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第32回 東京医科大学内分泌代謝研究会

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Academic year: 2021

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東医大誌 52(4):499〜500,1994 一 499 一

第32回

東京医科大学内分泌代謝研究会

当番教室

時平成5年12月7日(火)

  午後5:00〜

場東京医科大学病院   本館6F第1会議室   内科学教室第三講座

  1, フーリエ変換赤外分光光度計(FTIRS)を 用いた動脈壁脂質沈着の解析

(内科学第三)西村晴美,佐藤潤一,能登谷洋子,金沢真雄,

伊藤久雄

(生理学第二)会沢 勝夫

 【目 的】FTIRSを用いて,高コレステロール食負荷ラビ ットの動脈壁のコレステロール(CE)の分布を,組織学的所 見と併せて検討した。さらにプロブコール(P)を投与し その効果を調べた。

 【方 法】JWラビットを対照群,1%コレステロール(Ch)

食群,1%Ch+P食出に分け各群5,10,20週にて屠殺し 大動脈弓を摘出。切片のHE染色と, FTIRSにて測定したCO 基とNH基のスペクトル値からCE量を半定量的に計算した。

 【結 果】CE量は対照群に比しCh群, Ch+P群とも各週で 有意に多かった。Ch群のCEは5から10週で有意に増加しプ ラトーに達した。Ch+P群ではCh群に比べ10,20週におい て低値であった。CEの沈着部位は両毛とも5から10週まで 内皮直下よりも内膜厚の1/2部位に多かった。

 【結 語】FTIRSによりCEの半定量的測定が可能であった。

プロブコールはCEの沈着を抑制する可能性が示唆された。

  2. 三次元構築を示す卵管上皮細胞培養系の In Vitroにおける実験モデルとしての検討

(産婦人科学)高田淳子,輿石 真,井坂恵一,高山雅臣  【目 的】卵管上皮細胞はその培養の難しさより、細胞の

生物学的詳細は明らかではない。現在までの卵管上皮細胞 の培養系の報告はほとんどが単層培養系であったため、形 態学的に生理的卵管に近いと考えられる三次元構築を示す 卵管上皮細胞培養系を使用し分泌機能の検討を行い、In vitroにおける実験モデルとしての検討をした。

【方 法】Satyaswaroopの改変法により卵管上皮細胞を分 離しMatrigel上に撒き込み三次元構築を示す卵管上皮細胞 培養系を作製した。また対照としてEHS coated multiplate に撒き込み卵管上皮細胞単層培養系を作製した。培地上清 を検体としてCA125, PGE2, PGF2α濃度をELISA法により測定 し、それぞれの分泌能を検討した。また、それぞれの培養 系とマウス妊卵の共培養を行うことになり生殖生理学的検 討をした。

【成 績】三次元構築を示す卵管上皮細胞培養系の培地上 清中CAI25濃度は、対照の単層培養系に比べ約1/2−1/8の低 値を示したが、同サンプルにおけるPGE2, PGF2α濃度はい ずれも対照に比べ2−3,5−10倍と著明に高値を示した。ま た、マウス妊卵との共培養においては三次元構築を示す卵 管上皮細胞培養系において成績が良かった。三次元構築を 示す卵管上皮細胞培養系は、今後実験モデルとしてたいへ ん興味のある実験系と思われた。

  3. プロトンポンプインヒビターのガストリン細胞 に及ぼす影響について

(内科学第四)三輪一彦,河合 隆,水村泰夫,真田 淳,

水口泰宏,二木修司,小野田一敏,井出真理,篠原 靖,

大野博之,堀部俊哉,角谷 宏,関 知之,新戸禎哲,

山田孝史,藩論光治,池田 肇,川口 実,斉藤利彦  新しい消化性潰瘍剤であるプロトンポンプインヒビター  (PPI)投与により高がストリン血症が惹起されることが問

題となっている。今回我々は,ラットにPPIの一つである Omeprazole(OPZ)を投与し胃幽門腺ガストリン(G)細胞 ならびに細胞増殖能に及ぼす影響について検討した。OPZ 投与により幽門腺G細胞数は,有意に増加していた。また,

増殖能の検討では,幽門腺増殖細胞帯の増殖率およびG細 胞自身の増殖率はいずれも有意に増加していた。

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参照

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