文学教育における「学習の手引き」の考察その1 : 平成三一年発行高校教科書「国語総合」における「羅生門」を中心に
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(2) 「 羅 生 門 」 に つ い て の も の に 注 目 す る 。 そ れ は 、 い わ ゆ る 定 番 教 材 で. 高 校 文 学 教 育 に 関 す る 「 学 習 の 手 引 き 」 を 分 析 ・ 考 察 す る 上 で 、. 作 り 変 え て い く か を 目 指 し て い く し か な い と 思 い ま す 。 」 伊 藤 「 教 科. な が ら 新 し い 部 分 と 組 み 合 わ せ て 、 い か に よ り 洗 練 さ れ た 「 国 語 」 に. 広 げ て 実 の あ る も の に で き る か 。 今 ま で の 「 国 語 」 の 良 い 部 分 を 残 し. 対 談 が あ り 、 次 の よ う に 対 話 し て い る 。 紅 野 「 そ れ を ど こ ま で 解 釈 を. と こ ろ で 、 『 国 語 教 育 か ら 文 学 が 消 え る 』 に お い て 、 紅 野 と 伊 藤 の. 究 の 端 緒 で あ る 。. 想 定 し て い る か 、 な ど が と ら え ら れ る の で は な い か 。 本 稿 は 、 そ の 研. 学 教 育 で は ど の よ う な こ と が 要 求 さ れ て い る か ・ ど の よ う な こ と を. も の だ ろ う 。 こ の 「 学 習 の 手 引 き 」 を 分 析 ・ 考 察 す る こ と で 、 高 校 文. 学 教 育 に お け る 学 習 者 な ら び に 指 導 者 へ の キ ー ポ イ ン ト と な り 得 る. そ の 端 緒 で あ る 。. を 扱 う 上 で の 要 点 や 視 座 と な る も の と 考 え ら れ る 。 す な わ ち 、 文. 考 察 ・ 検 討 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ て い る 時 期 だ と 考 え て い る 。 本 稿 は 、. 論 す る で も な い 。 た だ 、 改 め て 、 高 校 国 語 教 育 ・ 文 学 教 育 に つ い て の. く つ も の 提 起 や 疑 義 が 出 さ れ た 。 稿 者 は こ れ ら に 賛 同 す る で も 反. 『 国 語 教 育 か ら 文 学 が 消 え る 』 『 国 語 教 育. 学 習 者 に 向 け た 様 々 な 問 い が 書 か れ て い る 。 そ れ は 本 文 な い し 文 学. あ ろ う 。 こ の 「 学 習 の 手 引 き 」 に 注 目 し た い 。 「 学 習 の 手 引 き 」 に は 、. う に す る か と い う こ と も 重 要 な 「 工 夫 」 「 洗 練 」 「 解 釈 」 と い う こ と で. ど の 本 文 を 採 択 ・ 掲 載 す る か だ け で な く 、 「 学 習 の 手 引 き 」 を ど の よ. 混 迷 す る 改 革 』 な ど 、 い. が 高 校 国 語 で あ り 、 文 学 で あ る 。 紅 野 謙 介 や 伊 藤 氏 貴 な ど に よ り 、. 領 」 ) と 略 す 。 ) が 改 訂 さ れ た 。 そ の 中 で 、 大 き な 注 目 を 集 め て い る の. 平 成 三 十 年 に 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 ( 以 下 、 ( 「 三 十 年 版 要. て で き た は ず な の に 」 で あ る 。 つ ま り 、 文 学 教 材 を 載 せ る 教 科 書 に は 、. き 」 と か 、 そ う い う と こ ろ で 論 理 を 抽 出 し て 読 ま せ る よ う な 工 夫 だ っ. い る 。 伊 藤 「 文 学 教 材 を 使 っ て も そ の な か で た と え ば 「 学 習 の 手 引. −54− (54). 1 問 題 の 所 在. 解 力 な ん で す ね 。 」 で あ る 。 ま た 、 そ の 少 し 後 で 伊 藤 は こ う 発 言 し て. 文 学 教 育 に お け る 「 学 習 の 手 引 き 」 の 考 察. 平 成 三 一 年 発 行 高 校 教 科 書 「 国 語 総 合 」 に お け そ の る 「 羅 1 生 門 」 を 中 心 に ─. 書 会 社 の 人 た ち と 現 場 の 先 生 方 が 、 ど れ ぐ ら い 指 導 要 領 を う ま く. ─. 読 み 替 え る か と い う こ と で す 。 ま あ 解 釈 ( 笑 ) 、 そ れ こ そ 、 そ こ の 読. 大 村 勅 夫.
(3) こ の 各 社 に お け る そ れ ぞ れ の 「 学 習 の 手 引 き 」 の 定 義 と い う べ き も の. る べ 」 「 学 習 」 「 研 究 」 「 学 習 の ポ イ ン ト 」 な ど 様 々 な 名 称 と な っ て い る 。. 稿 で は 対 象 外 と す る 。 な お 、 各 社 で は 「 学 習 の 手 引 き 」 「 学 び の 道 し. す る 。 た だ し 、 漢 字 や 単 な る 言 葉 の 意 味 調 べ な ど の も の に つ い て は 本. い る 、 学 習 者 に 向 け た 問 い な ど 」 の こ と を 総 じ て 「 学 習 の 手 引 き 」 と. は 一 部 教 科 書 に お け る 名 称 で あ る 。 本 稿 で は 、 「 教 材 末 に 書 か れ て. 用 語 辞 典 第 四 版 』 に よ れ ば 「 教 材 の あ と に 、 読 解 の た め の 問 い か け や. 場 合 に は. →. に つ な げ た り す る 設 問 を 示 し た 。 「 言 語 活 動 編 」 に 関 連 す る. い か 。 本 稿 は そ れ を 明 ら か に す る た め の 予 備 的 研 究 で も あ る 。. 2 平 成 三 一 年 版 に お け る 「 学 習 の 手 引 き 」. 表 現 と 言 語 活 動 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 読 解 し た こ と を 、 表 現 し た り 言 語 活 動. 的 確 に 理 解 す る た め の 設 問 を 示 し た 。. 学 習 の 手 引 き ・ ・ ・ ・ ・ ・ 導 入 読 解 ↓. 印 を 付 し て 、 参 照 す る ペ ー ジ を 示 し た 。. 「 学 習 の 手 引 き 」 と は 、 田 近 ・ 井 上 編 ( 二 〇 〇 九 ) 『 国 語 教 育 指 導. ↓. 『 三 学 版 高 省 示 目 習 』 等 堂 学 唆 、 の 校 の そ 手 国 形 の 引 語 で 理 き 総 盛 解 ・ ・ 合 り を ・ 込 深 ・ ・ 現 ん め ・ 内 代 だ る 容 文 。 た を め 編 理 の 発 解 改 展 す 訂 的 る 版 な た 』 『 活 め 精 の 動 選 を 手 国 、 が 語 問 か 総 い り や と 合 作 な 改 業 る 訂 の 項. 発 展 的 な 活 動 を 示 し た も の 」 と さ れ る 。 た だ し 、 「 学 習 の 手 引 き 」 と. ま と め の 順 に 、 そ の 教 材 を. に は ど の よ う に 変 化 が 求 め ら れ る か 、 あ る い は 、 変 化 が 求 め ら れ な. 起 等 も 新 科 目 に つ い て の も の で あ る 。 新 科 目 に お い て 高 校 文 学 教 育. 『 新 編 国 語 総 合 』 『 精 選 国 語 総 合 』 『 国 語 総 合. 東 京 書 籍. 現 代 文 編 』. −55− (55). に お け る 文 学 教 育 に 向 け て の も の で も あ る 。 先 に あ げ た 紅 野 ら の 提. あ る 。 こ の 研 究 は 、 「 国 語 総 合 」 の も の で あ る が 、 新 科 目 「 言 語 文 化 」. 一 年 版 」 と 略 す ) に 掲 載 さ れ て い る 「 学 習 の 手 引 き 」 に つ い て の 研 究 で. 済 平 成 三 一 年 三 月 発 行 の 9 社 24 冊 の 「 国 語 総 合 」 ( 以 下 、 「 平 成 三. は そ の 端 緒 と し て 、 平 成 最 後 の 改 訂 と な っ た 平 成 二 八 年 三 月 検 定. お け る 異 同 や 各 社 に よ る 差 異 な ど に も 注 目 す る た め で あ る 。 本 稿. 新 科 目 に お い て も 掲 載 が 予 想 さ れ る こ と も あ る 。 す な わ ち 、 各 年 に. あ り 、 各 社 各 年 の 教 科 書 に お い て ほ ぼ 掲 載 が さ れ て い る か ら で あ る 。. の 差 異 に つ い て は 同 一 の も の と し て 扱 う 。. れ ば 、 全 く 同 一 の も の や 若 干 の 差 異 の も の も あ る 。 本 稿 で は 、 若 干. 教 科 書 会 社 に よ っ て は 、 教 科 書 別 に 名 称 や 表 現 が 異 な る も の も あ. あ る 「 国 語 総 合 」 の も の を 記 載 す る 。 以 下 が 、 そ の 一 覧 で あ る 。 な お 、. て 言 及 す る 前 に 、 こ の 各 定 義 に つ い て 簡 単 に 触 れ る 。 必 履 修 科 目 で. れ て い る 。 各 教 科 書 に お け る 具 体 的 な 「 学 習 の 手 引 き 」 の 内 容 に つ い. が 、 各 教 科 書 冒 頭 の 「 こ の 教 科 書 で 学 習 す る た め に 」 の ペ ー ジ に 書 か.
(4) 発 展 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 に 関 連 し て 言 語 活 動 を 促 す 発 展. 理 解 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 の 理 解 に 関 す る 設 問. 『 国 語 総 合 』. 『 改 こ 訂 め と 版 の ば 高 設 と 等 問 表 学 や 現 ・ 校 、 本 ・ 国 文 ・ ・ 語 に ・ ・ 総 関 語 合 連 句 』 『 し ・ 文 新 た 法 編 表 に 国 現 つ 語 活 い 総 動 て 合 を 知 』 う 識 な ・ 理 が 解 す を 設 深 問 め 。 る た. と を 意 図 し た 課 題 を 置 い た 。. 本 文 か ら 発 展 し も の の 見 方 、 感 じ 方 、 考 え 方 を 豊 か に す る こ. 発 展 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 に 関 連 し た 言 語 活 動 を 促 す 設 問 。. 学 習 ・ ・ ・. 活 動 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 表 現 活 動 を 行 う た め に 本 文 に 関 連 し た 課 題 や 、. 『 改 訂 版 国 語 学 総 習 合 活 動 現 の 代 ポ 文 イ 編 ン 』 ト と な る 設 問 。 …. 確 認 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 学 習 の 準 備 や 本 文 理 解 の 手 が か り と な る 設 問 。. 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 の 表 現 方 法 に 注 目 し た 表 現. こ と に 関 す る 説 明 を 置 い た 。. 数 研 出 版. 予 習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 の 読 解 に 際 し て あ ら か じ め 確 認 し て お き た い. 道 標 ( 学 習 の 手 引 き ). 注 意 し た い 表 現 に つ い て 設 問 の 形 で 示 し た 。. 『 精 選 国 語 総 合. 教 育 出 版. 学 も び う を 。 広 げ る ・ ・ ・ ・ ・ ・ 言 葉 の 学 び を 深 め 、 広 げ た い 時 に 取 り 組. 現 代 文 編 』. 学 習 の ポ イ ン ト ・ ・ ・ ・ ・ ・ 内 容 の 理 解 を 深 め る た め の 手 が か り や 、. 『 新 編 国 語 総 合 改 訂 版 』. 聞 く 」 「 書 く 」 活 動 を 取 り 上 げ 、 設 問 の 形 で 掲 げ た 。. −56− (56). こ と ば と 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ す ぐ れ た 表 現 や 注 意 し た い 表 現 、 「 話 す ・. 内 容 の 理 解 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 内 容 の 理 解 を 深 め る た め の 設 問. 力 」 の 観 点 か ら 示 し た 。. 学 習 の ポ イ ン ト ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 を 学 習 す る 上 で の 手 が か り. 内 容 を 、 「 思 い や 考 え を 深 め た い こ と 」 「 身 に つ け た い 言 葉 の. 言 葉 の 力 を 身 に つ け る た め の 問 い を 設 け た 。 学 習 し た い 主 な. 『 国 語 総 合 改 訂 版 現 代 文 編 』 『 精 選 国 語 総 合. 大 修 館 書 店. 新 訂 版 』. 学 び の 道 し る べ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 各 教 材 の 後 に 、 教 材 文 の 内 容 を 理 解 し 、. 『 明 解 国 語 総 合 改 訂 版 』. 慮 し て 、 設 問 を お い た 。. め る た め の 課 題 や 活 動 を 設 定 し た 。. 学 習 の 手 引 き ・ ・ ・ ・ ・ ・ 本 文 を 的 確 に 理 解 で き る よ う 、 段 階 に 配. 言 葉 と 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 教 材 の 言 葉 や 表 現 に 着 目 し 、 表 現 力 を 高. 『 新 編 国 語 総 合 』.
(5) 題 に つ い て 掲 げ た 。. の 名 称 ・ 定 義 を 用 い て い る と こ ろ も あ る 。 た だ し 、 数 研 出 版 の 1 冊. 称 ・ 定 義 を し て い る と こ ろ も あ れ ば 、 教 育 出 版 の よ う に 、 そ れ ぞ れ 別. 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ こ と ば や 表 現 の た め の 手 が か り お よ び 発 展 的 な 課. 教 科 書 を 複 数 種 類 発 行 し て い る 会 社 で は 、 そ の 全 て に 統 一 し た 名. 理 解 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 教 材 を 理 解 す る た め の 要 点 に つ い て 掲 げ た 。. 『 国 表 読 語 現 解 総 て 掲 ・ ・ 合 げ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 改 た ・ ・ ・ ・ 。 訂 表 教 版 現 材 』 の を た 理 め 解 の す 手 る が た か め り の お 要 よ 点 び に 発 つ 展 い て 的 掲 な げ 課 た 題 。 に つ い. る 課 題 を 提 言 の 形 で 示 し た 。. 発 展 ・ ・ ・ ・ ・ ・ そ の 教 材 を 手 が か り と し て 、 発 展 的 学 習 に つ な が. い 表 現 を 取 り 上 げ 、 設 問 の 形 で 示 し た 。. 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 日 本 語 の 基 本 的 な 事 項 や 、 優 れ た 表 現 ・ 注 意 し た. て 掲 げ た 。. ト を 、 設 問 の 形 で 示 し た 。. 構 成 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 文 章 の 構 成 を 把 握 す る た め に 整 理 す べ き 点 に つ い. 予 習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 予 習 す べ き 課 題 に つ い て 掲 げ た 。. 読 解 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 内 容 の 理 解 を 深 め 主 題 に 迫 る た め の 学 習 の ポ イ ン. 学 習 の 手 引 き ・ ・ ・ ・ ・ ・ 各 教 材 の 学 習 を 進 め る う え で の 手 が か り. 『 精 選 国 語 総 合. 筑 摩 書 房. 現 代 文 編 改 訂 版 』. 『 新 探 求 国 語 総 合. 桐 原 書 店. 現 代 文 編 』. −57− (57). 言 葉 の 学 習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 語 句 の 知 識 の 整 理 を 中 心 と す る 問 題 と し た 。. し 、 ま た 、 優 れ た 表 現 を 自 分 の 表 現 に 役 立 て る よ に し た 。. 随 時 加 え た 。. 言 葉 と 表 現 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 教 材 中 に 使 わ れ て い る 言 葉 を 自 分 の も の と. 「 話 す こ と ・ 聞 く こ と 」 「 書 く こ と 」 の 学 習 領 域 に 関 す る 問 題 を. が 得 ら れ る よ う に し た 。. 研 究 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「 読 む こ と 」 の 学 習 領 域 に 関 す る 問 題 を 中 心 に 、. 学 習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 教 材 理 解 の た め の 手 が か り や 学 習 活 動 の ポ イ ン ト. 『 新 精 選 国 語 総 合. 明 治 書 院. * 他 は 、 『 改 訂 版 国 語 総 合. 現 代 文 編 』 『 新 高 等 学 校 国 語 総 合 』. 現 代 文 編 』 の も の と 同 じ. 校 訂 版 改 国 訂 語 版 総 新 合 『 編 』 国 高 語 等 総 学 合 校 』 改 訂 版 標 準 国 語 総 合 』 『 高 等 学. 『 高 等 学 校 改 訂 版 新 訂 国 語 総 合 現 代 文 編 』 『 高 等 学 校 改. 第 一 学 習 社.
(6) い て 「 読 む こ と 」 は 重 要 な 位 置 を 占 め て い る こ と が こ れ ら の こ と か ら. つ い て も そ う で あ る こ と が と ら え ら れ る だ ろ う 。 高 校 文 学 教 育 に お. 1. ② 下 人 の 気 持 ち は 、 次 の 場 面 で は 、 そ れ ぞ れ ど の よ う に 動 い て. 分 析 と 考 察 だ か ら で あ る 。 た だ し 、 高 校 国 語 教 科 書 は 「 理 解 」 「 読. 3 二 人 の 登 場 人 物 は 、 ど の よ う な 境 遇 に お か れ て い た か 。. 高 校 文 学 教 育 へ の 要 求 、 す な わ ち 、 「 学 習 の 手 引 き 」 の 各 設 問 の 内 容. ち の 、 い つ 頃 か ら い つ 頃 ま で か 。. は 非 常 に 興 味 深 く は あ る が 、 稿 を 別 に し て 考 察 す る 。 本 稿 の 目 的 は 、. 2 こ の 小 説 の 中 で の 季 節 は い つ 頃 か 。 ま た 、 時 間 は 、 一 日 の う. い し 「 表 現 」 自 体 が 「 発 展 」 と と ら え ら れ る 記 述 で あ る 。 こ れ ら の こ と. な 状 態 で あ っ た か 。. 「 言 語 活 動 」 な ど が 混 在 し て い る 。 か つ 、 「 表 現 」 が 「 理 解 」 の 「 発 展 」 な. る 教 科 書 が ほ と ん ど で あ る が 、 そ こ に は 「 表 現 」 「 表 現 活 動 」 「 活 動 」. ① 1 本 羅 文 生 を 通 門 読 は し ど て こ 、 に 次 あ の っ 部 た 分 か に 。 つ ま い た て 、 確 こ か の め 時 よ 代 う に 。 は 、 ど の よ う. 「 構 成 」 と 「 読 解 」 に 分 け て い る 。 ま た 、 「 表 現 」 関 す る も の を 設 け て い. 房 は 「 構 成 」 を 「 読 解 」 「 表 現 」 と 別 立 て し て い る 。 あ る い は 、 「 理 解 」 を. ポ イ ン ト 」 と 始 め 、 「 内 容 の 理 解 」 「 こ と ば と 表 現 」 と 続 け る 。 筑 摩 書. 学 習 の 手 引 き. 『 新 編 国 語 総 合 』. 東 京 書 籍. 合 」 に ふ さ わ し い も の な の だ ろ う か 。 大 修 館 書 店 は 意 欲 的 に 「 学 習 の. →. い っ た か 、 矢 印 ( ) な ど を 用 い て 整 理 し よ う 。. →. 羅 生 門 の 下 で 雨 の 降 る の を 眺 め て い る 。. 解 」 を 中 心 と し て の 編 集 で あ り 、 そ れ は 掲 載 さ れ て い る 文 学 教 材 に. 東 書 ①. −58− (58). 「 理 解 」 に 重 点 が 置 か れ て は い な い か 。 そ れ は 「 国 語 総 合 」 と い う 「 総 以 下 の 本 文 中 で の 略 称 の た め の も の で あ る 。. に お け る 教 材 文 を 使 っ て の 学 習 と は 「 理 解 」 と い う こ と な の だ ろ う か 。. れ る 。 そ し て 、 「 学 習 の 手 引 き 」 に 「 理 解 」 が 記 載 さ れ て い る 。 教 科 書. 設 け ら れ て い る が 、 そ れ は 「 理 解 」 と 「 表 現 」 と に 分 け て い る と 読 み 取. の 手 引 き 」 と 「 表 現 と 言 語 活 動 」 「 言 葉 と 表 現 」 と い う 2 つ に 分 け て. 各 社 略 称 と 数 字 を 付 し て い る が 、 そ れ は 下 表 の 整 理 の た め 、 お よ び 、. し 、 そ の 頁 数 行 番 号 に つ い て は 考 慮 し な い 。 ま た 、 各 教 科 書 名 の 後 に. 教 科 書 の 「 学 習 の 手 引 き 」 の 内 容 が 他 教 科 書 と 同 様 の 場 合 に は 省 略. を 一 覧 す る 。 頁 数 行 番 号 は 該 当 教 科 書 の も の で あ る 。 た だ し 、 該 当. だ し 、 些 か 違 和 感 も 覚 え る 。 例 え ば 、 東 京 書 籍 や 三 省 堂 で は 「 学 習. た 『 国 語 教 育 指 導 用 語 辞 典 』 の 定 義 に 当 て は ま っ て い る と い え る 。 た. こ こ か ら 、 各 教 科 書 に お け る 「 羅 生 門 」 に つ い て の 「 学 習 の 手 引 き 」. 3 平 成 三 一 年 版 の 「 羅 生 門 」 に お け る 「 学 習 の 手 引 き 」. と し て 「 学 習 の 手 引 き 」 が 位 置 づ け ら れ て い る こ と で あ る 。 先 に あ げ. を 除 い た 各 教 科 書 に 共 通 す る の は 、 「 理 解 」 「 読 解 」 の た め の 設 問 等 わ か る だ ろ う 。.
(7) 割 読 み を し よ う 。. に 分 か れ て 討 論 し よ う 。 「 討 論 す る 」 ( 二 二 六 ペ ー ジ ). ↓. 表 現 と 言 語 活 動. ② 下 人 と 老 婆 の 会 話 を 、 そ れ ぞ れ の 人 物 に な っ た つ も り で 、 役. ⑤ 下 人 が 選 び 取 っ た 行 為 〔 三 三 ・ 6 ~ 9 〕 に つ い て 、 「 下 人 の 行. 表 現 と 言 語 活 動. に な っ た の か 。. が 、 下 人 は こ の 後 、 ど う な っ た と 想 像 す る か 。. 2 1 こ 老 の 老 婆 婆 の 主 の 張 告 白 の 中 を 心 聞 は い 何 た か 下 。 人 は 、 な ぜ 「 引 剥 ぎ 」 を す る 気. ⑤ こ の 小 説 は 、 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な い 。 」 で 終 わ っ て い る. 葉 に つ い て 、 次 の 問 い に 答 え よ う 。. ④ 九 〇 ペ ー ジ 9 行 目 か ら 九 一 ペ ー ジ 4 行 目 ま で の 部 分 ( 「 な る ほ. 動 こ う と す る 勇 気 で あ る 。 〔 九 一 ・ 10 〕. 2. 人 は 、 な ぜ 「 引 剥 ぎ 」 を す る 気 に な っ た の か 。. 老 婆 の 主 張 の 中 心 は 何 か 。 ま た 、 こ の 老 婆 の 告 白 を 聞 い た 下. ④ 三 一 ペ ー ジ 13 行 目 か ら 三 二 ペ ー ジ 6 行 目 ま で の 老 婆 の 言. ③ 2 動 と 1 う 次 こ こ こ 下 。 の う の の 傍 と 老 局 人 線 の す 婆 所 部 考 る を へ に 逢 勇 捕 着 え つ 気 ら し は い て で え た 、 何 、 あ た 。 度 〔 そ る 時 も 二 れ 。 〔 の 五 同 ぞ 三 勇 ・ じ れ 二 気 1 道 が ・ と 〕 を 意 12 は 低 味 〕 、 徊 す 全 し る 然 た 内 、 あ 反 容 げ 対 を く な 確 に 方 か 、 向 め や に よ っ. ど な 、 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 大 目 に 見 て く れ る で あ ろ 。 」 ) に 述 べ ら れ て い る. −59− (59). こ の 老 婆 を 捕 ら え た 時 の 勇 気 と は 、 全 然 、 反 対 な 方 向 に. と こ の 局 所 へ 逢 着 し た 。 〔 八 三 ・ 11 〕. ③ 1 次 下 の 傍 人 線 の 部 考 の え 内 は 容 、 を 何 度 確 も か 同 め よ じ う 道 。 を 低 徊 し た あ げ く に 、 や っ. り を 整 理 し よ う 。. ま た 、 場 面 の 変 化 に 基 づ い て 、 下 人 の 行 動 と 心 理 の 移 り 変 わ. 5 老 婆 の 着 物 を 剥 ぎ と る 。. 4 老 婆 の 語 る の を 聞 く 。. ② 場 面 の 変 化 に 注 意 し て 、 全 体 を い く つ か の 部 分 に 分 け よ う 。. ① 本 文 を 通 読 し て 、 時 代 背 景 を 確 か め よ う 。. 3 は し ご か ら 飛 び 上 が っ て 、 老 婆 を ね じ 倒 す 。. 2 は し ご の 上 段 か ら 、 楼 の 中 を の ぞ き こ む 。. 学 習 の 手 引 き. 『 精 選 国 語 総 合 』 →. お 方 う は 。 、 誰 も 知 ら な い 。 」 〔 三 三 ・ 15 〕 と 合 わ せ て 考 え 、 話 し 合. ① 老 婆 の 主 張 に つ い て ど の よ う に 考 え る か 。 賛 成 、 反 対 の 立 場. 東 書 ②.
(8) 3 2 1 誰 ど い が こ つ で. ・ 下 人 の 仕 事 ・ 下 人. ・ 時 代 ・ 季 節 ・ 時 刻. * 『 精 選 国 語 総 合 』 に 同 じ. 『 国 語 総 合. 「 討 論 す る 」 ( 二 一 四 ペ ー ジ ). 現 代 文 編 』 東 書 ③. り 変 わ り を 捉 え る 。. ・ 場 面 の 推 移 や 比 喩 表 現 に 注 意 し な が ら 、 主 人 公 の 心 理 の 移. て 考 え る 。. ・ 追 い つ め ら れ た 状 況 の 中 で の 、 人 間 の 考 え 方 や 心 の 動 き に つ い. 学 び の 道 し る べ. −60− (60). 『 明 解 国 語 総 合 改 訂 版 』 三 省 ③. * 『 高 等 学 校 国 語 総 合. 『 精 選 国 語 総 合. 改 訂 版 現 』 代 文 三 編 省 改 ② 訂 版 』 に 同 じ. →. ・ 下 人 の お お よ そ の 年 齢. ① 次 の 観 点 に 従 っ て 、 物 語 の 設 定 を 捉 え よ う 。. 人 の 心 情 に つ い て ま と め て み よ う 。. 学 『 三 ② ① 習 高 省 下 よ し こ の 等 堂 人 う 、 の 手 学 が 。 そ 作 引 校 こ 品 き 国 羅 に の 語 生 描 背 総 門 か 景 合 の れ と 下 現 て な に 代 い っ 至 る て 文 る い 当 編 ま る 時 で 京 改 の の 社 都 訂 経 の 版 会 町 緯 』 状 や を 況 羅 ふ に 生 ま 三 つ 門 え 省 い 、 ① て の 門 ま 描 の と 写 下 め に で て 注 の 下 み 目. →. の お か れ て い る 立 場. し て み よ う 。. ③ 楼 に 上 っ て 以 降 の 下 人 の 心 理 の 推 移 を 、 箇 条 書 き に し て 整 理. →. ま と め て み よ う 。. ② 次 の 場 面 に お け る 下 人 の 心 理 は そ れ ぞ れ ど の よ う な も の か 、. 人 は そ れ を ど の よ う に 受 け 止 め て い る か 、 整 理 し て み よ う 。. ④ 老 婆 は 自 分 の 行 い に つ い て ど の よ う に 語 っ て い る か 、 ま た 、 下. →. 1 「 死 骸 の 中 に う ず く ま っ て い る 人 間 を み た 。 」 ( 178 ・ 14 ). 言 葉 と 表 現. →. 1 「 き り ぎ り す 」 や 「 か ら す 」 に つ い て 。. ① 次 の 語 句 の 表 現 効 果 に つ い て 考 え て み よ う 。. き の 物 語 を 作 っ て み よ う 。. ② 下 人 は そ の 後 ど う な っ た と 思 う か 。 本 文 の 内 容 に 即 し て 、 続. 喩 に つ い て 。. ① 老 婆 ( 下 人 ) の 発 言 に つ い て ど の よ う に 考 え る か 、 討 論 し よ う 。. 2 「 猫 の よ う に 身 を 縮 め て 」 ( 27 ・ 6 ) な ど の 動 物 を 使 っ た 比.
(9) →. 活 動. ④ ① ~ ③ を 踏 ま え て 、 下 人 の 心 情 の 変 化 を ま と め る 。. の ど の よ う な 気 持 ち の 表 れ か 。. 7 「 嘲 る よ う な 声 で 念 を 押 し た 。 」 ( 43 ・ 17 ) と あ る が 、 下 人. あ る が 、 こ の 老 婆 の 論 理 は ど の よ う な 論 理 か 。. 6 「 老 婆 は 、 だ い た い こ ん な 意 味 の こ と を 言 っ た 。 」 ( 43 ・ 7 ) と. ① 下 人 は こ の あ と ど う な っ た か 、 物 語 ふ う に 書 こ う 。. と 失 望 す る の か 。. 学 び を 広 げ る. 5 「 平 凡 な の に 失 望 し た 。 」 ( 42 ・ 10 ) と あ る が 、 な ぜ 平 凡 だ. 2 な ぜ 生 ま れ て き た の か 。. は な ぜ か 。. 4 「 憎 悪 の 心 を 、 い つ の ま に か 冷 ま し て し ま っ た 。 」 ( 41 ・ 14 ) の. 1 ど う い う 「 勇 気 」 か 。. の は な ぜ か 。. る が 、 こ の 「 勇 気 」 に つ い て 、 考 え を ま と め よ う 。. 3 「 下 人 の 心 か ら は 、 恐 怖 が 少 し ず つ 消 え て い っ た 。 」 ( 40 ・ 3 ). −61− (61). ⑤ 「 下 人 の 心 に は 、 あ る 勇 気 が 生 ま れ て き た 。 」 ( 183 ・ 15 ) と あ. 2 「 こ の 局 所 」 ( 37 ・ 9 ) と は 具 体 的 に 何 を さ し て い る か 。. 合 お う 。. て い る か 。. 全 て 抜 き 出 し 、 そ れ が ど う い う こ と を 表 し て い る の か 、 話 し. 1 「 こ の 衰 微 の 小 さ な 余 波 」 ( 36 ・ 6 ) と は 具 体 的 に 何 を さ し. ④ ③ 3 2 177 う い 老 「 「 る ペ 。 か 婆 老 す ー は 、 、 婆 る ジ ま 「 を と か た 死 突 、 ら 、 人 き 老 そ の 放 婆 182 の 髪 す は ペ 理 の 、 ー 由 毛 と ジ 、 を を の 抜 中 ど 抜 に の く 目 き あ よ 」 の 始 う ( 前 め る 動 に 182 へ た 言 ・ 突 。 物 」 っ 15 き ( を 179 て つ ) 使 い こ け ・ っ る と た 6 た か を 。 ) 比 、 ど 」 ( 喩 ま う 181 表 と 思 ・ 現 め っ 6 を よ て ) ……. て 、 ど ん な こ と を 考 え た か 話 し 合 お う 。. ② 下 人 が 去 っ た あ と 、 老 婆 は 「 黒 洞 々 た る 夜 」 ( 185 ・ 5 ) を の ぞ い. ③ 次 の 1 ~ 7 に つ い て 説 明 す る 。. ② 時 間 の 推 移 や 下 人 の 行 動 か ら 四 つ の 段 落 に 分 け る 。. 3 登 場 人 物 は ど の よ う な 境 遇 に お か れ て い る か 。. 2 羅 生 門 は ど の よ う な 場 所 と し て 描 か れ て い る か 。. ……. 予 道 『 教 習 標 精 育 ( 選 出 学 国 版 習 語 の 総 手 合 教 引 出 き 現 ① ) 代 文 編 』. 1 ① 次 い の つ 1 、 ~ ど こ 3 で に の つ で い き て ま ご と と め を る 描 。 い て い る か 。.
(10) か 、 考 え て み よ う 。. し て の 「 作 者 」 が 顔 を 出 し て い る こ と に ど の よ う な 意 味 が あ る. ③ 「 作 者 は 」 ( 158 ペ ー ジ 6 行 ) と い う 形 で 、 作 品 の 中 に 語 り 手 と. 言 葉 を 利 用 し 、 説 明 し て み よ う 。. て み よ う 。. ③ こ の 作 品 を 時 刻 の 推 移 や 場 面 の 転 換 か ら 四 つ の 段 落 に 分 け. 学 『 ② ① 習 新 「 た ④ の 編 羅 ) 結 次 手 国 の 語 生 末 表 引 総 門 き の 、 合 」 と 例 と 』 い の は う よ ど 構 う 教 の 成 に よ 出 に 、 う ③ こ し な の た 所 が 作 と っ 品 し て を て 整 、 描 理 ① か し 発 れ て 端 て み 、 い よ ② る う 展 か 。 開 、 ( 本 表 、 文 は ③ 略 山 中 し 場 の 、. −62− (62). ② 下 人 の 境 遇 に つ い て ま と め て み よ う 。. み よ う 。. →. ④ 次 の 部 分 に は ど の よ う な 表 現 効 果 が あ る と 考 え ら れ る か 、. ど の よ う な 効 果 を あ げ て い る か 、 考 え て み よ う 。. ④ 下 人 の 行 動 と 心 理 の 変 化 を 整 理 し て み よ う 。. p.35 「 読 み 比 べ よ う 」. め て み よ う 。. み 比 べ 、 内 容 や 表 現 の 仕 方 の 違 い に つ い て 調 べ 、 発 表 し 合 っ て. 理 学 『 ① 解 習 国 の 語 こ 手 総 の 作 引 合 品 き 』 は ど 教 の 出 よ ② う な 時 代 と 社 会 を 舞 台 に し て い る か 、 ま と. ① 「 羅 生 門 」 の も と p.46 に ) な っ た 『 今 昔 物 語 集 』 と 「 羅 生 門 」 を 読 み 比 べ て み よ う 。 (. 発 ① 展 『 羅 生 門 』 と 、 そ の 題 材 と な っ た 『 今 昔 物 語 集 』 の 中 の 話 を 読. げ て い る か 、 考 え て み よ う 。. →. 円 柱 の 一 匹 の 「 蟋 蟀 」 の 描 写 ( 22 ・ 4 ~ 5 ). か 、 考 え て み よ う 。. ⑤ う 老 。 婆 の 考 え 方 を 整 理 し 、 そ の 主 張 の 中 心 は 何 か 、 考 え て み よ. →. ま と め て み よ う 。. 1. 表 ① 現 こ の 作 品 か ら 動 物 を 使 っ た 直 喩 表 現 を 抜 き 出 し 、 そ れ ら が. →. 2 夕 焼 け 空 の 中 の 「 鴉 」 の 描 写 ( 23 ・ 8 ~ 15 ). ② 次 の よ う な 風 景 描 写 は 、 ど の よ う な 表 現 効 果 を あ げ て い る. ③ 冒 頭 と 結 び の 一 文 は 、 そ れ ぞ れ の ど の よ う な 表 現 効 果 を あ. 4 羅 生 門 の 下 の 「 黒 洞 々 た る 夜 」 ( 33 ・ 6 ~ 7 ). 3 雨 に 包 ま れ た 夕 闇 の 「 羅 生 門 」 の 描 写 ( 25 ・ 2 ~ 4 ).
(11) 『 精 選 国 語 総 合 新 訂 版 』 →. 大 修 ②. ④ 一 日 の う ち の ど の よ う な 時 間 帯 か 。. 3 四 〇 〇 字 程 度 に ま と め て み よ う 。. こ の 小 説 の 結 び の 部 分 か ら 、 ど の よ う な 印 象 を 受 け る か 。. 学 習 の ポ イ ン ト. 『 国 語 総 合 改 訂 版 現 代 文 編 』. 2 ・ 「 犬 の よ う に 」 ( 159 ・ 13 ) ・ 「 猫 の よ う に 」 ( 160 ・ 13 ). い て 考 え て み よ う 。. る 。 同 様 の 表 現 を ほ か に も 抜 き 出 し 、 そ の 表 現 上 の 効 果 に つ. 本 文 に は 次 の よ う に 生 き 物 に た と え る 表 現 が 多 く 見 ら れ. ① 円 柱 の 「 蟋 蟀 」 ② 下 人 の 「 に き び 」. 大 修 館 書 店. 現 効 果 の 違 い が あ る か 、 考 え て み よ う 。. →. ⑤ 主 な 登 場 人 物 と 彼 ら の 境 遇 は ど の よ う な も の か 。. 内 1 容 ③ ② ① の 季 時 場 本 理 節 代 所 文 解 は 背 は を い 景 ど 通 つ 、 こ 読 頃 社 か か 会 。 し て 。 状 、 次 況 の は 点 ど に の つ よ い う て な ま も と の め か て 。 み よ う 。. 大 修 ①. こ 1 と ば 次 と の 表 ① 現 ② の 表 現 上 の 効 果 を 考 え て み よ う 。. へ 強 盗 を 働 き に 急 ぎ つ つ あ っ た 。 」 と な っ て い た 。 ど の よ う に 表. 章 は 、 初 出 の 段 階 で は 「 下 人 は 、 既 に 、 雨 を 冒 し て 、 京 都 の 町. ⑦ 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な い 。 」 ( 169 ペ ー ジ 10 行 ) と い う 文. い て 話 し 合 っ て み よ う 。. れ て い た 。 」 ( 167 ・ 6 ) と あ る が 、 こ の と き の 下 人 の 気 持 ち に つ. 5 「 飢 え 死 に な ど と い う こ と は 、 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 意 識 の 外 に 追 い 出 さ. −63− (63). え た の は な ぜ か 、 整 理 し て み よ う 。. い る 下 人 の 心 情 に つ い て 、 考 え て み よ う 。. ⑥ 下 人 が 老 婆 を 「 引 剥 」 ( 168 ペ ー ジ 14 行 ) し て も 許 さ れ る と 考. う 表 現 が 二 か 所 あ る が 、 そ の 効 果 や 、 こ の 表 現 に 込 め ら れ て. ー ジ 5 行 ) と 断 定 し た の か 、 説 明 し て み よ う 。. 4 「 こ の 雨 の 夜 に 、 こ の 羅 生 門 の 上 で 、 」 ( 161 ・ 4 / 163 ・ 13 ) と い. ⑤ ど う し て 下 人 は こ の 老 婆 の こ と を 「 許 す べ か ら ざ る 悪 」 ( 164 ペ. わ っ て い っ た か 、 ま と め て み よ う 。. 2 「 蟋 蟀 も 、 も う ど こ か へ 行 っ て し ま っ た 。 」 ( 160 ペ ー ジ 10 行 ). 3 「 六 分 の 恐 怖 と 四 分 の 好 奇 心 」 ( 162 ・ 14 ) は 、 ど の よ う に 変. て く る 。 」 ( 159 ペ ー ジ 6 行 ). 分 け ら れ て い る 。 そ れ ぞ れ を ま と め て み よ う 。. 1 「 雨 は 、 羅 生 門 を 包 ん で 、 遠 く か ら 、 ざ あ っ と い う 音 を 集 め. 2 楼 上 へ 上 る 下 人 の 感 情 は 、 は し ご の 下 段 ・ 中 段 ・ 上 段 と 書 き.
(12) 4. ⑤ 老 婆 の 言 葉 を 聞 い て い る 場 面 ( 81 ・ 3 ~ 82 ・ 9 ). ④ 老 婆 を 取 り 押 さ え た ( 78 ・ 12 ~ 81 ・ 2 ). ③ 老 婆 を 発 見 し た 場 面 ( 75 ・ 11 ~ 78 ・ 11 ). ② 楼 上 に 上 る 場 面 ( 74 ・ 15 ~ 75 ・ 10 ). 1. ① う て 楼 。 次 み こ の よ の の そ う 小 下 れ 。 説 で ぞ に 雨 れ 描 や の か み 場 れ を 面 た 待 情 に つ 場 景 お 面 の け 中 ( る 70 で 下 印 ・ 人 1 象 の ~ に 心 残 74 理 っ ・ を た 14 ま と ) と こ ろ め を て あ み げ よ. ( ). ( ). ( ). 学 『 数 改 1 習 訂 研 出 う 4 2 1 3 版 版 と ら 雨 的 「 の 永 右 。 次 国 思 れ 風 に 盗 衰 年 の の 語 っ そ の 肯 人 微 、 頬 1 総 数 た う の 定 使 に ~ ( な 憂 す に 合 研 な 小 わ で 二 え 4 八 所 の る る さ れ き 現 ① に ・ が な だ よ な て た 代 4 あ い け り 余 い 、 着 文 ) れ 、 の ほ 波 た 大 目 編 人 、 主 き に ば か し 』 、 目 勇 に ほ 人 な て そ に 気 仕 か か に 、 「 こ か が 方 な ら き 下 で か 出 ら び と る ず が な 、 人 暇 ( も 恐 に な い を 二 」 い の か れ い 。 。 出 六 人 ( く の た 」 二 さ ・ 物 も な ( と 六 れ 2 ) 像 、 い 二 い ・ た 夜 、 七 う 7 を の を 一 ・ こ ) も 描 明 晩 11 と い 、 か 楽 ) を て 実 積 そ に み は 極 う 寝 よ こ ( ). (. −64− (64). →. ( ). 心 情 を そ れ ぞ れ ま と め て み よ う 。. ( ). 1 羅 生 門 の 下 で 、 雨 や み を 待 っ て い る 場 面 。. 2 「 下 人 」 の い る 場 所 や 状 況 を 次 の 1 ~ 4 に 分 け 、 「 下 人 」 の. ( ). 2 梯 子 か ら 楼 の 上 の 様 子 を う か が っ て い る 場 面 。. ( ). ( ). ( ). 3 楼 の 上 で 、 老 婆 と 争 う 場 面 。. こ れ ま で 学 習 し た ほ か の 小 説 と 比 べ て 、 「 羅 生 門 」 の 特 色 を. 2. 学 習 の ポ イ ン ト. 『 新 編 国 語 総 合. * 『 国 語 総 合 改 訂 版 現 代 文 編 』 に 同 じ. 改 訂 版 』 →. 六 〇 〇 字 程 度 に ま と め て み よ う 。. ・ ・ 〈 ② ① に 「 「 例 痩 一 〉 登 下 つ 場 人 い せ 人 て た の 人 「 の 話 、 男 物 に し 白 が の き 合 髪 、 様 び っ 頭 猫 子 」 て の の み を ( 72 よ 、 よ 動 猿 う ・ 物 13 う の に よ 身 に 、 。 う を な 75 ぞ な 縮 ら ・ 老 め 14 え 、 婆 て た で 、 82 表 あ 」 ( ・ 現 る 75 1 。 ・ 、 」 ( 12 82 77 ) ・ ・ 11 6 ) ). 3 こ の 小 説 で は 、 次 の 表 現 が 繰 り 返 し 使 わ れ て い る 。 そ の 効 果. 大 修 ③. 比 べ て み よ う 。. 門 」 の も と に な っ た も の で あ る 。 こ の 話 と 「 羅 生 門 」 と を 読 み. 5 八 六 ペ ー ジ の 『 今 昔 物 語 集 』 巻 第 二 九 第 一 八 の 話 は 、 「 羅 生.
(13) と め て み よ う 。. て 、 京 都 の 町 へ 強 盗 を 働 き に 急 ぎ つ つ あ っ た 」 と 書 か れ て い た. い る か 。 ま と め て み よ う 。. こ の 作 品 の 結 末 部 分 は 、 当 初 「 下 人 は 、 す で に 、 雨 を 冒 し. 3 「 老 婆 」 は ど の よ う な 論 理 の も と で 、 死 骸 の 髪 の 毛 を 抜 い て. 4 楼 の 上 で 、 引 剥 ぎ を す る 場 面 。. 2 う な 効 果 を 上 げ て い る か 。 話 し 合 っ て み よ う 。. 本 文 に 四 度 出 て く る 「 に き び 」 の 描 写 は 、 作 品 の 中 で ど の よ. 言 っ た 。 ( 三 三 ・ 5 ). ( ). 確 『 改 1 認 訂 版 次 の 高 1 等 学 ~ 校 3 国 に 語 着 総 目 合 し 』 て 、 「 数 羅 研 生 ② 門 」 付 近 の 雰 囲 気 を 説 明. →. −65− (65). し て み よ う 。. が 、 後 に 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な い 」 と 書 き 換 え ら れ た 。. ( ). 1 洛 中 の さ び れ 方 は 一 通 り で は な い 。 ( 二 四 ・ 9 ). こ の こ と に よ っ て 読 者 の 印 象 は ど の よ う に 変 わ る か 。 話 し 合 っ. 発 1 展. ( ). 2 狐 狸 が 棲 む 。 ( 二 五 ・ 3 ). て み よ う 。. ( ). ( ). 現 代 文 編 』 の も の と 同 じ. 3 鴉 が ど こ か ら か 、 た く さ ん 集 ま っ て 来 た 。 ( 二 五 ・ 7 ). ( ). * 以 降 は 、 『 改 訂 版 国 語 総 合. ( ). →. 『 学 2 習 た * 新 編 「 だ 以 国 下 老 し 語 、 を 総 婆 発 除 」 は 展 い 合 ど の て 』 の 1 は よ と 、 『 数 う こ 改 研 と な ば 訂 ③ 考 と 版 え 表 高 方 現 等 の の 学 も 1 と 校 1 国 で 、 が 語 死 な 総 骸 い 合 の 』 髪 に の 同 毛 じ を 抜 い. 2 「 下 人 」 は こ の 後 ど う し た だ ろ う か 。 自 分 の 考 え を 文 章 に ま. ( ). か 。 そ れ ぞ れ 説 明 し て み よ う 。. ( ). て 来 る 。 ( 二 六 ・ 16 ). 1 雨 は 、 羅 生 門 を 包 ん で 、 遠 く か ら 、 ざ あ っ と い う 音 を 集 め. ( ). て い る か 。 ま と め て み よ う 。. 2 一 人 の 男 が 、 猫 の よ う に 身 を 縮 め て 、 息 を 殺 し な が ら 、. ( ). 上 の 様 子 を う か が っ て い た 。 ( 二 八 ・ 9 ). ( ). こ と ば と 表 現. ( ). あ る 。 ( 三 二 ・ 13 ). 3 ま ぶ た の 赤 く な っ た 、 肉 食 鳥 の よ う な 、 鋭 い 目 で 見 た の で. こ 1 と ば 次 と の 表 1 現 ~ 4 の 比 喩 表 現 は 、 ど の よ う な 効 果 を 上 げ て い る. 4 蟇 の つ ぶ や く よ う な 声 で 、 口 ご も り な が ら 、 こ ん な こ と を.
(14) −66− (66). 読 ん で 、 「 羅 生 門 」 と の 違 い を ま と め て み よ う 。. 予 『 筑 2 習 精 摩 選 書 . 「 国 房 羅 語 生 総 門 合 」 の 現 も 代 と 文 に な 編 っ 改 た 『 訂 今 版 昔 』 物 語 筑 集 摩 』 ① ( 四 五 ペ ー ジ ) の 話 を. ご を 、 い ち ば ん 上 の 段 ま で は う よ う に し て 上 り つ め た 。 ( 七. 2 下 人 は 、 や も り の よ う に 足 音 を 盗 ん で 、 や っ と 急 な は し. * 『 新 精 選 国 語 総 合. 果 を 上 げ て い る か 。 そ れ ぞ れ 説 明 し て み よ う 。. 『 新 高 等 学 校 国 語 総 合 』. 現 代 文 明 編 治 』 ② に 同 じ. →. 構 1 成 . 時 間 の 推 移 や 「 下 人 」 の 行 動 に 注 意 し て 、 全 体 を 四 つ の 場. 3 〇 ・ 4 ). 次 の 1 ~ 4 の 動 物 を 使 っ た 比 喩 表 現 は 、 ど の よ う な 効. ( ). 面 に 分 け な さ い 。. 「 下 人 」 の 心 理 の 移 り 変 わ り を 整 理 し て み よ う 。. 研 『 明 新 1 究 精 治 書 選 院 こ 国 の 語 小 総 説 合 の 構 現 成 代 を 文 四 編 つ 』 の 場 面 明 に 治 分 ① け 、 そ れ ぞ れ の 場 面 で の. ). 2 . 「 羅 生 門 」 と は ど の よ う な 場 所 か 、 説 明 し な さ い 。. 二 点 に ま と め て み よ う 。. 2 老 婆 の 話 か ら 、 老 婆 の 、 自 己 の 行 為 に つ い て の 弁 明 の 要 点 を. (. こ の と き の 「 下 人 」 の 心 情 を 説 明 し な さ い 。. 読 1 解 . 「 ぼ ん や り 、 雨 の 降 る の を 眺 め て い た 」 ( 三 四 ・ 7 ) と あ る が 、. み よ う 。. 3 下 人 の 「 勇 気 」 は 、 ど の よ う な も の か 、 本 文 に 沿 っ て 整 理 し て. →. う な 心 理 に 変 化 し て い っ た か 、 ま と め な さ い 。. 2 . 「 六 分 の 恐 怖 と 四 分 の 好 奇 心 」 ( 三 八 ・ 6 ) は 、 そ の 後 ど の よ. 分 か れ て 、 話 し 合 っ て み よ う 。. 4 老 婆 の 話 に 対 す る 下 人 の 行 動 に つ い て 、 肯 定 ・ 否 定 の 立 場 に. ( ). の は な ぜ か 、 説 明 し な さ い 。. 3 . 「 下 人 」 が 老 婆 に 対 し て 「 は げ し い 憎 悪 」 ( 三 八 ・ 12 ) を 抱 い た. と め て み よ う 。. 5 末 尾 の 一 文 か ら 想 像 さ れ る 下 人 の そ の 後 の 姿 を 、 文 章 に ま. →. う 人 。 語 第 十 八 」 と を 読 み 比 べ 、 本 文 と 違 う 点 を ま と め て み よ. 6 本 文 と 『 今 昔 物 語 集 』 巻 第 二 十 九 「 羅 城 門 登 上 層 見 死 人 盗.
(15) 京 都 の 町 へ 強 盗 を 働 き に 急 ぎ つ つ あ っ た 。 」 と い う も の で あ っ. −67− (67). ち ら か ら や っ て 来 て 、 ど ち ら へ 行 っ た と 考 え ら れ る か 、 発 表 し. 6 . 「 あ る 勇 気 」 ( 四 二 ・ 6 ) 、 「 老 婆 を 捕 ら え た 時 の 勇 気 」 ( 同 ・. は ど の よ う な 意 味 や 効 果 が あ る か 、 説 明 し な さ い 。. 話 ( 四 一 ・ 8 ~ 四 二 ・ 1 ) を ま と め て 、 説 明 し な さ い 。. 4 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な い 。 」 ( 三 九 ・ 10 ) と い う 結 び に. 5 . 老 婆 は 自 分 の 行 為 に つ い て ど の よ う に 考 え て い る か 、 老 婆 の. 3 「 老 婆 」 の 主 張 の 要 点 を 二 つ 挙 げ な さ い 。. 一 ・ 4 ) の は な ぜ か 、 説 明 し な さ い 。. 理 し な さ い 。. 4 . 「 下 人 」 が 「 老 婆 の 答 え が 存 外 、 平 凡 な の に 失 望 し た 」 ( 四. ( ). て み よ う 。. 表 1 現 羅 生 門 の 下 で 雨 や み を 待 っ て い る 「 下 人 」 は 、 洛 中 ・ 洛 外 の ど. 7 ) と は 、 そ れ ぞ れ ど の よ う な 「 勇 気 」 か 、 説 明 し な さ い 。. ( ). じ を 二 百 字 以 内 で 書 い て み よ う 。. 2 こ の あ と の 「 下 人 」 の 行 方 と 行 動 を 想 像 し て 、 続 編 の あ ら す. の よ う に 行 動 す る だ ろ う か 、 考 え を ま と め て み よ う 。. ( ). 学 『 第 二 一 習 高 一 等 学 学 習 次 こ 校 社 の の そ 小 改 れ 説 訂 ぞ の 版 れ 展 の 開 新 場 を 訂 面 、 場 国 に 面 語 お 総 け の う 合 る え 下 か 現 人 ら 代 の 四 文 心 つ 編 理 に 』 分 に つ け 第 い て て み 一 考 よ ① え う 、 。 下. た 。 し か し 、 後 に 、 本 文 の よ う に 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な. 表 1 現 . 自 分 が 「 下 人 」 の 立 場 に 立 っ た な ら ば 、 ど の よ う に 考 え 、 ど. ( ). 人 の 心 理 の 推 移 を ま と め て み よ う 。. い 。 」 ( 四 三 ・ 10 ) に 書 き 改 め ら れ た 。 印 象 は ど の よ う に 違 う. 2 . 『 羅 生 門 』 の 結 び の 文 は 当 初 、 「 下 人 は 、 既 に 、 雨 を 冒 し て 、. ( ). 1 羅 生 門 の 下 で 雨 の や む の を 待 っ て い た と き 。. か 、 話 し 合 っ て み よ う 。. →. 2 死 骸 か ら 髪 の 毛 を 抜 き 取 る 老 婆 を 見 た と き 。. ⓐ 時 代 ・ 季 節 ・ 時 間 帯 。. →. 3 逃 げ よ う と す る 老 婆 を 力 ず く で 取 り 押 さ え た と き 。. ⓑ 「 下 人 「 」 老 婆 」 の 境 遇 。. ( ). ⓒ 舞 台 と な っ て い る 場 所 。. 理 『 国 1 解 語 次 総 の 合 項 改 目 訂 を 版 整 』 理 し 、 筑 物 摩 語 ② の 設 定 を 確 認 し な さ い 。. 2 全 体 を 四 つ の 場 面 に 分 け 、 「 下 人 」 の 心 理 の 移 り 変 わ り を 整.
(16) * 以 下 を 除 い て 、 『 高 等 学 校. 『 高 等 学 校 改 訂 版. こ の 一 覧 か ら い く つ か の こ と が と ら え ら れ る 。 ま ず 、 ほ と ん ど の. 百 字 程 度 の 文 章 に ま と め て み よ う 。. こ と に よ り 読 後 の 印 象 は ど の よ う に 違 っ て く る か 、 六 百 ~ 八. 改 訂 版 新 訂 国 語 総 合 現 代 文 編 』 と 同 じ. 『 高 等 学 校 改 訂 版 標 準 国 語 総 合 』 第 一 ③. 発 あ 人 展 う 物 っ は 3 。 語 た 、 の 。 す こ 展 」 で の と 開 小 に 書 上 説 、 か 雨 ど が れ を の 初 よ た 冒 う が し め な 、 て て 発 後 、 効 に 京 表 果 本 都 さ を 文 の れ 上 の 町 た げ よ へ と て う 強 き い に 盗 、 る 改 を 最 か 、 め 働 後 説 ら き の 明 れ に 一 し た 急 文 て 。 ぎ は 「 み こ つ 下 よ の つ. * 『 高 等 学 校 改 訂 版. 『 高 等 学 校 改 訂 版 国 語 総 合 』. 新 訂 国 語 総 第 合 一 ② 現 代 文 編 』 に 同 じ. て 、 八 百 字 程 度 の 感 想 文 を 書 い て み よ う 。. 表 読 現 分 面 解 2 を に 1 抜 分 本 き け こ 文 出 、 の 中 し そ 小 四 、 れ 説 か そ ぞ を 所 の れ 下 変 に 化 の 人 場 の 見 の ら 様 面 心 れ 子 で 理 る を 下 ・ 行 下 整 人 動 人 理 の の の し 心 変 「 理 に て を 化 み き 描 に び よ 写 従 っ 」 う の 。 し て 描 て 四 い つ 写 る の は 部 場 、. −68− (68). 三 こ の 小 説 の 中 で 、 自 分 が 最 も 関 心 を 持 っ た 事 柄 を 中 心 に し. 学 習 の 手 引 き. 本 文 中 か ら 抜 き 出 し て み よ う 。. 『 新 探 求 国 語 総 合 現 代 文 編 』 →. 「 学 習 の 手 引 き 」 が 似 た 設 問 と な っ て い る こ と で あ る 。 「 下 人 の 心 情 」. て 、 『 高 等 学 校. * 言 葉 と 表 現 五 に 一 部 変 更 、 言 葉 と 表 現 の 三 を 削 除 、 を 除 い. →. 標 第 準 一 国 ④ 語 総 合 』 と 同 じ. 言 葉 と 表 現. →. →. 新 編 国 語 総 改 合 訂 』 版. 喩 を 、 本 文 か ら 抜 き 出 し て み よ う 。. 五 「 猫 の よ う に 身 を 縮 め て 」 ( 三 一 ・ 7 ) な ど の 動 物 を 使 っ た 比. 桐 原. 二 「 や も り の よ う に 」 ( 二 八 ・ 13 ) な ど の 動 物 を 使 っ た 比 喩 を 、. 桐 原 書 店. 言 葉 と 表 現. 三 う 4 「 。 老 な 婆 る が ほ 自 ど 己 な を 」 ( 正 三 当 三 化 ・ 1 す ) 以 る 下 論 の 理 老 の 婆 要 の 点 説 を 明 二 を つ 聞 あ い げ た て と み き よ 。. て 、 八 百 字 程 度 の 感 想 文 を 書 い て み よ う 。. 言 三 葉 と こ 表 の 現 小 説 の 中 で 、 自 分 が 最 も 関 心 を 持 っ た 事 柄 を 中 心 に し.
(17) と 反 復 的 に 、 か つ 、 「 け れ ど も 」 と 意 外 を 表 現 す る よ う に 、 そ し て 、. こ で 「 け れ ど も 、 老 婆 は 黙 っ て い る 」 「 お し の よ う に 執 拗 く 黙 っ て い る 」. ほ ど 、 見 開 い て 」 な ど と 心 情 を と ら え た い 描 写 が あ る 。 さ ら に は 、 こ. 婆 は 「 両 手 を わ な わ な 震 わ せ て 」 「 眼 球 が ま ぶ た の 外 へ 出 そ う に な る. い て の 「 話 し 合 い 」 や 翻 案 の 典 拠 で あ る 『 今 昔 物 語 集 』 と の 「 読 み 比 べ 」. 考 え て よ い だ ろ う 。 具 体 的 に は 、 下 人 の 行 動 や 老 婆 の 発 言 内 容 に つ. 習 指 導 要 領 に お け る 「 言 語 活 動 の 充 実 」 を ま さ に 図 る た め の も の と. 「 話 し 合 い 」 や 「 読 み 比 べ 」 が 活 動 と し て 数 社 で は 示 さ れ て い る 。 学. 「 慌 て ふ た め い て 」 な ど と あ り 、 あ る い は 、 太 刀 を 突 き つ け ら れ た 老. な も の は 、 「 弩 に で も は じ か れ た よ う に 」 「 死 骸 に つ ま ず き な が ら 」. 突 然 の 物 音 と と も に 現 れ る 生 者 。 そ の 際 に お け る 老 婆 の 驚 き の よ う. 心 情 」 に つ い て の 問 い は な い 。 死 骸 ば か り の 中 で 作 業 し て い た 老 婆 に 、. う こ と 以 外 に は や や む つ か し さ が あ る と 考 え る 。 と こ ろ で 、 「 老 婆 の. れ ら れ る も の は ど う い っ た も の が あ る だ ろ う か 。 「 現 代 で は な い 」 と い. う 。 た だ し 、 例 え ば 「 平 安 期 」 と い う 「 い つ 」 を 押 さ え た だ け で 手 に 入. 場 人 物 の 気 持 ち な ど が 推 し 量 ら れ る も の も あ る た め と 考 え ら れ よ. も あ る 。 も ち ろ ん 、 季 節 や 時 間 帯 と い う 「 い つ 」 を 踏 ま え る こ と で 登. こ の ど こ 」 と い っ た 、 そ の 場 所 の 状 態 や 所 在 地 ま で を 訊 い て い る も の. 単 に 「 い つ 」 「 ど こ 」 を 問 う た も の だ け で な く 、 「 ど の よ う な ど こ 」 ・ 「 ど. と 考 え ら れ よ う 。 ま た 、 「 い つ 」 「 ど こ 」 に 関 す る も の も 多 い 。 た だ し 、. け で な く 、 登 場 人 物 に 関 す る こ と を 押 さ え る の も 基 本 と な る 設 問. 「 老 婆 」 に 関 す る 問 い も 様 々 で あ る し 、 全 て の 教 科 書 に あ る 。 心 情 だ. う と す る 問 い か け で あ る と い え よ う 。. 巧 み な 表 現 と い え る だ ろ う し 、 巧 み な 表 現 と い う 存 在 に 気 づ か せ よ. 同 一 の 表 現 に も か か わ ら ず 、 相 違 を も っ て い る も の で あ る 。 ま さ に 、. ン ス の 差 異 を 考 え さ せ た い と の も の で あ ろ う 。 本 文 内 に お い て 、 全 く. の 確 認 と 下 人 の い る 現 況 と が 相 ま っ て 、 こ の 表 現 に 込 め ら れ た ニ ュ ア. こ れ は 、 単 な る 指 示 内 容 の 確 認 で は な く 、 先 に あ げ た 「 い つ 」 「 ど こ 」. 表 現 に 込 め ら れ て い る 下 人 の 心 情 に つ い て 、 考 え て み よ う 。 」 と あ る 。. こ の 羅 生 門 の 上 で 、 」 と い う 表 現 が 二 か 所 あ る が 、 そ の 効 果 や 、 こ の. ュ ア ン ス の 違 い は 確 認 し た い 。 ま た 、 大 修 ① と ② で は 、 「 「 こ の 雨 の 夜 に 、. か ら は 卑 小 感 や 無 力 感 も 感 じ さ せ た い の だ ろ う 。 特 に 、 「 勇 気 」 の ニ. き び 」 の 呼 称 か ら 考 え さ せ た い も の も あ る だ ろ う し 、 「 余 波 」 の 趣 き. ど が 何 を 表 そ う と し て い る か の 理 解 ・ 確 認 を 求 め た も の で あ る 。 「 に. 「 余 波 」 「 に き び 」 な ど と 比 喩 表 現 に つ い て で あ る 。 そ の 描 写 や 表 現 な. 描 写 や 表 現 の 内 容 や 効 果 を 問 う も の も 多 い 。 「 こ の 局 所 」 「 勇 気 」. −69− (69). に と っ て 基 本 と な る 設 問 と 考 え ら れ て い る の だ ろ う 。 「 下 人 」 お よ び. あ る 。 主 な 登 場 人 物 の 心 情 変 化 を 押 さ え る と い う の は 、 文 学 教 育. に 、 「 下 人 の 心 情 変 化 」 に つ い て は 9 社 23 冊 と 1 冊 を 除 い た 全 て で. 「 場 面 分 け 」 「 老 婆 の 主 張 」 「 比 喩 表 現 」 に 関 わ る も の な ど で あ る 。 特. う し 、 そ れ を さ せ て み た い 。. 驚 愕 ・ 恐 怖 そ の 他 、 様 々 に 入 り 乱 れ た 心 情 を 推 し 量 る こ と が で き よ. 写 で あ る が 、 そ の 心 情 に つ い て は い か が だ ろ う か 。 老 婆 の 判 断 ・ 計 算 ・. 比 喩 を 用 い 、 「 執 拗 く 」 と 見 慣 れ な い 語 彙 を 使 用 し て い る な ど し た 描.
(18) 「 国 語 総 合 」 と い う 必 履 修 科 目 に お け る 文 章 で あ る こ と か ら 、 小 中. の も 特 色 で は あ る だ ろ う 。 下 人 と い う 身 分 そ の も の も 特 色 と い え る 。. か 。 学 習 者 は 何 を 特 色 と 判 断 す る だ ろ う か 。 例 え ば 、 平 安 期 と い う. 特 色 を 」 ま と め る と い う も の で あ る 。 「 羅 生 門 」 の 特 色 と は 何 だ ろ う. 大 修 ③ に お け る 「 こ れ ま で 学 習 し た ほ か の 小 説 と 比 べ て 、 「 羅 生 門 」 の. か 、 と い っ た も の に 矮 小 化 さ れ る 惧 れ も 感 じ ら れ る 。 も う 1 つ は 、. の よ う に 考 え る か 」 と い う 討 論 と す れ ば 、 こ の 発 言 は よ い も の か ど う. ど と 、 様 々 な こ と が 考 え ら れ る だ ろ う 。 と は い え 、 「 発 言 に つ い て ど. な い か 。 老 婆 に 対 し 、 こ の 発 言 を す る 下 人 の 意 図 は 何 だ ろ う か 。 な. 婆 に 向 け て だ け の 発 言 だ ろ う か 。 下 人 自 身 へ の 言 い 訳 で も あ る の で は. れ た か 。 ま た 、 こ の 発 言 は 老 婆 に 「 か み つ く よ う に 」 言 わ れ る が 、 老. く 、 盗 人 は 無 言 で 衣 と 髪 を 奪 い 取 る 。 作 者 は な ぜ こ の 発 言 を 組 み 入. と い っ た こ と を 述 べ る 。 こ れ に 相 当 す る も の は 『 今 昔 物 語 集 』 に は な. う か 。 例 え ば 、 下 人 は 老 婆 か ら 引 剥 ぎ を す る 直 前 に 「 恨 む ま い な 」. 言 に つ い て な の だ ろ う か 。 そ し て 、 そ れ は 誰 に 対 し て の 発 言 な の だ ろ. え さ せ る こ と な ど は 、 よ り 深 め た 読 み を 提 示 す る た め の 良 質 な 問 い. も 読 点 が 存 在 し た り 場 面 の 視 点 が 再 帰 し た り す る こ と の 効 果 を 考. 登 場 人 物 や 読 者 以 外 を 考 え さ せ る こ と や 同 じ く 短 文 で あ り な が ら. 小 中 学 校 と 比 べ た 発 展 的 な ス パ イ ラ ル と し て の 高 校 国 語 に お い て 、. と は い え 、 是 非 考 え さ せ て み た い 問 い で あ る こ と は 間 違 い な い 。 特 に 、. る 設 問 で は な い 。 な お の こ と 、 相 対 的 に む つ か し く は な い だ ろ う か 。. 冊 版 で は な い 教 科 書 す な わ ち 難 易 度 が 高 い と さ れ る 教 科 書 に お け. ど ち ら も 非 常 に む つ か し い 問 い で は な い だ ろ う か 。 な お 、 い わ ゆ る 分. 「 作 者 は さ っ き 、 ~ 」 の 一 文 な ど に つ い て で あ ろ う 。 こ の 2 つ の 問 い は 、. で あ る 。 」 「 下 人 の 行 方 は 、 誰 も 知 ら な い 。 」 に つ い て で あ る 。 後 者 は. い ず れ も 、 1 社 1 冊 の 設 問 で あ る 。 前 者 は 「 あ る 日 の 暮 れ 方 の こ と. の 「 作 者 」 が 顔 を 出 し て い る こ と に ど の よ う な 意 味 が あ る か 」 で あ る 。. か 」 で あ る 。 も う 1 つ は 、 教 出 ③ に お け る 「 作 品 の 中 に 語 り 手 と し て. に お け る 「 冒 頭 と 結 び の 一 文 は ど の よ う な 表 現 効 果 を あ げ て い る. 最 後 に 、 特 徴 的 な 2 つ の 設 問 に つ い て 言 及 す る 。 1 つ は 、 教 出 ②. −70− (70). あ る 。 下 人 の 行 動 に つ い て で は な い の で あ る 。 こ れ は 、 下 人 の ど の 発. け る 「 下 人 の 発 言 に つ い て ど の よ う に 考 え る か 」 と い う 討 論 の も の で. の 言 語 活 動 の 設 問 の 中 で 、 2 つ の も の 注 目 し た い 。 ま ず 、 東 書 ② に お. あ ろ う か ら 、 作 者 の 意 図 を 考 え て み よ う と の も の だ ろ う 。 た だ し 、 こ. だ ろ う 。 後 者 は 、 異 同 の 見 つ け 出 し な ど が 前 提 に あ る 「 読 み 比 べ 」 で. ら 、 自 分 事 と し て 登 場 人 物 と 同 化 的 に 作 品 を と ら え よ う と の も の. な ど で あ る 。 前 者 は 、 感 想 的 な も の を 含 ん だ 「 話 し 合 い 」 で あ ろ う か. た い 設 問 で あ る 。. つ な が り そ う な 、 学 習 者 と 指 導 者 が 一 体 と な っ て 考 察 を 続 け て い き. と い っ た 「 方 法 」 な の か 。 場 合 に よ っ て は 、 文 学 と は 何 か と い っ た 問 い に. る こ と で き る も の は 一 体 何 か 、 テ ー マ と い っ た 「 内 容 」 な の か 書 き ぶ り. 導 者 側 は 何 で あ る と と ら え て お く べ き か 。 あ る い は 、 「 特 色 」 と 断 ず. 感 じ さ せ る こ と の で き る 設 問 で あ る 。 た だ し 、 こ の 「 特 色 」 自 体 を 指. 学 校 で 学 ん だ 小 説 な ど も 想 起 せ ね ば な る ま い 。 学 び の ス パ イ ラ ル を.
(19) は 、 三 十 年 版 要 領 に お け る 最 重 点 で あ り 、 そ れ を 慮 っ た も の と 考 え. な わ ち 、 主 体 的 か つ 対 話 的 な も の が 要 求 さ れ る も の で も あ る 。 こ れ. に は 、 他 者 の み な ら ず 自 己 の 考 慮 が 必 要 と さ れ る も の で も あ る 。 す. 動 は 新 旧 の 学 習 指 導 要 領 国 語 で 重 視 さ れ て い る 1 つ で あ る 。 さ ら. 四 版 』 教 育 出 版. ( お お む ら と き お / 札 幌 国 際 大 学 ). を 強 く 意 識 し た も の と い う こ と で あ る 。 「 話 し 合 い 」 と い っ た 言 語 活. 徴 な ど を 考 え さ せ よ う と い う こ と で あ ろ う 。 そ し て 、 学 習 指 導 要 領. 田 近 洵 一 ・ 井 上 尚 美 編 ( 二 〇 〇 九 ) 『 国 語 教 育 指 導 用 語 辞 典. 紅 野 謙 介 ( 二 〇 二 〇 ) 『 国 語 教 育. 第. 混 迷 す る 改 革 』 筑 摩 書 房. る 。 単 に 内 容 把 握 を す る だ け で な く 、 そ の 文 章 な ら で は の よ さ や 特. 「 国 語 」 教 育 』 幻 戯 書 房. よ う 。 次 に 、 発 展 的 な 読 み へ の 手 が か り と し て の も の と い う こ と で あ. 紅 野 謙 介 編 ( 二 〇 一 九 ) 『 ど う す る ? ど う な る ? こ れ か ら の. 学 を 読 み 進 め て い く 際 に 前 提 的 に 注 視 さ せ た い も の と と ら え ら れ. 補 完 全 版 〉 』 鳥 影 社. こ と が 考 え ら れ る 。 教 材 末 に 配 置 さ れ な が ら も 、 そ の 教 材 そ し て 文. 基 本 が 書 か れ た も の と い う こ と で あ る 。 共 通 性 の 高 い 設 問 か ら こ の. 伊 藤 氏 貴 責 任 編 集 ( 二 〇 二 〇 ) 『 国 語 教 育 か ら 文 学 が 消 え る 〈 増. 〈 参 考 文 献 〉. 1 つ は 、 ミ ニ マ ム と し て の 設 問 、 す な わ ち 、 文 学 を 読 み 進 め る 上 で の. 「 羅 生 門 」 に お け る 「 学 習 の 手 引 き 」 に つ い て 3 つ の こ と が 考 え ら れ る 。. い 」 「 読 み 比 べ 」 な ど も 半 数 近 く で 設 け ら れ て い た 。 こ れ ら の 内 容 か ら. の 設 問 も 一 部 見 受 け ら れ た 。 ま た 、 言 語 活 動 を 考 慮 し た 「 話 し 合. の 独 自 性 と 考 え る こ と も で き る か も し れ な い が 、 他 社 に は な い 独 特. 成 」 「 表 現 」 な ど に 関 す る も の で あ っ た 。 一 方 、 こ れ は そ れ ぞ れ の 会 社. し 考 察 し た 。 9 社 24 冊 に は 共 通 す る 設 問 も 多 く 、 そ れ は 「 心 情 」 「 構. 本 稿 で は 、 三 一 年 版 に お け る 「 羅 生 門 」 の 「 学 習 の 手 引 き 」 を 一 覧. 4 ま と め と 展 望 ( 課 題 ). 望 す な わ ち 課 題 で あ る 。. 意 味 や 価 値 を 考 察 す る 必 要 が あ る 。 そ れ ら が 、 本 研 究 の 今 後 の 展. 検 討 す る 必 要 が あ る 。 そ し て 、 文 学 教 育 に お け る 「 学 習 の 手 引 き 」 の. 引 き 」 で は ど う で あ る か 、 他 の 校 種 の も の で は ど う か 、 と い っ た こ と を. 門 」 の 「 学 習 の 手 引 き 」 は ど う で あ る か 、 他 の 文 学 教 材 の 「 学 習 の 手. こ の こ と を も と に 、 新 科 目 教 科 書 ・ こ れ ま で の 教 科 書 に お け る 「 羅 生. に は こ う で あ る と い う 定 義 は と ら え づ ら い 、 と い う こ と が わ か っ た 。. き 」 に は い く つ か の 特 徴 が と ら え ら れ る 、 あ る い は 、 「 学 習 の 手 引 き 」. −71− (71). か け な の で は な い だ ろ う か 。. 以 上 の よ う に 、 本 稿 で は 、 三 十 一 年 版 「 羅 生 門 」 の 「 学 習 の 手 引. ら れ よ う 。.
(20) 表1 「羅生門」における「学習の手引き」 東書. 三省. 教出. 大修. 数研. 明治 筑摩. 第一. 桐. ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ ① ② ③ ① ② ① ② ① ② ③ ④ 原 羅生門の場所. 〇. 羅生門等の状態. 〇 〇. 〇 〇 〇 〇. 〇 〇. 〇. 〇 〇. 季節. 〇. 〇 〇. 時間帯. 〇. 〇. 下人の境遇. 〇. 〇 〇 〇. 〇 〇. 老婆の境遇. 〇. 〇. 〇 〇. 〇. 下人の気持ち・心情の変化. 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇. 「この局所」の確認. 〇 〇. 「勇気」の確認. 〇 〇. 〇. 老婆の主張・論理. 〇 〇. 〇 〇 〇 〇 〇. 引剥ぎの理由. 〇 〇. 下人のこの後の想像. 〇. 老婆の主張についての話し合い. 〇. 役割読み. 〇. 5社10冊. 〇 〇. 〇. 5社6冊. 〇 〇. 〇. 5社6冊. 〇 〇 〇. 〇. 6社10冊. 〇. 4社5冊. 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 9社23冊 2社3冊 〇 〇 〇 〇 〇 〇. 5者9冊. 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇. 7社18冊 2社3冊. 〇 〇 〇. 〇 〇 〇 〇 〇. 〇. 6社10冊 1社1冊 1社1冊. 〇 〇. 場面分け. 〇 〇. 〇 〇 〇 〇. 下人の行動の変化. 〇 〇. 下人の行動についての話し合い. 〇. 老婆の発言についての話し合い. 〇. 下人の発言についての話し合い. 〇. 〇. 〇. 〇 〇. 〇. 5社7冊. 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 6社14冊 2社3冊 〇 〇. 2社3冊 1社1冊 1社1冊. 下人のこれまでの経緯. 〇 〇. 下人の受け止め方. 〇 〇. 1社2冊 〇. 〇. 登場人物の表現効果. 〇 〇. 〇 〇 〇 〇. 比喩表現の効果. 〇 〇 〇. 〇. 3社4冊 3社6冊. 〇 〇 〇 〇 〇. 〇 〇 〇 〇. 〇. 6社13冊 1社1冊. 「余波」の確認. 〇. 〇 〇 〇. 『今昔物語集』との比較. 〇 〇. 〇. 結びの文の考察. 〇 〇 〇 〇. 冒頭の分の考察. 〇. 2社4冊 〇 〇. 〇 〇. 3社5冊 〇 〇. 〇 5社9冊 1社1冊. 「作者」の登場の考察. 〇. 描写・表現の効果. 〇 〇 〇. 「にきび」の効果. 〇 〇. 〇. 時代背景. 老婆のこの後. 4社5冊. 〇. 1社1冊 〇 〇. 3社5冊. 〇 〇 〇 〇 〇 〇. 情景の感想. 〇. 他の小説との比較. 〇. 「下人」の立場での考察. 〇 3社7冊 1社1冊 1社1冊 〇. 「下人」の往来の考察. 1社1冊 〇. 感想文. 1社1冊 〇 〇. −72− (72). 〇. 1社3冊.
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