九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
日本語動詞現在時形態論(五)
マツオキヌ 吉町, 義雄
https://doi.org/10.15017/2556639
出版情報:文學研究. 24, pp.129-169, 1938-12-28. The Kyushu Literary Society バージョン:
権利関係:
●雌後に私は﹈・国c員冒自旨文法以後公刊欧文法受身・可能机形成が解説されてある次第を吟味するのを決して無益
でないと兇倣すのである︒処は或侃好にも不拘︑共等が根本に於ては国◎魚目四国口論を探川してゐて共根源には何等
の碓定的なものを持込まないのみならす︑史に却て︑向身の矛盾によって決定的に共を殿楓すると云ふ事︑從って︑
受身・可能相動詞現在時経紬及び限定形語尾は我糞が全活川動詞現在時
全形語尾に於て有する丁度共形態衝︲愚であると云ふ直前鱒された蹄結︵弟七章節二十節︶は︑受身・ 日本語動詞現在時形態論旨一九︵二八四七︶ 第一節欧文法が雷︒麗曽目説への關係︻九五亜︼ 日本語動詞現在時形態論m
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第八章受身・可能相形成に就ての欧文法冗五二八3
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文雛研究難二十四卿三一○︵二八円八︶
可能相﹁在得る﹂説及び節二活川全動詞現在時語尾﹁得る﹂説が元來其等で成立もする思索的考究によっては少しも
動揺されずに立派に存在すると云ふ事を明示してゐる︒
先づ受身動詞国︒感冒目説を一八六三年上海發行日本口語蚊初教科書の著考なる宣教師厚︒二目が採川したが︑
彼は共を次の様に体へてゐる︒
﹁受身動詞形成日本式方法は︑意味によっては受身である動詞が自身の祇川形によっては能動である
事を繼承するが故に奇妙なのである︵私案川陥︑z・旨・︶﹂︒の
︒﹁受身の得ると云ふ表現に時堂役立つ要素は正格動詞偽︑支那語得︻以上一宇陳蒋迩︺︵きぎ︶︑得る︑である︒限
定形偽は働冒叉はミミであり︑共刑動詞は偽︑そして過去時は嚥曾である︒受身要素として共助力によって形成
される動詞は︑︑が附加される動詞語根によって行魚が標記される様な﹁得る︑雄る︑叉は外來起源行爲を私有する﹂
を標記する︒形式によっても︑其性髄によつても︑是等動詞は能動
であって︑共等の代りに内臓言語では受身又は相互が川いられる︒共等活用は能動動詞活川の丁度共であ
るが故に︑受身動詞派生のみを注意するのが我糞に必要である﹂︒︵私案間陥︑舅三・︶②
﹁三の派生手段がある︒
第二節国H・笥昌︻九五七頁︼
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11
一︑鋪一級受身動詞︒・
愛椛他動詞は末尾母一音語根︑を動詞要素輪叉は﹃民によって代川する手段によって受身動詞となる事が川來る︒か
くて︑き︑息︑能動正格動詞︑誠み︑から我盈はき罵偽︑受身正格動詞及び音ミ曉蒼︑誠める︑を得るのである.・・・・﹂・○
﹁筋二級一堂身動詞︒
大部分が単音節語根を有する正格動詞は語根へ受身要素・を附加する︒がくて﹁見る﹂なる意味を布する動詞諦択
︑鼠はミ唾.ミ食ミ又はミミミ匂︑見られる︑又は︑自動的に︑見える︑に鍵はる︒・・・︒
若干の場合に動詞語根に於ては︑愚叉は・に移り︑それから偽が受身動詞語根形成に對して添加される其末足は
昔の弧化が起る︒かくて︑奄奄︵正格動詞︶は意ざ睡︵正格動詞︶となり︑共から我共は蔵蓉嚥蒼及び蔵きき昌偽︑
聞かれる︑又は︑自動的に︑州える︑を有する︒・・・・﹂︒仰
﹁節三級受身動詞︒
北等動詞は同じ複数なのである︒他動詞大多敷は︑其等能動限定形へ日本語源陳則によって共等を合併しながら︑
脚身の受身形を侭ミ︑在り︑の受身形ミ蝿の添加によって形成する︒︒︲・・鐘が受身要素ミ鶴の前に立つ時は︑種はQ
よりも附きの少い母一昔であるが故に︑共は後者の前で臓減するのであって︑農︲ミ蝿の代りに我迩は︑例へぱき︑︑ミー
さ嵩ミ・﹄昔冒ミーミ屑︑亀ミの如く︑ミ唾を右する..:︒﹂︒⑤
﹁現在ではミ恥ミの様な正格動詞の限定形ミ蝿は川いられないが︑共は元糞狂在した又は川いられたと云ふ郡を我
埼は推測するのであって︑此假純は次の動詞表に於ける限定一堂身形によって碓められる︵私案川陥︑z言・︶︒
Ⅱ本諦動制現在時形態論三三︵二八四九︶
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文驍研究弟二十四岬二三︵二八五○︶ 能動限定形受身限定形
亀曹︑引く︑はミ偽冒を添加すれば︑愚曹︑翁ミ︑引かれる︑となる︑
量︒§︑持つ︑〃〃蓮ミミ唾ミ︑持たれる︑となる・・・・﹂︒⑥
受身祁可能機能を︑国︒魚冒圏ごロは共を直接に﹁在る﹂プラス﹁得る﹂なる意義で取られたミ︑
で創造される受身機能から師締してゐるのに︑犀︒一目はミ偽↑S︑ミに於ける︲侭︾︲鴎ミを嚥・恥驚形で取られた
助動詞﹁能ふ﹂9.8と同一脱する方法によって説明してゐる︒彼に提案された説明を陣︒言は次の様に解説して
ゐる︒
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﹁受身形形成に對して川いられる要素偽は︑蝿﹄︑ミは共に對膨する支那語動詞得︻以上一宇腺群迦呉きぎ︶
はミミ又は︒§を表してゐて支那語では︵旨9旨のいの︶︑得る又は雄る︑なる意味に於けると同じく腱迂此意味で
川いられるが故に︑爲す能力を標記する可能形形成に對して何故同様な程度で通州し得るやを解するのは川雌
でない﹂︵私案川陥︑z︐旨・︶︒の
﹁何故ミ偽なる助力によって形成される受身形及び可能形が丁度同じでなければならぬか︑例へぱ︑
ミミ蝿冒又はミミ§ミ匂︑が何故畔に﹁愛られる﹂︑時に﹁斑り得る﹂︑雷ごミ︑ミ又は雪ミミミミ句・が﹁貝はれる﹂︑時
に﹁買ひ得る﹂を意味するかを郡解するのはさう葬易でない︒次の假読は︑多分︑意義差別に際す
る形の此同一性を説明し得る︒島・鶴は︑該部上示の如く︑第一級受身動刺様式に
よる偽の手段によって末尾緋音︑の代川で形成された可能形ミ︑の様に︑捻討され得る︒がいは﹁得
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IIIIIⅡ10Ⅱ114口■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
受身動刺国︵︶隙冒自冒﹁在得る﹂説を探川するのみなら歩︑更に進んで動詞﹁得る﹂を弟二折川全動詞語尾に認めよ
うとした次の人は勝g亘であって︑彼の見解は我糞が既に勢顕に於て知ってゐるのである︒彼は頗る決定的に曹司︑︲
旨ミミ﹁殺さるる﹂は明確にきざミヘ︲§ごヘミ︑即ち﹁殺すI在りl得る﹂に外ならないと吐藤してゐる︒⑨
・韮と共に若干nを通じて下に彼は森いてゐる︒﹁動詞受身形は次の經嶮規則に依って得られる︒規則︒錐一活川動
詞及び鍵格動祠倉ミ及びミヘミにはミミ︵語根愚︶を否定語紳へ添加せよp節二及び第三活川動詞には︑愛絡動詞
曹ミ及び匂ミーヘにも︑ミミミ︵語根曽︾笛︶を否定語粋へ添加せよ﹂︒伽﹁是等父牙詔雌ごヘミ及び§ごミヘは︑明確
Ⅱ本紙動刑塊在昨形態論二三︵二八五こ る﹂及び﹁雄る﹂なる意義と同じく腿凌﹁能ふ﹂︵︑§︶なる意義を右する︒かくて︑例へ
ぱ︑ミ裳$斑る︑からはミ惹︲ミいなる聯合を通じて我糞はミミ︑を有するのであって︑是は﹁愛る事が出来る﹂叉は一︲費り能ふ﹂を表し得るのであるが︑他方から︑受身形負慰﹁在り﹂として︑ミ侭を検討するならば︑ミミ偽は﹁夷られる﹂なる意義を有するであらうし︑ミミ偽は受身意義を有するであらう︒文脈に於ける何かが 是等意義中の如何なるものが此形で動詞を典へなけれぱな らないかと云ふ事を峻舞明示する︒自動諸根から形成された此形に於ける全動詞
は︑意味によれば可能的である﹂︵私案間隔︑z︐旨・︶︒③第三節缶切守・濁︻九七八瓦︼
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丈皐研究節二十Ⅲ岬三一四︵二八五二︶
に︑動訓巨ミ﹁在る﹂及びミ竜へ﹁得る﹂から榊成されたのである﹂︒叩
同じ﹁在得る﹂説を彼は日本口語文法にも採川してゐて︑共虚では彼は書いてゐる︒﹁受身叉は可能動詞はミ偽曽
を能動動詞匝接法現在時への添加によって形成されるのであって︑其等に於ては末尾塁は宥略される﹂︒⑫﹁受身動
詞語尾S︑偽ミは亀蒼﹁在る﹂及びミ蓑﹁柵る﹂に外ならないのであり︑︑︾ミミ侭ミ﹁見られる﹂の逐語的意義は﹁見I
在りl郷る﹂に外ならない﹂︒㈹
其椛威が受身机﹁在得る﹂説の搬張と採川とを或は雄も助成した園.9画目胃曽旨は次の様に書いてゐる︒﹁日本
諦は受身洲に對しては特殊訴川を称しない︒凡て所訓一堂身動詞は能動活川に從脇して五四五七頁︻増訂版では六三
六頁︼に典へられた活用例に從って活川する︒共等は次の規則に從って對應能動動詞から形成される︒
錐一椚川動詞に於ては語粋へミミミを︑鈍二祈川動詞に於てはミミミ薫を︑節三活用動詞に於ては§︑ミ言を︑
鈍四訴川動詞に於てはミミミを添加せよ﹂︒⑭
﹁︑本誌父身机起源の見解は共に連締する全困難への鍵を研究者へ供給する︒元来︑所謂交身机は
全く一堂身では芯・く︑服に假装せる能動和なのである︵私案間隔︑z・冨・︶︒例
へぼ︑ミミミ﹄への様な形は元舞雲ミミミ罠︑卯ち川來るだけ逐語課にすると︑﹁打たれ在り得る﹂又は﹁打繋を得る﹂
第四節の声四目どの陞秒目︻九八九瓦︺
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叉は﹁打たれ得る﹂であった︒此虚から節二能動活川に於ける共場所が動詞菖篭︑得る︑と共に生ずるのであり︑自
動刺は受身形を有し得ると云ふ事髄が此虚から生ずる﹂・・ふ
﹁能動形に於ける一堂身動詞起源へは可能机としての受身和の鍵更された川法も亦學げられ得る︒例へぱ︑︑ミミミ︲︑
胃︑︑逐語的には﹁脱る事を得る﹂︑を取られよ︒此形は儲然意義陰影二棚を有するのが適儲であって︑共等は其一﹁誰
かから脱る事を得る﹂︑即ち﹁見られ得る﹂︑又は共二﹁肌る事を得る﹂︑即ち﹁硯ろ事が出来る﹂である︒鍵格動詞
②ミ翼︑煽る︑の受身机鈎ミミミミが獅似してゐる︒共は元産﹁爲る事を得る﹂なる意義を有してゐて︑﹁誰かに何かを一
爲る﹂︑叉は﹁爲る事が川來る﹂を意味し得る﹂︒
丁度其﹁在得る﹂説を丁度其表現で国.o冒冒ウの境目画は︑弟二及び節三活川動詞一父身・可能机形成に對して一︲快苦
的この探川を求めると云ふ兼異のみを以て︑日本ロ語教科書に於ても解説してゐる︒
彼は苦いてゐる︒﹁砿に:︑︑ミも亦語幹︑︑快音的︑及びS・爵ミ︑即ち﹁射在り得る﹂︑﹁射る事を得る﹂︑﹁射ら
れ柵る﹂︵なる意義を有する︶︑から成立する﹂︒⑰
此外に︑彼は受身机形成の機械的規則を典へてゐるが︑特に︑﹁第一析川動詞に於ては否定語幹へ︲︑︑ミを︑銘二
及び節三活川動詞に於ては︲︑●s侭ミを添加せよ﹂︒⑬
可能機能を口語文法に於て彼は次の様に説明してゐる︒﹁受身意義は腿盈可能意義に移る.︒・・・現代日本口語の此特
O価には︑或他のものにと同様︑支那諦助動制得︻以上一宇脈蒋迦︼︵日本語では蝿ミと体へられる︶が﹁得る﹂︵悶恩︶
及び﹁能ふ﹂︵︒§︶なる二意韮を有するが故に︑支那の影紳を緒衣し得る様に忠はれる﹂︒⑲.
H本諦動訓現亦昨形態術.三二五三八垂一二
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はミ︵篭︶︑在り︑及び鰯ミ︑得る︑から形成される︒﹁得取﹂なる槻念は徹頭徹尾保持されるのである﹂︵私案
間隔︑Z.旨︶︒⑳﹁接尼餅分析﹂の節に於て彼は受身机形成の所謂周知の籏川︵元來︑日本式機械的︶手段をも亦
與へてゐる︒
ロ讐唇9国は彼に採川された受身︒可能机形成液川手段と竝んで︑﹁在得る﹂説をも亦盤守してゐる︒此説が彼の
解説に於て如何なる鵠裁を採川してゐるかは︑次の引川句によって判衝し得る︒確は書いてゐる︒﹁︲鴦に経る形は
︲ミに経る形よりも稀であると云ふ事は充分な證繊が無いし︑彼此形起源の如何なる確定論證も無いのである︒が共 湧雪の冒園は殆ど逐語的に国.︑富昌一︺の鳥目を繰返してゐる︒﹁能動机を受身机への塗更は雲瞳ミを節一活川否定語
紳へ︑愚蔵ミを鋪二析川同上語幹への添加に依って沢生される﹂︒帥﹁併し︑厳蒋に言ふと︑日本語には受
身机は無いのであつて︑所洲受身語尾は恥ミ︑得る︑と合一せる短縮形ミ︑︑在り︑を表示す
るのであって︑例へば島員愚ミの逐語的意義は﹁知り在り得る︲一であり︑麺似して︑︾ミミ屋ミは語幹§︑快青的︑
及び員忌ミ意︑即ち﹁見在り得る﹂なのである﹂︵私案側陥︑z︑三・︶︒⑳
同じ﹁在得る﹂説が一九二○年發行日本Ⅶ語敦科書著者冒月︲胃ぐ①目によっても採川された︒彼曰く﹁日本語受身
相は幾分緋雑してゐて︑英語では對唯的に叙述出来ない︒子音動詞第一語幹へ添加されるミ︑ミ
第五節雪の冒討.昌凶︒︲3ぐの目及び留旨の︒己︻九九一○一頁︼ 文食4・
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研究姉二十川艸
lIlrI二二六︵二八五四︶ ■■■■■■■■■ⅡⅡ日日ⅡⅡFIIIlll
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等剛薪は負ミ︑﹁在る﹂︑及びミミ︑﹁得る﹂の二助動訓聯合痕跡であると云ふ事には少しの疑があり得る︒如何なる
他の推測も︑共等の次の探究から解る如く︑被松討動詞形の様盈の刑法をさう充分には説明しない﹂︒⑳.
﹁我避がへ例へぱき§・ミ惹等の如き形が假設的聯合
§ヘ︵壁︶︲lミ︵震︶l§蓑︵又は崎ミ︲§︲ミ農︶
死ぬ︐在る・得る
から弛緩に依って形成されたと推測するならば︑共等意義の全範刷は容易に理解される﹂︒⑳
﹁受身形の搬張された︑叉は多分より精密には︑︑竝行せる機能は︑行鱒完成能力を表現する事に存する︒かくて︑
或文脈に於て︵私案間隔︑Z.z・︶
︑﹃﹄尋員︑墓︾画蓑行かるる
曽冨ミミミ食べらる
呪らるる︒①
篭冨︑国︑罠︑養
申︾も
是は一見奇妙に忠はれるが︑語尾は動詞ミ意︵得る︶を保持すると云ふ事︑そして此語は英語に於ける助動詞﹁能
ふ﹂︵︒§︶と丁度同様に川いられると云ふ事を想起するならば︑班解するに困難でない︒古典的現代日本語に於ては︑
多くの方言が
︒§︾ミミの代りに音ミ︲嚥ミ●
謁琴恥罵︑″︑琴やQ喜べ
Ⅱ本諦動詞現在時形態論三一七三八五五︶
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猫逵の日本學者詞闇騨品①教授は受身・可能及び元来可能机を可能形
能性は可能形を通じて表現され得る︒其等が形成されるのは︑
7−第一活川動詞からは︑語幹へ附加される﹃ミミ農を通じて・・・・
J二第二活川動詞からは︑語幹へ一︑畠誉︑二︑曽の添加を通じて︒く及び使役形に際しての様に︑倉に移り℃後者の場合には︑に移る:︒︒
丈.學研究雄二十川桝二天︵二八五六︶
諦函詐○︑司惹″琴吋諦や︑爵へ
なる形を維持してゐるのに︑
いとご白&輔忌得言はず
ごミミ己︒ミミ兇るを得ず◆
の様な表現が存するのである︒ゞ
此外︑ミミ薫︵自︶︑﹁在り得る﹂︑負慰ミミ︵旨︶︑﹁在り得む﹂の知に於ける形は奈良軌原文に於て偶然遡遇する﹂︒︑
﹁此故に︑﹁受身﹂形は其可能意義を動詞ミ鐘から得るのであって︑多分︑︲菅ミに経る全形でなくとも︑或物は
此一動詞のみを保有してゐて動詞員蒼を保有しないと云ふ事には到底何の疑もあり得ない﹂︒師
第六節冒品①と国騨員ロ○一二頁︼
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前者の場合には語幹︑は︑否定
と呼んでゐる︒彼曰く﹁行爲の可’
語尼︾●s偽ミに於ては動詞員ミ及び唾昌が保右される︒第一〃一漸川動詞短縮使役形に於ても動詞ミ震を認知するの は正に亦容易である﹂︒㈱
﹁前章に於て述ぺた︑ミ鯰ミ︵第一活︶及び恩ミ︵笙一活︶に経る可能形は一掌身意義に於ても用いられるが︑
岡語に於ては殆ど主船が折ける斑冊である時にのみである﹂︒鋤
他の澗逸n本語學者禺・国四員教授は受身︒可能和形成を次の様に解読してゐる︒﹁受身相は語尾園愚ミを︑語尾 O
震が識め満略された後でへ第一極動詞現在時へ︑及び第一葹動禰呈︵子青︶語幹への添加によって形成される︒
かくて︑鮒一種・冒冨§昔冨︑曾冨﹃︲S蝿ミ
①ご愚︑蓑ミミミご曽弐lQ﹃侭︑︑罠
第二極雪言曹蒜言苧sQミ
︑望anやご貰員︑鷺負琿I目︑健署︑
鍵格であるのは雷ミ宮︑︲ミ侭ミ
ミミ蓑匂い﹃1巨吋鴎︑篭・﹂鋤
①
﹁詔雌ミ恥蒼は倉ミ︑﹁在る﹂の単一詔紳︑ミ及び動詞ミ震︑﹁得る﹂から形成されたのである﹂︒
﹁n本語では﹁能ふ﹂︵§s︑﹁川來る﹂e恥負ミ侭︶及び﹁許可を以て能ふ﹂︵ミミ︶なる概念を表現する語はないの
である︒英語ではかく座黙川いられる是等語の妖乏は様禽の方策もて祁充される︒
一︑此場合には可能と呼ばれる受身机もて︒︒.︒かくて受身︒可能机は常に受身可能性を表現する﹂︒・・
Ⅱ本語動詞現在時形態論三二九︵二八五七︶
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佛剛四n本學者も亦此一般通川﹁在得る﹂説を雛守してゐる︒旨.9日騨昌は受身・可能机形成に附して口く︒﹁此
和は弓興ミを動詞語根へ添加して形成される︒此語根が子一斉に経る第一活川に於ては︑添加は全く自然に爲される︒
第二析川に於ては︑或は同上動詞の形動詞に於て存する︑.への模倣に依って︑或は同上語尾に於ける二︑の引力に
依って︑語根と語尾の間へ文字意を挿入する︒
例證︑透き︑附く︑可能︑意曹︑恥ミ︵語根蔵ご
ざ↑︑射る︑可能︑︑ミ蝿ミ︵語根ら︒
是等形は電電Q︑爵ミ︑︑ミ鶴ミ︑即ち﹁Ⅲき在り能ふ又は得る﹂﹁弓から射在り能ふ叉は得る﹂に對唯する︒此虚
から︑﹁叩き能ふ﹂﹁射能ふ﹂︑亦﹁叩く︑射る事礎を得る﹂も︑なる意義が出て来るのである﹂︒
爵璽は愚ミ及び曽蔚ミを附加して受身・可能相形成の所謂竃用手段を採川してゐるが︑次の様に言ってゐる︒
|I流際に膠満を説明し得るが爲には︑語根へQ愚昌︵亀ミ︲ミヘヘ︶が附加されるのであると言ふ必要がある︒s↑︾ミ︾・愚﹄
ミ︽に経る動詞は︑其等の語根も亦︑弧氣青を有する緯の如く發音して己を以て篤喬されなければならなかったで
文學研究雄二十川鮴一四○︵二八五八︶
﹁孵殊可能机もて︒銘二極動詞は侭ミ︵雄柵する︶を耶一︵子苛︶語幹への附加によって形成する︒かくて︑ぎぎI曹鳶ミ︺§匂﹄l§翰恥ミ.亀ミ︑曹l曽ミ蝿ミ・・・・等﹂︒⑧
IIllll 第七節9日騨昌及び冒再︻一○二三瓦︼ 11
︲II階lIIlllIにr︲︲︐︑︲︲亀︲
あらう子音に経るが故に︑例外を榊成しない﹂︒御
第二活川︵9弾冒胃曽曽によれば鋪三︶動詞受身︒可能相形成に關辿して彼は次の註舞をしてゐる︒﹁処等動詞は
助動詞ざ等及び語根の膠着の結果でなければならない︒接尾緋恥ミ及びミ恥ミは︑例へぱ︑息︑︲︑ミ﹄や薄︲ミ侭ミ等
の第一膠若に依って得られる二重語根に附加される﹂︒鋤
類似註樺を彼は第三活川︵g騨冒胃号旨によれば能二︶動詞に開しても爲してゐる︒彼曰く︒﹁ミ鴎ミは︑例へば︑
ご蔦︲§︲亀胃ミ等︑本源的語根へ偽ミの膠清によって形成される二簸語根へ添加される﹂︒③
○さて露西亜の日本語學者逹へ郷すると︑我盈は彼等も亦一般通別受身・可能机説を分有してゐる蕊が解る︒
己.切目吋冒oぐは曰く︒﹁全析用動詞受身相は直接法現在時語尾篭を.ミ︑ミに鍵更して形成される・・・︒.一般に︑規
則として次を理解し得る︒受身机は鋪一活川動詞否定語幹へ語尾罵曽を︑一第二及び第三︑一鍵格曹ミ及びミミも
算入して︑へは黄ミ鱒ミを添加して形成される﹂︒鋤
固印智豐ご旨教授は︑﹈・国︵員冒騨目︾国9脚目胃境目ご及び其他に類似して︑日本語に於ける受身相存在を否定
して共故に共を可能と呼んでゐるが︑次の様に吐藤してゐる︒﹁日本口語文法から我凌に既に知られてゐる様
に︑可能相の袖足には動詞急ミー在る︑及び民ミ又は弓養l得る︑が關與する︒此祁派生が否定語幹への開係は
日本語動詞現在昨形態論一四一︵二八五九︶
第八節讐胃gぐ︶智昌︾ご旨及び国邑︺昂のぐ︻一○三I川亘︼I
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丈羅研究鯵二十四脚一四二︵二八六○︶
ミ篭又はミミミの補足の鵲裁の下に便覚契機の川をするのみであって︑疵際に汲生の剛場合には不定形に進むミ蓑︲
§Ⅱミ羊愚冒︶︵叉は口語では侭ミ︶なる袖足が取扱はれる︒かくて・崎ミミミⅡ︑怠十ミミミゞ§恩患ミミⅡ§侭十︑+︽劇
+ミミ︒不定形及び補足農ミミ間の派生の妓後例諦に於ては一藏吾合流を避ける篤に全派生に對して特徴的な︑が挿
入されたのである﹂︒卿
一︲被独別補足に於ける動詞負ミ及び侭ミの現存は被欺別汲生形理解への根本的な鍵を我凌に與へる︒後背に於て
は三動詞が開與するのであって︑即ち所與の場合には能動相不定形で活川される動詞︑それから現存指示に對する動
詞愚ミー在る︑換言すれば︑先行動詞に指示される行爲の維了︑そして妓後に︑論題の存する行爲の遂行瞳如何な
る概黙から理解し薩ければならないかを指一不するに對する動詞︾ミ︒叉はミー可能性を得る︑可能性を有す︑能
ふ︑椛利を有す﹂︒鋤
﹁受身﹂粗なる榊呼が何故彼によって﹁可能﹂相なる稀呼に代用されるかを説明して︑両.p冨冒︐旨教授は書い
てゐる︒﹁行爲完成の可能性が或人に蹄される時︑他人へは完成の同じ動作が蹄され︑可能性の所與の理解は受身へ
移り︑或人が他人側からの行爲完成を蒙ると云ふ理解へ進だ近いのであって︑或人が他人側からの反動を蒙る様な可
能性が得られるのである︒全力は特に︑動詞ミミに於て﹁得る︑椛利を有す︑能ふ﹂なる意義が世迷へられた事に
存する︒
前述は我々が︑共を﹁可能﹂なる孵呼で代川して︑﹁受身﹂相なる穂呼を避けようとする理山に役立つのである︒仰
冒冒園冒のの﹃教授は受身・可能粗祇生の霞用的︵元来︑日本式機械的︶手段をも﹁在得る﹂説をも採用してゐる︒
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鳶は書いてゐる︒﹁受身相語尾を分析して︑我糞は愚ミ︵ミミ︶及び︑ミミ惹︵首ミミ︶が能動及び中相︑塒に煙︶亀蒼︑
在る︑及び巳︑ミ叉はミ震︑得る︑形成に開與する同じ動詞から成立すると云ふ事を容易に理解し得る︒五に膠着
する是等剛動詞は︑動詞否定語幹へ袖足される︐一・御
此短要蝿は︑一方からは︑日本語現代職文法では根本に於て︑初めて函・齢猯冒騨コロに提案さ
れた受身・可能相﹁在得る﹂説が︑在際に︑採川された事を明示するが︑他方からは︑一般に杵者逹が受身・
可能相形成手段自身への箇糞見解に於ける群しき雑色と異説とを顯すのである︒
概して上名至文法著者逹は彼等に採用された此和形成手段槻鮎から次の群に分裂する︒j一目︒ご眉は︻︲﹇・倫硫目P旨冒と同じ受身・可能州派生手段を雛守するのであって︑即ち︑彼は從刷形式附く
脇物を口語現在時へ附加してゐて日本式機械的手段を求めてゐない︒陦さ屋は文語文法に於ても亦︑
少くとも︑例へば︑き︾.︒旨ミミがくぎ﹃︑畠+ヘミ+ミ篭から形成されると見倣してゐる限り︑現在時への派生を鵬守
してゐるが︑事変は日本式機械的手段を採川してゐるのである︒
うこ崖§旨は口語文法に於て︑国創晨及び酔己目目は国︒魚冒騨画昌式手段を幾分鍵形させてゐる︒彼等は相形式附
日本語動詞魂在昨形態論一四三こ一八六二
第九節欧文法による.閏○津圖冒冒受身相﹁在得る﹂説採用と其等による其形成手段採用︻一○四六頁︼︲
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丈學研究錐二十四秘一四四︵二八六二︶
蹄物︵又はより正しくは︑か入るものと普通誤認されるもの︶を現在時自身へでなく︑語尾:麓の附加によって現在
時口語形を形成する丁度共語幹へ附加してゐる︒い且goくも亦日本式機械的手段を採用してゐるが︑
シぃさご及び国閣員は辻を抑制してゐる︒
j
三g誤国富堅騨冒は文語文法に於て︑迩際に受身・可能相は非受身動詞不定形ヘミ羊ミ篭を附加して形
く成されると見倣して︑鋪一活川に於ては国ミミ︑第二に於てはミミミ篭︑弟三に於ては§ミミを蛾一︵閉︶語幹へ補足して︑そして第四に於ては単一︵開︶語幹へ︑ミミミを補足して受身・可能相を形成する︒
日本式機械的手段を簸初の三活川に對しては彼は探川しないのである︒j川冒冨は︑元來︑受身︒可能相は単一︵閉︶語幹へ︑第一活別に於てはミ恥ミ︑第二に於ては︑ミ︑ミそ
して鋪三に於てはミミ儲ミ・を附加して形成されると見倣して︑日本式機械的手段を墨守してゐる︒
7五s騨園号胃冨圃は口語文法に於て︑葛①旨言及び智昌●ぐ旨は︑在際に受身・可能相は動詞﹁在る﹂及び﹁得る﹂く︵文語ではa慰十ミ篭叉は口語ではs羊侭ミ︶を所與非受身動詞不定形へ附加して形成されると断言して︑日
本式機械的手段を擁川してゐるが︑共際﹁在得る﹂説との一致に際しては第二︑第三及び第四活川動詞不
定形と︽ミ+費ミ又は︽ミ+輿ミ間に快音的笥を挿入する︒
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︐六g臣国員は単一︵閉︶語幹へ︽弓馬ミを補足して第一活川の︑同じ園ミミを不定形へ補足して浅
く餘禰川の動詞受身・可能州を形成してゐるが︑其際此派生手段を﹁在得る﹂説と一致さす篤に︑典とミ駒ミとの間に
も亦子昔昔聾賃︑を挿入する︒が彼はS羊健ミを不定形へ同様に附加して全派用動詞受身・可能洲が孤論
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的に形成されると児倣すのである︒J七昌餉?ぎぐ①目︾啓覺ぐ言︾冒畠①及び国騨昌は︑上名全群者達と同様に︑﹁在得る﹂説擁謹者であるが︑﹁理論﹂く
と﹁涯川﹂との何等一致をも考究せずに︑H本式機械的手段を墨守してゐる︒
我だが解る如く︑日本諦欧文法は一でなく︑若干の受身︒可能札形成手段を提案してゐるのである︒
国︒黛昌騨口ご及び陣︒君口は共を現在腓Ⅲ語形ヘミ蝿ミを附加して︑P叩斤︒固︶国騨具及び曾昌己○くは
現在時口語形詔幹︵即ち︑訴川に依って︑単一叉は派生の︶へ同じs︑碗べ﹃へ花附加し
て︑9画冒扁曽旨は文語文法に於て雌一語幹へ附加して︑9脚冒冨曽冒は剛語文法に於て︑言の自国及び
普昌く旨は日本式機械的手段を探川して︑遊際に受身・可能州は不定形ヘミ羊︑ミ又はミギミヘ琴を附加し
て形成されると兄倣してゐるのである︒
此雑色納遜は疑も無く︑受身・可能机形成はH本諮賦文法へ頗る多くの出雌を供給してゐると去ふ事に就て語って
ゐる︒提案される共形成手段の多様性は︑共等は凡て︑妓も多分︑形態的には根源的でなく︑典故に推測的であり派
生的であると兄倣す充・分な択搬を典へるのである︒此多様性は︑﹁在得る﹂碗自身も弧川な形態韮礎を自身下に有し
ないのであって︑受身・可能和形成の提案される手段中の一にも形態根源を典へる事が出来ないと云ふ事を表してゐ
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日本語動利現在蹄形態論
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一四五︵二八六三︶
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が蚊も近く坑理に至ったと云ふ事が解るのは困難でない︒さうでないもの︑塒に現在時語尾︲篭︑不定形語尾︲い及び
古風反復接足跡︲ミ︲が受身机接尾僻と誤認されると云ふ事に︑そして征際に是等形態衝が受身祁接尾僻である形態質
と共に合一されると云ふ事に存する﹁在得る﹂説の全擁護蒋逹に共通な誤謬を打拾てるならば︑国︒域冒画巨冒及び北︿踏
襲者犀︒二目の誤謬は︑受身祁接尾僻を哩接に現在時口語形へ︑其語幹へでなく︑単一︵第一活用︶叉は派生︵礎餘
活川︶活川に依って︑附加すると云ふ事に存する︒
少い8口﹄の目尉.︒く及び国閣員は此誤謬を偽さないで︑北︿接尾僻を現在時︑語形語幹︵即ち︑第一活川動詞に於ては 単一そして北︿他活川動詞に於ては派生の︶へ附加して全然正砕艸に一堂身机を形成する︒
子逸︑
正に亦︑富昌一︺の曽甘は文語文法に於てno日昌骨は︑語文法に於て正樹に錐一活川動詞受身相を形成してゐるヵ
何とならば從脇接尾僻︵単一接尼僻︲ミ︲︑複合︲ミミー及び︲ミミ︲︑が二重接尾僻でない︶を彼等は単一誘牌へ
第十節閏︒鴎言曽目.胃負目.陦言旨.国額昌及び切目目︒ぐ手段に就ての批判的註解︻一○六瓦︺ 文
一
第十一節其文語文法に採用された︒冨目ご閏﹈願旨手段に就ての批判的註解︻一○六七頁︺
1刃『
吟迄
研究雄二十凹枇
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111日い■■8IIIIl8B■僻1︐−1八 一四六︵二八六四︶
が是は彼の代りに︑接尾僻︲鯛︑︲は動訓偽冒︑得る︑︲簿︲は動詞︵ご︶ざ︑︑居る︑であると兄倣す團胃が爲して
ゐるのである︒此同一脱は︑明確な如く︑処等派生語紳接尾僻が既名勤刺との単一同音に基いてゐるのであって︑受
身・可能机﹁在得る﹂説を彼に採川された共派生日本式機械的手段と一致させる爲にのみ爲される︒智冒の意見に
よると︑S恥ミは語根へ附加され︑語根は彼にあっては恥一語幹であるが故に︑単一
語幹と凰曽量川に或形式附脇物を挿入しないなら︑鋪二及び第三活川動制受身︒可能机形成は園蔚ミを語根
又は単一語幹への袖疋によっては︑日本式手段によって得られる在在扣形を汪際に與へない︒ 日本語動詞現在時形態論一四七︵二八六五︶
附加してゐるからである︒層胃は︑第一活川動詞受身和形成に理論的説明を與へて︑共は對雁接尾僻を彼が単一語幹と解する語根への附加によって形成されると云ふ事を正常に註解してゐる︒・ 其に對して︑語幹︵単一︶ヘミミミミ及びミミミを附加して節二及び節三活用動詞受身相を形成す可く
忠告して︑9画冒冒骨甘は此形態鷺合成物に先行する派生語幹︲ミ︲及び︲簿︲の接足跡︑受身州へ何等の開己ウ係をも有しない︑を園ミミ︵︿︲ミミ十sと合一する誤謬を完成してゐる︒併し︑如何に9脚目胃骨甘が允等接足跡
を脱たかは︑第二及び第三活川に對して彼に提案された手段の何等説明もない故に我盈には知られてゐないのであ
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第十二節国騨冨の説明と其誤謬︻一○七頁︼
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一一‑‑‑公すると云ふ第二の誤謬的断言を作ふのである︒
不定形から受身︒可能相形成の此手段の本髄は︑一目瞭然に異る著者逹に提案された此祁形成手段の次の比
較表が明示する︒
国︒節目胃口式手段︵国○節局自画︾愛形国C感冒四口目式手段︵肝8口.不定形よりの形成手段合冨H号輿冒口︾
園H○三口︶国国呉︾酔冒同ロ○割︶ごく①旨厨﹀のロ亀乱巳
麓瀞養十s・ミ篭﹀為浄昌驚︑︲ざ湾詳十亀融葛阜﹀急騨ミ喝噴恩慧十ミ鳥篭v磯洋十a︑︑蔑
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倉曹ミ+ミnご︽﹀晨常首︾.s農§s︑+ミミミ﹀員蔚首︑︑ミ費巨雷十ミミ藍﹀亀鳶十︾︑十ミミミ
・ミミニ+s︑慧﹀§等ミ島言ミミ+Smミ﹀・風︑ミs・篭︒§+ミs・篭﹀・恩十︑+員ヌミ篭
︑§・惹十S︑亀慧﹀ご§●ミs︑蓑ご尋︑+ミs・惹﹀営︑ミ・ミぎ︑鼠十ミミ萱﹀菖畳十︑+員﹃︑農.
詰り︑不定形からの交身︒可能机形成擁謹薪迷は︑勝8コ︾固い鼻及び聾目︐冒つぐよりも複雑な手段を提案
してゐるのである︒何故より複雑な此手段を墨守せねばならぬか︑何故ミ翁ミ︵ハミ羊偽ミ︶又はミミ臭︿亀恩十ミミ︶
を不定形へ附加して受身︒可能机を形成せねばならぬか︑錐は此概鮎の擁識者達は少しも瀞明してゐない︒
n本語では或動詞を不定形の他のものへの附加によって形成される︵例へぱ︑曹載︲やミ︵登︶︑鴬︑ミ︑葛罎侭翁⁝︑G
菅電︲︑鐙急ぐ︶蓑等︶複合動詞の熱として受身動訓が嶮討される富︒g息目槻鮎︶事によって此見解が説明
されると云ふのは在り得る︒
節一析川動訓不定形ヘミ蝿ミ︵ミミ﹄︽︶を附加して︑彼等は孵別剛難に辿遇しないのであって︑何とならば
Ⅱ本祇動祠塊北吟形態論一四九︵二八六七︶
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篭ざ恩十園︑ミ﹀ミミ侭偽ミの様な複合第一部末尾は吾弛緩の場合は頗る稀であると云ふ事怖を記さない課には行かなが若し︑9割冒一︺匝曽旨︵口諦文法に於て︶及び共踏製者逹が断言する様に︑受身・可能相が涯際不
定形から形成されるなら︑島鳴曽︵ミミ蕊等︶に於ける語頭母普遡遇に際して不定形末尾慨昔弛
緩は何故弟一活川動詞に於てのみ生じて全礎餘析川動詞に生ぜす何故其他祈川動詞に
於て末尾雑喬弛綏の代りに快一音的︑が生ずるかと云ふ問題が生ずる︒何故丁度反對
が起らぬか︑即ち︑何故快青︑は第一活用に於ける緑昔合流に際して生ぜす︑不定形母香弛綏は弟二︑
いけれども︑日本詔では二世︾一音脆川が起るからなのである︒日 本
詔 で
は 二
は 青
丈礫研究姉二十四鮴一五○︵二八六八︶
古代に於ける様に現代Ⅱ木語に於ても複合母音に於ける母一昔合流に際しては︑例へぱ︑盲電︲園︵ご篭.ごミミ
︲員Q︶忌ゞご愚︲園§盲Q︶蔑等の母音中の一の如何なる弛綏も起らないのが並も雌燕であると云ふ︑そして例へぱ︑
兎に角︑不定形末尾母背は︑受身・可能相が在際に島偽ミ︵ミミ電へ等︶を非受身動詞不定形
への附加によって形成されたのであっても︑ミ偽ミ︵ミミベー等︶に於ける語頭母芳との合流に際しては脆落する
かも知れないと云ふ事は理論的に認容されるのである︒
第十四節g廻白冨轄冨旨手段の矛盾そして其等が解決される次第□○九頁︼
合流に際しては︑複合節二部語頭母音脱川と同様︑複合語鋪一部末尾社
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鏥三及び弟山漸川に於ける母音合流に際して起らぬのであるか︒
叉は︑若し凡て是等問題を具総的に説明するならば︑何故︑例へば︑節一活川動刺ミミミの不定形︑背員ミ・プラ
ス︵きき︽はミヘミ員ミミを與へるかそして何故第三活用動詞ミミミの不定形と同じミ員ミ︒フラスロミミは︑受身
・可能相派生の︑冒日胃旨甘説が辻を断言する如く︑ミミミ蘭ミミを肌︿へるか︑そして何故反對現象が起らないのQ
であるか︒若し︑徹際に︑低音合流同一現象が起るなら︑何故或場合には︵銘一活川動詞に於て
は︶緋晋弛綏が起るが︑他の場合には︵節二︑第二一及び第川湘川動詞に於ては︶快一音的︑が形成さ
れるのであるか︒
一父身・可能祁が從脇接足跡︲ミ︲︾・︲ミミ︲︾︲ミミーの不定形へでなく︑単一︵第一祇川動詞に
於ては︶叉は共爲に如何なる母音合流も決して起らない常に閉である派生語幹︽︵第二︑第三及び
第川訴川動詞に於ては︶への附加によって形成されると云命坐珈川によって︑日本音睦學が川起等問題凡てに解答を
與へ︑從って是等矛盾を凡て解決する郡は州来まい︒
上説の此相形態論は︑第一派川で採られた動詞ミミミの受身・可能相は何故ミミ員ミミ︵現在時
文語不定形︶︑ミミ急ミ恥ミ︵現在時︑語形︶等となるかそして鋪三祈川で採られた同じ動詞ミミミはミ属ミ﹄ミミ︵現
在時文詔が定形︶︑§§霜ミミ恥ミ︵現在時︑語形︶等となるかそして何故反對にはならぬかと云ふ減足の行く説明を充●
分肌︿へる︒蕊一の場合に於ては一堂身・可能和は単一語幹ミミ雨︲への從脇形態厩の附加によって︑箪一の場合
にはM平一へでなく︑同じ単一語紳ミ倉ミ+古風反復接尾僻︲︑︲から成立する派生語幹ミミミ﹃●・への附
円本諦動詞現在時形態論一五一︵二八六九︶
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受身︒可能祁灘亦形を彼等は︑第二︑節三及び鉱山祈川動詞に於ては不定形から少しも庭別されない所謂 否定語幹へ︲ミ鴬︾︲︑ミミミ︑︲︑︐ミ偽.︲︑︑儲§を袖疋して︑日本式機械的手段によって發兇するが故に︑そして処等
︲︑ミミ︑︲︑ミミ室︾︲︑Qミ︑︲ミ︾・興曽に於ては動詞﹁在る﹂及び﹁得る﹂形の複合として︑彼等に稔討される形態 贋介成物︲ミ薫︾︲ミミ篭.︲s蝿︾︲ミ侭ミとの比較に際して剛沌等︲︑ミ農︺︲ミミミ.︲︑ミ偽︶︲︑s慰ミに於ては
受身・可能祁接尼餅と誤訓沁もされ︑北︿等手段による一堂身・可能机形の得取に對しては共に充
分でない過剰子幸剛︑が生するが故に︑彼等は共を快一音的と岨一言もするのである︒ 是は不定形からの一堂身・可能机形成の擁謹者逹が︑第二︑第三及び鋪四活川動詞派生語幹接尾
僻へ從脇するそして側木式機械的手段によって牡︿形成に際する剛沁等訴川動詞一父身・可能相接尾僻と北川通誤認される形態礎合成物︲ミミ︑︲︑ミミ篭ゞ︲︑ミ偽︾︲︾・ミ偽蒼の語頭に存する壬韮Hを快一音的︑と誤認してゐると云ふ事を意味する︒快需的︑の此説は凡て全然走等機械的袖足︲︑園ミ︾︲︾・ミミ震︾︲︑S●偽︾︐︾・ミ偽ミこよって暗示されるので虎る︒ 加によって形成される︒1111●IIIIlhB■■且﹃011
第十五節g塑言冨尾冨届手段誤謬本質と快言的︾・説起源︻二○瓦︼ 丈
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究弟二十.川艸
︑4︲r1l田町肌11卜h︐IlllI■■Drllb︑Ⅲ1LB
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一五二︵二八七○︶
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理諭的に受身︒可能和が全活川動訓不定形へ自偽ミの附加によって形成されると見倣す9昌騨胃が此子苦
言蕊礎︑へ典へてゐる説明も︑殆ど同じ註解を招いてゐる︒彼の推測によれば︑第二活用動詞︵9脚冒胃烏旨の第
二及び節三活用に對唯する︶に於ては此苦難便︑は或は不定形と此活川動詞現在時口語形に於て存する末
尾︑への模倣に於けるミ恥ミとの川へ挿入されるか︑叉は§嚥菖に於て存する二︑の影響下で現れるのである︒
|若しも﹁模倣に於ける﹂なる表現を﹁様式によって﹂として解樺するならば︑是は彼が此一昔詮質︑を︑上に於て
制定された様に︑︒昌日胃曽目による第二及び第三満用動詞派生語幹接尾僻へ從蹄する︑と解する用意があったと
云ふ事を表するのであらう︒彼が共等を同一と見倣す傾向があった限り︑彼は雀だ眞理に近いのである︒
此︑︲は引力によって生すると・云ふ推測とそは︑共中で此快一音読が鉗雑する一音醗非机似性へ至らし
めるのであるが︑共故に其に開する上述全部は徹然後者槻鮎へも應川されるのである︒
前述凡ての後では︑冒肖︲gご⑦9.段口吻○日︑層長︒︶国a目ののぐ及び他の上名神者達が墨守する受身・可能机形成H本
n本稲動詞現在塒形態論一五三︵二八七こ 第十六節冒巨国昌手段に就ての批判的註解︻二○一頁︼ 第十七節日本式機械的手段の誤謬︻一二頁︼
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文羅研究雄二十川艸一五四︵二八七二︶
式機械的手段の誤謬も亦何に存するかは︑明白である︒
日本文法によって此相接尾僻と誤認され節一活川動詞語粋の所訓否定語幹へ柿延される形態
質合成物︲ミ﹄︲︑ミ震︑︲愚︾︲鷺ミに於ては︑蔓身︒可能祁接尾僻︲S︲に脇する母音音驍質愚が
足りないのであって︑現在時及び不定形語尾である過剰形態便︲篭及び︲偽が存する
のである︒
亦同じ相の接尾僻と談認もされ︑節二︑節三及び第四折用動詞の所識否定語幹︵所與の場合に於て
は不定形と同一なる︶へ附加される形態鷺合成物︲ミミ︑︲︑負ミミゞ︲︑s鶴・︲︑S・頃ゞに於ては︑派
生語幹接尾僻︑第二活朋動刺に於ては︲恥︑︲︑銘三活川動詞に於ては︲時︲︑第四活川動詞に於ては︲馬︲︑
に脇する是等形態頃合成物語頭に於て来る過剰子音︑が存するが︑現在時及び不定形語雄で
ある同じ過剰形態質︲篭及び︲恥も亦存する︒
かくて︑或場合には受身︒可能州接尾僻︲ミーから共母音員が除かれて動詞語幹へ附加され︑他の場合に
は動訓派生語幹から其末尾子音︑が除かれ︑祁接尾僻へ附加される︒|そして︑此外に︑雨方の場合に於て机の
軍一及び複合接尾僻へ︑派生語幹に鮒して切断されたる叉は盟富にされたる姿に於て︑現在時叉は不定
形の語尾が附加される︒
換言すれば︑雨方の場合に於て︑日本字付の音節的塒徴の爲に全然不可避的な形式附脇物の技工的過度分解が派生
する︒辻に︑元来︑受身・可能州形成の日本式機械的手段及び共を採川する凡ての誤謬が師しもするのである︒
︲︐−lIllIlIPIllll1lllLIlI lIlr
︐lIBI6D■■■■■IFDIlDrlI︲111︐ひ侭︲︐且
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今我だが凡て上名薪斬逹が動詞﹁在る﹂Qミ及び﹁得る﹂§震ゞ恥ミの合一手段へ共に曲って︑彼等の意見によれ
ば︑ミミミ︑S●嶢ミ等が形成される︑を如何に脱てゐるかを認知するに興味を持つならば︑・此虎に於ても一般辿川見解
は無いのであると云鼻事が解る︒膀冒目ゞ︑冨冒ウの曽冒︑弓の冒園﹄9昌騨具及び︑冨辱旨はQミミ︾Q︑︑ミは動詞﹁在る﹂
の不定形への附加に依って︑即ちハミ︑+ミ葦︾s寧十蝿ミから︑形成されると兄倣すのである︒冨煙︒︲COぐのg︾
国巳g及び団︒乱冒のの壽︑は︑ミ偽ミは亀菖と・ミの合一から︑即ち︿負ミ+蝿ミから形成されると考へてゐる︒留巨叩OB
は︑ハsギミヘヘからと同様︑︿倉§+ミミからの形成をも認容してゐる︒只国勢鼻のみがS偽ゞをハミ+偽蒼から蹄
緒してゐるのである︒
此見解雑色は︑ミミ篭ゞミ・ミは動荊﹁在る﹂及び﹁得る﹂からと︲推測された形成が確固たる形態松脈を右せざる
事︑そして︑元來︑既名著者達は︑ミミ震︺ミ︑ミは︑他でもない︑此様にして形成されと断言する時には︑〃占術に從
事してゐるのであると云ふ事を證する︒
果して園ミミゞa侭ミが︑動荊﹁在る﹂及び﹁得る﹂から形成された複合動詞を表示するならば︑形態
観鮎からはハ倉昌+ミミ︾輿蒼十億ミからの共等形成の可能性は︑たとへ複合動詞に於て銘一部は常に不定形で典へられ
Ⅲ本諦動詞現在岬形態術一五五︵二八七一三
L第十八節其に依って恰もミミミが形成される動詞﹁在る﹂員ミ及び﹁得る﹂ミミの合
一手段の難色己二二頁︼↑
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見解の同じ雑色は受身︒可能相の可能機能の説明に於ても顯される︒
国︒繍昌騨目は︑此相の可能機能は共受身機能から出て來ると兇倣してゐる︵上記六四頁参照︶︒其槻
鮎を︑﹁受身・可能相は常に受身可能性を表現する﹂︵私案間陥︑z・冨・︶と考へてゐる国騨員が墨守し
てゐるのである︒
g凹言一︺の居旨は文語文法に於て︑可能機能は︑共に依って受身相が形成される能動動詞﹁得る﹂ミミ
文解研究雄二十川桝一五六︵二八七四︶
たからとは云へ除外されなければなるまい︒此形態槻鮎からは亀ミミ︾ミ︑ミがハミ.羊ミミ﹄§︑羊偽ミからなる形成は
既にもつと蓋然的なのである︒同じ槻鮎から︑ミ●︑ミはハミ+偽ミからと蹄結する国勢鼻の派生も亦︑複合動
詞類似型が日本語には存しない故に︑無根蝶なのである︒
結局︑負ミミ及びa雨ミなる派生の此雑色は凡て︑上名著者逹は共等を︑狂際には形態合成物である
のに︑複合動詞と認める事によって特に説明されるのであり︑共爲に共等を形態的に複合動詞
として創始するのは不可能であると云ふ事は驚く可きでない︒
によって創造されると云ふ意見を保ってゐる︒
犀︒零口は受身紺形成に關與する動詞︑ミはは
第十九節受身︒可能相の可能機能起源の様々の説明︻二二三瓦︼
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︑彼の意兄によれば︑﹁得る﹂なる意義の外に︑﹁能ふ﹂なる意義をも 11−
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有すると云ふ事によって可能機能を説明してゐる︒即ち可能機能を碗ミー﹁能とから師結してゐる
のであるが︑共際︑偽ミの意義の思索は︑結局︑受身︒可能動詞は所與文に於て如何なる機能で用いられたかと云ふ
問題を解決する事が川來ないと恰も感ずるかの様に︑彼は受身及び可能機能は文脈によって腿舞認知されると
云ふ雀だ孵徴的漁告を與へてゐる︵上記九七頁参照︶︒此諜告は︑礎は受身と同じく︑可能機能も受身・可能机に於
ける動詞と文の共他部分との間で制定された文法連結により決定されると云ふ事を意味するのであって︑
かくて︑国︒魚冒鯉ヨロに提案された受身動詞﹁在得る﹂説と同じく︑﹁能ふ﹂なる意義に於ける侭§から可能機能を肺
結する丁度国○一自説をも無にするのである︒
Q︺騨冒胃旨甘は口語文法に於て︑可能機能を﹁能ふ﹂なる意義に於ける︑鷺から蹄結する犀9自概軸に
傾いてゐるが︑全然無根擁に是を支那の影禅と祀ようとしてゐる︒曾ョの︒ョと9日煙具は︑可能機能をミミー
I﹁能ふ﹂から肺紬してゐる故︑全然胃9§槻黙を墨守するのであるが︑此際留pm︒日は︑陣︒言目に類似して︑文
脈の助力を求めてゐるのであって︑何とならば彼に於ては受身・可能動詞は或文脈では可能意義を有
するからである︒
画︒普昌ご旨教授は︑可能機能は受身機能によって刺迭されるのでなく︑却て受身機能が
可能から出て來ろのだと老へてゐられる︒可能機能なるものは︑﹁得る︑椛利を有す︑能ふ﹂なる意義
を有する動刺ミミが机形成に開與する事によって創造される︒.成程︑回︒曾昌ご旨教授は︑可能機能に於
て採られた動詞術成は受身機能で採られた動詞櫛成とは異ると記してゐられるが︑生愉に Ⅱ本諦動河現在昨形態論一五七︵二八七五︶
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処等砿反對的見解は︑私の意見によれば︑国︒g己四目目受身州﹁在柵る﹂諭非成立性の輝かしい岡解なのである︒彼
等に於ては共高尚なる﹁祈學的﹂超脱が極めて瓢杵に感ぜられる︒生愉にも︑此説は現在殆ど祁學的特徴ある獅
断に鍵つたが故に︑幟文法は︑言諦事変を容槻的に探究する代りに︑典疑惑を少しも菱らずに︑其註解と解繩とに
屡糞從事してゐるのである︒
かくて︑或群者達にあっては受身・可能机の可能機能は共受身機能の展開を示すのであるが︑他の著
者達にあっては﹁得る﹂の意義に於ける動詞恥ミもて︑蕊三にあっては﹁能ふ﹂の意義に於ける動
詞翁ミもて︑第四にあっては﹁得ろ﹂及び﹁能・ふ﹂の意表に於ける同じ暁ミもて創造され︑其際受身機
能は可能のから肺結される︒
加之興味あるのは︑話が受身机可能機能起源説明になるや否や︑恰も動詞ミ薫︾偽ミと共に此和形成に關與
する様な動詞Qミ﹁在る︲|は何庭かへ紛失して︑凡ての思索的蓮川の中心には共糞の意義で採られた一動詞罠ミ︾蝿ミ
のみが見える事である︒
上に剛近に制定された受身︒可能机形態の偏柧出来る標識が我盈の自由にならないなら︑是は凡て調在が全く脚難
文學研究鮠二十四帆一五八三八七六︶
も︑眼目は動詞ミミ﹁得る︑川来る﹂にあると碓慌されてゐて︑俄然の注迩を此那怖へは分與されてゐない︒
第二十節可能機能の批判的註解と蓋然的形成︻二三八頁︼
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なのであらう︒此相形成に於ては︑北︿可能機能起源説明に際して蓮川される動詞﹁得る﹂も︑動詞﹁能ふ﹂も
關與しない事を我変は知る故に︑可能機能は︑動詞﹁得る﹂︵ミ愚︾︑ミ︶からも動詞﹁能ふ﹂︵ミミゞ︑ミ︶からも
直接に︑一堂身機能を通じて動詞﹁得る﹂︵ミ檀︾︑ミ︶から間接に蹄結してはならない事は明かである︒
かくて︑全問題は︑一父身相接尾僻︲ミー︵又は辻︿複合接尾僻︲ミミ︲.︲ミミ︲︶が︑独︿語牌一父身 機能を除いて︑可能機能を遂行するのは如何にして起るかと云ふ事に蹄するのであって︑叉は塾一両すれば︑
如何なる條件に際して共は可能意義を布するのであるか︒
以上に於て我盈は︑或勤詞は共等が與へられた文法連結に依從して︑他動及び自動意義を
有すると云ふ事︑二重意義を布するに迩術な動詞は直接補語現存に際しては他動であり︑補語縦乏叉はⅢ接補
語現存に際しては自動である事を碓倫する可能性を有した︒
同上現象は所與の場合にも起ると云ふ事︑特に受身叉は受身︒可能動詞は文法連結の限定類型に際して
は一堂身意義をそして文法迩緒の北︿糞の類型に際しては可能意義を有すると云ふ事は︑考へ得
られる︒﹁文脈に於ける何かが︑是等︾︑義中の如何なるものが︵即ち︑受身又は可能の︑z・旨・︶此形
に於ける動詞を典へなければならぬ︲かを腿糞明示する﹂と陣○君己が言ふのは課があるのである︵私案間隔︑z・国・︶︒
此故に︑如何にして一堂身祁接尾僻︲ミ︲.︲ミミ︲﹄︲ミ︑︑︲︲は可能機能を遂行するかと云ふ問題に回答を
與へるが偽には︑文法辿結の如何なる類型が此︿糞の場合に存するかを吟味する必要がある︒生愉にも︑類
似の場合に於て必要である完全さを以ては︑是群馬すには場所が許さないので︑細目に沙らずに︑叩平に最も一般的境
Ⅱ本諾動制現在畔形態論一五九︵二八七七︶
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