要
望
書
平成24年度
長
総
企
第
3
6
号
平成
24
年 8月
24
日
長崎県知事
中村
法道
様
長崎市長
田上
富久
長崎市政に関する要望について
長崎市政の 推進につ きまして は、
かねて から格別 のご指導、ご尽力を
賜り厚くお礼申し上げます。
長
総
企
第
3
6
号
平成
24
年 8月
24
日
長崎県議会議長
渡辺
敏勝
様
長崎市長
田上
富久
長崎市政に関する要望について
長崎市政の 推進につ きまして は、
かねて から格別 のご指導、ご尽力を
賜り厚くお礼申し上げます。
さて、
次に掲げております事項は、
本市の重要な課題でございますので、
これらの実 現につき まして、
特段 のご高配 を賜りま すようお 願い申し 上
目
次
【要望事項
】
<新規分>
1
防災緑地の多
目的利
用につい
て ···
1
2
有害鳥獣対策
(シカ
の捕獲に
伴う県
の支援
)につ
いて ···
2
3
長崎港及び浦
上川、
八郎川の
堆積土
砂の浚
渫につ
いて ···
3
<継続分>
4
県立長崎図書
館の長
崎市での
存置に
ついて ···
4
5
福祉医療制度
に対す
る県補助
のあり
方につ
いて
···
6
6
長崎港におけ
る港湾
荷役機械
の早期
更新・
充実に
ついて ···
8
7
急傾斜地崩壊
対策事
業に対す
る財源
確保等
につい
て ···
9
8
自然災害に対
する海
岸保全施
設など
の整備
及び復
旧につ
いて···
10
9
地域間交通ネ
ットワ
ークの強
化につ
いて ···
11
10
長崎市の重点
路線の
早期完成
・着手
につい
て
···
12
11
市域内におけ
るバス
運賃の格
差是正
につい
て
···
16
【要望事項
1
】防災緑地の多目的利用について
要
旨
県庁舎の移転先となっている魚市跡地(尾上町)の一部について防災緑地として 整備予定となっていますが、大型イベント時(長崎くんち、長崎ランタンフェステ ィバル等)の臨時駐車場、また、精霊流し及び市民大清掃の作業場等として多目的 に活用できるように整備していただきますようお願いいたします。
理
由
現在、魚市跡地(尾上町)については、長崎市で行われる大型イベント時の臨時 駐車場や、精霊流し及び市民大清掃の作業場等として活用させていただいています が、県庁舎の建設により、将来的には活用ができなくなることが見込まれます。
臨時駐車場等の開設ができない場合、大型の観光バスや露天商の車が行き場を失 い、違法駐車等の発生により交通渋滞を引き起こす可能性もあることから観光地と しての魅力を下げることとなります。
また、長崎市の伝統的行事である精霊流しや環境美化の観点から行政と市民が一 体となった取り組みとして非常に意義がある市民大清掃については、一定の面積を 必要としますが、周辺地域での代替地の確保が非常に困難であり、今後の実施が非 常に難しくなります。
このような中で、県庁舎の建設と併せて用地の一部を防災緑地として整備する方 針と伺っていますが、多目的に活用ができる整備を行っていただくよう要望するも のです。
(活用事例) ・長崎くんち
露天商の車の駐車場として活用 ・長崎ランタンフェスティバル
大型バスの臨時駐車場として、期間中の土、日、祝日に開設 ・GWの交通対策
GWの駐車場不足解消のため、臨時駐車場を開設 ・稲佐山野外ステージでのコンサート
稲佐山野外ステージへのシャトルバス乗降場所として活用 ・精霊流し
精霊船の流し場(解体場所)として活用 ・市民大清掃
【要望事項
2】有害鳥獣対策(シカの捕獲に伴う県の支援)について
要
旨
有害鳥獣対策について は、「防護対策 」、「棲み分け対 策」及び「捕獲 対策」の3 対策について、様々な施策を実施しておりますが、被害はなかなか減らない状況に あります。
そのようななか、捕獲対策につきまして、イノシシの捕獲は、捕獲奨励金として 県から支援をいただいておりますが、シカの捕獲については、県からの支援がなく、 長崎市単独で捕獲を実施しており大変苦慮している状況にあります。
このため、イノシシ同様、シカの捕獲につきましても県の支援をお願いいたしま す。
理
由
長崎市のシカによる農産物の被害は、依然として後を絶たない状況であり、近年 は市街地付近まで出没し、人的被害が懸念される状況にあります。
また、市内のシカの生息頭数は、長崎県の調査によりますと、目標生息頭数の 1,000 頭を大きく上回り、約 4,200 頭であります。
このため、いち早く適正な生息頭数の環境を確保し、農産物や人的被害への影響 を軽減するために、シカの捕獲頭数の増頭が不可欠でありますので、捕獲経費の一 部につきまして支援していただきますよう要望するものであります。
【要望事項
3】長崎港及び浦上川、八郎川の堆積土砂の浚渫について
要
旨
長崎港や浦上川、八郎川の水質改善及び防災対策の観点から、堆積した土砂等の 浚渫を行っていただきますようお願いいたします。
理
由
昭和57 年の長崎大水害以降、浦上川や八郎川においては、護岸の整備や河床掘 削が行われ、安全性が高まるとともに、景観に配慮された整備が進められてきまし た。
一方、東日本大震災の被災地区においては、川底や海底の汚泥(ヘドロ)等を主 成分とする津波による堆積物の除去が大きな課題となっています。また、下水道の 整備により河川の水質が改善傾向にありますが、長崎港や浦上川、八郎川の堆積土 砂等を浚渫することで、更に水質改善や悪臭対策につながるものと考えております。
【要望事項
4】県立長崎図書館の長崎市での存置について
要
旨
これまでも、長崎市での存続について要望しておりますが、改めて、長崎市にあ るべき理由を整理し強く要望いたします。
また、再整備の課題である土地の問題や財政面についての解消策として、長崎市 立図書館が県立図書館の役割を一部担うことで、コンパクトで効率的な図書館とな り、専門的機能が充実し、県民にも理解が得られやすい再整備となりますので、こ の点も含めてご検討いただきますようお願いいたします。
理
由
長崎市に存続されるべき理由として
①長崎市が持つ世界史にも登場するような海外交流、被爆等の特異な歴史・文化に よって育まれた貴重な歴史郷土資料を有する県立図書館は、長崎市の文化財や史 跡等とともに存在することこそ、県立図書館の最大の存在意義であること。 また、歴史文化博物館との資料の分断は避けなければならないこと。
②長与町及び時津町も含めた長 崎市近郊には、県内の 人口の3分の1を超え る 51 万人以上の人口が集積していること。現に、市立図書館開館後も県立図書館には 年間約 30 万人の来館者があり、県庁所在地に県立図書館がない北海道と兵庫県 は貸出数等が極端に少ないこと。
③国際文化都市建設法の趣旨尊重
原爆の惨禍から復興するため国際文化都市建設法が制定され、その趣旨を鑑み広 く世界より寄付を募り建設された、復興のシンボルとしての経緯を尊重するべき であること。
④交通アクセスにおいて、公共交通網が整備されており、交通手段の路線数等も多 く県民の交通の利便性が確保されること。
⑤将来にわたって、県立図書館に求められる学校支援、ビジネス支援、行政支援な ど地域の知の拠点としての重要な役割があり、長崎市近郊は人口以外にも大学等 の教育機関や企業、行政機関も県内で最も集積しており、その役割が十分に発揮 されること。
以上の理由に加え、現在の利用者である歴史文化団体や多くの市民から存続への 強い思いが寄せられていること、単に財政面や県央地区であるということでの判断 ではなく、50 年後、100 年後を見据え、県民の文化教育の中核拠点としての機能を 最大限発揮できるよう長崎市での再整備をお願いいたします。
【要望事項
5】福祉医療制度に対する県補助のあり方について
要
旨
障害福祉制度は、障害者自立支援法の施行前は障害種別で制度が異なっていまし たが、同法により平成 18 年からはサービスが一元化されました。
しかしながら、県の補助事業である福祉医療制度については、制度変更がなされ ず、対象者は身体障害者、知的障害者のままで、精神障害者は含まれていない状態 となっています。
このため、福祉医療制度に精神障害者を対象とするよう障害者団体から継続して 要望されており、平成 22 年9月市議会においては、精神障害者を福祉医療の対象 とするよう求める請願が全会一致で採択されました。
福祉医療制度については、長崎県、県内市町で組織する「長崎県福祉医療制度検 討協議会」において種々の協議がされているところですが、精神障害者を福祉医療 の対象に追加することについて、障害種別による不均衡改善のため特段のご配慮を お願いいたします。
また、長崎市では、平成 22 年 12 月から重度障害者・母子・父子・寡婦福祉医療 費について現物給付方式を導入したところでありますが、現物給付導入による医療 費及び件数の増加分は県補助の対象となっておりません。
つきましては、現物給付を実施する場合においても、医療費及び件数の全てを県 補助の対象としていただきますよう特段のご配慮をお願いいたします。
理
由
精神障害者にとって、障害者自立 支援法以前は、「精神 通院医療」制度の負担額 5%であったものが、同法で「自立支援医療」となり身体障害者の更生医療と同じ 負担額 10%となった経緯があります。福祉医療制度の対象とならないため、精神障 害者の医療費負担が増加し、身体障害者・知的障害者と同等のサービスが受けられ ない状態となっています。障害者団体から毎年、福祉医療制度の対象とするよう継 続して要望があっており、市議会でも福祉医療の対象とするよう求める請願が全会 一致で採択されております。
このような状況ながら精神障害者を福祉医療制度の対象とするには、長崎県の補 助事業として実施していただくことなしでは困難であります。
精神障害者の置かれた不均衡な状況の改善のため、是非、福祉医療制度の対象と していただくよう特段のご配慮をお願いいたします。
重度障害者やひとり親家庭などにとって、助成の申請のために市役所を訪れたり、 申請書の郵送をしなければならないなど手続が煩雑であり、医療費等の経済的な負 担も大きいものがあるため、現物給付化には県民の理解が得られるものと考えます。
【要望事項
6】長崎港における港湾荷役機械の早期更新・充実について
要
旨
国及び長崎県において、平成19 年度から小ヶ倉・柳地区岸壁の改良工事が行わ れ、平成 24 年7月 20 日には一部供用開始されておりますが、この岸壁工事にあわ せて、老朽化している港湾荷役機械の早期更新・充実について、特段のご配慮をお 願いいたします。
理
由
小ヶ倉・柳地区を基点とする「長崎~釜山国際定期コンテナ航路」は、造船造機 に代表される地場製造業をはじめ、長崎市域経済の発展において、非常に重要な役 割を果たしていることは言うまでもありません。
小ヶ倉・柳地区におきましては、平成19 年度からはじまっております既存岸壁 の改良整備工事により、コンテナヤードも現在の 1.2 ヘクタールから 2.1 ヘクター ルへと拡張される予定となっております。
また、三菱重工長崎造船所による大型客船2隻の受注によるコンテナ貨物の取扱 量増加に対応する必要があります。
【要望事項
7】急傾斜地崩壊対策事業に対する財源確保等について
要
旨
本市の急傾斜地崩壊危険箇所は1,289 箇所存在するものの、平成 23 年度末現在 の対策事業の着手率は約25.3%と低い水準にとどまっているため、着手率の向上に むけた措置について特段のご配慮をお願いいたします。
理
由
本市は、山地が海岸線に迫り平地に乏しいという地形的特徴から、急傾斜地崩壊 危険箇所は県内最多であり、また近年の集中的な豪雨の発生傾向も相まって、土砂 災害が極めて発生しやすい条件下にあります。
災害防止のための急傾斜地崩壊防止施設の整備は、県・市協力して進めておりま すが、本市の財政状況は逼迫しており、県施行事業及び市施行事業における地元負 担金の捻出が年々難しくなっております。
【要望事項
8】自然災害に対する海岸保全施設などの整備及び復旧につ
いて
要
旨
住民の生命及び財産の保護、並びに国土保全の観点から、災害復旧や災害防止に 資する各種事業の事業費の確保について特段のご配慮をお願いいたします。
理
由
近年、大型台風や地震、津波など自然災害による被害は日本各地で頻発しており ます。
こうした自然災害による被害の拡大を防ぎ、市民生活の早急な復旧を図るために は、被災した各種の海岸保全施設について、その機能を一日も早く回復し、かつ、 被災を繰り返さないための事業を迅速に実施することが必要です。
【要望事項
9】地域間交通ネットワークの強化について
要
旨
本市における幹線道路及びそれを補完する生活道路の整備の必要性をご賢察い ただき、次に掲げる路線につきまして、必要な予算の確保がなされ、早期完成が図 られますよう特段のご配慮をお願いいたします。
また、昨年発生しました震災の影響による公共事業費の大幅な減少は、本市の社 会基盤の整備を遅らせるだけでなく、雇用や経済状況を大きく悪化させるものであ るため、今後の公共事業費の確保について、特段のご配慮をお願いいたします。
理
由
本市の幹線道路網は、地形的制約により都心部に路線が集中する一点集中型の道 路網となっており、副線や環状線に乏しいことから都心部を中心に著しい交通混乱 をきたしているところであり、幹線道路の整備の遅れが市民生活に影響を及ぼして いるほか、国際観光都市としての発展に支障となっています。
そのため、本市では他都市との円滑な連絡を図る高規格道路や市内における放射 環状型の幹線道路のほか、これらの幹線道路を補完するとともに市民の生活道路と しての機能を有する次の路線を重点路線と位置付け、鋭意、整備促進を図っている ところであります。
つきましては、これらの路線の早期完成について、ご支援ご協力をお願いするも のであります。
また、昨年発生しました東北地方太平洋沖地震は未曽有の被害を東北地方にもた らし、復旧には相当の費用と年数が必要と思われますが、今後の公共事業費の大幅 な減少は、本市の社会基盤の整備を遅らせるだけでなく、雇用や経済状況を大きく 悪化させるものであることから、今後の公共事業費の確保について、特段のご配慮 をお願いするものです。
市 施 行 の 重 点 路 線
路 線 名 事業年度 延 長 幅 員 事 業 区 間 江平浜平線 H9~H29 2.3 ㎞ 10m 江平2丁目~浜平2丁目 中川鳴滝3号線 H12~H32 1.2 ㎞ 10~12m 中川2丁目~鳴滝2丁目 虹が丘町西町 1 号線 H9~H28 2.0 ㎞ 10m 虹が丘町~西町
【要望事項
10】長崎市の重点路線の早期完成・着手について
要
旨
本市におけ る幹線 道路及び それを補 完する 生活道路 の整備 の必要性 をご賢 察い ただき、次に掲げる路線につきまして、十分な予算の確保がなされ早期完成ならび に着手が図られますよう、特段のご配慮をお願いいたします。
理
由
本市では、一点集中型の幹線道路網による市内中心部の交通混雑の解消のため、 放射環状型道路ネットワークの形成が必要不可欠であり、現在国や県のご尽力によ り鋭意、整備促進が図られているところであります。
その成果といたしまして、県により重点的に整備が進められてきた、浦上川線(松 山町~元船町)、長崎南環状線(田上IC~大浜IC)、伊王島大橋が全線開通し、 また、一般国道499号(竿浦工区)、都市計画道路栄上為石線、野母崎宿線(為 石工区)も供用されたことから、市内の交通環境が飛躍的に改善されていることを 実感しており、感謝申しあげます。
しかしながら、市内においては、まだ各所の交差点等で頻繁な交通渋滞が発生し ているなど、安全で円滑な交通を確保するため、更なる道路網の整備が求められて おります。
国 ・ 県 施 行 の 重 点 路 線
路 線 名 事業年度 延長 幅員 事業区間 一般国道499号
(栄上工区)
H20~H27 1.3 ㎞ 22.0m 平山町~布巻町 一般国道499号
(岳路~黒浜間)
H22~H28 2.1 ㎞ 9.75m 蚊焼町~黒浜町 主要地方道野母崎宿線
(飯香浦工区)
H5~ 1.6 ㎞ 10.5m
太田尾町 ~飯香浦町 主要地方道野母崎宿線
(茂木工区)
H20~H27 1.4 ㎞ 8.0m 茂木町 一般国道202号(福田地区)
現道改良
継続 大浜町~福田本町 (仮称)福田バイパス 大浜町~小江町 長崎外環状線
(新戸町IC~柳田IC)
3.9 ㎞ 新戸町~柳田町 地域高規格道路 西彼杵道路 新規
西海市西彼町大串 ~西彼時津町 地 域 高 規格 道路 長崎 南 北 幹
線道路
新規
松山町
~西彼時津町 九州横断自動車道(長崎多良見
IC~長崎IC間)の整備促進
新規 約 11 ㎞ 22.0m ○一般国道499号(栄上工区、岳路工区)
本路線は、長崎半島を縦貫する主要幹線道路 として、同半島地域の産業、経 済や リゾート地域としての発展に多大の貢献をする ものであり、また、地域間の連 携強 化、一体化のため、必要不可欠なものとして、整備を進めていただいております。
平成 22 年度からは、岳路工区の蚊焼町側から事業に着手され、昨年度からは黒浜 町側も着手されましたことに対し、感謝申し上げます。
地域住民の長年の要望である本路線の全線拡 幅改良の進捗に、今後も引き続 き取 り組んでいただき、現在施工中の箇所の早期整 備が図られるよう特段のご配慮 をお 願いいたします。
○主要地方道野母崎宿線(飯香浦工区、茂木工区)
について、特段のご配慮をお願いいたします。
○一般国道202号(福田地区現道改良、(仮称)福田バイパス)
本路線は、本市西部の福田地区における唯一 の幹線道路であり、女神大橋を 含む 長崎南環状線の完成により、ますます増加した 交通量に対し、交通安全対策や 沿道 の環境改善は、これまでにも増して喫緊の課題となっています。
従いまして、本路線沿道の交通環境の改善と 福田バイパスの早期着工につい て、 特段のご配慮をお願いいたします。
○長崎外環状線(新戸町IC~柳田IC)
本路線は、長崎都市圏における一点集中型の道路網体系を解消するとともに、九州 横断自動車道との接続により、長崎半島及び西彼杵半島の地域全体の産業経済の活性 化に大きく貢献することが期待されております。
現在、市南部地域の唯一の主要幹線道路である一般国道499号の主要な交差点で は、未だに混雑が見られる状況です。
従いまして、残された新戸町IC~柳田IC 間の早期着手について、特段の ご配 慮をお願いいたします。
○西彼杵道路・長崎南北幹線道路(松山町~西海市西彼町大串)
本路線は、西彼杵半島を縦断し長崎市と佐世保市を結ぶ、西彼杵地域の自立的発展 と特性を活かした地域づくりを支えるうえで、欠くことのできない道路であり ま す 。
しかしながら、西彼杵道路においては佐世保市から西海市大串までは整備が進めら れておりますが、それに続く大串から西彼杵郡時津町間については、整備の見通しな ど示されておりません。
また、長崎南北幹線道路においては、平成 22 年 11 月に本路線の一部である都市計 画道路浦上川線が開通しましたが、時津町までの北伸計画は示されておりません。
つきましては、平成 12 年 12 月に「調査区間」として指定を受けている西彼杵道路 の長崎市西海町~西彼杵郡時津町の区間について、本年度から事業化に向けた作業に 着手していただくとお聞きしておりますが、早期の事業着手に向けて、特段のご高配 をお願いいたします。
○九州横断自動車線(長崎多良見IC~長崎IC)の整備促進
九州横断自動車道長崎大分線の長崎IC~長崎多良見ICの 11.3Km のうち、長 崎芒塚IC~長崎多良見IC間の 8.3Km につきましては、平成 2 4 年4月6日に4 車線化が決定され、4月 20 日には、国土交通大臣から西日本高速道路株式会社に 対し、事業許可がなされたところであります。
しかしながら、まだ長崎芒塚IC~長崎IC間の 3.0Km の区間が残されており、 安全性・高速定時性を確保するためには、全線の4車線化は必要不可欠であります。 この4車線化は、対面交通の解消による安全性・高速性の向上、事故による交通 不能リスクの低減や災害時の基幹道路としての役割のみならず、経済活動・観光振 興への貢献、更には物流機能の向上など、多くの効果が期待できるものであります。
【要望事項
11】市域内におけるバス運賃の格差是正について
要
旨
本市においては、現在、主に長崎県交通局(以下「県営バス」という。)及び長 崎自動車㈱(以下「長崎バス」という。)の2事業者によって路線バスが運行され ておりますが、両者のキロ当りの運賃を比較した場合、県営バスが長崎バスに対し て4割程度高くなっており、市域内におけるバス運賃に大きな格差が生じておりま す。
よって、これを是正するため、県営バスの運賃値下げについて、格別のご配慮を お願いいたします。
理
由
格差是正に係る県営バスの運賃値下げにつきましては、これまで幾度となく、沿 線住民の方々からの要望や市議会からの指摘を受けております。特に、県営バスの みが運行している東長崎方面のバス利用者にとりましては、長崎バスが運行してい る他の地区と比べ、通勤・通学をはじめ、通院や買物等の際の交通費の負担が大き く、地区住民はバス運賃の値下げや、その他定期券の割引等の実施を強く要望して おります。
県営バスにおきましては、通勤・通学定期券では高い割引率を設定するなど、一 定の努力をされているところではありますが、未だ抜本的な運賃格差の解消までに は至っておりません。よって、基準賃率の格差是正に向けた更なる経営努力を行っ ていただくよう特段のご配慮をお願いするものです。
(参考)基準賃率 : 各バス事業者の経営状況により、国土交通省の認可を受けた額 で、1キロメートルあたりの運賃額をいう。
【要望事項
12】長崎駅周辺で計画されている各種事業の促進について
要
旨
長崎駅周辺地区においては、国事業の九州新幹線西九州ルート建設計画、長崎県 事業のJR 長崎本線 連続立 体交差事 業及び長 崎市事 業の長崎 駅周辺土 地区画 整理 事業が相互に関連しながら計画されております。
長崎の玄関口である当地区を、より機能的で快適な「広域交通拠点」として再整 備を進める上で、これらの事業は、三位一体となって推し進めるべきものでありま すので、事業の促進につきまして、特段のご配慮をお願いいたします。
さらに、この長崎駅周辺地区や魚市跡地と浦上川右岸地区とを円滑に連携し、こ れらの地区の一体的な発展に寄与する旭大橋平面化の早期実現につきましても、特 段のご配慮をお願いいたします。
理
由
本市では、鉄道による土地利用の分断と踏切による交通渋滞が都市機能の低下を 招いており、長崎駅部においても、駅の背後に車両基地、貨物基地といった広大な 低未利用地があり、都市の活性化を図る上で大きな支障となっております。
このような中、九州新幹線西九州ルートについては、平成 24 年6月に、現在、 順調に工事が進められている武雄温泉・諫早間と新たな区間である諫早・長崎間を 一体的な事業として標準軌で整備する内容の認可がなされました。
また、連続立体交差事業と土地区画整理事業については、新幹線の受け皿整備と 国際観光文 化都市の 玄関口 にふさわ しい魅力 と活力 あふれる 広域交流 拠点の 創造 に向け、平成 21 年度から本格的に事業に着手しておりましたが、今回の新幹線の 認可により、これらの事業が三位一体となって、いよいよ動き出すことになります。
本市としましても、果たすべき役割については努力を惜しまない所存であります ので、九州新幹線西九州ルート武雄温泉・長崎間の早期完成・開業並びにJR長崎 本線連続立 体交差事 業及び 長崎駅周 辺土地区 画整理 事業の円 滑な事業 促進に つき まして、格段のご配慮をお願いいたします。
一方、長崎駅周辺地区と浦上川右岸地区は、現在、旭大橋で繋がっているものの、 わずか 100m程度の河川に対し、延長 800m以上の高架橋の構造となっています。