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Ⅷ 老齢厚生年金の支給調整 老齢厚生 ( 退職共済 ) 年金は 常勤として厚生年金 ( 共済年金 ) に加入した場合や雇用保険法による失業給付 ( 基本手当 ) 等を受給する場合 (65 歳未満の者に限る ) には支給額が調整され 年金額の一部又は全部が支給停止されます 1 民間企業等に再就職した場

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Academic year: 2021

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(1)

老齢厚生(退職共済)年金は、常勤として厚生年金(共済年金)に加入した場合や雇用 保険法による失業給付(基本手当)等を受給する場合(65 歳未満の者に限る)には支給額 が調整され、年金額の一部又は全部が支給停止されます。 1 民間企業等に再就職した場合の支給停止 老齢厚生(退職共済)年金の受給権者が、民間企業等に再就職し、就職先で厚生年金保 険の被保険者等(※1)となった場合は、厚生年金保険の被保険者等でいる間、会社等 から支払われる給与等の額に応じて、老齢厚生(退職共済)年金等の一部又は全部が支給 停止されます。 なお、公務員共済組合の組合員となった場合と異なり、経過的職域加算額(職域年金 相当部分)は全額支給されます。 (1) 65歳未満の停止額 給与等の額(総報酬月額相当額※2)と厚生年金の額の月額(基本月額※3)の合計が 28 万円に達するまでは、全額の年金を支給し、28 万円を超えるときは、年金の一部又 は全部が支給停止されます。 ※1 厚生年金保険の被保険者等 ・私立学校の教職員、民間企業等に勤務する厚生年金保険の被保険者 ・70 歳以上で厚生年金保険の適用事業所に常時勤務する者 ・70 歳以上で私立学校に勤務する者 ・国会議員、地方議会議員 ※2 総報酬月額相当額 ・停止対象月における標準報酬月額と、停止対象月以前の1年間の標準賞与額の総額を 12 で除して得 た額の合算額 ※3 基本月額 ・特別支給の老齢厚生年金={特別支給の老齢厚生年金額-(経過的職域加算額+加給年金額)}×1/12 ・本来支給の老齢厚生年金={老齢厚生年金額-(経過的職域加算額+加給年金額+経過的加算の額+繰下 げ加算額)}×1/12 【用語の解説】

Ⅷ 老齢厚生年金の支給調整

(2)

合 算 基本月額 ×1/12 経過的職域加算額、加給年金額は 除きます。 総報酬月額相当額

老齢厚生年金の 年金額 標準報酬月額 * 過去 1 年間の ボーナスの総額 ×1/12 (公務員であった期間も含みます) (基本月額+総報酬月額相当額)が 28 万円を超える 基本月額が 28 万円を超える 総報酬月額相当額が47万円を超える 総報酬月額相当額が47万円を超える 年金は全額支給され ます。 47 万円×1/2+(総報酬月額 相当額-47 万円)の額が支 給停止されます。 (47 万円+基本月額-28 万円)× 1/2+(総報酬月額相当額-47 万 円)の額が支給停止されます。 (総報酬月額相当額+基本月 額-28 万円)×1/2 の額が支 給停止されます。 総報酬月額相当額×1/2 の 額が支給停止されます。 65 歳未満の者の在職停止の仕組み(月額で計算) はい いいえ はい はい はい いいえ いいえ いいえ *実際に支払われた給料ではなく、年金 の保険料(掛金)を徴収するための基 礎となる額のことをいい、報酬(諸手 当を含む)を一定の範囲ごとに区分さ れた等級表(P66 参照)にあてはめた 額となります。 注:支給停止の基準となる 28 万円、47 万円は、改定される場合があります。 なお、令和4年4月からは 65 歳未満の者の支給停止基準額についても、 65 歳以上の者と同じ支給停止基準額(及び計算方法)が適用されます。

(3)

(2)65歳以上の停止額 総報酬月額相当額と基本月額の合計が 47 万円に達するまでは、全額の年金を支給 し、47 万円を超えるときは、その合計額から 47 万円を控除して得た額の 1/2 を 12 倍 した額(以下「支給停止額」という。)の厚生年金額が停止されます。 支給停止額が厚生年金額以上であるときは、当該厚生年金額の全額が停止されま す。 支給停止額の計算方法 支給停止額=(基本月額+総報酬月額相当額-47 万円)×1/2×12(年額) 合 算 65 歳以上の者の在職停止の仕組み(月額で計算) 基本月額 ×1/12 経過的職域加算額、加給年金額、 経過的加算額、繰下げ加算額は除 きます。 総報酬月額相当額

老齢厚生年金の 年金額 標準報酬月額* 過去 1 年間の ボーナスの総額 ×1/12 (公務員であった期間も含みます) (基本月額+総報酬月額相当額)が47万円を超える (基本月額+総報酬月額相当 額-47 万円)×1/2 の額が支給停止されます。 *実際に支払われた給料ではなく、年金 の保険料(掛金)を徴収するための基 礎となる額のことをいい、報酬(諸手 当を含む)を一定の範囲ごとに区分さ れた等級表(P66 参照)にあてはめた 額となります。 年金は全額支給されます。 はい いいえ 注:支給停止の基準となる 47 万円は、改定される場合があります。

(4)

2 共済組合の組合員でいる間の支給停止 老齢厚生年金は、期末手当等を含む給与(総報酬月額相当額)と年金の合計額によ り一部又は全部が支給停止されることがあります。 民間企業等に再就職した場合と異なり、共済組合の組合員である間は、経過的職域 加算額(職域年金相当部分)は全額支給停止されます。 また、厚生年金部分が全額支給停止となる場合は加給年金額も支給停止となりま す。厚生年金部分の支給停止額の計算方法は 64・65 ページと同様となります。 3 支給停止額の計算例 ・65 歳未満で民間企業等に就職し、厚生年金に加入した場合 ・年金額は 168 万円(特別支給の老齢厚生年金 144 万円 経過的職域加算額 24 万円) ・標準報酬月額は 30 万円 ・直近1年間の標準賞与額は 60 万円(夏と冬の賞与の合計額) 総報酬月額相当額=30 万円+60 万円×1/12 = 35 万円 年金の基本月額 =144 万円×1/12 = 12 万円 年金の停止額 =(35 万円+12 万円-28 万円)×1/2=9 万 5 千円 年 金 支 給 額 =12 万円+2 万円-9 万 5 千円=4 万 5 千円(月額) ※共済組合に加入中の場合、経過的職域加算額は全額支給停止となります。 (参考:厚生年金保険標準報酬等級表) 等級 報酬月額 以上 未満 標準報 酬月額 等級 報酬月額 以上 未満 標準報 酬月額 第 1 級 93,000 88,000 第 17 級 250,000 270,000 260,000 第 2 級 93,000 101,000 98,000 第 18 級 270,000 290,000 280,000 第 3 級 101,000 107,000 104,000 第 19 級 290,000 310,000 300,000 第 4 級 107,000 114,000 110,000 第 20 級 310,000 330,000 320,000 第 5 級 114,000 122,000 118,000 第 21 級 330,000 350,000 340,000 第 6 級 122,000 130,000 126,000 第 22 級 350,000 370,000 360,000 第 7 級 130,000 138,000 134,000 第 23 級 370,000 395,000 380,000 第 8 級 138,000 146,000 142,000 第 24 級 395,000 425,000 410,000 第 9 級 146,000 155,000 150,000 第 25 級 425,000 455,000 440,000 第 10 級 155,000 165,000 160,000 第 26 級 455,000 485,000 470,000 第 11 級 165,000 175,000 170,000 第 27 級 485,000 515,000 500,000 第 12 級 175,000 185,000 180,000 第 28 級 515,000 545,000 530,000 第 13 級 185,000 195,000 190,000 第 29 級 545,000 575,000 560,000 第 14 級 195,000 210,000 200,000 第 30 級 575,000 605,000 590,000 第 15 級 210,000 230,000 220,000 第 31級 605,000 620,000 第 16 級 230,000 250,000 240,000

(5)

〈参考〉 年金の停止額計算シート(65 歳未満)

Q1 あなたの総報酬月額相当額はいくらですか? A1 円 ※ 総報酬月額相当額 = その月の標準報酬月額+その月以前1年間の標準賞与額の合計÷12 円 円 Q2 あなたの基本月額はいくらですか? A2 円 ※ 基本月額 = 年金額 ÷ 12 (複数の実施機関から年金を受給している場合(日本年金機構、私学共済)には、すべての 厚生年金の月額を合計します。) Q3 Q1と Q2の合計額(A1+A2)はいくらですか? A3 円 ☆ 下記のフローに従い、自分の該当する計算式を探してください。 はい いいえ 計算方法 A3 1 支給停止額 : ( - 280,000)÷ 2 = 2 支給停止額: A2 A1 ( 470,000 + - 280,000 )÷ 2 + - 470,000 = ※ 複数の実施機関から年金を受給している場合(日本年金機構、私学共済)には、求めて得られた額 を支給割合で按分します。 支給停止は ありません 計算方法1へ 計算方法2へ A1が 47 万円 以下ですか? A3が 28 万円 以下ですか?

(6)

 民間  65歳  県退職  退職  (民間へ再就職)  雇用保険被保険者  期間12か月以上 加給年金額 老齢基礎年金 退  職 共済年金 厚生年金相当部分 支   給 支給停止 雇用保険法基本手当 受 給 中 支  給 職域年金相当部分 支   給 4 失業給付等を受給する場合の支給停止について 「特別支給の老齢厚生(退職共済)年金」の受給権者が、 公共職業安定所に出向き求職の申込をしたときは、その翌月 から所定給付日数に相当する日数分の失業給付(基本手当)の支給を受け終わるまで、 経過的職域加算額を除き年金の支給が停止されます。 老齢厚生 (注)1 基本手当は、離職の日以前2年間に雇用保険の被保険者期間が通算して 12 か月以上あり、働く意志及び能力を有するにもかかわらず職業につくことがで きないとき支給されます。ただし、倒産・解雇等による離職の場合は、離職の 日以前1年間に雇用保険の被保険者期間が通算して6か月以上ある場合にも 支給されます。 (注)2 基本手当の日額は、離職前最後の6か月の賃金日額と退職時の年齢によって 決定され、勤続年数と離職時の年齢によって支給する日数(所定給付日数)が 決まります。 5 自営業又は農林業等に従事する場合 退職された後に厚生年金保険の被保険者等にならなければ、たとえ所得がある場 合でも老齢厚生年金等の支給停止はありません。 したがいまして、就労されない場合はもちろんのこと、農林業等による所得があ る場合も、年金の支給は停止されません。

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