの11年間に千葉市 口腔がん個別検診を受診し,擦過細胞診を施行され た3,172例を対象とした。 2.口腔がん検診の方法 千葉市民でありa)口腔内に異常を自覚している 人,b)う歯や歯周病がある人,あるいは,c)舌 や頬粘膜を頻繁に誤咬する等の症状のある人,が対 象とされ,さらに2011年以降は40歳以上(同年内に 40歳となる39歳を含む)の上記該当者が対象とされ ている。口腔がん個別検診は千葉市歯科医師会員 で,協力医となるための一定の講習を受講した歯科 医師が勤務する診療所にて行われ,問診,視診,触 診と共に必要に応じて擦過細胞診が行われた。 3.細胞診の方法 口腔内での細胞を採取する部位は事前に講習会で 実地指導を受けた担当歯科医師によって必要な部位 が選択され,サイトブラシ(エンドサーベックスブ ラシ™,MBL)による擦過にて細胞を採取した。採 取された細胞は液状処理細胞診システム(BD Sure-Path™,日本 BD)を用いて標本を作製した。作製 された標本は東京歯科大学千葉病院臨床検査部にお いて細胞検査士あるいは細胞診担当歯科医師と日本 臨床細胞学会細胞診専門歯科医師あるいは日本病理 学会口腔病理専門医による2名以上の検鏡により標 本を陰性,疑陽性,陽性の3つに分類して診断し た。 4.調査方法 2005年から2015年までの各年毎に年齢および性別 に分けて細胞診の結果を集計した。疑陽性例および 陽性例を要精密検査(要精検)指示例とした。要精検 と診断された症例についてその細胞採取部位と細胞 採取時の臨床診断を調査し,さらに追跡調査が可能 であった症例ではその後の病理組織診断・再細胞診 について集計を行った。 結 果 1.検体数の年次推移 11年間の総検体数は3,172例であった。その内訳 は図1に示すとおり男性が1,038例で32.7%,女性 が2,134例で67.3%であった。2011年を境に検体数 は急激に増加し,2015年では655例と開始当初と比 較して約19.3倍であった(図1)。 2.年齢層別検体数と細胞診結果 年齢層別検体数とその細胞診の結果を表1に示 す。男性の年齢は29歳から96歳で平均年齢は63.6 歳。女性の年齢は23歳から92歳で平均年齢は男性と 同様に63.6歳であり,合計の平均年齢も63.6歳で あった。年齢層別検体数では60歳代が最も多く,次 いで70歳代が多かった。細胞診の結果では陰性数は 3,127例で全検体数のうち98.58%を占めた。疑陽性 数 は38例 で1.20%,陽 性 数 は3例 で0.09%で あ っ た。ま た,検 体 不 良 と 診 断 さ れ た 症 例 は4例 で 0.13%であった。要精検と診断された症例数とその 割合の年別比較では2008年は2例(4.3%),2010年 は1例(1.1%),2011年は2例(0.4%),2012年は13 例(2.4%),2013年は10例(1.8%),2014年は12例 (1.8%),2015年は1例(0.2%)であり,概ね大きな 図1 検体数の年次推移 歯科学報 Vol.116,No.4(2016) 333 ― 83 ―

(4)

差異は見られなかったものの2011年と2015年はやや 少なかった(表1)。 3.要精検例における細胞採取部位と採取時の臨床 診断 要精検と診断された例における性別,年齢,部 位,臨床診断および追跡可能であった症例の追跡結 果について表2,3および図2に示す。陽性例は男 性2例,女性1例。疑陽性例では男性15例,女性23 例であった。陽性例の平均年齢は65.3歳,疑陽性例 の平均年齢は67.8歳。採取部位は陽性例では舌が2 例,口底が1例,疑陽性例では舌が19例で最も多 く,次いで歯肉8例,口蓋粘膜・歯槽粘膜がそれぞ れ4例と続いた(複数部位からの細胞採取による重 複を含む)(表2,図2)。 臨床診断では口内炎が4例と最も多く,次いで白 板症および褥瘡性潰瘍がそれぞれ3例であった。ま た臨床所見としては異常が見られていない例も6例 存在した(表2)。 追跡が可能であった症例数は10例であり,そのう ちの2例(陽性例1例,疑陽性例1例)は病理生検に よって扁平上皮癌と診断された(表3)。 考 察 早期口腔癌の5年生存率は約90%とされており4) 他臓器の癌と比較しても良好な成績を示している。 しかし口腔癌の罹患率および死亡率は近年増加して いる1,2)。これは専門医療機関を受診する時点で病期 が進行している症例が多いためと考えられる。実際 表1 過去11年間の擦過細胞診内訳(2005−2015) 合 計 陰 性 疑陽性 陽 性 検体不良 男 性 20∼29 2 2 0 0 0 30∼39 5 5 0 0 0 40∼49 116 115 1 0 0 50∼59 114 112 1 0 1 60∼69 357 349 6 2 0 70∼79 377 371 6 0 0 80∼ 67 66 1 0 0 不 明 0 0 0 0 0 合計人数 1,038 1,020 15 2 1 平均年齢 63.6 63.5 68.5 63 51 女 性 20∼29 2 2 0 0 0 30∼39 22 22 0 0 0 40∼49 269 268 1 0 0 50∼59 349 344 5 0 0 60∼69 787 779 7 0 1 70∼79 592 582 7 1 2 80∼ 109 106 3 0 0 不 明 4 4 0 0 0 合計人数 2,134 2,107 23 1 3 平均年齢 63.6 63.5 67.3 70 73 合 計 20∼29 4 4 0 0 0 30∼39 27 27 0 0 0 40∼49 385 383 2 0 0 50∼59 463 456 6 0 1 60∼69 1,144 1,128 13 2 1 70∼79 969 953 13 1 2 80∼ 176 172 4 0 0 不 明 4 4 0 0 0 合計人数 3,172 3,127 38 3 4 平均年齢 63.6 63.5 67.8 65.3 67.5 割 合 100% 98.58% 1.20% 0.09% 0.13% 334 矢野,他:千葉市口腔がん検診細胞診の臨床統計的検討 ― 84 ―

(5)

の専門医療機関初診時における進行口腔癌(stage Ⅲ+Ⅳ)の割合は芦澤ら5) によると46.7%,鈴木ら6) によると54%であったと報告されており,約半数程 度が進行癌となっている可能性があると思われる。 このことから口腔癌の死亡率を下げるためには可及 的早期での口腔癌の発見が非常に重要である。口腔 癌はその大部分が直視あるいは触知が可能な部位に 発生し,早期発見が期待できる。さらに口腔癌検診 を普及させることによりさらなる早期発見率の上昇 を目指して日本各地の歯科医師会あるいは地域拠点 施設が中心となって口腔癌検診が行われるように なってきた7−10) 。千葉市口腔がん検診においても擦 過細胞診検体数は増加傾向を示していたが,特に 2011年より急激に増加している。これはそれまでも 千葉市と千葉市歯科医師会,東京歯科大学千葉病院 口腔外科および臨床検査部の連携によってモデル事 業として行われてきた千葉市口腔がん個別検診が同 年より千葉市の地域活力推進特別枠事業として新規 にモデル事業となった11) ことに大きく起因すると考 えられる。今回の検討において検出された口腔癌2 例のうち1例は2015年の受診例であることや,要生 検例41例中38例が2011年以降の受診例であることか らその影響は大きいと思われる。 本邦での対策型口腔癌検診における口腔癌の検出 率は0.09%∼0.4%程度と報告されているが4,7) ,今 回の我々の調査では疑陽性および陽性を示した41例 中10例(陽性例は3例中1例)しか追跡ができなかっ た事もあり口腔癌の検出率は0.06%であった。しか し,境界病変である上皮異形症が2例検出されてお り,これを加えると口腔癌および悪性境界病変の検 出率は0.13%であった。海外においても頭頸部癌あ るいは口腔癌に対する検診についての報告がなさ れており,口腔癌を対象とした検診における異常 検出率は Garrote ら12) では0.23%,Santana ら13) では 0.03%と報告されている。しかし,口腔癌検診に対 して大規模な母集団に対してクラスターランダム化 比較試験が行われた研究は Sankaranarayanan ら14) の報告のみであり,同報告によると87,655人に対し て検診を3周行ったところ異常の検出率はそれぞれ 0.03%,0.01%,0.01%であったとしている。本邦 にて行われている肺癌や子宮頸癌などの他部位に対 する対策型癌検診での癌検出率と比較してもほぼ同 等の成績であり15),擦過細胞診を用いた口腔がん検 診の有用性が示唆された。 表2 要精検例のまとめ 陽性例 疑陽性例 男 女 全体 男 女 全体 人 数 2 1 3 15 23 38 平均年齢 63 70 65.3 68.5 67.3 67.8 採取部位 舌 1例 舌 1例 舌 2例 舌 5例 舌 14例 舌 19例 (上位3部位) 口底 1例 口底 1例 歯肉 4例 歯肉 4例 歯肉 8例 口底 2例 口蓋 3例 口蓋 4例 歯槽粘膜 3例 歯槽粘膜 4例 臨床診断 口底部腫瘍 1例 口底部腫瘍 1例 口内炎 2例 褥瘡性潰瘍 3例 口内炎 4例 (上位3つ) 白板症 2例 口内炎 2例 白板症 3例 扁平苔癬 2例 擦過傷 2例 褥瘡性潰瘍 3例 (異常なし 2例) (異常なし 4例) (異常なし 6例) 図2 要精検例の細胞採取部位(重複あり) 歯科学報 Vol.116,No.4(2016) 335 ― 85 ―

(6)

われわれは擦過細胞診において液状化検体細胞 診(Liquid Based Cytology : LBC)である BD Sure-Path™ を採用している。LBC は深津ら16) によると 従来の直接塗抹細胞診と比較して細胞観察のしやす さ,複数の特殊染色による細胞判定に必要な情報量 の増加および観察可能な細胞数の確保という点で有 用であり,細胞診に際して正診率の向上に繋がる と述べている。また Navone ら17) は従来の細胞診と LBC を比較した研究について従来の細胞診では検 体不良率が12.4%,感度が85.7%,特異度が95.9% であったものが LBC では検体不良率が8.8%,感度 が95.1%,特異度が99.0%と良好な成績を示してお 表3 要精検例の内訳および追跡結果 年 診断 性別 年齢 臨床診断 追跡結果 2015 陽性 女 70 − 中分化型扁平上皮癌。リンパ節転移あり。 2014 疑陽性 男 78 異常なし 疑陽性 男 60 口内炎 疑陽性 男 62 口内炎 疑陽性 男 73 褥瘡性潰瘍 疑陽性 男 72 粘液嚢胞の疑い 上皮異形成症 疑陽性 女 56 アフタ性口内炎 疑陽性 女 55 − 疑陽性 女 71 − 疑陽性 女 65 義歯性口内炎 疑陽性 女 73 単純性ヘルペス疑い 疑陽性 女 67 擦過傷 疑陽性 女 73 褥瘡性潰瘍 2013 疑陽性 男 75 異常なし 疑陽性 女 41 褥瘡性潰瘍 疑陽性 女 73 地図状舌 疑陽性 女 72 − 疑陽性 女 58 異常なし 陰性 疑陽性 女 64 異常なし 疑陽性 女 80 舌炎 疑陽性 男 69 抜歯窩治癒不全・白板症 陰性 疑陽性 女 69 白板症 陰性 陽性 男 64 口底部腫瘍 2012 疑陽性 男 96 義歯性潰瘍疑い 疑陽性 男 74 白板症 陰性→陰性→疑陽性 疑陽性 男 58 白板症 上皮異形成症 疑陽性 男 64 扁平苔癬の疑い 疑陽性 男 62 扁平苔癬 疑陽性 男 49 癌疑い 疑陽性 男 63 − 疑陽性 女 79 紅板症 疑陽性 女 90 粘膜異常 疑陽性 女 82 − 線維性ポリープ 疑陽性 女 56 異常なし 疑陽性 女 61 − 疑陽性 女 62 異常なし 2011 疑陽性 男 73 紅板症 陰性→陰性→疑陽性 疑陽性 女 72 擦過傷 2010 疑陽性 女 66 腫瘍切除術後 中分化型扁平上皮癌 2008 疑陽性 女 59 発赤 陽性 男 62 − 336 矢野,他:千葉市口腔がん検診細胞診の臨床統計的検討 ― 86 ―

(7)

り,特性が類似している子宮頸部細胞診と比較して も良好な成績であることから口腔における LBC は 組織学的診断の精度向上に寄与できると述べてい る。また LBC は細胞採取後の検体の取り扱いが直 接塗抹標本と比較して容易であり,検体の乾燥など のリスクが低い。歯科診療所における口腔がん検診 は細胞採取の経験が少ない歯科医師が行う場合もあ ることを考慮するとより口腔がん検診に適した方法 であると思われる。 現状での問題点としては,歯科診療所の診療時間 内に行われるため本来受診を促したい壮年期の男性 が受診できていない可能性が挙げられる。そして, 当検査部では擦過細胞診の診断のみを担当している ことから口腔がん検診後の追跡率が低いため歯科医 師会との連携を強化してこれらの把握に努め,診断 精度の向上のための更なるデータの蓄積が必要と考 えられる。 結 論 2005年から2015年までの11年間に千葉県千葉市に て実施された口腔がん個別検診の擦過細胞診につい て文献的考察を加えて報告した。11年間の総検体 数は3,172例であり,そのうち疑陽性と診断された 症例は38例で1.20%,陽性例は3例で0.09%であっ た。また,検体不良例は4例で0.13%であった。疑 陽性および陽性例で追跡可能であった症例は10例で ありそのうち扁平上皮癌と診断されたものは2例で 検出率は0.06%であった。また上皮異形成症と診断 された症例は2例であり,これらを含むと0.13%で あった。これは他臓器における癌検診の検出率とほ ぼ同等の成績であり液状化検体による擦過細胞診を 用いた口腔がん検診の有用性が示唆された。 謝 辞 論文を終えるにあたり,千葉市口腔がん個別検診を担当さ れた千葉市口腔がんスクリーニング研究会および千葉市歯科 医師会会員ならびに本検診事業に関連されました方々に深く 御礼申し上げます。 文 献 1)わが国における口腔癌の罹患数はどのくらいか?,科学 的根拠に基づく口腔癌診療ガイドライン,第2版第1刷 (日本口腔腫瘍学会,日本口腔外科学会 編),pp.12−13, 金原出版,東京,2013. 2)統計,がん情報サービス:http : //ganjoho.jp/reg_stat/ statistics/index.html.Accesed Dec. 10, 2015. 3)村上 聡,松坂賢一,監物 真,塚本葉月,田村美智, 秦 暢 宏,川 原 由 里 香,草 野 義 久,劉 潁 鳳,杜 岩, 辛 承一,井上 孝:歯科治療における細胞診の有用性− 東京歯科大学千葉病院臨床検査部における細胞診の統計 −.日本口腔検査学会雑誌,2:74−77,2010. 4)小村 健,戸塚靖則,柴原孝彦,大関 悟,長尾 徹, 原田浩之:口腔癌検診のためのガイドライン作成.日本歯 科医学会誌,25:54−62,2006. 5)芦澤 圭,吉村知倫,大原浩達,中山雅博,廣瀬由紀, 中馬越真理子,西村文吾,星野 朝,田中秀峰,上前泊 功,田渕経司,大久保英樹,和田哲郎,原 晃:口腔悪性 腫瘍の臨床統計.耳鼻咽喉科展望,56巻補冊,1:73− 79,2013. 6)鈴木大貴,吉田佳史,野口沙希,酒井克彦,別所央城, 山本信治,佐藤一道,岡崎雄一郎,神山 勲,山内 智, 野村武史,高野正行,片倉 朗,田中 一,柴原孝彦,青 柳 裕,田中陽一,山根源之,高野伸夫:東京歯科大学口 腔がんセンターにおける口腔癌 stage Ⅰ,Ⅱ手術症例の予 後と頸部後発リンパ節転移に関する臨床的検討.歯科学 報,115:117−122,2015. 7)久山佳代,山本浩嗣: 細胞診による口腔癌検診.日本 口腔腫瘍学会誌,19⑷:201−205,2007. 8)佐藤一道,田中陽一,竜崎崇仁,山内智博,片倉 朗, 宜保一夫,才藤純一,伊川裕明,市島丈裕,齋藤寛一,山 科光正,野口沙希,齊藤朋愛,吉田恭子,渡邊伸也,蔵本 千夏,外木守雄,山根源之:千葉県市川市における口腔が ん早期発見システム構築の試み.歯科学報,109:165− 170,2009. 9)菅原圭亮,高橋真言,河地 誉,池田千早,藥師寺 孝, 山本信治,野村武史,高野伸夫,柴原孝彦,片倉 朗:市 原市における行政主導の口腔がん検診.老年歯科医学, 25:340−346,2010. 10)石橋浩晃,秀島克巳,関根浄治:細胞診による口腔がん の早期診断.日本口腔腫瘍学会誌,25⑶:54−71,2013. 11)平成23年度当初予算の主な施策−所管局別主要施策の概 要−:http://www.city.chiba.jp/zaiseikyoku/zaisei/zaisei/ documents/1­2­2syuyousesaku_3.pdf,Accesed Apr. 21, 2016.

12)Garrote LF, Sankaranarayanan R, Anta JJL, Salvá AR, Parkin DM : An evaluation of the oral cancer control pro-gram in Cuba. Epidemiology, 6:428−431,1995. 13)Santana JC, Delgado L, Miranda J, Sánchez M : Oral

cancer case finding program(OCCFP),European Journal of Cancer Part B. Oral Oncology, 33:10−12,1997. 14)Sankaranarayanan R, Ramadas K, Thomas G,

Mu-wonge R, Thara S, Mathew B, Rajan B : Effect of screen-ing on oral cancer mortality in Kerala, India : A cluster-randomised controlled trial. Lancet, 365(9475):1927− 1933,2007. 15)がん検診について,がん情報サービス:http : //ganjoho. jp/med_pro/pre_scr/screening/screening.html,Accesed Dec. 10, 2015. 16)深津 晶,久山佳代,渕上真奈,福本雅彦:口腔扁平上 皮癌における液状化検体細胞診と直接塗抹細胞診の比較. 日本歯科人間ドック学会誌,10⑴:41−48,2015. 17)Navone R, Burlo P, Pich A, Pentenero M, Broccoletti R,

Marsico A, Gandolfo S : The impact of liquid-based oral cytology on the diagnosis of oral squamous dysplasia and carcinoma. Cytopathology, 18:356−360,2007. 歯科学報 Vol.116,No.4(2016) 337

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