障 害 者 の ニ ー ド 分 析 ― ( 1 )
上 田市の実態調査 か ら
はじめに
社会福祉 サー ビスを考 える際 に最 も重要 な,そ して先決問題はサービスを受ける者が どの よ うな ニー ドを有 しているかである。本論文では, この ニー ドを扱 うが,一 口にニー ドといって も非常に 幅広 く,複雑である。 とりあえず試行錯誤で,敬 回に分けて報告す る。今回は特 に上 田市 とい う特 殊地域に限定す る。従 って,上 田市の もつ特殊 な 性格が一貫 して結果に現われる。 また,一般理論 の構築を 目ざす ものではな く, この地域での特殊 実態を知 る ことに焦点を当てている。 ニー ドの一 部分 として今回取 り上 げるものは,11項 目の一般 的 なニー ドに対す る障害者の反応及びそれを実現 させ る一般 的な もの としての施設 に対す る反応で あ る。Ⅰ.目
的
以下の ものに限定す る。 1.11項 目の ニー ドに対す る希望の頻度分布を 見 るこ と。 2. 1の分布を,障害者の「年齢」,
「等級」,
「生 活水準」 と合せて考察す ること。 3. 4種 類の施設 に対す る希望の頻度分布を見 ること。 4. 3の分布を,障害者の 「年齢」,
「介護者」, 「病名」 と合せて考察す ること。Ⅰ
Ⅰ
.方
法
上 田市社 会福祉協議会及び上 田市社会福祉事務 所が行 った (1978年)実態調査に筆者の研究を便 乗 させて も らった。設問や 目的を充分に説明 した 後 に,143名 の民生委員が各担当地域の該当障害者橋
本
厚
生
の 自宅 に赴 き,調査内容を説明 し,対象者 もし く はその家族 の者が回答 した。民生委員が対象者 に 聞 きなが ら記入 した ケースもかな り多い。 回答 し た者は約2300名であった。今回は1064名を分析対 象 とした。 対象者のプロフィールは表1
の通 りである。 表1 対象者のプロフィール 表 1-1 年齢分布 表1-4 病名分布 表1-3 障害部 位 分布 (複数回 答) (複数回答) 病 名 人数%
病 名 人数%
脳 性 マ ヒ21410.5角膜.水晶体疾患 532. 脊椎性小児マヒ 32515.9嗣挟,視神経疾患 32 1. 脊 椎 損 傷 142 6.9心 臓 疾 患 140. 脳 血 管 障 害 234ll.5じ ん 臓 疾 患 25 1. 骨 関 節 障 害 183 9.0切 断 864. リウマチ性疾患 25612.5そ の 他 1999.図1 必要 とす る福祉 サ - ビスの分布及 び年齢,等軌 生活 水準 との 関係 特 に必要 とす る福 祉 サ ー ビス (複数回数) 専 ■ 門 的 柄気に 助介日体常生 時た家、族が鰭刀 琴プがア 障壁に 午l::コ 金な 辛言弓対スするT結ポ姫に その 不日 汰 i# ムヒ カカヽ、制のの活 野-時柄気等 に応じ 難し 逮し 暫ど 軍占 助援ツレ、つして、他 者弱 月ヒ 禦 千り 充中実て にに施設り上た聖 のし、た設 得保tt 朗葺き クリの 復 訓 すし、 か で
障
垂
莱訓
働で を僻 降の ■LのiTL エ相読 練 の 良 護保F児 練. く ち 充 サ 文化動にシ演ンIコ宿 の で り し者 の 場 -) 実 ー 動 実 医 介 てを 実 所 た ど 紘 軽減痩の費 助が要ので必な制な実つ充なのくるで体きれく介護 施 確保の 宅確住の保 ス 人数 132 249 82 198 76 1ひl72 382 25 51 16 31 437 (二%)(7.1)(13.4)(4.4)(10.6)(4.0)(5.6)(3.8)(20,5)(1.3)(2.7)(0.8)(i.6)23.5 - 5 2-(単位%, 4%以下 記入省略)表
2
等級 とA.
D.
L
能力Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
.分析 と結果
1
.11項 目の一般的 な ニー ド 図1
は,
11項 目の ニー ドの希望分布及 び年齢, 等級,生活水準 との関係を示 している。 これに よ る と,最 も多 くの者が希望す るニー ドは,
「年金 な ど所得保障 の充実」(以下所得保障 と略す)であ り,3
8
2
人の者が これを選択 し,その比率 は2
0.
5
%
とな っている。次 いで 「病気 にかか りやす いので医療 費の軽減」 (以下医療 費の軽減 と略す)が2
4
9
人 の1
3.
4
%
とな ってい る。「家族 が病 気等 に よ り障 害 児 ・者を介護 で きな くな った時,一時的 に施設 で 保護 して くれ る体制 の充 実」 (以下保 護施設 と略 す) も1
0.
6%
でかな り多 い。中間の頻度を示す の が,
「専門的 な機能回復訓練 の実施」 (以下機能 回 復訓練 と略す),
「日常生活の中で, かな り介助 が 必要 なので介助体制 の充 実」 (以下 介助体制 と略 す),
「能力 に応 じた職業訓練 の実施」
(以下職業訓 練 と略す)及 び 「就労 が難 しいので働 く場所 の確 保」 (以下働 く場所 と略す)であ る。 さて,年齢 別 に見 る と,
「機能回復訓練」は1
8
歳 以下 の者 に多 く,1
9
歳以上の者 には急激 に減少 し てい る。逆 に,
「医療 費の軽減」は4
0
歳以上 の者 に 多 くなる。 「介助体制」は0-1
2
歳 の年少の者 と6
0
歳以上の者 に多い。「施設保護」は年齢の増加 に し た が って増 加 す る傾 向 に あ る。「職 業 訓 練」 は1
3-1
8
歳代 に最 も多い。 「働 く場所」は1
3
歳か ら5
9
歳 の間 に多 い。「障害 に適 した設備 を もった住宅 の 確保」 (以 下住宅 と略す) は6
0
歳以上の者 に多 く, そ の他 の年 齢 層 で は あ ま り希望 が ない よ うで あ る。「所得保障」は最 も多 くの希望 のあ った ニー ド であ るが,全 ての年齢層 において多 く希望 されて い る。ただ,5
9
歳 までの年齢層では全て一番多 い ニー ドの対 象 とな ってい るが,6
0
歳以上では 「医 療費の軽減」 に次いで二番 目の ニー ドとな って い る。「スポー ツ,レク リエ ーシ ョン,文化活動に対 す る援助」 (以下文化 活動 と略す),
「手話,点訳, 朗読のサー ビス」 (以下手話 と略す)及 び 「結婚 に ついての相談 活動」 (以下結婚 と略す)の三つの ニ ー ドは,全年齢層 においてあま り希望 されてい な いが,0-1
2
歳 と1
9-3
9
歳 の年齢層 に比較的多 く な っている。謡
で
軽 度 中 度 重 度 一級7
7(
4
7
)
4
2
(
2
5.
6
)
4
4
(
2
6.
8
)
二級1
28
(
6
1.
8
) 5
5
(
2
6.
6
)
2
4
(
ll.
6
)
三一六級E
S
5
5
(
8
8.
9
) 5
9(
9.
5
)
9
(1
.
4
)
実数 ( )内% 第3表 生活水準の分布 上 .中の上3
5
人 中の中 .中の下7
8
9
人 等級別では,年齢の場合 と相違 して,各 ニー ド の分布 はあま り変化 していない。特 に 目につ くこ とは,
「医療費の軽減」が三 一六級 の軽度 な障害者 に多 く希望 され ること,
「介助体制」は一級の者 に 多 く希望 され,軽度の障害者程希望 を示す ことが 少 な くなること及 び 「施設保護」- の ニー ドは, 級が上 が るにつれ,つ ま り軽度 になるにつれ減少 して くる傾 向にあ る。二級 の所で,年齢,等級, 生活水準 のいづれに もあ ま り希望が示 されていな い 「手話」が7.
1
%
と最 も多 く希望 されているのが 目立つ。 生活水準別では,水準が低 くなるにつれ 「機能 訓練」への希望 も減少 して くる。道 に,
「医療費 の 軽減」 は水準が高 くなるにつれ減少 して くるo ま た,生活水準が上 ・中の上 の層で,年齢,等級 に おいてほ とん ど表 明 されていない 「文化活動」 と 「結嬉
」が共 に8.
3
%
と増大 してい ることが 目立 っ てい る。 なお,等級分塀 について よ く言iっれ ることであ るが,その正確 さを調べ る意味で表2を示 した。 これは,A.D.L.(日常生活動作)の総合評価 と等 級 を比べた ものである。A.
D.
L
は,
「入浴」,
「ト イ レ」,
「食事」,
「服の着脱」及び 「移動」 につ い て,それぞれ, 1. 1人でで きる。 2.一部 を介 助 して もらえればで きる。 3.
全て介助 して もら ラ,の3段階評価 か ら決定 している。結果 は,級 が上が るにつれ軽度が少 くな り,級 が下 が るにつ れ重度 は少 くな り,等級 はお よそ信頼 で きる。 さ らに,生活水準 の各層間 にはかな り人数的 な相違 があ り,以後 の分析や考察 には常 に注意すべ きも のであ る。表3
は この ことを示 してい る。-5
3
表4 等軌 生活水準,年齢等の クロス集計か ら見た目項 目のニー ドの分析表 (複数回答) 福 祉 サービ
ス
数
*'上t 中下 下 サービ福 祉ス
敬
rf上1'L *'T 下 サービ福祉ス
敬
*'上t *'T 下 サービス福 祉・
了f
ii 上*-i 示f 下 機 舵 訓 練 1 5 5.6 7.5 紘諺保護 1 7.3 8.8 用宅住壁老降口 1 8 7.9 8 ス 1 5.4 6 (1)(17)(3) (40)(6) (2)(10)(2) ポI (1)(1) 2 78 79 2 85 84 79 2 82 84 2 6 1 6 (3'l)(i) (;)(3'3)(loo) (l'3)(i) 文化演動揺助ツレク (ら)(1) 3 (1)85 (26)7(5) 3 (8.24)9.8(6)1 3 (78.5)9.(3)3 3 (8)7.5 4 (1)8.5 (18)8.7(6)8 4 9(1)9(10)8(5) 4 (7)88.1(1) 4 5.(2) 75(5) 5 (173)7(1) 5 (18.4)4 5 (4)88.3(1) 5 (18.0)7 6 (8)9.9.3(3)3 6 7一(2)9..5(ll6)(4)10 6 (3) 17 (01 ) 6 (110)(110) 医 1 (7.26)7.7(75) 職業訓
練 1 5(1)8(4) 7.(6)8 所保障得 1 (6.47) 7.3(15)5 2 7 8.4 8.7 2 7 6.7 2 10 7.9 7.7 療 'ili 3 (1)((8ー225)8.6)(14(8)0)6 3 ((9)(4)6.ll6)9(2) 3 (1)((8.550)87)(11(l.3)l4) 4 8.6 9.2 4 7.6 8 4 5 8.1 8.3 軽 (31)(8) (10)(1) (1)(50)(ll) 5 10 8.6 7.8 5 8.I 6 5 4 8 7.9 減 (1)(24)(6) (6)(2) (2)(41)(13) 6 (8.216)9.(5)2 6 (7)8.9.3(3)6 6 (8.23)98(7).4 介 助 体刺 1 (15.8)6.8(74)-働堤所く 1 (21)6.(10) 7.5(2)5 訳請
点辛朗読 1 (18.4) 77(1) 2 (110)7.(18)73(6) 2 (17.6)6.9(4)7 2 (163)8(1) 3 (1)110 (4)80 (1) 3 (17.2)81(1) 3 (2)9 4 (6)8.8.6(2)7 4 (17.7)8.2(5)3 4 5 (4)7.2 5 (l7.l6)6.(4)7 5 紘 婚I.≡ 1 (3)6 2 (3)6.3 3 (3) 86.6(1) 4 5.(2)4.5(2)5 5 ( )内は件数 数値は年齢の平均値2.
等級,生活 水準,年 齢,ニ ー ドの ク ロス分析 図 1の分析 で は,各特 性間 の重 複 か らの考 察 が で きない。 そ こで表4
を示 す.表4
に よ って, 図1
の結 果 を確 め , さ らに こまか く見 て い く。表 中 の数 字 は年 齢 の 平 均 値 を示 して い る。 年 齢 は表 1- 1に示 して あ る10個 の分頬 に従 い10段 階 で示 してあ る。 等級 は ここで は6段 階 に分 け てあ るが 特 に意 図 は ない。 小 さ く分類 した ため人 数 が少 な くな って しま った ので, あ ま りこまか な結 果 の解 釈 は さけ る。 分析 の前 に頭 に入 れ るべ きこ とは, 表3に示 して あ る よ うに生 活水準 の上 ・中 の上 に3
5
人 しか入 って い ない こ とであ る。 また ,表 1-1に示 して あ る よ うに,年 齢 分布 は高年 齢層 にか た よって い る こ とで あ る。 これ らは上 田市地 域 の 障害者 の特 色で あ り,本 論文 を特殊 研 究 に余儀 な くして い る ところで あ る。 さて,
「機 能 訓練 」につ いて は, 図 1で は年 少 グ ル ー プに多 く,上 ・中 の上 の生活 水 準 グル ー プに や や多 い とい うこ とで あ った。 同 じニー ドにつ い - 54-て表
4
を見 る と,人数が極 めて少い上 ・中の上 グ ループの者が等級1級, 3級, 4級において平均 5歳 とい う数値を3人が示 している。一応図1の 結果 と同 じ方 向を示 してい る。 また,生活水準中 の中・中の下 において も1級 の ところで平均5.6歳 の者が17名 この ニー ドを表 明 していることがあ ら たに発見 し得 る。逆 に,高齢 を示す ところの8.
8
歳,8.
7
歳,9.3歳 といった平均年齢の者は,他の年齢 層の者 よ りもともと圧倒的 に実数が多いにもかか わ らず ここの ニー ドにおいては少いのである。 「医療費 の軽減」 については,図1では 「機能 訓練」 とは反対の傾向を示 していた。蓑 4
を見 る と,年齢に関 しては, 8歳以上の者や 9歳以上 の 者が非常に多 い ことが分 る。 この点は図1
と同 じ 結果である。 また,上 ・中の上のグル ープの者が 等級5の ところで1名見 られ るが, この年齢 も10 で最高年齢層 となっている。 しか し,等級につい ては,等級 の低 い高齢者が多いに もかかわ らず等 級の高い高齢者 もかな りい ることが分 る。生活水 準では,図1の通 りに下の水準の者が他のニー ド に くらべ多 いほ うである。 「介助体制 」については,図1では,年少者で, 級の高い,生活水準の高い者が多 く表 明 していた が,表4
ではお よそ同 じ傾 向を示 しているものの, 違 った面 も示 している。つ ま り,年少の者が1
級, 2級 の ところで,そ して中の中 ・中の下の ところ で集中 してい るとい うことである。 また,図1で 少い とされた下の生活水準 に,高齢者が2名見 ら れ ることで あ る。 また,等級の高 い所 に年少の下 の生活水準 グループの者が集中 している。 「施設保護」 については,図1では等級が高 く なるにつれその希望が多 くなっていたが,表1で はその傾向が明白に表われ,中の中 ・中の下の ク ラスで1級, 2級, 3級に圧倒的に集中 し,実 に 73名 にも達 している。年齢 について も図1
の結果 を よ り明白に し,年少 と中年のグループが非常 に 多い。 また,他のニー ドに比べ,上 ・中の上のグ ループが最 も多 くこのニー ドを表 明 している。 「職業訓練」 については,図1では年少のグル ープに多 く,上 ・中の上に比較的多いニー ドが見 られた。表4
では,中の中 ・中の下及 び下のグル ープで年少 の者が多 く見 られ図1の通 りである。 しか し生活水準の上 ・中の上 には,図 1の印象 と は違 って, 1名の著 しか この ニー ドは示 していな い。 「働 く場所」 については,図1では,19歳か ら5
9
歳の間に多 くの希望があ り,生活水準の上 ・中 の上 に比較的多 く,等級別には大 きな相違は見 ら れなか った。蓑 4では,生活水準上 ・中の上 には 1名 しか入 っていない。 しか し,年齢 については 同 じ傾 向を示 し,7.2歳,7.9歳,7.1歳,7.6歳の 者が中心になっている。 また,等級に関 しては, 図1の通 り相違はほ とん ど示 していない。 障害者の 「住宅」については,図1では,60歳 以上の者に比較的多い希望を示 し,等級の高い者 が比較的多い希望を示 しているが,表4
において もほぼ同 じ傾向を示 している。8.1歳か ら8.5歳が 多 く,9.3歳が3名,10歳が1名 となっている。ま た,等級の1
級 と2
級に多 くの人数が見 られ る。 「所得保障」については,図1の示す ように, 生活水準,等級のいかんにかかわ らず多 くの者が そのニー ドを示 していたO表4
を見て も多 くの人 数がまんべんな く分布 しているのが見 られる。 し か し,等級が低い者に比較的多 くの希望が見 られ たが,表4で見 ると, 5級, 6級では少 くな って い る。年齢については図1と同 じく,高齢者は比 較的少 く,表4では7.9歳か ら8.1歳 に集中 してい る。 「手話」,
「文化活動」,
「結婚」 につ いては,図 1では同 じ傾向を示 し,19歳∼39歳に多 く,生活 水準上 ・中の上 に多 く見 られた。表4
で見 ると, 年齢では,6
歳頃か ら8.
7
歳頃の間の者 が中心を占 めている。特に 「結婚」では4.5歳か ら36.6歳 の者 が中心である。ただ し,等級 について,図1の手 話 の二級の7.1%が 目立 っていたが,表4
では,千 は り二級の生活水準中の中 ・中の下の ところに13 名が集中 している。 しか し, この手話 を希望す る ものは,図1の生活水準の分頬では明確 にでてい ない。3.
施設の利用 に対す るニー ド 図2及び表5と表6は施設 に対す る希望を示 し ている。現在の ところ多 くの社会福祉的 ニー ドは 何 らかの施設や機関を通 して満 されている。一般 的なニー ドをよ り現実の具体的なニー ドとして調 べ るには,それを満す施設 な り機関 に対す る希望 - 55-図
2 施設の利用に
つ いて 施 種 設 煩 社会 な生 訓活 練 ラ要け施
る
'
L
在 ′事 碁をせb' 活 ての も生見施
設
宅か古\働
け
∼
その 不明 の 析 に を必 受白文
′ /がなし施設るノ 面 ら例 えを る 通ヽ\ヽらつ設施
る
他 老 人数 (%) 25(2.4) 20(1.9) 41(3_9) 40(
3
_
8
)1
4
(
1
.
3)943(90.8) 午齢 ll一 ′′′′ \、、、\ \、ヽ
、
、
-J ヽ 一 、、 古 00
-15才 Ill++i /41jL+ {1 11 K Si S2:3SLl 1 1 J′ / _-I ′′
一
′ヽ
′ヽ
′ヽ
施 設 の 種 類 社 訓 仕 暮 生 み 過 その 会 練 要 せ票 施し る 宿 一「 告 面 施の る て働ける 要 施な 設 ら設 倒を 設 施設 他 _ 表5 介助 者 と施 設希望 の関係 施設利用 止 空 空 人 数 人 数 配 偶 者 144 24 7 3 8 3 4 (13ー5)(42.8) (28) (12) (32) (12) (16) 父 母 44 17 4 1 10 4 2 (4.1)(30.3) (19) (4.7)(47ー6) (19) (9.5) 子 供 (4.441) (7.1)4 (14.112) 1 (282.4)(282.4)(28.24) 祖 父 母 ■(oー55)(1.7)1 (100)1 - -兄 弟 12 2 - 2 -(1.1) (3.5) (25) (25) (50) 親 戚 (0.22) - - - -そ の 他 (3.331)(14.2)8 - - - -不 明 (773.792) - (20)1 - (80)4 -(100) (100) -56-施 設 の 種 類 ‥社 訓 仕 暮 生 み 過 そ 蔦 若せ 宿 一つ の る
働
て の しる 票施 面 施 ける 要 施 倒 施 他 表6 病名と施設希望 の関係 施設利用 .脳 性 マ ヒ 39 7 3 14 ll 4 リ ウ マ チ (32) (17ー9) (7.6)(35.8)(28.2)(10.2) 脊椎性小児マヒ, 28 6 6 8 10 3 脊損,骨関節,切断 (23.5) (18.1)(18.1)(24.2)(30.3) (9) 角膜.水晶体 網珪莫 10 1 2 3 -I 視 神 経 (8.4) (16.56) (33.2)(33.2) 心 臓 , じ ん 臓 (4.52) - (28.24)(28ー24)(42.36) そ の 他 18 5 6 5 2 (15.1) (21.7)(21.7) (26)(21.7) (8.6) 脳 血 管 障 害 14 3 3 4 2 2 (100) を見 るのが良い。 一般的 ニー ドの場合80%近 くの者が回答 してい るのに対 して,図2によると, ここでは10%ぐら いの著 しか回答 していない。そ こで,施設 に対す る希望 につ いては,年齢,介護者,病名それぞれ 別個に分類 して見 るに とどまる。三つの特性を同 時に比較す ると,人数が非常 に少 くな り,解釈 に 無理が生ず る。 年齢別で は最 も多 くの者が希望す る施設の種炉 は 「仕事を しなが ら暮せ る施設」,
「生活の面倒 を 見て もらえ る施設」,「自宅か ら通 って働 ける施設」 である。 しか し, これ らは年齢 によってかな り相 違 して くる。「社会生活 に必要 な訓練 を受 け る施 設」 (以下社会生活 と略す)は, 0-1
5
歳及 び6
0
歳 以降において少 く, 16歳 か ら5
9
歳 までが比較的多 く希望 して いる。「仕事を しなが ら暮せ る施設」(以 下仕事 と略す)は年齢が高 くなるにつれ, その希 望 は減少す る。逆 に 「生活の面倒を見て もらえる 施設」(以下生活面倒 と略す)紘,年齢が高 くなる につれその希望は多 くなる。但 し, 16-18歳 の と ころでは比 率が高 くなっている。「自宅か ら通 って 働 ける施設」(以下適所労働 と略す)では,
1
9
歳∼3
9
歳 にその ピークがある。 表5
は,対象者を 日常介護 してい る者 の違 い と 施設 との関係を示 してい る。介護者 となっている のは,配偶者が1
3.
5%
で最 も多 く,次いで父母の 4.1%,子供の4.1%となっていて,他はわずかで ある。介護者が配偶者 となっているグル ープは, 「生活面倒」 と 「社会生活」 を 目標 に した施設を 希望 している者が多い。父母が介護者 の場合,
「生 活面倒」が多 く,次いで 「社会生活」 と 「適所労 働」である。子供の場合は,
「生活面倒」と 「通所 労働」 である。施設を利用す る希望 のあ る者は, 全体か ら見 ると,配偶者,父母,子供 の順 になっ ている。 しか し,人数の少い祖父母 と兄弟にその 希望が表われていることは注 目すべ きであ る。 表6は,対象者の病名 との関係を示 している。 全体的 には,脳性マ ヒ, リウマチ,脊椎 の疾患, 切断 とい った運動上の障害者が多 く,次 いで,辛 は り運動障害をかな りもっている脳血管障害者が 多い。脳性マ ヒ, リウマチでは,
「生活面倒」と「適 所労働」 に多 く集中 している。脊椎 の疾患,切断 も同様 な傾向を見せている。 同様 に,中 ・内耳 と 眼の疾患及び心臓, じん臓 な ど内部疾患 も 「生活 面倒」 と 「通所労働」を選ぶ者が多 い。 しか し, 脳血管障害では,
「通所労働」の代 りに,
「社会生活」と 「仕事」を選 ぶ者が比較的多 くなっている。
Ⅳ.
考察 と結論
1.
11項 目の一般的 ニー ドにつ いて ここで一貫 して特徴的 に とらえ得 ることは,午 齢 の相違である。 これは, さらに本調査の対象者 に高齢者 が多い とい うことか らも影響 され て い る。「扱能訓練」の結果 は,年少のグループにこの 希望が多かったが,等級 の一級 には,5.
6
歳 の者が1
7
名お り, この数字をそのまま高齢者のそれ と比 較す るとあま り特徴的 とな らな くなる。 しか し, 高齢者の数が圧倒的に多い ことを考 えると, この 「機能訓練」-の ニー ドは,少年 グル ープの障害 の重い老 によ り集中的に表 明されていることが推 測 され得 る。障害 のノ、ソデ ィをで きるだけ克服 し, 一般社会へ適応 しよ うとす る若 い人やその家族 の 意欲が よくうかが える。 また,軽度の者 よ り重度 の者に とってやは り塩能訓練の必要性は高 いであ ろ う。「医療費の軽減」については,一般的 な考 え 方で納得がい く。つ ま り,医療にかか る者 は一般 に老人が多い とい うこと及 び経済的に余裕 のない 者 に とっては医療費の軽減は強 く望 まれ るであろ う。 また,等級 の高 い者 は,種 々の病気にな りや す く医療 にかかわ ることも多いのである。「介助体 制」の結果,つ ま り年少の者で,比較的重度の者 が このニー ドを表 明 していることは うなづける。 親 に とって 日常 の介護はかな り負担であるし, ま た家庭で介助 して くれ る者がいると助かる とい う 声 はよく聞かれ ることである。 しか し, このニー ドになぜ高齢者が強 く表 明 していないのか分か ら ない。「施設保護」では,特 に障害者の もつ障害か ら くるニー ドがは っき り現われ,等級が高 くなる につれ多い希望を表 明 している。従 って, ここで は家族の経済状態 はあま り関係な く,上 ・中の上 のグループに多い ことが理解で きる。ここでは「介 助体制」 よ りももっとはっき りと障害者,特 に重 い障害者 の介助 の負担を施設へ 「入所」 して肩代 りして もら う希望が強 く出ている。「職業訓練」で 紘, さすがに高齢 の者は出現せず, これか ら社会 に出よ うとす る年少 グル ープに多 く希望 されてい る。おそ らく1
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歳頃の者 に希望 されている と思わ れ る。「働 く場所」については,最 も働 き盛 りの中 間の年齢に多い ことが分 る。「住宅」では,当然重 度 の者が多 い。 この住宅は障害に合せて作 られ る 住宅だか らである。 しか し,高齢者 に希望が特に 多い理 由は分 らない。「所得保障」については,特 性に関係な く多 くの者が一様 にニー ドを表 明 して いる。 これは,おそ らく,
「所得保障」とい う言葉 が幅広 く,一般的な常識を表わ しているか らだ と 推測す る。例 えは,
「福祉 の向上」とか 「障害者-の理解」 とい った項 目を もしたずねれば,同 じよ うな結果が得 られたであろ う。しか し,
「所得保障」 が直接対象者の手に とどく金 銭に関す るとい うこ とを考 えて も,この結果は うなづ けよ う。「文化活 動」と 「結婚」は,常識的 に理解 し得 る。つ ま り, 年少 グループ,特 に学齢期 にある者や青年 に多い ことは理解 し得 る。「手話」についての結果,す な わち二級の者で生活水準の中の中 ・中の下 に多い のは,単 に,聴覚障害者の比較的若い人 々が, こ の種の特性 に多いか らにす ぎない。2.
施設利用 について 施設利用の全体的 な結果 は,大 きく二つに分け られ, ひとつは,施設に入所 して生活の丸 ごとそ こで過 したい と希望する者 と,部分的 に施設で暮 す, もしくは,就労や労働 の場 として特 に施設を 選 ぶ者であ る。一般 に,前者 には,重度 で高齢の 者が多 く,後者には年少か ら中間の年齢の者で比 較的中位の障害- ンディを存 する者が多い。本調 査の結果,つ ま り 「社会生活」に対す る希望が多 か った のは対象者 に高齢 者 が多か った理 由に よ る。 しか し,高齢者 はどち らか と言えば 「生活面 倒」の方を選 び,老人ホームのことを念頭 に置 い た よ うであ る。従 って,
「仕事」を 目標 としている 施設への希望は高齢者には少 い。しか し,
「生活面 倒」に1
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歳∼1
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歳 の者がやや多 くなってい るのは, 特 に重度の年少 グル ープの者 が集中 している と思 われ る。「適所労働」では,働 き盛 りの者や青年が 多いのは当然であるが, また,すでに家族を有 し ている者 もいるので入所す る施設は希望 しないは ずである。「介護者」の分煩 では, 当初の予想通 り にはな らず,全 く逆 の結果 も しくは解釈 しよ うの ない結果がでて しまったC つ ま り 「介護者」 が子 供 の場合,施設入所が多い こと,そ して父母,醍 偶者 には比較的少い と予想 していた。 しか し, こ - 58-れ らのグル ープを人数的にそろえて よ り詳 しく調 べ ると,違 った結果 が生 じるか もしれない。なお, 人数の少い 「祖父母」 と 「兄弟」 に,少 しではあ るが施設利 用 の希望があることは,筆者の予想を い く分で も証明 しているよ うであ る。つま り,か な りの負担 となっているか,当人が非常 に居づ ら く思ってい るはずであ る.全体的 に運動面 に- ン デ ィを有す る者に施設利用が多い理 由は, ひ とつ に重度者が多い ことであ りも うひ とつには介助が 大変だか らである。脳血管障害老 はやや違 った結 果 を示 し,仕事 も入所を選 び,通所 を選 んでいな い。 この タイプの障害にはもちろん年少 グル ープ や中間の年 齢層の者は少い。従 って生活丸 ごとま かせ る場所 を希望 している。 しか しまた この タイ プの障害は,中枢神経 に障害を持つため, 多 くの 併発す る障 害を持ち,かな り重症であるので,施 設 に入 り込 む ことを希望 している者が多い。