鋼製ラーメン橋脚の弾塑性面内挙動に関する実験的研究
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(2) Ⅰ-B205. 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). 果において,水平力が最高耐荷力の 95%程度に低下した時,圧縮応力状態にある柱基部だけでなく,はり部 材の隅角部近傍のフランジ部 2 ヵ所においても局部座屈による面外変形が顕著となっていることが明らかに なった(Fig.4 に示すワイヤー図参照).このことは,不静定次数が高いラーメン式橋脚の場合,単柱式橋脚と は異なり,1 ヵ所の局部座屈が構造全体の崩壊を決定せず,不静定次数以上の部位に明確な局部座屈が生じ るまで,構造的安定性を保持することができ,極めて粘り強い構造であることが理解できる. Fig.5 には繰り返し実験結果と ABAQUS 解析値を比較して示しているが,単調載荷時と同様な現象が観測 されている.繰り返し載荷においては,単調載荷時の挙動と同様に,降伏水平力 HY のおよそ 3 倍の水平荷 重において最高耐荷力点に達し,最高耐荷力点のおける変形性能δ/δY は約 8 を示し,ラーメン橋脚は優れ た耐震性能を有することが明らかとなった. 4.結論 ラーメン面内方向単調載荷実験の結果,鋼製ラーメン橋脚は,単柱式鋼製橋脚と比較して極めて優れた変 形性能,および耐荷力を有し耐震性能に優れていることが明らかになった.また弾塑性有限変位解析と実験 結果とを比較した場合,降伏点以降の挙動に若干の差異が見られるが,崩壊に至る経緯については,解析結 果は実験を定性的に良く近似していることが明らかになった. 水平力載荷治具. 軸力. 軸力. 114 179. 25. 95. 1387. 120. 水平力. 179 1104. Fig.1. 供試体および載荷方法(単位 mm). Table1. Fig.2 実験状況. 補剛箱断面 の座屈パラメータ. Table2. 鋼薄板の材料特性. 柱基部. はり中 央部. 0.438. 0.7371. 板厚 (mm). 板 パネルの幅厚比 0.363 パ ラメータR f. 0.481. 1.6. 205. 0.33. 194. 308.6. 60.8. 2.46. 2.3. 204. 0.33. 174. 320.7. 66.0. 板パネルの幅 厚比 パラメータR r. *. 補剛材剛比γ/γ. 1.47. 弾性係数 ポア 降伏応力 引張強度 破断伸び ソン比 (MPa) (MPa) (%) (GPa). 3. 3 実験値 解析値. 2.5. 2. 2. 1. 1.5. 0. 1. ‑1. :H max =75.8KN, δ max =26.3mm. 0.5. ‑2. :H max =70.8KN, δ max =28.3mm :H Y =28.1KN, δ Y =2.57mm 5. Fig.3. 10. 15. δ/δ Y. 20. 単調載荷実 験結果. 25. :H max =72.7KN, δ max =20.7mm :H max =78.2KN, δ max =6.98mm. 0 0. 実験値 解析値. ‑3. 30. ‑15. Fig.4 はり部の局部座屈性状 Fig 4 はり部の局部座屈性状(解析結果). ‑10. Fig.5. ‑5. 0. δ/δ Y. 5. 繰り返し載荷実験結果. 10. 15.
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