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記入が含まれている たとえば 漁獲尾数と漁獲重量 (kg) が反対に記入され そのまま入力された場合には 非常に高い釣獲率が算出されてしまう このようなエラーが修正されないままに蓄積されていくと データ全体の正確さが失われることになり 資源評価の結果にも影響することにもなりかねない 出現するエラーの

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1. 事業の目的と実施の方法 1.1. 目的 漁獲成績報告書のデータは、日本のかつお・まぐろ漁業の漁獲量算定の基礎となるばかりではなく、 国際的漁業管理組織に提出する義務提出漁獲データの編纂に、また、かつお・まぐろ・かじき類の資源 評価における不可欠な解析データとして使用されている 本事業は、はえ縄および竿釣り漁業者から提出された漁獲成績報告書のエラーチェックおよび入力を 行い、かつお・まぐろ漁業のもっとも基礎となる操業および漁獲に関するデータを編纂、さらに必要に 応じた分析を行うことを目的とした。 1.2. 作業の流れ 実施にあたっては、1)受付~記入チェック、2)データ入力~エラーチェックプログラムによるエラー 検出、3)エラー修正~データ編纂、4)データおよび漁獲成績報告書原票の保管、のような処理手順で行 い、このうちの 1)、4)については水産総合研究センターが、2)についてはみずほ情報総研が行い、3)に ついては両者が共同して行った。 以下に、実施した内容を項目ごとに記す。 受付~記入チェック:漁業者から提出される漁獲成績報告書は、水産庁漁業調整課遠洋課で集約され、 水産総合研究センター国際水産資源研究所に搬送される。国際水産資源研究所担当室において航海毎に 資料番号を与え、さらに、未記入箇所および明らかな誤記入がないかをチェックした。未記入、誤記入 に関しては、漁業者への問い合わせ、かつお・まぐろ漁業許認可名簿の参照などにより記入、修正を行 った。資料番号の付与および入力前のチェックを終了させた後、漁獲成績報告書はみずほ情報総研を送 付した。 データ入力~エラーチェックプログラムによるエラー検出:みずほ情報総研において漁獲成績報告書の 記載内容は入力フォーマットに従って入力された。入力されたデータは、エラーチェックプログラムに かけられ、各種エラーが検出され、リストアップした。具体的なエラーチェックの内容については、項 番 1.3.3 で説明する。入力済みの漁獲成績報告書原票および検出されたエラーリストが国際水産資源研 究所に送付された。 エラー修正~データ編纂:リストされたエラーについて、国際水産資源研究所職員が検討し、必修正が 必要なエラーについては、修正方法をみずほ情報総研に伝え、それに従って、みずほ情報総研は入力さ れたデータを修正した。修正されたデータはみずほ情報総研に蓄積され、2011 年 5 月、8 月および 10 月、ならびに 2012 年 1 月および 3 月の計 5 回、すべての入力・修正済みデータが国際水産資源研究所 に送付された。通常、ある年に報告される漁獲成績報告書は複数年の操業が含まれるため、国際水産資 源研究所では、それを暦年ごとの操業データに編纂作業を行った。 データの保管:入力された漁獲成績報告書データに関しては、成果物として水産庁漁業調整課に収める とともに、静岡県静岡市に所在する国際水産資源研究所と東京都千代田区に所在するみずほ情報総研の 双方で保管した。これは予想できない災害によって消失する危険を分散させるためである。 データの分析:水産庁等から要請があった場合には、入力されたデータを用いて分析、集計を行い、資 料を提出した。 CCSBT 海域オブザーバーデータ集計:我が国ミナミマグロ割当て船に乗船したオブザーバーが収集し た混獲生物を含む漁獲物のサイズデータの入力および集計、分析も、漁獲成績報告書に即した手法によ って行った。 1.3. 漁獲成績報告書等に基づくデータの入力及びエラーチェックの手法 漁業者から提出される漁獲成績報告書の記入には、多くの未記入および誤記入、場合によっては虚偽

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記入が含まれている。たとえば、漁獲尾数と漁獲重量(kg)が反対に記入され、そのまま入力された場 合には、非常に高い釣獲率が算出されてしまう。このようなエラーが修正されないままに蓄積されてい くと、データ全体の正確さが失われることになり、資源評価の結果にも影響することにもなりかねない。 出現するエラーの中には、上記の例のような単純なケースから、その検出および修正に、各漁獲種類の 分布、サイズ範囲、操業形態等に関する十分な知識を必要とするものまで存在する。以下に、今年度行 ったデータ入力方法、および入力されたデータに対するエラーチェック内容を記す。 1.3.1. 作業フロー 1.3.2. データ入力方法 1)入力前準備作業:国際水産資源研究所より送付された漁獲成績報告書については、再度、みずほ情 報総研側にて目視チェックを実施し、必要に応じて補記作業を行った。これはデータの精度向上(国際 水産資源研究所とみずほ情報総研双方による二重チェックの実施)を図り、エラーデータによる再作業 の発生を防止、体力負担の軽減を目的とするものである。また、補記作業(和暦と西暦、キログラムと トン、など記入内容の統一化)を実施する事により、単純かつ機械的な入力作業を可能となる。 2)入力作業:入力するデータ量および入力完了後のデータ使用方法(ファイル形式)を勘案し、はえ 縄と竿釣りの漁獲成績報告書については、各々以下の入力方法にて実施した。 ・はえ縄:データ量が多いため、単純かつ迅速性を重視し、航海情報および操業情報入力用のExc elシート(表)を準備し、それぞれ個別に入力した。入力時のエラーチェックは、漁獲成績報告 書と入力済みExcelシートを突合(目視チェック)して行たう。また、入力完了後データのエ ラーチェックについては、ExcelシートをLinuxサーバ上に構築してある「はえ縄チェッ クシステム」へ転送し、チェックプログラムを実行することにより対応した。 ・竿釣り:MS-ACCESS を使用して入力する。MS-ACCESS のフォーム機能を利用し、入力用専用画面 (航海情報用および操業情報用)を作成、その画面より入力した。入力画面上の各入力項目につい ては、入力条件を設定し、入力ミスを防止したする。また、入力完了後データのエラーチェックに ついては、MS-ACCESS のクエリ機能を利用したチェックプログラムにて対応した。 入力端末 入力端末 入力用画面 (Accessフォーム) Accessデータベース 入力端末 入力端末 Linuxサーバ はえ縄 竿釣り エラーチェックリスト エラーチェックリスト はえ縄の入力データ(完成版)は、 バックアップとしてMDB形式でも保管 エラーチェック (Cプログラム) エラーチェック (Accessクエリー) 漁 獲 成 績 報 告 書 混獲生物 入力用シート (Excel) 入力用画面 (Accessフォーム)

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1.3.3. エラーチェック方法 1)重複チェック:その年に限らず、過去から現在に至るまでに、その航海の漁獲成績報告書が提出さ れたことがないかに関するチェック。重複して提出されたままにすると、漁獲量等がダブルカウントさ れてしまう。水産庁への漁獲成績報告書の提出に、いくつかの経路が存在するような場合によく生じる (例えば、漁船の所有者と使用者が異なる場合)。 2)ヘッダーチェック:漁獲成績報告書の航海情報(船名、トン数、コールサイン、出入港日、漁具サ イズ、漁具素材、等)が正しく記入されているかをチェックする。 3)ボディーチェック:漁獲成績報告書の各操業・漁獲情報(操業日、操業位置、各魚種漁獲尾数、漁 獲重量、等)をチェックする。例えば、操業位置が陸地、鉢数が鈎数より多い、ミナミマグロが北緯 35 度で漁獲、各魚種の平均個体重量(漁獲重量/漁獲尾数)が異常(たとえばビンナガの平均個体重量が 90kg)、など。 4)関連チェック:例えば、連続操業日にもかかわらず操業位置が離れすぎている、操業日が出入港日 の外にある、航海情報の操業日数と操業情報の操業日数(操業情報のレコード数をカウントした値)が 不一致、など。 以上のチェックによって検出されたエラーについては、国際水産資源研究所研究者の知識と経験から 誤記入と判断し、正しい入力が推定可能な場合には、それに沿って修正を行った。また、判断が困難な 場合には、直接漁業者に連絡をとって確認した後に修正を行った。 2. 事業の結果 まぐろはえ縄漁業、かつお竿釣り漁業および CCSBT 海域オブザーバー生物測定データについて、平 成23年度に入力された件数は、それぞれおよそ 12.3 万件、1.3 万件および 3.5 万件であり、全体の約 7割強がまぐろはえ縄漁業の入力となっている。以下にそれぞれの入力状況の詳細を記す。 なお、今年度における入力作業およびエラーチェック作業が終了した時点で、全ての入力データを電子 ファイルとして、水産庁漁業調整課に提出するものとする。 2.1. まぐろはえ縄漁業 2.1.1. 漁獲成績報告書の搬入状況 本事業のもっとも大きな部分を占めるまぐろはえ縄漁業について、漁獲成績報告書の搬入(水産庁か ら国際水研への送付)状況を表1に示した。ただし、遠洋許可船の場合、平成 22 年から旬別の漁獲成 績報告書に切り替わっており、搬入段階では航海が特定できないため、表中には航海単位にまとめてみ ずほ情報総研に発送した時点の日付と航海数を示した。

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表1 平成 23 年度の契約期間中に搬入されたはえ縄漁獲成績報告書の航海数 小型 近海 遠洋 2008 2009 2010 2011 2012 2010 2011 2012 2010 2011 2012 2011/04/01 65 0 2011/04/11 0 0 136 52 0 6 65 0 2011/04/12 13 0 2011/04/26 0 0 56 98 3 3 2011/05/06 0 1 15 100 2 19 2011/05/17 4 0 2011/05/24 0 5 38 40 0 0 2011/06/01 49 81 2011/06/03 6 43 25 86 0 14 2011/06/06 0 0 0 140 0 11 2011/06/15 2 11 2011/06/25 4 58 2011/06/27 0 0 1 84 0 4 2011/07/14 0 39 2011/07/19 0 0 0 56 0 12 2011/07/25 0 18 2011/07/25 0 0 0 121 0 4 2011/08/01 0 0 9 96 0 0 2011/08/17 0 47 2011/09/15 0 73 2011/10/13 0 50 2011/10/31 0 18 2011/11/02 0 0 67 389 2 50 2011/11/09 0 0 7 298 0 27 2011/11/11 0 0 0 219 0 37 2011/11/16 0 24 2011/12/01 0 0 0 49 0 10 2011/12/21 0 0 46 107 0 14 2012/01/20 0 80 0 2012/02/03 0 0 0 0 0 0 5 0 2012/02/06 0 0 0 317 10 0 50 1 2012/03/14 0 0 0 107 6 0 19 1 2012/03/26 0 0 0 101 74 0 9 16 はえ縄に関しては、小型(ここでは 10 トン以上 20 トン未満を指す)、近海(ここでは 20 トン以上 120 トン未満を指す)遠洋のいずれの漁業種類においても、2011 年の航海(その航海において、第 1 回目の 操業が行われた年)の搬入が大半を占めた。そのほかに 2010 年およびそれ以前の航海も少なからず搬 入されており、提出の遅れを示している。この提出の遅れは、近海船の場合には全入力の 2%にしか過 ぎないが、小型船の場合には 13%に相当する 400 航海に上っており、小型船で著しいといえる。 2.1.2. 入力状況 まぐろはえ縄漁業における平成 22 年度の入力件数、および今までに入力した累積件数(今年度入力 分を含む)を表2-1に示す。平成 23 年度の入力件数は、全体で 123,212 件であった。これを漁業種類 別に見ると、遠洋で 69,080 件、近海で 6,841 件、小型で 47,291 件となっている。 一方、各漁業種類の入力件数の割合を操業年別に見ると(表2-2)、遠洋では全体の約 64%が 2011 年、次いで 2010 年が約 36%、近海では全体の約 83%が 2011 年、次いで 2010 年が約 17%、小型では全 体の約 58%が 2011 年、次いで 2010 年が約 39%という状況であった。全体に占める直近年注1の入力の

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割合がいずれの漁業種類においても前年度に比べて高かった。これははえ縄漁獲成績報告書の提出が航 海単位から旬毎の報告に変更された事により、以前と比較してその搬入が早まった事が要因と思われる。 表2-1 平成 23 年度まぐろはえ縄漁獲成績報告書の入力件数および累積(マスター)件数 (注)遠洋・2008 年操業の今年度欄は、入力済みデータから不要レコード5件の削除のみを実施したた め、「-5」件となった。 表2-2 全体に占める直近年の入力件数の割合(漁業種類別) 2.2. かつお竿釣り漁業 かつお竿釣り漁業における平成 23 年度の入力件数を表3に示す。平成 23 年度の入力件数は、2011 年 は遠洋で 5,716 件、近海で 5,969 件、合計で 11,685 件であった。なお、遅れて搬入された 2010 年(前年 分)は 1,255 件であった。 表3 平成 23 年度かつお竿釣り漁獲成績報告書の入力件数 合計 近海 遠洋 2010 1,255 157 1,098 2011 11,685 5,969 5,716 2.3. CCSBT 海域オブザーバー生物測定データ CCSBT 海域オブザーバー生物測定データにおける平成 23 年度の入力件数を表4に示す。平成 23 年 度の入力件数は、全体で 35,238 件であった。平成 23 年度にオブザーバーが乗船し、入力対象となった 航海で今年度入力対象となったものは全部で 7 航海、調査期間(投縄開始年月日)は平成 23 年 4 月 7 日から始まり、平成 23 年 10 月 31 日までであった。 平成21年度(前前年度)作業の場合:2009 年

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表4 平成 22 年度ミナミマグロオブザーバー生物測定データの入力件数 2.4. 漁獲成績報告書データの入力の迅速化のためのシステムの構築 2.4.1. はえ縄漁獲成績報告書の即時入力を構築するためのシステム変更築 これまで旬別に提出されている遠洋はえ縄漁業の漁獲成績報告書を航海単位にまとめて段階で入力、 エラーチェック作業を行ってきたが、航海の終了を待たずに旬単位での入力を可能にすることにより、 より早期に入力を完了することが期待できる。そのために、旬単位での入力に対応するべく、システム の変更を行い、次のように作業を進めた。 · 船名、許可番号、信号符字をボディーおよびヘッダを突合のための暫定的なキーとし、旬報の各レ コードの入力の際これらを合わせて入力した。 · 航海が確定した段階でヘッダに資料番号を与え、さらに上記キーを用いてボディーにも資料番号を 与えた。 これらにより、既存システムでのヘッダおよびボディの形となる。この後に既存のエラーチェックへと 作業を進めた。 2.4.2. 竿釣り漁業の漁獲成績報告書の即時入力に対応するためのシステム再構築 早期に漁獲量を把握するため、および資源評価・資源解析を迅速に行うために漁獲成績報告書の早期デ ータ化が求められている。竿釣り漁獲成績報告書入力の現行システムの問題点として: · 航海次数が確定しないと入力しにくい。無理に入力したとき、後からの訂正がめんどう。 · 「許可番号-船名」の関係が確定していないと入力が開始できない。 · 原票に記入してある数値を手動で精査をしてから入力し、システムで再度精査。非効率。 · 各航海に ID が与えられていないため、「混獲生物情報」データとのリレーションをとることができ ない。 · 操業日誌入力に対応していない。 があげられる。そこでデータベースを改修し、次のような機能を追加することとした。 · 漁獲成績報告書、操業日誌、混獲生物情報の各原票を受け付けたときに利用する受付簿的機能。 · 漁獲成績報告書、操業日誌の両方が入力でき、データベースに保存する機能。 · 入力されたデータが原票どおり正しく入力されているかをチェックするための 2 系統入力の比較機 能(コンペア機能)。 · 集計データを(あらかじめ定められた)任意の形式で出力する機能。 · 精査における許容範囲を容易に変更できる機能。 · 定型の集計を行い、印字やデータとして出力する機能。 · テキスト出力データには、資料番号を付す。 · 入力したい船の選択には船 ID をキーとしたテーブルを用意する。 これらの機能はアクセスデータベースに実装され、来年度から運用することとした。

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3. 今年度認められた問題点等 3.1. 遠洋許可船のはえ縄漁獲成績報告書(旬報)にかかる問題点 航海を確定するには入港日・入港地の情報が必要である。ところがその航海の最終操業を終えた後は 航行のみとなるため、漁業者は次の旬の旬報を提出しなくなる傾向がある(このとき、それが最終操業 であるかどうかはわれわれにはわからない)。そして一定の未提出期間が経過した後、次の航海の操業 を行ったことが記録された旬報が送られてくる。この時点で初めて前回の航海は終了していたことが判 明する。それから漁業者に前回の航海の入港日・入港地を問いあわせることによってはじめて航海をが 完了したという情報がすべて出そろうこととなる。この点が早期データ化を妨げる一つの要因になって いる。漁業者からの入港日・入港地の情報の提出が通常の旬報の提出と同程度に得られれば解決する。 受付から記入チェックの段階で入港を待たずに航海を確定する場合注2や、位置や漁獲物に関する疑問 点に対して前後の旬報を参照して解決を図ろうとする場合があるが、そのようなときに旬報はすでにみ ずほ総研に送付済みとなっているケースが生じてしまう。そのような場合、みずほ総研に特定原票を抽 出して参照することも考えられるが、実際みずほ総研において未入力の特定の旬報原票を抽出すること は非常に繁雑な作業である。また航海未確定の旬報原票には資料番号がついていないため、管理がしづ らく、原票紛失のリスクが高まってしまう。よって、手元にある情報で暫定的解決とし、入力後に変更・ 訂正を行うこととした。 昨年度も指摘した問題点ではあるが、旬報の多くは FAX もしくは FAX のコピーとして届けられるた め、字がつぶれたり、紙ずれで記入内容が判別できなかったりするものが多く認められ、入力に大きな 支障となっている。多くの場合、それらを平均重量がその種としておかしくなく、また近傍の操業と大 きく CPUE が異ならないことを確認しながら、最も字体が近いと思われる数値を入力して対処を行った が、対応に苦慮することも少なくなかった。 3.2. はえ縄漁獲成績報告書の誤記入による入力作業への支障 昨年度にも指摘したが、入力作業上の問題点としては、旬別報告書のフォーマットがA4上下2段形 式であるため、例えばある操業年月日において、上段では適水や入港などの記載であるにも係わらず、 下段では尾数・重量が記載されているなど、上段と下段とで記載行のズレが散見された。入力時に画面 上でのチェックを実施しているため前述のような場合は発見が可能であるが、確認および再入力作業等 が発生するため、生産性・効率性の面からは問題と考えられる。また、漁獲尾数を重量の欄に、それに 対応する漁獲重量を翌日の尾数へとずれて記入されている例も多い。この場合には通常 1 桁であること が多い尾数の欄に 2 桁から 3 桁の重量が記入されるため、統計編纂上の影響が非常に大きくなる恐れが ある。いずれも、入力前、入力中、および入力後でのチェックにより、大部分は修正されていると考え られるが、再度、提出者への記載ミス防止の徹底を図る必要があると思われる。 注2 洋上転載が行われるため、港から港まで、すなわち一航海、の日数は非常に長期となる場合がしば しば見られる。このように 1 航海がおおむね 3 か月を超えるようなときは、入港していなくとも、洋上 転載を行った日や、適水移動の日をもって入港したものとみなし、便宜的にひとつの航海を確定させて いる。

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