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讐 蕉 に 瀾 す る 調 査 研 究

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(1)

讐蕉に瀾する調査研究

西

田 彰

(2)

山 ノ、

 、 五四  、   、   、   、   、

甘蕉の種類

生   塵

荷   造

輸   逡

市   揚

甘蕉の濃熟

附録二圓版 1生塵轡理︑2生産高︑3生崖費 1荷逡材料︑黛環充法︑3堀充材料︑ 1骨蕉輸逡系統︑2輸逡機關 1市揚系統︑2相揚 エ甘蕉の追熟技術︑勲遽熟理論 4包装材料︑5商標刷込

(3)

 智悪の實甘蕉は其植物學的性質に於ても興味ある問題を多々包含す︒余は主として其果實の形成︑並に追熱

の理論に就て研究を進めつ製あるが︑此の研究申曾蕉の商取引習慣が本邦に於て他の総ての青果の商取引に比

して合理的にして果實は疏菓取引の単記をなすものなるに着目し鼓に本篇は主力を此の方面に注ぎ調査せる結

果を略報すること製せり︒調査研究の材料は憂灘前壷株式會祉小樽出張所及び憂溝青果小樽荷受組合に就て蒐

集せるものなり︒特に同所林田吉晴氏の好意に擦るところ大なり厳に謹で感謝の意を表す︒

 骨蕉は今より二十年令前迄は一般内地都人士は極めて無価高便なる貴族的果實として小寺の上流階級にのみ

珍重賞味せらる蕊に過ぎざのしが現今の如き大規模輸逡と進歩せる組織的取引法によりて今日に於ては内地一

般は元より遠く北海道︑樺太の如き北地山村にも至る所に歪面せらる製に至り︑批會のあらゆる階級に普遍的

に徽迎溝費せられ實に驚異的獲展を途ぐるに至れり︒

 今日内地に於ける甘蕉の浩費量を見るに︑大正元年に於ける墓灘曾蕉⁝の内地移輸出は千六百萬斤債格五十萬

圓なりしものが大正十一年一億四百四十三萬斤︑九百八十一萬圓昭和五年には二食一千九百八十=偶斤便格一

千八十二萬九千百九十九圓に達せり︒骨蕉が斯く異常なる獲達を途げしもの︑︵1︶他の果實に比して風味佳良な

     甘蕉に醐する調査研究       三ご二

(4)

      三︸四

る上頗る債格低廉にして實質的なる螢養債値に富み内地人士の嗜好に適し︑︵2︶甘蕉は栽培容易にして比較的

短寒月に牧釜を着し且つ多産的にして︑其多産的なる性質が比較的確實性あり從て生産が四季を通じて多量に

供給し得らる玉こと︒︵3︶次に熱帯果實としては比較的彊健にして遠距離輸途に耐ゆること︑特に冷機装置を

施せる專聞なる蓮搬機工によるときは原産地を罷る遽き世界の地域迄も供給し得ること︒︵4︶甘蕉は入鹿追熱

を施す可能性あるによりて未熱果實として輸逡し︑共浩費地豊門問屋の邊熟室に於て追熟せしめ然る後販費店

に供給し得るものにして︑若し冷藏室と遽熟室とを併用するときは共供給調節最も自由なること︒︵5︶甘蕉は

外皮厚く其誉め申昧の汚染せらる玉を冤かれ︑而も外皮は容易に除去せられ得るの便あり︒︵6︶近時組織的大

規模なる楡古法獲冒し︑進歩したる商取引方法によりて︑而も豪灘の專費的果實なるを以て︑販費上の競争比較

的少く從て同一果實に際して地方的に或は海外よりの墜墨髭を感ずること絶封に無く継て債格の縫動比較的少

きこと︒︵7︶今9骨無は生果としてのみ消費せられてをるが︑甘糟は更に精粉として或は乾果として加工し得

らる製が故に遠距離楡逡と長期貯藏に耐ふる商品たの得る資格を有するに調て將來この方面に獲蔵する飴裕充

分あるものと考へらる︒

 世界に於ける甘蕉の主要市場は米國並に晶群にして︑是が供給生産地は中央亜米利加の諸國3スタリカ︑コ

買ンビヤ︑グアデマラ︑ボンヂユラス︑巴奈馬︑墨西寄︑門馬︑ヂヤメイカ︑並にキヤネリi諸島︑蘭領東印

度諸島︑特に布畦なり︒本邦に重ては元︑小笠原島より移入せるが︑豪灘よりの大量にして組織的なる大輸入

(5)

あるに及で其跡を絶つに至れり︒

醐︑骨蕉の種類

 云云は芭蕉科§職飛§芭蕉鵬きミに属する植物の果實にして︑原産地は印度東ヒマラヤ山麓アッサムと

構せられ︑馬來牛島︑比律賓︑太洋洲︑ポリネシや諸島にも野生種あり︒我豪灘にも野生骨蕉〜§ミ鷺ミミ§ミ

い験い愚・偽§冒蓄ミ㌔彰⇔鋤ドく鋤§津ミ§§斜芝霞嘗山穆蕉あれども︑多種子にして食ふに⁝堪へす︒参考世界各國に

於て最も大規模に栽培せられ︑且つ貿易品として︑商品的債値あるものは︑〜§ミ鷺ミミ§ミい︒・昏¢や砺鞍馬§鳳§N㌧

送§帖蛍バナ・北蕉︵高脚種︶寒§ら§§ミ簿鉢Q§ミ尋N§筋帖㍗︶O潔竃湯勤§欝徐儒甘蕉︵低脚種︶の二種にして︑前

種の一憂種の騰8譲酵卑は現今ヂヤメイカ及び中央亜米利加に主として栽増せらる蕊ものにして︑外皮荒く粗

雑に取扱ふも實其物を害せらる遠憂少きにより︑輸出に適するを以て︑取引の目的に最竜適當せる晶種なり︒

後輪は南支那の原産にして︑東洋諸國︑布畦︑キヤネリー諸島共他に普及せり︒本金は前種に比して小形にし

て外皮の硬度は蚕種に比較して弱く︑外皮中味共に下し易く長途の運搬に不便なり︒現今豪健にて栽培せらる

製甘蕉はきミ鷺ミ奪§︑野象雰や偽豊§ミ§︑図蝦漠畔鞍瓦︑美人蕉︑即ち言為種或は在來種と診せらる製ものに

して︑其一憂種に言入蕉と塾せらる曳ものあり︒仙人蕉は憂中州大衆郡の山手栽培地より偶然に護見せられた

る晶種にして︑原種北部と極めて近似すれども︑萎宿病に罹らざる特微あり︒原種より荷造の際或は輸逡申果

     営一蕉に醐する調査研究      三一五

(6)

      三一六

号折易き飲黙あり︒其他嘉灘には粉蕉︑木爪蕉︑紅毛蕉︑小笠原種︑大島種等あれども前二種程栽培盛なら

す︒  きミ臨§︑恥ミ騎騨野︒・〆敷掌寒冨識黛ミ㌔囚§窟轡は長糞土形の宜大なる葉片を有す葉の大なるものは巾二尺に達し長

さ八尺乃至十尺あり︒表面は濃緑色光澤あり︒裏面淡緑色にしき太き筋あり︒これに直角に第博せる幾多の葉

脈を興せり︒葉柄は肉質にして︑太く長さ一尺絵あり︒葉柄の基部は葉鞘となりて鰻重なり︑骨蕉の幹部を形

成せり︒董は地下にありて土塁をなし大なる塊董を形成せり︒完成せる株は通常十二︑三枚の生葉を着生す︒

早苗より葉を三十八枚乃至四十二枚程重出するとき甘蕉の花軸は生心より抽出す︒花序は長さ一尺乃至二尺直

径数寸にして先端は細まり蓮花の蕾の如し︒花まばらに別れて花軸に螺旋歌に蒲生す︒各花束は濃紫色の苞を

以て蔽はる︒花序出て玉下方に懸垂し始むるや其苞は順次一枚宛開扉し捲上り︑子下に二列に単列せる長筒形

の花露乱す︒花は牛透明白色の辮細長き柱頭を有す︒満には花粉あれども同種間には莉に生殖能力なく︑装甲

萎渇し雲上の基部にある雌蕊のみ翠爲結實をなして果實となる︒花序の末端に着生する花は雄花にして涙痕を

要して落下する︒而して申央に小数の雌雄爾性中性花あるも︑是は普通小型にして食用に適せざる果實とな

る︒花軸は最初垂直に立つも實が着生重量大となるに馨れて下垂し花柄に着生する實は陰歌となり︑各界は花

軸に螺旋状に着生す︒即言申に含まる効果實は十乃至二十五個あり一花軸には通常一四個の掌あるを以て全野

は一四〇個の果實を生すべし◎

(7)

誠︑生

1 生 産管 理

 骨蕉は山地にありては肥沃なる深暦腐植壌土を理想的適地とし︑挙地にありては沖積砂質︑若しくは植質壌

土を適地とす︒水田畑地にあのては灌漸を要し︑山地にありては年平均なる降雨地たるを要す︒曾蕉は氣温の

影響特に霜風害にか玉り易し︑古癖大なる葉を有し脆弱膨大なる假董を有する作物なれば風に封して甚だ脆き

植物なればなり︒栽植は通常一月より四月迄の聞に行はれ︑初同の牧穫時期は四︑五︑六月の候にして内地に

於ける果物の端界期にして相場最も高かるべし︒栽植は割地作は九尺四方植︑山地は十尺前後の距離を取る︒

栽植苗は二︑三年生の古株より愚説せる恐のを取る︒山地にありては殆んど無肥料︑亭地にありては基肥とし

て土糞︑堆肥を施し︑追肥として入糞尿︑大豆粕︑過燐酸石友︑調合肥料等を施す︒ギ地にありては乾燥︑二

三同の灌漉を行ひ果肥大するや桂竹にて支柱を行ふ︒

 2 生  産  高

 豪灘全島に於ける甘蕉生産額は途年起請の傾向を有し昭和五年に於ける生産量輸出高は左の如し︒

甘受に驕する調査研究 三輔七

(8)

三一入

瀦 州    

腹穫高︵値r︶

1花薩豪

睡雄串北

銭.四九九︑○○〇

ニハ蕊︑ご七九︑○ご瓢

八四︑〇一ご︑八八蕊.

 四七臨︑三〇八 四輪⁝出 高︵籠︶

一、 宦宦宦A○○〇

九七八︑八九九

 璽ii塁薪

 東南竹

牧穫高︵斤︶ 移輸欝高︵籠︶

八︑践七〇︑七〇一

穴︑四き︑六九七

 践五七︑三八践

ご七八︑八ご鵡︑〇一一 凸噌三七闘 

 山ハ○︑○○○ゴ

ご、

タ応︑四七三

即ち年生産数量二七八︑八一五・〇一一斤債格一五︑○○○・○○○圓にして︑申輸出見込あるものは毫中州最

も多く高雄州是に次ぐ︑今累年移輸出高を示せば︑

年 

大正十二薙 .大正十三年

大正+四年

大正+五年 昭織二年 昭醐三年

一㌦

ェ六〇︑〇三

ご働留δご︑七留死

ご、 Xぞ︑閥鉱瓢

一一

A一 一七︑一M瓢融ハ

嚇腎

Z九九︑ご四二

一、 ハニ︑四九八

漁1

量︑点釜凶

八四︑聾=

藩鰯.瞳九九

山ハ 鼈齠

、瓢

ェ滋

誠七︑三〇八

烈︑九九六 七ご︑七七八

○.西一

山ハ

宦A〇九四

○.九〇八

一瓢︑一脳七

ハ︑柔九 ︑ご宍 一︑一こぞ 二︑六九七 八︑八〇四 八︑八八七

七︑賜五★ ︑誠九〇   ︑九卿

吾帰 四ニ 瀦 八〇

、二

(9)

 騒 葦﹂ 昭邸四

一、

X宅.〇二匹

一噺

Z○○︑○○○

九八 七八

八七 八.駕

九ニ ツむ一

註︑さδ 六〇︑○○○ 諾七.七匹○ 八ご︑三七酋

!、

 夏中は最も多く移輸出力を有すれども︑大正十五年以後減少をたどり︑高雄は累年増加の傾向を示せり︒

 3 生  産  費

 生産費は是を物料費︑勢力費︑公租公課及員憺︑土地資本利子︑小作料に匝零し︑物料費は1種苗︑2肥料

3支柱︑勢力費は1牛付入夫︑2牛車付人夫︑普通人夫︵整地︑施肥︑植付︑除草︑中耕︑支柱作業︑牧穫及

び運搬︶公租公課の員憺は︵地租︑地租附加税︑地租割︑農會費︑土地整理組合費︑公租公課の員澹︶土地資

本利子︑小作料にして︑今藁遠州に於ける田地と山地の生産費内容を示せば︑

 ︶

1

(一

盆     山地 同  上 種苗  田  甲  當 物  料  費

肥料代  田  入糞尿

       大豆波粕

       土  糞

        計

    由地 調合肥料

骨蕉に醐する調査研究 一︑二〇〇本 ︸︑六〇〇本 二2二〇斤 ︸︑九二五斤 二︑○八○斤  三一三斤 百本五︑○〇   一︑三五 百斤 ︑三〇  五︑五六   ︑一二  五︑七五 六〇︑○〇

 一四︑○〇

 六︑九〇

MO五︑六四

 二︑四〇

二四︑九四

 一七︑二五

三圃九

(10)

日 (二)

(四)

(五)

3 支 独

勢  力 山亀

山地 田費甲

公租︑公課及員播

       田

小  作  料

       田

       由地

土地資本利子

       由地

合計生塵費甲當年 入豚糞尿 當  田 牛付入天 讐懸入夫  計 普鶏入夫 嗣山ハ︑山ハ五〇一

一︑二〇〇本

 三入入 三六〇入

一六〇入 ︑鴎二

一本三〇 一︑八○

男八○ 女五〇

男結〇 女六〇

植付後五ケ年欝欝穫総計  扁九︑九二  三七︑隔七

ゴ一

Rハ 宦A○○

 六入︑躍○

二三四︑○〇

三〇二︑四〇

一二〇︑○○

三〇︑○○

こごご昌︑山ハ〇

 一六︑○○

二入○︑○〇

 三二︑○○ 三二〇

(11)

     田      一︑四∵七〇︑・九四        五︑雲山一一︑○○

     鵡田蜘聯      二噸九︑一・七         一︑三九山ハ︑○○

 即ち山地は生産費極めて低廉なれども︑生産額遙に田地に劣り約三分の一に蓬せざるべし︒從て販費便格に

於て田地は五ヶ年総入高五︑三六二圓なるに山地は一︑三九六圓に達せず結局利釜に於て田地は一〇〇四圓なる

に封し山地は四七〇圓なるを見るべし◎

闘﹃荷

娩 題

 青果房の切出しは夏期に産するもの程未熟品を切出し得べく︑七︑八分熱のものを撰み︑冬期に於ては八︑九

分熟のものを撰ぶ︒果皮の稜角︑鋭鈍︑肥大の程度︑緑色の程度等により鑑定せらる︒果蜜は各果段毎に裁断

し或は全癒を籠に入れて移輸出槍査所に搬入せらる︒全房の果段数は栽培地及び肥料の程度によりて差あり︒

亭均九段乃至十段あり︑山地産のものは肥培不足のため果段数少く五段乃至九段にして︑水田又は畑地産の竜

のは肥培宜しきを以て九段乃至十二段に及ぶ︒甘蕉の花序全部を切取れるものを全房壽◎富ζ辱§︒騨と宣し︑

全房を段切りにせるものを房鵡き・滋●と稻す︒内地に輸逡せらる玉ものは通常房にして全書は極めて少籔なり︒

本邦に裁て全房の比較的當業者に獄賭せられざるは︑診れが輸営外麺麻に其設備の不完全によるものなるべ

く︑即ち豪中組合よゆ全房として出荷せるもの一蟷見るなく︑高雄組合より昭和四年度出荷せられたる全房三︑

     甘蕉に關する調査研究      三二一

(12)

      三ニニ

七九五籠にして同年の房の発出七四三︑五六一に封比するときは少量なりと云ふを得べし︒ 是を点燈全島出荷

轍量︑房として一︑七一五︑七五六籠に署し︑全房は三︑七九五籠の少数に馨る︒ 北房は輸逡申の荷腐敗少く特

に雷門少く鍮逡技術よりするときは理想的のものなれども︑運賃由緒に當塾︑小萱に困難なるを以て︑輩に店

頭の飾り甘蕉宣傳用として小費店に用ぴらる箋ものなり︒

 英米國に於ては甘蕉の荷造輸逡は全部︑全房によりて行はる製ものなの︒継れ英米に供給する骨蕉は甘蕉專

用の蓮魚船によるものにして︑冷厳の装置あり︑船内を常に亭均せる温度に保ち完全なる通風装置により︑航

海中は常に同一の温度に保つ︑船積の場合は等級別に各船総に積込まる︒甘蕉の房は木製の棒にて作られたる

仕切中に列叉は暦を爲して果柄の末端を下とし積込まる︒

 蔓灘に於ける全房の荷造は略十二角形の條板箱を用ふ︒長さ五尺底面縦横各一尺︑全量七五斤乃至八○斤風

袋十斤にして全房二個を牧逸するに過ぎす︒且つ軸として切除くべき部分多きを以て正味六五斤乃至七〇藩中

房として費亡し得る部分少く︑其無賃の如きも漢州より小樽迄三軸一二を要するに普通荷造は二圓七一なるを

以て結局割高に翻るべし︒蓋し鼠壁は輸途申無骨を生ぜざるを以て︑憧れを六月以降の夏期荷造とすること反

て利釜あるべしと信ず︒何となれば普通籠造りの此期節よりの鷹敗損傷による損害甚しく︑むしろ計算上高贋

に盛るにあらざるやを思はしむるを以てなけ︒甘蕉の荷造は一般にはこれを生産者の搬入荷造りと槍査所の移

輸出荷逡の二類となる︒搬入荷造は普通竹製籠の大形なるものを用ふるものにして︑通常一〇〇斤入とし︑段切

(13)

せる骨蕉を牧記して各生産地より検査所迄の荷造に充つ︒蓋し心房にて搬入するものは平年に一軸宛を牧蓋し

て搬入す︒

 普通骨蕉⁝の移輸出荷造

 1 荷造材料  所謂甘蕉籠は藁灘産の荊竹を原料とす︒荊竹は獲芽後五ケ年以上を維過したるものを適欝

とせり︒籠の寸法は︑高さ一尺六寸︑口経一尺六寸︑底経一尺五寸︑容績四才にして︑重量平均六〇〇匁︑籠

の構造は母骨巾一寸五分︑厚さ二分以上︑力竹は巾二寸︑厚さ二分以上︑母骨の先端と測高の上縁は畢行せし

め︑十六番亜鉛線二本にて緊縛す︒童画は経一尺八寸とし︑力竹の巾五分︑厚さ二分のものを用ふ︒編竹は巾

七分置ものを六本編とし︑長さ二寸弁蓋分厚さ二分の心骨三本を交叉して製す︒容器の幽玄は以上の仕檬にて

一籠亭均三五鏡を要す◎

 2 堀充法  籠の底及び内側鼻骨に竹の皮を張り︑之れに段切せる骨面の房を軸を下にし寝端を上向にし

て三段に詰込む︒各藩毎に竹皮を敷き最後に竹皮を置き蓋を施す︒一籠の環藍鼠激は房の大小によるは勿論に

して︑特等晶は十八房︑一︑二等品は二十四乃至二十八房三等晶は三十三房牧湿せらる︒荷造の仕上れる全重

量は十二貫六百匁を標準とせらる蕊を以て︑富盛ぼ七十五斤なり︒此の果段の翼充作業は最も注意を要するも

のにして︑粗に過るも密に過るも喩逡申継痛を生するを以て︑移輸出荷造は検査所所屡の專問なる熱練荷造夫

によりて行はる玉愚のとす︒

    甘蕉に晒する調査研究       三二三

(14)

      三二四

 3 填充材料  境充材料は竹の皮︑背蕉葉︑叉は古薪聞紙等にして︑竹の皮は籠の内側の周團に充て籠摺

れを防ぎ︑古新聞紙は冬期間の凍傷を防ぐに臓ふ︒術地方卸商店よ砂地方小心商店への荷造にも骨蕉の各房は

新聞紙にて包まる︒ 一籠の充坂材料竹皮慾望一八九匁にして二六鏡五厘を要す︒

 4 包装材料  包装は填充絡るとき蓋を施し︑蓋は籐の四つ割にて緊縛し︑藁縄を以て二筋廻し樽掛二重

に結束す︒包装材料は割籐一本亭均一鏡一厘︑一本の長さ九尺にして一籠に一本を使用するものとす︒藁縄一

本導均一銭二厘一本の長さ二丈五尺一籠に二本を使用す︒

 5 商標刷込  亜鉛板にて各紐通章及び出荷組合検査所記號︑仕向地記號︑等級等を摺込む︑刷込賃一籠

當八厘を要す︑以上の荷造様式にて荷造一層當︑四十五鍵九厘を要すべし︒

四︑輸

 骨蕉は青果にして︑特に腐敗し易すきものなるを以て︑其荷造に次で︑是が輸逡は最も重要なる關係を有す

るものな夢︒量産をして商品として債値あらしめんためには︑是れが取扱方に就て不断の注意を梯ふことが絶

封に必要にして︑甘蕉取扱の要諦は未熱の時に於て是をなすに在り︒從て骨壷は未熟の歌態に企て問屋の手に

渡るを要す︒故に此の目的を蓬するが爲めには輸心機關の性質︑設備管理法︑輸塗経過時短の短縮︑申糠作業

の敏速︑輸血運賃の低廉等何れも甘辛の品質債格に影響するところ重大な妙︒墓誌の甘蕉事業が今日の盛況を

(15)

來すに至りしは︑其天悪の大栽培の容易なるに依る所大なれども︑而も斯業に關係せる仲買人の熱烈なる活躍

奮闘の結果にして︑大正三年憂灘果物輸出伸言忌組合組織せられ︑同業組合の附属機關として︑墓薄青果物移

出同業輸逡紐合を設立す︒斯くて幾多の波瀾紛叫を経て大正十一年豪果利用組合組織せられ︑豪灘果暴露逡合

資會祉の輸塗業務一切を誓言し︑輸僧上の改善大に學れり︒次で窯場内地に於ける青果陸揚荷役は︑郵船會杜

及び大阪商船愚書專薦の同漕店重れを行ぴたるを︑豪果利用組合は全部合資直傭上組及び富島組に取扱はしめ

輸邊統一上多年の懸案を解決せり︒次で同年十二月墓灘青果株式會肚創立せられ︑全島の各同業組合骨蕉販費

一切を委托せられ︑大正十五年六月伸買同業者より成る毫果利用組合は其事業の一切を毫灘青果株式會就に譲

り解散しv次で共#蕉の輸邊事務の一切は壷灘青果同業組合聯合會に移管せられて今欝に及べり︒即ち毫灘青

果の叢叢は實に伸買人の熱烈なる努力の結果にして︑蔓灘茸蕉の磁器史は要するに器量輸逡組織の憂遽史なる

かの観ある所以なり︒

 1 骨蕉輸逡系統

 甘蕉の蕃書は︑生産地よめ各地槍査所迄の搬出は生産者に於て捲訂し︒槍査所よ参鐵道本線貨車積込迄は同

業組合に於て是を憺當し︒島内汽車輸逡︑及び基隆高雄港船積より︑内地各荷受組合羅場迄は青果同業組合聯

合會是に當る︒

 各州に於ける甘蕉槍肝所は市街庄の附近或は山闇の交通最も便利なる位置を占め︑直接縦貫鐵道と接慰する

     甘蕉に吊する調査研究      三二五

(16)

       三二六

所あれども︑多くはト鷲軌道︑輕便書道︑私設鐡道により本線に蓮溶す︒斯くて本線より輸移出港高雄或は基

隆へ総ての†蕉は積込まれ露塵にて船積す︒但し位置の關係上︑墓爾州︑高雄州の†蕉は高雄に搬出せられ︑

聖意州のものは基隆に移入せらる蕊を常とすれども︑配船の關係上墓南高雄のものと難も︑基隆積禺をなすも

の少からず︒藁中州産のものと難も︑鷹揚を申心として吉林以南は高雄へ︑︵此人一〇八哩︶事解以北のものは

基隆︵員林基隆同一四一哩︶に逡らる◎

   ↑     .︒︽

(二) (一

1.置」7.6.5。4.3.2.1.基

気 隆  駈 院   航 榊戸縄由 門鴇経由 下關経由 仁想纏由

圃畠弱肇甘 軍 詳ノ 政掛 駐

直   航

雄  積 直   航

淋戸経由 淋戸︑大阪︑京都︑東京︑穰濃︑函館︑小樽 名古醗︑大阪︑爾館︑小韓 榊戸︑大阪︑名古屋︑函館︑小樽︑長塒 釜山︑京城︑仁鍔︑安東 京城︑學震︑大漣 上海 鷹門︑仙頭︑大蓮 淋戸︑大阪︑京都︑橿瀬︑東京︑函館︑小樽︑墓隆寄港︑︵榊戸︑大阪︑京都︑ 小樽︶

大阪︑京都︑金澤︑名古屋︑横濃︑東京︑函館︑小樽 織濃︑東京︑函館︑

(17)

   歌 門罰経由  瀞戸︑大阪︑京都︑名古屋︑橿演︑東京︑函館︑小樽︑長聴

   4︒蔵 航大蓮︑釜山︑仁川︑上海︑鵬殉︑天津

 配船は基隆聯戸間毎月十二同︑基隆名古屋間六同︑高雄横濱附十二同︑高雄大阪聞八同︑高雄釜山聞二同に

して︑基隆置戸聞は一萬年号六艘を以てこれに搾り︑門司羅馬函館︑小樽に選るもの毎月九同にして︑高雄︑

基隆︑門司闇は近海郵船︑大阪商船︑門司︑函館︑小樽聞は近海郵船︑北塗壁汽船所属船舶是に當れり︒所要

時聞は基隆︑門司間は七三八哩にして五二時間︑基隆︑紳戸間は九三〇哩にして七一時聞なり︒小樽︑函館は

門司経由=二八i︷四七哩にして一ニニ時閥一一四三時聞︒是に門司停船四時聞︑函館停船五時間を加ふると

きは︑小樽迄に要する時聞は一五二時聞なり︒是に志して紳戸経由鐵壁土逡によるときは基隆︑門司闇七一時

闘︑陸路五八時聞乃至八○時閥を要するを以て︑函館は一四〇時間小樽は一六二時聞を要すべし︒然るに最近

超特急貨物列車の編成により︑紳戸小樽闇を五六時間にて突破せるにより︑二十四時間を短縮し=二八時聞に

て到藩するに至れ夢︒結局此線によるときは門司経由航路によるよりも十四時聞を短縮し得べし︒是を要する

に骨蕉⁝の輸逡は時間の短縮と共に︑輪逡管理の完全にあ彰ば︑船車爾便の輸逡管理の比較は更に將來の研究に

待つ虚大なる懲のあるべし︒墓灘内地聞の汽船積は各愛惜には仕切を作り繋累寵の動犠を防ぎベンチレターウ

ントセール︑扇風機等︑船鎗各部に施され︑通風に極力注意せらる三等︑近年斯業露悪者は膏蕉青果の輸逡管

理に改善を加へたれば︑往年の如き腐敗を見ること少けれど竜︑嘉灘航路の航海は暴風雨多く︑誉めに船鎗を

     鴛蕉に瀾する調査研究      三二七

(18)

      三二入

密閉し添寝延着のため品傷み少から・ず︒基隆︑函館︑小樽聞の直航は︑通常盛灘米︑或は食盤の積載船便によ

るものにして︑毎航海二〇〇〇籠を入荷するものにして︑門司経由によるものより︑積替作業なきを以て成績

良好なり︒聯戸種畜長道喩逡は通風車積成績良しく︑冷藏車留は氷の積替等適當ならぎる爲めに︑未だ成績良

しからす︒以上輸逡赫赫時闊は基隆基黙の計算なれば是匠検査所より貨車積まで島内婦道輸邊︑本船積込時間

等を加算するときは︑小樽着所要時間次の如し︒

槍査所ぶり貨車積まで︑

鐡 溢 輸 逡

本 船 積 込

基隆門罵間本離輸逡

残.隆紳戸間本船輸三

門鞘停船積込

榊 戸 停 藻

函 館 停 艦

榊戸汽車縫込

門司小樽間航路

淋芦小総間餓︑溢

  計   欝閣  五

四ニ

 ニ七

五二  四

 鷺 九一

一ご一六・  四ニ  ニ七

七一  七

  一  七

 入〇 二三九 噂關

(19)

2 輸途機關

 血忌の輸逡機關は鐡道︑及び船舶を主膿とし︑是に生産地より槍査所迄は各自澹癒するか︑牛車︑或はト認

軌道︑輕便鐡道によるもの︑荷受組合荷捌所よ砂各自店舗に引込むには馬車︑牛車︑自動車によれり︒

①鐡    道

 産地豪灘島内に於ける鐵道心逡は︑無蓋貨車に枠を設置し輸蔵せらる曳ものにして︑内地主要仲露霜より潰

費地荷受触合迄の輸逡︑例へば帥戸︑大阪聞︒紳戸︑京都聞︒榊戸︑名古屋間︒紳戸︑金澤闇︒紳戸︑函館︑

小樽聞︒門司︑長崎聞︒及び各荷受組合所在地より各地意字市場問屋小盗継母の愁眉︑例へば横濱︑東京︑仙

豪聞︒門司︑鹿児島聞︒小樽︑旭川︑幣廣︑釧路聞︒等への輸逡は内地鐵道貨車輸 送によるものにして貸切扱

とし︑普通貨車︵ワ︶八八車︒十風車︵ワム︶十三噸車︑十五噸車︒通風車︵ツ︶十八︒冷藏車︵レ︶金事等

にして︑輸逡の成績は通風車最も良好にして冷藏車は長距離に渡り途中氷の補給困難なる場合に於て成績不良

なれども帥戸︑仙嘉聞は相當の成績を離げたり︒

 積載量は一噸當一八籠積込を標準とし︑十噸車一八○籠を積込み得べく︑二〇〇〇籠以内の一同再製には十

噸車十輌内外にて充分なるべく︑十輔以上三十輔迄は骨蕉のみ積込み直通扱ぴとし︑十輔に満たざるときは︑

他の貨車と混合蓮池輪塗す︒最近榊戸︑小樽︑函館聞に超特急貨物列車の蓮韓あり︒從來︑紳戸︑小樽聞八○

時聞を要したるものを五六時闘にて突破せり︒是を新式通風車にて編成し︑宰領者を乗組しめ夜聞は貨車の扉

     甘蕉に關する調査研究       ︑   三二九

(20)

三三〇

を閉ち書は開放せり︒共結果成績良好なりし︒

 ②船    舶

 †蕉の生産地藁遡は︑共位置の⁝關係上︑溝費地たる内地︑朝鮮︑支那等︑各荷受組合所在地聞の輸塗は全部

船舶によらざるべからす︒而して産地金事は基隆及び高雄を基職とし︑基隆︑棘戸線︒︵紳戸︑大阪︑名古屋︶

高雄︑横没線︒︵高雄︑基隆︑横濱︑芝浦︶高雄︑大阪線︒高雄︑北海道線︵高雄︑函館︑小樽︶高雄︑天津︑

大蓮線︒豪遡︑朝鮮︑大蓮線︒等の航路を有し︑近海郵船會就︑大阪商船會就︑北日本汽船會勉等是に練り︑

尤申大阪商船主力を占む︒

 配船は基隆︑門司︑紳戸闘に一萬噸級のもの六艘︑高雄︑淋戸︑大阪及び高雄︑横濱︑東京間は三〇〇〇噸

乃至四三〇〇噸級のもの︑高雄︑東京聞︑大阪商船九艘︑近海郵船四艘︑高雄︑紳戸︑大阪聞三〇〇〇噸級の

もの九艘を配船し︑一回の積取り︑昭和六年五月の出盛期に於て︑大阪商船︑       積取 蓮カ 所要時間    恒 春 丸霞︑ご主噸︶  ズ︑穴九八籠    三︑七七    さ九

   入  雲  丸 ︵蹉︑充八噸︶   蕊︑鉱四〇籠     九︑一毛      天業

   宵聞    知    丸  ︵謡︑九δ噸︶        κハ︑七一一帰館㈹         一〇︑一山ハ       一一二二

   どうばあ丸︵蕊︑充八噸︶  読︑蚤釜籠   一〇︑七三    ごコ

 共他︑高雄丸︑明石丸︑桃園丸︑朝鮮丸︑聖光丸︑何れも三〇〇〇噸級の船にして︑五月申︑五航海乃至十

四航海せり︒

(21)

 近海郵船は同様高雄︑東京聞に於て同月闘.︑       潮面 叡慮 所要時間    富  浦  丸 ︵蕊︑八豪噸︶   δ︑九〇露籠     ご︑九八     ご罵

   門  覇  丸 ︵蕊︑七識七噸︶   穴︑六翌籠     ご︑五セ     菌鑑・

   大 阪 丸︵蕊︑七臨○噸︶  一七︑践〇二巴   コ︑鵬鴻   一四誠

 高雄︑榊戸︑大阪線は三〇〇〇一四〇〇〇地主船舶八艘を配し︑一航海八○○○籠乃至一二︑○○○総を積

込み︑岐阜丸︑夕顔丸︑申華丸︑華南丸︑日本丸綿を配船す︒ ③輸逡管 理

 輸逡管理の要諦は︑共如何なる輸塗機關に依るとしても︑甘蕉をして︑生色ある活商品として嫡母地問屋の

潜入迄保持せしむるにあり︒此の目的を達するためには船舶船鎗内に於ける場合と︑馬道荷車内に於ける場合

とを問はす︑最も軍民なるは温度の調節なり︒室温は撒氏三〇度以上︵華氏八五度︶に蓮せしむることは危瞼

なり︒是此輝度以上は追熱温度にして︑甘蕉青果中華素の獲生を來たさしめ︑澱粉を膨脹し糊精の歌心に攣化

するを以てなり︒到着青果が︑室署する以前に所謂青ブクの態態を呈するもの︑其原因こ製に存するものにし

て︑澱粉の膨脹︑糊精化が︑主要原因をなすものなり︒此の意味に於て︑船舶鹸⁝内︑機織荷車内に於て概氏三

〇度以下︑十度以上︵華氏五〇1八五︶に保たしむるを以て適良となすべし︒華氏十度︑︵華氏五〇度︶以下に

降下せしむるときは︑所謂風引歌態︑エーア・フリーリング︑に鴎らしむべし︒蓋し︑風引は背斜果實の生活

状態を鍵化し︑澱粉の硬化︑維管束申蚤白質︑含蚤白脂肪球等の量質を來たさしめ︑甘蕉果實を硬化し︑乳管

     甘蕉に間する調査研究      三三旧

(22)

      三三二

の赤化を來たさしむ︒爲めに︑瓦斯追贈を困離ならしむるものなり︒然れど竜風引は︑新聞紙十五枚以上にて

包装し︑是は莚包とするときは絶封に豫濁するを得べく︑門司︑函館︑小樽間の航路に於て︑三︑四︑五月の

楡逡に於て是れを難行し成績良好なり︒甘蕉の出鼻管理に就て︑其輸逡の責任にある︑藍溝青果同業組合聯合

會は︑青果の輸逡管理に就ては︑最も苦心するところにして︑近時其完成に努力せり︒從て常に各輸邊機關と

聯絡を保ち︑輪逡試験を屡々計書し︑最近︑昭和六年八月十五日基隆出帆︑朝H丸積込の骨蕉申︑三〇〇籠に

塗し︑ドライ・アイス︑使用試瞼を行ひたる如き共著しきものなり︒ドライ・アイスは低下保持と︑炭酸瓦斯

を獲生する性質上︑甘蕉輸逡の目的に適當なるべしとの信念の許に計叢せられたるものなるべし︒其方法︑基

隆︑紳戸閥船舶はアイス・チャンバー使用︑ドライ・アイス装入︑融戸︑小樽聞は鐵道︑八七七︑特急荷物列

車にて︑冷藏車にドライ・アイス装入︑試験の目的は︑

 1 耐久試験 Gり着荷當獄の普通鍮逡品との生氣の歌態比較︒②色付商品として︑普通輸熊鷹との比較︒

 2 反鷹試験 ω色付に關する影響︒②商品とし普通輸逡品との味畳の比較︒

 3 経濟試験

 4 ドライ︒アイス試験と︑濫度の調節︑並に取扱方法○

 以上の目的を以て輸解せられたる野面は︑八月二十一日小樽騨到藩︑荷却の結果︑荷車内温度︑黒氏三〇度

︵華氏九〇度︶以上にして︑ドライ・アイス使用の主目的︑低濫輸逡を裏切たる感あり︒鐵道輸逡途中荷車内

(23)

温度も︑荷車内に装置せる自記寒暖計が荷車の動揺のため︑自記針の振動にて記録を逡さす︑途申車内濫度の

攣化を知る能はざりしは頗る遺憾にして︑自記塞暖計振動防止装置の用意を欲ける結果な夢︒從て試験の重要

目的たる第四項︑ドライ・アイス使用と濫度の調節に就てY何等の得るところなく︑此の試験輸邊の失敗の原

因が何れにあるかを漸すること能はざるは邊憾とするところなり︒着荷状態の結果を示せば︑

 一︑輸逡の方法

 ① 船幕内ぱアイス・チャンバー使用︑撮氏二五度︑船出申︑ドライ・アイス使用のものと︑軍に通風排氣

  のみにに依るものとあり︒

 ② 鐡道︑思想車三輔︑通風車一輔︑中冷藏平信輔は︑三〇〇K︑のドライ・アイス使用のもの一輌︑︵十噸

  車︶一一九籠積込︒同上に︑二〇〇K使用のもの︑二輌に一三一寵︑及び一三六籠積込︒通風車は=一九

  籠積一輔なり︒到藩の結果は三〇〇K使用のもの三〇K淺存︑二〇〇K使用のもの二二K淺訂せり︒

二︑到着結果

  1 船舶︑鐡道共に通風

 結果は良静にして︑果皮の色稽退消せるもの︑軸腐等ありたれども︑既して果肉の硬度良く︑乳汁︑脂肪球︑

輩寧等多量にして︑成績最も良し︒

 澱粉は︑長維○・〇一八一○・〇四粍︑短経○・○〇四八10・〇一六粍にして甚しく膨脹せす︒追熱の結果は

     甘蕉に關する調査研究      三三三

(24)

三三四

最も良好にして風味良く︑色︑鮮黄なり︒

  2 船舶︑鐡道共に三〇〇Kドライ・アイス使用

 果皮の色良好︑果肉堅く︑外果皮分離せす︑軸腐黄化異なし︑脂肪球多少淺存すれども攣型せり︒澱粉は長

経○・○=二iO・〇三番︑短維○・○○八一○・〇一八粍にして成績梢良好︑邉熱の結果は風味良しからす︑色

亦鮮黄とならす︒

  3 船舶︑三〇〇K15ライ︒アイス使用︑⁝鐡道通風

 果皮の色良ぐ︑軸腐なし︑果肉の硬度稽良好三割の軟化あウ︒乳汁︑軍寧︑脂肪球減少︑果肉青照し︒外果

皮は︑果肉よ砂分離するに至ら・ず︒澱粉は︑糸経○・〇一六iO・〇五一粍︑短経○・○○八一○・〇四八粍にし

て︑膨脹甚しぐ果肉軟化三割の原因なり︒

 追熱の結果は一籠は縮良好なりしも︑一籠は不良なり︒

  4 船舶通風︑鐡道ドライ・アイスニ○OK使用

 果皮の色は︑納良好なれども︑外果皮は果肉よ夢分離し︑果肉軟化︑軍寧︑乳汁︑脂肪球︑少くして果肉骨

味ありて既に食ふに足る︒軸腐︑黄熱は無けれども︑澱粉は膨大せり︒長維○︒○=バー○︒〇三三粍窓蓋○・

○〇九10・○二九粍︑追熟の結果︑不良にして軟化し色鮮黄ならす︒

  5 船舶︑鐡道︑共に二〇〇Kドライ・アイス使用

(25)

 果皮の色良好なれども︑外皮は果肉より容易に分離し︑果肉軟化して所謂︑青ブクの歌態となり︒軍寧︑乳

汗︑脂肪球を失ひ︑既に果肉骨く︑食ふに適し︑澱粉は膨脹して︑アミロ︒デキストリン歌態に憂化し成績最

も不良なり︒澱粉の長経○・〇一八一○・〇四三︑短経○・〇一三一○︒〇四粍︑追入の結果︑最も不良にして軟

化甚しく︑黒斑を生ぜり◎

  6 鎌入炭酸瓦斯封入

 硬度最も高けれども︑果皮は色僻して生色なし︒箪寧︑乳汗︑脂肪球は多く残存し︑果皮は分離せず︑脂肪

球は︑稻攣型せり︒澱粉は良好に保たれ︑長経○・〇二二一○・−〇四粍︑短維○・○〇九iO・〇一六粍︑追熟の

結果は︑不良にして病菌獲生果皮腐敗せり︒

 以上の成績に依て是を総覧するにドライ・アイス使用は軸腐を生ぜざると︑果皮の青緑色を保持する黙に特

徴を有す︒重て着荷後︑魔魅︑銘記及び軸切に時間を要せす︑晶揃の黙に於て成績良好なり︒蓋し果皮の色は

鮮緑に保たれざるを遺憾とす︒是蓋し葉繰素の攣質を棄すに依るべく︑重めに色付の結果鮮黄色を呈せす︑普

通の通風輸途に比較して商品贋値を減す︒

 澱粉の保持状態は︑一般にドライ・アイス使用のもの不良にして︑膨脹を上す傾向を示せり︒是畏らくはド

ライ・アイス使用の影響よりも︑むしろ︑書下経過申濫度の上昇に原因すと見るべきを以て︑更に試験輸逡の

結果に比較せざれば風定すること困難なり︒強聴︑乳汁︑脂肪球の減少はドライ・アイス使用の共通せる現象

     甘蕉に干する調査研究      三三五

(26)

      紫ご一工ハ

にして︑此の勲追熟後の風味に影響するところ大にして︑芳香性に乏しく︑特殊の息氣を蝿へ︑色付後普通通

風晶に比較して商品債値を減するものなり◎

 輸逡管理の方法は︑出來得る限り同一歌津を保たしむる必要あるべし︒基隆︑出帆より到着騨迄に此の歌態

を攣化するは宜しからす︒即ちドライ・アイス使用は成べく新鮮なる果實に行ふを要す︒既に︑船舶にて熱度

進みたるものを︑漁戸︑小樽間街道でドライ・アイス使用の如き︑追熟の結果宜しからざる如き是なり︒童舞

に船舶にてドライ・アイス使用のものを黒道通風するが如き︑歌舞の憂化も宜しからす︒ドライ・アイス使用

量の不足は︑最も結果不良にして︑二〇〇Kの結果一般に成績は最も不良なるは是を歯すべし︒從て船舶︑鐵

軍事に三〇〇K以上のドライ・アイス使用輸逡によるか︑全線同一の輸逡機關にドライ・アイス使用するを宜

しとす︒故に基隆︑紳戸聞使用︑︵第一同試瞼︶基隆︑小樽聞使用︵船舶︶に依る方結果良好なるべし︒ドライ・

アイス使用の目的が︑低温輸逡にあるものなるに︑今同試験の結果は︑共重要なる目的を達せざる結果に図り

しことは誠に逡憾にして︑其原因の何漫にあるかは研究を要すべし︒ドライ・アイス使用量の不足によるか︑

冷藏車の構造によるか︑ドライ・アイス取扱上の零丁によるか︑今後の研究に待つべきもの大なるものありと

信ず︒要するに今同試験のドライ・アイス使用の結果は︑骨盤果實をして追画室に牧聾し︑瓦斯入加重せる︑

断熱生理第一の階段を既に経過せる恋のにして︑追熟管理上︑既に澱粉の攣化せる︑果皮の葉緑素の⁝攣質︑乳

管内乳汁︑軍糧︑脂肪球の減少等︑重大なる飲黙と見るべきものなり︒從てドライ・アイス使用のものは追熟

(27)

後︑色付鮮黄ならず︑芳香乏しく︑追熱後の持久力弱く︑重量減少等の飲黙を現すものにして︑骨蕉の商晶的

債値を低下するものなり︒故に今後是等の飲陥を除去する︑完全なる方法を考究引るにあらざれば︑良好なる

輸逡管理方法なりと噺じ難かるべし︒

五︑市

 1 市 場 系 統

 藁灘甘蕉の市場系統は︑産地検査所︑溝費地荷受組合︑溝費地雑費業者の三要素より成るものにして︑豪南

州︑高雄州︑豪予州︑三生産市場群申︑豪南州産は北海道市場に仕向けらる瓦もの殆んと皆無にして︑高雄

州︑豪中州藤のみ北海道市場に仕向けらる︒更に高雄州甘蕉は其地勢と氣候との關係上︑最盛期が春四︑五︑

六の三ケ月に限られ其北海道に入るものは四︑五の爾月にして六月以後は輸入せらるムことなし︒

 豪灘甘蕉の市場系統は頗る整然たるものにして是を示せば︑

  生産者︑産地出荷紐合︵豪灘青果同業組合︶検査所︑溝費地荷受照合︑荷受組合所屡伸買入組合︑小費商︑

  浩費者︒     ︐

 ① 生産者出荷組合︵蔓薦青果同業組合︶

 豪湿潤蕉は當初自由型買なりしが︑大正七年伸買人を組合員とする豪灘膏果同業組合︵移出業者組合︶と封

     骨蕉に關する調査研究      三三七

(28)

      三三八

溢して生産者の紐織せる︑生産販費組合の設立を見たるも︑其経螢する果實市場は︑不慣れなると︑資金難の

爲め︑充分の成績を牧むるに至らざりしが︑是れが弊害矯正のため下市に改めたるも︑挽同ずるに至らす︑市

街庄に公設市場を設け︑腱の方法により取引の公正を期せり︒然るに︑紐合の獲農に討ひ最も密接の關係にあ

る生産奢を紐合に加入せしむるの必要を認めたるが故に︑大正十三年定款を改正して︑耕作面積を以て制限し

某地一甲以上︑山地三甲以上栽培する生産者は組合に加入せしめ︑同業組合自ら†蕉市場の経螢をなすに至れ

り︒大正十三年産地に藁灘青果株式會祉の設立せらる蕊や︑内地主要都市に從來の問屋を以て黒字青果荷受組

合を紐織ぜしめ︑卸萱市場を経溢せしめ︑羅萱の方法により取引を行ふに至れり︒其結果産地仲買機關は不必

要となりしを以て︑是を組合より脱退せしめ︑厳に組合は純然たる生産業者の組織するところとなり︑共議二

萬五百を数へ︑組合は組合員たる生産者の委托を受け︑生産品の共同出荷︑共通計算の方法により精算取引を

行ふに至れり︒蝕に於て産地は從來の耀市を吝し︑定款を攣更の上検査所制度とせり︒大正十四年︑藁中︑野

南︑高雄三︑青果伺業物合は豪灘青果同業組合聯合會を組織し︑本部を夏霞に置き︑所属組合相互の聯絡を計

り統一機關とせレ︒是れより襲に豪灘青果の輸逡は藁灘青果株式會枇の経冠するところなりしも︑昭和三年甘

蕉の輸逡は生慶者の團騰自ら是に當為を合理的なりとの理由を認められ︑青果組合聯合會は甘蕉の輸逡を其管

掌事業として藁灘青果無量より織挿し︑槍難所搬出より蜜蝋本線貨車積込迄は同業紐合︒島杓輸逡より基隆︑

高雄︑爾港積込︑内地各荷受組合羅市場迄は︑聯合會是に漁ること棄し︑輸逡の改善続一を圖る乏共に販路の

(29)

櫃張を計るに至れり︒

         働 毫中州冑果同業組合︒霧峰︑石岡︑員林︑田申︑二水︑導出︑南投︑草亀︑集々︑永醗︑瀧頭︑束努︑

      三原︒大坑︑頭沐㎝坑︑萬鯉山ハ︑二一姓︑由・寮︑鼎罷眼林︑二軸凹︑繍鰹里︑卓蘭⁝   嚢濁青 果

二業

J合 X合

h鑓籠 醗第ぺ欝笙.漁港屏果面責暴興一潮海萬鞭

 ②市    場

  ① 藁灘青果株式會就

 明治三十六年初めて†蕉の内地藤下出を試みてより︑ゴ内地各地に出て其取引を希望するもの導出し︑産地に

於ける移出業者四百名を超へ︑内地指定問屋数亦三百名の多きを激ふるに至れり︒其取引方法は青果同業組合

の公認する内地指定問屋に饗し︑販費を委託する委託販費と︒内地指定問屋よ珍註文を受け産地に於て買付を

なす買付の二種あり︒内地各問屋は袖手費買の方法により︑雨量の公表を遜け︑或は取引債格を談合して︑産

地委託主の利釜を殺ぎ︑代金の同門を直島叉は不能に罷るもの紗からす︒個入聞の委託販費は梢もすれば公正

を驚く惧ある等︑取引上の弊害甚しかりしかば︑此の不正取引を改善するの目的を以て︑下薬青果株式會就成

立せり︒即ち産地移輸出業者により共同販費論叢を設け︑内地主要都市に於て鞭市を開始せんとの議熟し︑内

褻當局の斡旋の下に内地問屋側︑及び主務省と折衝を重ねたるに︑内地六大都市は申央市場法に基き中央卸費

     甘藍に關すろ調査研究      三三九

(30)

      三四〇

市場の捌該を見んとしつ蕊ありし際とて︑産地の出荷團艦が六大都市に羅市場を開設するは︑其地方に於ける

臨、 カ問屋の催業椹を奪ふものとして此の計叢を喜ばす︑且つ六大都市卸費市場内に於て市場行爲を行ふことに

就て︑時の農商務省亦掌れを許さす︒幾多の曲折を維て︑會肚は同業紐合の販無機關として統一ある代行をな

し︑内地に於て荷受組合を設立して二手統制ある耀市場を維劃すること鼠なり︑蝕に設立認可を見たり︒豪薦

青果株式短章は資本金百五十萬圓︑三萬株にして︑豪中青果同業紐合︑高雄青果同業組合︑及び藁瀧青果潤業

紐合聯合會︑共株の歯数を保有し︑各荷受組合及個人の所有にか曳る︒業務の一般は青果物の委託販費拉に仲

立︑︐青草物業者に封ずる金融︑青果物の輸逡にあのて︑内地各荷受野合所在地に各事務所を設置し︑藁蒋育果

同業綴合聯合會の委託を受け急撃市場の 羅萱を管理し︑e荷受維合と青果同業組合との⁝闘に立ちて精算取引の回

満⁝を計るにあり︒

      駆       £鴇        エが

  

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務学務帯解務 所所所所所所 下北子下大門 館陸軍蘭阪司   屋    畠忠餌 出出    皆皆張

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事:事事事事:事

務i警務務務務 所所βテ所所所

② 溝費地荷受組合

(31)

 藁溝甘蕉は腐敗攣質し易く︑銘記逡上特殊の取扱管理を要し︑溝費地に於ける荷受の正確を期することは取

引改善上最も重要なるところなり︒大正十三年音量青果會杜設立せられ︑豪灘青果の販岳樺確立せらるや︑

是に封養して︑内地側重要なる消費地に︑從來の當業者を以て荷受組合を紐織せしめ︑農商務省は峯灘青果荷

受短縮規約︑藁溝青果荷受紐合無蓋仲買入紐合規約︑並に荷受紐合置市業務規程を作製し︑是等諸規約に基き

て︑潰費地に於ける︑從來の問屋より成る︑各浩巽地の中央卸市場指定麗域内に於て二業所を有し︑藁樋青果

物に付︑産地より直接荷受を爲し︑卸壷をなすもの︑及び豪麺青果物に付伸買をなすものにして︑荷受組合に

於て共仲買人たることの同意をなしだるものにより︑豪灘青果荷受紐合︑並に豪灘青果荷受紐合所属伸買人二

合を紐織し︑欝初荷受組合は︑東京︑逼塞︑榊阪︑下上︑門司︑五ヶ所なりしが︑其後名古屋︑京都︑小樽︑

函館︑大阪を加へ最近金澤︵北陸︶長崎を加へ︑十二組合に及べり︒荷受組合は豪灘青果の委託販費を螢み︑

荷受紐合が制定せる荷受紐合難市業務規程によりて︑一疋市場を経糊し︑取手は豪灘膏強姦薩の定むるものに

して︑紐合の承認を維たるもの是に留り︒荷受組合員及び荷受爆心所鷹仲買人買方に立ち︑墨壷の方法により

取引を行ふものにして︑立會は船入の場合は荷捌決定の後︑鐸見當縁午前荷捌濟の場合は午後一時より︑立會

開始︑越し夜閣荷捌の場合は︑翌日午前立會を開始し︑陸開墾撃茎の場合は舞見は午前十一時より行ひ︑午後

ェ︑立愈開始するものとす︒腱市開始は夢合員二十名以上の蕃加を要し︑﹁上場すべき荷印の順位は抽簸により

・一

決定し︐鞭呼立は此の荷印の順位により︵實状は上組蓮逡膏果明細書の順位に図懸會に供する聴講は︑同一祷

     貫蕉に騙する調査研究      三四︑一

(32)

      三四二

印に撫する︑影響級のもの五十籠以上を一口とし五十籠に充さるものは是れを一口とす︒見本は一口毎に買人

をして崇信︑詮方一個を抜出せしむ︒駅手は町議會に付荷印︑等級︑激量を呼上げたる後︑呼出値を唱へて羅

禽を開始し︑買手の申込偵格を膣手に於て︑三岡呼上げたるとき共申込便格を羅落磐格と決定す︒壷買成立し

たるときは羅落人は遅滞なく買受物晶を引取るものとす︒受渡しは羅萱傳票により︑羅費叢濃は三通を作成

し︑各産地︑荷印︑個数︑軍偵︑買受人︑を記入せる一通は仲買人︵白︶一通は會誰︵黄︶一通は荷受組合︵赤︶

に保管す︒別に荷渡偉票を作成し︑買受人代理者に交付するを以て︑右代理人は︑墓灘青果同業組合聯合會の

名義代理人たる蓮塗店︑上界合資會枇︵本店瀞戸︶の出張所に就て︑鐡道導は停車場上屋に於て引受け︑船入

の場合は荷受紐合荷捌所に於て引取り︑各自店舗に引込むものとす︒

 買受入は買受→蕉の代金を†蕉引受と同時に寒生ふを要すれども︑保黙認を前納するを以て︑次の市場の前

臼迄に支佛を猫豫することあるにより︑普通は立會開始一時盆前に支彿を了し︑精算濟のマークを受領し︑然

る後次の難市場に立つことを得べし︒現在寮費青果荷受組合の所在は次の如し︒

   東京荷受勲章︑名古屋荷受組合︑横合膏果株式會砒︵描濱智慧馬市管内︶︑京都青果橡式量祉︵京都市申立市三内︶︑紳

   戸祷受縮合︑大阪荷受縫合︑札樽荷受組合︵小樽市︶︑函館荷受組合︑長崎青果椋式會愈︑北陸荷受組合︵金澤市︶

③ 各荷受組合甘蕉鞭費累計  ︵昭和五卑︶

(33)

蔓門下紳大京超し名・横東礪豊

崎司閥戸阪三陸屋 三軍∵館樽

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今内地各荷受紐合と各地方への勢力三三を示せば︑

① 九州地方・主として門司︑下關の勢力なり︒長崎は地元の外薦岡︑熊本に及ぶのみ︒

② 四國地方 淋戸︑・下關の勢力︑僅に門司より愛媛︒

   曽爾に醐する調査研究       三四三

(34)

      三四四

㈹ 近  畿 主として帥戸の勢力︒名古屋︵滋賀︑三重︶京都︵兵庫︑滋賀︑三重︶大阪︵三重︑奈良︑

  和歌山︶

④ 中部地方 主として早戸の勢力︒−共他︑東京︑横這︑名古屋より各響胴︒京都︵王子︑富山︶北陸︑︵薪

  潟︑富山︑石川︶

⑲ 關東地方 横濱の勢力大なり︒東京︵千葉︑茨木︑栃木︑群馬︶神戸︵紳奈川︶

㈹ 奥鷲地方 東京の勢力大なり︒横肥︵鵬島︑山形︑宮城︑秋田︶

是を北海道に於ける︑札樽及び函館爾荷受地合の勢力習習を比較するに︑

       ︒嚢一魍

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(35)

甘蕉に干する調査研究 毛 ⊥一江差 毛

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(36)

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(37)

︑是に依て見るに函樽爾荷受組合の北海全部に罰する商勢力範團は大器に於て他の商品勢力と牛行ずる愚のに

して︑函館は共陸運系に於ては函館︑黒松内聞に限らる曳如しと難も︑其稚内本線に於て深く札樽の勢力範園

に食入り︑海運系に於ては︑太平洋澹舷門蘭︑釧路︑野面︑網走︑野付牛に勢を得︑天花︑宗谷沿岸は僅に浸

蝕す︒札樽は中部石狩川織工に勢力を占め︑樺太に於て特殊の優越椹を見る︒今産地槍鮪節と潰費地荷受組合

及小費商との關係を系統的に示せば︑

   慶地餓祷維合︵検査所︶     酒費地  溶費地小費商        荷受組合    回申系       紳買入

東灘︑瞥原︑牽中︑大坑︑霧峰︑萬

斗山ハ︑囎閣赫糠︑ 南投︑ 曲羅眼晒林︑凸甲寮︑

長興︑内煽︑竹田︑潮州︑萬懲︑漢

辮佳冬︵+︸︶

溝費地問屋︵仲買人4

館 樽:

謄札渡函天鋼綱

日   聡

     根.走

岸li線i線線岸線i線

︵野付牛︑綱走︑斜里︑逡軽︑紋測︶

︵釧路︑箒媛︑根室︑池田︑下貼頁野︶

︵増毛︑留崩︑天才︑初山別︶

︵黒松内︑倶知安︑岩内︑潔都︶

︵八雲︑森︑輻山︑江差︑瀦島︑上磯︶

︵札幌︑江別︑岩見澤︑瀧川︑深川︑魑川︑名寄︶

︵廣尾︑大津︑浦河︑静内︑室蘭︑瞥小牧︶

甘蕉の溝費地には是を取扱ふ問屋あり︒問屋には荷受組合員の資格ある庵のと︑ ㈲

    鴛蕉に干する調査研究 輩に荷受組合所属仲買人な

   三四七

(38)

       三四入

るものとあり︒前者は緑豆直接産地聞屋と取引せるものにして︑︑荷受組合設立當時是に加盟したるものにし

て︑豪儀青果の荷受團艘をなす特樺を有するものなり︒即ち青果株︐遺墨肚の下意として販費の仲立をなすもの

なるが故に︑買方としては共下に荷受組合所鳩仲買入紺直なるものありて︑荷受團罷たる荷受組合員たる立干

を有する問屋と共資純なき箪純なる仲買人なる周屋あり︒而して是等問屋は何れも各種青果︵林檎︑梨︑柿︑

桃︑葡萄︶を取扱ふものにして︑藁溝隠果︵茸蕉︑鳳梨︑木瓜︶専門の問屋も亦小数存在せり︒問屋は地元卸

費と地方学費を鍵ぬるを通例とすれども︑函館の巴印函館バナ・禺荷鴬合の如く地元歌謡をなさホ・︑專ら色付晶

の地方郵費を玉総とするものあり︒實際に於て大都市の中心に所在する問屋は別として︑地方荷受紐合所属伸

賢入紐合員たる問屋は︑例へば札樽荷受組合中主要の部分を占むる小樽市の青果問屋等にあ砂ては︑取扱ふ約

九萬籠の汁蕉の中地元浩費︑となるものは其約一割にして︑大部分は地方︑山方面或は濱方面に卸費せらる箋も

のなり︒地方小商業者は嚢値にて註寸書を逡ゆ︑現金取引を以て買付くるものにして︑相場は十二貫建と規約

すれども通常十貫建︑百匁何銭︑を標準とす︒窒出しせる色付甘蕉を地方趨り荷造を施して夏道便叉は船便にて

魔羅す︒無道便は廿蕉総入正昧五コ入各房を新聞紙に包み荷造す︒籠代︑新聞紙︑荷造費として別に一塩當り

三十鍵を巾噴く︑般便即ち甘々のは箱入にて一箱愚昧五貫匁入墨も色付甘蕉で黒房新聞紙に包み地界は鉋屑に

て諮合せ荷造す︒荷浩箱代五十銭を要す︒問屋の取引は常に現金なれども︑時に永年の取引關係あるものに封

して販費政策上掛取61をなすものあり︒総て小脳店の信用釈態を常に覗察する必要あり︒委託販萱は地方信用

参照

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八〇.

〔追記〕  校正の段階で、山﨑俊恵「刑事訴訟法判例研究」

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