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と北海道産の反応性骨材(安山岩)の細骨材および砕石粉,

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Academic year: 2022

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(1)平成21年度土木学会関西支部年次学術講演会. 第Ⅴ部門. ASRに対して無害でない砕石粉の高炉スラグによるASR膨張抑制に関する研究 京都大学工学部 学生員 ○宮田 佳和. 1. はじめに. 京都大学工学研究科 正会員. 大島 義信. 京都大学工学研究科 正会員. 服部 篤史. 京都大学工学研究科 正会員. 河野 広隆. と北海道産の反応性骨材(安山岩)の細骨材および砕石粉,. 現在コンクリート用骨材の供給は多くを砕石砕砂に頼. 長崎県産の反応性骨材(安山岩)の砕石粉を用いた.北海. っているが,砕石砕砂を製造する際に副産される粒径. 道産骨材を JIS A 1145(化学法)により試験した結果,溶解. 1). 0.15mm 以下の砕石粉は年間 1200 万トン 発生しており,. シリカ量(SC)が 592mmol/l,アルカリ濃度減少量(RC)が. その処理の問題はいまだに解決されていない.. 142mmol/l となり,ASR に「無害でない」となった.な. 砕石粉の有効利用のためにコンクリート混和材として. お,北海道産骨材をモルタルバー法で試験した結果,26. の利用が研究されており,近々JIS で標準化される予定. 週後に 0.173%の膨張を示し,ASR に「無害でない」と. であるが,今回の規格では ASR に「無害」な原石の砕. なった.また,北海道産および長崎県産骨材を X 線回折. 石粉のみ使用を認めており,ASR に「無害でない」原石. 分析した結果を表 1 に示す.. の砕石粉は使用できないことになっている.しかし,. 表 1 使用骨材の X 線回折分析. ASR に「無害でない」骨材であってもセメント中のアル. ASR に「無害でない」原石の砕石粉も大量に副産されて. 珪酸塩鉱物 シリカ鉱物 長石 輝石 クリストバライトトリディマイト 石英 北海道産 ◎ ○ ○ ○ 長崎県産 ◎ ○ ○ ◎:多い,○:少ない. おり,その処理の問題は未だに解決されていないという. 2.2 実験方法. カリ総量を制限したり,混和材を使用したりすれば ASR に「無害」な骨材と同様に使用することができるため,. 骨材. ことになる.. 本実験に使用したモルタルの配合は,モルタルバー. したがって,本研究では ASR に「無害でない」原石. 法に準じ水量(W)を 300g,セメント量(C)を 600g,細骨. の砕石粉を用いた場合でも,セメントに高炉スラグ微粉. 材量(S)を 1350g とし,等価アルカリ量(Na2Oeq)は 1.2%. 末を加えることで十分な ASR 膨張抑制が可能かどうか. となるよう水酸化ナトリウム(NaOH)で調整した.モルタ. を調べた.. ル供試体の寸法は 40mm×40mm×160mm とし,練混ぜ. 2. 実験概要. 方法や初期養生などもモルタルバー法に従った.. 本研究では ASR に「無害でない」原石の砕石粉を添. 細骨材は北海道産の反応性骨材と非反応性骨材を使用. 加した場合でも,高炉スラグ微粉末で ASR 膨張抑制が. して反応性骨材の混合割合が 100%のものと 50%のもの. できることを調べるため,反応性骨材の配合率が 100%. の 2 種類を打設した.細骨材の粒度分布はモルタルバー. または 50%のモルタル供試体と,その細骨材のうちの. 法に準じて定めた.砕石粉を加えるものについては細骨. 5%を原石が「無害でない」砕石粉で置換したもの,砕. 材全体の 5%を北海道産または長崎産の砕石粉で置換し. 石粉に加えてセメントの 43%を高炉スラグ微粉末で置換. た.その際には砕石粉以外の粒径はそれぞれ 5%ずつを. したものを作り,JIS A 1146(モルタルバー法)と JIS A. 差し引いた量を用いた. 高炉スラグ微粉末を加えたものは 43%セメント置換と. 1129-3(ダイヤルゲージ法)に準じてそれぞれの膨張を所 定の材齢時に計測した.. し,粉末度は 4000 と 8000 の 2 種類を用い,粉末度 8000. 2.1 使用材料. の高炉スラグ微粉末は反応性骨材の混合割合が 50%のも. セメントはアルカリシリカ反応性試験用普通ポルトラ. ののみ打設した.. ンドセメントを使用した.骨材は非反応性骨材の細骨材. したがって打設した供試体は次頁の表 2 の通りである.. Yoshikazu MIYATA, Yoshinobu OSHIMA, Atsushi HATTORI, Hirotaka KAWANO. Ⅴ- 40.

(2) 平成21年度土木学会関西支部年次学術講演会. 表 2 供試体一覧 砕石粉 北海道 × ○ ○ × × × ○ ○ ○ × × ×. 北海道産の 反応性骨材 100%. 北海道産の 反応性骨材と 非反応性骨材 50:50. 混和材 砕石粉 高炉スラグ 高炉スラグ 長崎産 粉末度4000 粉末度8000 × × × × × × × ○ × ○ × × ○ ○ × × × × × × × × ○ × × × ○ ○ × × ○ ○ × ○ × ○. 混和材なし 北海道産砕石粉のみ. 0.300. 長崎県産砕石粉のみ 北海道産砕石粉+高炉スラグ4000. 0.250. 北海道産砕石粉+高炉スラグ8000 長崎県産砕石粉+高炉スラグ4000. 0.200 膨張率(%). 細骨材. 0.350. 長崎県産砕石粉+高炉スラグ8000. 0.150 0.100 0.050 0.000 0. 貯蔵はモルタルバー法に準じ貯蔵槽は槽内温度 40℃,. 2. 4. -0.050. 湿度 95%以上となるように保った.供試体は立てて保存. 6. 8. 10. 12. 14. 材齢(週). 図 2 モルタルバーの膨張量 (反応性骨材 50%,高炉スラグ粉末度:4000/8000). し計測を1回するごとに上下を逆にした. 測定は脱型後,2,4,8,13 週後にダイヤルゲージ法. 長崎県産の砕石粉と粉末度 8000 の高炉スラグ微粉末. に準じて行った.. 3. 実験結果. を加えた供試体が始め収縮しているのは,高炉スラグの. 図 1,2 には個々のモルタル供試体のそれぞれの材齢 時における膨張率を示した.. 自己収縮のためと考えられる.いずれの場合も高炉スラ グ微粉末を加えることによってモルタルバー法の判定基. 細骨材の種類によっては砕石粉を加えることによって 膨張が増加した場合と,少しながら膨張が抑制された場. 準の範囲内に膨張を抑制することができた.. 4. まとめ. 合があったが,これは反応生成物中の SiO2/Na2O の値が 2). 本研究の目的は,砕石粉の有効利用に関して ASR に. 大きいほど膨張が大きくなること 等が原因であると考. 「無害でない」原石の砕石粉を混和材として使用しても. えられる.膨張が増加したものは反応性骨材が 100%で. 既往の ASR 対策を施せば ASR 膨張抑制ができるかどう. あり,表面積が大きいため激しく反応が起こる砕石粉周. かを調べることであった.以下に 13 週までの測定で得. 辺でもシリカが十分に供給され,膨張が抑制されたもの. られた知見をまとめる.. は反応性骨材が 50%であったため砕石粉周辺では細孔溶. 1.. ASR に「無害でない」原石の砕石粉をモルタルバ. 液中にシリカが不足し膨張が小さくなったものと考えら. ーに加えた場合は膨張を抑制する効果は少なく,場. れる.しかし砕石粉からもシリカは供給されたため,膨. 合によっては更なる膨張を引き起こした. 2.. 張の抑制効果は小さなものになったと考えられる.. ーに加えた場合でも,通常の「無害でない」骨材を. 0.300. 混和材なし. 用いたときと同様に,高炉スラグ微粉末を加えるこ. 北海道産砕石粉のみ 長崎県産砕石粉のみ. 0.250. とによって十分に ASR 膨張が抑制できる.. 北海道産砕石粉+高炉スラグ 長崎県産砕石粉+高炉スラグ. 3.. 0.200 膨張率(%). ASR に「無害でない」原石の砕石粉をモルタルバ. 今回の実験では高炉スラグ微粉末の粉末度による抑 制効果の違いは見られなかった.. 0.150. 参考文献. 0.100. 1) 0.050. 日本砕石協会:JIS A 50**「コンクリート用砕石粉」解説 原案.. 2). 0.000 0. 2. 4. 6 材齢(週) 8. 10. 12. 14. 森野奎二,春野淳介:種々のアルカリ反応性物質を使用し たモルタルの膨張とひび割れ,コンクリート工学年次論文. 図 1 モルタルバーの膨張量. 集,Vol.13,No.1,pp.735-740,1991 年.. (反応性骨材 100%,高炉スラグ粉末度:4000). Ⅴ- 40.

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