研 究論文
M&M 財 閥の経営構造 と戟略
ビシュワ・ ラズ・ カンデル
アブス トラク ト
本稿では、イ ン ド財閥の生成 を今一度整理 し、 自由経済政策導入後のイン ド財 閥の経営 構造 と戦略 を提示す ることを目標 とす る。具体的には、財 閥における代表的な研究者の見 解 を検討 し、その展開に応 じてイン ド財閥の概要 を述べ る。1947年のイン ド独立以降、イ ン ド経済の発展 には財閥 と呼ばれる民間資本が常 に大 きな役割 を担 って きた。その財閥の 支配構造 においては、所有 と経営の分離がで きず、家族あるいは一族が企業の所有 ・経営 に携 わっているため、財 閥は多数の傘下企業 を持つ こ とが多 くあ る。本稿 で は、M&M 財閥の経営構造 と戦略の検討 を重ねてい く。
キ ー ワ ー ド :イ ン ドの企業、イ ン ドの財 閥、家族経営、所有 ・支配、財 閥経営、M&M 財閥。
1. は じめに
本稿では、イン ド経済 において強大 な影響力 をもつ経営組織である財 閥の経営構造 と戦略 を 分析する。財 閥はイン ドの経済発展 を主導 して きた主体のひとつである。1956年か ら1991年まで 社会主義経済 を採用 して きたイン ド市場 におい て、「社会主義経済」は、経済危機 を引 き起 こし た大 きな要因のひとつ とみなされた。そこで、
1991年にイン ド政府は自由経済政策を導入 した。
その後、「グローバル ・スタンダー ド」を目標 と したコーポレー ト・ガバナ ンスによって、現在 も、イ ン ド経済改革 を進めている。その主な理 由として、海外投資家にインド市場に参入 させ、
技術、資本 な どを獲得 してい く狙いがある。
ここで、本稿の目的 としてインドのMahindra
&Mahindra(以下M&M)財閥の生成 を踏まえ て、経営構造 と戦略を検討 していくことにする。
2.イン ド財閥の定義
森川英正 (1976年)の定義 によれば、財 閥 と は、「富豪の家族 ・同族の封鎖的な所有 ・支配の 下に成 り立つ多角的事業経営体
1
」 とされる。 こ の同族 とは先祖 を同 じくする家族の集団であ り、封鎖的 とは特別の場合 を除 き、家族 同族以外の 他人の参加 を拒否す ることを意味す る。
また、中川敬一郎 (1969年)は 「家族 とい う 本能的群居集団のあ り方が社会組織の基本原理 となっているような伝統的社会が、先進工業国 との国際競争 に強力 な工業化 を急速 に推 し進め ようと言 う場合、その後進的工業化 の経済主体 として必然的に発生する多角的な企業集団
2
」 と 財閥を定義 している。さらに、米川伸一 (1981年) は、財 閥を 「血 縁 関係の家族 または同族 による家意識で結 ばれ た多角的企業集団」 と定義する3。 これ らの定義 か ら財 閥を捉 えると、一家族あるいは同族が出 資 し、閉鎖的な所有 ・経営 を行い、後 に世代交
代 によって より拡大 した大企業群 を所有 ・支配 している。
以上の点 を踏 まえ、本稿では、財閥を 「特定 の家族 ・同族の閉鎖的所有 ・支配下 に成立 した 大企業 を中心 とす る多角的事業経営体」 と定義 する。 したがって、家族 ・同族が閉鎖的に所有 ・ 支配 し、大企業が中核 に置かれている多角的事 業経営体であれば、その企業集団は財閥 として の条件 を満た していると言 える。具体的には、
IndianBigBusinessHouse(以下IBBH)が挙げ られる。
1947年のイン ド独立以降、イ ン ド経済の発展 にはIBBH と呼ばれる民間資本が常に大 きな役 割を担って きた。また、IBBH は、政府 と経済市 場 との大 きな媒体 としての役割を果たしてきた。
筆者がIBBH に注 目する理由は、IBBHがインド 国民経済 に大 きな影響力 を持ってお り、 さらに 経済だけに留 まらず、政治や文化 などにも幅広 く影響 を及 ぼ して きた とい う点で、イ ン ドの国 民社会 にとって不可欠 な存在であるか らに他 な
らない。
IBBH の動向は近年先進国を中心に注 目されて いるが、IBBH に関する研究はこれまで十分に行 われてこなかったのが実情である。IBBH は日本 の財閥 とい くつかの同 じ性格 を持ってお り、本 稿 でのIBBH はとくに断 らない限 り、下記では 財閥を指す もの と了解 されたい。
3.先行研究
企業の所有 と経営の一致か ら所有 と経営が分 離 したことを主張 してきたものの、ADチャンド
ラー (1977)(以下チ ャン ドラー)は次のように 述べている。
近代的な企業はその当初か ら、一族 ・同族や 友人関係で経営者管理者層 を充足で きず、多数 の管理者 を必要 とした。若干の企業においては、
企業の創業者 と一族お よびその親 しい友人が、
その株式の大多数を保持 し続けた。 したがって、
トップ ・マネジメン トの意思決定、 とりわけ金 融政策、資源配分お よび最高経営者の人選 に関 42国際経営論集 No.40 2010
して、強大 な発言力 を有 していた。 この ような 近代企業 を企業者 ない しは家族企業 と名づけ、
かかる企業 によって支配 される経済あるいはそ の産業部門を、企業者資本主義あるいは家族資 本主義の体制 と定義す る4。
この ように、チ ャン ドラーは、所有 と経営の 分離ではな く、近代産業 における 「所有 と経営 の相互関係」 を強化すること5を主張 しなが ら、
近代的な企業の経営組織 について、専 門経営者 か ら成 る経営階層組織への発展が不可欠である ことを指摘 している6。
一方、イ ン ド企業の研 究者 であ る、Chibber
&Majumdar(1997)は、外国投資家の株式所有 が企業のパ フォーマ ンスに大 きな影響 を与 える ことを指摘 している。イ ン ドでは、1991年の自 由経済政策導入後、外国投資家が積極 的にイン ド市場へ参入 したため、国内企業の経営 ノウハ ウや コーポ レー ト ・ガバナ ンスの向上、企業経 営の透明性 に大 きな影響 を及ぼ した7。
また、イ ン ドでは、一族 ・同族 を中心 とした 純粋持株会社 や株式持合 い構造がほ とん どの企 業 グループな どに見 られている。 さらに、1991 年 までにイ ン ド資本市場では、外 国投資をほと ん ど拒否 していたので、外部か らの企業買収や 資本提携 は不可能に近かった。 よって、ほ とん どのイ ン ド企業では、経営者が、所有 ・経営 ・ 支配を行 うことが一般的である。 とはいっても、
大手企業が金融機 関か ら資金調達 し、筆頭株主 の位置づけを持 っているが、銀行や金融機関に よる企業を監視する機能が存在 しない。バーリ ・ ミ‑ ンズ (1932)が近代企業 における 「所有 と 経営の分離」の問題 について個人企業では、所 有者 と経営者 は同一人物であるので、所有者 と 経営者間の利害対立は存在 しないことが言及 さ れた8。いわゆる、バーリ ・ミ‑ ンズが述べてい るように、所有者 と経営者の利害対立がイ ン ド 企業内に起 こっていないのが現状である。イン ド財 閥の特徴 として、相続慣行では、不均等分 割相続がある。現在 の多 くのイ ン ド財 閥は次世 代‑の継承 を完了 し、一族 ・同族支配の維持だ けでな く企業 グループとしての規模の維持 ・拡
大 に も成功 している。 しか し、一族 ・同族 の相 続問題や家族内の骨 肉の争 いが生 じて、多 くの イ ン ド財閥が分裂 している。 または、その中、
分裂せず に、共 同所有 ・経営体制 を維持す る財 閥 もい くつか存在す る。
今 まで行 われて きたイ ン ドの企業経営が、 グ ループ企業 の規模 の拡大や分裂 などによって、
一族 ・同族 中心 にすべての企業 を支配す ること が難 しくなって きた。 さらに、時代 の変化 と共 に、上級労働市場の 自由化 や従業員 の意識 の変 化があるものの、労働組合 と経営者 との利害対 立が存在す るので、利害対立を軽減するために、
経営者 に経営方針 の転換が求め られ る。 こうし た企業環境や時代 の変化 に、イ ン ドの経営者 は 国際水準の透明性、説明責任 を達成す るための ガバナ ンス ・システムの構築 を しなければな ら ない状況 になっている。 また、 イ ン ド企業 の不 祥事 として2009年1月、イン ドIT業界第4位の サテ ィヤム ・コンピュータ ・サー ビスの粉飾決 算 の発覚 によってイ ン ドの コーポ レー ト ・ガバ ナ ンス に関 して新 たな議論 をす ることが必要 と なった。
4. Mahindraa Mahindra財閥の生成
M&M財 閥はイ ン ド独立以前 の1945年 にパ ン ジャブ州でルデイアナ出身のMahindra家 とMo‑ hammed家が連合 し、形成 された珍 しいグルー プであった。Mahindra家 はパ ンジャブ州のビン ド ゥ ‑敬 (Chettri族)で あ り、Mohammed 家 はイス ラムで あ る。 イ ン ド独 立 前 に、∫.C.
Mahindra、KC.Mahindra兄弟 とGulam Moham‑
med、InamMobammedらが、家族の名前 を取っ てMahindra&MohammedPvtLtdを設立 した。
しか し、1947年のイ ン ド ・パ キス タン分・離後、
イス ラム教徒 のMohammed家 はパ キス タンに 去っていった。そのためMahindra&Mohammed PvtLtd.社名が変更され、Mabindra&Mahindra PvtLtd(以下MMPL) とな り、所有権はMahin‑
dra一族 の もの となっている。
Mahindra家が属するChettri族は商業 カース トではないが、教育水準が高 く、他 のイ ン ド商 業 カース トと同 じ く有力 な財 閥 を形成 してい る9。M&M財閥の家系図は以下の通 りである。
図1 Mahindra家系図
出典 :三上敦史 〔1993
〕
『イン ド財閥経営史研究』 同文舘、287ページとM&M財閥のホー ム ・ページ (http://www.mahindra.com)をもとに一部筆者修正作成 (2010年07月 17日アクセス)0Mahindra一族 に全所有権が移 って以来M&
M財閥は
K
C.MahindraとJ.C.Mahindraが互 い に協 力 し合 い、財 閥の発展 に努 め た。K.C.MahindraとJ.C.Mahindraの死後は、それぞれ の 息 子 で あ る、KeshubMahindraとHarish Mahindraの2人が過去70年近 く財閥を持続的に 成長させてきた。HarisM ahindraの死後は、Ke‑ shubMahindraの強い リーダーシップの下で財 閥は発展 を続けている。
現在の会長であるKeshubMahindraは、Whar‑ tonUniversityofPennsylvaniaの理学修士 を取 得 し、1947年にM&M財閥の役員 として入社 し た。そ して、1963年にM&M財閥の会長に就任 した。それ以来、積極的に多様 な分野で事業 を 行っている。またKeshubMahindraは、会社法 およびMonopolies&RestrictiveTradePractice Commission (MRTP)に関す るサチヤール委員 会、中央工業顧問委員会、通商委員会、イ ン ド イギ リス技術委員会等 イ ン ド政府の設置 した多
くの委員会のメンバーや財閥の主要な企業の会 長 を務めている。
さらに、HarishMahindraの息子であるAnand G.Ma血indraは、1981年HarvardBusinessSchool、 Boston校でMBAを取得 し、MahindraUgine SteelCo.Ltd.(MUSC)に入社 した。そ して、
1989年以降、同社 の社長兼副社長 を務め、現在 は財 閥の副会長 となっている。 また彼 は、イ ン
ド ・ハーバ ー ド ・ビジネス ・スクール協会The HarvardBusinessSchoolAssociationoflndia の共同設立者の 1人で もある。同協会 はイ ン ド で経営専門家の能力向上す るために様 々な活動 に貢献する 目的を持 っている。
5 .
Mahindraa Mahindra財閥の事業概要M&M財 閥は、イン ドの 自動車産業 を支 えて きた主要 な財閥であ りなが ら、研究対象 として 取 り上 げ られてこなかった。M&M財 閥は、イ ン ドにおいてジープブラン ドの製造 を手掛 ける 財 閥として知 られているが、その他、農業用 ト ラクター、商用車 など自動車関連分野で事業 を 44 国際経営論集 No.40 2010
拡大 させている。 また、他の少数の財閥と共に、
イ ン ドの産業革命 を実現 に導いた歴史的に重要 な財閥で もある。
M&M財閥が、アメリカのKaiserJeepCorpo‑ ration(現AmericanJeepCorp.・カイザ ・ジー
プ会社、以下 カイザ)の総代理店 として75台の ジープを現地組立方式で輸入 したのは、1947年 であった。その後 カイザー との資本 と技術提携 によ りジープ工場 を設立 し、1949年 に製造 を開 始 した10。
当時のM&M財閥の会長 はジープを発明 した BarneyRossの友人であ り、BarneyRossがイン ドにおけるジープの販売権の取得を勧めた。ジー プは、既に第2次世界大戦で大 きな活躍を示 し、
世界 的 に人気 が 高 まって いた。1948年 にM&
M財閥は、 アメリカのディーゼルエ ンジンを製 造 していたVennseverinを買収 して技術 を導入 しようとしていたが、イ ン ド政府の許可が下 り ず、失敗 に終わっていた。この理由により、M&M 財閥がジープの販売権 を購入する運びとなった。
イン ド独立以前、イン ドでは自動車事業 に相 次いで当時の有力財閥が参入 していた。例 とし て、Birla財閥のHindustanMotors(1942年設 立)、Walchand財 閥 のPremierAutomobiles
(1944年設立)、TATA財閥のTelco (1945年設 立)などが挙 げられる11。M&M財閥も他の財閥 と同様 に、1944年 にMahindra& Mohammed PvtLtd.(現MMPL)を設立 し、1949年に生産を
開始 していた12。
さらに、M&M財閥は1947年に、OtisElevator のインド代理店であるTurnerHoare買収 して、
1953年 にOtisElevatoroflndia社 を設立 し、エ レベー ター製造分野に参入 した。その後 も、海 外企業 と資本提携や技術提携 を行 った。1958年 に、イギ リスのRuberyOvensandCompany と提携 し、Mahindraownを設立 し、 トレーラー の生産を開始 した。1960年にイギリスのBirfield と合弁事業により、MahindraSinteredProducts を設立 した。同社 は焼結 自動給油ベア リング製 造を専門とするイン ド唯一総合冶金企業である。
MMPLはイン ドの実用車両市場の最大手メ‑
表 1 財閥の主要大企業 単位 :1000万ル ピー
企業名 総資産 ROCE(%) 時価総額 総資産(205000順位9) 業界別順位
MMPL 31,989.63 ll.16 10696.98 19 2自動車
MahindraUgineSteelCo.Ltd. 586.97 294.93 419.43 N.Aー 34鉄鋼
KotakMahindraBankLtd. 40,233.84 7.62 9754.78 34 34金融
出典 :AlokeshBhattacharyya〔2009〕,It'sAllAboutSize,BWREAL500,BUSINESSWORLD,pp.54‑55(http //www.businessworld.in/bw/magazine/2009̲ll̲02)をもとに筆者作成 (2010年8月30日アクセス)。
カーであ り、イ ン ド市場のお よそ60%のシェア を持っている。M&M財閥の実用車両は、軍隊、
政府、民間の消費者 に幅広 く普及 している。 ま た、イン ド自動車業界 において最 も車種 の多い 自動車メーカー として知 られている。例 えば、
イン ドの悪路にも対応可能な車種 としては、CL シリーズ、MM540、 コマ ンダー、アルマダ等が 挙 げ られる。 海外では、中東諸国、 アフリカ諸 国、南 アメリカ諸国、東南 アジア諸国まで事業 を拡大 している。 この財閥の主要大企業の一覧 表は以下の ようである13。
1994年 に、M&M財閥は、4つの事業分野に 事業 を展 開 してい く方針 を打ち出 した。その主 要4分野の事業方針 として、① 自動車分野では、
自動車部門で実用車両 を生産、三輪車 を含 む自 動車の製造 ・販売 を行 ってい くこと。(参農業機 器分・野では、世界の トップ5ブラン ドに入 る ト
ラクターを生産 し、年間に15万台の トラクター を生産す る能力 を有 してお り、イン ド、中国、
アメリカ、オース トラリアに生産拠点 を有す る ので、 これを生か した世界的市場 占有率の増加 を目指す こと。③金融サー ビス として、イン ド 最大の非銀行金融機関の 1つであ り、特 に郊外 および準郊外エ リアを中心 として全国に350以上 の支店 を運営 している。 これを利用 して、農業 従事者が 自財 閥の工作機器 を購入す るための支 援 をし、財閥内において金利収入 と トラクター 等の販売収入の獲得 を目指すこと。(彰ITサービ ス分野 として、1986年にIT分野を発足 し、ソフ トウェア輸 出企業 として、電気通信やその他 の サー ビス産業‑のソリューシ ョンを提供 してい
る14。2009年 には、Satyam ComputerPvt.Ltd.
を買収 し、IT分野‑事業展開を目指 している。
以上の4つの事業分野以外 に、慈善活動 に関 して、2005年のM&M財閥による発表によると、
財閥の税引後の純利益 の1%が財閥によって運 営 されている病院、学校や奨学金 などの非営利 的な団体 の社会活動 に充て られている。 他 のイ ン ド財 閥 も社会貢献活動 を行 っていることを表 明 しているが、実際 にどれだけの金額 を費や し ているかは不明であ り、明確 な数字 を公表 して いるのはM&M財 閥だけである。
6 .Ma h i n dr aaMa h i n d r a
財閥の経営構造上記の表1で示 しているように、イ ン ドの有 名経済誌 睡usinessworld』の2009年度インド企 業 トップ500の中に、M&M財閥傘下企業の4社 が ランク入 りしている。 特 に自動車分野では、
MMPLが第2位 に入 っている。ちなみに1位は TATA Motorsで あ る。AnandG.Mahindra が1994年に財閥の経営効率 を図るために選択 と 集中を戦略 として、財閥の事業分野を見直 した。
M&M財閥の経営構造 を図2で示 している。
M&M財閥の組織構造では、KeshubMahindra (会長)が トップに置かれて、傘下企業全体 を経 営するための中核上場企業であるMMPLが事業 持株会社 として傘下企業の経営 を行 っている。
また、M&M財閥は、4つの主要 な事業分野を 形成 し、各主要分野で企業 を経営 している。 さ らに、その主要 な子会社各社が外部 と合弁会社 を設立 している。MMPLの取締役会は12人で構
図2 M&M財 閥 の経 営構 造 r ■■■ ■ ' ' ■■ ■
Mr.NadirBurjorjiGodrej(independent) Mr̲M.M.Murugappan(Independent)
Mr.BharatNarotamDoshi(NorHndependent良GroupFCO)
Sh81eTransferarLdShalehohhm/
hvesteTSGrieyafd A金
M r
.K e s h
ubM8hindra(Chairman)Mr.AnandG.Mahindra
Mr,Bhara壬Doshi
M r . A . 帆
Nanda良 . K . K u
批arni出典 :M&M財 閥の年次報告書2009年‑ 2010年度 (http://www.mahindracom/investorsrelations/AnnualRe‑
port.asp#)をもとに筆者作成 (2010年09月14日アクセス)。
成 され、取 締役 には会 長 と副会 長 除 いて、 一族 以外 か ら任 命 され てい る。 また 図2で示 してい る ように、有力 な経営機 関であるGroup M anage一 m entBoard(以下GM B)が設置 されている。 こ の経営機 関の主 な 目的 は、 GM Bのメ ンバ ー と傘 下企業 の経 営者 間の関係 を良好 に保 ち、摩擦 を 避 け る こ と と、会 長 や副会 長が財 閥経 営 に関す る意 思決 定 をす る際 にサ ポ ー トや ア ドバ イス を す るこ とで あ る。また、傘 下企業 の経営者 とGM B の トップ ・マ ネ ジメ ン トとの関係 を改 善 してい くこ とで あ る。 同機 関以外 に、財 閥の企 業経営 の透 明化 を図るために、報酬委員会やR&D委員 会 な どが設 置 され てい る。
M &M 財 閥の経営構 造 は、TATA財 閥の よう に財 団 は トップに置 か れて お らず、 一族 が直接
46 国際経 営 論集 No.40 2010
的あるいは間接 的 にM M PLの株式 を保有 してい る。 そのため、TATA財 閥 を除いた他 の イ ン ド 財 閥 と同様 に、一族 ・同族 に よる傘 下企業 に対 す る株 式保 有 比 率 が高 くな ってい る。 以下 の表
2はM &M 財 閥の主要 な企業 の株 式保 有比率 の 一覧 で あ る。
表2に示 した よ うに、M &M 財 閥傘 下企 業 の 株 式 の多 くはM allindra一族 に よって保 有 され て い る。 また、複 数 の機 関投 資家 や政府 関係 の 保 険会社 がM &M 財 閥傘 下企業 の株 式 を保 有 し てい る こ とが分 か る。政府 関係保 険会社 Lifeln‑
suranceCorporationoflndiaは、 M M PLの株式 の15.7%を保 有 し、創 業 者 一族 に次 ぐ大株 主 と な って い る。 この こ とか ら、M &M 財 閥が 政府 関係 会社 に よる株 式保 有 を通 じて、 政府 との太
表2 M&M財閥の主要 な企業の株式保有比率 (%) 2009年12月時点
∵
MMPL SFⅠERVⅠNANCⅠM&MCESLtALd.COMPOSMAHⅠLtNDRAd.ⅠTES HOLⅠMAHⅠⅠRESORTSNDⅠDAYS&ALtNDRAd. MAHⅠBANKLtKOTAKNDRAd.創 葉者 27.23 61,28 45.06 83.09 48.27 非創 業者 16.36 3̲89 0.08 8.63 16.48 機 関投 資家 50.08 34.70 52.77 5.94 33,70 その他 6.33 0.13 2ー09 2.34 1.54
出典 :BombayStockExchange(http://www.bseindia.com)を もとに筆者作 成 (2010年03月23日アクセス)。
図3 M&M財閥傘下企業の持株関係
[ 二
二 亘 二
二 i出典 :BombayStockExchange(http://www.bseindia.com)を もとに筆者作成 (2010年 03月23日アクセス)0
いパ イプを構 築 してい く狙 いが あ る と思 われ る15。
上記 に示 したように、MMPL以外の主要傘下 企業の株式は高い比率でMahindra一族 によっ て保有 されている。 この点は、Reliance財閥や AdityaBirla財閥などと同様である。創業者一族 が財 閥の傘下企業の株式 を高い比率で保有す る 傾向はイ ン ド並 びにアジアの多 くの国で も見 ら れる。図3では、MMPLの財閥傘下企業に対す る株式保有関係 を示 している。
上記の図3で示 したように、MMPLの財閥主 要傘下企業 に対す る株式保有比率は高水準で維
持 されている。 ここで、財閥の中核企業である MMPLの株式保有率一覧 を見 てみる (表3)。
さらに、財閥の中核企業であるMMPLの発起 人の株式保有率一覧 を見てみる。
表4か ら分かるように、創業者一族の個人名 義でMMPLに対する直接保有割合を小 さくし、
投資会社、プライベー ト・カンパニーや トラス トを通 じて株式 を間接 的に保有 している。M&
M 財 閥の一族が設立 したプライベー ト・カンパ ニーや投 資会 社 は、28社 も存 在 す る。M&M 財閥は長年分裂せずに、一族 ・同族の経営によっ て規模拡大 の成功 を遂 げてい るため、MMPL
表3 MMPLに対 する株式保有比率 (%) 2010年09月時点
株主 持株数 (秩) 持株比率 (%)
発起人 15,23,69,592 26.34
MutualFunds/UTI 2,40,86,073 4.16
金融機 関 .銀行、保険、政府 .州政府 12,01,02,772 20.76 FHs 13,53,37,813 23.40
外 国の機関投資家 1.87,91,948 3.25
国内機 関投資家 4,42,23,273 7.65
国内機 関投資 5.02,73.902 8.69
NRⅠS/OCBs/外 国人 33,30,113 0.58 NewYorkMe11on銀行 (GDRholders) 2,99,18,992 5.17
出典 :M&M財 閥の年次報告書2009年‑2010年度 (http://www.mahindra.com/investorsrelations/AnnualRe‑ port.asp#)、67ペー ジを もとに筆者作成 (2010年09月14日アクセス)0
表4 MMPLに対 する発起 人の株式保有比率 2009年12月時点
株主 株弐数 %
プ ライベー ト .カ ンパ ニー
1 AndromedaⅠnVestment&FinancePVt.Ltd. 544,022 0.19 2 AndromedaⅠnVestment&FinancePvt.Ltd. 102,393 0.04 3 AndromedaⅠnVestment&FinancePVt.Ltd. 200,615 0.07 4 AndromedaⅠnVestment&FinancePvt.Ltd. 1,231,739 0.44 5 AzraelⅠnVestmentsLtd. 5,421,133 1.94 6 AzraelⅠnVestmentsLtd, 1,980,000 0.71 7 AzraelⅠnvestmentsPVt.Ltd. 1,110,000 0.40 8 CorbelEstate&ⅠnVestmentsPVt.Ltd. 5,453,974 1.95 9 CorbelEstate&ⅠnVestmentsPVt.Ltd. 1,167,840 0.42 10CorbelEstate&ⅠnVestmentsf)Vt.Ltd. 2,747,312 0.98 ll ElationⅠnVestmentsPVtLtd. 1,424,100 0.51 12ElationⅠnVestmentsPVt.Ltd. 1,116,998 0.40 13ElationⅠnVestmentsPvtLtd. 759,480 0.27 14GloriousRealtyPVt.Ltd. 74,960 0.03 15GraVityRealtyPVt.Ltd. 140,054 0.05 16KemaSerVicesⅠnternationalPvt.Ltd. 140,210 0.05 17KemaSerVicesⅠnternationalPVt.Ltd. 42,656 0.02 18KemaSerVicesⅠnternationalPVt.Ltd. 842 0.00 19NamanEstatesPVt.Ltd. 67,578 0,02 20PrudentialManagement&SerVicesPVt.Ltd. 10 0.00 21RidgeBusinessCentrePVt.Ltd. 4,713.958 1.68 22RidgeBusinessCentrePVt.Ltd. 1,791,798 0.64
48 国際経営論集 No.40 2010
株 主 株 弐数 % 24 SpatialⅠnVestments&FinanceLtd. 60,048 0.02 25 SibylFinVestPVt.Ltd. 895,883 0.32 26 VastumangalRealtyPVt.Ltd. 87,658 0.03 27 VeekamFinVestPVt.Ltd. 2,094,804 0.75 28 ArandaⅠnVestments(Mauritius)Pvt,Ltd. 6,761,418 2,42 創業者一族
1 KeshubMahindra 166,822 0.06 2 KeshubMahindra 34,326 0.01 3 AnandG.Mahindra 4,000 0.00 4 AnjaliKumariMehra 79,302 0.03 5 AnujaPSharma 30,061 0.01 6 AnuradhaMahindra 296,000 0.ll 7 GirishYVarde 6,442 0.00 8 ⅠndiraHMa血indra 333,502 0,12 9 IndiraHMal1indra 8,336 0.00 10 IndiraHMahindra 8,336 0,00 ll LeenaSLabroo 196,546 0.07 12 LeenaSLabroo 196,550 0.07 13 RadAikaNath ll,732 0.00 14 RadhikaNath 3,290 0.00 15 RadhikaNatb 46 0.00 16 SanjayLabroo 360 0.00 17 SanjayLabroo 18,000 0.01 18 SudhaKMahindra 86,896 0.03 19 SudhaKMahindra 80,000 0.03 20 SudhaKMabindra 53,864 0.02 21 SudhaKMahindra 35,582 0.01 22 SudもaKeshubMahindra 106,666 0,04 23 UmaRMalhotra 129,966 0.05 24 UmaRMamotra 129,966 0,05 25 UmaRMalhotra 129,972 0.05 26 YuthicaKeshubMahindra 365,886 0.13
トラス トな ど
1 AnandMabindraBharatDoshiA.冗.Nanda‑TrusteesM &MEmployeesStock 6,442,519 2.30 OptionTrust
2 AMChokseyMANazareth‑Trustees‑M&MEmployeesWelfareFund 608,278 0.22 3 AMChokseyMANazareth‑Trustees‑M&MFarmEquipmentSectorEm‑ 329,432 0.12
ployeesWelfareFund
4 BalkrishnaHiralalWaniBMKataria‑Trustees‑MSPEmployeesWelfareFund 68,220 0.02 5 PANarVekarAmarBanerjee‑Trustees‑MslEmployeesWelfareFund 42,400 0.02 6 BharatNDoshiA.K.Nanda‑Trustees‑M&MBenefitTrust 25,917,607 9.26
出典 :BombayStockExchange(http://www.bseindia.com)を もとに筆者作成 (2010年03月23日アクセス)。
表5 M&M財閥傘下企業の取締役の状況
企 業 名
MMPL M&M Financial Ma血indra HoliMadaⅠndys&Re血iiaLtndrd.asorts KotakMahindra役 職 名
SerVicesLtd. CompositesLtd. BankLtd.Chairman KeshubMahindra Rameshlyer AjitLele RaRamamenasthhan UdayKotak M.D. AnaMahindG.ndra
Director DeepaPakSharekhntila1 BharatDoshi RajiVVSatoor S.Padmanabhan AnaMahindG.ndra Director NadiGorBurdrejjorji UdayPhadke NandAgkiswahonreD. UlrichWolfEram Asim Ghosh Director MurM.ugaM.ppan DhananJayMungle RaViLPanke VimlaDorairaju CJayaram Director NarayananVaghul PiyushMankad Vikojalayembkandrar AniruddhaHaldar CyrilShroだ Director Dr.AshokSekhar Anjanikumar NachiketThakur ArunKumar DipakGupta
Ganguly Chodudhari Nanda
Director R.K.Kulkarni ManoharBhide N.A. RaRamamenasthhan PradeepNKotak Director AnupaPum Prriadip RamaBijapurkar N.A. CyrusGuzder SbankarAcharya
Director ArDaunKasguptntai M.Rao N.A. RamaBijapurkar ShiVajiDam Director BhaDorsahi(tNaCFO)rotam N.A. N.A. UdayY.Phadke SudiptoMundle
出典 :BombayStockExchange(http://www.bseindiacom)をもとに筆者作成 (2010年03月25日アクセス)0 の株主の中には、会長の妻や娘以外 の会長 と直
接血縁 関係 のない同族 も存在 している。
次に、M &M財閥の人的結合 関係 について述 べてい く。M&M財閥は、創業以来、分裂 して お らず、他 の財閥 と比 して安定的に一族 ・同族 に よる財 閥経営 を行 ってい る。そのためM&
M財 閥においては、一族 ・同族の多 くが傘下企 業の経営に関与 していると思われる。 しか し、
Mahindra一族の家族構成員がそれほど多 く存在 せず、現会長及び副会長には娘 しかお らず、後 継者がいないため、財 閥では多 くの外部の専 門 経営者 を採用 している。ここで留意 したいのは、
血縁 関係者 に対す る情報 を公開 してお らず、人 的結合関係 について、現状ではムンバイ証券市 場や企業の年次報告書の情報に頼 らざるを得 な い ということである。 とは言 え、M&M 財閥の 事業持株会社であるMMPLの筆頭株主が創業者 50 国際経営論集 No.40 2010
一族であることか ら、Mahindra一族や血縁関係 者が傘下企業 に対 して大 きな意思決定権限を有 していると思われる。表5は、M&M財閥傘下 企業の取締役 の状況 を示 している。
表5か ら、傘下企業の トップ ・マネジメン ト の構成員 には、多 くの外部専 門経営者が含 まれ ていることが分かる。 しか し、前章 にも述べて いるが、イ ン ド財閥は閉鎖的な経営方針 を取っ てお り、開示 される情報か ら、 トップ ・マネジ メン トが同族か否かの判断を正確 に把握す るこ
とは困難である。
7 .Ma h i n dr a良Ma h i n d r a
財閥の戦略M&M 財 閥は創業以来、 自動車やの農業用機 械 を中心 として事業 を展開してきた。アメリカ、
中国 とイ ン ドは世界3大 トラク ター市場 であ
る16。M&M財 閥は、 トラクター分野 において、
イ ン ド市場 の29.7%を獲得 している。 また、海 外市場 を獲得 す る 目的で、1994年 にMahindra USAIncorporatedの完全子会社 を設立 し、アメ
リカ市場‑参入 している。2005年 に、 アメ リカ の トラクター市場 は2.5%に縮小 したにも関わ ら ず、Mahindra財閥の トラクターの売上は24%に 達 した。その理 由 として、新機能 を備 えた製品 を低価格で市場投入 した ことが要因である と思 われる。
2005年 に、Mabindra Overseas Investment Co.(Maritius)Ltd.が80%、JianglingTractor Company(江鈴汽 グループ)が20%を出資 して MahindraChinaTractorCo.Ltd.(MCTC)を合 弁会社 として設立 し、中国市場への参入 を果た している。アメリカや中国へ参入することによっ て規模 の経済の効果 を得 る狙 いがある。
一方、IT・通信分野 において、1980年代 中頃 か らTechMahindraは、BritishTelecom (以下 BT)か らIT分野の複数事業 を受託 し、1998年 には、BTは、TechMahindraの株式35%を獲 得 している。 さらに、2006年にTechMahindra
とBTは、10億 ドル規模 の大型契約 を結 んでい る。今回の契約 は、BTの多国籍企業顧客のサポー ト業務の一部 を、TechMahindraに委託す る。
TechMahindraと5年 間 の 契 約 期 間 中、BT の全世界の顧客 とBTの内部 システムのサポー
トを行 うとい うもので あ る。 これ に よってM
&M財閥のIT・通信分野は、3000‑4000人の技 術者 を雇用す る計画である17。
8 .
おわ りにM&M財 閥を新興財 閥 と位置付 けるか否かに は賛否両論あるが、TATA財 閥やBirla財 閥に 比べれば、歴史の浅い財閥である。 それに も関 らず、 イ ン ドにおいて主要 な財 閥 として位置づ け られるまでに興隆 して きたのは、財 閥形成当 初か ら、 自動車等の一定分野へ の集 中戦略が功 を奏 した とい うことがで きる。 この戦略 を可能 としたのは、事業持株会社形式のMMPLが、GMB
や各種委員会 を設置す ることによ り、経営者 の 機動的な意思決定の策定 と遂行 を実現 した こと による。 また、TATA財閥以外 の財閥と比較 し て、特徴 的なのは、現在 までに分裂が一度 も行 われていない とい う点である。 それは、創業者 の2代 目に当たるKeshubMahindraの強いリー ダーシップによ り、 また、財 閥内部 において、
独 善的経営 よ りも規模 の経済 を優先 させ る基調 が強かったため、安定的な財 閥経営が行 われて きたためであることが明 らか となった。 また、
他 の財 閥同様、同族 によ り企業支配が なされて いるが、MMPLお よび財閥傘下企業に対する機 関投 資家 の株式保有比率 はかな り高 くなってい る。 これは、機 関投資家がM&M財閥の経営 に 対 して、あ ま り関心が高 くない ことを示 してい る。 なぜ な らば、硯 に、 同族 の意思が会社経営 に色濃 く反映 され、独裁的な意思決定が可能 と なっている点 に見 ることがで きる。 ただ し、今 後、長期的なスパ ンに立てば、Reliance財 閥や Birla財閥の ような内部分裂の歴史 を歩む可能性 も十分 には らんでいる。 内部分裂 による財 閥規 模 の縮小 による衰退 に対 して、今後、経営構造 の側面 と人的結合 関係 の側面か らの経過の推移 を見守 り、研究 を継続す る必要がある。
経営戦略 に関 して、操業以来、 自動車産業 に 対する集中戦略が成功 し、財閥規模が拡大 した。
他 の企業が多角化戦略 を中心 に繁栄 して きたこ とに対 して この点 は、特徴 的である といえる。 特 に、農業工作機器 に関す るサ プライチ ェー ン マネジメ ン トは、M&M財 閥の代表的な経営戦 略である。今後 は、国内に対 して、当該手法 に よるさらなるシェアの拡大 と同時に、アメリカ、
中国あるいは、 アフリカ諸 国に対す る世界規模 での製品開発 と競争力強化が課題 である。今後 の戦略展 開について注視 してい く所存 である。
さらに、近年の新規事業 として、通信情報事 業へ の参入 を見 ることがで きる。 イギ リス企業 との事業提携等 によ り事業 は軌道 に乗 りかけて はいるが、激動 の経済状況 と乱立す る情報系 の 企業 との国際競争 に勝 ち残 るための、 ソフ トの 差別化が求め られ続 けることは必至 である。 こ
れ らの経 営 戦 略 の遂 行 に よる財 閥規模 拡 大 と同 族 経 営 維 持 のバ ラ ンス を今 後 も研 究 して い く。
【 注】
1森 川英 正 『日本 の財 閥史』教 育社,1978年,16ペ ‑
ヽILL
ン′0
2中川敬 一 郎 『財 界 人 思想 全 集
』
ダイ ヤ モ ン ド 社,1969年,190ペ ー ジ。3米 川伸 一 編 『世 界 の財 閥経 営』 日本 経 済新 聞 社,1981年,8ペ ー ジ。
4Chandler,Jr.AlfredD.,TheⅥsibleHand:The ManagerialRevolutioninAmericanBusiness,Har‑ vardUniversityPress,1977,p.9.(邦 訳 :鳥羽欽 一 郎 ・小林 袈裟 治 『経 営者 の時代 (上
)
』 東 洋経 済新 報社,1979年,16ペ ー ジ)。5Chandler,Jr.AlfredD.,"Managers,Families,
&Financiers,"inKesajiKobayashi&Hidemasa Morikawaeds.,DevelopmentofManagerialEnter‑ prises,UniversityofTokyoPress,1986,p38.
6Chandler,Jr.AlfredD.,op.°it,p.9.(邦訳 (上), 前 掲 書,16ペ ー ジ)。
7chibber,P.K.&MajumdarS凡 ̀̀ForeignOwn‑
ership&Profitability:PropertyRights,Control
&thePerformanceofFirmsinlndianlndustry,"
JournalofLawandEconomics,Vol.42,No.1,1999, p.210.
8Berle,A.A.&Means,G.C TheModernCorpo‑
rationandPrivateproperyt,HarvardUniversity Press,1932,pp.67‑84.(邦 訳 :北 島忠男 『近代株 式 会 社 と私 有 財 産』 文 雅 堂 銀 行 研 究 社,1958 午,89‑112ペ ー ジ)0
9三上敦 史 『イ ン ド財 閥経営 史研 究』 同文舘,1993 年,288ペ ー ジ。
10三 上 敦 史 , 同上 書,286ペ ー ジ。
11三 上 敦 史 , 同上 書,288ペ ー ジ。
12三 上 敦 史 , 同上 書,288ペ ー ジ。
13三 上 敦 史 , 同上 書,299‑300ペ ー ジ。
14JETRO『イ ン ド企業 の グ ローバ ル戦 略』 日本 貿 易 振 興 機 構,2008年,70‑71ペ ー ジ。
15BombayStockExchangeの ホー ム ・ペ ー ジ 52国際経営論集 No.40 2010
[(http://www.bseindiacom)の デー タに よる もの]2010年03月10日ア クセ ス。
16JETRO, 前 掲 書,73ペ ー ジ。
17Theeditor,"TechMahindra‑BT Groupink 5yearsdeal"TheBusinessStandard,2006.(http:
//www.business‑standard.com)2010年03月10 日ア クセ ス 。
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・MahindraandMahindraGroupのホーム ・ペー ジ (http://www.mahindraworld.com/)。
・NationalStockExchangeoflndiaLimitedのホー ム ・ペ ー ジ (http://www.nseindia.com/)0