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世界の諸地域「アフリカ州」

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Academic year: 2021

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第1学年〇組 社会科学習指導案

1 単元 世界の諸地域 「アフリカ州」 2 指導観 ○ 本単元であるアフリカ州の学習をする際には、事前にアジア州、ヨーロッパ州の学習を終 えている。アジア州では、経済発展をした中国を例に挙げ、人口動態、国内の経済格差、地 域間の人口移動などを地域の人々の生活と関連付けて多面的・多角的に考察している。また、 ヨーロッパ州では、EUを例に挙げ、地域統合の空間的広がり、歴史的背景、成果と課題など を地域の人々の生活と関連付けて多面的・多角的に考察している。 そこで、本単元では、アフリカ州の課題の一つである食料問題を例に挙げ、自然環境、地 域経済の変化、地域内の食料需給などを地域の人々の生活と関連付けて多面的・多角的に考 察していくことをねらいとしている。これを学ぶ際には、アジア州で学習したプランテーシ ョン、加工貿易、ヨーロッパ州で学習した植民地支配などを活用することが必要となり、大 変意義深い。 ○ 本学級の生徒は、アジア州やヨーロッパ州の学習を通して、プランテーションや加工貿易、 植民地支配など基礎的な知識について学習している。資料をもとに、因果関係を読み取ろう とする姿も見られつつある。アフリカ州については、「砂漠がある」「支援が必要」「貧困」な どのイメージをもっている。また、モノカルチャー経済になっていることなど、具体的にど んな課題があり、どんな支援が行われているのかといった認識については不十分である。 ○ 本単元の指導に当たっては、アフリカ州の課題の一つである食料問題を例に挙げ、自然環 境、地域経済の変化、地域内の食料需給などを地域の人々の生活と関連付けて多面的・多角 的に考察できるようにする。そのためにまず、アフリカ州に食料問題があることを捉えさせ る。ここでは、アフリカ州に食料問題がある理由を予想させながら、単元を通して学んでい く方向性をつかませる。次に、アフリカ州で食料問題がある理由を探究させる。ここでは、 地形・気候、農業、紛争の多さ、砂漠化の進行など、多面的に考察させる。最後に、現在行 われている改善策と結び付ける。ここでは、改善策と課題を結び付けながら、欧州や日本な どの視点からも考えさせ、多角的に考察させる。 3 目標 〇アフリカ州の自然環境、産業、生活、歴史的背景などの特色について理解するとともに、ア フリカ州の産業についての統計資料や雨温図などから必要な情報を調べたり、読み取ったり することができる。 【知識及び、資料活用の技能】 〇アフリカ州が欧州各国に植民地支配されおり、プランテーション農業を行っていた歴史的背 景を踏まえ、独立後もモノカルチャー経済や紛争の多さ、環境問題などにより、食料不足が 起こっていることを説明できる。 【社会的な思考力・判断力・表現力】 〇アフリカ州にある食料問題を主体的に追究しようとする態度を養うとともに、支援する対象 としてではなく、文化を尊重し、交流する対象としての自覚を深める。 【主体的に学習に取り組む態度】 4 本単元で働かせる見方・考え方 〇地球規模の課題を気候や環境などの要因から多面的・多角的に考察すること

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5 単元指導計画(計7時間) 次 時 学習活動・内容 教師の手だて 一 1 ① 1.アフリカ州の特色を調べ単元目標を設定する。 (1)アフリカ州のイメージを出し合い、まとめる。 ・発展しきれていない ・食料不足の問題がある (2)アフリカ州に食料問題がある理由を予想する。 ・気候に関係があるのではないかな? ・農業ができていないからかな? ・紛争や内戦が多いからかな? ・砂漠が広がっているからかな? (3)単元目標を設定する。 ・アフリカ州のイメージを出させ るために、「日本とアフリカ」の リーフレットや飢餓数の資料を 提示する。 ・単元目標を設定させるために、 食料問題がある理由を予想さ せ、疑問点などを交流させる。 二 本 時 1 ④ 2.アフリカ州で食糧問題がある理由を探究する。 (1)アフリカ州の地形や気候を調べる。 ・赤道を中心に熱帯や乾燥帯、温帯が広がっている ・サハラ砂漠が北部に位置している ・大陸の東側は標高が高くなっている (2)アフリカ州の農業の特色を調べる。 ・主食ではない商品作物の生産が多いこと、一つの 作物に頼りすぎていること、原料のみの生産に なっているため安いことがあげられる。 (3)紛争や内戦が多いことと食料問題とのつなが りを調べる。 ・同一国内に対立する複数の民族が存在している ため、紛争などが多く、土地が荒廃した。 (4)アフリカ州の環境問題について調べる。 ・森林や草原を焼き払い、農地にした「焼畑農業」 →砂漠化の進行 ・レアメタルなどの鉱産資源の発掘→環境の悪化 ・アフリカ州の地形や気候の特色 を調べるために、他の地域と比 較させる。 ・アフリカ州の農業の特色を調べ させるために、東南アジアや欧 州で学習した内容と関連付けさ せる。 ・紛争や内戦が多いことと食糧問 題がつながっていることを調べ させるために、ソマリアの例を 提示する。 ・環境問題について調べさせるた めに、焼畑農業や資源の採掘の 資料を提示する。 三 1 ② 3.食料問題を改善する方法を考える。 (1)食料問題が起こっている理由を三つの視点か らまとめる。 【農業】【紛争の多さ】【環境】 (2)改善策を考える。 ・資金援助などの短期的支援 ・技術援助などの長期的支援 ・理由を多面的に考察させるため に、複数の視点を与える。 ・改善策を考えるために、短期的 支援と長期的支援の視点を提示 する。 アフリカ州では、なぜ食料問題が起こっているのだろう?

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6 本時 令和2年〇月〇日 第〇校時 1年〇組において 7 準備 学習プリント、教科書、資料 8 主眼 アフリカ州が食料不足になっている理由を、アフリカ州の農業の特色である温暖や雨が多い 気候を生かした商品作物が多いこと、一つの作物に頼りすぎていること、原料のみの生産にな っているため収入が安定しないということから説明できる。 9 本時過程 学習活動・内容 具体的な支援 形態 配時 1.本時の学習の方向性を決める。 (1)アフリカ州の農業の特色を出し合う。 ・欧州とは違う気候で農業をしている ・カカオ、コーヒー ・プランテーション農業 (2)本時のめあてを決定する。 2.アフリカ州の資料から、農業の特色を読み 取り、交流する。 ・多くがアフリカで生産 されている ・一つの作物が輸出品に 占める割合が多い ・輸出量が大きく変わっ ている時期がある 3.アフリカ州で食料問題が発生する理由を 交流する。 ・原料であるため、加工して製品として輸出 するよりも価格が安いから ・主食ではない商品作物が多いから ・天候に左右されるため、一つの農作物に頼 る経済では収入が安定しないから 4.本時の学習の振り返りを記述し、次時への 見通しを持つ。 (1)本時の学習のまとめを記述する。 (2)単元目標に対する達成度を記入する。 ・今回は、資料の読み取りや、他の人の意見か ら探究できた。農業だけではなく、次は紛争 の多さなどから見ていきたい。 ・本時のめあてを決めさせるため に、前時に残された生徒の疑問 を提示する。 【資料3】 ・商品作物の生産が多いことに気 づかせるために、農作物の資料 を提示し、欧州と比較させる。 ・一つの作物に頼る経済であるこ とに気づかせるために、国別の 輸出割合の資料を提示し、欧州 や東南アジアと比較させる。 ・輸出量が年によって大きく変化 することに気づかせるために、 輸出量の資料を提示する。 ・アフリカ州の農業の特色をとら えさせるために、農業従事者が 多いのに食料不足が起こってい る資料を提示する。 【資料5】 ・本時のまとめを多面的に記述さ せるために、三つの視点を提示 する。 ・次時への見通しを持たせるため に、本時の学びの過程に着目さ せ、単元目標に対する達成度を 記入させる。 【資料6】 一 斉 小 集 団 / 一 斉 個 / 小 集 団 / 一 斉 個 / 一 斉 5 15 20 10 めあて 食料不足と農業の特色は関係があるのか考えよう。 資料① 農作物の割合 資料② 国別輸出割合 資料③ 輸出量の変化 食料不足になっているのは、アフリカ州の農 業の特色である、主食ではない商品作物の生 産が多いこと、一つの作物に頼りすぎている こと、原料のみの生産になっているため安い ことがあげられる。

参照

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