情報機器の操作(第13回)
産業技術科学科 多田 知正
2016/7/25 2
今日の目標
スライドショー
ある意味一番肝心かも
実際にPowerPointで発表するにはどうする
スライドショーの開始と中断
2016/7/25 4
スライドショーの開始と中断
キーボードでも操作できます 開始 「F5」キーを押す 再開 「Shift」キーを押しながら「F5」キーを押す 中断 「Esc」キーを押すスライドを進める,戻す
次のスライドに進む マウスをクリック 「Enter」「Space」「→」「↓」のどれかの キーを押す 前のスライドに戻る 右クリックして「前へ」を選択 「BackSpace」「←」「↑」のどれかのキーを 押す 2016/7/25 6特定のスライドにジャンプする
画面上で右クリックして
行き先のスライドを 選んでクリック
特定のスライドにジャンプする
キーボードでも操作できます スライド番号を入力して「Enter」キーを 押す スライド番号を覚えてないといけませんけど 2016/7/25 8スライドに書き込みをするには
画面上で右クリックして
ペンの種類
スライドに書き込みをするには
キーボードでも操作できます スライド中に書き込みをする 「Ctrl」+「P」 書き込んだものを消す 「E」 書き込みをやめる 「Ctrl」+「A」 2016/7/25 10配布資料
聞き手に事前に配る資料
配布資料の作成
印刷時に設定する
プリンタによっては
1枚に複数ページ印刷する機能がある
スライドマスタ
全てのスライドに共通する要素を指定する ところ スライドの背景 レイアウト 既存のデザインに飽き足らない場合はスラ イドマスタを修正しましょう 2016/7/25 14スライドマスタを呼び出す
スライドマスタの選択
2016/7/25 16 マスタの中のマスタ 全てのスライドに適用される レイアウトごとのマスタ 特定のレイアウトの スライドにのみ適用されるマスタの編集
あとはマスタを 編集するだけ
スライドの編集に戻るには
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スライドマスタと塗りつぶし
スライドマスタでは凝った塗りつぶしを良く
塗りつぶしあれこれ
ここで塗りつぶしについて詳しく見てみま
しょう
塗りつぶしなし
単色
一つの色で塗りつぶす
透過性
グラデーション
色を滑らかに変化させる
グラデーションの種類
線形 放射
グラデーションの方向
グラデーションの開始点と進行方向を決める
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線形の場合
分岐点
グラデーションの中継ポイント 線形の場合 分岐点1 (0%:赤) 分岐点2 (50%:黄) 分岐点3 (100%:緑)分岐点の編集
2016/7/25 28 分岐点を動かす 分岐点1 (0%:赤) 分岐点2 (70%:黄) 分岐点3 (100%:緑) 分岐点を増やす 分岐点1 (0%:赤) 分岐点3 (70%:黄) 分岐点4 (100%:緑) 分岐点2 (40%:青)テクスチャ
テクスチャに使う画像の選択
ファイル 貼り付ける画像ファイルを選択 クリップボード 直前に「コピー」したものを貼り付ける 図形 クリップアート 画像 クリップアート 貼り付けるクリップアートを選択 2016/7/25 30画像の貼付け方の指定
ヘッダとフッタ
スライドや配布資料の上部と下部の余白に 表示するもの 日付 タイトル スライド番号 など 2016/7/25 32 こういうのワードアート
図のように装飾できる文字のこと
ワードアートの設定
2016/7/25 36
ワードアート上で右クリック
「図形」と同じ 設定が可能
ワードアートを変形する
先ほどの設定画面は 「図形」と共通
ワードアート特有の 設定はできない
ワードアートなんてない
PowerPoint には「ワードアート」なるオ ブジェクトは実はありません 先ほどの操作で出てくるものは単なるテキスト あらかじめちょっと装飾されているだけ 通常の文章も,ワードアートと全く同じよ うに装飾が可能 2016/7/25 38やりすぎ注意
派手な文字が読みやすいとは限りません
装飾しすぎ
使いすぎ
アニメーション
オブジェクトが出たり引っ込んだり飛んだ
り回ったり色々する効果のこと
よく言われる「アニメーションの役割」
聞き手の注目を集める インパクトのあるアニメーションで聞き手を引 き付ける 説明をしやすくする スライドの内容が少しずつ順番に表示される 聞き手は今表示されている内容だけに集中でき るそうですか?
大して変わらないと思いますけど
アニメーションの「実際の」メリット
場が和む ちょっとしたどよめきが起こる(かも) 感心される 「へーPowerPointでそんなのできるんだ」 初心者アピール 「あーこの人は発表慣れていないからあまり厳しく突 っ込むのはやめておこう」 発表後の質疑応答がマイルドに(?) せいぜいそんなところですというわけで
効果的なアニメーションとは
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アニメーションのデメリット
効果はその場限り 後で資料として見るときは動きません 表示に時間がかかる アニメーションが動いている間待たされる 段取りを覚えないといけない どのスライドでいつクリックするかをいちいち覚 えておく必要がある アニメーションを開始するためアニメーションのデメリット
準備に時間がかかる どのアニメーション効果を使うか迷う それぞれのオブジェクトにアニメーションを設 定 プレビューして効果を確認 速さ,動きを調整 2016/7/25 46印象に残る?
「アニメーションで印象に残るプレゼン」 なんて言葉にだまされてはいけません せいぜい「アニメーションが印象に残るプレゼ ン」でしかない プレゼンテーションで重要なのは「内容」 と「構成」です嘘だと思ったら
この講習を通じて「あそこがアニメーショ ンになってたら良かったのに」と思う箇所 を挙げてみてください もしいくつも思いつくようならアニメーシ ョンを使ってください 2016/7/25 48ただし
私はアニメーションは使わないのでよくわ
かりません
すみませんがこの人 に聞いてください
「絵を極める」ための小技集
絵を作る
PowerPointで絵の入ったスライドを「すば
やく」「きれいに」作るために知っておく と便利な技を紹介します
オブジェクトを思い通りに操作する
初心者の人の悩み 思った場所に移動しない きれいに並ばない 思うように変形できない 大きさがバラバラ コピーが面倒 オブジェクトを素早く思い通りに操作する 方法をマスターしましょう 2016/7/25 52キーボードの活用
位置の微調整にはマウスでなくキーボード を使いましょう 選択した状態で「矢印」キーで移動 水平(垂直)に動かせるのがメリット マウスだと真横に動かそうとしても上下にずれ ることがある 2016/7/25 54微妙に移動
オブジェクトは通常大ざっぱに移動する 位置の微調整ができない 「Alt」キーを押しながら動かすと,オブジ ェクトがじわじわと動く 位置の微調整ができる キーボードの場合は「Ctrl」キーを押しなオブジェクトの変形
微妙に変形
オブジェクトは通常大ざっぱに変形する 形の微調整ができない 「Alt」キーを押しながら動かすと,オブジ ェクトがじわじわと変形する 形の微調整ができる便利な「Shift」キー
図形を変形するとき「Shift」キーを押しな
がらドラッグ
図形の形は変化せず大きさだけが変化する
最初に図形を描くとき
「Shift」キーを押しながらドラッグ
「その図形の基本形」が作れる
正方形,円,正三角形,立方体など
複数オブジェクトの変形
初心者によくあるパターン 一度に全部作ってしまう あとで1つずつ調整 面倒な上に結果がバラバラ 2016/7/25 60 1つずつ調整複数のオブジェクトを一度に変形
複数のオブジェクトを選択して,そのうちひ
とつを変形
全てのオブジェクトが同じように変形される
もっと良い方法
まず1つだけ描く 全体の雰囲気を見るためにとりあえず複数置いておく のは可 1つだけ完全に調整をする 大きさの変更 色の変更 形の変更 完成してからコピーする 2016/7/25 62コピーを手早く行うには
今でも「コピー」&「ペースト」ですか? マウスでせっせと キーボードを使う 「Ctrl-C」(コピー)「Ctrl-V」(ペースト) もっといい方法があります 2016/7/25 64イケてるコピー方法(その1)
「Ctrl」キーを押しながらドラッグ 離すとコピーされる
イケてるコピー方法(その2)
2016/7/25 66 マウスの右ボタンを使ってドラッグ ここをクリックすると その場にコピーされる ボタンを離すとメニューが出る 一手間余計にかかる代わりに 片手だけで操作できるPowerPointの線
PowerPointで使う線
「単なる線」じゃありません
オブジェクトを線でつなぐ
まず線を引きます 両端の白丸をマウスで 動かすことができます オブジェクトに近づけると ここでボタンを離すと線でつながれたオブジェクト
2016/7/25 70
オブジェクトを動かすと線もついてくる