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明日を拓く漁業創出のための技術開発事業
平澤敬一・東馬場大・白樫真・尾上静正
1.マハタ
事業の目的
マハタを新規養殖魚種として県内魚類養殖業者へ 普及するため、人工種苗の生産技術を確立する。事業の方法
親魚養成 親魚は1994年 月と1 1995年 月に購入した 尾、10 12 2000年 月に購入した 尾、6 15 2003年 月に購入した5 12 尾、2006年 月に購入した 尾の合計 尾を使用し4 14 54 た。いずれも県内の養殖業者から購入し、当試験場 沖の5m角海面小割網生簀で養成したものである。 餌料はモイストペレット(アジ、イカ、オキアミ および配合飼料に総合ビタミン剤、大豆レシチンを 添加)を週 ~ 回飽食量給餌した。採卵前の ヶ月2 3 2 間はさらに フィードオイルを %添加した。E 0.5 親魚の体重は、1994年と1995年の購入群は5.2~ (平均 、 年購入群は ~ (平 9.6kg 7.6kg) 2000 5.9 9.4kg 均7.5kg)、2003年購入群は ~3.7 6.8kg(平均5.0kg)、 ( ) 。 2006年購入群は ~2.8 16.6kg 平均7.5kg であった 全ての親魚はピットタグで個体識別した。 人工授精 雌はカニューレで卵径がおおよそ450µm以上の卵 巣卵が採取できた個体、もしくは生殖孔の突起から 肉眼で成熟が判別できた個体、雄は腹部を圧搾して 放精した個体、を親魚に用いた。 月 日(生簀水温6 6 ℃)に、雌 尾、雄 尾の背筋部にヒト胎盤性生 19.6 9 5 殖腺刺激ホルモン(HCG)(ゴナトロピン:帝国臓 器製薬株式会社)を約500IU/kg打注した。 ホルモン打注 時間後に圧搾法、乾導法により人48 。 、 工授精した 受精卵は洗卵後メスシリンダーに移し 浮上卵のみを卵管理水槽(200Lアルテミアふ化槽) 、 。 に収容し 10~ 回転 日の換水で卵管理を行った15 / 水温は、卵を飼育水槽へ収容するまでに徐々に ℃23 まで加温した。翌日沈下卵を取り除き、浮上卵はオ キシダント海水(0.3mg/L)に浸漬した後、各飼育 水槽にバケツで収容した。得られた受精卵のうち、 採卵数が多く、浮上卵率及び正常発生率の高かった 受精卵を種苗生産に用いた。 ウイルス性神経壊死症(VNN)対策として、雌 は卵巣卵(採取できない場合は卵巣内液 、雄は精) 液を用いてRT-PCRおよびnested-PCRにより親魚の ウイルス検査を行った。この検査は独立行政法人水 産総合研究センター養殖研究所上浦栽培漁業センタ ーに依頼した。 仔稚魚飼育 飼育には45kL長方形コンクリート水槽を 面使用3 した。水槽から3mほど上に張った半透明ビニール シートで直射日光を防ぎ、蛍光灯により水面照度が ほぼ1,000Lux以上になるよう調節した。飼育水は光 触媒方式による殺菌海水を飼育水槽の中層から注入 し、換水は日齢 までは止水、それ以降は21 5%/日か ら開始し、徐々に増加させた。また、市販の淡水ク 120 cells/mL 2 200 ロレラ( 億 )を毎日、朝と昼の 回に ~300mLを100~200Lの殺菌海水に希釈し飼育水槽 へ添加した。水温は徐々に加温し ℃とした。26 通気は、水槽四隅底部に設置した長さ約1mのユ ニホースにより時計回りの水流をつけ、さらに中央 付近に配置したエアーストーンで上下混合を起こし た。飼育時は底質改善を目的に貝化石 ~5 20g/kLを 殺菌海水に溶かして、日没後に飼育水へ添加した。 飼育水のDOは ~5 7mg/Lを維持するように酸素を供 給した。日齢 からは週に ~ 回サイホン方式によ39 1 5 り底掃除を行った。 、 、 餌料は 開口前日から日齢 までは 型ワムシ13 SS 12 39 L 10 30 / 日齢 から までは 型ワムシ、を合計 ~ 個体 になるよう給餌した。なお、 型ワムシの培養量 mL L が不足した日は 型ワムシで補った。日齢 からアS 27 ルテミア幼生、日齢 から配合飼料を順次重複させ34 ながら給餌した。ワムシは淡水クロレラ(生クロレ ラV12:クロレラ工業株式会社)で培養のうえ、強 化剤(スーパー生クロレラV12:クロレラ工業株式 会社 で栄養強化した アルテミア幼生は強化剤 マ) 。 ( リングロス:日清マリンテック株式会社)で栄養強 化した。 平 成平 成 18 年 度18 年 度形態異常 日齢 に94 1,500尾を無作為に抽出して、目視観察 によって形態異常を判別した。 養殖試験 出荷サイズまでの形態異常の出現状況や、養殖の 方法や環境の違いによる成長や生残の差を調べるた め、養殖試験を継続した。試験は2005年 月に開始9 した カ所(以下、6 2005年群 、) 2003年 月に開始し12 た カ所(以下、1 2003年群 、) 2004年 月に開始した10 カ所(以下、 年群)の合計 カ所である。 1 2004 8
事業の結果
採卵・採精および人工授精 1994年および1995年購入群の雄 尾、雌 尾、2 1 2000 年購入群の雄 尾、雌 尾、2 7 2000年購入群の雄 尾、にそれぞれ を打注したところ、雄 尾か 2 HCG 2 ら採精ができ、雌 尾から合計5 415万粒が採卵できた (表 。得られた受精卵のうち 万粒を種苗生産に1) 66 用いた。ウイルスを検査した個体はすべて陰性であ った。 仔稚魚飼育 仔稚魚飼育結果を表 に示した。また、生残率と2 。 、 成長を図 に示した 日齢 で生残率は1 6 42.9~90.3% 平均全長は2.8mm、日齢 で生残率は10 47.8~100%、 平均全長は3.6mmであった。日齢 ~ の取り揚げ55 60 、 、 、 時には 生残率は ~9.0 15.2% 平均全長は37.7mm 合計66,080尾であった。飼育途中のPCR検査は陰性 であった。 浮上斃死対策で2002年度まで添加していたフィー ドオイルは使用しなかったが、ワムシやその他によ って構成された油膜により浮上斃死はほとんどなか った。 の低下もなかったことから、酸素通気とpH 、 。 の併用により 無換水でも初期飼育は可能であった 図1 生残率と成長 0 20 40 60 80 100 0 10 20 30 40 50 60 日齢 生 残率 (% ) 0 10 20 30 40 平 均全 長( m m ) 生残率(水槽5) 生残率(水槽6) 生残率(水槽7) 平均全長(水槽7) 表1 人工授精結果 表2 仔稚魚飼育結果 親魚購入年度 個体No. (kg)体重 HCG打注時の卵径(μm) 総採卵数(万粒) 浮上卵数(万粒) 浮上卵率(%) 正常発生率(%) Nsted-PCR 収容水槽 1994,1995 2A2B 5.2 295 54 53 98.5 100.0 陰性 6,7 2000 3101 9.0 445 96 92 75.0 98.0 陰性 5 〃 7310 9.4 採取できず 149 32 21.4 76.5 陰性 - 〃 3051 6.2 418 21 21 98.5 95.0 陰性 - 〃 7652 7.6 504 95 78 82.5 82.5 陰性 - 5 45 22 18 83.6 4,089 55 34.2 28,050 15.2 6 45 22 16 70.5 3,444 58 37.4 21,750 14.0 7 45 22 18 82.3 4,022 60 41.5 16,280 9.0 66 52 (78.8) (3,852) (37.7) 66,080 (12.8) 注:ふ化仔魚数及びふ化率は、飼育水槽における柱状サンプリングの結果から算出 ()内の数字は平均 尾数 (尾) 生残率(%) 合計(平均) 水槽 ふ化率 (%) 収容時 取り揚げ時 No. (kL)量 (万粒)卵数 ふ化仔魚数(万尾) (尾/kL)密度 日齢 (mm)全長7 平 成 18 年 度 形態異常 日齢 (平均全長94 90mm)に1,500尾を抽出して目 視観察したところ、 尾に形態異常がみられた(出5 現率0.3%)。形態異常の出現部位は、背部陥没が 尾(部位別出現率 、鰓蓋異常が 尾(部位別 1 20%) 4 出現率80%)であった。 養殖試験 、 2005年群は2006年 月時点で平均体重12 388~569g 生残率92.6~99.4%であった(表 。3) 2004年群は試 験開始から ヶ月が経過した27 2007年 月時点で、平1 均全長390mm、平均体重1,162g、生残率56.3%、形 態異常出現率68.4%であった(図2,3)。2003年群は 試験開始から ヶ月が経過した37 2007年 月時点で、1 平均全長448mm、平均体重1,709g、生残率74.2%、 形態異常出現率30.0%であった(図4,5)。なお、 年群は 年 月で市場への出荷をほぼ終えた 2003 2007 1 ので、養殖試験を終了した。 表3 2005年群の養殖試験経過状況 図2 2004年群の養殖試験での全長と体重の変化 0 100 200 300 400 500 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 平均 全長 (m m ) 0 300 600 900 1200 1500 1800 平 均体 重(g ) 平均全長 平均体重 月 2006 2005 2004 2007 養殖場 海域 生残率(%) A 臼杵湾 289 ±17 457 ±78 98.7 B 佐伯湾 293 ±15 388 ±73 92.6 C 佐伯湾 323 ±12 569 ±51 95.2 D 米水津湾 293 ±17 408 ±64 98.2 E 入津湾 291 ±12 417 ±53 欠測 F 猪串湾 295 ±16 484 ±87 99.4 測定日:2006年12月 平均全長 (mm) 平均体重(g) 図3 2004年群の養殖試験での生残率の変化 図4 2003年群の養殖試験での全長と体重の変化 図5 2003年群の養殖試験での生残率の変化
今後の課題
種苗生産時にはVNNの発症はなかったが、中間 育成では 月下旬(水温9 24.5℃前後)に、殺菌海水 を使用した陸上水槽と、自然海水の海面生簀ともに が発症した。特に、日齢 で海面生簀へ沖出 VNN 93 しした 千尾は、1 VNN発症の直後にハダムシ類が体 表に寄生し、99%の個体が死亡した。中間育成の方 法が課題として残された。 (平澤敬一) 50 60 70 80 90 100 12 2 4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 月 生残 率( %) 月 2006 2005 2004 2003 0 100 200 300 400 500 12 2 4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 2 4 6 8 1012 平均全長( m m ) 0 300 600 900 1200 1500 1800 平均体重( g) 平均全長 平均体重 月 2006 2005 2004 2003 50 60 70 80 90 100 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 生残率( %) 2006 2005 2004 2007月 平 成 18 年 度2.カワハギ
試験の目的
カワハギの種苗生産技術を確立する。今年度は年 齢の異なる親魚を用い、人工授精および水槽内産卵 による採卵試験を行った。試験の方法
親魚は県内の養殖業者から 歳魚を 月 日に 尾2 3 23 16 (平均体重593g)、 月 日に 尾(同5 15 32 715g)、また 歳魚を 月 日に 尾(同 )購入した。そのう 1 6 1 100 244g ち、 歳魚を 月 日に、 歳魚を 月 日にそれぞれ1 7 19 2 7 26 ヒト胎盤性生殖腺刺激ホルモン(HCG)(ゴナトロ ピン:帝国臓器製薬株式会社)を約2,000IU/kg打注 し、人工授精と水槽内産卵を行った。 人工授精は、打注 時間後に圧搾および切開法に50 より得た卵と精子を乾導法により受精させた。得ら れた受精卵を400×400µmのメッシュネットを張った のステンレス枠および発生段階を観察 250×250mm するためスライドグラスに付着させ、30Lパンライ ト水槽に収容して22.5℃で換水、通気した。 水槽内産卵は、屋内6kL円形キャンパス水槽 面2 に収容して産卵を待った。 いずれも水温調節は行わず自然水温とした。試験の結果
人工授精によって得られた受精卵は 歳魚、 歳魚1 2 とも受精後約 時間で一部でふ化した。ふ化仔魚の48 平均全長は約2.0mmであった。スライドグラスに付 着させた受精卵の正常発生率は %であり、得ら4.8 れたふ化仔魚が少なかったため飼育せずに全数廃棄 した。 歳魚では水槽内産卵によるふ化仔魚を得ること 2 はできなかったが、 歳魚では1 HCG打注101時間後 に、ふ化仔魚が確認された。日齢 で親魚を取り上1 げるとともに、市販の淡水クロレラを投与した。日 齢 から栄養強化した 型ワムシの投与を開始し2 SS た。夜間柱状サンプリングによる推定生残尾数は、 日齢 では1 19,315尾、日齢 で10 13,636尾となった。そ の間ふ化仔魚数にかなりの増減が見られたが、これ は水槽内産卵のため産まれた日に個体差があったこ とによると考えられる。その後日齢 と日齢 で個20 32 体数が激減し、最終取り揚げは日齢 で75 116尾(平 均全長34.5mm)となった。 飼育中の水温は ~ ℃であった。24 30今後の問題点
人工授精によって得られた受精卵のうち正常に発 生した卵は少なく、ふ化仔魚がわずかしか得られな かった。カニューレを用いて卵巣内卵径を調べたと ころ卵径がそろっておらず、過熟卵も観察されたた め、試験時期が遅かったと考えられる。今後は卵巣 の成熟時期を調べ、最適な採卵時期を明らかにする 必要がある。 今年度はHCG打注による水槽内産卵を行い、 歳1 魚からふ化仔魚を得たが、産卵までの日数に個体差 が生じた。計画的な産卵のためには、HCGの打注 時期および打注濃度と産卵の関係を明らかにする必 要がある。 昨年の仔魚の飼育試験では初期摂餌がうまくいか ず空胃の仔魚が多かったが、今年度は 型ワムシSS の投与により初期摂餌は順調であった。しかし、日 齢 に個体数が激減した。斃死した仔魚に疾病は認20 められなかったが、飼育水中に渦鞭毛藻が多数観察 された。この時の減耗の原因を含め、種苗生産技術 を確立していく。 (白樫真)3.シマイシガニ
試験の目的
シマイシガニは大分県南部で漁獲され、市場で高 値で取引されるため、漁業者から種苗放流の要望が 強いが、本種に関する種苗生産の知見は無い。そ こで、本種が栽培対象種として有効であるかを検 討していくため、種苗生産技術を確立する。試験の方法
親ガニ養成 佐伯湾で小型底曳網により漁獲された抱卵したシ マイシガニ 尾を、2 2006年 月 日~ 月 日に屋内9 26 10 27 に設置した0.5kL円形FRP水槽に 尾ずつ収容し、ろ1 過海水を流水にして自然水温で飼育した。餌料は冷 、 、 、 凍イカ ムラサキイガイ アコヤガイなどを使用し 毎日飼育水が汚れない程度に給餌した。産卵直前の 夕方に注水を弱め、ふ化を待った。9 平 成 18 年 度 ふ化幼生の飼育 ふ化直後の幼生をバケツで各飼育水槽に収容し、 幼生飼育を開始した。収容密度は 万尾3 /kLとした。 飼育水槽は0.5 円形kL FRP水槽と1 円形kL FRP水槽と 6 円形キャンバス水槽を使用した。kL と の円形 水槽では、中央にエアース 0.5kL 1kL FRP トーン 個を設置し、水槽底部に設置したポンプも1 併用して、幼生の沈下を防ぎながら飼育水全体が対 流する程度の通気とした。6 円形キャンバス水槽kL では、中央にエアーストーンを 個と周囲に樋を 基1 4 設置し、幼生の沈下を防ぎながら飼育水全体が対流 するように通気した。飼育水はUV殺菌ろ過海水を 使用し、止水状態から開始してメガロパ幼生に脱皮 した後に徐々に換水量を増やした。水面直下が 以上になるように水槽上面に蛍光灯を配置 1,000Lux し、点灯時間は6:00~18:00とした。水温は ℃26 に加温した。 水槽へは、ふ化幼生を収容する前からワムシの栄 養強化を目的に、海水で希釈した濃縮プランクトン を飼育水へ滴下した。ふ化幼生の収容前に 型ワムS シを 個体20 /mL飼育水へ加えた。 個体20 /mLを下回 った時のみワムシを加えた。第 齢ゾエア幼生から4 は栄養強化剤(バイオクロミス:クロレラ工業製) で強化したアルテミア幼生を ~ 個体0.5 1.5 /mL給餌 5 PRO し、第 齢ゾエア幼生から甲殻類用配合飼料( : 社製)を併用した。
GRESSION SALT CREEK
1.止水飼育と流水飼育における細菌変動と生残率 の関係 月 日にふ化した幼生を用い、止水飼育と流水 10 6 飼育とで比較試験を行った。飼育水中の細菌数の増 kL FR 減、生残率を比較するため、それぞれ0.5 円形 水槽 面で飼育した。両試験区とも濃縮ナンノク P 1 ロロプシス(マリーンフレッシュ:マリーンバイオ 社製)を 日あたり1 20mL添加した。止水飼育では初 回のみワムシを加え、ワムシの自然増殖により 個20 体/mLを維持し、流水飼育ではガザミ類の流水飼育 に準じて換水を行いながら、毎日DHA強化淡水濃 縮クロレラ(スーパー生クロレラV12:クロレラ工 業製)で強化したワムシを加えた。 細菌数は海洋細菌用としてMarine Agare平板培地 を、Vibrio属細菌用としてTCBS平板培地を用いた寒 天平板計数により測定した。 2.飼育水への添加プランクトンとゾエアの形態形 質の関係 月 日にふ化した幼生を用い、飼育水へ添加す 10 27 るプランクトンの種類とゾエアの形態形質との関係 D を調べた。ゾエアの齢期により飼育水に添加する 強化淡水濃縮クロレラと濃縮ナンノクロロプシ HA スを変えた計 区(表 )を設け、それぞれ1 円形4 1 kL 水槽 面で飼育した。両プランクトンの添加量 FRP 1 1 60mL DH は濃縮ナンノクロロプシスは 日あたり 、 濃縮淡水クロレラは 日あたり とした。 A 1 40mL
試験の結果
親ガニ養成とふ化 。 親ガニの測定データとふ化幼生数を表 に示した2 月 日に 万尾、 月 日に 万尾のふ化幼生 10 6 25.2 10 27 62.5 。 、 が得られた 今年度はふ化幼生数の数が少ないうえ 異常ふ化が多かった。 1.止水飼育と流水飼育における細菌変動と生残率 の関係 生残率を図 に示した。日齢 の生残率は流水区で1 5 %、止水区で %であったものが、日齢 には 61.1 87.8 8 流水区で %、止水区で0 15.1%と大きく減耗した。 C1 81 止水区ではメガロパ幼生が得られ、稚ガニ が 尾得られた。ふ化幼生からの生残率は %であっ0.5 た。流水区では海洋細菌、Vibrio属細菌ともに細菌 数の増減の変動が大きかったが、止水区では海洋細 菌が日齢 以降減少したものの、それ以外は海洋細8 菌、Vibrio属細菌ともに増減の変動が少なかった 図( 。このことから、細菌変動がゾエア幼生の初期 2,3) の生残率に影響した可能性が考えられ、止水飼育は 飼育水中の細菌相を安定させる効果があるものと考 えられる。 2.飼育水への添加プランクトンとゾエアの形態形 質の関係 飼育開始当初から減耗が激しく、第 齢ゾエアに6 脱皮する前に全滅したため、形態形質の評価を行う ことが出来なかった。 表1 添加プランクトンとゾエアの形態形質に関す る試験設定表 *N:濃縮ナンノクロロプシス Chl:DHA強化濃縮淡水クロレラ Z1 Z2 Z3 Z4 Z5 Z6 1区 N N N Chl Chl Chl 2区 N N N N Chl Chl 3区 N N N N N Chl 4区 N N N N N N 平 成 18 年 度表2 ふ化状況 図1 試験期間中の生残率 図2 流水区における細菌変動 0.0E+00 5.0E+04 1.0E+05 1.5E+05 2.0E+05 2.5E+05 3.0E+05 3.5E+05 0 2 4 6 8 10 12 日齢 生 菌数 流水 海洋細菌 流水 Vibrio属細菌 甲幅(㎜)甲長(㎜) 体重(g) 2006/10/6 123.4 87.0 430.0 25.2 2006/10/27 122.2 83.3 350.9 62.5 孵化幼生数 (万尾) 孵化日 親ガニ 0 20 40 60 80 100 0 5 10 15 20 25 日齢 生 残 率 (% ) 流水 生残率 止水 生残率 図3 止水区における細菌変動
今後の問題点
今年度用いたふ化幼生は初期減耗が激しく、種苗 生産の成績も悪かった。今後は初期減耗の少ないふ 化幼生を得るために、親ガニ養成の検討を行う必要 がある。また、量産を可能にするためには、添加プ ランクトンとゾエア幼生の形態形質との関係を明ら かにする必要がある。 (東馬場 大) 0.0E+00 5.0E+04 1.0E+05 1.5E+05 2.0E+05 2.5E+05 3.0E+05 0 2 4 6 8 10 12 日齢 生 菌数 止水 海洋細菌 止水 Vibrio属細菌11
マサバ養殖実用化技術開発事業
東馬場大・白樫真・平澤敬一・山本義博・尾上静正
1.種苗生産技術開発
試験の目的
マサバを新規養殖魚種として県内魚類養殖業へ普 及するため、人工種苗の生産技術を確立する。今年 度は、仔稚魚飼育について適正な収容密度を求める とともに生残率向上を目的として試験を行った。試験の方法
採卵 6 月 12 日に県内の養殖業者から購入した親魚 61 尾(平均体重475g、平均最大卵径 598µm)および試 験場で養成した親魚 16 尾(平均体重 600g、平均最 ヒト胎盤性生殖腺刺激ホルモン 大卵径 614µm) に を約 打注し、屋外 コンク (HCG) 1,000IU/kg 50kL リート水槽(実水量 45kL)に収容した。地先水温は ℃であり、水温調節は行わなかった。飼育水は 22.2 砂ろ過海水を使用し、水槽壁面上部に設けた排水口 HCG 36 から流出する卵をネットで採集し、 打注後約 時間にネットから卵を回収した。回収した卵は卵管 理水槽(200L アルテミアふ化槽を使用)に、40 万 粒以下となるように収容し、計数して採卵数と正常 発生卵数を求めた。水温はふ化までに徐々に20.6 ℃ まで上昇させた。 仔稚魚飼育 得られたふ化仔魚を用い、収容密度が生残に与え 7kL る影響に関する試験を行った。飼育水槽は屋内 ( ) 。 円形キャンパス水槽 実水量6kL 2面を使用した ふ化 1 日後の仔魚をバケツで収容し、仔魚が均一に 。 なった時点で柱状サンプリングによる計数を行った 3,030 /kL 1,617 /kL 仔魚の収容密度が 尾 を対照区、 尾 を低密度区として飼育を行った。飼育水は紫外線殺 菌した精密ろ過海水を使用し、日齢 3 までは止水と した。飼育水には市販の淡水クロレラを 10mL/kLに なるように毎日午前と午後に 1 回ずつ添加した。初 S L 30 50 /mL 期飼料は 型および 型ワムシを ~ 個体 になるように給餌し、成長に従いアルテミア幼生、 配合飼料、冷凍コペポーダを重複させながら給餌し た。なお、ワムシとアルテミア幼生については市販 20 25 の強化剤を用いて栄養強化を行った 水温は。 ~ ℃とした。飼育期間中、全長とワムシ摂餌量を見る 、 。 とともに 夜間柱状サンプリングで生残率を求めた試験の結果
採卵 採卵結果を表 に示した。 月1 6 14日に合計32.2万 粒の卵を回収し卵管理槽に収容した。収容時の正常 発生卵率は 88.0%であった。また、収容卵数に対す るふ化率は 28.3 %であり、得られたふ化仔魚数は 尾であった。 91,241 仔稚魚飼育 対照区および低密度区の平均全長と生残率の推移 を図 、 に示した。平均全長は日齢1 2 15までは両区 56.3mm に差はなかったが、取り揚げ時には対照区で 2.12 mm 64.4mm 2.44 (日間成長量 )、低密度区で (同 )であった。また、昨年度に選別の有効性を検 mm 、 、 討した結果 生残率の向上が認められなかったため 本年度は選別は行わなかった。ただし、共食い防止 のため、活動が鈍くなった夜間に特に成長の早い個 体をバケツで別水槽に取り揚げて飼育した。最終取 り揚げ時の生残率は対照区で 25.0%に対し、低密度 区では 29.4%であり、低密度区が成長、生残率とも によい結果となった。 平成18年度 平 成 18 年 度 11今後の問題点
昨年度同様、平均最大卵径 600µm 程度の親魚に を打注し水槽内で産卵させることにより親魚を HCG 傷めずに一定量の卵を得ることができた。しかし、 今年度も収容卵に対するふ化率は 28.3%と低く、ふ 化率の向上が課題として残った。 仔稚魚飼育では、初期の止水飼育による飼育環境 の安定化、開口に伴う沈降の防止および L 型ワムシ の給餌により生残率の向上が認められた。採卵およ びふ化率向上に関して課題は残ったが、仔稚魚飼育 については、大量生産へ向けての成果を得ることが 出来た。 表1 採卵結果 図1 飼育密度試験の生残率の推移 図2 飼育密度試験の平均全長の推移 0 20 40 60 80 100 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 日齢 生残率 (%) 低密度区 対照区 0 10 20 30 40 50 60 70 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 日齢 全長 (mm) 低密度区 対照区 平均体重 平均最大卵径 総収容卵数 正常発生卵率 ふ化率* (g) (µm) (万粒) (%) (%) 61 475 598 16 600 614 *総収容卵数に対する 88.0 28.3 親魚尾数 採卵月日 6月14日 32.213 平成18年度
2.現地養殖試験
試験の目的
マサバ人工種苗を用いた養殖を実用化するため、 養殖業者に人工種苗の飼育を依頼し、出荷サイズま での成長や生残等を確認する。試験の方法
年と 年の種苗生産試験で得られた人工 2004 2005 種苗を尾叉長約100mmまで当場で中間育成した後、 県内の養殖業者 4 経営体に養殖試験を依頼した。依 頼先は2004年群は臼杵市と津久見市に各 経営体、1 2 2005 1 佐伯市北部に 経営体、 年群は佐伯市南部に 経営体とした (図 )。 1 図1 現地養殖試験の実施場所 2004 年群は 6 月から7 月にかけてAとBに各 10 11.5 8.5 2005 7 千尾 Cに、 千尾 Dに、 千尾を、 年群は 月にEに14千尾を引渡した。各経営体は水温、斃死 尾数、餌の種類と給餌量、作業内容などを日誌に記 1 20 録した。Eは毎月、A~Dについては隔月に 度 ~30尾を当場がサンプリングし、全長、尾叉長、体 長、体重、生殖腺重量、内臓除去重量を測定した。試験の結果
2004 年群の平均体重と生残率を図 、 に、2 3 2005 年群の平均体重と生残率を図 4 に示した。いずれの 経営体でも、夏期に赤潮や病気の発生による餌止め と産卵成熟の影響と考えられる成長の鈍化がみられ 大分県 A B CD E た。また、産卵時期の 6 月から赤潮や台風の発生が 多い 月頃に斃死が集中していた。9 2004年群の 経営体のうち、 経営体が4 3 2006年6 月までに出荷が終了した。Aは2006年 月に初めて1 尾(平均体重 g)を出荷し、 月には 尾 31 497 5 3,000 ( 月測定時平均体重4 625g)を1,500円/kgで出荷し 30.0 B 2006 2 た。最終生残率は %であった。 は 年 月には全て出荷が終了しており、出荷尾数と単価は 不明であった。 は、C 2007年 月まで出荷は行って3 いない。Dは 6 月に 4,900 尾( 月測定時平均体重4 )を 円 で出荷し、最終生残率は % 526g 1,200 /kg 57.6 であった。 。 、 ( ) 試験の結果を表 にまとめた なお 総給餌量1 kg はモイストペレット(以下 MP)および生餌は水分 含量60%、EPは水分含量 10%として乾燥重量に換 算した。出荷尾数がわかっているAとDについて、 総給餌量と出荷直近体重から増肉係数を試算したと 7.6 5.4 A ころ、Aが 、Dが となった。生残率の低い で増肉係数が高い結果となったが、総給餌量の値に は、誤差が含まれる可能性が高い。今後の問題点
いずれの経営体でも ~ 月に斃死と成長の鈍化6 9 が顕著であった。2004 年群の出荷までに要した期間 は14~23ヶ月と経営体によって大きく異なった。 今後は、給餌飼料や給餌頻度などと成長や生残の関 係を明らかにし、最終的な歩留まりを向上させる養 殖技術の確立が必要である。 (白樫真) 平 成 18 年 度 13図2 2004年群(A~D)の平均体重の推移 図3 2004年群(A~D)の生残率の推移 表1 現地養殖結果 D 図4 2005年群(E)の体重と生残率の推移 経営体 養殖開始日 開始時体重1)開始尾数 出荷尾数 出荷日 出荷直近体重1) 単価2) 総給餌量3) 給餌飼料 A 2004年6月 16.0 10,000 3,000 2006年5月 625.0 \1,500 13,007 EP B 2004年6月 14.5 10,000 不明 2006年2月 579.5 - 16,064 MP、生餌 C 2004年6月 16.7 11,500 - - - EP、DP D 2004年7月 33.3 8,500 4,900 2006年6月 575.9 \1,200 13,752 EP、MP E 2005年7月 29.1 14,000 - - EP 1)体重は(g) 2)単価はkg当 3)水分含量をMP60%、EP10%として養殖日誌から試算した乾燥重量(kg)。給餌量の精度は不明。 未出荷 未出荷 表 1 現地養殖結果
15
3.養殖試験
試験の目的
人工種苗を用いたマサバ養殖技術を確立するため の基礎的知見を得るために、 種類の飼料を用いた3 飼育試験を行い、成長、生残および飼料効率等の検 討を行った。試験の方法
本年度に種苗生産されたマサバ 1,500 尾を海面小 割生簀(3×3×3m)1 面で予備飼育したのちに試験に供 した。なお、予備飼育中は市販海産魚用 EP を給餌 した。 平成18年 月8 29日に海面小割生簀(3×3×3m)3面 ( 57g) 450 19 に供試魚 平均体重 を各 尾収容し、平成 年 月3 26日までの210日間飼育した。飼料は、アジ 8 2 (MP を主体とした : の比率のモイストペレット 区 、マダイ用) DP(粒径:4.5mm、DP 区 およびマダイ) 用EP(粒径:5.6mm、EP区 の 種類を用いた。表 は) 3 1 供試飼料の組成と一般成分を示したものである。飼 料のC/P比はDPが78とやや高かったが、大差はな 12 20 6 / 3 かった。給餌は 月 日までは 回 週、以降は 回 週とし、飽食まで行った。飼育期間中約 ~ か/ 1 2 月毎に無作為に抽出した 34~ 36個体の尾叉長、体 重を測定し肥満度を算出するとともに、増重率、日 間増重率、日間給餌率および飼料効率を算出した。 また、抽出個体各 ~5 10尾の肝臓重量を測定し、比 肝重値を算出した。 試験区: MP DP EP 配合組成 (%) アジ 78 マッシュ 20 フィードオイル 2 ビタミン混合 0.5 市販マダイ用DP 100 市販マダイ用EP 100 一般成分 (%) 水分 62.7 7.9 9.7 粗タンパク質 22.7 44.8 43.3 粗脂肪 7.5 11.4 9.6 粗糖質 2.2 20.2 17.8 粗灰分 4.8 13.0 13.0 可消化エネルギー*1 1688 3490 3219 C/P比*2 74 78 74 一般成分 (乾物換算値:%) 粗タンパク質 61.0 48.6 48.0 粗脂肪 20.2 12.4 10.7 粗糖質 5.9 21.9 19.7 粗灰分 12.9 14.1 14.4 *1 kcal/kg (算出=CP:4.5, CL:8.0, CS:2.8kcal/g). *2 カロリー・タンパク質比. 表1.供試飼料の飼料組成と一般成分試験の結果
予備飼育期間においては、 月8 3 日に小割生簀近 辺に発生したKarenia mikimotoi赤 潮により60尾が 死亡した以外に、疾病等による死亡は無く順調に成 長した。図 1 は試験期間中の水温と平均体重の推移 を示したものである。 区ともほぼ直線的に順調な3 成長を示したが、水温が 20℃を下まわった11月以 降は MP 区の成長がやや停滞した。しかし、全期間 をとおしての成長は MP 区が最も良く、終了時には となった。一方、 区と 区の成長はほぼ等 300g DP EP しかった。 . . 図1 平均体重の推移 表 2 は飼育成績を示したものである。日間給餌率 および日間増重率は MP 区で最も高く、それぞれ 1.25、0.71となった 一方 飼料効率は。 、 、DP区の67.2% が最も高かった。また、生残率は 50.0 ~62.7%と低 くなったが、主因は 月末から9 11月に発生したマダ ( 2) 10 イイリドウイルス病によるものであった 図 。 月は 3 試験区とも同様に、毎日数~数十尾程度がだ らだらと死亡し、飼料による死亡状況の違いは認め られなかったが、DP 区と EP区では 11月初旬に終 息したのに対して、MP 区はその後も死亡が継続し た。このため、生残率も最も低くなった 表 。( 2) 0 �0 �00 ��0 �00 ��0 �00 ��0 2006/8/27 2006/8/282006/8/292006/8/302006/8/312006/9/12006/9/22006/9/32006/9/42006/9/52006/9/62006/9/72006/9/82006/9/92006/9/102006/9/112006/9/122006/9/132006/9/142006/9/152006/9/162006/9/172006/9/182006/9/192006/9/202006/9/212006/9/222006/9/232006/9/242006/9/252006/9/262006/9/272006/9/282006/9/292006/9/302006/10/12006/10/22006/10/32006/10/42006/10/52006/10/62006/10/82006/10/72006/10/92006/10/102006/10/112006/10/122006/10/132006/10/142006/10/152006/10/162006/10/172006/10/182006/10/192006/10/202006/10/212006/10/222006/10/232006/10/242006/10/252006/10/262006/10/272006/10/282006/10/292006/10/302006/10/312006/11/12006/11/22006/11/32006/11/42006/11/52006/11/62006/11/72006/11/82006/11/92006/11/102006/11/112006/11/122006/11/132006/11/142006/11/152006/11/162006/11/172006/11/182006/11/192006/11/202006/11/212006/11/222006/11/232006/11/242006/11/252006/11/262006/11/272006/11/282006/11/292006/11/302006/12/12006/12/22006/12/32006/12/42006/12/52006/12/62006/12/72006/12/82006/12/92006/12/102006/12/112006/12/122006/12/132006/12/142006/12/152006/12/162006/12/172006/12/182006/12/192006/12/202006/12/212006/12/222006/12/232006/12/242006/12/252006/12/262006/12/272006/12/282006/12/292006/12/302006/12/312007/1/12007/1/22007/1/32007/1/42007/1/52007/1/62007/1/72007/1/82007/1/102007/1/92007/1/112007/1/122007/1/132007/1/142007/1/152007/1/162007/1/172007/1/182007/1/192007/1/202007/1/212007/1/222007/1/232007/1/242007/1/252007/1/262007/1/272007/1/282007/1/292007/1/302007/1/312007/2/12007/2/22007/2/32007/2/42007/2/52007/2/72007/2/62007/2/82007/2/92007/2/102007/2/112007/2/122007/2/132007/2/142007/2/152007/2/162007/2/172007/2/182007/2/192007/2/202007/2/212007/2/222007/2/232007/2/242007/2/252007/2/262007/2/272007/2/282007/3/12007/3/22007/3/32007/3/42007/3/52007/3/62007/3/72007/3/82007/3/92007/3/102007/3/112007/3/122007/3/132007/3/142007/3/152007/3/162007/3/172007/3/182007/3/192007/3/202007/3/212007/3/222007/3/232007/3/242007/3/252007/3/262007/3/272007/3/282007/3/292007/3/302007/3/312007/4/1 �0 �� �0 �� �0 �� �0 平成18年度 平 成 18 年 度 1. 図 2.マダイイリドウイルス病による累積死亡率の推移 表 3 は飼育開始時、 、 、 か月後および終了時1 3 5 の魚体性状を示したものである。全期間をとおして 区の体重および尾叉長が有意に大きかった。し MP かし、肥満度および比肝重値について明確な差は認 められなかった。 試験区:
MP
DP
EP
平均体重 (g) 開始時57
57
57
終了時301
273
268
増重率 (%)424
376
367
日間増重率 (%/日)0.71
0.63
0.66
日間給餌率*1 (%/日)1.25
0.96
1.12
飼料効率*1 (%)56.8
67.2
58.8
飼育日数 (日)210
210
210
給餌日数 (日)132
132
132
給餌頻度 (回/週)4.4
4.4
4.4
生残率 (%)50.0
58.0
62.7
*1 乾物換算値.表2.飼育成績
0 �0 �0 �0 �0 �0 1 31 61 91 累積 死亡 率( %) �� �0 �� �0 �� �0 水温 (℃ ) 試験区: 開始時 (8/29:n=50) 57 ± 6.76 16.9 ± 0.66 11.9 ± 0.68 NT 1ヵ月後 (9/27:n=34-35) MP 96 ± 20.3a 19.0 ± 1.3a 13.8 ± 1.3a NT DP 73 ± 15.3b 17.8 ± 1.0b 12.9 ± 1.5b NT EP 74 ± 14.8b 17.7 ± 0.8b 13.3 ± 1.6ab NT 3ヵ月後 (11/27:n=34-35) MP 195 ± 30.1a 24.1 ± 1.2a 13.8 ± 0.8 0.91 ± 0.13b DP 146 ± 29.9b 21.8 ± 1.4b 13.8 ± 0.9 0.91 ± 0.20b EP 157 ± 22.7b 22.5 ± 1.0b 13.8 ± 0.8 1.23 ± 0.31a 5ヵ月後 (1/29:n=35-36) MP 268 ± 39.9a 26.7 ± 2.0a 13.9 ± 0.8a 1.16 ± 0.37 DP 207 ± 35.7b 24.9 ± 1.4b 13.3 ± 0.9b 0.98 ± 0.20 EP 223 ± 31.9b 25.4 ± 1.3b 13.5 ± 0.8ab 1.08 ± 0.11 終了時 (3/26:n=35-36) MP 301 ± 38.8a 28.2 ± 1.0a 13.3 ± 0.6 0.98 ± 0.18 DP 273 ± 54.7b 27.2 ± 1.5b 13.5 ± 0.8 1.08 ± 0.11 EP 268 ± 43.7b 27.0 ± 1.4b 13.5 ± 1.1 1.26 ± 0.36 * 平均±標準偏差.異符号間でテューキーの多重比較解析による有意(p<0.05)の差. 表3.飼育魚の魚体性状* 比肝重値 (%) 体重 (g) 尾叉長 (cm) 肥満度 表 4 は試験終了時の全魚体の一般成分を示したも のである。水分はDP区およびEP区が有意に低く、 粗脂肪は DP 区が高かった。しかし、粗脂肪含量は 最も低い MP 区でも 18.4%であり、平均的なマサバ の含量 12.1%(資料 五訂日本食品標準成分表 と比べ: ) て高かった。今後の問題点
平成18年度の本事業では、マサバにおけるマダイ イリドウイルス病ワクチンの有効性は認められてい ない。しかもマサバは すれ に非常に弱く、ワク” ” チン接種作業自体による死亡が発生するおそれがあ ることから、被害の軽減には飼育技術の改良が必要 であると思われる。 また、飼料別の成長は、MP区が最も優れ、DP区 と EP 区には差は認められなかった。配合飼料を給 餌する場合は、より安価な DP で良いと思われる。 一方、飼料効率は DP 区が最も優れた。飼料作成の 手間、給餌時間等を加味すると、DP給餌が効率が良 いと考えられる。 飼育終了時の魚体粗脂肪含量は 18.4 ~21.5%と非 常に高く、このことが養殖マサバの食味、食感を損 ねる一因であると考えられる。今後は、養殖マサバ の粗脂肪含量を調節する等の養殖技術を検討する必 要がある。 (山本義博) 試験区: 一般成分 (%) (n=5) 水分 61.7 ± 0.31a 59.0 ± 0.02b 60.4 ± 0.12b 粗タンパク質 17.7 ± 0.05 16.9 ± 0.17 17.0 ± 0.19 粗脂肪 18.4 ± 0.29c 21.5 ± 0.43a 20.3 ± 0.39b 粗灰分 2.4 ± 0.05 2.2 ± 0.03 2.3 ± 0.02 * 平均±標準偏差.異符号間でテューキーの多重比較解析による有意(p<0.05)の差. 表4.試験終了時の全魚体の一般成分* MP DP EP 図 2.17
ヒラマサ種苗生産技術開発事業
東馬場大・平澤敬一・白樫真・尾上静正
事業の目的
年の農林水産統計では本県のヒラマサ養殖は 2003 全国 2 位の生産量であるが、養殖用種苗は天然種苗 に依存しているため、種苗の価格や供給が不安定で ある。さらに2005年秋には中国産の天然種苗を用い た養殖カンパチにおいてアニサキスの寄生が確認さ 、 、 れ 同様に天然種苗に依存するヒラマサについても アニサキスの寄生が危惧される。 本事業ではアニサキスが寄生する心配のない、安 心・安全な「大分ブランド」のヒラマサ養殖を推進 するため、良質で安価な人工種苗の生産技術を確立 する。事業の方法
親魚養成 親魚は2006年 月4 13日、12月13日に県内の養 殖業者から 4kgサイズの養殖魚を計120 尾購入し、 水産試験場地先の 5×5×5m 小割網生簀で養成した。 月購入群は搬入後から 月まで を週 回給 4 10 EP 5 餌し、 月以降はモイストペレット(サバ11 41.6%、 イカ 10.4%、オキアミ 10.4%、配合餌料 27.7%、 総合ビタミン剤等4.2%、 月以降フィードオイルを3 %添加)を週 回飽食給餌した。 月購入群は 5.6 5 12 搬入後からモイストペレットをを週 5 回飽食給餌し た。 月購入群は背筋部内にピットタグを装着し個4 体識別した。 成熟度調査 採卵時期を把握するため、2007年 月1 28日、 月2 日、 月 日に尾叉長と体重を測定し、成熟度を 28 3 29 調べた。成熟度はピットタグにより個体識別した特 定の 10 個体(2006年 4月購入群親魚)からカニュ ーレによって採取した卵巣卵の最大卵径群30粒につ いて、卵径を実体顕微鏡(NIKON製)を用いて測定 した。この平均を平均卵巣卵径として、成熟度の指 標とした。 2.5m また、親魚を養成している生簀の近くの水深 にメモリー式水温計(O NSET社製TidbiT)を設置 し、 時間ごとの水温を記録した。1事業の結果
成熟度調査 平均卵巣卵径と水温を図 1 に示した。平均卵巣卵 径は 月から 月にかけて増加したことから成熟度1 3 1 15.4 が増加したことがうかがえた 水温は 月下旬に。 、 、 。 ℃ 2月下旬に14.7℃ 3月下旬に15.2℃であった 体重、尾叉長、肥満度を表 1 に示した。肥満度は 雄は毎回増加したが、雌は 3 月に増加しただけであ った。 図1 水温と平均卵巣卵径 表1 成熟度調査時の魚体の大きさ *平均値±標準偏差(n=10) 尾叉長 (cm) (kg)体重 肥満度 ♀ 71.3±3.4 5.6±0.7 15.4±0.8 ♂ 69.7±1.9 5.3±0.5 15.5±1.0 ♀ 71.6±2.9 5.7±0.7 15.5±1.0 ♂ 69.4±2.1 5.4±0.5 16.3±1.4 ♀ 71.5±2.7 6.3±0.8 17.1±1.1 ♂ 69.6±2.5 5.7±0.6 17.1±1.8 1月28日 2月28日 3月29日 13 14 15 16 17 18 1月9日 1月31日 2月23日 3月18日 水温 (℃) 0 100 200 300 400 500 平 均卵 巣卵 径( μ m ) 水温(℃) 平均卵巣卵径±標準偏差(μm) 平成 18年度 平 成 18 年 度 1今後の問題点
種苗生産を進めるにあたっては、採卵の適時を明 らかにする必要がある。
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真珠養殖業再生推進事業
東馬場大・森京子・尾上静正
事業の目的
1997年に顕在化したアコヤガイ赤変病は、感染症 が原因とされているが、未だ病原体の特定には至っ ていない。本病に感染すると、夏から秋にかけて閉 殻筋が赤変化し、急激に衰弱がみられ、へい死に至 る。また、秋から冬にかけて水温の低下に伴い、へ い死はおさまり、水温依存が高いことが言われてい る。 1998年以降、本県南部の真珠養殖業者は県南部の 赤変病多発漁場から県北部の無病漁場への移動を行 い、外国産アコヤガイや感染の疑いのあるアコヤガ イの持ち込みを禁止してきた。この結果、養殖経営 が可能となった。しかしながら、自宅から遠い漁場 へ通っての作業は養殖業者にとって困難となってい る。 当試験場では、県南部の赤変病多発漁場である蒲 江地区での真珠養殖を再生するため、耐病性貝の選 抜育種を進めてきた。本年度は昨年までに作出した 耐病貝の有用性を養殖業者が実際に養殖する規模で 検証した。事業の方法
1.品種改良試験 1)親貝選抜 昨年までに当試験場で選抜育種した貝を飼育のう 、 、 え 生き残った貝について外観が良く殻の厚いもの さらに刃先の伸びが良く閉殻筋の赤色度が低いもの を選抜した。 次選抜として室内成熟を行う前に血2 清蛋白質含量を測定のうえ、測定値の高い貝を親貝 として選抜した。血清蛋白質は血リンパ液を採取し 、 ( 、 、 ) 、 た後 遠心分離 10,000回転 5分間 4℃ を行い 血球等を除去したものを血清とし、ブラッドフォー ド法(Bio Rad社:Protein Assay Kit)により定量し た。 2)親貝の室内成熟 今年度は佐伯市蒲江猪串湾で親貝養成を行った 後、室内成熟を行った。親貝を段ネットに入れ、50 0LFRP水槽に収容した。水槽収容時の水温を ℃に17 設定し、 ℃まで 日 ℃ずつ昇温のうえ 日間 ℃19 1 1 6 19 22 1 1 20 を維持した。その後 ℃まで 日 ℃ずつ昇温し、 。 、 日間 ℃を維持した 採卵まで毎日水槽換えを行い22 餌料としてChaetoceros calcitransを5×104 cells/mLの 濃度になるように 日に 回給餌した。また 日に 回1 2 3 1 は米の粉 gを目合い10 40μmのネットでろ過して給 餌した。 3)採卵 今年度の採卵は5月と2月の2回行った。1回次に用 2004 いた親貝は、猪串湾で新たに採集した天然貝、 ( )、 年産の耐病貝F1 赤変病多発地区に 年ほど垂下1 年産の殻厚貝とし、表 に示す 系統を切開法に 2003 1 3 より採卵した。2回次に用いた親貝は養殖業者から 譲り受けた貝で、表 に示す 系統を水槽内産卵によ1 2 り交配した。水槽内産卵では選抜した親貝を♂♀と もに段ネットに収容のうえ水温 ℃の加温刺激を行26 い、採卵を行った。放精、放卵の終了後に親貝を取 り上げ、24時間後に目合い40μmのネットで幼生を 受け、飼育水槽へ収容した。採卵の終了した親貝は 次年度の切開採卵用に再度親貝養成を開始した。 4)種苗生産 500LFRP 25 種苗生産は屋内の 水槽を用い、水温は 、 、 ℃に設定し 水槽換えを ~ 日の間隔で行いながら3 5 Chaetoceros c 随時ネットを用いて選別した。餌料は 17 20×60c alcitransを適量与えた。日齢 時に付着器( の黒色の遮光幕)を 枚投入し、浮遊幼生を付着 m 40 させた。付着器の投入後は水槽換えを行わず、毎日 ℃の精密ろ過海水の注水によって、全換水した。 25 採卵から 日経過後に袋型の稚貝沖出しネットに付50 着器を入れ沖出しした。 2.現地養殖試験 1)水温 沖出し漁場の水深 層にメモリー式水温計(ONS2m ET社製TidbiT )を設置し、 時間ごとに水温を記録1 した。永井ら の報告に基づいて、養殖貝が経験し1) 16 Σ 16-た ℃以下の水温に基づい16-た低水温負荷値( ( 、ただし は ℃以下を示した日の一日平均水 Tn) Tn 16 平 成平 成 18 年 度18 年 度 1表1 採卵に使用した親貝 図1 試験漁場 温)および養殖貝が経験した ℃以上の水温に基づ19 いた積算水温値(ΣTn、ただしTnは19℃以上を示し た日の一日平均水温)を算出した。 2)2005年産貝の飼育試験 ①漁場適応試験 2005年の品種改良試験で種苗生産した耐病貝(A 系統 、品種改良貝( 系統、 系統)の 系統につ) B C 3 いて昨年から引き続き赤変病多発地区である蒲江町 猪串湾の二見沖で飼育試験を行った(図 。 月に1) 4 供試貝を段ネットに 個 籠の密度で75 / 150個収容し、 月 回 貝ずつサンプリングを行い、成長、血清タ1 10 a ンパク質含量を測定後、色査計を用いて閉殻筋の 値(赤変度)を測定した。血清蛋白質含量の測定は 品種改良試験と同様に行った。また、生残率を調査 するために別の段ネットに 個 籠の密度で75 / 150個収 容のうえ、月 回へい死数を調べた。へい死個体は1 その場で廃棄した。 ②挿核試験 高い生残率を維持したまま浜上げを行うために、 沖出し後 年目の貝に挿核する 年貝挿核を行った。2 2 使用母貝は漁場適応試験で用いたものと同じ 系統3 5 30 6 28 7 の貝で、抑制は 月 日から開始し、 月 日から 月 日にかけて挿核した。細胞貝は民間業者産のも2 のを使用し、核は 、 分の 個入れ挿核とした。1.6 1.7 2 森崎浦
×
臼杵 津久見 佐伯 鶴見 屋形島 二見 その後 週間養生し、中間沖出しとして丸籠で 週間2 2 育成した後に沖出しを 月 日に行った。8 4 沖出し後の珠貝の生残率を調査するため、珠貝を 段ネットに 個 籠の密度で75 / 150個収容し、月 回へ1 い死数を調べた。また、月 回 貝ずつ真珠の直径1 10 を測定した。 月 日に浜上げし、サイズごとの単価を加工業者 2 9 にだしてもらい、合計金額を求め、浜上げ貝回りを 算出した。 ③形質評価試験 年に作出したアコヤガイ 系統に、品種改良 2005 3 の効果が現れているかを調べるため、2007年 月に1 、 、 、 、 各 系統の挿核貝3 100貝について 殻高 殻長 殻巾 殻重量、全重量、閉殻筋重量、真珠層、稜柱層、真 珠径、殻巾比(殻巾 殻高/ ×100)、殻重量比(殻重量 殻高 、全重量比(全重量 殻高 、閉殻筋 / ×100) / ×100) 重量比(閉殻筋重量 殻高/ ×100)、真珠層比(真珠層 殻高 、稜柱層比(稜柱層 殻高 )を求めた。 / ) / ×100 5m 真珠層と稜柱層の厚さは貝殻の窪みの頂上部を 四方に削りとり、エポキシ樹脂で包埋後、ダイヤ m モンドカッターで切片を作成のうえ顕微鏡下で測定 した。 ④統計処理 測定値はKruskal-Wallis検定を行い、有意差が得 られた場合はBonferoni補正したMann-Whitney検定 を適用し、多重比較を行った。生残率の比較には 検定を適用した。 Logrank事業の結果
.品種改良試験 1 成長、付着は順調で、随時選別を行いながら飼育 した。海面への沖出し時の殻長は ~1.5 3.0mmで、 各水槽の付着幼生数は ~ 万個体であった。4 10 採卵日 系統 親貝 ♂♀ 個体数 貝重量(g) 血清タンパク質(μg/μl) 猪串湾産天然貝 ♂ 2 82.5 0.70 猪串湾産天然貝 ♀ 3 95.2 0.78 厚殻貝 (15年産) ♂ 7 86.1 1.02 耐病貝F1(16年産) ♀ 10 67.4 0.72 耐病貝F1(16年産) ♂ 12 69.0 0.79 厚殻貝 (15年産) ♀ 6 86.0 1.05 猪串湾産天然貝 ♂ 5 57.9 0.31 猪串湾産天然貝 ♀ 4 48.0 0.25 猪串湾産天然貝 ♂ 4 69.4 0.67 猪串湾産天然貝 ♀ 4 73.5 0.35 新規作出 B (品種交雑) 2006年 5月1日 新規作出 新規作出 2007年 2月16日 C (品種交雑)2 1 平 成 18 年 度 .現地養殖試験 2 )水温 1 2 2006 1 3 試験漁場の水温変動を図 に示した。 年 ~ 月の平均水温は16.9℃、最低水温14.4℃で、低水温 負荷値は27.0℃となった。その後、 ~ 月は比較的4 5 暖かい日が続いた。梅雨入り後は 月まで雨天が多8 く、降水量も例年以上であった。気温は ~ 月ま6 12 6 12 22.7 では例年よりも高く、水温も ~ 月には平均で ℃(昨年度は22.6℃)となり、昨年度よりも高めに 推移した。最高水温は27.7℃で昨年度の29.0℃より 低く、積算水温値は5231℃で昨年度の4661℃よりも 高かった。また、 月下旬の台風 号の接近を境に8 10 水温は下降し、昨年より高めに推移した。 2007年 ~ 月の平均水温は1 3 17.2℃、最低水温14.3 ℃で、低水温負荷値は ℃と1.3 2006年よりもかなり 高かった。 2)2005年産貝の飼育試験 ①漁場適応試験 年 月の沖出し以降、各系統とも順調に成長 2005 8 し、 年目の放卵による著しい衰弱はわずかであっ2 た(図 ~ 。しかしながら3 6) 2006年夏季には赤潮と 管理不足の影響と考えられる衰弱がみられ(図 、6) 生残率も例年より低い傾向になり、 系統の生残率B は他の系統と比較して %の危険率で有意に低い生5 残率となった(図 。赤変貝は 月以降各系統とも7) 9 出現し、 月の出現率( 値がプラスを示すもの)12 a は 系統が %、 系統が %、 系統が %となA 40 B 70 C 30 った (図 )血清タンパク質含量は各系統とも放卵。 8 時期である ~7月にかけて減少し、その後増加傾6 向にあったが、 ~ 月にかけて全ての系統で減少10 12 した(図 。9) 図2 試験漁場における水温 10 15 20 25 30 3月24 日 5月13 日 7月2日 8月21 日 10月10 日 11月29 日 1月18 日 3月9日 水温(℃) 2005 2006 図3 試験期間中の成長(殻高) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 2005年 8月 9月 10月 11月 12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 殻 高 (m m ) A系統 B系統 C系統 22 大分県水試事業報告 図4 試験期間中の成長(殻長) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2005 年8月 9月 10月 11月12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 殻 長 (m m ) A系統 B系統 C系統 図5 試験期間中の成長(殻巾) 0 5 10 15 20 25 30 2005 年8月 9月 10月 11月 12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 殻 巾 (m m ) A系統 B系統 C系統 図6 試験期間中の成長(重量) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2005 年8月 9月 10月 11月 12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 全重量(g ) A系統B系統 C系統 図7 試験期間中の生残率 0 20 40 60 80 100 2006 年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2007 年1月 生 残率(%) A系統 B系統 C系統 平 成 18 年 度 21
図4 試験期間中の成長(殻長) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2005 年8月 9月 10月 11月12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 殻 長 (m m ) A系統 B系統 C系統 図5 試験期間中の成長(殻巾) 0 5 10 15 20 25 30 2005 年8月 9月 10月 11月 12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月12月 殻 巾 (m m ) A系統 B系統 C系統 図6 試験期間中の成長(重量) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2005 年8月 9月 10月 11月 12月 2006 年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 全重量(g ) A系統B系統 C系統 図7 試験期間中の生残率 0 20 40 60 80 100 2006 年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2007 年1月 生 残率(%) A系統 B系統 C系統 2 3 平 成 18 年 度 図8 閉殻筋の赤変度の推移 -4 -2 0 2 4 6 8 a値 ●A系統 ●B系統 ○C系統 図9 血清タンパク質含量の推移 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2006年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 血清タ ン パ ク 質含 量(μg /μl ) A系統B系統 C系統 図10 挿核貝の真珠径の推移(1.6分核) 4.4 4.8 5.2 5.6 6 6.4 7月2日 8月11日 9月20日 10月30日 12月9日 1月18日 真 珠 径 (m m ) A系統 B系統 C系統 図11 挿核貝の真珠の直径(1.7分核) 4 4.4 4.8 5.2 5.6 6 6.4 6.8 7月2日 8月11日 9月20日 10月30日 12月9日 1月18日 真珠径(m m ) A系統 B系統 C系統 大分県水試事業報告 22
24 ②挿核試験 試験期間中の生残率と真珠の直径を図 ~ に示10 12 した。 月~ 月にかけて赤潮が頻発し、特に 月に4 8 8 が発生したためか、抑制貝および Karenia mikimotoi 挿核貝の衰弱がみられた。衰弱の影響は真珠にも影 響し、試験剥き真珠は傷の目立つものが多かった。 各系統とも挿核から沖出しまでの養生中に ~ %16 21 の死亡がみられ、養生中の死亡数は例年よりも多か った。また、各系統とも沖出しから浜上げまで継続 的に死亡が続いたが、 系統の死亡が他の 系統よB 2 りも多く、沖出し貝数に対する浜上げ貝数の生残率 では 系統よりも %の危険率で有意に低かった 図C 5 ( 。真珠の巻きは 、 系統では沖出しから浜上げ 12) B C 、 、 まで順調であったが A系統では ~ 月に停滞し9 11 その後 月から巻きが回復した(図 、11 10 11)。 浜上げ真珠の詳細を表 に示した。生産された真3 、 。 珠は少し黄色をかんでいたが 巻きは良好であった サイズは5mmが %、41 6mmが %であった。浜上59 げ貝回りは 系統がA 127円、 系統がB 169円、 系統C が164円となり、 系統が生残率と貝回りともに優C 良であった。 図12 挿核試験期間中の生残率 表3 浜上げ真珠の詳細 異記号間で有意差( < )があることを示す * p 0.05 ③形質評価試験 A、 、 系統ともB C3 2005年 月の沖出しから8 2006 年 月までの系統による貝のプロポーションに差は3 みられなかったが、それ以降は系統による違いがみ 3 6 2007 1 4 られた(図 ~ 。) 年 月の精密測定結果を表 0 20 40 60 80 100 8月8日 8月23日 9月14日 10月18日 11月28日 12月20日 1月18日 生 残 率 (% ) A系統 B系統 C系統 表4 精密測定結果 に示した。 %の危険率で有意な差がみられた項目5 A C B A は以下のとおりである。殻高: 、 > 、殻長: > 、殻巾比: 、 > 、全重量比: > 、 、殻B B C A C A B 重量比: > 、 、閉殻筋重量比: 、 > 、真C A B B C A 珠層比: > > 、稜柱層比: 、 > 、 分核C B A A B C 1.6 真珠径: > 、 分核真珠径: > 、 。このよC A 1.7 C B A うに、殻巾比や殻重量比、真珠層比など真珠の巻き に関する項目を含む、ほぼ全ての項目で品種改良の 効果が確認された。
今後の問題点
品種改良については、 系統と比較して厚殻貝をA 、 、 交配したB C系統でプロポーションや真珠の巻き 赤変病耐性等各種形質において有意差がみられた。 今回の試験結果では赤変病耐性、真珠の巻きの両方 で 系統(厚殻貝♀×耐病貝♂)が優れている結果C となったが、追試験を行って、再現性を確認する必 要がある。近交弱勢による遺伝的劣化を起こさずに 優良種苗を生産するためには、今後も交配試験と形 質評価を継続する必要がある。 現地養殖試験および挿核試験については 月採卵5 で採苗し、猪串湾に沖出ししたため、翌年の自然放 卵による著しい衰弱はみられなかった。また、浜上 げ時の生残率は ~ %と高かったが、抑制、挿核74 76 が行われ始める ~ 月に赤潮が頻発したために、沖6 7 出し後の真珠の状況が悪く、浜上げ貝まわりは昨年 度よりも悪かった。猪串湾における赤潮多発時期が ~ 月であることを考慮すると、 月に採卵し、翌 6 7 5 年の 月から挿核を開始する手法だけでなく、 月に7 2 採卵し、翌年の 月から挿核を開始することによっ3 て、 ~ 月の危険な時期での挿核を避けるという手6 7 法も検討すべきである。 文献 )永井清仁ら.感染症によるアコヤガイ大量へい 1 死への対処Ⅱ.真珠の雑誌.2002. A系統 B系統 C系統 挿核貝数 1,174 1,419 1,593 沖出し貝数 923 1,127 1,323 浜上げ貝数 692 629 1,013 生残率(%) 74.9 55.8 76.5 出珠総重量(匁) 70.0 80.0 150.0 100貝あたり出珠総重量(匁) 10.1 12.7 14.8 100貝あたり商品珠総重量(匁) 7.5 9.9 11.9 6mm1級品重量(匁) 14.0 19.0 28.0 6mm2級品重量(匁) 15.5 22.5 52.5 5mm1級品重量(匁) 10.0 8.5 11.0 5mm2級品重量(匁) 12.5 12.0 29.0 6mm1級金額(円) 56,000 76,000 112,000 6mm2級金額(円) 8,200 10,250 23,550 5mm1級金額(円) 20,000 17,000 22,000 5mm2級金額(円) 3,750 3,600 8,700 合計売り上げ金額(円) 87,950 106,850 166,250 浜上げ貝まわり(円/貝) 127 169 164 大分県水試事業報告 A系統 B系統 C系統 殻高(mm) 70.7±4.9a 67.9±5.6b 69.8±5.4a 殻長(mm) 67.3±5.6a 64.6±6.1b 67.6±6.7 殻巾比 35.8±2.5a 37.0±3.2b 37.7±5.3b 全重量比 76.7±8.6a 75.7±9.2a 82.0±11.9b 殻重量比 41.4±4.9a 42.0±6.0a 44.2±6.0b 閉殻筋重量比 3.1±0.8a 3.4±0.8b 3.7±0.9b 真珠層比 15.8±4.2a 17.5±4.2b 20.6±4.0c 稜柱層比 458.3±147.1a 452.9±150.3a 402.0±214.6b 1.6分核 真珠径(μm) 5.6±0.3a 5.7±0.3 5.8±0.4b 1.7部核 真珠径(μm) 6.1±0.3a 6.2±0.3b 6.3±0.4b 24 ②挿核試験 試験期間中の生残率と真珠の直径を図 ~ に示10 12 した。 月~ 月にかけて赤潮が頻発し、特に 月に4 8 8 が発生したためか、抑制貝および Karenia mikimotoi 挿核貝の衰弱がみられた。衰弱の影響は真珠にも影 響し、試験剥き真珠は傷の目立つものが多かった。 各系統とも挿核から沖出しまでの養生中に ~ %16 21 の死亡がみられ、養生中の死亡数は例年よりも多か った。また、各系統とも沖出しから浜上げまで継続 的に死亡が続いたが、 系統の死亡が他の 系統よB 2 りも多く、沖出し貝数に対する浜上げ貝数の生残率 では 系統よりも %の危険率で有意に低かった 図C 5 ( 。真珠の巻きは 、 系統では沖出しから浜上げ 12) B C 、 、 まで順調であったが A系統では ~ 月に停滞し9 11 その後 月から巻きが回復した(図 、11 10 11)。 浜上げ真珠の詳細を表 に示した。生産された真3 、 。 珠は少し黄色をかんでいたが 巻きは良好であった サイズは5mmが %、41 6mmが %であった。浜上59 げ貝回りは 系統がA 127円、 系統がB 169円、 系統C が164円となり、 系統が生残率と貝回りともに優C 良であった。 図12 挿核試験期間中の生残率 表3 浜上げ真珠の詳細 異記号間で有意差( < )があることを示す * p 0.05 ③形質評価試験 A、 、 系統ともB C3 2005年 月の沖出しから8 2006 年 月までの系統による貝のプロポーションに差は3 みられなかったが、それ以降は系統による違いがみ 3 6 2007 1 4 られた(図 ~ 。) 年 月の精密測定結果を表 0 20 40 60 80 100 8月8日 8月23日 9月14日 10月18日 11月28日 12月20日 1月18日 生 残 率 (% ) A系統 B系統 C系統 表4 精密測定結果 に示した。 %の危険率で有意な差がみられた項目5 A C B A は以下のとおりである。殻高: 、 > 、殻長: > 、殻巾比: 、 > 、全重量比: > 、 、殻B B C A C A B 重量比: > 、 、閉殻筋重量比: 、 > 、真C A B B C A 珠層比: > > 、稜柱層比: 、 > 、 分核C B A A B C 1.6 真珠径: > 、 分核真珠径: > 、 。このよC A 1.7 C B A うに、殻巾比や殻重量比、真珠層比など真珠の巻き に関する項目を含む、ほぼ全ての項目で品種改良の 効果が確認された。今後の問題点
品種改良については、 系統と比較して厚殻貝をA 、 、 交配したB C系統でプロポーションや真珠の巻き 赤変病耐性等各種形質において有意差がみられた。 今回の試験結果では赤変病耐性、真珠の巻きの両方 で 系統(厚殻貝♀×耐病貝♂)が優れている結果C となったが、追試験を行って、再現性を確認する必 要がある。近交弱勢による遺伝的劣化を起こさずに 優良種苗を生産するためには、今後も交配試験と形 質評価を継続する必要がある。 現地養殖試験および挿核試験については 月採卵5 で採苗し、猪串湾に沖出ししたため、翌年の自然放 卵による著しい衰弱はみられなかった。また、浜上 げ時の生残率は ~ %と高かったが、抑制、挿核74 76 が行われ始める ~ 月に赤潮が頻発したために、沖6 7 出し後の真珠の状況が悪く、浜上げ貝まわりは昨年 度よりも悪かった。猪串湾における赤潮多発時期が ~ 月であることを考慮すると、 月に採卵し、翌 6 7 5 年の 月から挿核を開始する手法だけでなく、 月に7 2 採卵し、翌年の 月から挿核を開始することによっ3 て、 ~ 月の危険な時期での挿核を避けるという手6 7 法も検討すべきである。 文献 )永井清仁ら.感染症によるアコヤガイ大量へい 1 死への対処Ⅱ.真珠の雑誌.2002. A系統 B系統 C系統 挿核貝数 1,174 1,419 1,593 沖出し貝数 923 1,127 1,323 浜上げ貝数 692 629 1,013 生残率(%) 74.9 55.8 76.5 出珠総重量(匁) 70.0 80.0 150.0 100貝あたり出珠総重量(匁) 10.1 12.7 14.8 100貝あたり商品珠総重量(匁) 7.5 9.9 11.9 6mm1級品重量(匁) 14.0 19.0 28.0 6mm2級品重量(匁) 15.5 22.5 52.5 5mm1級品重量(匁) 10.0 8.5 11.0 5mm2級品重量(匁) 12.5 12.0 29.0 6mm1級金額(円) 56,000 76,000 112,000 6mm2級金額(円) 8,200 10,250 23,550 5mm1級金額(円) 20,000 17,000 22,000 5mm2級金額(円) 3,750 3,600 8,700 合計売り上げ金額(円) 87,950 106,850 166,250 浜上げ貝まわり(円/貝) 127 169 164 大分県水試事業報告 A系統 B系統 C系統 殻高(mm) 70.7±4.9a 67.9±5.6b 69.8±5.4a 殻長(mm) 67.3±5.6a 64.6±6.1b 67.6±6.7 殻巾比 35.8±2.5a 37.0±3.2b 37.7±5.3b 全重量比 76.7±8.6a 75.7±9.2a 82.0±11.9b 殻重量比 41.4±4.9a 42.0±6.0a 44.2±6.0b 閉殻筋重量比 3.1±0.8a 3.4±0.8b 3.7±0.9b 真珠層比 15.8±4.2a 17.5±4.2b 20.6±4.0c 稜柱層比 458.3±147.1a 452.9±150.3a 402.0±214.6b 1.6分核 真珠径(μm) 5.6±0.3a 5.7±0.3 5.8±0.4b 1.7部核 真珠径(μm) 6.1±0.3a 6.2±0.3b 6.3±0.4b 24 ②挿核試験 試験期間中の生残率と真珠の直径を図 ~ に示10 12 した。 月~ 月にかけて赤潮が頻発し、特に 月に4 8 8 が発生したためか、抑制貝および Karenia mikimotoi 挿核貝の衰弱がみられた。衰弱の影響は真珠にも影 響し、試験剥き真珠は傷の目立つものが多かった。 各系統とも挿核から沖出しまでの養生中に ~ %16 21 の死亡がみられ、養生中の死亡数は例年よりも多か った。また、各系統とも沖出しから浜上げまで継続 的に死亡が続いたが、 系統の死亡が他の 系統よB 2 りも多く、沖出し貝数に対する浜上げ貝数の生残率 では 系統よりも %の危険率で有意に低かった 図C 5 ( 。真珠の巻きは 、 系統では沖出しから浜上げ 12) B C 、 、 まで順調であったが A系統では ~ 月に停滞し9 11 その後 月から巻きが回復した(図 、11 10 11)。 浜上げ真珠の詳細を表 に示した。生産された真3 、 。 珠は少し黄色をかんでいたが 巻きは良好であった サイズは5mmが %、41 6mmが %であった。浜上59 げ貝回りは 系統がA 127円、 系統がB 169円、 系統C が164円となり、 系統が生残率と貝回りともに優C 良であった。 図12 挿核試験期間中の生残率 表3 浜上げ真珠の詳細 異記号間で有意差( < )があることを示す * p 0.05 ③形質評価試験 A、 、 系統ともB C3 2005年 月の沖出しから8 2006 年 月までの系統による貝のプロポーションに差は3 みられなかったが、それ以降は系統による違いがみ 3 6 2007 1 4 られた(図 ~ 。) 年 月の精密測定結果を表 0 20 40 60 80 100 8月8日 8月23日 9月14日 10月18日 11月28日 12月20日 1月18日 生 残 率 (% ) A系統 B系統 C系統 表4 精密測定結果 に示した。 %の危険率で有意な差がみられた項目5 A C B A は以下のとおりである。殻高: 、 > 、殻長: > 、殻巾比: 、 > 、全重量比: > 、 、殻B B C A C A B 重量比: > 、 、閉殻筋重量比: 、 > 、真C A B B C A 珠層比: > > 、稜柱層比: 、 > 、 分核C B A A B C 1.6 真珠径: > 、 分核真珠径: > 、 。このよC A 1.7 C B A うに、殻巾比や殻重量比、真珠層比など真珠の巻き に関する項目を含む、ほぼ全ての項目で品種改良の 効果が確認された。今後の問題点
品種改良については、 系統と比較して厚殻貝をA 、 、 交配したB C系統でプロポーションや真珠の巻き 赤変病耐性等各種形質において有意差がみられた。 今回の試験結果では赤変病耐性、真珠の巻きの両方 で 系統(厚殻貝♀×耐病貝♂)が優れている結果C となったが、追試験を行って、再現性を確認する必 要がある。近交弱勢による遺伝的劣化を起こさずに 優良種苗を生産するためには、今後も交配試験と形 質評価を継続する必要がある。 現地養殖試験および挿核試験については 月採卵5 で採苗し、猪串湾に沖出ししたため、翌年の自然放 卵による著しい衰弱はみられなかった。また、浜上 げ時の生残率は ~ %と高かったが、抑制、挿核74 76 が行われ始める ~ 月に赤潮が頻発したために、沖6 7 出し後の真珠の状況が悪く、浜上げ貝まわりは昨年 度よりも悪かった。猪串湾における赤潮多発時期が ~ 月であることを考慮すると、 月に採卵し、翌 6 7 5 年の 月から挿核を開始する手法だけでなく、 月に7 2 採卵し、翌年の 月から挿核を開始することによっ3 て、 ~ 月の危険な時期での挿核を避けるという手6 7 法も検討すべきである。 文献 )永井清仁ら.感染症によるアコヤガイ大量へい 1 死への対処Ⅱ.真珠の雑誌.2002. A系統 B系統 C系統 挿核貝数 1,174 1,419 1,593 沖出し貝数 923 1,127 1,323 浜上げ貝数 692 629 1,013 生残率(%) 74.9 55.8 76.5 出珠総重量(匁) 70.0 80.0 150.0 100貝あたり出珠総重量(匁) 10.1 12.7 14.8 100貝あたり商品珠総重量(匁) 7.5 9.9 11.9 6mm1級品重量(匁) 14.0 19.0 28.0 6mm2級品重量(匁) 15.5 22.5 52.5 5mm1級品重量(匁) 10.0 8.5 11.0 5mm2級品重量(匁) 12.5 12.0 29.0 6mm1級金額(円) 56,000 76,000 112,000 6mm2級金額(円) 8,200 10,250 23,550 5mm1級金額(円) 20,000 17,000 22,000 5mm2級金額(円) 3,750 3,600 8,700 合計売り上げ金額(円) 87,950 106,850 166,250 浜上げ貝まわり(円/貝) 127 169 164 大分県水試事業報告 A系統 B系統 C系統 殻高(mm) 70.7±4.9a 67.9±5.6b 69.8±5.4a 殻長(mm) 67.3±5.6a 64.6±6.1b 67.6±6.7 殻巾比 35.8±2.5a 37.0±3.2b 37.7±5.3b 全重量比 76.7±8.6a 75.7±9.2a 82.0±11.9b 殻重量比 41.4±4.9a 42.0±6.0a 44.2±6.0b 閉殻筋重量比 3.1±0.8a 3.4±0.8b 3.7±0.9b 真珠層比 15.8±4.2a 17.5±4.2b 20.6±4.0c 稜柱層比 458.3±147.1a 452.9±150.3a 402.0±214.6b 1.6分核 真珠径(μm) 5.6±0.3a 5.7±0.3 5.8±0.4b 1.7部核 真珠径(μm) 6.1±0.3a 6.2±0.3b 6.3±0.4b 平 成 18 年 度 23*:伊東尚史 山下浩史 中易千早 栗田 潤 佐野元彦 林 雅博 岩永俊介 木村武志 日高悦久 竹丸 巌 中島員洋, , , , , , , , , , , . . 2005. 飯田貴次 アコヤガイ赤変病の病貝血リンパに対する単クローン抗体の作出 日本水産学会春季大会講演要旨 73