小学校における「いのちを考える教育」の実践 : 学級担任と授業を共同構築する試み
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(2) 用意したり、他者の生きる姿を追体験するため. ち」というテーマを考えると想定できることであっ. の工夫として、絵本・映像・人生の先輩(保護. た。しかし、自由記述では、「いのちについても. 者・地域の方)を授業の中に取り入れることとし. っと考えたくなった」という子どももおり、「いのち. た。また、学年の教師と共同構築を行うために、. について考え続ける」というねらいの点では、概. 事前に「いのちの教育」に関するアンケート(イン. ねよかったと考えられる。共同構築した教師の. タビュー)を個別に行い、アンケートをもとに、「い. 評価は、「やってよかった」r4年生の子どもにと. のちを考える教育」のねらいを考えるところから始. って、必要なものであった」との評価であった。. めた。そして、1時間毎にふり返りを行い、次の授. 業の展開を見直すようにした. 5.総合考察と今後の課題 本研究の特徴は、「いのち」について教える. 3.授業実践の具体. べき価値がはじめからあるのではなく、「いの. 授業は小学校4年生、3クラスで行った。1組、. ち」そのものを問いとしてあげ、子どもと一緒に. 2組は担任が、3組は筆者が授業を行い、教育. 考えていくスタイルで行ったことである。授業で. 課程上の位置づけは総合的な学習の時間を10. 考えたことが次の問いを生み出していく材料と. 時間当てることとした。. なっていくため、3次の人生の先輩の授業で. 単元計画は以下の通りである。. も、大人は教えるべき価値をもってくるのではな. 第1次自分のいのちを見つめる時間(2時間). く、自分の生きてきた中から考えてきたことを話. ・10才の自分にいついて考えよう(1). してもらい、子どもたちと一緒に考えるスタイル. ・「いのちって何?」について考えよう(1). をとった。子どもと一緒に考えることで、大人が. 第2・3次他者を追体験する時間(7時間). 自分自身の「いのち」に向き合い、考えることと. ・絵本からいのちを考えよう(4). なったのは子どもたちにとっても、いのちを考え. ・人生の先輩といのちを考えよう(3). 続ける事のモデルとなり、予想外の成果であっ. 第4次これからの自分につなげる時間(1時間). た。. ・これからの生き方を考えよう(1). 今後の課題としては、子どもたちがいのちを考. え続けるために、幼稚園や中学校と連携し、継. 4.授業の評価. 続して行うための工夫等があげられる。本研究. 子どもの評価は、授業の事前、事後アンケー. から見えてきた新たな課題の解決向け、更に実. トと、各時間のワークシートで行った。「いのちを. 践を通して研究を深めていくことが必要である。. 考える授業」について、難しいと答えている子ど. 修学指導教員 山中 」英. もが、事前、事後とも多かったが、これは、「いの. 指導教員 山中 一英.
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