• 検索結果がありません。

機械翻訳を利用した未習得言語からの情報収集の力の育成に関する研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "機械翻訳を利用した未習得言語からの情報収集の力の育成に関する研究"

Copied!
104
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)学 位 論 文. 機械翻訳を利用した未習得言語からの情報収集      のカの育成に関する研究. 兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 修士課程. 教科・領域教育専攻  総合学習系コース. MO2253H  松原 健雄.

(2) 第1章 序論. ・ ・ …   。 1. 第2章 情報収集のための機械翻訳の意義の検討と研究目的の設定 2−1 情報教育における情報収集の位置付け      ・・… 2−2 Web上に存在する多言語の情報と情報収集    ・・… 2−3 未習得言語からの情報収集の手段の比較     ・・… 2−4 機械翻訳の現状と利用に関する検討       ・・… 2喝 先行研究からみる機械翻訳のコミュニケーションヘの利用 ・ 2・6 研究の目的と方法の設定            ・・…. 第4章 授業実践による情報収集のカの育成の検証 4−1 授業実践の概要. . ● . ● ● 。 ● ● ・ ● ● ● ● 。 ・. 3−7未習得言語から情報収集するカの評価基準の設定 ・・….     11111111112. 第3章 授業実践のための準備            ・… 3・1 情報収集活動の整理              ・・… 3−2 機械翻訳を使った情報収集に必要なカの検討   ・・… 3・3 機械翻訳サイトの選択             ・・… 3・4 手引書の作成                ・…  ◎  3・4・1 手引書の構成               ・・…  3・4・2 機械翻訳サイトの操作方法         ・・…  3・4−3 機械翻訳に適した文章の作成法の検討    ・・… 3・5 外国人協力者からの協力           ・・…  3・5・1 外国人協力者の必要性          ・・…  3−5−2 外国人協力者への依頼          ・・… 3−6 往復翻訳による翻訳精度の確認         ・・…  3・6・1 往復翻訳の必要性             ・・…  3−6−2 高校英語教科書を使った往復翻訳の検証   ・・…. ・ ・ ・ …    25 ・ ・ 。 …    25.  4−1・1 取り扱う時間と実施期問  4・1・2 対象とする生徒  4−1−3 教室のネットワーク環境. ・ ・ 。 ・ ・ 。25.  4・1・4 事後アンケートの作成. 。 ・ 。 …    28. 4−2 授業実践の経過. 。 ・ 。 ・ 。 ・ 25. ・ 。 ・ …    26. …    。 。 ・ 28.

(3) 授業実践の結果と評価  4・3−1 Webぺ一ジからの情報収集  4・3・2 電子メールからの情報収集  4・3・3 外国人協力者の評価  4・3・4 実践後の生徒の意識 4・4 授業実践からみた情報収集のカに関する検討 4−3. 第5章 未習得言語からの情報収集の支援環境の提案 情報収集の活動を支援する必要性 5−2 情報収集に必要な環境  5・2・1 手引書による情報提供  5・2・2 Webぺ一ジのリンクによる情報検索  5−2−3 電子メールを使った問合せ  5−2−4 情報の共有と質問への対応 5・1. 9 ・ の ・ 。 ・32. ・ ・ ・ …    32 ・ ・ ・ …    34 ・ . 。 …    38 ・ ・ ・ …    39. ・ ・ ・ …    40. 。 ・ ・ …    42 ・ ・ の …    42 ・ …     。 。42 。 ・ ・ …    43. ・ ・ …    。43 。 ・ ・ 。 。 。43. 。 ・ 。 …    44. 第6章 考察と今後の課題. ・ ・ ・ …    45. 参考文献. ・ ・ 9 …    47. 参考URL. …    。 ・ ・49. 謝辞. ・ ・ ・ …    50. 資料. 1.機械翻訳テストの評価文 2,外国語の内容を理解するための機械翻訳の利用に関する手引書 3.外国人協力者(韓国人1)への依頼に関する筆者との交信記録. 4.未習得言語からの情報収集するカの評価基準 5.事後アンケート(外国語からの情報収集に関する意識調査).

(4) 第1章序論  私たちはインターネットを利用して、多くの情報を自ら入手することが可能 になった。国際社会の中でもインターネットを使い、情報のやりとりや交流が 行われている。学校においてもインターネット接続や校内ネットワークの整備 が進み、生徒が情報検索や情報収集にインターネットを利用し、情報発信を行 う学校もある。また一部の学校では外国語学習の一環として海外の学校との交 流を行っている。現在、学校での教育活動では日本語と英語以外はほとんど使 われておらず、情報検索や情報収集も目本語または英語で記述された範囲で行 われている。しかし世界には目本語と英語以外にも多くの言語が存在し、それ ぞれの言語で書かれた多くの情報が存在している。外務省のWebぺ一ジ【20] によれば、目本が承認している190力国のうち英語を主要言語にしている国は. 64力国、約21億人強で世界人口の約3分の1であり、目本語と英語以外にも 多くの言語で書かれた情報が存在していることは明らかである。しかし未習得 言語で書かれた文章はその内容を理解することができず、利用されない状態で ある。目本語と英語も含む多言語で書かれた文章を読むことができれば、一っ の出来事に対しての各国の取り扱いや立場の違いを知ることができ、また多く の国に関する情報を得ることができる。これからの国際社会では多言語の情報 を利用する機会が増えると考えられ、多言語から情報を収集できる能力はこれ からの情報社会にとって必要な資質になると思われる。  今までは多言語から情報収集するには多くの言語を習得しなければならず、 個人が多くの言語を習得するのは難しかった。しかし機械翻訳が開発され、機 械翻訳を利用することで多言語の習得をせずに多言語の文章を翻訳し、利用で きるようになった。機械翻訳は世界人口の多くが使っている多言語と日本語と の問で翻訳が可能で、Web上にも機械翻訳サイトが設置されて誰でも無料で使 える環境が整った現在、未習得言語で書かれた文章を機械翻訳サイトで翻訳し、 活用できるカがこれから必要と考えられる。この機械翻訳サイトを使い未習得 言語で書かれた文章の内容を理解して情報収集することが可能となり、未習得 言語から情報収集するカを育成するのに利用できると考え、検討を行った。. 1.

(5)

(6) 2−2 Web上に存在する多言語の情報と情報収集.  インターネット上には大量の情報が存在しているが、検索サイトを利用する ことで知りたい情報を含むWebぺ一ジを容易に発見し利用することができる。 平成13年総務省発行の情報通信白書によると世界のインターネット利用人口 は2000年11月現在で4億710万人である[21]。利用地域は米国・カナダ、欧 州、アジア・パシフィックで95%弱と集中しており、南米やア・フリカ、アラブ では利用者が少ない。つまりインターネット上に存在する情報は前者の地域が. 多くを占めている。Globa1Reach社が行ったWeb上にあるオンラインページの 言語別アクセス回数(2003年9月)【221によると、総アクセス数67.97億回のう. ち英語が全体の36%を占めている[図21。この言語別アクセス回数の占める割 合がWeb上にあるオンラインページの数を反映していると考えられる。すると Web上には英語以外の言語の情報も多く存在しており、アクセスすることが可 能であることがわかる。また今はインターネットの利用が少ない国々からの情 報も今後増加し、ますます情報の多言語化することが予想される。しかし私た ちがすぐに理解できる言語情報は母語である日本語と習得言語で書かれたもの に限られている。未習得言語で書かれたものは翻訳されたものが入手できなけ れば理解することができない。現在の目本の情報教育は主に日本語を対象とし たものであり、Web上で進む多言語化に対応していない。多言語化に対応する ためには、未習得言語で書かれた情報を収集・理解する手段・方法を習得させる 必要がある。    その他,9,80% R、、、嵩t温8%\. Portuguese7\  2.60% English,35,6%. 1talian,.0% French,3.70%. Korean,4.0. German,7. Spanish,8.00魅 Chinese, 12,20%. Japanese,9.50%. 図2.オンラインページの言語別アクセス数(維数67.97億回).                (GlobaiReach社2003[22]). 3.

(7) 2−3 未習得言語からの情報収集の手段の比較.  未習得言語圏で書かれた情報を理解するには言語を習得する方法(次の①②) と機械を使って未習得言語を日本語へ翻訳する方法(次の③④)が考えられる。  ①共通の言語(英語)を習得し、共通言語で情報を表示する。  ②多くの言語を分担して習得し、翻訳する。  ③機械翻訳を利用する。  ④UNL(UniversalNetworkingLanguage)[23]の実用化を待つ。  一般に言語の習得には多くの時間を要し、習得する負担も大きい。①の共通. の言語を習得する方法では、共通の1言語を習得しさえすればよいので負担は 少ない。しかし共通の言語に翻訳された情報に関しては情報収集ができるが、 共通の言語に翻訳されずに未習得言語圏内だけで流通している情報は収集する ことができない。②の方法では、多国語の専門家を養成するので正確な翻訳が 期待できるが、翻訳を依頼するのに時問がかかり、即応性に欠ける。一方機械 を利用する方法では言語習得の負担がなく、翻訳結果もすぐに得ることができ る。③の機械翻訳では未習得言語は翻訳ソフトを使い直接日本語に翻訳するこ とができ、未習得言語圏内だけで流通している情報も翻訳して手に入れること ができる。④のUNLは一種の中問表現(意味表現)であり、A言語からB言語 への翻訳ではなく、A言語の文を入力するとソフトウェアによってUNL表現 で保存される。これを読む人は出力用のノフトウェアを選び、任意の言語で出 力される仕組みである。しかし書かれた情報がUNL表現で保存されなければ 奪らず、UNL表現に保存されない情報は収集できない。. 表1.未習得言語の情報を理解するための手段とその比較 手段. ①共通の言語を習得 ②言語を分担して習得し、翻訳 ③機械翻訳. ④UNL. 他言語の習得  各国内の各国語からの情報 必要 収集不可 ※不要. 収集可能. 不要. 収集可能. 不要. 収集不可. ※不要:他者が分担した言語に関しては習得が不要. 表1から②③が未習得言語圏内だけで流通している情報も含めて収集可能であ るが、人手を掛けず、翻訳が必要なときにすぐに利用できる③機械翻訳を利用 した方法が未習得言語からの情報収集に使いやすさで勝っている。. 4.

(8) 2−4 機械翻訳の現状と利用に関する検討.  機械翻訳の多くは未習得言語と日本語の双方向の翻訳が可能である。4年前 までは自己のコンピュータに機械翻訳ソフトを購入しインストールする必要が あったが、最近ではWeb上に無料の機械翻訳サイトが設置され自由に利用する ことができる。対応レている言語は欧米言語(英語・仏語・独語・伊語・西語)やハ. ングル・中国語・マレー語であるが、現在目本では総務省が中心となって進めて いる「アジア・ブロードバンド計画」【5】によりアジアの主要言語問での機械翻 訳の実用化も計画されており、今後も機械翻訳の対応言語が増加していくこと が予想される。.  一方、機械翻訳での翻訳プロセスはソフトに依存しており、同音多義語では 利用頻度の高いことばが優先して使われたり、文章の形態素の解析ミスも起こ りうる。ところが利用者は翻訳の結果が正しいかどうかを判断することができ ない。そのため未習得言語への翻訳では翻訳結果をそのまま信頼していいのか という問題点が残る。.  しかしWeb上にある機械翻訳サイトを利用すれば、簡単な操作で瞬時に未習 得言語からの翻訳結果を得ることができる。一字一句正確な翻訳が必要な場合 には機械翻訳は適していないが、そこに何が書かれてあるのかがわかればよい といった目的での情報収集では、未習得言語から直接情報を入手できる機械翻 訳は新しい情報収集の手法として利用できる。Webぺ一ジのニュースサイトか らは新しい情報を、博物館サイトなどからはまとまった情報を得ることができ、. 電子メールを使えば外国の人にWebぺ一ジに載らない情報や情報の存在場所を 質問でき、人々の考え方も知ることができる。. 2−5 先行研究からみる機械翻訳のコミュニケーションヘの利用.  機械翻訳については翻訳方法や精度の向上についての研究は盛んに行われて きた。機械翻訳をコミュニケーションの道具として利用した研究少ないが、太 田【6]の「機械翻訳におけるコミュニケーションの可能性と特質に関する研究」、. 治田[7]の「機械翻訳と電子メールによるグローバルコミュニケーションの実験. 的研究」がある。太田は機械翻訳ソフトを使い韓国人と、治田は機械翻訳サイ トで目本語と英語、英語と伊語の二つの機械翻訳を使った二段階翻訳の手法を 用いてイタリア人とコミュニケーションできることを明らかにした。しかし太 田・治田の研究では実験者が大学生であり、翻訳に十分な検討を加えそれぞれ一 年の時間を要した。.  野村ら[8]は共同作業実験「アジアにおける異文化コラボレーション実験. 5.

(9) 2002」を行い次の点を明らかにした。  ①共通の目標をもった者同士であれば、人は機械翻訳に自らを適応させ、言   語を超えて理解しようと努力する。  ②特定の知識を共有する者であれば、翻訳の誤りは比較的容易に克服されコ   ミュニケーションを成立させることができる。 しかしこの実験は大学生を対象とし、交流相手の言語と英語へ同時に翻訳し、 英語を確認に用いて、納得できる英語が得られるまで原文を修正してコミュニ ケーションを行った。納得できる英語が得られたとき、相手言語への翻訳もで きていると考えていた。この方法は英語を習得していることが必要となる。  また文部科学省・総務省連携プロジェクト「学校インターネット3[24]」では. 小学校から高校までの児童生徒が目本語一英語と目本語一ハングル問を自動で翻 訳を行う掲示板を使った交流実験が継続中である。このプロジェクトも掲示板 を使ったコミュニケーション実験であり、往復翻訳のシステムの開発中である。. 2−6研究目的と方法の設定.  機械翻訳の教育の利用については学習指導要領に記述はないが、これは学習 指導要領作成時には機械翻訳システムが有料であり、一般に広く使えない状況 であった。しかし誰でも無料でインターネット上の機械翻訳サイトを利用して 未習得言語で書かれた文章を読むことができるようになった現在、情報の国際 化、多言語化に対応して機械翻訳の利用を教育にも取り入れても良いのではな いかと考える。機械翻訳の導入は情報教育で行い、その後各教科で利用される ことになろう。しかし情報教育の中で可能であるなら、何時問の授業時間でど のように取り入れればよいかについては研究されていない。先行研究では機械 翻訳をコミュニケーションの道具として用いていたが、大学生が長期にわたっ て行った。しかし外国とのコミュニケーションでは文化の違いを認識した上で 行わないと思わぬトラブルや意思疎通ができないことが発生することもないと はいえない。そこで機械翻訳を情報収集するための道具と考え、機械翻訳を利 用して未習得言語から情報収集するカを限られた時間で育成が可能であるかを 検討する。.  インターネットを利用した情報収集ではWebぺ一ジと電子メールを利用し、 日本語と未習得言語との翻訳は機械翻訳サイトを使う。未習得言語で書かれた Webぺ一ジと受信メールの日本語への翻訳は機械翻訳ソフトに依存するが、未 習得言語で記述する送信メールでは機械翻訳に適した文章の作成と「往復翻訳」 によって文章の推敲を行い、誤訳を少なくする。生徒が短時間で機械翻訳の操 作や機械翻訳に適した文章作成法を習得するために手引書を作成する。授業実. 6.

(10) 践は兵庫県1高校で行い、対象言語は翻訳の精度が比較的高い英語とハングル を採り上げ、未習得言語で書かれたWebぺ一ジと電子メールを使って情報収集 活動を10時問前後で行う授業計画を立てる。そしてこの授業実践から機械翻 訳を利用して未習得言語から情報収集するカを限られた時問で育成できたかを 検討を行うことにする。. 7.

(11) 第3章授業実践のための準備 3−1情報収集活動の整理.  情報収集は未習得言語で書かれたWebぺ一ジと電子メールを使って行う。情 報収集活動は図3のように未習得言語と目本語の翻訳には機械翻訳を使い、送 信する電子メールは往復翻訳を行い、訳戻した目本語の文章と最初に作成した 日本語の文章が同じ意味になったときに翻訳された文章を相手に送信する。図 3の上半分は情報の受信側を表し、下半分は情報の発信にあたる。. ハングル. 日本語に翻訳さ. ぺ一ジ. たWebページ. 本文. り込み.   マ信. ︵外国人協力者︶. 電子メール. 英語又は八ング の受信した電. 日本語に翻訳された 子メールの本文. メールの本文. −−.. 一…、. 貼り込み.   φ送信. ︵外国人協力者︶. 電子メール 本文. o O. 訳戻しされた日本 語の文章. 英語又ばハングル 翻訳された文章. 比較. 作成した日本語  の文章. 作文. 往復翻訳. 図3.情報収集活動の概要. 3−2機械翻訳を使った情報収集に必要な力の検討  機械翻訳を利用して未習得言語を翻訳して情報収集を行うには「課題や目的 に応じて、機械翻訳と適切な情報収集手段を用いて、的確に情報の収集・理解・ 判断・表現できるカ」が必要である。これは機械翻訳の利用を通じて、得られた 内容から課題や目的に応じて必要な情報を収集できることである。また異文化 を認識し配慮ある行動がとれることも情報を収集する上で必要である。これら. 8.

(12) を箇条書きにすると次のようになる。. ●機械翻訳ソフトを適切に操作するカ。 ●翻訳された文章から内容を理解し、必要な情報を収集し理解・判断できるカ。 ●自分の考えを機械翻訳に適した文章で表現できるカ。 ●異文化を理解し、異文化を意識した文章表現ができるカ。 情報収集に必要なカを育成するにはこれらのことを達成しなければならない。. 3−3機械翻訳サイトの選択.  アジア太平洋機械翻訳協会によると、Web上にある機械翻訳サイトは89あ るが、そのうち目本語を扱えるサイトは70存在している[251。これらのサイト. の中には機械翻訳ソフトを独自に開発し公開している機械翻訳ソフト会社もあ. るが、Webサイト運営会社と機械翻訳ソフト会社が協力し、そのWebサイト から機械翻訳を利用できるところも多い。本授業実践は高校生を対象に行いハ ングル、英語をターゲット言語に設定する。使用する機械翻訳サイトは操作画 面が目本語で表示してあり、常に公開がされ、動作が安定している機械翻訳サ イトが望ましい。この条件に合う機械翻訳サイトはAMIKAIの機械翻訳を利用. した複数のWebサイトと機械翻訳ソフト会社WorldLingoのWebサイト[261. が該当した。そこでAMIKAIを利用しているOCN翻訳サービス[27]と WorldLingoのWebサイトを用いて翻訳精度を調べることとする。翻訳のサン プル文にはアジア太平洋機械翻訳協会がPC版英日翻訳ソフトの翻訳品質比較 評価で使用したサンプル文27文【9】を用い、英目翻訳を行う[資料11。翻訳され. た文章を筆者が調べたところ、表2のような結果が得られた。 表2.英日翻訳の結果. 内容を理解できた. ●AMIKAI ●WorldLingo. 23文 10文. 誤訳 4文. 17文. これにより、内容を理解できる翻訳結果が多かったAMIKAIの機械翻訳を採用 しているサイトを利用して授業実践を行うこととした。. 9.

(13) 3−4手引書の作成  3−4−1手引書の構成. 手引書の内容は機械翻訳の利用方法やそのしくみ、機械翻訳に適した文章作成 法、日本語の表現と世界のことばの違い、異文化と接するための心構えなどを 含んでいる。日本語の表現と世界のことばの違い、異文化と接するための心構 えを含んでいるのは、国内の同じ文化の中で育った場合には表現をしなくても 理解し合える暗黙の了解が存在するが異文化では通じないことが多いからであ る。また情報収集を行う相手国についても文化や歴史、考え方を理解していな いと、相手に対して戸惑いや誤解が生じかねない。徳井[10]は「誤解や戸惑い が発生したときにはなぜそのように解釈・評価されたかを考えると原因がわか る」と述べ、原因を知ることで文化の違いを認識することができる。また外国 の文化や考え方の違いを理解し、寛容である態度は外国と接するための必要な 資質の一つといえる。.  この手引書により、生徒は基本的な操作を学び、未習得言語から情報収集を 行う準備ができる。手引書は4部構成で25ぺ一ジからなる【資料2]。手引書の 項目は以下のとおりである。.   ●はじめに     ・グローバル社会の中での機械翻訳の利用     ・機械翻訳の仕組み     ・世界の国々とことば     ・外国語を表示させるには.   ●機械翻訳によるWebぺ一ジの翻訳方法     ・Web上の機械翻訳サイト     ・英語、ハングルのWebぺ一ジを使った翻訳方法.                   ※次節3−4−2にその概要を述べる。     ・各国の検索サイト.   ●テキスト文章の翻訳方法     ・「往復翻訳」の説明.     ・日本語と外国語の文章構造の違い     ・機械翻訳に適した文章の作り方.   ●電子メールの利用     ・電子メールの書式、文字コードの設定     ・受信メールの翻訳方法     ・外国と交流する際の注意点、心構え     ・日本と外国の考え方、表現の違い. 10.

(14) 3−4−2機械翻訳サイトの操作方法.  Web上に存在する機械翻訳サイトの多くは操作が簡単である。しかし初めて 操作する者への不安を和らげるために操作画面と操作を掲載することとした。. Web翻訳を行う場合、翻訳したいWebサイトのURLを入力し、言語の選択、 翻訳ボタンをクリックするだけである(図4,5)。テキスト翻訳の場合でも、翻. 訳したい文章をテキストエリアに入力し、言語の選択、翻訳ボタンを押すだけ で翻訳結果を得るこ・とができる(図6,7)。. 曜嘩・ _9釧〕藤、.   露『一壱 回. OCN翻訳サービス. 一d・yiAMIK〈盲. Oべ一ジか:・正しく表示されない場合は、Uni(・ode(UTF−9フォントをインストールしてご覧ください。 ※ご利用になる前に、翻言尺利用規壽,勺をお読みください。. 謹ウェプページ翻訳. F 1.URLをテキストフィールドに入力します。(例二http:〃脚ww.OOh.he.jp/). 2,翻訳の種類(英和/和英/韓日/日韓)を逮択します。. 3,訳文のみにするか、原文も表示するかを選択します・ 4.「ウェゴページ翻訳」ボタンを押してください。新しいウィンドウが開き、翻訳後のぺ一ジか.  表示されます。.    URL二FttD://. 樗英和e和英∼韓日ビ日韓無茎皿憂妻薫、,,蒸」         ウェプページ翻訳. 図4.OCN翻訳サービスのWebページ翻訳操作画面. 11. ⑦ヘルプ.

(15)   (翻訳前).     (翻訳後). 幽. 盤 幽 魎. Yankees May Open2004Season in Japan             ④酬盛勧晦YahO・!. 賦s.”噛o“1. 画聯. E帆er亀一i”r”ei霞. θy尺o崩ω飢u脱調p s脚偉δ剛’愛er. ひ跳  rodbalI. NEソVYORK冒Hldgk.  a鼎sk齪ba闘. 照a!5U. 幽 幽 壁 1’㎝吋5. 魁. 並幽. Th帥3seba”commi鮎io吟e『もomceaskBdth已 Am巳rioanL麗9ロe色旦蛙)champims on 剛口rコaylocon51dBrm四iηglheir2004SBa50n oロergr置o Jap日n  曲er日甘 日o晰eldBr脚n three MpstValuab BPlaygrawardswi柑htheYom旧rl. ニュー  一 一  ペーぞ. 淋誘ン搬y、鷺悪鎌認藩謀ヅ慌試〆=,磁 ヤンキーは日本で2004年シーズンを開いてもよい           0加えます塑」私のYahODに o鍋。グルム爆つτ凶ρな繰差漸し酵ず 二晶bヨークーHlde団Matg01は次のシーズン日本へ戻っているか糺れません?モ して、ニューヨーク・ヤンキースの獲リをとります。二乙一マ被と。. 野球委員のオフィスはアメリ力刀一ケ、こ尋ねまし. た。三並日本(ここで外野手は読…薦ジャイアンッ. 難撚欝魏寵饗黎黙 めに月曜を上に彿誰します。. 31an臨. 幽 麺並. WhiIEnOpUbl oanhoUn亡εnrent㎜Smad∈,the. 罐鑑. 5c酢㎝oe. maybegoing博a仁K[OJapanne威sea50自一and. la団n璽1hereStOf廿〕eNewYOrkYヨnkge3〔巳墨塑’室lW腫hhl酌. E4seb繭II. 一 魎 蟷 鯉 一.          ひ. 1触穫懲醐漁灘』∵需』 1罫1扁、罷,詠ぎ. 1語{∼”o”爬. PO[謹i偲. 歓迎、ゲスト. 藍覧 難観. WeIcome,Gue3t. whosβDkeonlhecond”ionlheyn口tbe id巳nti他d.  Yank8面 薗迦里. 公の発表か行なわれなかった一方、会調ま毒i件で. 珪識. talksw已ドeoon“rmedb卿’obag曲aIlo蘭Cla陰. T}旧Yankeesrec9膨eOa[e翻arMondayfrom日Db D]PUV,bagebaII’5chlefoperalmgO面cer,as栢ng. 話した2人の野球宕判によって確響されました、それ ら、ない、謙置1爆れます。.        ヤン牛一ス1ま、タンバベイ・デビルレイズに対するゲ. 薗撒雌   ムを変えることを考慮してくれるようにそれらに依.  能    頼1,て肥臼にポブDuPu舷碑予球の最融.        行貴旺者から手紙を受け取リました。二旦二三.日本. themtOCOnSldergh 負lnqgame9ε昼創nSt㎞eTampaBaソD餌IRaソ9瞳} !oJapan,oneo伽∈o価claIssaid. rレノ“口,』こ,ゴー”【r爬. へ、盛員のうちの一人は言いました。. 図5.Webページの翻訳前と翻訳結果. 嚢テキスト翻訳. 翻訳したい文章をテキストエリアに入力します。 翻訳の種類(英和/和英/韓日/日韓〉を選択します。 「翻訳」ボタンを押してください。新しいウィンドウ炉開ざ、翻訳結果が表示されます。. テキストエリア. 翻. 一一. 一口. ビ英和ヂ和英e韓日 ◎日韓. 尺. [OON翻訳サービス1利用規約1使い方&F貞Q] ムUp レOCNトップ. 穏N rくン1駒mr崩量偲1brジ999三印)コ. 図6.OCN翻訳サービスのテキスト翻訳操作画面. 12.

(16) 言語選択:      日本語>韓国語二1 テキストを入力=(4000字以内)   団訳文=. こんにちは。        ▲ ムの名前はYAMAMOTOで. 営冒δ凶[且. し1Ω.I Ol書{書 YAMAMOTO. 。KOBEに住んでいま. 創U〔ン1.KOBEOII醤ヱ. ロ. 烈含uu,. ムの学校では昨日、文 ヒ祭”BUN陥SAI”があ. 叶到司五lql川1三(H刃1,. 畢重囚1”BU照ASAI”フ1 戴銀含L4⊂1.. りました。. ムのクラスは合唱で優 券しました。. 週の放課後、私たち は合唱の練習をしてい ました。. だからとても嬉しいで. 叶皇1暑酬杢芒創卜慰2 呈♀き製含Llq. 刃ヒ1雫創皆副阜,♀. 引1…暫書到望含書δ1 二亘烈銀合Lに1..        野 ユとi旦豆咄♀列皆U        警 〔1. 劃. 塑. 図7、テキスト翻訳の原文と翻訳結果. 3−4−3機械翻訳に適した文章の作成法の検討  機械翻訳を使って目常使用している文章を外国語に翻訳すると期待した翻訳 結果が得られない場合がある。目常使用している文章には一部を省略して表す 場合や行間に文字で表現されない内容を含む場合があり、同じ文化圏で育った 場合では無意識に省略されたことばや行問に含まれ文章で表現されていない内 容を補って全体の内容を理解できる。しかし異文化で育った人々にはそれを補 うことができずに、内容を理解することができない。人手による翻訳では文化 や背景を推測して省略されたことばを補い、相手が理解できる文章に翻訳する が、機械翻訳では文化や背景を考えた翻訳はできない。機械翻訳の翻訳方式に はトランスファー方式[図8]と中間言語方式[図9】の2種類あるが、両方式とも 入力文に対して単語の形態素解析を行い、次に構文解析・意味解析が行われる。 トランスファー方式ではここで構文構造を目的言語の構文に変換し、中間言語 方式では取り出された意味が中間言語となる。最後に翻訳対象言語の文法に従 って単語を並べ、形態素生成を行い訳文が完成する【111。そのため機械翻訳で は方式の違いに関わらず、原文の主語や目的語、係り受けが明確でなければ文 章の解析に失敗し、誤訳する場合が多い。また長い文章は文章の解析に負担が かかり、誤訳を導きやすい。. 13.

(17) 形態素解析. 形態素生成. 形態素解析. 形態素生成. 構文・意味解析. 構文生成. 構文・意味解析. 構文生成. \. 構文変換. 中間言語. 図8.トランスファー方式. 図9.中間言語方式.  もうひとつ注意するのがことばに対する概念の違いである。日本語では運転 席に座ることをrハンドルの前に座る」という表現があるが、英語ではrハン ドルの前」=ダッシュボードを指し、「前」という概念が日本語と英語(外国語). の間で違う場合もある[12]。同じ環境で育った者同士であれば主語、目的語の 省略や曖昧な係り受けがあっても、共通の暗黙の了解があり、概念も一致する。 しかし機械翻訳では暗黙の了解や概念の一致まで考慮した翻訳は期待できない。 また機械翻訳は前後の文脈を考慮した翻訳も行えない。そこで機械翻訳を利用 する場合には、翻訳に適した文章を作成するために次の点に留意しなければな らない。. ●主語・目的語を省略せずに記述する[131。. ●係り受けを明確にし、修飾語と被修飾語は近くに配置する[141。 ●一文の長さは短く、簡単な表現を用いる[151。 ●人名や地名などはアルファベットの大文字で記述する。 ●外国の考え方や概念を理解し、理解されやすい表現を用いる。. 3−5外国人協力者からの協力  3−5−1外国人協力者の必要性.  インターネットからの情報収集にはWebぺ一ジと電子メールの利用が考え られる。Webぺ一ジからは新しい事実や出来事、社会の動き、博物館的なまと まった情報は収集しやすいが、必ずしも得たい情報が得られるわけではない。 電子メールでは、相手に得たい情報に関することを直接申し入れることができ、 14.

(18) Webぺ一ジに載らない小さな出来事や人々の生活感、個人的な考え方も知るこ とが可能である。しかし電子メールでは応答する相手が必要で、生徒にとって 限られた時間内で相手を探すことは困難である。不特定の相手では意思疎通が 十分行えない、または予期せぬトラブルが発生することも考えられる。そこで 情報収集のための電子メールであるということを理解した外国人協力者を教師 があらかじめ確保しておくことが必要である。. 3−5−2外国人協力者への依頼.  外国人協力者を見つける方法としては①Webぺ一ジでの公募、②外国の知人 の紹介、③目本との交流希望者から探す、などが考えられる。この3っの方法 の中では人物が特定でき、日本人を理解している点では②外国の知人の紹介が 最も良い。③目本との交流希望者から探す場合、相手は目本に関心を持ってお り、多人数からの協力が必要な場合には人数を確保しやすい。①Webぺ一ジか らの公募では人物の特定が難しく、また何人から協力が得られるかもわからず、 外国人協力者を確保することが難しいと予想される。そこで本授業実践にあた っては人数確保の点から、③日本との交流希望者が集まるサイトから外国人協 力者を探すことにする。.  Web上には日本と電子メールでの交流希望者が集まるサイトがある。そこで. アメリカ人はjapan・guide.com[28]、韓国人は非英語圏Multilingual Network[291の各サイトから、日本との交流を希望している15歳から35歳ま での男女をアメリカは10人、韓国人7人を任意に選び、以下の文章を英語ま たはハングルに翻訳して電子メールで協力を呼びかけた。翻訳にはOCN翻訳 サイト[27]を利用した。 私は高校教師です。. 日本の高校生が電子メールの交換する人を探しています。 彼らは機械翻訳を利用して、日本語から英語(またはハングル)に翻訳します。. 私の授業で、彼らが電子メールの交換をします。. 私はあなたがこの企画に参加してくれるのを期待する。 あなたからの良い返事を期待しています。. その結果、アメリカ人5人、韓国人4人から了承を得ることができた[表31。 了承を得られた人々へは授業実践校の所在地や授業の実施期間、外国にっいて 情報収集をすること、生徒は機械翻訳を使って目本語から英語・ハングルヘ翻訳 すること、生徒の質問に英語またはハングルで回答することを電子メールで説 15.

(19) 明を行った。平均4往復の電子メールがやりとりされた[資料3]。. 表3.外国人協力者一覧表 〔韓国人〕. 番号. 氏名(仁シヤル). 性. 年齢. 職業. AB. 男. 会社員. ES. 女. HY. 女. LE. 女. 38歳 17歳 17歳 23歳. 韓国1 韓国2 韓国3 韓国4. 高校生 高校生. 大学生. 〔アメリカ人〕. 番号. 氏名(仁シヤル). 性. 年齢. 職業. アメリカ人1. JA. 男. 会社員. アメリカ人2. CW. 男. アメリカ人3. ST JL LS. 25歳 17歳 15歳 16歳 15歳. アメリカ人4 アメリカ人5. 女 男. 女. 大学生 高校生 高校生 高校生. 3−6往復翻訳による翻訳精度の確認  3−6−1往復翻訳の必要性.  日本語で作成した文章が機械翻訳を使って未習得言語に翻訳された場合、文 法的に正しいか、目本文で作成した内容を正しく伝えているのかを判断するこ とができない[図101。そのため作成した目本語の文章を機械翻訳にかけて得ら れた文章をそのまま海外へ発信すると、誤解が生じたり考えを伝えることがで きないことが起こりうる。電子メールを送信するにはできるだけ誤訳を減らし、 自分の考えを伝える工夫が必要である。.     →. 機械翻訳. 日本文. 翻訳文 (未習得. →. 言語). ※未習得言語のため正しく翻訳された  か判断できない。. 図10.翻訳の流れ 16.

(20)  得られた未習得言語の翻訳文の誤訳を減らす方法として「往復翻訳(図11)」. がある。これは得られた未習得言語の翻訳文を再び目本語へ逆翻訳をするもの である。機械翻訳では、目本語→外国語、外国語→目本語の翻訳にはそれぞれ 異なった翻訳辞書が使われる。そのため往復翻訳を行った結果、最初に作成し た文章と訳戻しされた文章が全く同じ文章になるとは限らない。したがって逆 翻訳によって得られた文章と最初に作成した文章を比較し、同じ内容であれば 相手言語にも翻訳できていると考え、異なった内容ならば最初に作成した日本 文の修正を行い再び往復翻訳を行う。. 電子メール 本文. 貼り込み. ︵外国人協力者︶.   や送信. 訳戻し. 英語又ぱハングル に翻訳された文章. o o. 機 械. 訳戻しされた日本. 翻. 語の文章. 訳. 作成した目本語  の文章. 比較. ). 作文.  翻訳 図11.. 往復翻訳. 往復翻訳は次の手順で行う。 (1)日本語で文章を作成する。 (2)作成した文章を機械翻訳して相手言語に翻訳する。. (3)得られた翻訳文を機械翻訳して、目本文に逆翻訳する。. (4)訳戻しされた日本文と最初に作成した目本文とを比較し、内容が同じであ.   れば翻訳文は作成できたと判断する。内容が異なれば最初の目本文を推敲   し直し、(1)からの操作を行う。.  しかし往復翻訳で得られた相手言語の翻訳が、原文と同じ内容でかつ理解で きる文章なのかは、未習得言語の場合では判断できない。相手言語への翻訳文 が理解できない文章になっているかもしれない。また文章的には正しくても全 く違った単語の意味に誤訳されている可能性も考えられる。そこで往復翻訳で 得られた相手言語への翻訳文の翻訳精度を検証した。. 17.

(21) 3−6−2高校英語教科書を使った往復翻訳の検証.  今の機械翻訳では主要な構造の処理能力をサンプル的に検証すればユーザ ーのシステム評価として十分であり、中学、高校の英文法の例文、外国人を対 象にした目本語文法の例文を利用すればよいとされている【16]。本節では往復. 翻訳で得られたハングルと英語の翻訳文が理解できる文章であるかを量的に検 証する。往復翻訳に用いた目本文は、高等学校英語Writingの教科書(三省 堂)[171に掲載されている英作文用日本文109文を元として、機械翻訳に適さな い文章があれば元の文に主語を補う、長文であれば意味を損なわぬように分割. するなどの簡単な修正をする。その後、AMIKAIを利用しているOCN翻訳サ ービス[27]の機械翻訳サイトを使って往復翻訳を行う。. 〔往復翻訳に用いた日本文〕 〔SV/SVG〕. KOUJIとARISAは日本人で、BETHはオーストラリア人です。 BETHは交換留学生です。. 彼女は日本人の家庭にホームステイで滞在しています。 彼女は日本の文化に大変興味を持っています。. ARISAとBETHは泳ぐのがとても上手です。 〔SVO/SVOO〕. 校庭に木を植えましょう。. 木は私たちに木陰を与えてくれます。. 高速道路沿いでは空気は大変汚れています。 木は空気中の二酸化炭素を滅らします。 〔SVOC〕. 誰かがポップスを歌うのを私は聞いた。. 私の誕生日に、友達が私にrMEMORY」を歌った。 暖かい天気、そして満腹で私は眠たくなります。. 私は図書館で勉強しているKOUJlを見た。 〔現在形/過去形〕. 私たちの学校は8130から始まります。 ARISAは週3回泳ぎます。 BETHは2ヶ月前に日本に来ました。. IWASAKIは14歳のときに金メダルを取りました。. 私は以前は野球ファンでした。 〔進行形/完了形〕. あなたは今何を読んでいますか。. 18.

(22) あなたが私に電話してきたとき、私はテレビを見ていました。 私の父は禁煙しました。. 今日、私はまだ部屋の掃除をしていません。 〔未来〕. 私はカナダで多くの写真をとるつもりです。 週末にあなたは何か予定がありますか。 彼らは明朝BANFFへ行きます。. 私たちは授業の前に英語のテストを受けることになっています。 〔助動詞1〕. 私の母は中国語が話せます。. 私はあなたの辞書を使ってもいいですか。 私は放課後あなたへ訪れてもいいか。. 私たちは私たちの教室の掃除をしなければなりません。 あなたは授業の予習をすべきです。 〔助動詞2〕. 彼らがUFOを見たというニュースは本当でしょうか。. それは本当のはずがありません。. それは本当かもしれないし、本当でないかもしれません。 彼は宇宙人かもしれません。 あの本は面白いに違いない。 〔助動詞3〕. 彼らのために私たちができることを、私たちは考えましょう。 ボランティア活動はどうでしょうか。. 彼らに食料を送るというのはいい考えだ。. 彼らに洋服を送る方法を考えたほうがよいかもしれない。 〔不定詞〕. 彼は会議に間に合うためにタクシーに乗りました。 彼は幸運にも時間通りに着きました。. 彼はr医学を学ぶのは興味がある」と言います。 彼には学生として学ぶことが沢山あります。 会議の終了時間です。 〔動名詞〕. あなたがあなたの座席を老人に譲るのは当然のマナーです。. KOUJIの趣味は写真を撮ることです。 私たちの先生は2年前にたばこをやめました。 KOUJIはテレビのDIRECTORに就きたい。 〔形容詞〕. KOUJiはマイルド、そして快活な人物です。. 19.

(23) KOUJiは愛されるべき若き男です。 私は心の暖かいARISAが好きです。 私は本気です。. 彼は独立心の強い人です。 〔副詞〕. 彼はピァノを上手に弾きます。. 父は2階にいます。 私の兄は明日カナダヘ出張で行く。. 私の両親はよくコンサートヘ行きます。. このスーツケースはとても上手に荷造りされています。 〔前置詞1〕. ARISAが私たちを駅で待っているでしょう。. 私たちは駅ヘバスで行きましょうか。. 私たちは2時までに到着しなければならない。 私たちはお互い週末によく会います。 〔前置詞2〕. 私は空き缶を拾いあげている彼を見ました。 市は公園にゴミ箱を設置するべきです。. 私は市長への手紙をコンピュータで書きました。. 私たちはアルミ缶とスチール缶を磁石で分けることができる。 〔重文〕. BETHは数ヶ月前に日本語の勉強を始めたが、今彼女は上手に話す。. あなたがポスターを掲示してくれますか。それとも私がそれをしましょうか。 急げ。そうしないと私たちは学校に遅刻してしまう。 〔複文〕. 遅れてごめんなさい。. 私は彼女が来るかわかりません。. あなたは学校を卒業した後、あなたは何をしたいですか。 私は映画技術を学びたい。だからL.A.において勉強したい。. あなたに自由な時間があったら、この本を読んでください。 〔仮定法〕. もし私が手言舌をできたら、私はあなたを手伝うことができる。. もしも私が10年早く生まれるなら、私の人生は変わっていたかもしれない。 私はヨーロッパヘ行くことができればと私は思う。 〔関係代名詞〕. 私はあそこに座っている人物に会ったことがあります。 彼女は父がカナダ人です。. 彼女の母親はベストセラーの本を書きました。. 20.

(24) 私は彼女の住んでいるマンションの名前を知っています。 〔関係副詞〕. これはKOUJIが住んでいる家です。. 私は私がシドニーを離れた日を忘れることができません。 私にODENの作り方を教えてください。 そういうわけで私は日本へ来た。 〔伝達法/話法〕. 彼女はKOU調から手紙をもらったと言いました。. 先生は私たちに留学生が来ると言いました。 私は彼に生徒がいつ来るのかと聞きました。 ARISAは私に一緒にショッピングヘ行こうと頼んだ。 〔原級比較〕. KOUJlはARISAと同じくらい上手にジャガイモの皮を剥きます。 男性は女性と同じくらいデリケートです。. ARISAはKOUJIと同じくらいリーダーシップがあります。 KOUJlほど協調性のある人はいません。. KOUJlはARISAほど勉強に興味がありません。 〔比較級/最大級〕. サッカーの動きのほうが野球より速い。 KOUJIはチームの中で一番しばしばシュートを打つ。. 近年、より多くの人々がサッカー観戦に行きます。. 東京はアジアで最大級のスポーツ施設をいくつか持っている。 〔up,down/b I ue〕. 彼はライオンのように勇敢です。. 私たちの先生はr時間はお金だ」と言います。 彼の話には中身が無い 景気は上向いているようです。 〔代名詞/do/so〕. 歩行中にタバコを吸う人々がいます。私はそのような人々が嫌いです。. 動物園のライオンが逃げた。それらのライオンの何頭かは見つかっていない。 ARISAはKOUJIと比べてしばしぱ手紙を書きます。 〔省略〕. 人間は地球から旅立ち、他の惑星上に住むかもしれない。. 私たちは自由な時間を持ちます。だから私たちは沢山の勉強ができます。 〔才妾続畠II言司〕. 彼はスポーツが得意です。その上彼は学校の成績も優秀です。 ARISAは昨日勉強をしないで、買い物へ行きました。. 彼は何でも知っています。言い換えれば彼は天才です。 21.

(25) 私は韓国へ行ったことがありません。従って、私は知らないことも沢山あります。 〔冠詞/名詞〕. 彼はワープロとコンピュータを買いましたが、彼がよく使うのはワープロです。 第二次世界大戦で多くの人々が殺された。 〔強調表現〕. 私が初めてチャップリンの映画を見た場所はここです。 監督はよくしゃべります。. 私たちは絶対に時間が必要です。 この映画のほうがずっと良い。. 得られた英語またはハングルの翻訳文の評価を筆者の知り合いの3名に依頼し た。彼らはハングルまたは英語と目本語の両言語とも習得している。  ●ハングル:韓国長期在住経験の日本人男性(42歳).  ●英語  :日本語を習得している米国男性A(32歳)、        米国長期留学中の目本人女性B(25歳). 翻訳文の評価は次の3段階とした。判定結果は図12、図13のようになった。 (評価).    文章の意味も理解でき、翻訳文も正しい  ■:文章の意味は理解できるが、翻訳文には間違いがある    文章の意味が理解できない. 韓国長期滞在者. 0%       20%       40%       60%       80%. 100%.    図12.翻訳文の評価(ハングル). 米国人A、). 米国留学の 日本人B 0%. 20%         40%        60%        . 図13.翻訳文の評価(英語) 22. 80%. 100%.

(26) この結果、「文章は正しく意味も理解できる」「意味は理解できる」はハングル. では9割を超え、英語では8割前後の結果を得られた。以上のことから翻訳に 適した文章を作成し、往復翻訳を行って翻訳文を作成すれば、8割近くは相手 に内容を伝えることができる翻訳結果を得られると考えられる。また電子メー ルなどのように複数の文で構成され、話題を共有している場合、意味不明な文 があっても前後の文脈から8割以上意味は把握でき、簡単な文章であれば考え を伝えられると考えられる。. 3−7未習得言語から情報収集する力の評価基準の設定.  授業実践を行うのにあたり未習得言語からの情報収集するカの評価規準を作 成し、授業実践の目標を明確化することにする。この評価規準は生徒にとって も学習の目的を具体的に知るところとなる。評価規準について佐藤[181は、「こ れまでの現実の学校教育現場においては、学習指導要領に示された目標の実現 状況を判断するためのr評価規準」が、ともすれば知識・理解の評価だけを主と した数量的な評価だけになりがちで、資質や能力の質的な面あるいは幅のある 資質や能力といったr関心・意欲・態度」r思考・判断」r技能・表現」r知識・理解」. の4観点ごとに適切に評価するという「評価規準」として成立しているとは言 い難かった」、と述べている。そこで上記の4っの観点を考慮して、未習得言 語からの情報収集するカとして評価規準を次のように設定する。 「機械翻訳を使い、翻訳できる」. 「目本語に翻訳した文章の内容を理解・判断することができる」. r翻訳に適した文章の作成ができる」 「異文化理解と異文化を意識した文章作成ができる」. この評価規準を基にして、rWebぺ一ジ」と r電子メール」それぞれの評価基 準を設定する。情報収集の手法が異なるため、「Webぺ一ジ」と 「電子メール」 の評価基準は一部が異なっている【表4]。. 表4.未習得言語からの情報収集する力の評価基準 電子メールからの情報収集 Webぺ一ジからの情報収集 ・翻訳操作ができる. ・翻訳操作ができる. ・情報を読み取ることができる ・異文化の意識、理解がある. ・情報を読み取ることができる. ・自分の考えを伝えることができる ・異文化の意識、理解がある. 23.

(27) 生徒に提示する評価基準については具体的に記述し、目標達成の度合いも項目 によって3段階もしくは4段階に設定し、これによって生徒自身が達成度を確 認できるようにする[資料4L. 24.

(28) 第4章 授業実践による情報収集の力の育成の検証 4−1 授業実践の概要.  4−1−1取り扱う時間と実施期間.  本授業実践は兵庫県立1高等学校(全目制普通科)で行う。情報収集の活動 はすべての科目で実践することができるが、1高等学校ではどの教科でも未習 得言語からの情報収集を教科の内容として取り扱って’. ないため、情報教育を 扱っている選択科目「課題研究(3年3単位)」の中で実施する。実践校は全目 制普通科のため、「課題研究」を学校設定科目として設置しており、同科目は情 報教育に関する内容の学習を行っている。  限られた時問で情報収集のカの育成をするためには、機械翻訳の操作習得お. よび翻訳に適した文章作成法の理解を1時間で行い、その後情報収集の活動の 中で定着を図ることにする。情報収集活動はWebぺ一ジからの情報収集を2 時問、電子メールを使った情報収集は5回の送受信を想定し6時間と設定する。. 4−1−2対象とする生徒  授業実践実施校で実施する「課題研究」は3年選択科目として設置している。 当科目を選択できる生徒は、情報教育関連科目を1年次に「情報基礎(1単位)」、 2年次に「情報理論(2単位)」「情報演習(2単位)」を学習しており、コンピュー. タの操作や文字入力の操作に時間を取られることはない。r情報基礎j r情報理 論」「情報演習」はともに学校設定科目であり、学習内容は現在実施されている. 「情報A」に対応し、さらにワープロ、表計算、データベースソフトの操作を 学習している。しかし校外への接続は昨年度までISDN接続で回線も細く通信 速度も遅かったため、生徒は高校の授業でインターネットや電子メールを操作 した経験はない。「課題研究」は37名選択しており、3班に分かれて実施され ている。そのうちの1班(13名)で実践を行うこととする。対象とする生徒にイ ンターネット・電子メールの経験、外国の情報への関心を事前に調査した結果を 表5に示す。. 25.

(29) 表5.授業実験参加生徒とその実態 番号. 性. 1 2. 男. 氏名(仁シヤル). TS TE. インターネット経験. 電子メール経験. 外国の情報に関心. よく利用する. 携帯電話. あまりない. 時々利用する. 多少ある とてもある. YU KE. よく利用する. PC、携帯電話 PC、携帯電話. よく利用する. 携帯電話. 多少ある. 女. H I. あまり利用しない. したことがない. 多少ある. 男. FJ. 時々利用する. 多少ある. 7. 男. F S. よく利用する. 8 9. 男. 10. 男. よく利用する. PC、携帯電話 PC、携帯電話 PC、携帯電話 PC、携帯電話 PC、携帯電話. あまりない. 11. 女. 時々利用する. PC. とてもある. 12. 女. 時々利用する. PC、携帯電話. あまりない. 13. 男. よく利用する. したことがない. とてもある. 3 4 5 6. 女 女 男. 女. MT MD MI. MO MM YN. 時々利用する 時々利用する. 多少ある 多少ある 多少ある.  生徒はインターネットに関しては操作・利用した経験を持っているが、コンピ. ュータでの電子メールは4名が未経験であることが判明したため、電子メール を扱う授業では基本操作から説明する。外国の情報には3名の生徒があまり関 心を持っていなかったが、日本語に翻訳されたなら読んでみたいと全員が回答 したことから、外国の情報に接したいという希望をもっていることが伺える。. 4−1−3教室のネットワーク環境.  実施校は今年度より兵庫県教育情報ネットワークヘ光回線によって接続され、 同ネットワークを通じてインターネットと結ばれている。実習教室へはルータ、 生徒用サーバー、ハブを通じてPCに結ばれている1図14]。実習教室のPCは. WindowsNT18台、WindowsMe8台、Windows200014台が混在しているが、 授業実践ではWindows2000のPC13台を使用する。使用するPCはハングルを 表示するための準備作業は必要なかった。. 26.

(30) /r/ -;j ')/ hl hT7- 7. )1' -. 4 ('. i. C * 9]. ]. l'. HUB. I 14.. 27.

(31) 4−1−4事後アンケートの作成.  実践後、本研究の目的の達成度を調べるために生徒ヘアンケート調査を実施 する。アンケートは5件法による選択と自由記述から成る[資料51。5件法によ る調査項目は次のとおりである。質問の内容によっては英語とハングルそれぞ れに回答する箇所もある。.  ●Webぺ一ジの翻訳操作、翻訳文からの情報検索、翻訳文の内容理解、情報   収集について  ●往復翻訳の操作、文章作成にっいて  ●受信メールの翻訳操作、内容理解、情報収集について  ●電子メールを通じての意思疎通について  ●機械翻訳、手引書の評価 また自由記述では以下のことについて調査する。  ●機械翻訳を利用した情報収集に対する評価  ●文章作成での留意したこと  ●未習得言語に機械翻訳を使うことへの評価  ●授業の感想. 4−2授業実践の経過.  9時問で行った授業実践のケち、最初の1時間はこの授業の目的・機械翻訳の. 操作についての説明を行い、その後、Webぺ一ジと電子メールを使って情報収 集を行った。収集した情報はWordにコピーして保存させた。 ●教材:機械翻訳に関する基本事項を説明した手引書。1資料2】 ●機械翻訳サイト:AMIKAIを利用しているOCN翻訳サービス[27]を用いた。. ●使用ノフト:(OS) Windows2000        (アフしリケーション)  Internet Explorer6、 Outlook Express6、.              Word2000        電子メールアカウントは生徒人数分をMSNのHotmai1[301か        ら取得し、OutlookExpressで送受信できるように設定した。 ●活動内容:生徒各自が課題を設定し、手引書と機械翻訳サイトを用いて、英       語とハングルのWebページ(2時間配当)および米国と韓国の外国       人協力者への電子メール(6時間配当)による情報収集を行った。生 28.

(32) 徒には電子メールの質問相手としてアメリカ人と韓国人それぞれ 一人ずっを任意に割り振っておいた[表61。電子メールの場合、日 本語→外国語、外国語→目本語の翻訳は生徒が行った。. 表6.生徒と外国人協力者の組み合わせ 番号. 生徒氏名. 1. TS TE. 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11. 12 13. YU KE HI FJ FS. MT MD MI. MO MM YN. アメリカ人協力者番号. 韓国人協力者番号. アメリカ人1. 韓国人2. アメリカ人3. 韓国人1. アメリカ人3. 韓国人3. アメリカ人3. 韓国人3. アメリカ人3. 韓国人4. アメリカ人2. 韓国人2. アメリカ人5. 韓国人2. アメリカ人4. 韓国人3. アメリカ人4. 韓国人1. アメリカ人4. 韓国人3. アメリカ人3. 韓国人2. アメリカ人5. 韓国人1. アメリカ人2. 韓国人4. 授業は表7のように展開した。. 29.

(33) 表7.実践授業の流れ. 回. 1. 月.日. 6.10. 生徒の活動内容. 指導上の留意点. 電子メールでの情報収集i Webへ㌧ジでの情報収集. 授業の目的を理解する。. 授業での評価基準を理. 機械翻訳の操作を習得する。. 解させる。. 情報収集のための課題を設定する。. 課題を具体的に設定さ せる。. 2. 3. 6.12. 文章作成の練習。. 往復翻訳による文章の. 外国人協力者に自己i. 修正を行わせる。. 紹介を送信する。. 文章表現の違いに留意. 評価基準による評価。 i. させる。. 6.13. 1キーワード検索の習得。. 機械翻訳の操作を確認. 1課題への情報収集。. させる。. i評価基準による評価.. 4. 6.17. 電子メールの送受信。. 往復翻訳の操作を確認. 設定した課題への情i. させる。. 報収集。. 翻訳に適した文面を意 識させる。. 5. 6.19. 電子メールの送受信。. 簡潔な文章を意識させ. 設定した課題への情i. る。. 報収集。. 6. 6.24. 電子メー1レの送受信。. 文化の違いを意識させ. 設定した課題への情i. る。. 報収集。. 7. 課題への情報収集。. 6.26. i評価基準による評価.. 8. 6.27. 記述の違いを意識させ る。. 電子メールの送受信。. 最後の質問の機会であ. 設定した課題一の情i. ることを意識させる。. 報収集。. 評価基準による評価。i. 9. 7.1. 電子メールの送受信。. アンケートには感じた. 外国人協力者一お礼i. とおり回答させる。. の挨拶を送信。. 事後アンケートの実施。. 30.

(34)  生徒は集めた情報を言語ごとにWordへ記録して残すように指導した。Web ぺ一ジの翻訳ではぺ一ジ全体もしくは必要な箇所をWordに記録させた。電子 メールの場合は、目本文の作成をWordで行い、目本文が記録されるようにし た。また受信文も日本語に翻訳したものを送信文と同じファイルに時系列に並 べて保存し、後で確認しやすいようにした。情報収集する課題の設定では日頃 外国と接する機会の少ない生徒にとって身近で比較しやすい食べ物やスポーツ に関わる事柄が多かった(表8)。. 表8.生徒が設定した課題 番号. 性. 1 2. 男. 女. 設定した課題. 氏名(仁シヤノレ). TS TE. バイクにっいて. 韓国の文化(宗教)、韓国で流行っている日本のも 、食べ物について. 3 4 5 6. 女 男. 女 男. 7 8. 男. 9. 女. 10. 男. 11. 女. 男. YU KE. HI FJ FS. MT MD MI. MO. ARSにっいて、米国のアーティストについて 目本の漫画、アニメについて 食べ物にっいて 映画の翻訳について 相手の国のこと. 外国の小説 スポーツ (サッカーの中心に). 相手の住んでいる国、テロについて 音楽について 人気料理について. メリカンフットボールについて 12. 女. 13. 男. MM YN. 映画と食べ物について. ブレイクダンスについて. 31.

(35) 4−3 授業実践の結果と評価.  4−3−1Webページからの情報収集.  授業最終目に事後アンケート調査を実施し、未習得言語からの情報収集にっ いての評価を行った。アンケートの回収は13名中12名分であった。Webぺ一 ジの翻訳からは文章の内容を理解できたと回答した生徒が「とてもそう思う」 「そう思う」あわせて8名であったが[図151、新しい情報を収集できた生徒は 「とてもそう思う」「そう思う」をあわせても英語5名、ハングル3名だった[図 161。グラフ中の数字は人数を表している。.  あまり  そう思. 短 とても. そう思 う,1.  わない,. あまりそ.   1. う思. どちら. なし. ともい えなし、. どちらと. う,7. そう思.  3. もいえな. い,2. そう思う,.  8. 図15.質問10『翻訳された文章の内容は理解できましたか』に対する回答. 塩  全くそう思   わない,2. 全くそうハ≧処 思わな\     .とてもそ. とてもそう. し、2\ /う思う」. 思う,1. あまりそう.         そう思う,. 思わない,.  1  どちらと. あまりそ      2. そう思う,. う思わ.  4. ない,2.  いえない,. どちらと.   4. もいえな. い,5. 図16.質問11『Web翻訳から得られた情報は、日本では得にくい情報がありま    したか』に対する回答.  キーワード検索では生徒は検索したいキーワードをまず英語またはハング ルに翻訳し、次に海外のYahoo!を用いた。得られた外国語の検索結果を再び目. 本語へ翻訳して内容を知ることとなる。この操作を考えると2時問では新しい 32.

(36) 情報を探すには十分ではなかったと考えられる。.  次に生徒が理解できたと考えているWebぺ一ジの翻訳記録に残された文章 一文一文にっいて、筆者が次の3段階で翻訳の評価を行った。図17,18にその 割合を示した。評価に当たっては前後の文脈、画像等は考慮せず、一文毎に評 価した。  (評価).  「:文章の意味も理解でき、翻訳文も正しい  ■:文章の意味は理解できるが、翻訳文には間違いがある    文章の意味が理解できない. ︽∠∩VΩU6PDn∠. 1 .  生徒番号. 画像中心のWebページ. 1. 画像中心のWebへ㌧ジ 画像中心のWebへ㌧ジ テキスト中心のWebへ㌧ジ ァキスト中心のWebへ㌧ジ. 画像中心のWebページ 0%. 20%. 40%. 60%. 80%. 100%. 図17.Web翻訳(英語)の評価. 12. 画像中心のWebページ %テキスト中心のWebへ㌧ジ. 8. %アキスト中心のWebへ㌧ジ. 6. テキスト中心のWebページ. F.︾n∠. 生徒番号. 10. 画像中心のWebページ. 0%. 画像中心のWebへ㌧ジ. 20%. 40%. 60%. 80%. 100%. 図18.Webへ。一ジ翻訳(ハングル)の評価. その結果、画像中心のWebぺ一ジでは誤訳が目立ち、また英語ではテキスト主 33.

(37) 体のぺ一ジであっても誤訳が目立った。文章としては意味の理解できない翻訳 が多いにもかかわらず、生徒はこれらの内容を理解できたと回答している[図 15]。これは生徒がそれまでの検索の流れや文章の前後の文脈や画像から誤訳の. 箇所の内容を推定し、理解Lたものと考えられる。.  また生徒に機械翻訳を利用したWebぺ一ジからの情報収集にっいて尋ねた ところ、12名中英語では10名、ハングルでは9名の生徒が有効であると回答 した[図19]。. 藍 思う,2. て思. いえなし. もいえな. そ2. とてもそう. もう. と隔,. どちらと どちらとも. い,3. そう思う,. そう思う,8.  7. 図19.質問16『Web翻訳は情報収集に有効だと思いますか』に対する回答. 4−3−2電子メールからの情報収集.  電子メールでの送受信は、一人の交流相手につき5往復、二人で計10往復 行うことができた。受信した電子メールの翻訳文では12名中10名の生徒が翻 訳された内容を理解できたと回答し[図20]、また生徒の半数以上が新たな情報 を得ることができた[図21】.生徒と外国人協力者との問でやり取りされた質問. は3往復したものもあったが大半は1往復で終わるものが多く、一つの事柄に ついて内容が深まることは少なかった。. 藍. どちらと 軸つ. と. そ4. い,2. て思. どちらとも いえなし. も﹄つ. もいえな\ とてもそう 思う,5. そう思う,5                          そう思う,. 図20..                       質問28『翻訳された相手のメール本文の内容を理解できましたか』に 対する回答 34.

(38) あまりそう. 薙.     並 あまりそう. 思わないハ、、     とてもそう. 思わな、、、 もそう.  2.  2  \    思う,3. 、う,3. どちらとも いえない,. どちらとも.  2. いえない,.  3 そう思う,4. そう思う,.  5. 図21.. 質問34『メール交換から、日本ではわからない情報がありましたか』 に対する回答. 受信メールの翻訳文を筆者が3段階で翻訳の評価を行った。評価は一文ごとに 評価を行い、前後の文脈の流れは考慮していない。その結果、内容を理解でき る文章の割合は英語で7割、ハングルでは9割を超えた[図22,23]。外国人協 力者には事前に一文を短く、簡単な表現を使って文を作成するよう依頼しただ けで、機械翻訳に適するよう構文などを意識した文章作成の指導はしていない。. 受信した電子メール翻訳文はWeb翻訳で得られた翻訳文よりも全体的に誤訳 が少なく、書かれている内容の把握がしやすかったと考えられる。. 35.

(39) (評価).  1 文章の意味も理解でき、翻訳文も正しい  ■:文章の意味は理解できるが、翻訳文には間違いがある    文章の意味が理解できない. 13. 12 11. 10. 9 皿P8. 細 鯉. 釧7. 6 5 4. 3 2 0%. 20%        40%        60%        80%. 図22.受信メールの翻訳(英語)の評価. 36. 100%.

(40) (評価).  1 文章の意味も理解でき、翻訳文も正しい  ■:文章の意味は理解できるが、翻訳文には問違いがある    文章の意味が理解できない. 13 12 11. 10.   8 ゆ 細.   7 超 酬.   6. 5 4 3. 2 0%. 20%. 40%. 60%. 図23.電子メールの翻訳(ハングル)の評価. 37. 80%. 100%.

参照

関連したドキュメント

活用のエキスパート教員による学力向上を意 図した授業設計・学習環境設計,日本教育工

機械物理研究室では,光などの自然現象を 活用した高速・知的情報処理の創成を目指 した研究に取り組んでいます。応用物理学 会の「光

この 文書 はコンピューターによって 英語 から 自動的 に 翻訳 されているため、 言語 が 不明瞭 になる 可能性 があります。.. このドキュメントは、 元 のドキュメントに 比 べて

  BCI は脳から得られる情報を利用して,思考によりコ

カリキュラム・マネジメントの充実に向けて 【小学校学習指導要領 第1章 総則 第2 教育課程の編成】

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を