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圧縮芯をもつ鋼製橋脚の耐震性能実験

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(1)

愛知工業大学研究報告 第39号 B平成 16年

69

圧縮;患をもっ銅製橋脚の耐震性能実験

Experimental Study on Seismic Resistance Perfonnance of Steel Pi巴rswi

出Co

mpressionωre

加藤剛也¥青木徹彦ff,鈴木森晶tt

GoyaKTJO, TetsuhikoAO阻, Moriaki SUZU阻

Since the Great Hannsin E訂thquake,many reaerches had been done on血est切1b:ridge piers but few works had p問 問ted for high performan.

of seismic resis凶α.Inthis s旬dあnewidea inproving批 ductilityof stee1 bridge piers are pro伊sed, in which stee1 piers have a∞ntral∞ ぉ ∞.1umn.仁bmpareingwi世1usual piers,血巴鉛menumber of testsp出mensare servα1 for seismic r宮peated10adingasp巴I<rm:ode1swi血centra1∞r巴∞加盟lS.百1巴testresu1ts show the excell巴nthigh seismic performar悶 thanthe norma1 on凶 . 1同序論 都市高架高速道路は,災害時に都市機能を維持するため の主要交通道路としての重要性が大きい,そのため高い安 全性が要求されている.兵庫県南部地震以来,銅製橋脚の 耐震安全性に関して実験的,理論的研究が大量になされて きたが1)-4)変形能の大きい構造形式が実現できたとは言 いがたい. 一般に鋼構造物は薄肉部材で構成されている.コストを 下げるために薄肉部材を用いると,外力が繰り返し作用す る地震時では,必要とされる変形能が十分に期待できない. さらに,鋼製橋脚の場合は軸力の大きな部材では変形能が より低下することが知られている.逆に,軸力のない場合 には変形能は大きくなる.したがって,銅製橋脚の変形能 を増加させる構造として,鋼製橋脚の中心部に低コストの PCパイルまたはコンクリート充填鋼管を設け,これに圧 縮力を受け持たせ,断面部に軸圧縮力を作用させない構造 が考えられる. 本研究シリーズでは,鋼製橋脚を想定した供試体中心部 にコンクリート充填鋼管を用いた供試体を製作し,これに 上部工重量を想定した鉛直力を受け持たせ,地震時の慣性 力に相当する水平力の繰り返し載荷実験を行って,その耐 震性能を明らかにする.

2

.

実験計画 2. 1 実験棋試体 本実験では,圧縮芯を有する供試体(-CR)と圧縮芯を有し ない供試体(-NC)の2種類の供試体を用いて,それぞれ すす 愛 知 工 業 大 学 大 学 院 建 設 シ ス テ ム 工 学 専 攻 愛知工業大学土木工学科(豊田市) 「軸力比の影響J,

r

補剛材剛比の影響」の

2

種類の影響 を検討する. 用意する供試体は圧縮芯を有するもの

5

体,有しないも の

5

体の計10体を用いて実験を行う.なお,圧縮芯は図

1

(b)のように断面中心部に設置する. 実験計画を表lに,供試体諸元を表2に,供試体断面図お よび側面図を図 1,図 2に示す圧縮芯に用いる鋼管は,外 径

φ

=165.2mm,板厚 tc=7mm,高 hc=1700mm,一般構造用炭素 鋼管(STK400)である鋼管内に充填するコンクリートは設 計強度Fc=80N/mm2,粗骨材は最大粒径 20mmの川砂利,細骨 材は川砂を使用する. 表1 実験計画 Group 供試体名 軸力比P/Py補剛材剛比y/ァキ 芯 S-100-CR 1.00

u

S-100-NC 1.00 × S SS--117755--CNCR O. 15 1.75

1.75 × S-250-CR 2. 50

S-250-NC 2. 50 × P-15-CR O. 15

P-15-NC O. 15 × P PP--3300-CR O. 30 1.75

司NC O. 30 × P-45-CR 0.45

P-45-NC 0.45 × 1~ 450mm

J

(a)芯無し供試体 (b)芯有り供試体 図1 供試体断面図

(2)

7

0

愛知工業大学研究報告,第39号B,平成16年,Vo1.39・B,Mar,

2

0

0

4

2

供試体諸元 供試体名

S

-

1

0

0

I

S

-

1

7

5

I

S

-

2

5

0

I

P

-

1

5

i

P

-

3

0

I

P

-

4

5

材質

S

M

4

9

0

補剛板幅

(

m

m

)

4

5

0

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(

m

m

)

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b

s

(

m

m

)

4

0

4

8

5

5

4

8

縦補剛材板厚

(

m

m

)

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(

m

m

)

2

4

2

0

補剛材剛比

γ/

アネ

1

.

0

0

I

1

.

7

5

I

2

.

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0

I

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.

7

5

軸力比

P

/

P

y O.

1

5

I

O.

1

5

I

O.

3

0

I

O.

4

5

い鉛直力

P

水平力

H

Y

〈二二三>...i...“ ※ CR、-NCとも同じ供試体を使うため省略して表記 日鉛直力

P

水平力H <===コ>。“

2

4

2

0

r

n

r

n

2

4

2

0

r

n

r

n

"'_' -ITn守、 (a)芯無し供試体 (b)芯有り供試体 図2 供試体側面図

2

.

2

実験載荷装置 本実験では,供試体は基礎ブロックを介して反力床に固 定し,供試体上に載荷ブロックを設置して水平力を載荷す るまた載荷ブロック上にさらに鉛直力載荷用の載荷はり を設け,その両端から上部工重量を想定した一定鉛直力

4

4

0

0

kN

アクチュエータ

2

基を用いて作用させる地震時 の上部工重量の慣性力を想定した繰り返し水平力には

4

4

0

0

kN

アクチュエータ

l

基を用いる.また,これらのアク チュヱータは両端がピン構造になっており,大変形にも対 応できる.実験装置概要図を図3に示す. 2. 3 載荷方法 (1)錯直力(軸力) 実験で載荷する鉛直力Pは,降伏軸力 Pyに対して定め, 軸力比P/P y=O. 15を標準とした軸力比をかえたものは この 2倍, 3倍とした実験中は,鉛直力Pを常に一定に保 つようにする. (2)水平力 地震時の上部工重量の慣性力を想定した水平力 H は降伏 水平変位。yを基準とし,正負に同量のOyの係数倍の水平 変位を与えP漸増変位載荷を行う水平力 Hが最大水平力 H.axに達した後,降伏水平力 Hyまで低下した時点で実験終 了とした Hyまで低下しない場合,降伏水平変位。vの9倍 載荷ブロック (a)正面国 (b)側面図 図3 実験装置概要図 に達するまでとした降伏水平力Hy,降伏水平変位。yの理 論式を式(1), (2)に示す.

H

=

/σ -

P

i

Y

hl-

Y

AJ

H h3 H..h δ =ー」ーーキ y Y 3E1. GAw 、 、 , ノ

l

/ 目 、 、 、 、 S F ' q , ω ( ここで,Z=1/y:断面係数, σv 降伏応力,P:軸 九 A:断 面積,

E

1

:

曲げ剛性,

h

:

有効座屈長,Aw:ウェブの断面積,G: せん断弾性係数.

(3)

圧縮芯をもっ鋼製橋脚の耐震性能実験

7

1

表3 示方配合 20 28 表4 短柱試験供試体詳細 供試体名 A B C 板厚 (mm) 6. 79 6. 95 7. 15 外径 (mm) 165. 92 165. 92 165. 88 長さ (mm) 450 450 450 塗布剤 パフフィン 塗料 グリス 鋼管 有 有 有 締め固め時期 90分 90分 90分 2.4 圧鐘志の作成 本実験では銅製橋脚中心部にコンクリート充填鋼管を 作成し,これに上部工重量を想定した軸力を受け持たせ, 橋脚本体の耐震性能向上を図るものである.そのため,圧 縮芯は設計軸力 200tfまでの圧縮力に十分に耐えるよう 設計しなければならない. (1)庄轄芯の構成 圧縮芯は鋼管,コシクリート,PC棒,球芯,球座で構成さ れている. 鋼管の中に高強度コンクリートを打ち,PC鋼棒で圧縮 力をかける.コンクリートの配合を表 3に示す.高強度と するため減水剤(HP-11)を 1%混入している 鋼管の両端に球芯を取り付け球芯を球座に合わせること によりピン構造として機能するようにする. 圧縮芯の概略図を図4に示す. 図4 圧縮芯概略図 (2)短桂試験 圧縮芯は本実験において,最重要部材である.それ故,そ の材料特性を実験前に把握しておく.供試体はできるだけ 本実験に近づけるため同ーの鋼管の短柱(長さ h,=450mm) を使用した.鋼管内部側面にはコンクリートとの付着を無 くすため,パラフィン,塗料,グリスの3種類塗付しそれら の違いを調べるまた,本実験ではPC充填鋼管とするため D1 D2 D3 E1 E2 E3 7. 05 7. 05 7. 16 7. 00 6. 91 6. 88 165. 85 165. 98 165. 53 165. 77 166. 00 165. 98 450 450 450 450 450 450 無し 無し 無し 無し 無し 無し 有 有 有 主正 90分 180分 270分 90分 180分 270分 短柱試験でも締め固めを行う必要がある.そこで,コンク リート配合後締め固め時期による強度の違いを調べるた め, 90分後,180分後, 270分後の3種類供試体を用意した. 供試体詳細を表4に示す. 載荷は本実験を想定して両端をピン構造にし, 200t fア ムスラー型油圧試験機を使用し,コンクリートに破壊,ま たは試験機の性能限界まで圧縮力を与える短柱試験概略 図を図

5

に示す. 変位計 (DDP50C)

3

.

実験結果 図5短柱試験概略図 3. 1 鋼材引掻試験鯖畢 コンクリート Fc=80N/mm2 実験前に橋脚供試体材料の引張試験を行った3体の引 張試験結果の平均を表 5に,応力一ひずみ曲線の例を図 6 に示す. 表5 鋼材材料試験結果 実験値 公称値 鋼 種 SM490 降伏応力 (MPa) 414 325

ヤング率

(Gpa) 208 206 降伏ひずみ (μ) 1988 1578

ポアソン比

O. 29 O. 30

(4)

7

2

愛知工業大学研究報告,第39号B,平成16年,VoI.39-B, Mar, 2004 表

6

降伏水平力

H

y

、降伏水平変位

δ

y

引張試験 公称{直 実目食値

H

y

_

t

h

y

_

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h

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_

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h

y

_

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_

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0

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2

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9

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5

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2

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5

6

0

0

5

0

0

n u n u n u n u n U A u n u n U 4 3 2 1 ( £ 冨 ) 択 迫

o

0.5

1

1.

5

2

ひずみ (μ) [x105] 図6 鋼材材料試験による応力'ひずみ曲線の一例 3. 2 降伏変位, 降伏水平力 本研究では降伏変位。

'

y

降伏水平力

H

y

の実験値は載 荷時に圧縮フランジの最大ひずみ点が引張試験の降伏ひ ずみに達した時点での変位および、水平力としている.また 理論値は引張試験で得られた降伏応力Oyおよび、公称値降 伏応力引を式(1), (2)に代入して求めた. これらの実験値および理論値による降伏変位, 降伏水 平力を表6に示す.圧縮芯をもっ供試体の降伏変位は比較 のために圧縮芯をもたない供試体の値を用いた 3. 3 コンクリート在簸試験 コンクリート材料試験は短柱試験のもの

6

(

P

l

~P6) と圧縮芯作成時のもの

9

(

T

1

~T9) を用意した材料試験 結果を表 7(P1~P6) ,表 8 に圧縮芯作成時材料試験結果 (T1~T9) を示す.応力一ひずみ曲線を図 7(P1~P6) ,図 8(T1 ~T9) に示す.

3

.

4

短柱圧錨試験結果 短柱圧縮試験で得られた応力 変位曲線を図 9に示す 図 9(a)は塗布剤の違う試験体 3体を.図 9(b)は鋼管内に充

5

6

0

4

0

R

20

1

0

0

0

2

0

0

0

3

0

0

0

ひずみ

(μ)

7

コンクリー卜応力ーひずみ曲線 (Pl~P6) 填した試験体で締め固め時期の違う試験体3体を,図 9(c) は鋼管を取り外しコンクリートのみで、圧縮試験を行った 試験体で締め固め時期の違う試験体をまとめたものであ る.図

9

(

a

)

では試験機の性能限界の

2

0

0

t

f

に達したため, 載荷を終了した.また,グリスを鋼管内側面に塗付した試 験体

C

と塗料を塗付した試験体

B

が同程度の剛性を示した が,施工性を考え,本実験の圧縮芯製作時には塗料を塗付 することにした 図 9(b)ではいずれの試験体も同じ剛性となったした がって打ち込み後

9

0

分以上経た試験体は時間によらず変 化は無いと思われる.

(5)

圧縮芯をもっ銅製橋脚の耐震性能実験 73 図9(c)では図 9(b)同様いずれの試験体も閉じ剛性とな ったしたがって打ち込み後

9

0

分以上経た試験体は時間 によらず変化は無いと思われる. 150 司 仏 冨 100 門帆ゆ﹃ 一一一 A(パラフィン)

B

塗料) --C(グリス 2 3 変位

(

m

m

)

(a) 鋼管柱内部塗付剤の違いによる 150 戸 『 出 色4

:

E

100

R

~ 50

N

分分 ι 3 4 ノ n u n u 一 ' 3 n u o o 弓 J 一 ヲ 庁 c n y ' i ウ ム 一 回 、 123 一

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D W 仏 以

4

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に 一 一 一 ﹂

2

位 欄

み 込 ち 了 J 4 f L 口 150 出 島4

E

100 門 帆 凶 円 ﹁ 50

一-

El(卯分) --E2(180ラナ) 一 一 回270針

1

2

3

変位 (mm)

(

C

)

コンクリートのみの供試体の 打ち込み後時間の違いによる 図 9 CFTおよびコンクリート圧縮試験結果

3

.

5

水平力一水平霊飽雇塵曲鯨 圧縮芯をもたない供試体 6体と圧縮芯を持つ供試体 6 体の繰り返し載荷実験によって得られた水平力一水平変 位履歴曲線を図10,図11に示す.図10(a)~ (c)は軸力比を 変えた供試体3体についてまとめたものであり,図 11(a) ~ (c)は補剛材剛比を変えた供試体3体を示している. 表8 圧縮芯コンクリー卜圧縮試験結果 100 80 司

60 40

R

J..6 」 ミ 20 1000 2000 3000 4000 ひ ず み

(μ)

図8 コンクリート応力ーひずみ曲線(T1...T9) 3.6 包錯綜 繰り返し載荷実験で得られた図 10,図 11の履歴曲線を 降伏変位。y'降伏水平力Hyで無次元化し,各サイクルの最 大 水 平 変 位 時 の 水 平 力 を プ ロ ッ ト し た 包 絡 線 を 図 12(a), (b)に示す.グループ Sは補剛材剛比を変化させた 供試体についてまとめたものである.グループ

P

は軸力比 を変化させた供試体についてまとめたものである. 図 12(a)で,軸力比が大きくなるにつれて圧縮芯の効果 が大きく現れていることがわかる. 図12(b)で,圧縮芯をもたない供試体では 2δyで最大水 平力が生じたのに対し圧縮芯をもっ供試体では 3O yで最 大水平力が生じている.また圧縮芯をもっ供試体はもた ない供試体に比べると最大水平力到達後も緩やかに耐力 が低下し,変形能が大きい 3.7 塑性率 最大水平力を過ぎた後,最大水平カの

9

5

%

の点での変位 をδ9;:;とし,式(3)で定義する各塑性率を供試体グループ 毎に,図 13(a), (b)に示す.図 13(a)グループPは横軸を軸 カ比で表し,図 13(b)グループ Sは横軸を補剛材剛比で表 している.

(6)

7

4

~200

z

u { 、 . 〆

門 帆 併 殺 愛知工業大学研究報告,第39号B,平成 16年,Vo1.39-B, Mar, 2004 P-30-NC 己--P-30]CR 水平変位(rnm) (b)軸力比30% 図10 水平力一水平変位履歴曲線 (軸力比の違い) 400 千 可 権 ト キ 毒200 n υ n u J z u A ) 4

a

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1

1

l

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I

-400 水平変位(mm) n H u n u q L ( Z u c n U R N 昨 f T (a)軸力比15% 400 央 信 ト キ 寺200 400 戸 ,200 Z 』

門 h N 昨 ぷ 阿 一400

00 O R 件 特200 -400

L

200 400 200 n H u n H U n υ J Z 4 ) 引 01 ~訪問 1 -400 水平変位(mm) (a)補剛材剛比1.00 400 一200 (c)軸カ比45% 400 S-175-NC --S-17$-C豆 一100 0 100 200 水平変位(mm) (b)補剛材剛比1.75 S-250-NC に斗ι§三盟二CR ー100 0 100 200 水平変位(mm) (c)補剛材剛比2.50 3 図11 水平力一水平変也履歴曲鯨 (補剛材剛比の違い) 3 司 〆 品 、 1 i p 出 ¥ 出 '-cトーS-100-CR ---d-S-175-CR -0--S-250-CR ー 唱 ーS-100-NC 一 品 ーS-175-NC 一 面-S-250-NC

6

8

10

2

/δy

6

8

10 (a)グループ p(軸力比変化) (b)グループS(補剛材剛比変化) 5

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4

ι

間亡p、3

3 :::l. 』 @ 4 ら 2 2

1

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S-100-NC A P-30-NC 圏 S同175-NC 置 P-45-NC 1 A S崎250-NC 1ト

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o

S-100司CR ム P-30-CR ム S-175-CR 口 P-45

CR 口 S-250-CR

0.1 0.2 0.3 0.4 0

.

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1 2 3

P

/

Py

γ/γ* (a)グループ p(軸力比変化) (b)グループS(補剛材剛比変化) 図 13 塑性率

2

h

Z

¥

(7)

圧縮芯をもっ鋼製橋脚の耐震性能実験 δ ,,~ μ95

=

τ

y (3) 図 13(a)において,圧縮芯をもたない供試体は軸力比が 大きくなるにつれて塑性率が低下しているのに対して,圧 縮芯をもっ供試体は軸力比が大きくなるにつれて塑性率 も増加している. これは橋脚本体に分散された軸力が供 試体基部に発生したクラックの進行を抑制したためだと 考えられる.塑性率の増加量は軸カ比O.15では 28%,O. 30 では44%,O. 45では 66%である. 図 13(b)において,圧縮芯をもっ供試体は,もたない供 試体に比べて約 33%塑性率が増加している.また補剛材剛 比を大きくすると塑性率の増加も若干大きくなることが わかった圧縮芯をもっ供試体,もたない供試体それぞれ の塑性率の増加率はもたない供試体が約 17%,圧縮芯をも つ供試体が約24%であった 3.8 エネルギー吸1&量 各供試体のエネルギー吸収量を図 14(a),(b)に示す.縦 軸はエネルギー吸収量 Eを弾性ひずみエネルギーEyで無 次元化して,横軸は変位。を降伏変位。yで無次元化し表 した (a)は軸力比の違う供試体についてまとめたもので ある.縦軸にエネルギー吸収量を無次元化した値をとり, 横軸は0/0yで表している.(b)は補剛材剛比の違う供試 体についてまとめたものである. 図 14(a)において圧縮芯をもっ供試体はもたない供試 体に比べどれも,エネルギー吸収量が飛躍的に増加してい る. 図 14(b)において圧縮芯をもっ供試体はもたない供試 体に比べ(a)ほどではないが,大きく増加している.また 4 Oy付近でのエネルギー吸収量の変化はクラック発生によ る影響だと思われる.

3

.

9

最大強度 繰り返し載荷実験の結果より得られた最大水平強度を 図15(a), (b)に示す縦軸は水平カ Hを降伏水平力 Hyで除 した値をとっている.横軸は,図(a)では軸力比P/Py,図(b) では檎剛材剛比下

/7'

で表している. 図 15(a)において,圧縮芯の無い供試体は軸力比が増え るにつれて最大強度が低下しているのに対して圧縮芯の ある供試体では最大強度が上がっている.最大強度の増加 量は P/Py=O.15, O. 3, O. 45の順に 13%,20%,27%である.圧 縮芯のある供試体の最大強度の増加率は約 13%であった 図 15(b)において,圧縮芯のある供試体は,無い供試体 に比べ最大強度の増加率が上回った最大強度の増加量は 了/7'=1.0,1.75, 2. 5の順に 8%,15%, 22%である.圧縮芯の ない供試体の最大強度の増加率は約 4%,圧縮芯のある供 試体では,約 2i%であった. 80 60

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S-100伽CR ム S-175-CR 口 S-250-CR • S-100慣NC A S“175-NC 盟 ,S-250-NC 2 3 (b)グループ S 図15 最大強度 75

(8)

7

6

愛知工業大学研究報告,第39号B,平成16年,Vo1.39-BラMar,2004 3. 10 圧輔量 軸力載荷のみの橋脚本体の圧縮量を図16に示す. 図 16において,軸力比が大きくなるほど圧縮芯の軸力 負担が大きくなっている.

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P-15-CR(S-175-CR) D. P-30四NC ロ P-45-CR マS-100-CR 官ゥ

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結 論

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軸 力 側 ) 図16 圧縮量

2000

本研究は銅製橋脚の耐震性能を向上させるために橋脚 中心部に圧縮芯を設けた新形式の橋脚についてその耐震 性能を実験的に明らかにしたものである.圧縮芯には高強 度コンクリートを充填した鋼管を使用した. 研究によって得られた結論は以下のようにまとめられ る. (1)圧縮芯に用いた高強度コンクリート充填鋼管ではコ ンクリート充填直後に 700kN(39 N/mm2)の予圧をか けた.ほぼ同様の方法で製作した短柱供試体の強度は 設計強度2000kNで破壊せず,所定の強度が得られた. (2)圧 縮 芯 の な い 部 材 グ ル ー プ Pで 軸 力 比 P/Pyを 0.15, O.3, O.45と変えた場合,塑性率,最大強度とも 予想通り,この順でほぼ直線的に小さくなったー減少 量は軸力比 P/Pyニ O.1増加するごとに塑性率約 0.3, 最大強度は約O.1であった. (3) 圧縮芯のない部材(グループ S)で,補剛材剛比了/了キ を1.0,1.75,2.5と変えた場合,最大強度,塑性率とも 予想通りこの順でほぼ直線的に大きくなった.増加量 はァ/,*=1増加するごとに塑性率で約0.8,最大強度 (図 15(a)参照)で約0.4であった. (4) 圧 縮 芯 の あ る 部 材 ( グ ル ー プ P)で , 軸 力 比 を 0.15,

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45と変えた場合,塑性率,最大強度とも この順でほぼ直線的に大きくなった増加量はP/Py= O.1変化するごとに塑性率で約1.3,最大強度で 0.1 であった. (5) 圧縮芯のある部材(グループ S)で,補剛材剛比ァ/了本 を1.0, 1‘75, 2. 5とかえた場合,塑性率,最大強度とも 圧縮芯のない部材よりもその増加率は大きい.増加量 は了/,*=1変化するごとに塑性率で約0.5,最大強度 で約0.3であった. (6)補剛材剛比了/了本を変えた場合圧縮芯のある部材と ない部材を比較すると圧縮芯のある部材の方が塑性 率で約30%,最大強度では平均約20%も上昇した.また Hy荷重低下までのエネルギー吸収量でも,圧縮芯のあ る部材がない部材より 2倍程度の性能を示した. (7)実験結果を総合的に判断して,圧縮芯を設けた銅製橋 脚は極軟鋼やテーパー鋼板を除く従来型鋼板を用い た橋脚の中で,今までにない著しく高い耐震性能を実 現できることが明らかになった. 謝辞 本実験は愛知工業大学耐震実験センターで行われた.実 験の実施には,多くの卒業研究生に手伝ってもらい,また 安全管理には技術員鈴木博氏にご尽力頂いた.ここに記し て深く感謝する次第である 参考文献 1) 建設省土木研究所:道路橋橋脚の地震時限界状態設 計法に関する共同研究報告書(1)~ (四),共同研究 報告書, 第 178~184 号, 1997,4 2) 土 木 学 会 鋼 構 造 委 員 会 鋼 構 造 新 技 術 小 委 員 会 耐 震設計

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鋼橋の耐震設計指針案と耐震設計のため の新技術, 1996,7 3) 土木学会鋼構造委員会 鋼構造物の耐震検討小委員 会, (社)鋼材倶楽部委託, (社) 日本鋼構造協 会次世代土木鋼構造研究特別委員会 鋼橋の耐震設 計小委員会:鋼構造物の耐震解析用ベンチマークと 耐震設計法の高度化, 2000,4

4

)

田嶋仁志, 半野久光, 池田茂, 輿守:矩形鋼製橋 脚の変形性能に関する載荷実験, 構 造 工 学 論 文 集,Vol. 44A, pp.1251-1258, 1998,3 5) 土木学会:土木学会誌、土木構造物の耐震基準等に 関する提言、橋脚の被害と耐震性 1995 6) 日本道路協会:道路橋示方書・同解説

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耐震設計 編 平 成14年3月 7) 高森直樹

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, 西山峰広, 渡遺史 夫:横拘束コンクリートの応力度 ひずみ度関係定 式化に関する基礎的実験研究, コンクリート工学 年 次 論 文 報 告 書 Vol.18, No.2, pp.395-400 1996 ( 受 理 平 成16年3月19日)

表 2 供試体諸元

参照

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