オランダのイエナ・プランに関する考察-受容過程における変容に注目して-
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(2) 第3節 幼児学校(英)からの影響と. 事」の4つの基本形式に分類することができる(第. それによる変容. 3節)。学校共同体を目指したイエナ・プランは、. 第4節 フレネ教育(仏)からの影響と. 子ども・教員・保護者の3者からなる学校自治を. それによる変容. 行っている(第4節)。第2章を小指し、イエナ・. 終章 オランダのイエナ・プランの独自性と. プランでは学校共同体を創設することこそが教育. 今後の課題. の中心であること、そして、イエナ・プランにお ける外的組織や基幹集団などがそれを創設する要. 3.研究の概略. 素である、という内容をまとめた(第5節)。. 第1章では、イエナ・プランがオランダで発展. 第3章では、ぺ一夕ーゼンの提唱したイエナ・. する上で土壌となった、オランダの学校教育につ. プランがオランダヘと受容される際に影響を与え. いてまとめた。オランダでは、1917年の憲法23. たとされている、無学年制(米)、幼児学校(英)、. 条成立によって、「学校設立の自由」・「教育理念の. フレネ教育(仏)の3者の内容と、その具体的な. 自由」・r教育方法の自由」という3つの自由が認. 影響について考察した。まず、その3者の影響に. められた(第1節)。オランダの学校教育では競争. ついて考察する前に、オランダのイエナ・プラン. を排除し、徹底した個別教育を行っている。その. が共有する原則やオランダのイエナ・プラン協会. ため、受験競争もなく卒業資格さえ得られれば、. が示したオランダのイエナ・プランの内容につい. 本人の意思で進路(コース)を選択することがで. て、ぺ一夕ーゼンの提唱したイエナ・プランとど. きる(第2節)。オランダには校区が存在しないた. のような点で共通し、どのような点で異なるのか. め、保護者や子どもは近所にいくつもある学校の. について分析した(第1節)。そして無学年制(第. 中からそれを自由に選択できる。また保護者と子. 2節)、幼児学校(第3節)、フレネ教育(第4節). どもには自身が通う学校の経営に対する発言権が. の3者の内容と、その具体的な影響について考察. ある(第3節)。オランダでは各学校に教育の自由. した。. を認めていることから、その質の維持を保証する. 終章では、これまで本論を通して述べてきた内. 為もあり、文部科学省が派遣した学校監査官によ. 容をまとめ、オランダのイエナ・プランの独自性. る学校評価が定期的に行われている。しかし学校. を明らかにした。その独自性とは、①基幹集団(学. 監査官には各学校に対して教育方法の変更を指示. 級)を編成する子どもの構成を各学校の当事者に. するなどの権限はない(第4節)。. 委ねたこと、②4,5∼6歳の子どもを対象とした. 第2章では、ぺ一夕ーゼンと彼が提唱したイエ. 幼児教育を、幼稚園として義務教育段階に位置付. ナ・プランについてまとめた。まず、イエナ・プ. けたこと、③ワールド・オリエンテーションや作. ランの内容に入る前に、ぺ一夕ーゼンの生涯と彼. 文サークルなど新しい学習活動を創設したこと、. の思想の根底にあるものについてまとめた(第1. ④現代社会が抱える問題に対応しようとしたこと、. 節)。次に、イエナ・プランの中心理念である学校. の4点である。また、日本の学校教育が、イエナ・. 共同体(ゲマインシャフト)や、課題、イエナ・. プラン(オランダのイエナ・プラン)を参考にで. プランにおいて理想とする校舎や設備、活動の場. きる点と今後の課題について述べた。. などに関する外的組織について述べた(第2節)。. イエナ・プランでは基幹集団(学級)を構成する. 子ども遠の年齢を3年齢ずっとし、そこでは宗教 や階層など様々な違いを持つ子ども遠を混合する ことが望ましいとしている。またイエナ・プラン. 主任指導教員. における学習活動は、「談話」・「遊び」・「作業」・「行. 指 導 教 員. 11. 渡擾 隆信 渡邊 隆信.
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