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IDE Updates -- 研究所の取り組みをご紹介します

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Academic year: 2022

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IDE Updates ‑‑ 研究所の取り組みをご紹介します

著者 深井 啓

権利 Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization (IDE‑JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名 アジ研ワールド・トレンド

巻 258

ページ 47‑47

発行年 2017‑03

出版者 日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL http://doi.org/10.20561/00048883

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47

アジ研ワールド・トレンド No.258(2017. 4)

  アジア経済研究所は、内陸開発途上国国際研究所(International Think Tank forLandlocked Developing Countries)およびモンゴル国統計局と共催で一二月六日(火)、IDE–GSM(アジア経済研究所・経済地理シミュレーションモデル)に関連するワークショップ"IDE-GSM: Its Potential Benefits andProspect for Collaboration in Mongolia"を開催いたしました。

  このワークショップの共催機関である内陸開発途上国国際研究所は二〇〇三年に内陸開発途上国の問題解決のために策定されたアルマティ行動計画を受け、二〇〇九年に国連とモンゴル政府との協定に基づきウランバートルに設置された研究所です。今回のワークショップは同研究所および同研究の運営委員会にも名を連ねて いるモンゴル国統計局との共催で、アジア経済研究所の研究成果であるIDE–GSMをモンゴルにおいて紹介し、その応用可能性につき検討することを目的として企画されたものです。  本ワークショップはモンゴル側、日本側の講演とその後の質疑応答を含むパネルディスカッションから構成され、モンゴル側からは内陸開発途上国国際研究所の事務局長、および国家統計局の研究員が、日本側からはアジア経済研究所の研究員三名がそれぞれ講演を行いました。  ワークショップの冒頭、アリオンザヤ国家統計局長は開会挨拶において国家統計局の概要と本ワークショップへ寄せる期待が表明し、続くモンゴル側セッションでは、オドバヤル内陸開発途上国国際研究所事務局長が全体の趣旨説明にもつながる、内陸途上国における統計を使った研究の重要性を示した講演を行いました。また続いて、国家統計局アリオンボルド上席専門官、バトゾリクト専門官によるモンゴルにおける短期マクロモデルに関する講演、同局テグシジャルガル上席専門官による二〇一〇年から二〇一四年にかけてのモンゴル国産業連関表に関する講演が行われました。

  休憩を挟んで日本側のセッションではまず熊谷聡新領域研究センター・経済地理研究グループ長から人口・産業の地理的分布の変化を空間経済学の理論に基づいて長期的に予測し、貿易・交通円滑化の影響を分析するシミュレーションモデル・IDE–GSMの概略について講演が行われ、続いて後閑利隆新領域研究センター・経済地理研究グループ研究員がIDE–GSM の理論的根拠となっている空間経済学に関しての講演が行われました。講演セッション最後にジェトロバンコク事務所のケオラ・スックニラン研究員より、IDE–GSMの応用例として、モンゴル国と同様、内陸開発途上国であるラオスでの事例につき講義が行われました。  続く質疑応答・パネルディスカッションのセッションでは、IDE–GSMのモンゴルでのインプリケーションを求めるコメントを含め、活発な質疑応答がなされ、モンゴル政府関係者の関心の高さが浮き彫りになりました。  アジア経済研究所は今後の研究協力につき、内陸開発途上国国際研究所およびモンゴル国統計局などの関連機関と協議してゆくとともに、モンゴルにおけるIDE–GSMを用いた調査・研究、またその成果のモンゴル国関係機関への発信の可能性について検討してまいります。(文責:研究マネジメント職  深井  啓)

15_IDE_Updates.indd 47 17/03/03 11:31

参照

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