1 2
金 沢 大 学十 全 医 学 会 雑誌 第9 3
巻 第1
号1 2
−3 5
く1 9 8
41肝癌に対 する肝動脈 塞 栓 療 法の基 礎 的研 究
一 特に塞栓 部位の差 異による効 果と安 全性の比較 検言寸一
食 沢大 学 医学 部
放
射 線 医学 教 室 く主任
こ高 島 力 教授I河 村 勲
く
昭
和5 9年1月
1 8日
受 付う本研 究
の
目 的は
, 肝 癌に対す る
種々の
肝 動脈 塞 栓 療 法の効 果の
差 異を
実 験 的に明ら
か にす る
こと で
ある
.代 表的 塞 栓 法と し て
,固有 肝 動脈 結 染によ る
近 位 塞 栓法 似 下 結 紫群と
略l,G
elf
o a m po wd
e rく9 9
.3
%ge
l
ati
nlによ る
中間 位塞 栓 法 く以
下G F P
群と
晰お よ び
ab
s ol
ute eth
a n ol
によ る
末梢 位 塞 栓法 く以
下E
th
a群
と
略lの3
方 法を
採 用し た
. これ ら を
,ラ
ット
に3
,−m eth
yl
−4
−di
m eth
yl
−am i
n ob
e n z e n eく以
下D A B と
晰 投 与によ
って
誘 発さ れ た
肝腫 瘍と ウ サ ギ に
経 門脈 性に移 植さ れ た V X 2
肝 腫 瘍に対し て
施 行し
, 塞 栓術 後の
肝 内血 管 系の
変 化, 抗 腫 瘍 効 果お よ
び非 腫 瘍 部に与え る
障害に つ いて 比
較 検 討し た
■ラ
ット
結歎 群では
肝 内血 管 系に変 化は な く
,ま た
肝 実 質 障 害も
認め
ず, 軽 度の腫瘍 壊 死 増 加を
認め た
−G F P
群で は
広範な
肝 内動 脈の
閉塞を
認め
, 肝 内pe rib ili
a ry pl
e xu S の拡 張, 肝 門 部 数脈っ門 脈 短絡の
増 加, 閉塞 末 梢 部で の門 脈一動 脈 短絡と
いった
種々 の
肝 内側 副 路の増 加を
認め
, 高 度の
腫 瘍壊死 を
認め た が
, 肝 実 質障 害は
軽 度で あ
った
.E
th
a 群にお け る
変 化は G F P
群と
同様で
あった が
, 肝 内側 副 路形 成は よ り
不 良で
, 肝 実 質 障 害は や や
強度で
あった
.ウ サ ギ で は す
べて の
群で
広範な
肝 内 動脈 閉 塞が
認め ら れ
, 肝 内側 副路 形成は
不 良で,肝 実 質障 害
は
強 度で
あった
. 特にE
th
a 群で
これ ら切
変 化は
強か った
.V X 2
肝 腫 瘍に対す る
各 塞栓 術の抗 腫 瘍 効果は E t h
a 群で
最も
著 明であ
った が
,D A B
肝腫
瘍に比 し
,G F P
群およ び E
th
a 群で
腫 瘍 壊死
の程 度は
低か
った
.以
上よ り G F P
によ る
肝 動脈 塞 栓 術 仲 間 位 塞栓 掛が
抗腫 瘍 効 果が 大 き く
, 肝 実 質 障 害が 比
較 的少な
い点で最も
妥 当な
方 法と
考え ら れ た
.た だ し
, 動 物の種 類およ び
腫 瘍の違い によ
って
塞 栓 術の効 果には
大き な
差 異が み ら れ
, これ ら
の実験 的研 究の臨 床応用
に際し て は
注 意が 必
要で あ る と
考え ら れ た
.a
b
s 。I
ute eth
a n ol は
注入
量や
方 法の検 討で
有用 な
塞 栓 物 質と な り う る と
考え ら れ た
−E e
y
w o rds Tr a n s c at
het
e r a rt
e rial e mboliz at
io n, Exp
e rim ent
al hep
ati
ct
u m o r, A bs olut
e et
ha n ol肝癌に対
す る
経カ テ
ーテ
ル性 動脈 塞 栓 療 法 くT
r a n s−c at
h
ete r a rte ri
al
e mb
oli
z ati
o n,以
下T A E と
略l.は 1 9 7 4
年に D
oyo nら
1牝 よ
って
最 初に報 告さ れ
,そ
の後W
a11
a c eら の グ
ループ
によ
って
多 数の症 例に施 行さ
れ
2 洲 ,T A E
の肝 癌 治 療法と し て の
効 果と
安全 性が
確 認さ れ た
. 我が
国で は 1 9 7 8
年の
山田 ら
の報 告引が
最 初で
,そ
の後 急 速に普 及し
, 多く
の症 例が
集 積さ れ て
いる
. 特に我が
国に多い肝細 胞癌化
epato c ell
ul
a r c a r−c
i
n o m a,以
下H C C と
略lに対し て
のT A E
の効果 は
著し く
,ま た そ
の肝 硬変 合 併 例に お いて の安 全 性が
確認 さ れ る
に およ ん
で,切
除不
能H C C
に対す る
最も
有 効な
治 療 法と し て
の地位が
確立 し
て いる
6 1 7糊こ の
よ う
にT A E
療 法は す
で に 一 般 的な
治 療 法と し て
広く
施 行さ れ て
いる が
,そ
の普及 が
極め
て急 速でEx
p
e ri
m e nt
al St
udy
o nt
he H ep
at
ic Art
e ry
E mbolizat
io n T herap y
fo r Hep
ati
c T u m o r s ニW i
t
h Sp
e cial Refe r e n c et
o D iffe r e n c e s of E ffe ct
s a m o ng
Pr o xim al, Int
e r m ediat
e a nd Pe rip
he r al Emboliz at
io n P r o c edu r e s. Is a o Ka w a m u r a, Dep
a rt
m e nt
of Radiolog y
,Scho olof M ed icin e, Ka n a
z
a w a U niv e r sit y
.肝癌に対
す る
肝 動 脈 塞栓 療法
の基 礎
的 研 究あ
った
の に対し
,そ
の基 礎 的研 究は
十 分 行わ れ て
いる と は
言い難い. これ ま
で報 告さ れ た 基
礎 的研 究と し
ては
, 動 物正
常 肝に対 す る T A E の 影
響に関す る も
のや
9ト岬, 実験 肝 癌に対す る T A E
の効 果に関す る も
のが
しゴく
つか
ある が
9I 坤,いずれ も
単 独の塞 栓物 質で腫瘍の壊
死
の程 度や 正
常 肝の
変 化を
調べた も の で あ る
. 特に
T A E
療法の効果と
安全
性を
左右す る
最も 重
要な
因子 で あ る
塞 栓物 質1 71は
,肝 癌に対し て は G
ol d
stei
nら
31の報 告
以
来G
eは
o a m 細 片と そ
の類 似 物 質が
使用 さ れ
て い
る が
,そ
の効果 と
安 全 性を
他の
塞栓 物 質は る
いは
方 法ンと
同一実 験 系で
比 較し た
報 告は
殆ど な
い川著 者
は
,肝 癌に対す る G
elf
o a m によ る T A E
療 法の 抗 腫瘍 効 果と
非腫 瘍 部に与え る 影
響を
,よ り
近位 塞栓 物 質お よ び
末 梢位 塞 栓物 質で
のT A E
療 法と
同一 実験 系で比
較し た
ので
報 告す る
.対 象お
よ び
方法 I
, 実験 材 料1 . 実 験 動 物
動物
は
体重
約15 0
g のW i
ste r系ラ
ット
kB,およ び
体重
約2
.5 k
g日
本 白 色種 家 兎を
使用 し
,以
下,そ れ ぞ れ ラ
ット
およ び ウ サ ギ と す る
.2
. 実 験 腫 瘍11 原 発 性肝 腫 瘍
ラ
ット
に 発 癌剤と し て
,3
,−m eth
yl
−4
−d i
m eth
yト
a m
i
n ob
e n z e n eく以 下 D A B と
略I を 基
礎 食に0
.0 6 %
の割 合に
混 じ て 2 0
週 間 飼 育し
,原発 性 肝 腫瘍を
発生さ
せD A B
肝 群と し た
.D A B
肝 膿 瘍の分 類は
表1
に示 す ご と く B
a n n a s ch
ら
1 8 Jによ る も
の に従った
. これ ま
で の分 類は
報 告 者によ
って異って
おり
統 一さ れ
ていな
い. これ ま
で 一般 的1 3
に使
用 さ れ
て いる
分類を B
a n n a s ch ら
川の
分類にあ て は め る と
, 肝細 胞 癌は m
くA
l, くB
う, くC
I に, 胆 管 細 胞 癌は m
くD
ユ に相 当す る
.ま た
, 結 節性 肥 大, 肥 大 性 結 節と
言わ れ
て いる も
のは
,II
のN
e opl
a sti
c n od
ul
e sく以
下N N と
略l に相 当す る
.ま た
胆 管の う 腰 はI V
のch
ol
a ngi
ofi b
r o si
s く以
下C h
oと
略l に相 当す る
.2
う 転移 性 肝腫
瘍ウ サ ギ
にV X 2 腫
瘍瑚を
末 棺 門脈よ り
注入 し
転 移 性 肝腫 瘍を
発 生さ せ V X 2
肝 群と し た
.作 製 方 法
は
,ウ サ ギ
大腿
筋 内へ移 植後3
週 間 目の
腰 瘍を
摘 出し
,切 開を
加え
て液 状 内 容物を
流出さ せ た
後,新 鮮
な
腫 瘍 部を
採 取す る
. 採 取し た
腫 瘍を
シ ャ ー レ内で
細 切し ド
ロド
ロ の状 態にま
です る
. これ
に pb
o s− ph
ateb
uf f
e r s ali
n e く以下P B S と
略1 液 約1 0
ml を
加え
撹 拝し た
後, 茶こし
にガ
ーゼ 2
枚を の せ
通 過さ せ
濾 液を
遠沈 く10 0 0
rpm ,1 0
分 間1し 上
澄を
捨てる
. これ を P B S
で適 当に稀 釈し 1
ml
中に細 胞 数 約1
Xl O
8個を
含む よ う
に調 節し た
.ウ サ ギ
にネ
ンブ タ
ー ル くべ ント
パルビ タ
ー ル5 0
m gノmり1
ml
佃g静 注によ る
全 身 麻酔を
行い, 開腹 後に大 腸 腸 間膜 静 脈よ り V X 2
腰 瘍 細胞 浮 遊 液0
.5
ml
く細 胞 数 約0
.5
Xl O
6個うを
移入 した
.工L 肝
動脈 塞 栓 方法
近位 塞 栓 方 法
と し
て血 行動 態 的に同 等と
考え ら れ る
固有肝 動 脈 結 勢を
行った
.ま た
中 間位 肝動 脈 塞 栓 方法と し
てG
elf
o a mC
l po wd
e r くU
pjoh
n 社 製,99
.3
%ge
l
ati
n,以
下G F P と
略lを
, 末 稗 位 塞 栓 法と し て
a
b
s ol
ute eth
a n ol
く以
下E
th
aと
略lを
使用 し た
.な お G F P
粒子
の大き さ は
乾 燥 時で6 5
%が 0
.1 2
〆−0
.2
m m大で,
G F P
によ る
塞 栓術は 人
にお け る G
elf
o a m 細 片に
よ る
塞栓 術に相 当す る と
考え ら れ る
.T
ab l
e l.R
e c o m m e nd
ed
cl
a s sif i
c ati
o n of
spe cin
ch
epato c ell
ul
a rl
e si
o n si
n r atsI
.F
o ci of
c ell
ul
a r al te r atio nA
.C l
e a r c el
lf
o ci
B
.E
o si
n ophili
c o r gT O u nd
gl
a s sf
o ci C
.B
a s oph
ili
cf
o ci
D
.M i
x ed
c ell f
o ci II
.N
e op la占ti
c n od
ul
e sI n H
epato c ellul
a r c a r ci
n o m aA
.W
ell diff
e r e nti
ated B
.M
od
e r atel
ydiff
e r e nti
ated C
.P
o o rl
yd if f
e r e nti
ated
D
.W i
th
gl
a nd
ul
a r a nd
lo rpapill
a ryf
o r matio nI V
.C h
ol
a ngi 0f i b
r o si
sく
b
yB
a n n a s ch P
.こC
a n c e rR
e s e a r ch 3 5
こ3 21 4
−3 2
23
,1 9 7 5
J1 4
河1
.ラ
ット
エ ー
テ
ル吸入
によ る
全 身麻 酔 下に開腹し
固 有肝 動脈 結 染を
行った
. 同 様の開腹によ り
, 胃十二指 腸 動脈よ り 2 7 G
注 射 針を
逆 行 性に固 有 肝 動 脈に挿入 し
,G F P ま た は E
th
a によ る
塞 栓 術を
施 行し た
.いず
れ も
固 有 肝 動 脈の血 流が
完 全にみ ら れ な く な
った
時 点を
塞 栓 終了 と し た
. 使用
量は G F P
約0
.2 5
m g,E
th
a 約0
.1 ml で
あった
.2
.ウ サ
ギネ
ンブ タ
ー ル によ る
全 身麻 酔 下で
開腹し
固 有肝 動 脈 結 紫を
行った
.ま た G F P
およ び E
th
a によ る
塞 栓術は T A E
の手 技で行った
.す な わ ち ネ
ンブ タ
ー ル によ る
全 身麻 酔を
行い, 背 臥位で右 鼠 径 部を 切
開し て
股動 脈も
剥 離 露 出し カ テ
ーテ
ルを
股 動 脈に挿入 し た
. 次に透 視 下でカ テ
ーテ
ルを
固 有 肝 動脈に挿入 し
, 造影 を
行った
後に塞 栓 物 質を
注入 し た
. 透 視 下で
固有 肝 動 脈 血 流が み ら れ な く な
った
時 点で塞栓を
終了 し た
. 使 用 量は G F P
約0
.5
m g,E
th
a 約0
.1 5
ml で あ
った
く図1
l.川L コ M i
c r o a n gi
ogr a m およ び
実 体顕
微 鏡 観 察 方法 1
.M i
c r o a ngi ogr aph
y標 本 作 製 方 法Fi
g.1
.A
ngiogr aph
yi
n n o r mal
r ab b i
t くa rte ri
al
ph
a s eI.a .
P
r ope rh
epati
c a rte ryi
s vi
s u ali
z ed
くa r r o wl.b
.T h
ei
ntr ah
epati
c a rte ri
e s a r e o c cl
ud
ed
i
m m edi
atel
y.af
te r th
e e mb
oli
z ati
o n wi
th
G
el f
o a m po wd
e rくa r r o w sJ.全 身麻 酔 下で開 腹
し
, 門 脈幹およ び
腰 部大 動 脈か ら
腹 腔 動脈 起 始 部にカ テ
ーテ
ルを
挿入 し
, 門脈
側カ テ
ーテ
ル の みか ら
生 食を 注 入 し な が ら
下 大 静 脈を
切 開 開 放,ま た
腹 部 大 動 脈側カ
テーテ
ル から も
脱血 さ せ た
.続い
て
胸 部 大 動 脈を
結無し た
後, 腹 部 大 動脈 側カ テ
ーテ
ルか ら 生
食を
注入 し
肝 内 血 液を
流 出さ せ た
.次
に門 脈 側カ テ
ーテ
ルよ り
バリ ウ
ムく 5 0
%mi
c r opaqu e.5
%ゼ ラ チ
ン組 成 液うを
肝 表 面が
全体に バリ ウ
ム で変 色す る ま
で注入 し た
.次
に動 脈 側カ テ
ーテ
ルよ り
赤色 色 素 く5
%カ
ル ミ ン.5
%ゼ ラ チ
ン組成 液う を
胃壁 末梢 動脈が
色 素によ り
変 色す る ま
で注入 し た
. 注入
後, 肝 門部で肝 動脈
お よ び
門 脈を
含め た
肝 十二指 腸 靭帯を
結 勢し た
後, 肝を
割 出し
10
%ホ ルマリ
ン溶 液 内に静 置さ せ 2
へ
3 日
間冷 蔵 庫 く40
C
う に放 置し
造影
剤の固 化およ び
標 本 固 定を
行った
. 次に別 出 肝を
各 葉に分離し
,そ れ ぞ れ
の連 続 切 片 くラ
ット は 2
m m 厚,ウ サ ギ は 5
m m厚う
を
作製し た
.2
. 門脈 mi
c r o a ngiogr a m の作 製連 続 切 片
を S
of
te xT
y peC B M W
にて
撮影 し た
. 撮 影 条 件は 2 4 K V P
,2
mA
,1 5
秒, 距 離6 0
c m でK O D A K X
−O M A T T L F il
mを
使用 し た
.3
. 実体 頗 微 鏡 観 察 方 法X
線 撮影
後, 薄 切 標本よ り サ リ チ
ル酸メチ
ルで透明
標 本を
作製し
実 体 顕 微 鏡 くオ リ
ン パ ス製, m Od
el S Z
.T
rう
にて
観 察し た
.I
V
.組
織 標 本 作 製薄 切 標 本
よ り H
e mato xyli
n−E
o si
n 染 色によ る
組織 標 本を
作製し
観 察し た
.V
. 動 物 実験1 . 実験 肝 腫 瘍の支 配
血
管の検 討無 処 置の
D A B
肝 群およ び V X
2肝 群 に mi
c r o− a ngiogr aph
yを
行い門脈m i
c r o a ngi
ogr a m , 実体 顕微 鏡 観 察およ び
組 織 学 的検 討で肝腫
瘍の支 配血
管を
調べた
.対 象
は D A B
肝群5 匹
結 節 数4 1 個,ま た V X 2
肝群2 匹
結 節 数10 2
個であ る
.2
. 肝 動 脈 結 染およ び G F P
,E
th
a によ る
塞 栓 術の 効 果につ いて
ラ
ット
,ウ サ ギ
の正
常 群に加え
て ラット D A B
肝 群,ウ サ ギ V X 2
肝 群の 4群に肝 動 脈結 敷 く以
下 結 染 群と
略l
およ び G F P
,E
th
a によ る
塞栓 術 く以
下G F P
群,E
tb
a 群と
略うを
施 行し た
.1
う 塞 栓 術 後の肝 内血
管 系の変 化に関す る
検 討 対 象は ラ
ット
結 染群6 匹
く正
常 群のみ
ン,G F P
群17
匹
く正
常 群9 匹
,D A B
肝 群8 匹1
,E
th
a 群1 5 匹 く正
常 群8 匹
, PA B
肝 群7 匹
うであり
,ま た ウ サ ギ
結 勢群5 匹
く正
常群2 匹
,V X 2
肝 群3 匹
l,G F P
群10 匹
く正
肝 癌に対
す る
肝 動脈
塞 栓療法
の基礎
的研 究常群
4 匹
,V X 2
肝群6 匹
う,E
th
a 群1 1 匹
く正
常群3 匹
,V X 2
肝 群8 匹う
であ る
.塞 栓術 直 後から 3 0 日 の
間で
屠 殺し
, 肝 内 動脈 閉 塞の有無およ び
側 副路について
門脈甲i
c r o a ngi
ogr a m, 実 体顕
微 鏡観 察お よ び
組 織 学 的検索
を
行った
.ま た
対照 と し
て無処 置群正
常ラ
ット 2 匹
,ウ サ ギ 2 匹
に mi
c r o a ngi
ogr aph
yを
行い同 様に観 察し た
.2 う
肝腫
瘍に対す る
抗 贋 瘍効果 の
検 討D A B
肝 群お よ び V X 2
肝 群に対し
肝 動 脈 結 染と G F P
,E
th
a によ る
塞 栓術を
施行し
, 直 後か ら 3 0 日 の
間に屠 殺し
,腫
瘍径と 腫
瘍壊 死の程度を
組 織学 的に検 討し そ れ ぞ れ
の無処 置群のそ れ と
比 較し た
.対 象 結 節
は ラ
ット
10 5
胤ウ サ ギ 3
17
個で, 内訳は ラ
ット
無 処 置 群4 1
胤 結 数群16
個,G F P
群2 9
個,E
th
a 群19
個で
,ウ サ ギ
無処 置 群10 2
鳳 結染 群白個,G F P
群10
1個,E
th
a 群1 0 5
個で
ある
.3
ユ 非腫
瘍 部に与え る
影響の検 討ラ
ット
結 衆評1 1匹
く正
常 群6 匹
,D A B
肝群5 匹
1,G F P
群14 匹
く正
常群6 匹
,D A B
肝 群8 匹
う,E
th
a 群1 2 匹
く正
常 群5 匹
,D A B
肝 群7 匹
フで,ウ サ
ギ結染 群5 匹
ほ 常群2 匹
,V X 2
肝 群3 匹
1,G F P
群6 匹
くV X 2
肝 群の み1,E
th
a 群8 匹
くV X 2
肝 群の み
1を
対 象と し
1 5
て
非腫
瘍 部に おけ る
変化を
組織 学 的に検 討し た
.成
績L
実験肝
腫 瘍の支配 血
管 支配血
管パタ
ー ンを 4 型
に分
類し た
.工 型
こ動 脈支 配のみ
こ腫瘍 内部は
動 脈 側か ら の
赤色 色 素のみ
で, 門脈 側か ら
のバリ ウ
ムは
認め な
いも
の.工 工型
こ動 脈支 配+腫瘍 辺緑 部 門脈 支 配二 腫
瘍 内 部は
動 脈から
の赤色 色 素を
認め る の
に加え て
腫 瘍辺
綾 部には
門脈 側から
の バリ ウ
ムを
認め る も の
.肛 型
二浪
合型 こ
腫腐 内 部に動 脈側か ら
の赤 色 色 素と
門脈側か ら
の バリ ウ
ムが
混在す る も の
.工V 型
こ門脈 支 配の み
こ腰
瘍 内 部に門 脈側から の
バリ ウ
ムの み
認め る も
の.判定 方 法
は
,ま
ず 肉眼
的に腫 瘍を
確 認し
, 次に門脈m
i
c r o a rlgi ogr a m によ り腫
瘍 内の
バリ ウ
ムの
有 無を み る
.ま た
, 実体 顕 微 鏡下で
動 脈 側から
の赤 色 色 素お よ び
門脈 側か ら
の バリ ウ
ムの
分 布を み る
.腫
瘍辺
緑 部で バリ ウ
ムが
膿 瘍 内に入 り込 ん
で いる よ う
にみ え る も
のは
, 組 織 学 的に腰瘍の 辺
緑に おけ る
バリ ウ
ム の有 無を
確 認し た
.ま た
,す
べて
の腫 瘍に つ い て組 織標 本を
作 製し
組 織 診 断を
行った
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n1 6
河1
.D A B
肝 群 く表2
う4
1
個の結節について
支 配血
管を
検 討し た
. 内 訳は H C C 8
個,N N 3 3
個であ る
.H C C は 8
個す
べて II
型を 示 し た
く図2
1.N N で は H
型と工 工ほ
吐く図3
うが ほ ぼ
同 数に認め ら れ た
. こ の対象 群には
胆 管細 胞 癌およ び C h
oは
認め ら れ な か
った
ので
, 今回
の実験の
対 象か ら
除 外し た
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.村
2
.V X 2
肝 群1 0 2
個の結節に つ い て支 配血
管を
検 討し た
.腫
瘍 径0
.2 5
m m 一旬3
m m です
べ て工 型
であった
.た だ し 2
m m 大
以
下の結 節で は
実 体顕
微 鏡 下で
赤 色にみ え る
腰瘍で も
, 組織 学 的には
赤色 色 素を
確 認で き な
い場合が
多かった
く図4I.II
.肝
動脈
結染およ ぴ G F P
,E
tb
a によ
る塞 栓 術
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sl. X50
.肝 癌に対
す る
肝 動 脈塞 栓 療 法の基
礎 的 研 究効
果
1
. 塞 栓 術 後の肝 内 血 管 系の変化に つ いて
い正
常 脈 管像およ び
判定 方 法無 処 置
ラ
ット
,ウ サ ギ と も
固有 肝 動脈は
各 葉の栄 養 枝そ れ ぞ れ 1
本 ずつ に分枝す る
. 実体 顕微 鏡 下で の
測 定で
固 有 肝 動脈よ り
数え て 2
へ一3
次 分 枝の
径は
,ラ
ットで は
約1 00
ノJ,ウ サ ギ で は
約20 0
メ上であ る
.ま た
肝 動 脈およ び
門脈は
肝 実 質 内に入 れ ば
両 者は そ れ ぞ れ 並
行し て
走り 2
分法によ
って分 枝す る
. 門脈は
分枝ご と
にそ の
太さ を
減じ
, 特に末梢 部に お いて は そ れ が
著明 で 比
較 的 急 激に細く な る が
, 肝 動 脈枝は そ れ
程 著 明では
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.1
7
な く
徐々
に細く な る
. .肝 動脈 枝は
グリ ソ
ン静 内で
多く の
細 枝を
出し
門 脈 壁への
栄養 血 管お よ び
胆 管 周 囲の
血 管網を
形成す る
. 前 者は
後者に比べ疎で
, 両 者は
密に 連絡し て お り
相互 の
鑑 別は
困難で あ る
.一般 的に こ
れ
ら は
一括し て
胆 管 周 囲血
管網 くP
e rib ili
a ry pl
e x u s, 以 下P b P と
略うと
呼ば れ る
. これ は
実 体顕 微 鏡 下で は
血 管網 全 体の
外 径が
約5 0
ノ上 レ ベルま で は ラ
ット
,ウ サ ギ と も
観 察さ れ る
く図5
1.ま た
門脈 側か ら
の バリ ウ
ムは
S i
n u s oid
内に均 一 に充満さ れ
, 動 脈 側か ら
の赤 色 色素は
小 葉辺
緑帯に僅か
に散 見さ れ る
く図6
う.判 定 方 法
と し て
, 肝動 脈 閉塞の
有 無は
実 体 顕 微 鏡下で
行った
.す な わ ち
固有 肝 動脈から
数え て 4
次 分 枝以 内で
赤 色 色素が
途 絶し
,そ
の未楷に
血栓の確 認で き る
場 合を
閉 塞と し た
.4
次 分 枝以
降で は 正
常 例で も
恒常 的に赤 色 色素が み ら れ る と は
限ら
ず,し た が
って
閉塞か
技術 的な 理
由によ る も の か
の判 定が
困難な た め で
ある
.塞 栓 術施 行 時,固 有肝 動 脈の血 流が み ら れ な く な
った
時点を
塞栓 終了 と し て
いる
こと よ り
, 末 楷ま
で赤色 色 素を
認め た
場 合を
再疎 通と し た
. 側 副路の
門 脈一 動 脈 短絡 く以
下P
.ぅA
sb
u 王1tと
略うは
組織 学 的に末 梢部 肝 動脈 内に バリ ウ
ムを
認め た
場合に,ま た
動 脈 一門脈F i
g.5
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