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医 大学保健医療学部におけるキ リア としての 保健医療 ーの り組み

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Academic year: 2021

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札幌医科大学学術機関リポジトリ 

ikor

SAPPORO MEDICAL UNIVERSITY INFORMATION AND KNOWLEDGE REPOSITORY

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Title 札幌医科大学保健医療学部におけるキャリア教育としての保健医療

セミナーの取り組み 

Author(s) 仙石, 泰仁; 梶原, 陽子; 櫻田, 周; 伊藤, 玲 

Citation 札幌保健科学雑誌,第6号: 58-61

Issue Date 2017年 

DOI 10.15114/sjhs.6.58 

Doc URL http://ir.cc.sapmed.ac.jp/dspace/handle/123456789/6992

Type Technical Report 

Additional

Information  

File Information n2186621X658.pdf

 

(2)

報 

医 大学保健医療学部におけるキ リア としての 保健医療 ーの り組み

仙石泰仁1) 陽子2) 田 周3) 藤  4)

1) 大学保健医療学部

2) 医療生活 組合・在宅 和ケア 実診療 ームケアクリニック

3) 法人 山の ビリ ンター・ケア ンター

4) ウィル・みか 看護ステーション

キーワード:キ リア教 、保健医療セ ナー、地域医療

Sapporo J. Health Sci. 6 58-61(2017) I 10. 15114/sjhs. 6. 58

先   : 060‐8556 札幌 中 1条西17 目 札幌医科大学保健医療学部教務委員会

医療 学生に対するキ リア

 キ リア教 は文部科学省の中 教 審 会で1999年に 定 され、その後 くの大学でもその 入が進 できてい る。キ リア教 では「 体的に自分の進 を 択し得る や 度」を て、 会的及び 業的自立を図るための することが目的と考えられる1)。 が国の 等 教 では で行う学問と 業とのつながりが 分であ り、学生が 業について考える時 が くな てしまう ことが 々な問題を引き こす原 であるとの指 もあ 2)。その対 として 学中からの企業 のインターンシ ップやアル イトの 、課外 の開 など 々な り 組みについての報告が行われている3)。一方で医療 大学 や 成校では、入学時から 業 択がなされており一般大 学のような 業 択に関するキ リア教 の必要 は い ことも考えられる。しかしながら、2013年度に行われた医 師のキ リア 成に関 する医学部教 の実 調査4) は、調査対象とな た78の医学部で医学部教 の中にキ リア教 を含めることに関して 成との回 が66大学あ たことを報告している。また、広 大学で2009年に行われ た調査5)では、キ リア教 の ー について医療 の学 生でも4 が「あり」と回 し他の学部との明確な い がなか たことを報告しており、医療 大学や 成校であ ても、教員も学生もキ リア教 の必要 は ている ことが える。

 医療 学生におけるキ リアに関する課題としては、看

護学生を対象とした 野ら6)の研究において入学後1~2年 目の 学による学習の さが 業 のコ ットメントを 下 ていることを報告している。また、進 決定のプロセ スと 業的アイデンティティとの関 を報告した 合ら

7)の研究では、進 決定のプロセスを1) 決定型、2)

出会い型、3) 中変 型、4) 決定型、5)回 型の 5類型に分類し、 業イメージが して自 決定を回 する対 の回 型で 業アイデンティティが 著に くな ることを示し、 から 業イメージを確立し自 決定で きる支援の必要 を報告している。これらの先行研究から は、医療 大学や 成校では、 業の 択が 校生や中学 生の段 で行われているために とした 業イメージは ているものの、学習が進むにつれ実 の業務内 と自 の いていた 業イメージとの れが生 てしまう と、入学後の 学での学習の さが入学 に てい た 種になりたいという いを さ てしまう 示 している。そのため、入学後の から具体的な 業 イメージや 会から められている について ること は、医療 学生 のキ リア教 の要 として必要と考え られる。

医 大学保健医療学部のキ リア

 札幌医科大学では地域医療・保健・福 に 献できる医 療者の 成を教 目 の一つとしている。そのために、地 域で行われている保健医療の実 、専門 の活動や

(3)

、 原 子、 田  、 藤 

学中から学 ことが 要であり、教 の中で 々な機会 を提 している。保健医療学部では教 課程の中で保健医 療総論1~4という科目を け、看護学科、理学療法学科、

作業療法学科の学生が して同 課題に り組み、 種 の相 理 と を図る機会を けている。科目として 行われている学習以外にも、入学時には新入生フォー ム を開 し、 種 の の基 であるコ ーシ ン の 要 とその のための えについて外部 師 を え 会を開 している。また、 業を えた4年次 には、医療専門 として必要な基本的 マナーに加え、

者・ との で 頼しあう関係 を くために必要な ーシ ン技術を学 機会として医療

会も行 ている。

 2015年度からはこれらの り組みに加え、2、3年生を対 象として学生自身が く専門 に対する具体的イメージを つとともに、北海道における保健医療 の を考え、

自身のキ リア 成を む機会として保健医療セ ナーを 開 している。本稿ではこの保健医療セ ナーの り組み ついて紹介する。

 2015年度の保健医療セ ナーは「 ーム医療」というテ ーマで、道内各地域の保健・医療・福 ・行 等で活 す る各学科の 業生を 師として え、臨床での活動を紹介 してもらうと共に、学生時代にや ておく きこと、

の具体的な り組みなどについて をして い た。看護師の立場からは2007年度に本学を 業された太田 文香氏が、現 務されている札幌医科大学附属 院リハ リ 経内科 での経験から、総合 院での医師やリハ リテーシ ンスタッフとの において、お いの を相 に理 して自分の専門 を めていくことの 要 を指 された。また、理学療法士の立場からは2005年度 業の 本淳氏が、 務されている北海道保健福 部地域医 療 進局における 自身の や、大学院で学 「物事 を論理的に 及していく 」が臨床活動でも必要な であるとお をして いた。作業療法士の立場からは札

・すがた医院で 務されている 明氏(2002年度 業)が、地 で働く 々な医療・福 の専門 と を図 り、地域で生活する 者 の支援の経験を紹介して い た。い れの 師からも、学生時代に 的に人や 会と かかわる経験をすること、学 識を 理しておくこと の 要 が指 されていた。学生からは保健医療 の についての理 がすす 、自分の 種に対して具体的な イメージが てた、他 種 の 要 が ま たとの

が く出され、今後も して実施することとした。

2016年度保健医療 ーの 要

 2016年度には「 医療~その人らしさを支える専門 ~」をテーマに 医療の現場で活 されている3 名の 師による を実施した。 師には、札幌医療生活

同組合・ 和 ア 実診療所 ーム アクリ ック 札幌で看護師長をされている 原 子氏、 会福 法人札 幌山の手リハ リセンター・ アセンター の施 長で あり理学療法士の 田 氏、有限会 ィル・みか 訪問 看護ステーシ ンの ・訪問看護事業部長をされてい る作業療法士の 藤 氏を えた。以下に、各 者からの

内 を報告する。

1 在宅 和ケアの実際 おう き伴 者として

ームケアクリニック   陽子  2016年の診療報 改定で 和 ア 実診療所という 言葉が初めて 場しました。訪問看護においては機 型訪問看護ステーシ ンの など、医療依 度の い

であ ても、 み慣れた自 で最 まで すことが なように支援体 の がなされています。

 訪問看護では、 から終末 までの全ての健 レ ル、

新生 から 者まで 広い療 者さ を対象としてお り、その をも含 看護が められます。看護の目的 的 アから健 の 進、安らかな までを支援 することであり、訪問看護師には生活と医療の共 を支援 する があります。地域医療の現場では、 子

などの 変 に う介護 下、入院 による医療依 度の い療 者の 加がみられて います。看 りの場所としても は 要 されており、

する ー に対 しながら 最 の時までその人ら しく生きること を支えるためには 々な 種の 働が必

と言えます。

 当院はが 終末 の方を に支援していますが、が 者さ の に るまでの 程は などとは大 きく います。 くなる1 月 ど から に 々な症 が出現し、ADLが 下するのが です。 リ リま で治療が し、中 した時には に は1 月程に

てきていることが 々あります。当院の 看 りは年 80名程であり、 和 ア 入から1 月以内に く なる方が 半数です。 変 に対してスピーディ ー つ やかな対 が められることから、診療所の医師 と訪問看護ステーシ ンの看護師の 働とい た一般的な では く、1つの診療所内で医師と看護師が 働する 体 で 医療を提 しています。

 最 まで み慣れた が で したいと ていて も、医療者が に に ないことを 安と ている方が どです。 和 アの目的は、全人的 の 和や生 活のサポート、 の ア、そして安らかな看 りであり、

医療者が24時 にいなくても、安全と安 を提 し、安 して して くことが 要となります。看護師の ア も症 マ ジメントや医療 の援助、生活と

の援助、 的 アやスピリ アル ア、 など にわたります。しかし、あくまでも 本人

(4)

であり、 おう の から が発 され、その方の 人生が最 まで けることが 要なのです。人生の最終段 に り添うとき、専門 としての 識と技術はとても大 切 と います。しかし、必 には一人の人 として 自分がどうその方と向き合うかが問われているの と い ます。医療者は 者さ や の人生を代わりに るこ とはできま 。 に良き 者であり けることが め られているのです。

2 デイケア ンターの実際 その人が望 生活を える ームとして

ケア ンター   田 周  「あなたの人生は、今までツイていましたか 」この 問は、 ナ ックを一代で き上 た経 の ・松下

之助氏が採用 を自分でや ていた時に必 していた 問 そうです。 さ はどう えるでし うか

 私は札幌医科大学 生 大学部理学療法学科 業後、

札幌 内の 会医療法人札幌 会 院に入 しました。

から 、 院後の生活も一 した医療の提 を 行い、地域に した医療を 開することを理 としてお り、リハ リテーシ ンスタッフも 実した 院でした。

そこで のリハ リテーシ ンを実践し、中 には半年~1年以上入院して とな た ースもありま した。 院後も 院から訪問リハ リテーシ ンに いて のみなら 、 や補 具、 子の ックなどいわゆる 院完結型の医療を実践してきました。

また、当時の 院の 組みとしては に珍しい、外 者の 会 加支援として、 合が原公 ハイキン 、マー ジ ン大会、 動会、 泉ツアーなどを行 てきました。

そして 務して7年が た時、大きな 機が訪れました。

 法人が 内 に 院と介護 人保健施 (以下. 健)

を新 するということで、立 上 を経験する機会が てきました。 院に1年、 健に3年 務しましたが、 に 生活支援という では、ここでの新たな発 や経験が今 の自分に大きな を与ました。当時、デイ アセンター ていたアルツハイマー の利用者と地 の り き 作業療法士の同 と3人で カ りに行 た ピ ードは、

事ある とにあ らこ らで をします。それはこのこと が、その人が でいることをどのようにすれば えられ るのか、支援できるのか、そうすることがその人にど な 結果をもたらすのかという リハマインド の原

ているからです。そのためには理学療法士としての専門 識と生活における広 な 識との 合が 要です。

 札幌の 院に ても 、生活を支える理学療法士とし て進みたいと く ていた 、法人で札幌にも 健を新

することになり、ここではこれまでの経験を生かした ーム作りと実践を目 に り組むことができました。そこ にはたくさ の「その人らしく生きる」 が表現されてい ました。

 現 は、 業法人施 において後進の指 ・管理、事業 に わり、地域の介護 活動や定 的なセ ナー などに しています。

 さて、「あなたの人生は、今までツイていましたか 」 の 問にどのように えました 「私はツイています」と

える人の 理には、 りの人、 の 謝の気 があると言います。つまり今の自分があるのは自分の けでなく、 りの人のサポートや良い があ たから という り の「 謝」が表れています。こうして採用 した人た は、 くの ット を生み出し大いに活 さ れたそうです。私た も自 を て「ツイてる 」と

できるような人生を りまし う。

3 ビリテーションの実際 自分の で生活 がしたい を支えるために 共有と 行錯

みか 看護ステーション   今回、私は訪問看護からのリハ リテーシ ン(以下訪 問リハ)業務の「ありのまま」を にお えできればと 考え、お しさ て きました。な なら、それが (医 療)場 の最も「その人らしさ」をお えできると からです。

報告した 利用者 は3名で、1人目は し つながら も 自分のやりたい事を 得されている方、2人目は認 症のために と うような が出 なくなり し でいる方、3人目はな とかトイレでの を けた いと う中で 々に動作が にな てしま た方、でし た。この3名については、やりたい作業の共有や自 、また、ペットをも の手段の一つとして巻 き む事など、事例を した関わりの中でいくつか上手く い た をお えしました。しかし、そこそこの経験年数 にな ても、 回試行 しながら対 している事は え ておいて きたい の1つです。この3名と他の 利用者 にも共 して言える事は、 にな てもど な も「自分の で生活したい 」という る ない気 くお という事でし う。 からこそ、テーマにな る事自体が「その人らしい 生活」なの と います。

 訪問リハ業務は時 的にはその人の生活に、 の し れる程度の関わりしか てま 。 に介護保 の 利 用者 は、 最大2時 の訪問時 という があります。

しかし、私 が訪問リハを して提 する作業や 等を き かけに かしらの しみ・ びを てくれるように なるのもまた事実です。この は、訪問リハに てもらう事、また、従事し成長を けるために最も 要な 事 と ております。 あると いますが、私どもの 事業所では、利用者 がやりたい作業を共有するため、時

外に対 する場合も います。

 訪問リハに従事して最も しいと る は「目 」を 共有する事です。な なら、利用者 ・ は人それ

(5)

、 原 子、 田  、 藤 

れ い、訪問リハに する内 や 、度合い、体験 してから 得するまで時 が全く うからです。例えば、

私が「専門 としてできる事がま ま ある」と ても、

数回の訪問で終 してしまう事があります。また、 利用 者 が に 慮してしまい、自分の気 を表現でき ない場合なども 々 します。そして、 分に気 いきれ 、未 度々の い経験をしています。しかし、

課題があるからこそも と良いサー スができるようにな りたいと いますし、その事を真 に受け めるよう日々

しております。

 最後になりますが、このような な機会を与えて き、

作業療法学科の 先生、竹田里江先生を め教員の には 謝 し上 ます。私からは訪問リハの良い に 限ら 現場の「ありのまま」をお えしましたが、 医療・介護を担う学生 の と課題 決 ての 事と 理 けたら いです。今回のセ ナーをき かけ に、 的に しでも 医療に わる方が える事を

ております。

お わ り に

 今回、保健医療セ ナーを受 した学生に対するアン ート調査では、9 の学生が「保健医療 の実践活動が理

できた」「保健医療 としての について考える機会 にな た」「それ れの専門 について具体的なイメージ が てた」という回 をしていた。また、「 の現場で の生の が けて 白か た」「成 例ばかりではなく

な事例についての も け、 アの良さや大変さを ることができてよか た」とい たコメントもあり、地 域での保健医療の や 事のイメージがより実 として られる機会とな たことが えている。 に、「専門 識の習得はも であるが、い い なことに し、

その経験を基にあらゆる で人々を支えられる になり たいと た」とい た、今後の自身の生き方について示 を受けた学生もいたことが えた。これ以外にも他 種

の 要 について理 が ま た、他 種の業務内 についても と る必要があるとのコメントもあり、保健 医療セ ナーの目的が一定程度果たされていたことが考え られる結果であ た。

 保健医療セ ナーでは今回から保護者の方も 加できる ことになり、7名の方が 加された。 加された保護者か らは保健医療 の業務内 がわかり子 が く 事につい ての理 が ま たことや、このような学びの場を提 し ている本学の教 について 定的な印象を たことなど がコメントとして られていた。

 このように本学部で り組 でいる保健医療セ ナー は、学生のキ リア支援の一 として有用な機会とな て おり、今後も 的な り組みが必要と考えている。学生 からは今後 り上 て しいテーマとして、「 や新

での関わり」「国 的な活動」「 々な 気での介入」

などが られており、次年度以 のテーマ 定にも 考 にとしていきたいと考えている。

 最後に、保健医療セ ナーに 師として をいた いた に、 から 謝 し上 たい。

用 文

1)文部科学省中 教 審 会:今後の学校におけるキ リア教 ・ 業教 の り方について( . 成23 年1月31日).

http://www.mext.go.jp/component/b menu/shingi/

toushin/ icsFiles/a eld le/2011/02/01/1301878 1 1.

pdf,(2016 12 12) 

2) :わが国大学におけるキ リア教 の現 と 動向:中部、関西、 の代表的9大学に る事例研究.

文教大学国 学部紀要15(1):81‐95,2004

3) 坂 道:キ リア教 の現 と課題.北海学 大学 大学院経 学研究科研究論集 11:1 14,2013 4)全国医学部長 院長会 : 成25年度医師のキ

リア 成に関 する医学部教 の実 調査.2013.

https://www.ajmc.jp/pdf/25.11.21sasshi.pdf,(2016 12 12)

5)加野芳正、 一:大学におけるキ リア支援のア プロー . 等教 研究 書101.広 大学 等教 研究開発センター,2009.

http://rihejoho.hiroshima-u.ac.jp/pdf/sosho/so101.pdf,

(2016 12 12)

6) 野紀子, 田野 美, 井淳子,他:看護 大学 生の 業コ ットメント~入学後2年 における経時 的変 ~. 立医療技術大学紀要3(1):59 66,

2006

7) 合 子,本 子, 合良行,他:医療 大学 の 進 決定プロセスと入学後の 業的アイデンティティ との関 .医学教 37(3):141~149,2006

参照

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