情報機器の操作(第8回)
産業技術科学科 多田 知正 htada@kyokyo-u.ac.jp
はじめに
◼ この講義のWWWページ
http://teched.kyokyo-u.ac.jp/~htada/class/sousa/
◼ 演習で使うデータ等はここにおいておきま
今日はPowerPoint
◼ 今日はPowerPointをやります ◼ やり方はこれまでと同じです
まず最初にすること
◼ スライドのサイズの選択 ◼ テーマの選択 ◼ 必要なら ◼ 配色の選択 ◼ フォントの選択 ◼ スライドマスタの設定 ◼ ヘッダとフッタの設定 ◼ スライドを作ってからテーマを変えるとレイアウト や色がおかしくなる場合があるのでテーマは最初にスライドのサイズ
◼ スライドのサイズは2種類あります ◼ 標準(4:3) ◼ 昔からあるサイズ ◼ 今でも結構多い ◼ ワイド画面(16:9) ◼ 新しいプロジェクタで対応しているあえての「標準」
◼ 今のPowerpointの標準設定は「ワイド画面 」ですが,あえて「標準」にする手もあり ます ◼ 今でも多くの環境では画面サイズは4:3 ◼ 4:3のスクリーンにワイド画面を映すと上下が 黒くなる ◼ 配布資料にもGood ワイド画面で配布資料を作ると余分なスペーステーマの選択
テーマは「背景」で決める
◼ テーマには配色やフォントの設定も含まれ る ◼ 「雰囲気はいいけどフォントがちょっと」とい う時もある ◼ 配色やフォントは後ですぐ変えられる ◼ 背景を変えるのはちょっと面倒 ◼ テーマは「背景の好み」で選びましょう配色とフォントの選択
◼ テーマの「配色」や「フォント」が気に入
配色の設定
◼ 文字や図形の色として利用可能な色 主に使う色 同系で濃さの違う色 他の色も使えますが よく使う色をあらかじめ 選んでおくと便利フォントのカスタマイズ
◼ あらかじめ設定されたフォ
ントが気に入らない場合は 自分で細かく設定できる
フォントの設定
◼ 見出し(スライドのタイトル)と本文のフ
ォントを別々に設定できる
演習
◼ 課題ファイル(practice.pptx)をダウンロードして開く ◼ スライドサイズを「標準(4:3)」にする ◼ 何か聞かれたら「最大化」を選択 ◼ テーマを「レトロスペクト」にする ◼ 配色を「青II」にする ◼ フォントを「Calibri」にする ◼ 「フォントのカスタマイズ」をクリック ◼ 見出しのフォントをスライドマスタの設定
◼ 全てのスライドに共通する要素を指定する ところ ◼ スライドの背景 ◼ レイアウト ◼ テーマで気に入らない部分はスライドマス タを修正しましょうスライドマスタを開く
スライドマスタの選択
マスタの中のマスタ 全てのスライドに適用される レイアウトごとのマスタ 特定のレイアウトの スライドにのみ適用されるスライドマスタの編集
「ホーム」タブに切り替えて 普通のスライドと同じように 編集できる
演習
◼ スライドマスタを開く ◼ 左側のスライドマスタ一 覧で,スクロールバーを 動かして,一番上のスラ イドマスタを選択演習
◼ 下の図を参考に変更する ◼ タイトルのフォントを32ポ イントに変更 ◼ タイトル領域の高さを狭め て上に移動 ◼ タイトルの下の線も上に移 動 ◼ テキスト領域のフォントを 大きくする(テキスト領域 の外枠をクリックしてから ここを2回クリック) ◼ テキスト領域を上に広げるスライドの編集に戻る
演習
◼ スライドの編集に戻る ◼ スライドの3ページ目を見る ◼ タイトルの位置がおかしくなっているので 再度スライドマスターを開いて修正する ◼ どこをどう修正すれば良いかは自分で考えるこ と ◼ タイトルを修正するのに合わせてテキスト領域 も修正することヘッダとフッタ
◼ スライドや配布資料の上部と下部の余白に 表示するもの ◼ 日付 ◼ タイトル ◼ スライド番号 など こういうの演習
◼ スライドに日付とスライド番号を入れる ◼ スライドのフッタに「練習用スライド」と
スライドの作り方
◼ スライドを追加する ◼ スライドのレイアウト を選択する ◼ 文章を書く ◼ 必要の応じて文字の色演習
◼ スライドの1ページを開く
◼ タイトルに「練習用スライド」と入れる ◼ サブタイトルに所属と氏名を入れる
配布資料
◼ 聞き手に事前に配る資料
◼ スライドの縮小版が印刷
配布資料の作成
演習
◼ PowerPointの印刷画面を呼び出す(「ファイル」→「印刷」を クリック) ◼ プリンターを「Microsoft Print to PDF」に設定 ◼ この設定により,プリンタから印刷される代わりに,PDFファイ ルが作成される ◼ 普通に印刷する場合はプリンタ(cp1など)を選択する ◼ 「フルページサイズのスライド」を配布資料の「6スライド( 横)」に変更 ◼ 「印刷」ボタンをクリック ◼ ファイル名を聞いてくるので「練習1」と入力して「保存」を クリック ◼ 保存先のフォルダに注意すること(変更しても良い) ◼ 指定したフォルダに「練習1.pdf」というファイルができてい るのでダブルクリックして開く ◼ 配布資料がPDFになっていることを確認プリンタによっては
◼ 1枚に複数ページを 印刷する機能があ る ◼ 実はこちらのほう がスライドが大き く印刷される演習
◼ 再度PowerPointの印刷画面を呼び出す ◼ プリンターが「Microsoft Print to PDF」になっていることを確認 ◼ なっていなければ設定する ◼ 「6スライド(横)」を「フルページサイズのスライド」に戻す ◼ 「印刷」ボタンをクリック ◼ ファイル名を聞いてくるので「練習2」と入力して「保存」をクリック ◼ 指定したフォルダに「練習2.pdf」というファイルができているので右クリッ クする◼ 「プログラムから開く」→「Adobe Acrobat Reader DC」をクリック
◼ Acrobat ReaderでスライドのPDFが開く
◼ Acrobat Readerで「ファイル」→「印刷」をクリック
演習(つづき)
◼ Acrobat Readerの印刷画 面で,プリンターを「 Microsoft Print to PDF 」に変更 ◼ プリンタから印刷される 代わりに,PDFファイル が作成される ◼ 普通に印刷する場合はプ リンタ(cp1など)を選 択する ◼ ページサイズ処理の「複 数」をクリック ◼ 「1枚あたりのページ数 」を「2x4」に設定演習(つづき)
◼ ファイル名を聞いてくるので「練習3」と入力して「保存」を クリック ◼ 保存先のフォルダに注意すること(変更しても良い) ◼ 指定したフォルダに「練習3.pdf」というファイルができているので ダブルクリックして開く ◼ 練習1.pdfとの違いを確認スライドショー
◼ 実際にPowerPointで発表するにはどうする
か?
◼ わかってるつもりでも知らないこともある
スライドショーの開始と中断
スライドショーの開始と中断
◼ キーボードでも操作できます ◼ 開始 ◼ 「F5」キーを押す ◼ 再開 ◼ 「Shift」キーを押しながら「F5」キーを押す ◼ 中断 ◼ 「Esc」キーを押す ◼ キーボードを使える場合はこっちの方が早いスライドを進める,戻す
◼ 次のスライドに進む ◼ マウスをクリック ◼ 「Enter」「Space」「→」「↓」のどれかの キーを押す ◼ 前のスライドに戻る ◼ 右クリックして「前へ」を選択 ◼ 「BackSpace」「←」「↑」のどれかのキーを 押す特定のスライドにジャンプする
画面上で右クリックして
特定のスライドにジャンプする
◼ キーボードでも操作できます
◼ スライド番号を入力して「Enter」キーを
押す
スライドに書き込みをするには
画面上で右クリックして ペンの種類 色も選べます 書き込みをやめるには 再度画面上で右クリックしてここをクリックスライドに書き込みをするには
◼ キーボードでも操作できます ◼ スライド中に書き込みをする ◼ 「Ctrl」+「P」 ◼ 書き込んだものを消す ◼ 「E」 ◼ 書き込みをやめる ◼ 「Ctrl」+「A」演習
◼ スライドショーを開始し,これまで説明し た操作を実際にやってみる ◼ 説明を見ながら操作できるよう,練習用スライ ドの後ろの方(20ページ以降)に同じ説明が書 いてあります絵は口ほどにモノを言う
◼ 文字だけでもスライドは作れますが絵をう まく使うとより効果的 ◼ というわけでスライドに絵を入れる方法を 学びましょう ◼ 「お絵かきツール」としてPowerPointを使う 人もいるでしょうし 絵がモノを 言うわけな いじゃん残念ながら
◼ 「いい絵を描く方法」を教えることはでき ません ◼ そんなものあったら私が知りたい ◼ いかに「楽して」スライドに絵を入れるか を考えましょう絵を入れる前にすること
◼ 文章を書く場所に絵がかぶると何かと邪魔
◼ 文字が絵にかぶってしまう
◼ 絵を動かそうとした時に文字が動く
スライドに絵を入れる方法
◼ SmartArt(スマートアート) ◼ 図形(オートシェイプ)
◼ クリップアート ◼ 画像の挿入
SmartArt
◼ いかにもな絵を手軽に書く機能 パソコ ン 紙芝居 パワーポ イント演習
◼ 4ページを開く ◼ テキスト領域を小さ くして右半分に図を 入れるスペースを作 る ◼ 空いたスペースに SmartArtを使って 以下のような図を入図形
◼ PowerPointでのお絵かきの基本ツール ◼ 以前は「オートシェイプ」と呼ばれていた ◼ 古いOfficeの解説でオートシェイプという言葉が出 てきたら図形のことです PowerPointでは 文章も図形の一種PowerPointの線
◼ PowerPointで使う線
オブジェクトを線でつなぐ
まず線を引きます 両端の白丸をマウスで 動かすことができます オブジェクトに近づけると 反対側も同様に ここでボタンを離すと線でつながれたオブジェクト
オブジェクトを動かすと線もついてくる
演習
◼ 5ページを開く ◼ 2つの を線でつなぐ ◼ 2つの をマウスで動かして左右を逆に してみる ◼ 線がどのようになるかを確認https://nettogazou.com
ネット画像の活用
◼ スライドの絵は自分で描かない ◼ ふつうそんな暇はない ◼ インターネットで公開されている画像を活用 しよう画像の挿入の方法
◼ ダウンロードしたファイルを直接Powerpointにマウス
でドラッグするだけ
著作権に注意
◼ ネットから入手した画像を使って作成した スライドを公開する場合,著作権を考慮す る必要がある ◼ 著作権違反をしないように画像を利用する にはどうすれば良いか?ライセンス
◼ 他者の著作物を利用するための法的な許可 のこと ◼ 著作物を利用する際には,その著作物のライセ ンスに従う必要がある ◼ 有償か無償か ◼ 利用にあたっての条件 ◼ ネットからダウンロードした画像を利用す る場合,必ず元の画像を配布しているWeb サイトに行ってライセンスを確認しなけれ ばいけません利用条件に注意
◼ 有償の画像を勝手に使ってはいけません ◼ 当たり前です ◼ たとえ無償で使える画像であっても,利用条 件を必ず確認し,それに従うこと ◼ 作者名を明記するよう求めている場合が多い ◼ 営利目的で利用する場合は有償という場合もある ◼ 中には著作権を完全に放棄している画像もあ ります ◼ CC0 Creative Commons パブリックドメイン無償で利用できる画像を探す
◼ 画像の利用にお金を払う気がないのであれ
ば,画像を検索する際に,無償で利用でき るもののみに絞り込んで探すほうが効率的
方法1:Googleで検索
◼ Googleで画像検索を行う
◼ 「ツール」→「ライセンス」をクリック
演習
◼ 6ページを開く ◼ Googleの画像検索で「 パンダ」を検索 ◼ 右のパンダの画像を探し てダウンロードする ◼ スライドにダウンロード した画像を貼り付ける ◼ 配布元のWebサイトでラ イセンスを参照し,必要 な情報をスライドに記入 ◼ 右の例を参照 Photo by zenjiro https://www.flickr.com/photos/zenjiro/245267784/方法2:pixabay
◼ 自由に使うことのできるイラストを配布している
◼ 作者名を入れる必要がない ◼ 改変も可能
pixabay利用の際の注意
◼ Pixabayの検索で上の方に出てくる「スポンサ
方法3:いらすとや
◼ ほぼ自由に使うことのできるイラストを配布している
◼ 作者名を入れる必要がない(入れても良い) ◼ 改変も可能(一部制約あり)
演習
◼ 「pixabay」と「いらすとや」で探した赤
ちゃんの画像(どれでも良い)を6ページ に貼り付ける
絵を自在に操る
◼ 絵を貼り付けてからが勝負 ◼ 自由自在に絵を操るには?
用語
◼ 一つだけ覚えましょう ◼ オブジェクト
オブジェクトの選択
◼ 一本釣り方式
◼ 個々のオブジェクトを直接選択する
◼ 投網方式
一本釣り方式
◼ 選択するオブジェクトを直接マウスでクリ
ックする
投網方式
◼ 何も無いところからマウスでドラッグする ◼ ドラッグした範囲に枠ができる ◼ 枠の中にあるオブジェクトが全て選択される ◼ 完全に枠に含まれるオブジェクトだけが選択され る ◼ 一部でもはみ出ているものは除かれる投網方式のメリット
◼ 複数のオブジェクトを一度に選択できる ◼ 数が多いときには圧倒的に早い ◼ 完全に後ろに隠れているオブジェクトも選 択できる ◼ 後で説明します ◼ 一本釣り方式では絶対無理 ◼ 投網方式は覚えておきましょうオブジェクトの選択とShiftキー
◼ あるオブジェクトを選択すると他のオブジ ェクトの選択はすべて解除される ◼ Shiftキーを押している間は解除されない ◼ 次々に選択対象を追加できる ◼ 一本釣り,投網のどちらでも有効 ◼ 既に選択したものを再度選択すると解除される ◼ 間違って選択した時にキャンセルできる演習
◼ 7ページを開く
◼ 実際にさまざまなオブジェクトの選択方法
図形の編集
◼ 図形の見た目を整える方法
PowerPointでは 文章も図形の一種
図形のサイズ変更
◼ 図形の周囲の○または□をマウスで動かす
図形の回転
◼ 図形の上のここをマウスで動かすと図形を
図形の反転
形の修正
◼ 図形によっては黄色い○がついているもの
がある
オブジェクトの前後関係
◼ スライド上のオブジェクトには前後関係が
あります
一番前に持ってくる
◼ 右クリックして「最前面へ移動」
隠れたオブジェクトを前に出す
◼ 完全に後ろに隠れてしまったオブジェクトを前に出 すことができます ◼ 投網方式で目的のオブジェクトだけを選択 ◼ 枠線が表示される ◼ 表示された枠線の上で右クリック ◼ メニューから「最前面へ移動」を選択演習
◼ 8ページを開く ◼ 長方形の中に「長方形」と文字を入れる ◼ 右クリックして「テキストの編集」 ◼ 文字の色を黒にする ◼ りんごをひっくり返す ◼ 左右反転している缶を元に戻す ◼ 立方体を右のように変形する ◼ ハートの後ろに隠れているものを前に出す ◼ ハートは動かさないことオブジェクトの整列
◼ オブジェクトをきれいに並べる
◼ ちまちまと手でやってはいけません
オブジェクトの整列
まずここをクリック
頼れる整列 メニューたち
左揃え
◼ オブジェクトの左端をぴったり揃える
◼ 最も左にあるオブジェクトが基準
左右中央揃え
◼ オブジェクトの中央をぴったり揃える
◼ 選択したオブジェクト群の中間が基準
上下に整列
◼ オブジェクトの上下の間隔を均等にする
◼ 両端(最も上と下)にあるオブジェクトが基準
整列を行う際の注意
整列を行うときは要チェック! 通常は 「選択したオブジェクトを揃える」 をチェックしておく このように 「スライドに合わせて配置」 になっているとろくなことがない ので要注意なぜこんなものがあるのか?
◼ オブジェクトをスライドのちょうど真ん中に 置きたい場合 「スライドに合わせて配置」 をチェックして「中央揃え」を行う ただし実際に使うことはまずありません演習
◼ 9ページを開く
◼ 緑の丸を横に整列し,等間隔に並べる ◼ 赤の四角を縦に整列し,等間隔に並べる ◼ 丸と四角の間隔を広げる
グループ化
◼ 複数の「もの」を1つにまとめる
◼ 右クリックして「グループ化」
演習
◼ 10ページを開く ◼ ロボットを立たせてみる ◼ えらいことになるのを確認 ◼ ロボット全体をグループ化する ◼ もう一度立たせてみる塗りつぶしあれこれ
◼ ここで塗りつぶしについて詳しく見てみま
塗りつぶしなし
単色
透過性
グラデーション
グラデーションの種類
線形 放射
グラデーションの方向
◼ グラデーションの開始点と進行方向を決める
線形の場合
分岐点
◼ グラデーションの中継ポイント 線形の場合 分岐点1 (0%:赤) 分岐点2 (50%:黄) 分岐点3 (100%:緑) 各分岐点の場所(開始点からの位置)と色を指定 次の分岐点の色まで滑らかに変化分岐点の編集
分岐点を動かす 分岐点1 (0%:赤) 分岐点2 (70%:黄) 分岐点3 (100%:緑) 分岐点を増やす演習
◼ 11ページを開く
◼ 正方形に下のようなグラデーションを設定
テクスチャ
◼ 図形の中に画像を貼り
テクスチャに使う画像の選択
◼ ファイル ◼ 貼り付ける画像ファイルを選択 ◼ クリップボード ◼ 直前に「コピー」したものを貼り付ける ◼ 図形 ◼ クリップアート ◼ 画像 ◼ クリップアート ◼ 貼り付けるクリップアートを選択画像の貼付け方の指定
◼ 画像を「拡大する」か
演習
◼ 12ページを開く
絵をすばやく作る
◼ PowerPointで絵の入ったスライドを「すば
やく」「きれいに」作るために知っておく と便利な技を紹介します
オブジェクトを思い通りに操作する
◼ 初心者の人の悩み ◼ 思った場所に移動しない ◼ きれいに並ばない ◼ 思うように変形できない ◼ 大きさがバラバラ ◼ コピーが面倒 ◼ オブジェクトを素早く思い通りに操作するキーボードの活用
◼ 位置の微調整にはマウスでなくキーボード を使いましょう ◼ 選択した状態で「矢印」キーで移動 ◼ 水平(垂直)に動かせるのがメリット ◼ マウスだと真横に動かそうとしても上下にずれ ることがある微妙に移動
◼ オブジェクトは通常大ざっぱに移動する ◼ 位置の微調整ができない ◼ 「Alt」キーを押しながら動かすと,オブジ ェクトがじわじわと動く ◼ 位置の微調整ができる ◼ キーボードの場合は「Ctrl」キーを押しな がら「矢印」キーを押す演習
◼ 13ページを開く ◼ 真ん中にある黒い●(見えないですが)を マウスで少し左に移動する ◼ 三日月ができることを確認 ◼ 三日月をできるだけ細くする ◼ ある程度以上細くならないことを確認 ◼ 「Alt」キーを押しながらマウスを動かして みる微妙に変形
◼ オブジェクトは周りのオブジェクトに合わせ て変形する ◼ 2つのオブジェクトの大きさを揃えるときなどは便 利 ◼ 形の微調整をするとき困る場合が ◼ 「Alt」キーを押しながら動かすと,オブジェ クトが回りのオブジェクトに関係なくじわじ わと変形する演習
◼ 14ページを開く ◼ 上の図形のここをマウスで 左右に動かす ◼ 下の図形と大きさが重なる ときだけくっつくような動 きをすることを確認 ◼ 縦の点線が出る ◼ 「Alt」キーを押しながら 同じ操作をしてみる ◼ 下の図形と関係なく変形で きることを確認 ◼ 縦の点線が出てこない便利な「Shift」キー
◼ 図形を変形するとき「Shift」キーを押しな
がらドラッグ
演習
◼ 14ページのままで ◼ 上の図形のここをマウス で上下左右に動かす ◼ 変形の仕方を確認 ◼ 「Shift」キーを押しなが ら同じ操作をしてみる ◼ さっきとの変形の仕方の 違いを確認最初に図形を描くとき
◼ 「Shift」キーを押しながらドラッグ ◼ 「その図形の基本形」が作れる
◼ 正方形,円,正三角形,立方体など
複数オブジェクトの変形
◼ 初心者によくあるパターン ◼ 一度に全部作ってしまう ◼ あとで1つずつ調整 ◼ 面倒な上に結果がバラバラ 1つずつ調整複数のオブジェクトを一度に変形
◼ 複数のオブジェクトを選択して,そのうちひ
とつを変形
◼ 全てのオブジェクトが同じように変形される
もっと良い方法
◼ まず1つだけ描く ◼ 全体の雰囲気を見るためにとりあえず複数置いておく のは可 ◼ 1つだけ完全に調整をする ◼ 大きさの変更 ◼ 色の変更 ◼ 形の変更 ◼ 完成してからコピーする演習
◼ 15ページを開く ◼ すべてのオブジェクトを選択 ◼ すべて選択されている状態でひとつだけを 変形してみる ◼ 全部が一度に変形されることを確認コピーを手早く行うには
◼ 今でも「コピー」&「ペースト」ですか? ◼ マウスでせっせと ◼ キーボードを使う ◼ 「Ctrl-C」(コピー)「Ctrl-V」(ペースト) ◼ もっといい方法がありますイケてるコピー方法(その1)
「Ctrl」キーを押しながらドラッグ 離すとコピーされる
普通の方法よりはるかに快適
イケてるコピー方法(その2)
マウスの右ボタンを使ってドラッグ ここをクリックすると その場にコピーされる ボタンを離すとメニューが出る 一手間余計にかかる代わりに演習
◼ 16ページを開く ◼ 栗まんじゅうをコピーして100個以上にす る ◼ 面倒になったらGoogleで「ドラえもん 栗ま んじゅう」で検索 ◼ 増やしすぎるとPowerPointが重くなったり 落ちたりするので注意ワードアート
ワードアートの挿入
種類を選択 文章を入力
ワードアートの設定
ワードアート上で右クリック
ワードアートを変形する
先ほどの設定画面は 「図形」と共通
ワードアート特有の 設定はできない
演習
◼ 17ページを開く
ワードアートなんてない
◼ PowerPoint には「ワードアート」なるオ ブジェクトは実はありません ◼ 先ほどの操作で出てくるものは単なるテキスト ◼ あらかじめちょっと装飾されているだけ ◼ 通常の文章も,ワードアートと全く同じよ うに装飾が可能 ◼やりすぎ注意
◼ 派手な文字が読みやすいとは限りません
◼ 装飾しすぎ
◼ 使いすぎ
パワポでお絵描き
◼ パワポでは図形を組み合わせて絵を描くこ とができます ◼ 「でも丸とか三角みたいな単純な図形しかない からなあ」と思っていませんか? ◼ 実はパワポは「どんな図形」でも描くこと ができますフリーフォーム
◼ パワポお絵描きの最強アイテム
これ 最強アイテムの
フリーフォームの使い方
◼ クリックすると点が置かれる ◼ ダブルクリックで終了
演習
◼ 18ページでフリーフォームを使って見本のよ うな図形を描いてみる ◼ 形は適当で良い https://www.udiscovermusic.jp/stories/axe-attack-flying-v 見本のモデルフリーフォームの威力
◼ これだと比較的単純な図形しか描けない
◼ フリーフォームの本当の力はこんなもので
はありません
頂点の編集
黒い点を動かすと頂点が移動
フリーフォームの練習
◼ フリーフォームの使い方をマスターするに は,実際にいろんな図形を描いて見るのが 一番です ◼ すでにある図形の上に全く同じ図形を描く 練習(トレース)をしてみましょう演習
◼ 19ページを開く ◼ フリーフォームで下の図をなぞっていく ◼ 黒い■のところを順にクリック ◼ どこから始めても良い ◼ 最後の■のところはダブルクリック ◼ できた図形をクリックして,「図形の塗りつぶし」→「その他の色」 をクリック ◼ 透過性を0%→90%にする ◼ 図形を右クリックして,メニューの「頂点の編集」を選択 ◼ 頂点(黒い■)をクリックして,出てきた白い□を下の図の□の位置 に合わせる ◼ すべての頂点について同じ操作を行う ◼ すべて終わったら「レイアウト」→「タイトルのみ」を選択利用上の注意
◼ フリーフォームは何でも描ける強力 なツールです ◼ その気になればドラえもんでもアンパ ンマンでもサザエさんでも描ける ◼ ですが,実際プレゼン資料を作って いるときにこんな絵をちまちま描い ている暇はありません ◼ どうしても変わった形の図が欲しい 時に限ってピンポイントで使うよう フリーフォームで 描いたドラえもんアニメーションとは
◼ スライドがジュワジュワと出てきたり ◼ 文字がシャキーンと出てきたり
よく言われる「アニメーションの役割」
◼ 聞き手の注目を集める ◼ インパクトのあるアニメーションで聞き手を引 き付ける ◼ 説明をしやすくする ◼ スライドの内容が少しずつ順番に表示される ◼ 聞き手は今表示されている内容だけに集中でき るそうですか?
アニメーションの「実際の」メリット
◼ 場が和む(?) ◼ ちょっとしたどよめきが起こる(かも) ◼ 「へーPowerPointでそんなのできるんだ」 ◼ でも最近はみんな知ってるので「あーはいはい」という感じ ◼ 初心者アピール ◼ アニメーションを多用するのは発表の初心者と相場が決まっ ています ◼ 「あーこの人は発表慣れていないからあまり厳しく突っ込む のはやめておこう」 ◼ 発表後の質疑応答がマイルドに(?) ◼ せいぜいそんなところです ◼ 「アニメーションのおかげで発表がわかりやすくなる」なん てことはありませんというわけで
◼ プレゼンにおける効果的なアニメーション
とは