第2学年
国語科学習指導案
指導者 T1 T2 1 単元名 だいじなところに気をつけて読もう 「サンゴの海の生きものたち」 2 指導観 【児童の実態】 【教材について】 本学級の児童は、一学期の説明文教材 本単元では、海の生き物たちがどのようにかか 「たんぽぽのちえ」の学習において、時 わり合っているのかに興味をもち、共生の仕組み 間的な順序に気をつけながら、たんぽぽ の不思議さを事柄の順序を考えながら読み取り、 のちえについて様子とわけを読み取る学 「海の生きものひみつカード」という簡単な説明 習を行ってきた。その中で、時間を表す 文の書き方を身につけさせることをねらいとして 言葉や理由を表す言葉、まとめる言葉な いる。 どに着目するという方法を学んでいる。 本教材は、サンゴの海の生き物の共生について しかし、様々な説明の中から大事なとこ 順序立てて説明している文章で、児童が興味深く 1 ろに着目し、事柄の順序を考えながら内 学習を進めることができる内容である。また、 容を読み取ることは、十分に身について 話題提示、2具体例Ⅰ、3具体例Ⅱ、4まとめ、 おらず、文章のおおまかな構成を理解す という文章構成は、児童にわかりやすい 「どん。 るまでにはいたっていない。 な生きものたちが、どんなかかわり合いをしてい また、日常の読書活動の中では、物語 るのでしょうか 」により、読み進める目的がと。 の本を好む児童が多く、生き物に関する らえやすくなっており、そこに着目しながら、共 本や図鑑に興味をもつ児童は少ない。 生の関係を読み取っていくことができる。 事前の実態調査をしたところ、読むこ さらに 「海の生きものひみつカード」を作る、 とにおいては、14%の児童が叙述を正 ことを目的にすることで、他の生き物にも興味を しく読み取ることが十分でない。また、 持ち、楽しんで読書をしようとする態度を育てる 書くことにおいては、27%の児童が、 ことができる。 事柄の順序を考えて文章を構成し、説明 これらの学習は 中学年の 要点 の把握や 段、 「 」 「 する文章を書くことは十分でなく、個別 落」意識の形成、説明文の表現方法を生かして再 に配慮を要する。 構成できる力につながるので意義深い。 【指導にあたって】 本単元の指導にあたっては 「つかむ」段階において、サンゴの海の拡大写真や図鑑を見せな、 がら、気づいたことや不思議に思ったことなどを話し合わせ、海の中のイメージや海の生き物に 興味を持たせる。そして、全文を読み、初読の感想をカードに書かせ、学習の計画を立てる。昨 年の二年生が作った「生きものカード」を提示し、単元の終わりには「海の生きものひみつカー ド」を作ることを位置付け、目的意識を持って学習を進めることができるようにする。 「深める」段階では、それぞれの生き物の特徴を読み取らせ、次にかかわり合いを主述の関係 をはっきりさせながら読み取らせる。その時、大切な言葉にサイドラインを引いて、説明的文章 の読み取り方を身につけさせる。また、吹き出しを書いて動作化を取り入れ、交流することで、 生き物のかかわり合いを明確にし、読みを深めるようにする。 「生かす」段階では、ほかの海の生き物のかかわり合いについて、図書館の本などで調べる活 動の場を設定する。そして、文章構成や表現の仕方については、教材文で学んだことを生かして 作文を書き 「海の生きものひみつカード」にまとめさせる。最後に、カードを紹介し合う活動、 を通して、学習の成就感や達成感を味わわせたい。3 単元目標 ○ 生き物についての読み物に興味をもち、関連する本を探して読むことができる。 (関心・意欲・態度) ○ 調べた生き物のかかわり合いについて、事柄の順序を考えながら文章構成に気をつけて書くこ 。 ( ) とができる 書くこと ○ 「サンゴの海の生きものたち」がお互いに役立っていることを事柄の順序を考えながら読むこ 。 ( ) とができる 読むこと ○ 主述の関係に注意したり、文末表現や指示語・接続語などに注意して読むことができる。 ○ 片仮名を正しく読んだり書いたりし、片仮名で書く語を文や文章の中で使うことができる。 (国語の特質に関する事項) 4 評価規準 言語に関する知識・理解・技能 関心・意欲・態度 書くこと 読むこと ・写真を見たり、海の ・文章の構成に気をつ ・それぞれの生きもの ・文末表現や指示語、 生き物について想像し けて、事柄の順序を考 の特徴と互いに役立っ 接続語に気をつけて読 たりして、海の生き物 えながら、生き物のか ていることを、大事な んでいる。 に興味を持ち、進んで かわり合いを書いてい 言葉や事柄の順序に気 ・片仮名を正しく読ん 学習に取り組もうとし る。 をつけながら読んでい だ り 書 い た り し て い ている。 る。 る。 5 単元指導計画(総時数11時間) 評価規準と方法 段階 時 学習活動 教師の支援 ① サンゴの海について知ろう。 ・ 掲 載 写 真 を ( ) 教科書の拡大写真を見て1 、 ○サンゴの海をイメージすることが 見 た り 、 教 材 サンゴの海についてのイメ できるように、挿絵の写真を拡大コ 文 を 読 ん だ り ージを広げ、感想を出し合 ピーしておく。 し て 「 見 て み う。 ○教材文を読んで、初めて知ったこ たい 「不思議」 ( ) 本文の範読を聞いて、初2 とや不思議に思ったこと、もっと知 だ な 」 な ど の 読の感想をカードに書く。 りたいと思ったことなどを理由をつ 感想を持つ。 ( ) つ けて、カードに書かせ、文章の大ま 関・意・態 か かな内容をつかませる。 【 観 察 ・ 発 言 む ・カード】 ② 学しゅうのけいかくを立て ○初読の感想カードを形式段落ごと ・ 学 習 の 計 画 よう。 にまとめて発表させ、学習計画を立 を 立 て 、 見 通 ( ) 初読の感想カードをもと1 てる。 し を 持 っ て い に話し合い、学習計画を立 ○昨年の2年生が作ったカードを例 る。 ( ) てる。 に提示し、自分たちも「海の生きも 関・意・態 ( ) 新出漢字と片仮名の練習2 のひみつカード」を作ろうというめ 【 発 言 ・ ノ ー をする。 あてを持たせ、学習への意欲を高め ト】 る。 ○片仮名を正しく読むことができ るようにするために、ワークシー トを準備して、読み方と書き方の 練習をさせる。 ( ) 2
・ 段 落 に 分け 、 ③ 「サンゴの海の生きものた 文 章 全 体 の構 成 ち」の文の組み立てを考えよ ○文末表現に着目させ、問いの文や 。 う。 理由を示す文を見つけさせ、文章全 の大体をつかむ (読・言) ( ) 形式段落に番号をつける1 。 体の構成をつかむことができるよう 【ノート】 ( ) 文末表現にサイドライン2 にする。 を引き、問いの文を見つけ ○どんな生き物と生き物のかかわり る。 合いかを確認し、具体例が二つある ( ) 全体の構成について考え3 ことに気づかせる。 る。 ・ イ ソ ギ ンチ ャ ④ イソギンチャクとクマノミ ク と ク マ ノミ の のかかわり合いについて読み ○体の仕組みや特徴を読み取ること 特 徴 を 読 み取 っ とろう。 ができるように、大事な言葉にサイ ている。 ( ) イソギンチャクとクマノ1 ドラインを引かせる。 (読) ミの特徴を読み取る。 【 】 ①特徴にサイドラインを ○読み取ったことをわかりやすく整 観察・ノート 引く。 理してノートに書くことができるよ ②ペアで交流する。 うにワークシートを工夫する。 ③全体で交流する。 ・ イ ソ ギ ンチ ャ ⑤ ( )イソギンチャクとクマノ2 ○二つの生きもののかかわり合いを ク と ク マ ノミ の ミのかかわり合いを読み取 読み取るために、大事な言葉にサイ か か わ り 合い を 深 る。 ドラインを引かせる。 。 め ①気持ちを吹き出しに書 ○大事な言葉を手がかりに吹き出し 読み取っている (読) く。 を書くことができるようにワークシ 【 観 察 ・ ノ ー ②ペアで交流する。 ートを工夫する。 ト】 ③全体で交流する。 ○かかわり合いをより深く考えさせ る るために、生きものの気持ちを吹き 、 。 出しに書かせて ペアで交流させる ・ ホ ン ソ メワ ケ ⑥ ホンソメワケベラと大きな ベ ラ の 特 徴を 読 魚のかかわり合いを読みとろ ○体の仕組みや特徴を読み取ること み 取 り 、 ホン ソ う。 ができるように、大事な言葉にサイ メ ワ ケ ベ ラと 大
本
( )ホンソメワケベラの特徴を1 ドラインを引かせる。 き な 魚 の かか わ時
読み取る。 り 合 い を 読み 取 ①特徴にサイドラインを引 ○二つの生きものののかかわり合い っている。 く。 を読み取るために、大事な言葉にサ (読) ②全体で確認する。 イドラインを引かせる。 【 観 察 ・ ノー ト ( )ホンソメワケベラと大きな2 ・発表】 魚のかかわり合いを読み取 ○かかわり合いの様子が分かる大事 る。 な言葉を使って、生き物の会話を書 ①ホンソメワケベラと大き くように助言する。 な魚の関係を読み取る。 ②ホンソメワケベラと大き ○かかわり合いをより深く考えさせ な魚の会話を考え 「かか、 るために、生き物の会話をペアで交 わり合い 様子を交流する」 。 流させる。 ・気持ちを吹き出しに書 く。 ○ペアの交流のあと、全体で交流さ ( ) 6、 、 ・ペアで交流する。 せることで 自分の考えを広めたり ・全体で交流する。 深めたりさせる。 ⑦ ひっしゃの考えを読みとろ 「 」 、 う。 ○ このように の言葉に着目させ ( ) 問いに対する言葉にサイ1 最後の段落に筆者の考えが書かれて ドラインを引く。 いることに気づかせる。 ( ) 全体の構成を再度見直2 ○問いに対するまとめが書かれてい す。 ることを確認させる。 ・ 学 習 を ふり 返 ⑧ 【習得の学習】 り 、 説 明 文の 大 「海の生きものひみつカー ○既習の学習のふり返りから、文章 ま か な 書 き方 が ド」の書き方を考えよう。 構成表を掲示し 「初め (問いの、 」 分かる。 ( )これまでの学習をふり返1 文 「中 (具体例二つ 「終わり」) 」 ) (言) り、文章構成について話し合 (まとめ)を確認させる。 【観察】 う。 ○問いの文、まとめの文の表現の仕 方を確認させる。 ( )二つの具体例について話し2 ○①二つのかかわり合いの例の述べ 合う。 方の順、②二つの例の構成について 共通点や違いを考えさせる。 ・ 海 の 生 き物 の ⑨ 学習したことを生かして、 か か わ り 合い に ⑩ 「海の生きものひみつカード」 ○生き物のかかわり合いについて書 つ い て 興 味を も ⑪ を作ろう。 いてある本を図書館で探して読み取 。 ( )海の生きもののひみつにつ1 らせる。または、教師が準備した資 って調べている (関・意・態) 生 いて、本で調べる。 料の中から探すように助言する。 【観察】 か ○教材文で学習した文の構成を生か す しながら、自分で文章を書かせるよ ・ 学 習 し たこ と ( )調べて読み取ったことを絵2 うにする。 を 生 か し て、 カ と文にまとめる。 ○自分で文章を書くことができない ー ド の 文 を書 い 児童には、昨年のカードを提示した ている。 り 「初め」と「終わり」の文章を、 (書) ワークシートに書いたりして、個別 【 】 に対応できるように、準備をしてお 観察・カード く。 ( )出来上がったカードを読3 ○友達のカードを読み、感想カード み合う。 を書かせる。 ( ) 3
6 本時 (1)主眼 ホンソメワケベラと大きな魚の「かかわり合い」の様子や会話を大切な言葉に着目させて読 み取らせ、動作化し交流することを通して、これらの魚の「かかわり合い」を読み深めること ができる。 (2)授業仮説 ○ かかわり合いの様子が分かる言葉を見つけサイドラインを引くことで、互いに助け合って いることを読み取ることができるであろう。 ○ 吹き出しに書かせた生き物の気持ちをペアや全体で動作化して交流すれば、ホンソメワケ ベラと大きな魚のかかわり合いの読み取りを深めることができるであろう。 (3)展開(6/11時間) 学習活動 教師の支援 評価 過程 1 前時の学習を想起し、本時の ○前時のイソギンチャクとクマノミの めあてを確認する。 かかわり合いを確認できるように、既 つ 習学習を掲示しておく。 か む めあて ホンソメワケベラと大きな魚がどんなかかわり合いを しているかを読みとろう。 / 2 形式段落⑦⑧⑨を音読する。 ○「かかわり合い」を考えながら、一 斉音読させる。 3 ホンソメワケベラの体の特徴 を読み取る。 (1) 体の特徴にサイドライ ○体の特徴(色、様子、大きさ)にサ ンを引く。 イドラインを引かせる。 ・体の特徴を ・青色の体 <T2:サイドラインを引くことがで 読み取ってい ・黒いすじが一本 きない児童に、既習の特徴をもとに助 る。 ・体の長さは12センチメートル 言する。> (読) (2)全体で確認する。 ○教科書の写真や実際の長さを見せた 【サイドライ りしながら、ホンソメワケベラの体の ン】 小ささを確かめさせる。 4 ホンソメワケベラと大きな魚 のかかわり合いを読み取る。 (1)大きな魚とホンソメワ ○大きな魚がホンソメワケベラを食べ ケベラの関係を読み取る。 ない理由を文章の中から探すように発 ① 大きな魚がホンソメワ 問し 「そうじしてくれる」というキー、 ケベラを食べない理由を ワードを見つけることができるように 深 読み取る。 する。 め ② ホンソメワケベラが大 ○ホンソメワケベラが大きな魚から と「 る きな魚といっしょにいて った虫が食べ物になる」というよさを ・かかわり合 どんないいことがあるか 文章の中から探すことができるように、 いを読み取っ を読み取る。 ワークシートのマス目の数を作ってお ている。 き、正確に読み取らせる。 (読) 【観察・ノー (2)ホンソメワケベラと大 ○読み取ったキーワードをもとに、二 ト・発表】 きな魚の会話を考え 「か、 つの生き物の会話を書かせる。 かわり合い」の様子を交 <T2:自分で吹き出しに会話を書く 流する。 ことができない児童に助言する。>
① 吹き出しに生き物の会話 ○ペアで自分の書いた吹き出しの言葉 を書く。 をペープサートを使って発表させる。 ②ペアで交流する。 <T2:交流がうまく進まないペアに ついては一緒に発表する。> ○生き物の気持ちを吹き出しをもとに 考えさせ、ペープサートを使って動作 ③全体で交流する。 化させることで、互いに役に立ってい ることを確認させる。 ○友だちの意見を聞くことで、自分と の共通点や相違点について考えさせ 「かかわり合い」について理解を深め る。 5「かかわり合い」についてま ○『こうして、ホンソメワケベラと とめる。 大きな魚はたがいに、 いる のです 』の。 にはどんな言 / 葉が入るのかを考えさせ、互いに助け 合っている関係を理解させる。 ま と まとめ ホンソメワケベラと大きな魚は、たがいにたすけ合っ め ている。 る 6 本時の学習をふり返り、次時 ○次は 「海の生きものひみつカード」、 学習について確認する。 の書き方を学習することを学習計画 表で確認させる。 <板書計画> も と か わ た つ お サ ン ゴ の 海 の 生 き も の た ち ホ ン ソ メ ワ ケ ベ ラ と 大 き な 魚 が ど ん な 。 か か わ り 合 い を し て い る の か を 読 み と ろ う 〈 ホ ン ソ メ ワ ケ ベ ラ の 体 の と く ち ょ う 〉 ・ 青 色 の 体 ・ 黒 い す じ が 一 本 ・ 体 の 長 さ は 、 十 二 セ ン チ メ ー ト ル そ う じ し て く れ る か ら 食 べ な い 。 と っ た 虫 が え さ に な る よ さ が あ る 。 ホ ン ソ メ ワ ケ ベ ラ と 大 き な 魚 は 、 た が い に た す け 合 っ て い る 。 あ り が と う 。 い つ も お そ う じ し て く れ て 。 お か げ で き れ い だ よ 。 こ ち ら こ そ 、 い つ も え さ を 食 べ る こ と が で き る か ら う れ し い よ 。 だ い じ な と こ ろ に 気 を つ け て 読 も う