学位授与番号:乙3247号 氏 名:宇野耕平 学位の種類:博士(医学)
学位授与日付:平成31年3月27日
学位論文名:
AComparisonoftheBariatricProceduresthatArePerfbrmedinthe TYeatmentofSuperMorbidObesityb
(超重症肥満患者における減量手術の術式の比較)
学位論文審査委員長:教授宇都宮一典
学位論文審査委員:教授吉田清嗣教授炭山和毅
東京慈恵会医 科大学
電子署名者 : 東京慈恵 会医科大学 DN : cn=東京慈恵会医 科大学, o, ou, [email protected] , c=JP 日付 : 2019.07.06 15:47:10 +09'00'
論文要旨
氏名
宇野耕平 指導教授名 矢永勝彦主論文
AComparisonoftheBariatricProceduresthatArePerfbrmedintheneatmentof
SuperMorbidObesity(超重症肥満患者における減量手術の術式の比較)
KoheiUno,YbsukeSeki,KazunoriKasama,KotaroWakamatsu,
AkikoUmezawa,KatsuhikoYanaga,YbshnochiKurokawa ObesitySurgery、 2017;27:2537・45.
要旨
【背景・目的】
肥満は世界的に増加し、本邦でも高度肥満者は増加している。減量手術は長期的に良
好な体重減少を達成し、肥満関連疾患を改善させる。本邦では腹腔鏡下スリーブ状胃切
除術が最も多く施行されているが、BMI50kg/m2を超える超重症肥満患者では十分な減量を得られない場合がある。そこで、超重症肥満患者に適した術式を明らかにすべく、
比較研究を行った。
【方法】
2006年6月から2012年12月に四谷メディカルキューブで減量手術を施行した、連
続248名を対象とした。対象術式は、腹腔鏡下スリーブ状胄切除術(LSG)、腹腔鏡下 Roux‑en‑Y胃バイパス術(LRYGB)、腹腔鏡下スリーブバイパス術(LSG/DJB)とした。
各々の術式について、減量効果を比較検討した。
【結果】
BMI50kg/m2未満の症例ではいずれの術式でも体重減少効果に差は認められなかつ たのに対し、BMI50kg/m2以上ではバイパス術においてより良好な体重減少が得られ た。超過体重減少率50%以上を減量成功と定義すると、LSG/DJBが92.3%、LRYGB
が86.7%で減量に成功したのに対して、LSGでは52.2%と有意に低率であった。
【結論】
超重症肥満患者において、より確実な体重減少を得るためには、スリーブ状胄切除で
はなく、消化管バイパスを伴う術式が選択されるのが望ましいと考えられる。しかしな
がら、バイパス術はより高度な手術手技であるため、超重症肥満患者に対する最適な術 式は術者の手術習熟度や、患者の併存疾患と手術の合併症リスクなどを考慮して、総合 的に判断するのが望ましい。学位論文審査結果の要旨
宇野耕平氏の審査用論文のタイトルは、 「超重症肥満患者における減量手術の術 式の比較」である。
学位論文審査委員会審査委員長宇都宮一典教授、審査委員吉田清嗣教授、
炭山和毅教授の出席のもと、平成31年3月6日に公開審査会を実施した。
公開審査会では宇野耕平氏に研究概要を発表いただき、引き続き口頭試験を実
施した。宇野耕平氏は審査委員からの質問に対して、適切に回答した。
学位論文審査委員会にて審議した結果、本論文内容は学位論文として相応しい と判断した。