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評議会では 保険料率など議論すべき案件が多く 健康づくり推進について十分な議論を行うことが難しくなってきている 健康づくり推進協議会は 保健事業がメインテーマであり 十分な議論ができることを期待している また 評議会の中で 実効性の高い計画のビジョンを描くことを難しく感じることがある 評議会との違い

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Academic year: 2021

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平成

28 年度 第 1 回福井支部健康づくり推進協議会 議事概要

平成28 年度第 1 回福井支部評議会の議事概要については以下のとおり 1.日 時 平成29 年 3 月 13 日(月)13:55~16:00 2.場 所 福井市地域交流プラザ(AOSSA)6F 研修室 601A 3.出 席 者 委員 出口、玉川、石井、木村、近藤、中山、宮下、室、山内、渡辺 事務局 畑、宮地、内田、日野、伊藤、桑原、寺島、山田 議 事 開催に先立ち、委嘱状の交付及び議長の互選、議長による副議長の指名を行った。

(1) 協会けんぽの概要

資料1 に沿って説明  29 年度の保険料率について、福井支部は上昇したが、富山支部は 24 年度以降下がってい る。富山支部と福井支部の違いはどこにあるのか。 例えば、医療費の構造が違うのか、福井支部より標準報酬月額が高いという単純な問題な のか。 <医療費の構造> ・同じ病気でも、コストが高い医療を提供しているのか。 ・重症化している患者が多いため、医療費がかかるのか。 ・症状を重症化しないようにする取組みが富山支部と比べ弱いのか。 (回答) 保険料率は、算出の過程で年齢や所得の調整を行うため、保険料率の差は、加入者1 人当 たりの医療給付費の違いによるものです。分析については、これからという部分が大きく、 いただいたご意見をもとに、医療給付費の中でもどの部分に差があるのか、分析を進めて いきます。  具体的な分析結果がないと、コスト削減の対策を提案するのは難しい。次のような分析が あると提案しやすくなるため、参考にしていただきたい。 <分析すべき統計> ・病院に受診するタイミング。(重症化するまで病院に受診しない傾向にあるのか。) ・同じ年齢・病気の方の医療費の比較。(コストが高い医療費構造になっているのか。) ・ジェネリック医薬品の普及が富山支部より進んでいるのか?

(2)

2  評議会では、保険料率など議論すべき案件が多く、健康づくり推進について十分な議論を 行うことが難しくなってきている。健康づくり推進協議会は、保健事業がメインテーマで あり、十分な議論ができることを期待している。 また、評議会の中で、実効性の高い計画のビジョンを描くことを難しく感じることがある。 評議会との違いは、医師会・歯科医師会・薬剤師会から委員が参加している点である。医 療を提供する立場の方からご意見をいただくことで、実効性の高い計画に繋がることを期 待している。  健康づくり推進協議会の設置には、医療費を適正化して、医療保険制度を維持したいとい う趣旨があると考えている。防げることは防ぎ、治療は重症化する前に行うなど、日頃の 健康管理や早期治療が重要である。  東京オリンピックに向けて、国を挙げて喫煙対策を行っている。保健事業として、喫煙対 策を進めていくことは重要である。被保険者にインセンティブを付与するなど、励みにな る方法を考えていくと良いのではないか。

(2) 協会けんぽ福井支部の保健事業

資料2 に沿って説明、その後全委員にご意見をいただく  29 年度の保健事業の説明があったが、本来は 28 年度の事業の説明、結果を示したうえで 説明すべきではないか。29 年度の事業については次のように考えている。 <ジェネリック医薬品の更なる使用促進> ・医師や薬剤師と協力していかないと難しい。 ・薬の多剤併用を避けるためにも、かかりつけ薬局・薬剤師を持つことを促進すべきである。 <事業者健診データの取得促進> ・事業者健診データ等を、特定健診のデータに反映させる取組みを促進する必要がある。 ・事業者健診について、労働基準監督署への報告義務は 50 人以上の事業所のみである。事 業主が労働者の健康管理に強い意欲を持たないと、積極的な提供は難しい。事業主の説得 が重要になってくる。  福井県の 1 人あたりの入院医療費が高い理由だが、重症化や入院が必要な患者様をたらい 回しにせず受け入れ、濃厚な治療を行うことが可能な環境にあることが考えられる。医療 を受ける側にとっては非常に良い環境であるが、必然的に入院医療費は上がってしまうと 思われる。

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3  十分な医療を受けられる状況に甘んじることなく、重症化する前の段階で、受診や予防に 取組むという意識づくりの必要性を感じる。  歯の健診について、高校までは、国の制度として健診がある。しかし、それ以降の大学・ 社会人にはチェック機能が存在しない。小・中学校で歯に問題がなかった方が、40 歳に なり前歯部の一部を抜かなければならないほど歯周病が悪化していた事例があった。この ケースの場合、大学・社会人のうちに歯周病が格段に進んだと考えられる。 労働安全衛生法で歯の健診が義務付けられると一番良い。しかし、現状は難しい状況であ る。その中で、福井支部の行う歯科健診事業を進めていくことは重要だと考えている。歯 科健診の推進とともに、事業所でも歯科健診の働きかけをしていただきたい。  歯科クリニックは、嶺南地方や人口の少ない場所は数が少ない状況にあるのか?  歯科医院の数は、福井県全体として 300 件ほどある。嶺南と嶺北を比べると嶺南地方は、 数が少ない。しかし、人口比から考えると同一レベルである。健診についても、歯科医師 の協力も十分にあり、問題はない。  ジェネリック医薬品について、使用割合が低い 5~9 歳は、受診日数が短いこともあり、 糖尿病など長期で薬を飲んでいる方へ働きかけた方が良いのではないか。また、おくすり 手帳を持参すると、医療費が少し安くなるため、おくすり手帳の持参を啓発していくこと も効果があると考えている。  セルフメディケーション税制の啓発活動を進めていただきたい。インフルエンザの予防接 種や健診の領収書があれば、1 万 2 千円から申告ができる。10 万円以上でないと申告でき ない医療費控除より敷居が低いと思われる。確定申告の機会の少ない方にもぜひ意識して もらいたい。  セルフメディケーション税制には、インフルエンザのワクチンは対象になるのか。  インフルエンザのワクチンはセルフメディケーション税制の対象ではなく、申告する条件 の一つである。  糖尿病に関しては、重症化予防や慢性腎不全まで悪化させない水際作戦などの取組みを進 めている。29 年度は、さらに、各保険者と協力をしながら県の重症化プログラムを進め ていきたいと考えており、医師会の先生方のお力もお借りしていきたい。  福井県の特徴として、共働きが多い・女性の歩行距離が少ない傾向がある。しかし、生活 のパターンを変えることは難しいため、今の生活で行える取組みを考えていきたい。土日

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4 に特別な時間を設ける厳しさや継続して取組む必要性を考えると、職場の中で時間を作っ ていくことが重要だと感じている。職場で健康づくり・運動をする機会を作り、事業所内 で推奨していただけるよう、協会けんぽと呼びかけを進めていきたいので、ご協力をお願 いしたい。  健康づくりについては、事業所の規模による格差を感じる場面が多い。大規模の事業所は、 健診を受ける際に従業員を休ませられる環境にある。一方で、中小規模の事業所の多くは、 目の前の仕事に追われ、従業員を休ませられない環境にある傾向が強い。 協会けんぽの行う「健康づくり宣言」も、どのようにすれば中小規模の事業所が宣言を行 えるのか、健康づくりを実行できるのかに着目して進めていってもらいたい。事業所の規 模による格差を是正していく必要性を感じているが、協会けんぽ単独では難しい。福井県 全体として機運を高めていく必要性を感じる。全体の機運を高めないことには、雰囲気も 変わらない。  中小規模の事業所は数が多く、ここで健康づくりが進むかどうかは大変重要だ。しかし、 中小規模の事業所は大規模の事業所と比べると、産業医がいないなど健康を支える地盤が 弱い。事業所まかせにするのではなく、労働者のほうから事業主に働きかけ、健康づくり に取組むことも一つの方法ではないだろうか。定年が伸びていくという情勢の中、自分の 体は自分で守るという意識付けも大切になってくる。  事業所の役割の大変さ・大切さを実感している。  自社の事業として機械のメンテナンスを行っている。事前の保全と事後の対応ではかかる コストが大幅に違ってくる。壊れる前の事前の保全が大切であり、健康にも同じことがい える。事業主の立場からすると、従業員に気持ちの良い場所を提供することが第一である。 従業員の健康を守る事前の対策として、健康づくりを促進する政策や補助金があるとよい。  経営者に対して、ショック療法ではないが、今動かないと困るということを、早めに何度 も呼びかける意識づけをすることが重要ではないだろうか。  会社で健診を担当している。当社では生活習慣病予防健診の申込みが毎年 36%ととても 低い。生活習慣病予防健診を増やしたいと考えているが、その方法に悩んでいる。今日の 協議会の内容を聞き、定期健診を生活習慣病予防健診に変更するなど提案をしていこうと 考えている。また、定期健診で、要精密検査になっても受診する人が少ない。どのように 働きかけをしていけばいいのか、他の企業の対応なども知りたいと思っている。  健診を受けるためのインセンティブも必要だし、健診後、自主的に取組んでもらえるよう に誘導することはプロでもかなり難しい。一事業所の中で行うのは困難である。協会けん

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5 ぽを活用しながら進めていく必要性を感じる。  福井県以外の組合の状況を聞く機会があった。その中で、経済産業省が進める「健康経営 優良法人2017 大規模法人部門(ホワイト 500)」に入った企業があった。健康づくりの 取組みが進んでいる企業が所在する地域では、県が様々な面で先導していると感じた。 今、福井県は国体を控えている。国体があるという理由付けは強いと思う。国体を追い風 として取組みを打ち出していただくことで、事業主の意識や健康に対する雰囲気も変わっ ていくのではないだろうか。県からの働きかけに大変期待している。  糖尿病にかかる医療費が高いという点を受け、特定健診の受診率をあげる取組みをしてい るが厳しい現状がある。また、健診を受けるだけではなく、保健指導を受けて生活習慣を 改善していくことが重要と考えている。国保は、退職した方が加入されるケースが多く、 年齢層が高い。 生活習慣は若い世代から培われていくものであり、若いうちに改善することが必要である。 国保としての取組みを進めつつ、協会けんぽとも互いに協力していきたい。  福井市は「ベジファースト」を推進し、食後高血糖を改善する取組みをしている。2 か月 継続して取組んでいる人は血糖値が下がるという結果もでている。運動も大切だが、食べ 方の順番から意識付けをしていくといいと思う。

(3) 平成

28 年度の主な連携事業

資料3 に沿って説明 特になし 次回の開催予定について 平成29 年 9 月の開催予定とさせていただきます。 以上 傍聴:なし

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