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松山昇辮村田豊松;高橋孝二※ 中出雅寿溌坂上利造溌室谷与志文※

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Academic year: 2021

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(1)

201Tlアンギオグラフイによる心筋血流指標算出の試み

松山昇辮村田豊松;高橋孝二※

中出雅寿溌坂上利造溌室谷与志文※

秀毛範至瀞灘利波紀久※※

〔目的〕

2olTlCl心筋シンチグラフィにおいて、左室心 筋血流の定量評価を可能にする心筋m流指標 (MyocardialPerfusionlndexMPI)を簡便に得る 方法を検討した。

〔方法〕

2olTlCl静注後、LAO30.,64×64マトリック ス、2秒/フレームで120フレーム、その後30秒

/フレームで2フレームダイナミックデータを収 集し、全左室(心筋を含む)と大動脈弓に関心領 域を設定し、それぞれの時間放射能曲線(TAC)

を得た。大動脈弓のTACを入力関数とし、全左 室のTACを組織の放射能としてPatlakPlotを行 い、2olTlClの心筋へのuptakerateと、左室ROI 内の血中とreversibleな部分の分布容量を得た

(図1)。

〔原理及び計算方法〕

大動脈弓のROIをROIl、左室のROIをROI2 とする。ROIlのTACは血中の2olTlClのactivi‐

tyを表すと考えられ、ROI2のTACは左心腔内の bloodpoolの放射能と心筋に特異的に取り込まれた 2oITlClの放射能の和と考えられる。ここで組織 中のトレーサ(ROI2)は血中と交換可能な、つま りreversibleな分画(左,M室内のbloodpool)と

_且取り込まれると出ていかないirreversibleな 分画(心筋)の2つに分けられるとする。2olTlCl 静注一定時間後、血中のトレーサとreversibleな 分画に存在するトレーサとは平衡状態に達し、

reversibleな分画に存在するトレーサ量はⅢ中の トレーサ量のある一定比で表すことができる。今、

時間tにおける血中の放射能をCp(t),reversible な分画の分布容量(心腔内bloodpool)をV、と し、時間tにおける心筋内に取り込まれた2oITlCl の放射能をM(t)とする。静注後早期における 2olTlClの心筋からのbackfluxが無視できると

すると、

。M(t)/dt=Ku×Cp(t)

(Ku:心筋へのuptakerate)

とおける。また、左室の放射能At(t)はbloodpool

及び心筋よりなるので At(t)=M(t)+Vn×Cp(t)

となる。以上より

At(t)/Cp(t)=Ku×/Cp(て)。r/Cp(t)+Vn となる。これは、At(t)/Cp(t)をY、/Cp(て)dで /Cp(t)をXとみなすと傾きがKu、Y切片がVn の直線式となる。時間tにおけるROI1ROI2 の値をCp(t)At(t)に代入し、グラフ上で直線部分 を直線近似することにより、傾きKu,Y切片Vn を得る。ここでvolumeのunitとしてROIのvolume を用いているため、Ku/V、で比をとるとunitよ

りROIvolumeが消えてROIvolumeに影響しな い指標となる。これは、時間当り左室容積の何%

が心筋に取り込まれたかを示すクリアランスで、

Ku/Vnは%LVvolume/secとみなせる。このKu/

V、をMPIとして算出した。

また2olTlClのカウント数が少ないためTAC に3点スムージングを行い、2olTlClの心筋から のbackfluxを無視できるように1分間、つまり 30frameについてPatlakPlotを行った。なお、

装置は東芝GCA-901A/SBを使用し一連の処理 はGPL化しデータ処理を行った。

〔結果〕

図2にMPIが高値であった例を示す。Ku=

0114,V、=4.901となりMPIは2.319であっ た。この場合の心筋SPECT像は前壁~側壁~心 尖にかけてhypertrophyを認めた。

次に図3にMPIが低値であった例を示す。Ku

=0015,V、=3612となりMPIは0407であ った。この場合の心筋SPECT像は、心筋内RI 分布は不均一で肺内のuptakeも軽度兀進が認め られ、前壁~中隔に広汎な灌流欠損を認め、後壁

~下壁の一部に灌流低下を認めた。

また、本法におけるOperator間の再現’1ftも相 関係数0.98と良い値であった(図4)。

〔結論〕

2olTlCl心筋血流シンチグラフィ撮像前のダイ ナミックデータ収集という簡便な方法で得られた、

心筋と大動脈のTACを用いてPatlakPlotを行っ た結果、静注後早期では直線関係が認められ、心 筋uptakerateの推定が可能であった。

また、PatlakPlotにより得られた心筋uptake rateを左室ROI内の非特異的分布容量で標準化 することにより、ROIの大きさに影響されず、

再現性の良い心筋血流指標を得ることができた。

※小松市民病院中央放射線部

※※金沢大学核医学科

(2)

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▲図1 ▲図2

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▲図3 ▲図4

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参照

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