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発 疹 熱 病 毒 の 睾 丸 莢 膜 親 和 性 に 関 す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)616. 981. 71‑022:. 611. 638. 発 疹 熱 病 毒 の 睾 丸 莢 膜 親 和 性 に 関 す る研 究 第2編 白 鼠 に お け る 睾 丸 莢 膜 親 和 性 の 吟 味 岡山大学医学部微生物学教室(主 任:村 上 栄教授) 安. 藤. 哲. 夫. 〔 昭和32年9月30日. 受稿〕. の 腹 腔 内 に 接 種 す る脳 腹 腔 内 系 伝 達 に よ つ て 緒. 言. Fletcher(1925)は,マ. も,よ. ラ イに お け る 地 方. 病 性 発 疹 チ フ ス に つ い て 研 究 を 行 い,従 来 単 一 で あ る と考 え て き た 発 疹 チ フ ス に は ,疫 学. べ,や. 的 ・臨 床 的 の 見 地 か らK型. とW型. Rmと. 在 す る こ と を 立 証 し た.旧. 満 洲 に お い て は,. 戸 谷(大 を,臨. 正7)が,奉. の2型. が存. 天 地 方 型 と発 疹 チ フ ス. 床 的 な立 場 か ら区別 す べ きで あ る こ と. を 主 唱 し,こ. の 考 え は,児. 玉(昭6)が,い. くRpの. 累 代 保 存 は 可 能 で あ るが,そ. の 動 物 が 示 す 熱 型 は,心. 内 伝 達 系 の とき に較. や 非 定 型 で あ る.. 発 疹 熱 病 毒 で あ るRickettsia. mooseri(以. 白 黒 ・ハ ツ カ ネ ズ ミ等 は 感 受 性 で あ り,雄 性 天 竺 鼠 の 腹 腔 内 に 接 種 す れ ば, Neill‑mooser 反 応 が 出 現 す る が, Rpで れ な い.時. は こ の反 応 が み ら. に 仮 性 反 応 が 出 現 す る が, Rmの. わ ゆ る満 洲 チ フ ス 患 者 の 血 液 か ら, Rickettsia. そ れ とは 本 質 的 に 異 る と 考 え る.ま. (以 下Rと. は,ハ. 略 記 す る)を. 分 離 一同 定 し た こ と. に よ り立 証 され た.他 方, 1929年. 以 来, Maxcy. は メ キ シ コ に 散 発 例 の あ る こ と に 注 目 し, 次 で, Maxcy(1931), (1930)等 を,そ. が,本. Dyer(1931),. 症 に は2型. Mooser. の 存在 す る こ と. の 疫 学 ・臨 床 な ら び に 病 原 学 的 な 立 場. か ら 主 唱 し て い る.広. 義 の 発 疹 チ フ ス に は,. い わ ゆ る 発 疹 チ フ ス と 発 疹 熱 の2型. が あ り,. 膿 性 腹 膜 炎 を 発 現 す る 点 はRpと れ,王. 野(昭32)の. 著 者 は 先 に 第1編. 異 る とい わ. 詳 細 な 研 究 が あ る. に 於 い て,両. 症 の病 毒 が. へ. 天 竺 鼠 に 発 起 させ る 徴 候 か ら,そ. れぞれの病. 毒 の 特 異 的 な 所 見 と して,. 特 異的 に滲. Rmに. 出 性 癒 着 性 睾 丸 莢 膜 炎 が 発 来 さ れ, Rp病 に よ り時 に 惹 起 さ れ る こ と の あ る,い 児 玉 の い う仮 性Neill‑mooser反. 現 在 これ を疑 う者 は な い.. 丸 莢 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 に お い て,根. 下Rpと. prowazeki(以. 略 記 す る)に 対 し て は,猿. ・天 竺 鼠 ・. ハ タ リス ・綿 ネ ズ ミ ・ハ ム ス タ ー 等 が 感 受 性 を 有 し,家. 兎 の 睾 丸 内 に 接 種 す れ ば,発. 睾 丸 の腫 脹 が 認 め られ る.又,成. 熱 と. 熟天竺鼠の. 心 内 接 種 に よ り,一 定 の 潜 伏 期 を 経,定. 型的. た, Rm. ツカ ネ ズ ミの 腹 腔 内 接 種 に よ り,非 化. そ れ ぞ れ 病 原 体 を 異 に す る 疾 患 で あ る こ とは,. 発 疹 チ フ ス 病 毒Rickettsia. 下. 略 記 す る)に 対 し て は 猿 ・家 兎 ・天 竺 鼠 ・. 毒. わ ゆ る,. 応 と は,睾 本 的 な相. 違 を 伴 う本 質 的 な 差 が 存 す る こ と を 指 摘 し た. Maxcy(1931)は,メ. キシ コ の散 発 性 地 方. 病 性 発 疹 チ フ ス 病 毒 が,白. 鼠 に発 熱を 来 た す. こ とを 始 め て 唱 え た,そ. の 病 毒 を雄 性 白 鼠 の. 腹 腔 内 に 接 種 す れ ば,感. 染 ・発 熱 し,そ. な 発 熱 が あ り,心 血 心 内 系 伝 達 に よつ て,よ. 丸 莢 膜 内 被 細 胞 内 にRが. 検 出 さ れ る と し,こ. く病 毒 の 累 代 保 存 が 可 能 で あ り, Rpが. の 事 実 をMaxcy現. 天 竺. 鼠 の 血 管 内膜 に 高 度 の 親 和 性 を 有 す る が,発 疹 チ フ ス 罹 患 天 竺 鼠 の 脳 乳 剤 を,健. 康天竺鼠. 河 野 と高 橋(昭7)等. の睾. 象 とい つ た. は,白. 動 物 実 験 に お い て, Maxcy現. 鼠 を 供 して の 象 は, Rmの. 場.

(2) 2692. 安. 合 には 陽 性 に発 現 す るが, Rpで. 藤. は 毎 回陰 性. 哲. 夫. の伝 達 系 を つ くり,毎 常,定 型 的 な発 熱 と,. で あ る こ とを報 告 して い る.し か し, Maxcy. 睾 丸 莢 膜 の 塗 抹標 本 に, Rが 検 出で き る睾 丸. 現 象 の 本 質 的 な病 態 像 を把 握 す るに は 至 つ て. 腹 腔 系固 定 病 毒 株 をつ くつ た.. い な い.. Rp病. 著 者 は,発 疹 チ フス と発 疹 熱 病 毒 の それ ぞ. 毒 で あ るBreinl株 感 染 卵 黄嚢 の10倍. 乳 剤 を,白 鼠 の腹 腔 内 に接 種 し,脳 腹 腔 系 伝. れ を,雄 性 白鼠 の腹 腔 内 に接 種 した とき の,. 達 を行 う実 験 と ともに,累 代 を行 うこ とな く,. 睾 丸 莢膜 滲 出液 の 細 胞像 を詳 細 に追 求 し, R. 実験 の都 度,感 染 卵 黄 嚢乳 剤 を 白鼠 の腹 腔 内. の 出現 の程 度 と,滲 出液 中 の細 胞 の分 布 の相. に接 種 した.. 関 につ い て しらべ た と ころ,雄 性 白 鼠 を供 す. 4.観. る動物 実験 にお い て 発来 され るMaxcy現. RmとRp病. 象. が,両 型 病 毒 の 鑑別 上,重 要 な る価 値 を 有す る論 拠 を確 認 し得 た ので,こ. こに報 告 し,御. 高 批 を仰 ぐ次 第 で あ る. I.実. 察方 法 毒 の接 種 を うけ た それ ぞ れ の. 供 試 動 物 に つ い て,体. 温 測 定,体. 記 録 す る ほ か,感. 染 後,逐. 日,. 日的 に睾 丸 莢膜 滲. 出 液 の 有 無 ・性 状 を 観 察 し,一. 験 材 料 と方 法. 重 の 消 長,. 陰 嚢 反 応 の 発 来 の 有 無 等 の 外 部 所 見 を,毎. 方,莢. 膜 の押. 捺 標 本 を つ く り,ギ ー ム ザ 染 色 を 行 つ て,そ. 1.供. 試 動物. 体 重 約100g以. の 細 胞 像 を 観 察 した . 上 の,健. 康 な,雄. 性 白鼠を. この実 験 の た めに 撰 ん だ. 2.供. II.実. 試 病毒. A.. 国 立 予 防 衛 生 研 究 所 か ら 分 与 を うけ た 発 疹 熱 病 毒 で あ るWilmington株,な 疹 チ フ ス 病 毒 で あ るBreinl株. を,発. 接 種,感. 理 食 塩 水 で10. %に. 染 させ た 卵 黄 嚢 の,生. 育卵 に. 稀 釈 した 乳 剤 を 使 用 し た. 3.動. 物実 験. Rm・Rp病. 毒 材 料 に,そ. 末0.05gを. 毎 日,早. れ ぞ れ マ イシ リ ン. 混 入 し, 1.0mlづ. の 腹 腔 内 に 接 種 し た.接. 測 定 し,体. つ を 供試 動 物. 種 し た 供 試 動 物 は,. 朝 の 給 餌 前 に,肛. 重 と と も に 記 録 し,発. 病 の有 無 ・. 糖 ブ イ ヨ ン に 接 種 し,. お,接. 種. べ て 血 液 寒 天 ・葡 萄 5日 間 に 亙 り雑 菌 の 有. Rm病. 毒 で あ るWilmington株. 期 の 白 鼠 を,エ. ー テ ル 死 さ せ,無. と睾 丸 莢 膜 を と もに,一. は,発. 症極. 菌的に睾丸. 団 と し て と り出 し,. 滅 菌 海 砂 を 容 れ た 乳 鉢 の 内 で 磨 砕 し, 10倍 稀 釈 に な る よ う に 生 理 食 塩 水 を 注 加,混 1500rpmの を,次. 代 の た め に,健. 種 し,爾. 和 し,. 速 度 で 遠 沈 し た 上 清 の1.0ml. 来,. 康 な 白 鼠 の腹 腔 内 に 接. 20世 代 以 上 に 亙 り,睾. 丸腹腔系. 毒 接 種 後発 熱 迄の 経 過 日数. Rm病. 毒 に よ る実験. Rm病. 毒 に よ り感 染,発. 症 し た 白 鼠R207 を,. 鼠 の 腹 腔 内 に 接 種 し,爾. 代 に 亙 り, 40. 来8世. 匹 の 健 常 な 白 鼠 を 供 し,累 重 の 減 少,定. 熱 迄 の経 過. の 成 績 を 表1に. こ の 実 験 に 供 さ れ たR211〜250号 の 白 鼠 は,病 α=0.05と ‑0. 5匹 の 白. 代 伝 達 を 行 い,体. 型 的 発 熱 の 有 無,発. 日数 を 観 察 し,そ. 毒 接 種 後3〜6日,す. 示 し た. の40匹 な わ ち,. した と き, 4.47+0.35≧m≧4.47. .35日. に,全. 39.56‑0.64度 か し,体. 無 を 観 察 し た.. 象 の経 過 に 関 す る実 験. の 睾 丸 ・莢 膜 乳 剤 の1.0ml宛. 門 内 で そ の体 温 を. 陰 嚢 反 応 の 発 来 如 何 に 注 意 し た.な に 供 し た 病 毒 材 料 は,す. 1.病 ら び に,発. Maxcy現. 験 成 績. 例 に,. 39.56+0.64≧m≧. の 定 型 的 発 熱 を 来 た し た.し. 重 減 少 の 著 明 に み られ た の は, 40匹. 中6例(15%)に 程 度 は,約20g内. す ぎ な い.し. か し て,そ. の. 外 で あ つ た.. Rp病. 毒に よ る実験. Rp病. 毒 感染 卵 黄 嚢 乳 剤 を 接 種 し た 白 鼠. R291の. 脳乳 剤1.0ml宛. を,. 5匹 の健常 白. 鼠 の 腹 腔 内 に 接 種 し,以 下8世 代 に亙 り,脳 腹 腔 系 伝 達 を 累ね て観 察 し,そ の成績 を表2 に示 した..

(3) 2693. 発疹熱病 毒の睾丸莢膜親和性に関す る研究 表1. Rm病. 毒 接 種 後, Maxcy現. 象発来. 迄 の 経 過 日数. す な わ ち, Rp病 鼠R301〜340号. 毒 を腹 腔 内 に接 種 し た 白. の2匹. の40匹 は,. R303とR314. に 体 重 減 少 を み た が,定. 陰 嚢 反 応 を 来 た し た も の は,. 型的な発熱 ・ 1匹. も認 め な か. つ た. 2.睾. 丸莢 膜 よ りのR検 出 成績. Rm病. 毒 に よる実 験. Rm病. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 し た 白 鼠R211〜. 250の40匹. に つ い て,そ. 蹊 部 を 開 ら き,そ 製 し て,. の 発 熱 の 極 期 に,鼠. の睾 丸 莢膜 の押 捺 標 本 を作. Rの 検 出 を 試 み た 結 果 を 表3に. す な わ ち, Rm病. 示 す.. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 し た,. 8世 代40匹 の 白 鼠 の 全 例 に,. R細 胞 を 検 出 し,. そ の 検 出 の 程 度 も, 〓 に 相 当 す る もの が25匹 (62.5%),. 〓 の も の は12匹(30.0%),. 度 の もの は3匹(7.5%)で 表1・3の. +程. あ つ た.. 成 績 に 示 す よ う に, Rm病. 多 数 の 白 鼠 の 腹 腔 内 に 接 種 す れ ば,い 註. ● Maxcy現 象 陽 性例 を 示す. 下 段 数 字 はMaxcy現 象発 来 迄 の経 過 日 数 を示 す. (+)は 体 重 減少 例 を 示す. (‑)は 体重 非 減 少例 を示 す. 表2. Rp病. 毒 接 種 白 鼠 に お け る, Maxcy. 世 代,い. ず れ の 動 物 に も,病. 日後 に,毎 常,定 表3. Rm病. 毒 を, ずれの. 毒 接 種 後3〜6. 型 的 な 発 熱 と,陰 嚢 の 発 赤 ・ 毒 接 種 白 鼠 の,睾. お け るR検. 丸莢膜に. 出成 績. 現象 の観 察. 註. ● Maxcy現 註.. ○. はMaxcy現. (+)は (‑)は. 象 陰 性 例 を 示 す.. 体 重 減 少 例 を 示 す. 体 重 非 減 少 例 を 示 す.. 象 発来 例 を示 す.. 〓 毎 視 野 数個 のR細 胞 検 出 例 を 示 す. 〓 数視 野 に1個 程 度, R細 胞 検 出 例 を示 す. +全 視 野 に数 個 のR細 胞 検 出 例 を 示 す..

(4) 2694. 安. 藤. 腫脹 を来 た し,そ の睾 丸 莢 膜 面 よ り全 例 にR. 哲. 夫. 表5. Rm病. Rp病. 毒接 種 白鼠 に 発来 され る,. Maxcy現. 細 胞 を検 出す る.. 象 の継 続 性 に 関 す る観察. 毒 に よる実 験. 健 常 白 鼠40匹. を 供 し,そ. の 腹 腔 内 にRp病. 毒 感 染 卵 黄 嚢 乳 剤 を 接 種 し,そ. の 概 ね5日. 後. に 睾 丸 莢 膜 押 捺 標 本 を つ く り, R細 胞 の 検 索 に 努 め た が,表4に 40匹 か らR細. 示 す 如 く, R301〜340の. 胞 とRを. 検 出 し た 例 は,. 1匹 も. 認 め え な か つ た.. 表4. Rp病. 毒接 種 白鼠 の,睾 丸 莢 膜 に. お け るR検 出成 績. 註. ● Maxcy現. 象 発 来例 を 示 す.. 下 段 数 字 はMaxcy現 象 継 続 日数 を示 す. 〓, 〓, +はR細 胞検 出 程度 を示 す. るMaxcy現. 象 の,白. 鼠 の成 熟 程 度 との関係. を し ら べ た. そ こ で, 30g・31〜60g・61〜100g・100g 以 上 の 体 重 別 に,供 Rmの Maxcy現. (‑). 象 非発 現 例 を示 す.. 重30g迄. の群 に お け る観 察. R247・248・249の. R細 胞 検出 不 能 例 を示 す.. 乳 剤 の0.5ml宛 す な わ ち, Rp病 Maxcy現 3.. 毒 は,白. 鼠 に,い. わ ゆる. 象 を お こ さ な い.. Maxcy現. 続 期 間 に つ い て し らべ た 成 績 を 表5に. 1〜3日,す. 鼠 で は,発 な わ ち,. 2.4+0.22≧m≧2.4‑0.22日 B.白 Rm病. わ ゆ. 象 の 発 来 に 伴 う定 型 的 発 熱 の 持. R211〜250白. を,供. 試動 物 の腹腔 内に接. 症 の 状 況 を 観 察 し,そ. 初 世 代 よ り, 8世 代 に 亙 りRm病. 毒 の 腹 腔 内 伝 達 に よ り,累 代 し た が,い るMaxcy現. 種 し,発. 睾 丸 ・莢 膜 の10倍 稀 釈. の 成 績 を 表6. に 示 した.. 象の 持 続 性. 健 常 白 鼠40匹 を 供 し,. に 区 分 し,. 象 発 来 の 経 過 を 観 察 し た.. i)体 註. ○ Maxcy現. 試 動 物 を4群. 同 一 の 病 毒 材 料 ・接 種 量 を 条 件 と し て,. 示 した.. 熱 継 続 日数 は. α=0.05と. し た と き,. で あつ た.. 鼠 の 体重 とMaxcy現. 象. 毒 を腹 腔 内 に接 種 した 白鼠 に 発 来 す. の うち,定 た,莢. 8世 代 に 亙 る40匹 の 供 試 動 物. 型 的 発 熱 を 未 た し た も の な く,ま. 膜 よ りは,. R細 胞 ・Rも 検 出 さ れ な い.. す な わ ち, Maxcy現. 象 を 発 来 し た 白 鼠 を み る.. こ とが で き な い. ii)体. 重31〜60g群. 白 鼠 の 体 重 が,. の40匹 に つ い て, Rm病 発 来 され るMaxcy現 を 表7に. 示 し た.. に お け る観 察. 31〜60g程. 度 のR401〜440. 毒 を 腹 腔 内 に 接種 し, 象 を 観 察 し,そ. の結 果.

(5) 2695. 発 疹熱病毒の睾丸莢膜親和性 に関す る研究 表6. 体 重30g迄. の 群 に お け る, Rm病. 毒 に よ るMaxcy現. 象 発来 の実 験. R402・413・422の3匹(7.5%)に,病 接 種 の5〜6日. 目 に,定. 毒. 型 的 発 熱 を 示 し,. 〜2日. 間 継 続 し た .ま. ら は,. Rを 確 認 す る こ と が で き た.す. 体 重 が31〜60g程 は 時 にMaxcy現. た,そ. 1. れ ぞれ の莢 膜 か. 度 の 白 鼠 で は,. な わ ち,. Rm病. 象 を 発 来 す る が,特. 毒. 異的な. 現 象 で あ る とは い い え な い. iii)体. 重61〜100g群. に お け る観 察. 白 鼠 の 体 重 が, 61〜100gの40匹 Rm病. に つ い て,. 毒 に よ つ て 発 来 され るMaxcy現. 観 察 し,そ. の 結 果 を 表8に. 象を. 示 し た.. R441〜480の,. 40匹 の 白 鼠 の うち で,. 16匹. (40%)にMaxcy現. 象 を 発 来 し た が,病. 毒接. 種 後 発 熱 迄 の 経 過 日数 は3〜6日,. α=0.05. と し た と き, 4.75+0.53≧m≧4.75‑0.53日 で あ り,発. 熱 持 続 日数 は1〜3日,. α=0.05. と し た と き, 1.62+0.21≧m≧1.62‑0.21日 註. ○ Maxcy現 (‑) 表7. 象非 発来 例 を示 す.. R細 胞 不検 出 例 を示 す. 体 重31〜60g群 毒 に よ るMaxcy現. に お け る, Rm病 象 発来 の実 験. で あ つ た.な. お,こ. 莢 膜 よ りRを. 検 出 す る こ と が で き た.. す な わ ち,体 表8. の16匹 か らは,い. 重 が61〜100gの. 体 重61〜100g群 毒 に よ るMaxcy現. ずれ も. 群 で も,. に お け る, Rm病 象 発 来 の実 験. 註. ● Maxcy現 象発 来 例 を 示す. 〓, + R細 胞検 出程度 を示 す. 下 段 数 字はMaxcy現 示 す. 括 弧 内数 字 はMaxcy現. 象発 来 迄 の経 過 日数 を 象 継 続期 間 を 示 す.. 註.下 段 数 字はMaxcy現. 象 発 来 迄の 経 過 日数,. 括 弧 内 数 字はMaxcy現 象 継 続 日数 を示 す . 〓, 〓, +はR細 胞 検 出程 度 を示 す ..

(6) 2696. 安. Maxcy現. 象 は40%に. 藤. 哲. 夫. 発 来 され る 程 度 で あ り,. C.病. 病 毒 接種 後 発 熱迄 の経 過 日数 も比 較 的 長 く, 反 対 に発 熱 持 続 期 間は 短 く, R出 現 の程 度 も. 〓・+程 い 度が多く,必発する特異現象とは えない. iv)体. 重101g以. 上 の群 に おけ る観 察. 白 鼠 の 体 重 が, 101g以 Rm病. 上 の 群 に つ い て,. 毒 が 発 来 す るMaxcy現. 察 し て,そ. の 成 績 を 表9に. 象の 程度を観. 1.感. 染 早 期に お け る 細胞 像. 無 菌 的 に,か. つ,極. 上 のR481〜520に. 力 出 血 を 避 け る よ うに. 白 鼠 の 鼠 蹊 部 を 開 き,睾 作 製 し,ギ た.細. 丸 莢膜 の押 捺 標本 を. ー ム ザ 液 染 色 を ほ ど こ して 検 鏡 し. 胞 分 類 に つ い て は,第1編. べ た よ うに,特. に,次. 胞 形 質 で は,好. 示 し た.. 体 重 が そ れ ぞ れ101g以. 毒接 種 後,睾 丸莢 膜 滲 出 液 の 細胞 像 の吟 味. で 詳 し く述. の 諸 項 に 重 点 を お い た.. 塩 基 性 ・好 酸 性 ・実 質 ・顆. 粒 ・境 界 ・形 態 ・空 胞 形 成,核. で は,色. 質の. 量 ・色 質 梁 の 形 ・色 質 梁 の 境 界 ・色 質 梁 の 間 表9. 体 重101g以. 上 の 群 に お け る, Rm病. 毒 に よ るMaxcy現. 隔 ・色 質 梁 の 分 布 状 態 ・核 小 体 の 有 無 等 を 鑑. 象 発 来 の実 験. 別 の 助 け と し た. Rm病. 毒 に よ る実 験. Rm病. 毒 を腹 腔 内 に 接 種 した 白鼠30匹 につ. い て,接 種 後 の第1・ 第2日. 目に,そ れ ぞ れ. 鼠 蹊 部 を 開 き,莢 膜 の押 捺 標 本作 製 の上,検 鏡 し て 細 胞 像 を し らべ,出. 現 す る 細 胞 の100. 分 率 を 記 録 した. i). Rm病. Rm病. 毒 接 種 後 第1日. 目の観 察. 毒 を腹 腔 内に接 種 した 第1日 目 の白. 鼠R531〜560の30匹. につ いて,そ の睾 丸 莢. 膜 の 押捺 標 本 の細 胞像 を観 察 し,そ の結 果 を 表10. Rm病. 毒接 種 後第1日. (そ の1). 註.下 段数 字はMaxcy現 括 弧 内数 字 はMaxcy現 〓, 〓, +はR細. 象発 来 迄 の経 過 日数, 象継 続 日数 を示 す.. 胞 検 出程 度 を 示 す.. つ い て, Rm病. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 し,累. た 実 験 で は,す. べ て の 供 試 動 物 に, Maxcy現. 象 を 発 来 した.ま. 確認. た,莢. 代 し. 膜 面 よ り多 数 のRを. し た.. す な わ ち,体. 重101g以. 上 の成 熟 雄 性 白 鼠. に 対 し て 発 来 さ れ る, Rm病. 毒 に よ るMaxcy. 現 象 は, Rm病. 鼠 に 必 発 す る特. 毒 に よ り,白. 異 現 象 と い え る.. 目の細 胞 像.

(7) 発 疹 熱 病 毒 の睾 丸 莢 膜 親 和性 に関 す る研 究 表11. Rm病. 表12. 毒 接 種 後 第1日 目の細 胞 像. 示 し た.. 表13. 線 維 細 胞 は60.3〜67.0%に,線 〜6.4%に,組 は3.0〜10.7%に,淋. 目 の細 胞像. 毒接 種 後第2日. 目 の細 胞 像. (そ の2) 球. 巴 球 は2.2〜6.1%に,. 漿 膜 細 胞 は4.9〜12.8%に,多. ii). Rm病. 組 球 は2.1. 織 球 は10.8〜17.2%に,単. 0〜0.2%に. 毒 接 種 後第2日. (そ の1). (そ の2). 表10・11に. Rm病. 2697. 形核 白血 球 は. み ら れ た. Rm病. Rm病. 毒 接 種 後 第2日. 毒 を,腹. 〜590の30匹. 目の観 察. 腔 内 に 接 種 した 白 鼠R561. に つ い て ,接. 種 の2日. 目 に,睾. 丸 莢 膜 の 押 捺 標 本 の 細 胞 像 を 観 察 し,そ 績 を 表12・13に. 示 した.. 線 維 細 胞 は44.2〜49.7%に,線 〜15 .0%に,組. 組 球 は9.0. 織 球 は17.1〜24.3%に,単. は4.2〜8.6%に,淋. 球. 巴 球 は1.8〜7.2%に,漿. 膜 細 胞 は6.9〜14.7%に,多 0〜0.7%に. の成. 形 核 白血 球 は. み ら れ た.. す な わ ち, Rm病. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 した,. 感 染 早 期 の 莢 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 で は,線 細 胞 の賦 活 化 が 始 め られ た こ と と,単. 組系 球お よ. び 漿 膜 細 胞 の 増 加 が 目立 つ. な お, Rm病. 毒 接 種 後,第1・2日. 胞 像 の 移 行 ・変 動 を 知 るた め に,母 頼 限 界 を 求 め,一. 目 の細 平 均 の信. 括 し て 表 姓 に 示 した.. i) Rp病. Rp病. 毒 に よ る実 験. Rp病. 毒 接種 後第2日. 目 の観 察. 毒 感 染 卵 黄 嚢 乳 剤 を,腹. し た 白 鼠R591〜620の30匹. 腔 内 に 接 種. に つ い て,接. 種.

(8) 2698. 表14. 安. Rm病. 毒 接 種 後 第1・2日. 胞 像 の 推 移(α=0.05と. 表15. Rp病. 毒 接 種 後 第2日. 藤. 目 の細. 哲. 夫. 表16. Rp病. して). 毒 接 種 後 第2日. 目の細 胞 像. (そ の2). 目の細 胞 像. (そ の1). 球 は 皆 無 で あ つ た.い ず れ の 例 も,線 維 細胞 が特 に多 い の が 目立 つ. ii) Rp病 毒 接 種 後第4日 白 鼠R621〜650の30匹. 目の観 察 に, Rp病. 毒 を腹. 腔 内 に 接 種 し,そ. の 第4日. 目 に,莢. 膜 の押 捺. 標 本 を つ く り,細. 胞 像 を 観 察 し,そ. の結果 を. 表17・18に. 示 し た.. 線 維 細 胞 は25.9〜32.6%に,線 〜23.6%に,組 は5.4〜10.0%に,淋. 球. 巴 球 は7.7〜14.1%に,. 漿 膜 細 胞 は7.1〜13.3%に. み ら れ,多. 血 球 は 皆 無 で あ つ た,線 線 組 球 と組 織 球 が,軽 ほ か,第2日. 組 球 は18.1. 織 球 は17.3〜22.6%に,単. 形核 白. 維 細 胞 が や や 減 少 し, 度 に増 加 して み られ る. 目 の細 胞像 と 著 し い 差 を み な. い.. 後 の 第2日. 目 の 莢 膜 の 押 捺 標 本 に つ い て,細. 胞 像 を観 察 し,そ. の 成 績 を 表15・16に. 示 し. た.. 3.7〜9.6%に,淋. Rp病. 毒 接 種 後 第6日. Rp病. 毒 を,白. 腔 内 に 接 種 し,. 鼠R651〜680号. 目の観 察 の30匹 の 腹. 6日 を 経 過 した と き の 莢 膜 の. 押 捺 標 本 に み られ る 細 胞 像 を 表19・20に. 線 維 細 胞 は56.4〜62.4%に,線 〜9 .1%に,組. iii). 組 球 は3.8. 織 球 は7.9〜15.2%に,単. 球は. 巴 球 は4.1〜8.9%に,漿. 膜 細 胞 は5.9〜11.5%に. み られ,多. 形核 白血. 示し. た. 線 維 細 胞 は23.2〜28.6%に,線 〜8.9%に,組. 織 球 は26. は6.9〜13.8%に,淋. 組 球 は1.3. .4〜33.8%に,単. 巴 球 は13.0〜24.1%に,. 球.

(9) 2699. 発疹熱病毒の睾丸莢膜親和性に関す る研究 表17. Rp病. 毒 接 種 後 第4日. 目の細 胞 像. 表19. Rp病. (そ の1). 表18. 血 球 は 皆 無 で あ つ た.こ. 目の細 胞 像. み ら れ,多. 形核 白. の 時 期 の 細 胞 像 で は,. 淋 巴 球 の 増 加 が 目 立 つ. な お,. Rp病. 目の 細 胞 像. (そ の1). Rp病 毒接 種 後 第4日 (そ の2). 漿 膜 細 胞 は5.6〜13.7%に. 毒 接 種 後 第6日. 毒 を 接 種 し た 後,第2・4・6. 日 目 の細 胞 像 の 推 移 を 明 ら か に す る た め,母. 表20. Rp病 毒 接 種 後 第6日 (そ の2). 平 均 の信 頼 限 界 を 求 め,こ. 目の細 胞 像. れ を 一 括 し て 表21. に 示 し た. 2.. Maxcy現. Rm病. 象発 現 時 期 に おけ る細 胞 像. 毒 接 種 後,. Maxcy現. 象 の発 現 を 示 し. た90匹 の 白 鼠 に つ い て, Maxcy現. 象発来 時期.

(10) 2700. 安. 表21. Rp病. 毒 接 種 後 第2・4・6日. 細 胞 像 の 推 移(α=0.05と. 藤. 哲. 夫 表22. 目の. して). Maxcy現. 象 発 現 第1日. 目 の細 胞像. 象 発 現 第1日. 目の細 胞像. (そ の1). か ら30匹 宛 を 殺 し,そ の睾 丸莢 膜 の押 捺 標 本 を作 製 して,検 鏡 した. 発現 第1日. 目の実 験. 表23. 白 鼠R681〜710の30匹 に よ るMaxcy現. に つ い て, Rm病 象 発 来 第1日. 目 の,睾. 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 を 観 察 し,そ 22・23に. (そ の2). 丸莢. の 成績 を 表. 示 し た.. 線 維 細 胞 は18.8〜24.6%に,線 〜11 .7%に,組. 組 球 は7.1. 織 球 は35.5〜41.7%に,単. は6.2〜13.1%に,淋. 0.4〜2.9%に. み ら れ た.こ. 胞 が 減 少 し,組. 球. 巴 球 は4.1〜9.5%に,. 漿 膜 細 胞 は9.4〜15.9%に,多. ち,線. 毒. Maxcy現. 形核 白血 球 は の時 期 に は線 維 細. 織 球 の 増 加 が 目 立 つ.す. なわ. 組 系 細 胞 の 賦 活 化 が 著 し い と み る.な. お 漿 膜 細 胞 も そ の 数 を 増 加 し,多. 形 核 白血 球. も僅 か な が ら増 加 し て い る. 発 現 第2日 Rm病. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 した 白 鼠R711〜. 740の30匹 た 第2日. 目の実 験. に つ い て,. Maxcy現. 象 を発 来 し. 目 の 莢 膜 の 押 捺 標 本 に つ い て,そ. 細 胞 像 を 観 察 し,結. 果 を 表24・25に. 線 維 細 胞 は6.8〜11.8%に,線 〜7 .6%に,組. 示 し た. 組 球 は3.1. 織 球 は39.4〜44.9%に,単. は12.9〜18.4%に,淋. の. 球. 巴 球 は7.5〜12.8%に,. 漿 膜 細 胞 は12.4〜18.5%に,多. 形 核 白血球 は. 1.2〜3.8%に. み られ た.こ の時 期の,莢 膜 面. に は淡 黄色 粘性 液 が 多 量 に 証明 され る.細 胞 像 の特 色 と して は,全 期 間 を 通 じて線維 細胞 は 最 も減 少 し,反 対 に組 織 球 は 最 も増加 す る..

(11) 2701. 発疹熱病 毒の睾丸莢膜親和性に関す る研究 表24. Maxcy現. 象 発 現 第2日. 目の細 胞 像. そ の大部 分 は漿 膜 細 胞 中 に,一 部 は 組 織 球 に 貪 喰 され て み られ る.. (そ の1). 発 現第3日 Rm病. 目の 実験. 毒 を 白 鼠R741〜770の30匹. 内 に 接 種 し, Maxcy現 の,莢. 膜 の 細 胞 像 を 観 察 し,そ. 26・27に. 線 維 細 胞 は11.2〜15.6%に,線. の成 績 を表. 組 球 は6.1. 織 球 は36.4〜43.4%に,単. は8.9〜17.5%に,淋. 0.6〜3.6%に. 球. 巴球 は5.4〜12.6%に,. 漿 膜 細 胞 は10.9〜15.7%に,多 み られ た.こ. 形 核 白血 球 は の 時 期 に は,組. 織. や 減 少 し,線 維 細 胞 が 増 加 す る傾 向. に あ る が,線. 組 系 細 胞 の賦 活 化 は,な. ん で あ る と み る.次 の,莢. 目. 示 した.. 〜12 .3%に,組. 球 は,や. の腹 腔. 象 が 発 現 し た 第3日. に, Maxcy現. お,盛. 象発現時期. 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 の 推 移 を 表28に 示 し. た.. 表25. Maxcy現. 象 発 現 第2日. 目の 細 胞像. (そ の2). Maxcy現. 象発現時期における細 胞 像 の 特. 徴 と して,次. の 諸 点 を 挙 げ る こ とが で き る.. す な わ ち,こ. の 時 期 に は,関. の い う,線. 組系. 細 胞 の 賦 活 化 が 活 溌 で あ り,線 維 細 胞 か ら 線 組 球 を 経 て,組. 織 球 に 移 行 す る所 見 は,こ. 現 象 発 現 の 第2日 表26. Maxcy現 (そ の1). す なわ ち,線 組 系細 胞 の賦 活化 が 最 も旺 盛 な る時期 と考 え る.ま た,単 球 の 増加 も著 し く, 漿膜 細胞 の増 加 も全 期 を〓 じ,最 も著 しい. この時 期 には,滲 出性 非 癒 着 性睾 丸 莢 膜 炎 の 像 に一致 す る.な お, Rの 出現 も旺 盛 であ り,. の. 目頃 が 一 番 顕 著 で あ る.以 象 発 現 第3日. 目の細 胞 像.

(12) 2702. 表27. 安. Maxcy現. 象 発 現 第3日. 藤. 目の細 胞 像. (そ の2). 哲. 夫. る程,特. 色 あ る も の で は な い,漿. 膜 細胞 は第. 2日 目頃 を 頂 点 と し て 著 明 に 増 加 し,以. 後徐. 々 に 減 少 す る.多. 目を. 頂 点 と して,極. 形 核 白 血 球 は,第2日 く僅 か に 増 加 す る が,天. の 陰 嚢 反 応 発 現 時 期 に み る 如 くに,特 も の で は な い.な. お,. 竺鼠. 色ある. R荷 担 細 胞 と して は,. 大 部 分 が 漿 膜 細 胞 で あ り,一. 部 は,組. 織球 と. 認 め ら れ る 大 単 核 細 胞 で あ り,爾 他 の細 胞 に は 認 め ら れ な か つ た. 3.. Maxcy現. Rm病. 象消 褪 後の 細 胞 像の 経 過. 毒 接 種 後, Maxcy現. 象 の発 来 を 示 し. た 白 鼠150匹. に つ い て,そ. の 現 象 が 消 褪 した. 直 後 よ り,逐. 日 的 に30匹 宛 を 殺 し,そ. 莢 膜 の 押 捺 標 本 を つ くつ て,検 消 褪 第1日 Rm病. 目の実 験. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 し た,供. R771〜800号. の30匹. の 消 褪 後 の 第1日 表28. Rm病. 毒 接 種 に よ るMaxcy現. 象. 表29・30の. 目 の 睾 丸 莢 膜 の 細 胞 像 は,. Maxcy現 (そ の1). を 逐 い,お. る.単. 球 は,第2日. もむ ろ に 復 旧 す る とみ ら れ 目 頃 が 最 も 多 く,血. ら遊 出 した も の の 外 に,線 も考 え ら れ る.淋 い が,そ. 維 細 胞 よ り の移 行. 巴 球 は 第2日. の 増 加 は,. Rp病. 管か. 目 頃 が 量 も多. 毒 接 種 の場 合 に み. 巴球 は. 膜 細 胞 は8.1〜15.1%に,. 多 形 核 白 血 球 は0.8〜3.1%に. 下,日. 織 球 は30.2〜. 球 は9.1〜17.2%に,淋. 6.1〜14.3%に,漿. 表29. 象. 如 く,線 維 細 胞 は19.8〜24.8%に,. 39.4%に,単. (α=0.05と して). 試 白 鼠. に つ い て, Maxcy現. 線 組 球 は5.7〜11.5%に,組. 発 現 時期 の細 胞像 の推 移. の睾 丸. 鏡 し た.. 象 消 褪 第1日. み られ た.こ 目の細 胞 像. の.

(13) 2703. 発疹熱病毒の睾丸莢膜親和性 に関す る研究 表30. Maxcy現. 象 消 褪 第1日. 目 の細 胞 像. (そ の2). 病 毒 を 腹 腔 肉 に 接 種 し て 発 来 す る, Maxcy現 象 の 消 褪 し た 後,第2日 は 表31・32の %に,線. 目 の,莢. 如 く,線. 維 細 胞 は29.0〜34.7. 組 球 は5.1〜11.3%に,組. 24.3〜31.2%に,単. %に,多. 織 球 は. 球 は8.8〜19.1%に,淋. 巴 球 は2.8〜10.5%に,漿. た.こ. 膜 面細 胞 像. 膜 細 胞 は7.3〜15.3. 形 核 白 血 球 は0.7〜3.2%に の 時 期 に は,線. み られ. 維 細 胞 は 著 し く 増 加 し,. 他 の 細 胞 は 引 き 続 き,お. もむ ろ に 減 少 を 続 け. る. 表32. Maxcy現. 象 消 褪 第2日. 目 の細 胞 像. (そ の2). 時期 には,線 維 細 胞 が僅 か では あ るが,お も む ろに増 加 し,組 織 球 も引 き続 き,お もむ ろ に減少 す る. 消 褪第2日. 目の実 験. 供 試 白 鼠R801〜830の30匹 表31. Maxcy現. 象 消 褪 第2目. に つ い て, Rm 日 の細 胞 像. (そ の1). 消 褪第3日. 目の 実 験. 白 鼠R831〜860号 腔 内 にRm病. の30匹. を 供 し,そ. 毒 を 接 種 し,発. 現 象 が 消 褪 した 後,第3日. 目の莢 膜 面 にお け. る 滲 出 液 の 細 胞 像 は,表33・34の 細 胞 は39.4〜43.7%に,線 %に,組. 球 は6.1 膜. 形 核 白 血 球 は0.4. み られ た .. こ の 時 期 の 細 胞 像 は,組 少 し,線. 維. 組 球 は2.6〜10.4. 巴 球 は2.0〜10.7%に,漿. 細 胞 は6.4〜12.9%に,多 〜3.0%に. 如 く,線. 織 球 は19.0〜26.6%に,単. 〜16 .7%に,淋. の腹. 来 したMaxcy. 織 球 が 引 き続 き減. 維 細 胞 の 増加 が著 し く目立 つ ..

(14) 2704. 表33. 安. Maxcy現. 象 消 褪 第3日. 藤. 目の細胞 像. 哲. 夫. 表35. Maxcy現. (そ の1). 表34. Maxcy現. 象 消 褪 第3日. 目の細 胞 像. 表36. Maxcy現. 象 消 褪 第4日. 目の細 胞 像. (そ の2). 消 褪 第4日 目 の実 験 Rm病. 目の細 胞像. (そ の1). (そ の2). 胞 は46.1〜50.4%に,線. 毒 を 腹 腔 内 に 接 種 した,供. 861〜890号. 象 消 褪 第4日. 試 白 鼠R. の30匹 に つ い て,発 来 せ るMaxcy. 現 象 の 消 褪 後,第4日. 目 の,莢. 滲 出 液 の 細 胞 像 は,表35・36の. に,組. 維 球 は4.0〜9.7%. 織 球 は15.8〜22.6%に,単. 12.4%に,淋. 球 は5.9〜. 巴 球 は4.1〜9.1%に,漿. 膜面におけ る. 胞 は6.1〜13.8%に,多. 如 く,線 維 細. 1.2%に. み ら れ た.こ. 膜 細. 形 核 白 血 球 は0.3〜 の 時 期 に は,組. 織球. ・.

(15) 2705. 発疹熱病毒の睾丸莢膜親和性に関する研究 単球 の減 少 が 引 き続 い て み られ,こ れ に反 し,. 維 細 胞 は56.2〜60.6%に,線. 線維 細胞 の増 加 が著 しい.. 10.8%に,組. 消 褪第5日. 供 試 白 鼠R891〜920号. 織 球 は7.1〜15.7%に,単. 4.6〜13.2%に,淋. 目の実 験 の30匹. 組 球 は4.5〜. 膜 細 胞 は5.3〜11.5%に,多. を 供 し, Rm. 球は. 巴 球 は1.3〜7.9%に,漿. 病 毒 を腹 腔 内 に 接 種 した と き に 出 現 し た. の 時 期 に も,組. 織. Maxcy現. 球 ・線 組 球 ・単 球 の 減 少 は 依 然 み られ,線. 維. 象 の 消 褪 後,第5日. 目の莢 膜 面 に お. け る 滲 出 液 の 細 胞 像 は,表37・38の 表37. Maxcy現. 象 消 褪 第5日. 細 胞 の 増 加 も 引 き続 い て 認 め ら れ,病. 如 く,線. 表38. 目の細 胞 像. Maxcy現. 象 消 褪 第5日. 毒接 種. 目の細 胞 像. (そ の2). (そ の1). 表39. み られ た.こ. 形 核 白血 球 は. 0〜0.3%に. Rm病. 毒 に よ るMaxcy現. 象 消褪 期 の 細胞 像 の推 移. (α=0.05と した と きの,母 平 均 の信 頼 限 界 に よる).

(16) 2706. 安. 前 の 状 態 に ほ と ん ど 近 く,復 次 に, Maxcy現. 藤. し て み ら れ る.. 象 消褪 期 の 細 胞 像 を 明 ら. か に す る た め,逐. 日的 に,各. 細 胞 の100分. 率. の 経 過 を 一 括 し て 表39に 示 した. す な わ ち, Maxcy現 逐 日的 に,全 め す100分. 織 球 ・線 組 球 が 示. 率 は 減 少 し,こ. れ と 反 対 に,線. 細 胞 の 占 め る 比 率 が 著 し く増 加 す る.こ 関 の い う線 組 系 細 胞 が,刺 態 か ら, Rm病. 維. れは. 戟 ・賦 活 さ れ た 状. 毒 接 種 前 の状態 に復 旧 しつ つ. あ る こ とを 示 す.な. お,他. の 細 胞,単. 巴 球 の 数 も漸 次 減 少 し,他. 方,漿. 夫. 行 い,発. 疹 チ フ ス と発 疹 熱 病 毒 の,白. 球 ・淋. 膜 細 胞 ・多. て,本. 現 象 はRm病. 毒 の 特 性 と み な す こ とが. 1.. Rm病. 毒 で は,白. 系 伝 達 に よ り,各. 察. 世 代 の 供 試 動 物 は,と. チ フ ス と 発 疹 熱 と の 関 係 は,多. くの 学 者 に よ. 外 な く,定. た し,. な わ ち,. 1〜3日,す. あ つ た.体. た.. 岡 本(昭16)等. 元 二 型 説 を 唱 え て い る が,一. は,一. 元 起 性 で あ るこ. 今,両. 症 病 毒 の 鑑 別 に あ た り, Cox‑Craigie. 例 にRを. Rp病. 験 で は,体. な わ ち, 15%に. 型 的 発 熱 を 来 た した 例 は な 検 出 し た 例 も な い.. 補 体 結 合 反 応 に 関 す る業 蹟 が 輝 か し く,次 で,. 第1群30g・. Rの 抗 原 分 析 の 研 究 も よ う や く 旺 ん と な つ. 100g・. た.両. に 区 分 し て 観 察 した が,体. る 徴 候 か ら,そ. れ ぞ れ の 病 毒 に 対 す る特 異 的. な 鑑 別 方 法 と し て,雄. 性 天 竺 鼠 を 供 試 した と. き の, Castaneda(1930)の わ ゆ るNMRが て,数. 一方. 者 は 第1編. にお い. 多 くの 天 竺 鼠 を 供 し て 研 究 し, NMR. の 本 態 を 明 ら か に し,両 り,本. 提 唱 に 係 る,い. あ るが,著. 症病 毒 の鑑 別 に 当 た. 鼠 の 体 重 とMaxcy現. 上 の 体 重 の 場 合 に,は. じ め て,特. 象 発 来 の 要 因 と し て,白. 異 的 な,必. な わ ち, Maxcy現 鼠 の 成 熟 度 が,重. 要. な 意 義 を 有 す る とみ た. 4.発. 疹 熱 病 毒 と,発. 接 種 を 行 つ た が, Rm病. 疹 チ フ ス病 毒 を それ. 丸 腹 腔 系 と,脳. 腹腔 系. 毒 に よる発 症 極期 の. 睾 丸 莢 膜 は,毎. 常,非. 癒 着性 滲 出性 莢 膜 炎の. 病 毒 を 白 鼠 の 腹 腔 内 に 接 種 した と き に 発 来 さ. 像 を 呈 す るが,. Rp病. 毒 で は,病. れ る,滲. 達 さ れ な い.. 出 性 非 癒 着 性 睾 丸 莢 膜 炎,す. い わ ゆ るMaxcy現. 象 も,由. Rm. 4群. 重 の 少 い 群 程,. 発 反 応 と し て 現 わ れ た.す. ぞ れ 白 鼠 を 供 して,睾. 莢 膜 に 対 して も 親 和 性 を 有 す る と さ れ,. 第3群61〜. 上 の 体 重 別 に,. 象 の 発 来 は 特 異 的 で な く, 101g以. 反 応 の 価 値 を 強 調 し た. 性 成 熟 白鼠 の 睾 丸. 象 との 関 係 は,. 第2群31〜60g・. 第4群101g以. ,発. 疹 熱 病 毒 は,雄. すぎ なか つ. 重 減 少 を 来 た し た も の は, 40匹 中. く,莢 膜 面 よ りのRを. Maxcy現. お,. 毒 を 白 鼠 の腹 腔 内 に接 種 す る 実. 法 に よ つ て 精 製 さ れ た 両 症 病 毒 を 抗 原 とす る. 験 動 物 に 対 して発 現 す. 検 出 し た.な. +程 度 の も の は7.5%で. 3.白. 症 の 病 毒 が,実. 熱. 重 減 少 の 著 明 に 認 め られ た も の は. 中6例,す. 2.. した. 間,発. 〓 に 相 当 す る も の が62.5%,. 2例 に す ぎ ず,定. と を 否 定 す る も の も少 く な い.. α=0.05と. 丸 莢 膜 面 は非 癒 着性 滲 出性 莢. 〓 の も の は30.0%,. さ れ 来 つ た が,今 田(昭16)と. 型的 発 熱 を来. と き, 2.4+0.22≧m≧2.4‑0.22日. り臨 床 上 ・疫 学 上 ・病 原 学 的 に い ろ い ろ 検 討. 北 野,浜. も に,. α=0.05. と し た と き, 4.47+0.35≧m≧4.47‑0.35日. 40匹. な お は つ き り した 説 が な い.. な わ ち,. の 潜 伏 期 の 後 に,例. R出 現 程 度 は,. が 存 在 し,発 疹. 鼠 を供 す る睾丸 腹 腔. 病 毒 接 種 後3〜6日,す. 膜 炎 の 像 を 呈 し,全. 広 義 の 発 疹 チ フ ス に は2型. し. こ の 成 績 を 以 下 に 要 約 し て 述 べ る.. は 持 続 す る.睾. 形 核 白 血 球 の減 少 も著 明 に み られ た. III.考. 鼠 の睾. 丸 莢 膜 に 対 す る 親 和 性 の 態 度 を 吟 味 し,果. で き る か に つ い て 詳 しい 観 察 を な し た の で,. 象 消 褪 後 の 細 胞 像 は,. 細 胞 の 中,組. 哲. な わ ち,. 来両症病毒の鑑. 別 に 用 い られ て 来 た. 著 者 は,数. 多 くの 白 鼠 を 供 し,世. い わ ゆ るMaxcy現. 5.. Rm病. 毒 を 腹 腔 内 接 種 し た と き の,睾. 丸 莢 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 は,病 代 を 累 ね,. 象 の 本態 につ いて 研 究 を. 毒 は 保存 伝. 毒 の 増 殖 に 伴 い,. 線 組 系 細 胞 の 賦 活 化 が 著 し く,反 応 の 極 期 に は,組. 織 球 の 出 現 は,高. 率 に な る..

(17) 2707. 発疹熱病毒の睾丸莢膜親和性 に関す る研究 Rp病. 毒 を接 種 した 場 合 で は,線 組 系 細 胞. 種 す れ ば,毎. 常,定. 型 的 な 発 熱 を 来 た し,ま. の賦 活化 は ほ とん どな く,淋 巴球 の増 多 がむ. た,発. 症 極 期 の 睾 丸 莢 膜 面 よ りは,. しろ 目立 つた.. に,毎. 回,検. 6.莢. 膜 滲 出液 の細 胞 か らのRの 検 出は,. Rm病. 毒接 種 の場 合 は 全例 に 可 能 で あつ た が,. Rp病. 毒 に よ る場合 は 検 出 例 は 皆 無 で あつ た.. R荷 担 細 胞 は漿膜 細 胞 が 最 も多 く,次 で,組 織球 であ る.す なわ ち, Rm病. 象 はRmに. Rmが. 示 す 白 鼠 の睾 丸莢 膜 に対 す る親 和性 は,. 特 異的 で あ り,発 疹 チ フ ス病 毒で あ るRpは. 2.体. 重要 な価 値 を 有 す る論 拠 を 明確 に 示 し得 た も の と信 じる. IV.結. 論. 発 疹 チ フス病 毒 と発 疹 熱病 毒 との 鑑別 に あ た り,雄 性 成 熟 白鼠 を 供 して,病 毒 を腹 腔 内 に接種 した ときに発 来 さ れ るMaxcy現. 象の. 本態 に 関す る研 究 を行 つ た.以 下 に,そ の成 績 を要約 して述 べ る. 1. Rm病 毒を雄 性 成 熟 白鼠 の 腹腔 内 に 接. 文 1). 戸 谷:満. 2). 児 玉 他2名:細. 洲 医 学 雑 誌,. 3). Maxcy,. K.. 19,. 菌 学 雑 誌, F.:. Public. 5,. 945,昭8. 426,昭6. Health. 44.. Dyer, 589,. 5). Mooser,. R.. E.:. Jour.. Amer.. Med.. Ass.,. 589,. Exp.. Med. .,. 41,. 象. 象 を 発 来 す る 時 期 の,睾. 丸 莢. 組 系細 胞 の賦 活化 が Rの 多 くは 漿 膜 細 胞 が. 荷 担 す る. Rp病 く,み. 毒 に よ る 実 験 で は,か. か る所見は全. られ な い.. 4.す. な わ ち,発. 疹 熱 病 毒 が,白. 莢 膜 に 対 して 示 す 親 和 性 は,病 り,発. 疹 チ フ ス 病 毒 で は,か. い.著. 者 は, Rm病. 象 は,. Rp病. 鼠 の睾 丸. 毒特異性であ か る性 状 は な. 毒 に 由 来 す るMaxcy現. 毒 と の,動. 別 拠 点 とな り う る と,主. 物 実 験上 の重 要 な 鑑 唱 す る.. 稿 を終 るに 臨 み,村 上 教授 の 懇 切 な る 御指 導 と御 校 閲に 衷 心 よ り感 謝 す る と共に,終 始懇 切 な る御 教 示 を賜 つ た 香 川県 衛 生 研 究 所長 浜 田豊 博 博士 に 深 甚 の 謝 意 を表 し ます.. 献. 6). 王 野;未. 発 表,昭32. .. 7). 高 橋:細. 菌 学 雑 誌,. 442,昭7. 8). 北 野 他4名:第15回. 189,. 関 正 次:日. 組 録,. .. 連 合 微 生 物 学 会 記 録,. 昭16. 9). Jour.. Maxcy現. 活 溌 で あ る と み られ,. 97,. 1931. H.:. 下 の 白 鼠 は, Maxcy現. 1930.. 1929. 4). 重100g以. 膜 滲 出 液 の 細 胞 像 は,線. . .. Rep.. か る 現 象 を,. を 必 発 す る も の で は な い.. 親 和性 を全 く有 しな い もの と理解 され,両 症 病 毒 の鑑別 に 当 り,白 鼠 を 供 す る動 物 実 験 が. 毒 で は,か. 全 く示 さ な い.. 3.. れ を要 す る と,発 疹 熱 病 毒 で あ る. 由 来 す る特 異 反 応 と み る こ とが で. こ れ に 反 し, Rp病. あ る とみ る こ とが で き る. 8.こ. Rを 多 数. な わ ち, Maxcy現. き る.. 毒が,白 鼠 の. 睾丸 莢膜 に対 す る親 和 性 は,特 異的 な 性状 で. 出 し う る.す. 1,昭25. .. 116,.

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