はじめに
◼ この講義のWWWページ
http://teched.kyokyo-u.ac.jp/~htada/class/kodomo/
◼ 講義資料(PDF)を置いておきます
◼
印刷はできません今日のテーマ
◼ 子どもを取り巻く情報機器とその危険性
今の子どものネット利用状況
内閣府の調査
◼ 内閣府 平成29年度 青少年のインター ネット利用環境実態調査
◼
調査時期:平成29年11月3日~12月3日◼
調査対象:満10歳から満17歳までの青少年5000人と同居の保護者5000人
◼ 青少年3288人と保護者3469人から回答
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/1.pdf
インターネット利用率(小学生)
0.00%
10.00%
20.00%
30.00%
40.00%
50.00%
60.00%
70.00%
80.00%
90.00%
100.00%
H26 H27 H28 H29
情報機器の利用率 インターネット利用率
スマホの利用率 スマホでのインターネット利用率
インターネット利用内容(小学生)
0.00%
10.00%
20.00%
30.00%
40.00%
50.00%
60.00%
70.00%
80.00%
90.00%
H27
年度H29
年度H27
年度(スマホ)H29
年度(
スマホ)
インターネット利用時間
(平日1日あたり)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
H29
年度H27
年度わからない 使っていない
30
分未満30
分~1
時間1
~2
時間2
~3
時間3
~4
時間4
~5
時間5
時間以上デジタルアーツ社による調査
◼ 「未成年の携帯電話・スマートフォン利用 実態調査」
◼
別紙参照https://www.daj.jp/company/release/2018/0307_01/
ネットの危険性
ネット犯罪
ネット犯罪の危険性
◼ ネット上では見知らぬ人と接触する機会が 多い
◼
子どもが犯罪に巻き込まれるおそれ◼ ネットの仕組みがよくわかっていない
◼
騙されてお金を取られるおそれ◼ ネットは匿名性が高い
◼
犯罪を助長するおそれワンクリック詐欺,架空請求
◼ メールに記載されていたURLをクリック
◼
突然「サイト利用料金」を請求されるhttps://japan.norton.com/smartphone-oneclick-fraud-1940
フィッシング詐欺
◼
偽のWWWサイトを使って個人情報を収集する詐 欺◼
会員制のサイトや有名企業を装ったメールが送ら れてくる◼
リンクをクリックしたら偽のサイトにジャンプし,そこで個人情報を盗まれる
◼ 架空請求
◼ 預金を勝手に引き下ろされる
◼ 他人が自分に成り済ます
出会い系
◼ 昔は出会い系サイト
◼ 今は出会い系のアプリがある
◼ 子どもが見知らぬ人と出会ってトラブルに
巻き込まれるおそれがある
デジタル万引き
◼ P2Pソフトを用いた違法なダウンロード
◼ 映画,音楽,ゲームソフトなど
◼
著作権法に違反している◼ 近年は逮捕者も出ている
◼
子どもは「悪いこと」という意識がないままやって しまうおそれがあるネットいじめ
ネットいじめ
◼ ネットの匿名性の影に隠れた誹謗中傷
◼
掲示板,メール,チャット,SNSなど◼ 子どもはいじめられていることを大人に言 わないことが多い
◼
「子どもの世界」の出来事◼
パソコン、ケータイを取り上げられることを恐 れて◼
「いじめている相手」がわからないネットいじめの例
◼ 掲示板,SNSに悪口を書き込む
◼ 嫌がらせのメールを送りつける
◼ いじめの様子を写真にとりメールでばらま
く
ネットのその他の危険
有害情報
◼
ポルノ,出会い系,暴力的な画像,反社会的行為 の助長,自殺の肯定サイト◼
「これらのサイトを目にしたことがある」と回答 した子ども(2007年)◼ よくあった(6.3%)
◼ たまにあった(39.0%)
◼
子どもへの影響が心配されるhttp://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20345529,00.htm
5割弱の子どもが
ネットで有害情報に 接している
個人情報の漏えい
◼ さまざまな手段で個人情報を集めようとす る
◼
不正なアプリ◼
懸賞やアンケート◼
携帯番号占い◼ 子どもが自分や家族,友達の情報を漏らし
てしまうおそれがある
オンラインゲーム
◼ ネットワークを使って複数のユーザが参加 して行うゲーム
◼ ゲーム自体は無料でもアイテム等に課金さ れる
◼
月々の電話代と一緒に徴収されるため,子ども はお金がかかっていることを意識しない◼ 子どもが金銭的トラブルに巻き込まれるこ
とが増えている
ネットの世界の怖さ
◼ ネットの世界には子どもも大人もない
◼ 子どもも大人と同じように
◼
トラブルに巻き込まれる◼
トラブルを引き起こす可能性がある
スマホの危険性
携帯電話の進化と普及
◼ ここ数年の携帯電話の進化は著しい
◼
今や私たちが想像している以上に強力な道具に なってしまった◼ 携帯電話からケータイ,そしてスマホへ
スマホの問題
◼ 個人的な道具である
◼ 大人の目が届きにくい
◼ いつでもどこでも使える
◼ どんどん時間を奪う
◼ 人とのつながり
◼ やめたくてもやめられない
スマホ依存
◼ スマホを手放せない子どもが増えている
◼
一日中スマホをいじっている◼
寝る時もスマホの電源を切らないスマホで学力低下
◼ スマホのせいで子どもの学力が低下してい る
◼ スマホを使いすぎて勉強時間が減っている
せい?
子ども・若者の学習時間
100 150 200 250 300 350 400
昭和61
(1986)
平成3
(1991)
8
(1996)
13
(2001)
18
(2006)
23
(2011)
小学生
(10歳以上)
中学生 高校生
短大・高専生 大学・大学院生
平成26年版 子ども・若者白書
成績別の家庭学習時間
「第5回学習基本調査データブック」ベネッセ教育総合研究所(2015)
http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=4801
スマホや携帯を使う時間と数学の平均点
(中学生)
週刊文春WEB
スマホを使う時間と偏差値,平日の勉強 時間と睡眠時間の関係(小5~中3)
学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト 平成30年度版
http://www.city.sendai.jp/manabi/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyoiku/doc uments/h30gakushuiyoku.pdf
スマホで勉強時間が無駄になる
◼ スマホを使う時間が長い子どもは家庭での勉 強時間にかかわらず成績が低い
◼ 「スマホを使う→勉強時間が減る→成績低下」と いうわけではない
◼ スマホを長時間使う子どもは「勉強時間を無 駄にしている」
◼ 勉強をしても身についていない
◼ その大きな原因がLINEなどの通信アプリにあると 考えられる
LINEによる束縛
◼ メッセージを相手が読んだことがわかる
◼ 未読放置
◼ 既読スルー
◼ スマホはいつでもそばにある
◼ 見ようと思えばいつでも見られる
◼ LINEに「縛られる」子どもが増えている
◼ 常にスマホが気になる
◼ 届いたらすぐ返信しないといけないというプレッシャー
◼ 着信音が鳴ったら開かずにはいられない
学力への影響
◼ スマホが気になって勉強が手につかない
◼
内容が頭に入らない◼ 十分な睡眠が取れない
◼
夜遅くまでスマホをいじっている◼
寝ている時もメッセージが入ると起きて返信す る◼
睡眠不足で日中ボーっとする情報機器の心と体への影響
心への影響
◼
ネット依存症◼ ネットにハマって抜けられなくなる
◼ 日常生活に支障をきたす
◼
コミュニケーション不全◼ 直接対面してのコミュニケーションを避けようとする
◼
コンピュータゲームの影響◼ 攻撃性が高まる
◼ 他人の苦しみに鈍感になる
◼
子どもの心に情報機器はどういう影響を与えるの か?体への影響
◼
運動不足による影響◼ 体力低下
◼ 肥満
◼ 虚弱体質
◼
画面を見続けることの影響◼ ドライアイ
◼ 視力低下
◼
長時間同じ姿勢を続けることの影響◼ 肩こり,腰痛
◼
成長期の子どもにとってはより深刻な問題まとめ
◼ 今の子どもは情報機器によりさまざまな危険 にさらされている
◼ ネットの危険性
◼ ネット犯罪
◼ ネットいじめ
◼ 有害情報
◼ 個人情報の漏えい
◼ オンラインゲーム
◼ スマホ依存
◼ 学力低下
◼ 情報機器の心と体への影響
◼ 使いすぎによる影響
第1回レポート課題について
◼ レポートを書いてWWWページから提出して ください
◼ 〆切:4/25(木)
◼ 課題,提出方法などの詳細はWWWを参照の こと
http://teched.kyokyo-u.ac.jp/~htada/class/kodomo/
◼ ファイル名は指定された形式にすること
◼ 間違えた人は再アップしてください
◼ 古いのはそのままで構いません