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橋越清一 : 山下幸平コレクションより見つかった帰化植物 いて詳しくは知らないが, 少なくともタカサブロウ, アメリカタカサブロウ,Eclipta prostrata (L.)L. の 3 種について混乱が生じていると考えられる. 梅本 山口 (1999) によれば, タカサブロウは Eclipta

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エヒメアヤメ(愛媛植物研究会誌)第45 号,2013

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山下幸平コレクションより見つかった帰化植物

―アメリカタカサブロウは 1924 年に大洲で採集されていた!?―

橋越 清一

email:hashigoe-kiyok@esnet.ed,jp

筆者は,2009 年 4 月から 2012 年 3 月の 3 年間,愛媛県立大洲高等学校に勤務していた.そこには,当

時大洲中学校で教鞭をとっていた「愛媛県植物便覧」の著者である植物学者の山下幸平氏(佐賀県出身)

の植物標本や宮内俊美先生が指導していた生物部が採集したと思われる植物標本が残っていた.それらの

1,258 点の標本のうち,85.9%が愛媛県立大洲中学校に勤務していた山下幸平氏が大正時代に採集したもの

であり,標本の中にはオキナグサ,ハマボウ,シコクカッコウソウ,シオガマギク,タカサゴソウ,ハイ

キビなどといった大洲地方,出石山,小田深山などの植物相を解明するための基礎資料となるものや植物

地理学上貴重なデータとなるものがあることがわかった.これらの標本の概要については,すでに筆者が

報告した(橋越,2011a,b).ここでは,山下幸平コレクションの中の帰化植物について報告する.

山下幸平コレクションの中の帰化植物

大洲高校の植物標本のうち

85.9%を占める山下幸平コレクションのうち,帰化植物にはソバカズラ(長浜,

1926 年),ツルドクダミ(大洲,1924 年),ヒメスイバ(小田深山,1925 年),オランダミミナグサ(大

洲,1924 年),ノゲイトウ(大洲,1926 年),マメグンバイナズナ(八幡浜,1926),コメツブウマゴ

ヤシ(大洲,1926 年),マツヨイグサ(大洲,1923 年),ヘラオオバコ(大洲,1916 年),アレチノギ

ク(大洲,1923 年),ヒレアザミ(小田深山,1925 年),ヒメコバンソウ(大洲,1925 年)などがある

(詳細は目録を参照).このように,山下幸平コレクションの標本の中には大正時代の帰化植物の状況を

知る手がかりとして重要なものが多い.

一応,帰化植物と逸出植物(一部栽培のものも加えておく)を山下幸平コレクションからまとめておい

たので,詳細はリストを参照してもらいたい.

Eclipta alba (L.) Hassk. アメリカタカサブロウ

アメリカタカサブロウとタカサブロウはしばしば混同されていることがあるようだ.例えば,奥山編

(1977)の「平凡社版寺崎日本植物図譜」の 3038 のタカサブロウの図版はアメリカタカサブロウのように

見えるので,筆者はアメリカタカサブロウではないかと考えている.もしこれがアメリカタカサブロウであ

れば,データより

1934 年にすでに千葉県船橋市に侵入していたことになる.さらに,竹松・一前(1987)

の「世界の雑草Ⅰ

―合弁花類―」のタカサブロウの図版もアメリカタカサブロウのように見える.FLORA OF

NORTH AMERICA EDITORIAL COMMITTEE(2006)の Flora of North AmericaVOL.21 の

Eclipta

prostrata (L.)L.の図版もアメリカタカサブロウのように見える.財団法人日本植物調節剤研究協会・中華人

民共和国農業部農薬検定所編(2000)では,Eclipta prostrata L.[E. alba (L.) Hassk.]として,生育地は水辺湿

地・河岸・路傍,水稲田に常見雑草とし,分布は中国全国としている.渾之英・袁立兵等主編(2012)の「農

田雑草識別原色図譜」によれば,河北省の耕地雑草として

Eclipta prostrata (L.)L.として 4 枚の写真が紹介

されているが,うちの

3 枚はアメリカタカサブロウのように思える.筆者は,Eclipta prostrata (L.)L.につ

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種について混乱が生じていると考えられる.梅本・山口(1999)によれば,タカサブロウは

Eclipta prostrata

(L.)L.として採集されており,中国で採集されたタカサブロウの標本はどの年代をとってもタカサブロウのみ

としている.

山下幸平コレクションの中に,タカサブロウとアメリカタカサブロウの両種があった.前者は

1924 年 10

月に大洲で採集されているが,「タウコギ」と誤同定されている(写真

1,2,3,標本番号 540).後者は

1924 年 9 月に大洲で採集されたものであった(写真 4,5,6,標本番号 541).しかし,ラベルには「タカサ

ブロウ」と書かれているが,学名は

Eclipta alba Hassk.とアメリカタカサブロウのものとなっている.筆者

は,種子はないが葉の基部が楔状になっていること,頭花が小さいことなどからタカサブロウ

Eclipta

thermalis Bunge ではなく,本種と同定した.山下氏の著書である「愛媛県植物便覧」の序文は京都大学講

師の田代善太郎であり,緒言の中には牧野富太郎や中井猛之進,小泉源一,前川文夫などの名前が出てくる

ことを考慮すると,おそらく山下氏が標本を前述の誰かに送り同定してもらったのではないかと考えている.

山下(1936)では,タカサブロウは「路傍・田畦・花八九月白色中央淡緑色花托廣し」としており,路傍に

あったとすれば本種が大洲地方においてすでに普通に広がっていた可能性が高いと考えられる.

梅本(1997)では野村義弘氏が 1960 年 9 月 24 日に西宇和郡伊方町で採集したものを紹介している.さら

に,「1952 年以来普通種タカサブロウとともに混生自生をつづけている.当地方では伊方越の小川の河原湿

地,草地,田畑,畔に自生しているだけである.普通種のタカサブロウより葉の巾モ狭ク,頭状花も小型,

種子も小型である.

(以下略)」という標本ラベルのメモを紹介している(梅本,

1997).そして,梅本(1997)

は本種の日本への渡来年代を

1948 年としている.また,梅本ら(1998)にはアメリカタカサブロウの解説

が詳しい.梅本・山口(1999)では,アメリカタカサブロウは新世界の北・中米に本来の分布域を持つコス

モポリタン種であり,日本へは第二次世界大戦とその終了にともなって

1948 年以降に「軍事散布」された

としている.

清水・森田・廣田編(2001)では,日本では 1981 年に梅本信也氏によって気付かれたとしている.清水編

(2003)でも本種は 1948 年に神戸市で採集された標本を基に梅本信也が報告したとして前述のものを紹介し

ている.さらに,根本編著(2006)においても,日本産のタカサブロウ群を精査した結果として 1991 年に発表

されたが,さく葉標本では

1948 年に確認されているとして,梅本(1997)を引用している.

筆者はすでに県内における本種の分布概要について報告した(橋越,1998)が,野村義弘氏が 1952 年に

西宇和郡伊方町伊方越で採集した点については,廣瀬・橋越(2008)が指摘した「洪水による分布拡大のシ

ナリオ」が適用できる.つまり,本種が

1924 年より大洲にタカサブロウとともにすでに分布しており,梅

雨や台風などの大雨に伴う洪水で本種の種子が海まで運ばれ,伊方町伊方越にたどり着き,その後定着した

のではないかと考えている.このような例は,愛媛県宇和島市沖の島の砂浜に生育していたアメリカタカサ

ブロウ(橋越,2000)と同様ではないかと思われる.また,山下氏の標本が本種であれば日本への渡来年代

1948 年から 24 年も遡ることになるので,さらに標本を精査する必要があると同時に,各地の博物館など

に収められている標本の見直しが必要であると考える.そして,今後はタカサブロウ,アメリカタカサブロ

ウ,Eclipta prostrata (L.)L.の関係を明確にする必要がある.

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写真

2 タカサブロウ

写真4 アメリカタカサブロウ 写真2 タカサブロウ 写真3 タカサブロウ

のラベル.タウコギと同定

されている

写真6 アメリカタカサブロウの標本ラベル 写真1 タカサブロウ 写真 5 アメリカタカサブロウ

の頭花(スケール

1 ㎜)

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橋越清一:山下幸平コレクションより見つかった帰化植物

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謝辞

山下幸平コレクションの中の帰化植物の目録のとりまとめにあたり,協力してくれた愛媛県立南宇和高等

学校自然科学部の水尾紗瑛子さんに感謝する.

文献

・梅本信也,

1997.タカサブロウの起源-痩果の変異からの考察-,in 雑草の自然史【たくましさの生態学】

(山口裕文編),35-45,北海道大学図書刊行会.

・梅本信也・小林央往・植木邦和・伊藤操子,1998.雑草研究,43(3),224-248.

・梅本信也・山口裕文,1999.大阪府大農学術報,51,25-31.

・奥山春季編,1977.平凡社版寺崎日本植物図譜,1181pp.,平凡社.

・財団法人日本植物調節剤研究協会・中華人民共和国農業部農薬検定所編,

2000.中国雑草原色図鑑,424pp.,

全国農村教育協会.

・清水健美編,2003.日本の帰化植物,337pp.,平凡社.

・清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著,2001.日本帰化植物写真図鑑,554pp.,全国農村教育協会.

・渾之英・袁立兵等主編,2012.農田雑草識別原色図譜,272pp.,中国農業出版.

・竹松哲夫・一前宣正,1987.世界の雑草Ⅰ―合弁花類―,712pp.,全国農村教育協会.

・根本正之編著,2006.雑草生態学,174pp.,朝倉書店.

・橋越清一,1998.エヒメアヤメ,38,19-21,愛媛植物研究会.

・橋越清一,2000.南予の重要な植生Ⅲ 沖の島(愛媛県宇和島市)の植物と植生,エヒメアヤメ,(40),

1-26,愛媛植物研究会.

・橋越清一,2011a.大洲高校所蔵の高等植物標本目録 -山下幸平コレクションを中心として-,平成

22 年度愛媛県立大洲高等学校研究紀要,愛媛県立大洲高等学校.

・橋越清一,2011b.愛媛県立大洲高等学校創立 110 周年記念誌・藤棚,67-68,愛媛県立大洲高等学校.

・廣瀬里保・橋越清一,2008.DEAD or ALIVE―植物の種子は海を越えるか?―,エヒメアヤメ,(43),

59-65,愛媛植物研究会.

・FLORA OF NORTH AMERICA EDITORIAL COMMITTEE ed.,2006.Flora of North America,

VOL.21,128-129,OXFORD UNIVERSITY PRESS.

・山下幸平,1936.愛媛県植物便覧,向井書店・三瀬書店.

写真5 アメリカタカサブロウの頭花(スケールは 1㎜).

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山下幸平コレクション 帰化植物 目録

凡例

山下幸平コレクションの中から,帰化植物及び逸出の可能性があるもの(一部逸出の可能性がある栽培種

も含む)をリストアップした.

和名及び学名などは

Ylist によった.

和名の下に,標本番号,採集地,採集年月を記し,その後に備考を記した.

Polygonaceae タデ科

Fallopia convolvulus (L.) A.Love ソバカズラ(帰) 479 長浜 1926 年 6 月 山下幸平

Fallopia multiflora (Thunb.) Haraldson ツルドクダミ (帰)

246 大洲 1924 年 9 月 山下幸平

Rumex acetosella L. subsp. pyrenaicus (Pourret et Lapeyr.) Akeroyd ヒメスイバ (帰) 233 小田深山 1925 年 6 月 山下幸平 Phytolaccaceae ヤマゴボウ科 Phytolacca americana L. ヨウシュヤマゴボウ(帰) 156 三崎 1924 年 10 月 17 日 山下幸平 「ヤマゴボ ウ」としているので訂正した. Nyctaginaceae オシロイバナ科 Mirabilis jalapa L. オシロイバナ (栽) 153 大洲 1924 年 6 月 山下幸平 Caryophyllaceae ナデシコ科

Cerastium glomeratum Thuill. オランダミミナグサ (帰)

40 大洲 1924 年 6 月 山下幸平 「ミミナグサ」と 誤記

Silene gallica L. var. quinquevulnera (L.) W.D.J.Koch マンテマ (帰) 304 大洲 1925 年 6 月 山下幸平 Amaranthaceae ヒユ科 Celosia argentea L. ノゲイトウ (帰) 676 大洲 1926 年 8 月 山下幸平 Ranunculaceae キンポウゲ科

Anemone hupehensis Lemoine var. japonica (Thunb.) Bowles et Stearn シュウメイギク (帰?)

174 大野ヶ原 1923 年 9 月 山下幸平 逸出ではな いかと思われるが,記載はない.

Consolida ajacis (L.) Nieuwl. ヒエンソウ (栽) 179 大洲 1924 年 6 月 山下幸平 Capparaceae フウチョウソウ科 Cleome gynandra L. フウチョウソウ (栽) 573 大洲 1926 年 6 月 山下幸平 Cruciferae アブラナ科 Lepidium virginicum L. マメグンバイナズナ(帰) 610 八幡浜 1926 年 6 月 山下幸平 Leguminosae マメ科 Medicago lupulina L. コメツブウマゴヤシ(帰) 529 大洲 1925 年 6 月 山下幸平 Oxalidaceae カタバミ科

Oxalis articulata Savigny イモカタバミ(栽?) 472 大洲 1924 年 7 月 山下幸平 「ハナカタバミ」 と記載している.

Malvaceae アオイ科

Malva sylvestris L. var. mauritiana (L.) Boiss. ゼニ アオイ (栽?)

860 大洲 1925 年 6 月 10 日 山下幸平 Thymelaeaceae ジンチョウゲ科

Edgeworthia chrysantha Lindl. ミツマタ(栽?or 逸 出)

547 伊豫 1924 年 6 月 山下幸平 栽培か逸出か不 明

Begoniaceae シュウカイドウ科

Begonia grandis Dryand. シュウカイドウ(栽) 742 大洲 1924 年 6 月 山下幸平

(6)

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(帰)

726 大洲 1923 年 8 月 山下幸平 栽培かもしれな い.

Primulaceae サクラソウ科

Anagallis arvensis L. f. coerulea (Schreb.) Baumg. ル リハコベ 580 長浜 1926 年 6 月 山下幸平 Convolvulaceae ヒルガオ科 Ipomoea coccinea L. マルバルコウ(栽) 389 大洲 1923 年 8 月 山下幸平 「栽培」となっ ている. Labiatae シソ科

Perilla frutescens (L.) Britton var. crispa (Thunb.) H.Deane f. viridis (Makino) Makino アオジソ (栽? or 逸出?)

392 大洲 1925 年 6 月 山下幸平 逸出ではないか と思われるが,記載はない.

Perilla frutescens (L.) Britton var. frutescens エゴマ (逸出?) 391 大洲 1924 年 9 月 山下幸平 逸出ではないか と思われるが,記載はない. Solanaceae ナス科 Datura metel L. チョウセンアサガオ (栽) 1256 大洲 1925 年 8 月 山下幸平

Lycium chinense Mill. クコ (栽?or 逸出) 774 大洲 1926 年 8 月 山下幸平

Petunia x hybrida (Hook.f.) Vilm. ツクバネアサガオ (栽)

833 大洲 1925 年 8 月 山下幸平

Physalis alkekengi L. var. franchetii (Mast.) Makino ホオズキ (栽or 逸出)

1252 小田深山 1925 年 9 月 山下幸平

Physalis pubescens L. ヒメセンナリホオズキ 1251 大洲 1926 年 9 月 山下幸平 「センナリホオ ズキ」と記している.

Solanum capsicoides All. キンギンナスビ (帰) 765 三崎 1925 年 10 月 山下幸平 1250 大洲 1923 年 4 月 山下幸平 Plantaginaceae オオバコ科 Plantago lanceolata L. ヘラオオバコ (帰) 1 大洲 1916 年 6 月 山下幸平 Valerianaceae オミナエシ科

Valerianella locusta (L.) Laterr. ノヂシャ 175 肥前 1926 年 6 月 山下幸平 Compositae キク科

Ageratum conyzoides L. カッコウアザミ(帰 or 栽) 638 大洲 1924 年 7 月 山下幸平

Carduus crispus L. subsp. agrestis (Kerner) Vollm. ヒレアザミ(帰)

1207 小田深山 1925年 6 月 山下幸平 ラベルには 「ヤハズアザミ」としている.しかし,標本は茎だけにな っている.

Conyza bonariensis (L.) Cronquist ア レ チ ノ ギ ク (帰)

659 大洲 1923 年 9 月 山下幸平

Conyza parva Cronquist ケナシヒメムカシヨモギ (帰)

905 大洲 1923 年 9 月 山下幸平 「ヒメムカシヨ モギ」としているが,ウスゲヒメムカシヨモギに近い.

Eclipta alba (L.) Hassk. アメリカタカサブロウ (帰) 541 大洲 1924 年 9 月 山下幸平 「タカサブロウ」 としているが,学名はE. alba Hassk.となっている.

Erigeron annuus (L.) Pers. ヒメジョオン (帰) 902 大洲 1924 年 7 月 山下幸平

Gynura japonica (Thunb.) Juel サンシチソウ (栽? or 帰?)

645 大洲 1924 年 10 月 山下幸平 中国原産の薬用 植物で,江戸時代の慶長年間に薬用植物として渡来したも のである.栽培か帰化かは記入がなく不明.

Helianthus cucumerifolius Torr. et A.Gray ヒメヒマ ワリ (栽)

625 大洲 1924 年 6 月 山下幸平

Senecio cannabifolius Less. ハンゴンソウ 1294 記入なし 記入なし 記入なし 八重咲き

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Taraxacum sp. オオズタンポポ(仮称) 901 大洲 1923 年 6 月 山下幸平 標本ラベルは 「タ ンポポ」としている.オオズタンポポ(仮称)として考え られたが,トウカイタンポポであることがわかった.

Xanthium occidentale Bertol. オオオナモミ (帰) 1156 大洲 1923 年 9 月 山下幸平 「オナモミ」と 記載している

Amaryllidaceae ヒガンバナ科

Zephyranthes candida (Lindl.) Herb. タ マ ス ダ レ (栽)

558 大洲 1925 年 6 月 山下幸平 Dioscoreaceae ヤマノイモ科

Dioscorea batatas Decne. ナガイモ(栽)

592 大洲 1924 年 6 月 山下幸平 「ツクネイモ」 と記している.

Iridaceae アヤメ科

Crocosmia x crocosmiflora (Lemoine) N.E.Br. ヒメヒ オウギズイセン (逸出)

1282 記入なし 記入なし 記入なし

「ヒメトウショウブ」と記載している.山下幸平氏のもの かどうかは不明.参考までに挙げておく.

Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell ニワゼキショ ウ (帰)

462 大洲 1926 年 6 月 山下幸平 Gramineae イネ科

Avena fatua L. カラスムギ (帰) 1068 大洲 1925 年 6 月 山下幸平

Bambusa multiplex (Lour.) Raeusch. ex J.A. et

J.H.Schult. ’Fernleaf’ ホウオウチク (栽) 428 大洲 1925 年 7 月 山下幸平

Briza minor L. ヒメコバンソウ (帰) 1060 大洲 1925 年 6 月 山下幸平

Bromus catharticus Vahl イヌムギ (帰) 422 伊豫 1924 年 8 月 山下幸平

Eragrostis cilianensis (All.) Link ex Janchen スズメ ガヤ (帰)

447 肥前 1923 年 8 月 山下幸平

Phyllostachys heterocycla (Carriere) Matsum. モウ ソウチク (栽)

443 大洲 1925 年 5 月 山下幸平

Sasa veitchii (Carriere) Rehder var. tyugokensis

(Makino) Sad.Suzuki チュウゴクザサ(逸出?) 1065 出石山 1925 年 9 月 山下幸平 「クマザサ」 としている.

Sasa cernua Makino f. nebulosa (Makino et Shibata) Tatew. シャコタンチク(栽)

375 大洲 1924 年 6 月 山下幸平 藤田(2004)に よれば,産地を大洲市五郎としているので,山下氏も大洲 市五郎で採集した可能性が高いと思われる.

Shibataea kumasasa (Zoll. ex Steud.) Nakai オカメ ザサ (栽or 逸出)

429 大洲 1924 年 6 月 山下幸平

Vulpia myuros (L.) C.C.Gmel. ナギナタガヤ (帰) 397 大洲 1925 年 7 月 山下幸平

参照

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