Webセーフカラーを用いた一対比較による視認性の年代別比較
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(2) 求め図 3 に示した.この値が 1 に近づくとは,一 対比較の結果に一貫性があることから,一対比 較に用いた色どうしの視認性の違いがはっきり していると考えられる.逆に 0 に近づくと比較 している色どうしの視認性の違いが小さくなる と解釈できる.図3によると,all colors(比 較に用いた色は 21 色)では,若年者の 0.75 に. (a) 若年者. (b) 高齢者予備群. (c) 高齢者 図 2 視認性とコントラストの関係 (背景色(#FFFFFF)輝度:71.1cd/m2). 図 3 Kendall の一貫性係数. 対して,高齢者予備群と高齢者では 0.55,0.62 と値が小さくなり,比較している文字色どうし の視認性の差が,若年者に比べて小さくなった ことがわかり,図 2 の結果と一致した. Achromatics(無彩色:比較に用いた色は 3 色) では,どの被験者群でも高い値を示しており, 比較している色どうしの視認性にはっきりした 違いがあり,加齢による視認性順序の変化は見 られなかった[2].6 つの基準色(比較にも用いた 色は基準色ごとに 3 色ずつ)のうち Blue,Red, Magenta では,どの被験者群でも 0.2 以下と値が 低くなり比較している色どうしの視認性にあま り違いがないことがわかる.すなわち,これら の色はコントラストに差があっても視認性に変 化がないといえる.Green,Cyan,Yellow では, どの被験者群でも 0.6 以上と値が高く,比較し ている色どうしの視認性に違いがあることがわ かった.すなわち,これらの色ではコントラス トが視認性に大きく影響することがわかった. 以上のことから,高齢者予備群と高齢者では, 視認性に対する色度の影響が小さくなることが わかった.さらに,水晶体の白濁が進むと,コ ントラストが小さくなったときに,視認性が急 激に低下する傾向があることがわかった.. 4. おわりに 白色背景における Web セーフカラーの視認性 の年代別変化を検討した.その結果,若年者で は,コントラストおよび色度が影響し,高齢者 予備群と高齢者では色度の影響が小さくなり, コントラストに強く依存することがわかった. また,高齢者は低コントラストの場合に急激に 視認性が悪くなる傾向もみられたことから,高 齢者にとって低コントラストの背景色と文字色 を用いることは視認性の低下につながることが 示された. 謝辞 本研究を進めるにあたり,高齢者予備群およ び高齢者の一対比較実験にご協力いただいたユ ニベールボランティア東京の皆さんに感謝いた します. 参考文献 [1] 金谷末子:高齢者のための照明,人間生活 工学,Vol.4 No.3,pp.26-29,2003 [2]斎藤恵一,齋藤大輔,他:無彩色ウェブセー フカラーの視認性順序に関する加齢変化,第 17 回バイオメディカルファジィシステム学会, pp.75-76,2004. 4−18.
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